JP2011140933A - 車両用被制御部品の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用被制御部品の制御装置の周囲に熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)が存在している環境でも、制御装置の回路基板の温度を検知する第1温度センサの出力異常が発生した場合に、これを適切に検知することができる車両用被制御部品の制御装置を提供する。
【解決手段】 NOxセンサコントローラ10(車両用被制御部品の制御装置)の回路基板10bは、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度に応じた第1信号を出力する第1温度センサ151と、回路基板10bの第2特定部位10dの第2温度に応じた第2信号を出力する第2温度センサ152とを有する。NOxセンサコントローラ10は、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する異常判断手段(マイクロコンピュータ11)を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用被制御部品(車両に取り付けられ、制御装置の制御により作動する部品)の制御装置に関する。
車両用被制御部品としては、例えば、排気ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサや、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサや、ディーゼルエンジンの燃焼室内を加熱するグロープラグなどが知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。車両用被制御部品には、車両用被制御部品を制御する制御装置(制御回路を実装した回路基板を有する制御装置)が接続されている。
特開2009−133834号公報 特開2008−8667号公報 特開2005−240707号公報 特開2007−211714号公報
車両用被制御部品の制御装置の回路基板には、当該回路基板の温度を検知するための温度センサが配置されていることがある。例えば、特許文献1にかかるNOxセンサ(車両用被制御部品に相当する)の制御装置(センサ制御装置)の回路基板には、回路基板の温度を検出するための温度センサ(具体的には、サーミスタ)が実装されている。特許文献1では、次のような目的で、制御装置の回路基板に温度センサを実装している。回路基板に実装されている電子部品が回路基板の温度の影響を受け、NOx濃度の検出値に誤差が生じることがある。すなわち、回路基板の温度によって、NOx濃度の検出値が変動してしまうことがある。このため、温度センサにより回路基板の温度を検知し、検知した回路基板の温度に応じて、NOx濃度の検出値を補正するようにしている。
ところで、温度センサの出力異常(故障)が発生した場合には、回路基板の温度を適切に検知することができなくなる。このような場合、特許文献1の制御装置では、NOx濃度の検出値を適切に補正することができなくなり、誤って補正を行った検出値を出力することになる。このような不具合を防止するために、温度センサの出力異常(故障)が発生した場合には、これを適切に検知することが求められていた。
一方、特許文献4には、ECUの内部に実装されてECUの内部温度を検知するECU内部温センサと、エンジンの排気管に設けられて排気ガスの温度(排気温)を検知する排気温センサとを有するエンジン制御装置が開示されている。特許文献4では、ECU内部温センサの検知温度と排気温センサの検知温度との温度差ΔTが、予め設定した閾値より大きい場合には、ECU内部温センサに異常が発生していると判断する。このように、特許文献4では、温度センサの異常判断を、異なる場所に配置された装置に設けられている他の温度センサの検知温度に基づいて行っている。
ところが、車両用被制御部品の制御装置が搭載されている車両では、熱源となる熱源装置(例えば、エンジン、DPF(Diesel particulate filter)、SCR(選択式還元触媒)など)が多数存在する。このため、温度センサの出力信号は、熱源装置が発する熱の影響を受けることになる。従って、異なる場所に配置された装置に設けられた各々の温度センサでは、熱源装置から受ける熱の影響が大きく異なる場合がある。このため、車両用被制御部品の制御装置にかかる回路基板の温度を検知する温度センサ(第1温度センサとする)の出力異常(故障)を、第1温度センサの出力信号と、上記制御装置とは異なる場所に配置された装置に設けられている他の温度センサの出力信号とに基づいて検知する手法では、熱源装置が発する熱の影響で、第1温度センサの出力異常を適切に検知することができない虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、車両用被制御部品の制御装置の周囲に熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)が存在している環境でも、制御装置の回路基板の温度を検知する第1温度センサの出力異常が発生した場合に、これを適切に検知することができる車両用被制御部品の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、車両用被制御部品を制御する制御回路を備えた回路基板を有する車両用被制御部品の制御装置であって、上記回路基板は、当該回路基板の第1特定部位の第1温度に応じた第1信号を出力する第1温度センサと、上記第1温度センサとは異なる回路素子であって、当該回路基板の第2特定部位の第2温度に応じた第2信号を出力する第2温度センサと、を有し、上記車両用被制御部品の制御装置は、上記第1温度センサの上記第1信号と上記第2温度センサの上記第2信号とに基づいて、上記第1温度センサの出力異常の有無を判断する異常判断手段を備える車両用被制御部品の制御装置である。
上述の車両用被制御部品の制御装置では、回路基板が、当該回路基板の第1特定部位の第1温度に応じた第1信号を出力する第1温度センサを有している。従って、第1温度センサの第1信号に基づいて、回路基板の第1特定部位の温度(第1温度)を検知することができる。
さらに、上述の車両用被制御部品の制御装置では、第1温度センサとは異なる第2温度センサを、第1温度センサが実装されている回路基板と同一の回路基板に実装している。そして、第1温度センサの第1信号と第2温度センサの第2信号とに基づいて、異常判断手段によって、第1温度センサの出力異常の有無を判断する。
