JP6725347B2 - 発熱機器の状態判定装置および状態判定方法 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載される発熱機器の状態を判定する発熱機器の状態判定装置および状態判定方法に関する。
たとえば特許文献1のように、ディーゼルエンジンを搭載した自動車には、寒冷地におけるエンジンの始動性を向上させることを目的の1つとして、吸気を加熱するインテークヒーターが設けられている。インテークヒーターは、バッテリーから直流電圧が供給されることによって発熱する発熱機器を備え、エンジンに吸入される吸気を昇温させることでエンジンの始動性を向上させる。
特開2015−125094号公報
ところで、直流電圧を供給しているにもかかわらず非通電状態にあるインテークヒーターには断線が生じている可能性が高い。しかしながら、インテークヒーターに生じる異常は断線だけではないため、インテークヒーターの状態をより細かく判定することが求められている。こうした要望は、インテークヒーターに限らず直流電圧の供給を受けて発熱する発熱機器に共通する。
本発明は、発熱機器の状態をより細かく判定することのできる発熱機器の状態判定装置および状態判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する発熱機器の状態判定装置は、電源から発熱機器へ流れる直流電流を計測する電流計測部と、前記電源の出力電圧と前記電流計測部の計測した電流値とに基づき前記発熱機器の抵抗値を演算する抵抗演算部と、前記電流値の積算値と前記抵抗演算部の演算した抵抗値とに基づき前記発熱機器の状態を判定する判定部とを備え、前記判定部は、前記抵抗値が第1閾値R1よりも小さいときに地絡状態と判定し、前記抵抗値が第2閾値R2(>R1)よりも大きいときに断線状態と判定し、前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記積算値ごとに規定された設計抵抗値に対する乖離が設定値以下のときに正常状態と判定し、前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記設計抵抗値との乖離が前記設定値よりも大きいときに特性異常状態と判定する。
上記課題を解決する発熱機器の状態判定方法は、電源から直流電圧が供給されることで発熱する発熱機器の状態を判定する状態判定装置が実行する発熱機器の状態判定方法であって、前記電源から前記発熱機器へ流れる直流電流を計測する計測工程と、前記電源の出力電圧と前記計測工程にて計測された電流値とに基づき前記発熱機器の抵抗値を演算する抵抗演算工程と、前記電流値の積算値と前記抵抗演算工程にて演算された抵抗値とに基づき前記発熱機器の状態を判定する判定工程とを備え、前記判定工程では、前記抵抗値が第1閾値R1よりも小さいときに地絡状態と判定し、前記抵抗値が第2閾値R2(>R1)よりも大きいときに断線状態と判定し、前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記積算値ごとに規定された設計抵抗値に対する乖離が設定値以下であるときに正常状態と判定し、前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記設計抵抗値に対する乖離が前記設定値よりも大きいときに特性異常状態と判定する。
上記構成によれば、判定結果として、正常状態、断線状態、地絡状態、および、特性異常状態が得られることから、発熱機器の状態をより細かく判定することができる。
上記構成において、前記特性異常状態は、前記設計抵抗値から前記設定値を減算した下限正常値よりも前記抵抗値が小さい第1特性異常状態と、前記設計抵抗値に前記設定値を加算した上限正常値よりも前記抵抗値が大きい第2特性異常状態とを含むとよい。
上記構成によれば、さらに細かく発熱機器の状態を判定することができる。
上記構成の状態判定装置は、前記電源の出力電圧を計測する電圧計測部をさらに備え、前記抵抗演算部は、前記電圧計測部の計測した電圧値と前記電流値とに基づき前記抵抗値を演算することが好ましい。
上記構成によれば、電圧計測部によって計測された電源の出力電圧に基づき抵抗値が演算されることから、発熱機器の抵抗をより高い精度のもとで演算することができる。これにより、判定部の判定結果に対する信頼度が向上する。
上記構成において、前記判定部は、前記正常状態であるか否かを優先して判断することが好ましい。
発熱機器は、通常、正常状態にある。そのため、上記構成のように、正常状態であるか否かを優先して判断することにより、発熱機器の状態を判定する処理において判定部にかかる負荷を軽減することができる。
発熱機器を用いた加熱システムの概略構成を示す概略構成図。 発熱機器の状態判定装置の一実施形態の電気的構成を示す機能ブロック図。 判定マップを模式的に示すグラフ。 (a)第1特性異常状態の一例における回路構成を模式的に示す図、(b)第2特性異常状態の一例における回路構成を模式的に示す図。 状態判定処理の手順を示すフローチャート。