第1温度センサ及び第2温度センサを同一の回路基板に実装することで、両温度センサの出力信号(第1信号と第2信号)が外部の熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)から受ける熱の影響の差異を、極めて小さくすることができる。従って、上述の車両用被制御部品の制御装置では、周囲に熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)が存在している環境でも、第1温度センサの出力異常(第1温度センサの故障)が発生した場合には、これを適切に検知することができる。
なお、第1信号と第2信号とに基づいて第1温度センサの出力異常の有無を判断する手法としては、次のような手法が挙げられる。例えば、第1信号と第2信号とに基づいて算出された第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔTが、規定温度範囲内(例えば、20℃以内)であるか否かを判断し、規定温度範囲から外れている場合は、第1温度センサの出力異常と判断する手法が挙げられる。
また、第1信号の変動傾向(例えば、第1温度が上昇または低下していると推定される第1信号の変動傾向)と第2信号の変動傾向(例えば、第2温度が上昇または低下していると推定される第2信号の変動傾向)とを比較して、両者が大きく異なる場合(例えば、第1信号の変動傾向が第1温度が上昇していると推定される変動傾向で、第2信号の変動傾向が第2温度が上昇していると推定される変動傾向の場合)には、第1温度センサの出力異常と判断するようにしても良い。
また、第2温度センサは、温度検知機能とは異なる他の機能をも有する機能素子であって、制御回路において上記他の機能を発揮する機能素子を、第2温度センサとしても兼用する(機能素子が有する温度検知機能も利用する)のが好ましい。このような機能素子としては、例えば、自身の温度変化に応じて自身の電気特性が変化するダイオードや抵抗素子等が挙げられる。また、第2温度センサは、第1温度センサの出力異常の有無を判断する目的のみで設けた温度センサであって、制御回路において温度検知機能のみを発揮する温度センサ(例えば、サーミスタなど)であっても良い。
また、車両用被制御部品には、車両に取り付けられて、制御装置の制御により作動する部品のいずれもが含まれる。具体的には、車両用被制御部品として、例えば、NOxセンサ、酸素センサ、グロープラグ、液体状態検知センサ、燃料噴射装置などが挙げられる。
さらに、上記の車両用被制御部品の制御装置であって、前記異常判断手段は、前記第1信号と前記第2信号とから得られた前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づいて、前記第1温度センサの出力異常の有無を判断する車両用被制御部品の制御装置とすると良い。
上述の車両用被制御部品の制御装置では、異常判断手段が、第1信号と第2信号とから得られた第1温度と第2温度との温度差に基づいて、第1温度センサの出力異常の有無を判断する。例えば、異常判断手段は、第1信号と第2信号とに基づいて算出された第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔTが、規定温度範囲内(例えば、20℃以内)であるか否かを判断する。そして、温度差ΔTが、規定温度範囲から外れている場合は、第1温度センサの出力異常と判断する。これにより、第1温度センサの出力異常が発生した場合には、これを適切に検知することができる。
さらに、上記いずれかの車両用被制御部品の制御装置であって、前記回路基板は、熱源となる熱源素子を含み、上記熱源素子と前記第1温度センサとの距離をAとしたとき、前記第2温度センサは、上記第1温度センサを中心とした半径A/2の円内に配置されてなる車両用被制御部品の制御装置とすると良い。
制御装置の回路基板に熱源となる熱源素子が含まれている場合、第1温度センサの第1信号及び第2温度センサの第2信号は、熱源素子からの熱の影響が反映された信号となる。このため、第1温度センサと熱源素子との間の距離と、第2温度センサと熱源素子との間の距離とが大きく異なる場合には、両温度センサに対する熱源素子からの熱の影響が大きく異なり、その結果、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサの出力異常の有無を適切に判断することができない虞がある。
これに対し、上述の車両用被制御部品の制御装置では、熱源素子と第1温度センサとの距離をAとしたとき、第2温度センサを、第1温度センサを中心とした半径A/2の円内に配置している。換言すれば、熱源素子と第1温度センサとの距離Aに対し、熱源素子と第2温度センサとの距離をA/2以上3A/2以下としている。熱源素子に対する第1温度センサ及び第2温度センサの位置を、上記のような位置関係とすることで、第1温度センサ及び第2温度センサが熱源素子から受ける熱の影響の差異を小さくすることができる。これにより、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサの出力異常の有無を適切に判断することができる。
なお、熱源素子とは、回路基板に実装されている素子のうち、これらを駆動させたときに素子自身の発熱により最も温度が高くなる素子をいう。
さらに、上記いずれかの車両用被制御部品の制御装置であって、温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子を、上記他の機能を発揮させつつ、前記第2温度センサとしても兼用してなる車両用被制御部品の制御装置とすると良い。
上述の車両用被制御部品の制御装置では、温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子を、上記他の機能を発揮させつつ、第2温度センサとしても兼用する(機能素子が有する温度検知機能も利用する)。これにより、第1温度センサの出力異常の有無を判断する目的で、第2温度センサ(例えば、サーミスタなど)を別途設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
なお、第2温度センサとしても兼用する機能素子(以下、兼用機能素子ともいう)としては、例えば、自身の温度変化に応じて自身の電気特性値が変化する素子を挙げることができる。具体的には、例えば、自身の温度変化に応じて自身の端子間電圧が変化するダイオードや、自身の温度変化に応じて自身の抵抗値が変化する抵抗素子などを挙げることができる。なお、ダイオードについての温度検知機能とは異なる他の機能としては、例えば、回路を流れる電流の逆流を防止する機能が挙げられる。また、抵抗素子についての温度検知機能とは異なる他の機能としては、例えば、回路に流れる電流を制限する機能が挙げられる。
さらに、上記の車両用被制御部品の制御装置であって、前記第2温度センサとしても兼用する前記機能素子である兼用機能素子は、自身に定電流を流したときに自身の両端に生じる端子間電圧が、自身の温度変化に応じて変化する機能素子であり、上記端子間電圧を前記第2信号として出力する車両用被制御部品の制御装置とすると良い。
上述の車両用被制御部品の制御装置では、兼用機能素子として、当該兼用機能素子自身に定電流を流したときに当該兼用機能素子自身の両端に生じる端子間電圧が、当該兼用機能素子自身の温度変化に応じて変化する機能素子を用いている。この兼用機能素子は、その端子間電圧を第2信号として出力する。従って、兼用機能素子に定電流を流した状態で検知した兼用機能素子の端子間電圧(第2信号)と、別途検知した第1温度センサの第1信号とに基づいて、第1温度センサの出力異常の有無を判断することができる。
なお、「自身に定電流を流したときに自身の両端に生じる端子間電圧が、自身の温度変化に応じて変化する機能素子」としては、前述のように、ダイオードや抵抗素子などが挙げられる。
実施例1,2にかかるNOxセンサユニットの概略構成図である。 実施例1にかかるNOxセンサコントローラの回路基板の概略構成図である。 実施例1にかかるNOxセンサコントローラの信号処理回路の部分拡大図である。 実施例1にかかる第2温度センサ(抵抗素子)の温度特性図である。 第1温度センサの異常判断処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2にかかるNOxセンサコントローラの回路基板の概略構成図である。 実施例2にかかるNOxセンサコントローラの信号処理回路の部分拡大図である。 実施例2にかかる第2温度センサ(ダイオード)の温度特性図である。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施例1にかかるNOxセンサユニット1の概略構成図である。NOxセンサユニット1は、図1に示すように、NOxセンサコントローラ10と、NOxセンサ20とを有している。なお、本実施例1では、NOxセンサ20が車両用被制御部品に相当し、NOxセンサコントローラ10が車両用被制御部品の制御装置に相当する。
NOxセンサ20は、例えば、NOx選択還元触媒が設けられた車両(内燃機関)の排気管(図示なし)のうちNOx選択還元触媒の下流側に取付けられ、NOx選択還元触媒を通過した排気中のNOx濃度を検出する。なお、NOx濃度を検出する際、排気中の酸素濃度も検出する(例えば、特開2009−133834参照)。このNOxセンサ20は、図1に示すように、ヒータ21と酸素検出部22とNOx検出部23とを有する平板状のセンサ素子25を備えている。
センサ素子25は、例えば、酸素検出部22及びNOx検出部23を有する素子部とヒータ21とが積層された積層体により構成される(例えば、特開2009−133834の図2参照)。ヒータ21は、例えば、アルミナを主成分とする2つの絶縁層の間に、Ptを主成分とするヒータパターンが埋設された構造体である。一方、素子部は、例えば、酸素イオン伝導性を有する固体電解質層(例えば、ジルコニアを主成分とする層)とPtを主成分とする一対の電極とからなるセルを複数備える構造体であり、複数のセルのうちの1つが酸素濃度に応じた電流が流れる酸素検出部22を構成し、それ以外のセルのうちの1つがNOx濃度に応じた電流が流れるNOx検出部23を構成する。この素子部は、ヒータ21により加熱されることで活性し、NOxセンサコントローラ10の駆動により、以下のように駆動する。具体的には、排気が素子部内の第1測定室内に導入されると、酸素検出部22を通電制御することにより、第1測定室内の酸素濃度が所定の濃度となるように調整され、この酸素濃度が調整されたガスは、第1測定室に連通する第2測定室の内部に導入される。そして、NOx検出部23を構成するセルの一方の電極を第2測定室に配置させると共に他方の電極を第2測定室外に配置させた状態のもと、両電極間(NOx検出部23)に一定の電圧を印加することで、ガス中のNOxを窒素と酸素に解離(分解)させると共に、解離した酸素を電極間でポンピングする。そして、NOxセンサコントローラ10は、酸素検出部22に流れる電流に基づいて酸素濃度を算出すると共に、NOx検出部23に流れる電流に基づいてNOx濃度を算出する。
NOxセンサコントローラ10は、制御回路19を備えた回路基板10bを有している(図1及び図2参照)。制御回路19は、CAN回路12と、マイクロコンピュータ11と、ヒータ駆動回路13と、信号処理回路15と、電源回路14とを有している。このうち、電源回路14は、バッテリ(図示なし)に電気的に接続されており、CAN回路12、マイクロコンピュータ11、ヒータ駆動回路13、及び信号処理回路15に供給する電力の安定化を行う。
マイクロコンピュータ11は、ROM、RAM、CPU等により構成されている。このマイクロコンピュータ11は、CAN回路12に電気的に接続されている。CAN回路12は、CAN(車載用ネットワーク)31を通じて、ECU(エンジンコントロールユニット)30に電気的に接続されている。これにより、ECU30とマイクロコンピュータ11との間で、データ(信号)の送受信を行うことができる。
さらに、マイクロコンピュータ11は、ヒータ駆動回路13及び信号処理回路15に対し、電気的に接続されている。ヒータ駆動回路13は、NOxセンサ20のヒータ21に電気的に接続されている。信号処理回路15は、NOxセンサ20の酸素検出部22及びNOx検出部23に電気的に接続されている。
このマイクロコンピュータ11は、CAN31を通じてECU30から通信開始信号を受信すると、NOxセンサ20(車両用被制御部品に相当する)の制御を開始する。マイクロコンピュータ11は、まず、ヒータ駆動回路13を通じてヒータ21の通電制御を開始し、NOxセンサ20の素子部を活性温度にまで加熱して保持させる処理を行う。そして、マイクロコンピュータ11は、素子部が活性したと判定すると、信号処理回路15の駆動を行い、酸素検出部22及びNOx検出部23への通電を開始する。
本実施例1では、信号処理回路15は、NOx濃度に応じてNOx検出部23の電極間に流れる電流を検出するために、図3に示すように、NOx検出部23に一定の電圧を印加する電圧印加回路15gを有する。この電圧印加回路15gは、スイッチ154を介して、NOx検出部23に接続されている。
また、本実施例1では、信号処理回路15は、NOx検出部23に一定の電流(定電流)を供給する第2定電流回路15bを有している(図3参照)。電圧印加回路15gによってNOx検出部23に定電圧を印加する前に、この第2定電流回路15bによってNOx検出部23に一定の電流(定電流)を供給することで、第2測定室内から一定量の酸素を汲み出して当該第2測定室内の残留酸素を除去する。これにより、NOx濃度を早期に算出することが可能となる。具体的には、マイクロコンピュータ11は、電圧印加回路15gにスイッチ154を接続する前に、一定時間、スイッチ154を第2定電流回路15bに接続することで、リード線155を通じて、第2定電流回路15bからNOx検出部23に一定時間、一定の電流を流す制御を行う。なお、図3は、信号処理回路15の一部を拡大して示す図である。