図1〜図5を参照して、発熱機器の状態判定装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、加熱システム10において、発熱機器11は、たとえばエンジンが吸入する吸入空気を加熱するインテークヒーターや燃焼室内を予熱するグロープラグであり、電源12から直流電圧が供給されることにより発熱するフィラメント13を有している。発熱機器11は、たとえばトランジスタ等のスイッチング素子14を介して電源12に接続されており、電源12は、たとえば車両に搭載されたバッテリーである。スイッチング素子14のオンオフは制御装置15によって制御される。制御装置15は、たとえばエンジンの始動時に所定の駆動条件が成立するとスイッチング素子14に対する駆動信号の出力を開始する。これによりスイッチング素子14がオン状態に制御され、電源12から発熱機器11への直流電圧の供給が開始される。そして、制御装置15は、所定の終了条件が成立するとスイッチング素子14に対する駆動信号の出力を停止する。これにより、電源12から発熱機器11への直流電圧の供給が遮断される。
図2〜図5を参照して発熱機器11の状態を判定する状態判定装置について説明する。
図2に示すように、状態判定装置20は、電圧計測部21、電流計測部22、および、ECU(Electronic Control Unit)25で構成されている。
電圧計測部21は、電源12の出力電圧を計測し、その計測結果を示す信号をECU25に出力する。電流計測部22は、スイッチング素子14と発熱機器11との間を計測位置として発熱機器11に向かって流れる電流を計測し、その計測結果を示す信号をECU25に出力する。なお、発熱機器11に流入する電流が大きいため、電流計測部22による電流の計測はホール素子等を用いて間接的に行なうことが好ましい。
ECU25は、処理部、記憶部、外部入力部、外部出力部等で構成されており、電圧計測部21からの信号に基づいて電圧計測値Vmを取得し、電流計測部22からの信号に基づいて電流計測値Imを取得する。ECU25は、各種機能部として、抵抗演算部26、電流積算部27、および、判定部28を備えている。ECU25は、スイッチング素子14に対して駆動信号を出力していることを示す信号S1が制御装置15から入力されると発熱機器11の状態を判定する状態判定処理を実行する。
抵抗演算部26は、電圧計測値Vmと電流計測値Imとに基づいて発熱機器11の抵抗値を演算し、その演算結果である抵抗演算値Raを判定部28に出力する。電流積算部27は、制御装置15から信号S1が入力されると電流計測値Imの積算を開始し、その演算結果である電流積算値ΣImを判定部28に出力する。判定部28は、ECU25の記憶部に記憶された判定マップ29に対して電流積算値ΣImと抵抗演算値Raとを適用することにより発熱機器11の状態を判定する。
そして状態判定装置20は、判定部28の判定結果が正常状態である場合には警報ランプ30を消灯状態に制御する。また、状態判定装置20は、判定部28の判定結果が正常状態以外の場合には、警報ランプ30を点灯状態に制御するとともに記憶部の所定領域にその判定結果を示すコードを保存する。
図3に示すように、判定マップ29は、予め行った実験やシミュレーションの結果に基づいて作成されるものであり、電流積算値ΣImと抵抗演算値Raとに応じた発熱機器11の状態が規定されている。なお、フィラメント13の温度は、フィラメント13に供給された電力量やフィラメント13の熱容量に基づいて演算可能である。また、正常な電源12の出力電圧は略一定値である。これらのことから、電流積算値ΣImは、フィラメント13の温度の代替値といえる。
判定マップ29において、抵抗演算値Raが第1閾値R1よりも小さい領域には、電流積算値ΣImにかかわらず、発熱機器11が地絡状態にあることを示す地絡領域が規定されている。地絡状態は、フィラメント13と電流計測部22の計測位置との間において地絡が生じている状態である。地絡状態においては、電流値の計測位置を発熱機器11に向かって流れる電流が正常時よりも大きくなるため抵抗演算値Raが小さくなる。第1閾値R1には、高い信頼度のもとで地絡状態と判定可能な値が設定される。
判定マップ29において、抵抗演算値Raが第2閾値R2(>R1)よりも大きい領域には、電流積算値ΣImにかかわらず、発熱機器11が断線状態にあることを示す断線領域が規定されている。断線状態は、発熱機器11に関わる配線で断線が生じている状態である。断線状態においては、電流計測値Imがほぼ0になるため抵抗演算値Raが大きくなる。第2閾値R2には、高い信頼度のもとで断線状態と判定可能な値が設定される。
判定マップ29において、各電流積算値ΣImに設定された下限正常値RLと上限正常値RHとの間の領域に正常領域が設定されている。これらの下限正常値RLおよび上限正常値RHは、設計抵抗値Riに対して設定値δRだけ乖離した値である。具体的には、下限正常値RLは、設計抵抗値Riから設定値δRを減算した値であって、最小値に第1閾値R1が設定されている値である。上限正常値RHは、設計抵抗値Riに設定値δRを加算した値であって、最大値に第2閾値R2が設定されている値である。