このように、本実施例1では、信号処理回路15のスイッチ154の接続先をマイクロコンピュータ11が制御する構成を採っている。具体的には、NOxセンサコントローラ10の起動後に、まず、マイクロコンピュータ11の制御により、スイッチ154の接続先を第2定電流回路15bにして、第2定電流回路15bとNOx検出部23とを電気的に接続させ、その後に、スイッチ154の接続先を電圧印加回路15gに切り替えて、電圧印加回路15gとNOx検出部23とを電気的に接続させる。
なお、第2定電流回路15bとスイッチ154との間には、抵抗素子152及びダイオード153が直列に接続されている。このうち、抵抗素子152は、回路を流れる電流を制限する機能を有しており、第2定電流回路15bからNOx検出部23に流れる電流を制限する(例えば、過電流が流れるのを防止する)目的で設けられている。
本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、図2に示すように、回路基板10bの第1特定部位10cに、第1温度センサ151が実装されている。第1温度センサ151は、チップ抵抗型のサーミスタからなり、第1定電流回路15d及び第1信号検出回路15eに対し電気的に接続されている(図3参照)。この第1温度センサ151(サーミスタ)は、自身の温度変化に応じて自身の抵抗値が変化する特性を有している。従って、第1温度センサ151に定電流を流したときの第1温度センサ151の端子間電圧に基づいて、回路基板10bの第1特定部位10cの温度(第1温度とする)を検知することができる。
具体的には、図3に示すように、第1定電流回路15dから第1温度センサ151に定電流を流すと、第1温度センサ151(サーミスタ)は、信号線151b,151cを通じて、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度に応じた第1信号(具体的には、サーミスタの端子間電圧)を出力する。第1信号検出回路15eは、第1温度センサ151から出力された第1信号を検出する。マイクロコンピュータ11は、検出された第1信号に基づいて、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度を算出する。これにより、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度を検知することができる。
図3に示すように、第1温度センサ151、第1定電流回路15d、及び第1信号検出回路15eは、信号処理回路15に含まれている。また、図2に示すように、回路基板10bの第1特定部位10cは、回路基板10bのうち信号処理回路15を構成する部分の一部に相当する。
ところで、NOxセンサコントローラ10では、回路基板10bに実装されている電子部品(詳細には、信号処理回路15を構成する電子部品)が、回路基板10bの温度の影響を受け、NOx濃度の検出値に誤差が生じることがある。すなわち、回路基板10bの温度(詳細には、信号処理回路15を構成する部位の温度)によって、NOx濃度の検出値が変動してしまうことがある。このため、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、第1温度センサ151によって、回路基板10bの第1特定部位10c(信号処理回路15を構成する部分の温度)の第1温度を検知し、検知した第1温度に応じて、NOx濃度の検出値を補正するようにしている(例えば、特開2009−133834参照)。
しかしながら、第1温度センサ151の出力異常(第1温度センサ151の故障)が発生した場合には、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度を適切に検知することができなくなる。その結果、NOx濃度の検出値を適切に補正することができなくなり、誤った検出値を出力する虞がある。
これに対し、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、前述の抵抗素子152(図3参照)を、第2温度センサとしても使用する。この抵抗素子152は、図2に示すように、回路基板10bの第2特定部位10dに実装されている。抵抗素子152は、図4に示すように、自身の温度変化に応じて自身の抵抗値が変化する特性を有している。従って、抵抗素子152は、自身に定電流を流したときに自身の両端に生じる端子間電圧が、自身の温度変化に応じて変化する機能素子である。このため、抵抗素子152に定電流を流したときの抵抗素子152の端子間電圧に基づいて、回路基板10bの第2特定部位10dの温度(第2温度とする)を検知することができる。
具体的には、抵抗素子152は、図3に示すように、第2定電流回路15b及び第2信号検出回路15cに対し、電気的に接続されている。この抵抗素子152は、回路基板10bの第2特定部位10bの第2温度に応じた信号(第2信号とする)を出力する。詳細には、前述のように、スイッチ154の接続先を切り替えて、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流している間、抵抗素子152に定電流が流れる。この間、抵抗素子152からは、信号線152b,152cを通じて、第2温度(抵抗素子152の温度に一致する)に応じた第2信号(具体的には、抵抗素子152の両端に生じる端子間電圧)が出力される。第2信号検出回路15cは、抵抗素子152から出力された第2信号(抵抗素子152の端子間電圧)を検出し、これを増幅する。マイクロコンピュータ11は、増幅された第2信号(抵抗素子152の端子間電圧)に基づいて、回路基板10bの第2特定部位10dの第2温度を算出する。
さらに、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、マイクロコンピュータ11が、第1温度センサ151の第1信号と抵抗素子152の第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、スイッチ154をONにして、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流したときに抵抗素子152から出力された第2信号を入力し、この第2信号に基づいて、回路基板10bの第2特定部位10dの第2温度T2を算出する。さらに、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bから抵抗素子152に定電流が流れている間(換言すれば、第2信号が出力されている期間)に第1温度センサ151から出力された第1信号を入力し、この第1信号に基づいて、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度T1を算出する。
さらに、マイクロコンピュータ11は、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔT=|T1−T2|が、規定温度範囲内(本実施例1では、20℃以内)であるか否かを判断する。そして、マイクロコンピュータ11は、温度差ΔTが規定温度範囲から外れている場合(すなわち、ΔTが20℃より大きい場合)は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。第1温度T1及び第2温度T2は、いずれも回路基板10bの温度(詳細には、回路基板10bの第1特定部位10cの温度と回路基板10bの第2特定部位10dの温度)であるため、第1温度センサ151及び抵抗素子152が正常である場合には、両温度が大きく異なることはない。従って、本実施例1では、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔTが20℃より大きい場合は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。これにより、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、第1温度センサ151の出力異常が発生した場合には、その出力異常を適切に検知することができる。
ところで、NOxセンサコントローラ10が搭載されている車両では、熱源となる様々な熱源装置(例えば、エンジン、DPF(Diesel particulate filter)、SCR(選択式還元触媒)など)が多数存在する。このため、温度センサの出力信号は、熱源装置が発する熱の影響を受けることになり、その影響は、温度センサが配置されている場所によって異なる。従って、NOxセンサコントローラ10とは異なる場所に配置された装置に設けられている温度センサでは、熱源装置から受ける熱の影響が、NOxセンサコントローラ10に設けられている第1温度センサ151と大きく異なる場合がある。
このため、NOxセンサコントローラ10にかかる回路基板10bの第1温度を検知する第1温度センサ151の出力異常(故障)を、第1温度センサ151の出力信号(第1信号)と、NOxセンサコントローラ10とは異なる場所に配置された装置に設けられている他の温度センサの出力信号とに基づいて検知した場合には、熱源装置が発する熱の影響で、第1温度センサ151の出力異常を適切に検知することができない虞があった。
これに対し、本実施例1では、第2温度センサとなる抵抗素子152が、第1温度センサ151と同一の装置(NOxセンサコントローラ10)に設けられている。詳細には、第2温度センサとなる抵抗素子152が、第1温度センサ151と同一の回路基板10bに実装されている。換言すれば、第1温度センサ151と同一の回路基板10bに実装されている抵抗素子152を、第2温度センサとして使用している。そして、第1温度センサ151の第1信号と抵抗素子152(第2温度センサ)の第2信号とに基づいて、マイクロコンピュータ11が、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する。
第1温度センサ151及び抵抗素子152(第2温度センサ)を同一の回路基板10bに実装することで、両温度センサの出力信号(第1信号と第2信号)が外部の熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)から受ける熱の影響の差異を、極めて小さくすることができる。これにより、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、周囲に熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)が存在している環境でも、第1温度センサ151の出力異常(故障)が発生した場合には、これを適切に検知することができる。
しかも、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子(具体的には、抵抗素子152)を、上記他の機能(具体的には、電流制限機能)を発揮させつつ、第2温度センサとしても兼用している。換言すれば、第2定電流回路15bからNOx検出部23に流れる電流を制限する(例えば、過電流が流れるのを防止する)ための抵抗素子152を、回路基板10bの第2特定部位10dの第2温度を検知するためにも用いている。これにより、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する目的で、第2温度センサ(例えば、サーミスタなど)を別途設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
なお、本実施例1では、抵抗素子152が兼用機能素子に相当する。
ところで、NOxセンサコントローラ10の回路基板10bには、熱源となる熱源素子131(具体的には、FET)が搭載されている(図2参照)。このため、第1温度センサ151の第1信号及び抵抗素子152(第2温度センサ)の第2信号は、熱源素子131が発する熱の影響を受けた信号となる。従って、第1温度センサ151と熱源素子131との間の距離Aと、抵抗素子152(第2温度センサ)と熱源素子131との間の距離とが大きく異なる場合には、両温度センサに対する熱源素子131からの熱の影響が大きく異なり、その結果、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を適切に判断することができない虞がある。
これに対し、本実施例1のNOxセンサコントローラ10では、図2に示すように、熱源素子131と第1温度センサ151との距離(中心間距離)をAとしたとき、抵抗素子152(第2温度センサ)を、第1温度センサ151を中心とした半径A/2の円C(図2において二点鎖線で示す円)の内側に配置している。換言すれば、熱源素子131と第1温度センサ151との距離Aに対し、熱源素子131と抵抗素子152(第2温度センサ)との距離を、A/2以上3A/2以下としている。熱源素子131に対する第1温度センサ151及び抵抗素子152(第2温度センサ)の位置を、上記のような位置関係とすることで、第1温度センサ151及び抵抗素子152(第2温度センサ)が熱源素子131から受ける熱の影響の差異を小さくすることができる。これにより、回路基板10bに熱源素子131が搭載されていても、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を適切に判断することができる。
なお、熱源素子131(具体的には、FET)は、回路基板10bに実装されている素子のうち、これらを駆動させたときに素子自身の発熱により最も温度が高くなる素子である。
次に、本実施例1にかかる第1温度センサ151の異常判断処理について、図5を参照して説明する。なお、この異常判断処理は、スイッチ154の接続先が第2定電流回路15bである期間に実行される。