設計抵抗値Riは、各電流積算値ΣImに設定されている。設計抵抗値Riは、正常状態にある複数の発熱機器11から得られた電流計測値Imと電圧計測値Vmとの実測データから演算した各電流積算値ΣImにおける抵抗演算値Raの平均値である。設定値δRは、各電流積算値ΣImにおける抵抗演算値Raの標準偏差σを三倍した値(3σ)である。すなわち、正常状態にある発熱機器11は、各電流積算値ΣImにおいて約99.7%の確率で正常状態と判定される。
判定マップ29において、抵抗演算値Raが第1閾値R1以上であり、かつ、下限正常値RLよりも小さい領域には、発熱機器11が第1特性異常状態であることを示す第1特性異常領域が規定されている。第1特性異常状態は、例えば図4(a)に示すように電気配線の被膜剥がれによる絶縁崩壊が生じている状態、図4(b)に示すようにフィラメント13に異物が付着した状態である。すなわち、第1特性異常状態は、電流の計測位置よりも下流側における抵抗値が正常時よりもやや小さい状態である。
判定マップ29において、抵抗演算値Raが上限正常値RHよりも大きく、かつ、第2閾値R2以下の領域には、発熱機器11が第2特性異常状態にあることを示す第2特性異常領域が規定されている。第2特性異常状態は、例えば何らかの原因によって配線の抵抗が大きくなった状態や経年劣化によってフィラメント13そのものの抵抗が大きくなった状態である。すなわち、第2特性異常状態は、電流の計測位置よりも下流側における抵抗値が正常時よりもやや大きい状態である。
図5を参照して、状態判定処理の手順について説明する。状態判定処理は、状態判定装置20に対して制御装置15から信号S1が入力されると開始される。
図5に示すように、最初のステップS101は、計測工程であり、ECU25が電圧計測部21の計測した電圧計測値Vmを取得するとともに電流計測部22の計測した電流計測値Imを取得する。次のステップS102は、抵抗演算工程であり、抵抗演算部26が電圧計測値Vmと電流計測値Imとに基づく抵抗演算値Raを演算するとともに電流積算部27が電流積算値ΣImを演算する。
次のステップS103以降が判定工程である。ステップS103では、判定部28が、ステップS102にて演算された抵抗演算値Raと電流積算値ΣImとを判定マップ29に適用し、抵抗演算値Raが下限正常値RL以上であり、かつ、上限正常値RH以下である正常領域にあるか否かを判断する。抵抗演算値Raが正常領域にある場合(ステップS103:YES)、判定部28は、発熱機器11が正常状態にあると判定する(ステップS104)。そして、警報ランプ30が消灯状態に制御され(ステップS105)、再びステップS101の処理に移行する。
抵抗演算値Raが正常領域にない場合(ステップS103:NO)、判定部28は、抵抗演算値Raが第2閾値R2よりも大きい断線領域にあるか否かを判断する(ステップS106)。判定部28は、抵抗演算値Raが断線領域にある場合(ステップS106:YES)発熱機器11が断線状態にあると判定する(ステップS107)。一方、抵抗演算値Raが断線領域にない場合(ステップS106:NO)、判定部28は、抵抗演算値Raが第1閾値R1よりも小さい地絡領域にあるか否かを判断する(ステップS108)。
判定部28は、抵抗演算値Raが地絡領域にある場合(ステップS108:YES)には発熱機器11が地絡状態にあると判定する(ステップS109)。一方、抵抗演算値Raが地絡領域にない場合(ステップS108:NO)、判定部28は、抵抗演算値Raが第1閾値R1よりも大きく、かつ、下限正常値RLよりも小さい第1特性異常領域にあるか否かを判断する(ステップS110)。
抵抗演算値Raが第1特性異常領域にある場合(ステップS110:YES)、判定部28は、発熱機器11が第1特性異常状態にあると判定する(ステップS111)。一方、抵抗演算値Raが第1特性異常領域にない場合(ステップS110:NO)、判定部28は、発熱機器11が第2特性異常状態にあると判定する(ステップS112)。
ECU25は、判定結果として、断線状態(ステップS107)、地絡状態(ステップS109)、第1特性異常状態(ステップS111)、および、第2特性異常状態(ステップS112)のいずれかが得られた場合には、警報ランプ30を点灯状態に制御したのち(ステップS113)、再びステップS101の処理に移行する。こうした一連の状態判定処理は、制御装置15から信号S1が入力されなくなると終了する。
上記実施形態の状態判定装置20によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)状態判定装置20は、発熱機器11の状態の判定結果として正常状態、断線状態、地絡状態、第1特性異常状態、および、第2特性異常状態を有することから、発熱機器11の状態をより細かく判定することができる。