まず、ステップS1において、NOxセンサコントローラ10のマイクロコンピュータ11は、第2信号(抵抗素子152の端子間電圧)を入力する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流したときに抵抗素子152から出力された第2信号を、第2信号検出回路15cを通じて入力する。次いで、ステップS2に進み、マイクロコンピュータ11は、入力した第2信号に基づいて、回路基板10bの第2特定部位10dの第2温度T2を算出する。
さらに、ステップS3に進み、マイクロコンピュータ11は、第1信号(第1温度センサ151であるサーミスタの端子間電圧)を入力する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bから抵抗素子152に定電流が流れている間に第1温度センサ151から出力された第1信号を、第1信号検出回路15eを通じて入力する。次いで、ステップS4に進み、マイクロコンピュータ11は、入力した第1信号に基づいて、回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度T1を算出する。
次いで、ステップS5に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔT=|T1−T2|が、20℃以内であるか否かを判断する。温度差ΔTが20℃以内である(Yes)と判断した場合は、ステップS6に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度センサ151は正常であると判断する。
一方、温度差ΔTが20℃よりも大きい(No)と判断した場合は、ステップS7に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。この場合、マイクロコンピュータ11は、ECU30に対し、第1温度センサ151が出力異常(故障)である旨の異常信号を出力する。この異常信号を受信したECU30は、例えば、第1温度センサ151が出力異常(故障)である旨の警告ランプ(図示なし)を点灯させ、車両の運転者等に、回路基板10b(NOxセンサユニット1)の交換修理を促すことができる。回路基板10bを交換修理することで、第1温度センサ151によって回路基板10bの第1特定部位10cの第1温度を適切に検知することができる。これにより、第1温度センサ151によって検知した第1温度に基づいて、NOx濃度の検出値を適切に補正することができるようになる。
なお、本実施例1では、ステップS5〜S7の処理を行うマイクロコンピュータ11が、異常判断手段に相当する。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施例2にかかるNOxセンサユニット201の概略構成図である。NOxセンサユニット201は、図1に括弧書きで示すように、実施例1のNOxセンサユニット1と比較して、NOxセンサコントローラが異なる。詳細には、NOxセンサコントローラの処理回路のうち、信号処理回路のみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施例1と異なる点を中心に説明し、同様な点については説明を省略または簡略化する。
なお、本実施例2では、NOxセンサ20が車両用被制御部品に相当し、NOxセンサコントローラ210が車両用被制御部品の制御装置に相当する。
NOxセンサコントローラ210は、制御回路219を備えた回路基板210bを有している(図1の括弧書き及び図2参照)。制御回路219は、実施例1の制御回路19のうち、信号処理回路15を信号処理回路215に変更した点が異なり、その他については同様である。
本実施例2の信号処理回路215は、実施例1の信号処理回路15と同様に、NOx検出部23に一定の電流(定電流)を供給する第2定電流回路15bを有している(図7参照)。本実施例2でも、電圧印加回路15gによってNOx検出部23に定電圧を印加する前に、第2定電流回路15bによってNOx検出部23に一定の電流(定電流)を供給することで、第2測定室内から一定量の酸素を汲み出して当該第2測定室内の残留酸素を除去する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、電圧印加回路15gにスイッチ154を接続する前に、一定時間、スイッチ154を第2定電流回路15bに接続することで、リード線155を通じて、第2定電流回路15bからNOx検出部23に一定時間、一定の電流を流す制御を行う。なお、図7は、信号処理回路215の一部を拡大して示す図である。
このように、本実施例2でも、信号処理回路215のスイッチ154の接続先をマイクロコンピュータ11が制御する構成を採っている。具体的には、NOxセンサコントローラ210の起動後に、まず、マイクロコンピュータ11の制御により、スイッチ154の接続先を第2定電流回路15bにして、第2定電流回路15bとNOx検出部23とを電気的に接続させ、その後に、スイッチ154の接続先を電圧印加回路15gに切り替えて、電圧印加回路15gとNOx検出部23とを電気的に接続させる。
なお、第2定電流回路15bとスイッチ154との間には、抵抗素子152及びダイオード153が直列に接続されている。このうち、ダイオード153は、回路を流れる電流の逆流を防止する機能を有しており、NOx検出部23から第2定電流回路15bに電流が流れ込むのを防止する目的で設けられている。
本実施例2のNOxセンサコントローラ210でも、実施例1のNOxセンサコントローラ10と同様に、回路基板210bの第1特定部位210cに、第1温度センサ151が実装されている(図6参照)。第1温度センサ151は、チップ抵抗型のサーミスタからなり、回路基板210bの第1特定部位210cの温度(第1温度とする)に応じた信号(第1信号とする)を出力する。詳細には、図7に示すように、第1定電流回路15dから第1温度センサ151に定電流を流した状態で、信号線151b,151cを通じて、第1信号(具体的には、サーミスタの端子間電圧)が出力される。マイクロコンピュータ11は、第1信号検出回路15eによって検出された第1信号に基づいて、回路基板210bの第1特定部位210cの第1温度を算出する。なお、回路基板210bの第1特定部位210cは、回路基板210bのうち信号処理回路215を構成する部分の一部に相当する。
ところで、実施例1のNOxセンサコントローラ10では、抵抗素子152(図3参照)を、第2温度センサとしても使用した。これに対し、本実施例2のNOxセンサコントローラ210では、前述のダイオード153(図7参照)を、第2温度センサとしても使用する。このダイオード153は、図6に示すように、回路基板210bの第2特定部位210dに実装されている。ダイオード153は、図8に示すように、自身の温度変化に応じて自身の端子間電圧が変化する特性を有している。すなわち、ダイオード153は、自身に定電流を流したときに自身の両端に生じる端子間電圧が、自身の温度変化に応じて変化する機能素子である。従って、ダイオード153の端子間電圧に基づいて、回路基板210bの第2特定部位210dの温度(第2温度とする)を検知することができる。
具体的には、ダイオード153は、図7に示すように、第2定電流回路15b及び第2信号検出回路215cに対し、電気的に接続されている。このダイオード153は、回路基板210bの第2特定部位210bの第2温度に応じた信号(第2信号とする)を出力する。詳細には、前述のように、スイッチ154の接続先を切り替えて、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流している間、ダイオード153に定電流が流れる。この間、ダイオード153からは、信号線153b,153cを通じて、第2温度(ダイオード153の温度に一致する)に応じた第2信号(具体的には、ダイオード153の両端に生じる端子間電圧)が出力される。第2信号検出回路215cは、ダイオード153から出力された第2信号(ダイオード153の端子間電圧)を検出し、これを増幅する。マイクロコンピュータ11は、増幅された第2信号(ダイオード153の端子間電圧)に基づいて、回路基板210bの第2特定部位210dの第2温度を算出する。
さらに、本実施例2のNOxセンサコントローラ210では、マイクロコンピュータ11が、第1温度センサ151の第1信号とダイオード153(第2温度センサ)の第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流したときにダイオード153から出力された第2信号を入力し、この第2信号に基づいて、回路基板210bの第2特定部位210dの第2温度T2を算出する。さらに、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bからダイオード153に定電流が流れている間に第1温度センサ151から出力された第1信号を入力し、この第1信号に基づいて、回路基板210bの第1特定部位210cの第1温度T1を算出する。
さらに、マイクロコンピュータ11は、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔT=|T1−T2|が、規定温度範囲内(本実施例2でも、20℃以内)であるか否かを判断する。そして、マイクロコンピュータ11は、温度差ΔTが規定温度範囲から外れている場合(すなわち、ΔTが20℃より大きい場合)は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。第1温度T1及び第2温度T2は、いずれも回路基板210bの温度(詳細には、回路基板210bの第1特定部位210cの温度と回路基板210bの第2特定部位210dの温度)であるため、第1温度センサ151及びダイオード153が正常である場合には、両温度が大きく異なることはない。従って、本実施例2でも、実施例1と同様に、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔTが20℃より大きい場合は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。これにより、本実施例2のNOxセンサコントローラ210では、第1温度センサ151の出力異常が発生した場合には、その出力異常を適切に検知することができる。
また、本実施例2でも、第2温度センサとなるダイオード153が、第1温度センサ151と同一の装置(NOxセンサコントローラ210)に設けられている。詳細には、第2温度センサとなるダイオード153が、第1温度センサ151と同一の回路基板210bに実装されている。換言すれば、第1温度センサ151と同一の回路基板210bに実装されているダイオード153を、第2温度センサとして使用している。そして、第1温度センサ151の第1信号とダイオード153(第2温度センサ)の第2信号とに基づいて、マイクロコンピュータ11が、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する。
このように、第1温度センサ151及びダイオード153(第2温度センサ)を同一の回路基板210bに実装することで、両温度センサの出力信号(第1信号と第2信号)が外部の熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)から受ける熱の影響の差異を、極めて小さくすることができる。これにより、本実施例2のNOxセンサコントローラ210では、周囲に熱源装置(エンジン、DPF、SCRなど)が存在している環境でも、第1温度センサ151の出力異常(故障)が発生した場合には、これを適切に検知することができる。
しかも、本実施例2のNOxセンサコントローラ210では、温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子(具体的には、ダイオード153)を、上記他の機能(具体的には、電流の逆流防止機能)を発揮させつつ、第2温度センサとしても兼用している。換言すれば、NOx検出部23から第2定電流回路15bに電流が流れ込むのを防止するために設けたダイオード153を、回路基板210bの第2特定部位210dの第2温度を検知するためにも用いている。これにより、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する目的で、第2温度センサ(例えば、サーミスタなど)を別途設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
なお、本実施例2では、ダイオード153が兼用機能素子に相当する。
さらに、本実施例2のNOxセンサコントローラ210でも、図6に示すように、熱源素子131と第1温度センサ151との距離(中心間距離)をAとしたとき、ダイオード153(第2温度センサ)を、第1温度センサ151を中心とした半径A/2の円C(図6において二点鎖線で示す円)の内側に配置している。換言すれば、熱源素子131と第1温度センサ151との距離Aに対し、熱源素子131とダイオード153(第2温度センサ)との距離を、A/2以上3A/2以下としている。熱源素子131に対する第1温度センサ151及びダイオード153(第2温度センサ)の位置を、上記のような位置関係とすることで、第1温度センサ151及びダイオード153(第2温度センサ)が熱源素子131から受ける熱の影響の差異を小さくすることができる。これにより、回路基板210bに熱源素子131が搭載されていても、第1信号と第2信号とに基づいて、第1温度センサ151の出力異常の有無を適切に判断することができる。
次に、本実施例2にかかる第1温度センサ151の異常判断処理について、図5を参照して説明する。
まず、ステップS1において、NOxセンサコントローラ210のマイクロコンピュータ11は、第2信号(ダイオード153の端子間電圧)を入力する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、第2定電流回路15bからNOx検出部23に定電流を流したときにダイオード153から出力された第2信号を、第2信号検出回路215cを通じて入力する。次いで、ステップS2に進み、マイクロコンピュータ11は、入力した第2信号に基づいて、回路基板210bの第2特定部位210dの第2温度T2を算出する。
さらに、ステップS3に進み、マイクロコンピュータ11は、実施例1と同様に、第1信号(第1温度センサ151であるサーミスタの端子間電圧)を入力する。次いで、ステップS4に進み、マイクロコンピュータ11は、入力した第1信号に基づいて、回路基板210bの第1特定部位210cの第1温度T1を算出する。次いで、ステップS5に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度T1と第2温度T2との温度差ΔT=|T1−T2|が、20℃以内であるか否かを判断する。温度差ΔTが20℃以内である(Yes)と判断した場合は、ステップS6に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度センサ151は正常であると判断する。
一方、温度差ΔTが20℃よりも大きい(No)と判断した場合は、ステップS7に進み、マイクロコンピュータ11は、第1温度センサ151の出力異常(故障)と判断する。この場合、マイクロコンピュータ11は、ECU30に対し、第1温度センサ151が出力異常(故障)である旨の異常信号を出力する。この異常信号を受信したECU30は、例えば、第1温度センサ151が出力異常(故障)である旨の警告ランプ(図示なし)を点灯させ、車両の運転者等に、回路基板210b(NOxセンサユニット201)の交換修理を促すことができる。回路基板210bを交換修理することで、第1温度センサ151によって回路基板210bの第1特定部位210cの第1温度を適切に検知することができる。これにより、第1温度センサ151によって検知した第1温度に基づいて、NOx濃度の検出値を適切に補正することができるようになる。
なお、本実施例2でも、ステップS5〜S7の処理を行うマイクロコンピュータ11が、異常判断手段に相当する。
以上において、本発明を実施例1,2に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2では、温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子(具体的には、抵抗素子152、ダイオード153)を、上記他の機能(具体的には、電流制限機能、電流の逆流防止機能)を発揮させつつ、第2温度センサとしても兼用した。しかしながら、第1温度センサ151の出力異常の有無を判断する目的で、第2温度センサ(例えば、第1温度センサ151と同一のサーミスタなど)を別途設けるようにしても良い。
また、実施例1,2では、車両用被制御部品の制御装置として、NOxセンサコントローラを例示したが、本発明にかかる「車両用被制御部品の制御装置」は、これに限定されるものではない。本発明は、NOxセンサの他、酸素センサ、グロープラグ、液体状態検知センサ(例えば、尿素水濃度センサ)、燃料噴射装置など、車両に取り付けられて制御装置の制御により作動する部品(車両用被制御部品)の制御装置であって、当該制御装置が有する回路基板の温度検知を必要とするものであれば、いずれの車両用被制御部品の制御装置についても適用することができる。
また、実施例1,2では、熱源素子131がFETである場合を例示した。しかしながら、熱源素子はFETに限られず、例えば、電源回路14に設けられるレギュレータが自身の発熱により回路基板10b上で最も温度が高くなる素子である場合には、そのレギュレータを熱源素子として、前述した距離Aを当てはめればよい。
1,201 NOxセンサユニット
10,210 NOxセンサコントローラ(車両用被制御部品の制御装置)
10b,210b 回路基板
11 マイクロコンピュータ(異常判断手段)
19,219 制御回路
20 NOxセンサ(車両用被制御部品)
30 ECU
131 熱源素子
151 第1温度センサ
152 抵抗素子(第2温度センサ、兼用機能素子)
153 ダイオード(第2温度センサ、兼用機能素子)

Claims (5)

  1. 車両用被制御部品を制御する制御回路を備えた回路基板を有する車両用被制御部品の制御装置であって、
    上記回路基板は、
    当該回路基板の第1特定部位の第1温度に応じた第1信号を出力する第1温度センサと、
    上記第1温度センサとは異なる回路素子であって、当該回路基板の第2特定部位の第2温度に応じた第2信号を出力する第2温度センサと、を有し、
    上記車両用被制御部品の制御装置は、
    上記第1温度センサの上記第1信号と上記第2温度センサの上記第2信号とに基づいて、上記第1温度センサの出力異常の有無を判断する異常判断手段を備える
    車両用被制御部品の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用被制御部品の制御装置であって、
    前記異常判断手段は、
    前記第1信号と前記第2信号とから得られた前記第1温度と前記第2温度との温度差に基づいて、前記第1温度センサの出力異常の有無を判断する
    車両用被制御部品の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用被制御部品の制御装置であって、
    前記回路基板は、熱源となる熱源素子を含み、
    上記熱源素子と前記第1温度センサとの距離をAとしたとき、
    前記第2温度センサは、上記第1温度センサを中心とした半径A/2の円内に配置されてなる
    車両用被制御部品の制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用被制御部品の制御装置であって、
    温度検知機能とは異なる他の機能を有する機能素子を、上記他の機能を発揮させつつ、前記第2温度センサとしても兼用してなる
    車両用被制御部品の制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両用被制御部品の制御装置であって、
    前記第2温度センサとしても兼用する前記機能素子である兼用機能素子は、
    自身に定電流を流したときに自身の両端に生じる端子間電圧が、自身の温度変化に応じて変化する機能素子であり、上記端子間電圧を前記第2信号として出力する
    車両用被制御部品の制御装置。
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