(2)判定マップ29において、正常領域と地絡領域との間の領域が第1特性異常領域に設定されることにより、電流の計測位置よりも下流側における抵抗値が正常時よりもやや小さい状態であることを判定することができる。
(3)判定マップ29において、正常領域と断線領域との間の領域が第2特性異常領域に設定されることにより、電流の計測位置よりも下流側における抵抗値が正常時よりもやや大きい状態であることを判定することができる。
(4)抵抗演算値Raは、電源12の出力電圧を計測した電圧計測値Vmに基づいて演算される。そのため、たとえば電源12の出力電圧を一定値として抵抗演算値Raが演算される場合に比べて抵抗演算値Raの精度が高まる。その結果、状態判定装置20の判定結果についての信頼度を向上させることができる。
(5)発熱機器11は、通常、正常状態にある。そのため、発熱機器11が正常状態であるか否かを優先して判断することにより、状態判定処理において判定部28にかかる負荷を軽減することができる。
(6)設計抵抗値Riに対する設定値δRが標準偏差σを3倍した値(3σ)であることから、正常状態にある発熱機器11が他の状態にあると誤判定される可能性が低くなる。すなわち、正常状態と異常状態とを高い精度のもとで判別することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・状態判定装置20は、電圧計測部21が割愛された構成であってもよい。この場合、状態判定装置20は、直流電圧を出力する電源12の出力電圧が一定値であるとして抵抗演算値Raを演算する。
・抵抗演算値Raが第1閾値R1よりも小さく、かつ、設計抵抗値Riから設定値δRを減算した下限正常値RL以上である第1条件が成立するとき、発熱機器11は、正常状態である可能性もあるが地絡状態である可能性もある。そのため、判定部28は、第1条件が成立した場合には状態の判定を行わなくともよい。
・抵抗演算値Raが第2閾値R2よりも大きく、かつ、設計抵抗値Riに設定値δRを加算した上限正常値RH以下である第2条件が成立するとき、発熱機器11は、正常状態である可能性もあるが断線状態である可能性もある。そのため、判定部28は、第2条件が成立した場合には状態の判定を行わなくともよい。
・状態判定装置20は、第1特性異常状態と第2特性異常状態とを共通する1つの特性異常状態として判定してもよい。
・状態判定装置20と制御装置15とは、各別の制御装置ではなく共通する1つの制御装置で構成されていてもよい。
・発熱機器は、車両に搭載されるものであればよい。そのため、発熱機器は、吸気を加熱するインテークヒーターや燃焼室内を予熱するグロープラグに限らず、例えば、エンジンからの排気を昇温するバーナーの着火に用いられるグロープラグであってもよい。
10…加熱システム、11…発熱機器、12…電源、13…フィラメント、14…スイッチング素子、15…制御装置、20…状態判定装置、21…電圧計測部、22…電流計測部、25…ECU、26…抵抗演算部、27…電流積算部、28…判定部、29…判定マップ、30…警報ランプ。

Claims (5)

  1. 電源から発熱機器へ流れる直流電流を計測する電流計測部と、
    前記電源の出力電圧と前記電流計測部の計測した電流値とに基づき前記発熱機器の抵抗値を演算する抵抗演算部と、
    前記電流値の積算値と前記抵抗演算部の演算した抵抗値とに基づき前記発熱機器の状態を判定する判定部とを備え、
    前記判定部は、
    前記抵抗値が第1閾値R1よりも小さいときに地絡状態と判定し、
    前記抵抗値が第2閾値R2(>R1)よりも大きいときに断線状態と判定し、
    前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記積算値ごとに規定された設計抵抗値に対する乖離が設定値以下のときに正常状態と判定し、
    前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記設計抵抗値との乖離が前記設定値よりも大きいときに特性異常状態と判定する
    発熱機器の状態判定装置。
  2. 前記特性異常状態は、
    前記設計抵抗値から前記設定値を減算した下限正常値よりも前記抵抗値が小さい第1特性異常状態と、
    前記設計抵抗値に前記設定値を加算した上限正常値よりも前記抵抗値が大きい第2特性異常状態とを含む
    請求項1に記載の発熱機器の状態判定装置。
  3. 前記電源の出力電圧を計測する電圧計測部をさらに備え、
    前記抵抗演算部は、前記電圧計測部の計測した電圧値と前記電流値とに基づき前記抵抗値を演算する
    請求項1または2に記載の発熱機器の状態判定装置。
  4. 前記判定部は、前記正常状態であるか否かを優先して判断する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の発熱機器の状態判定装置。
  5. 電源から直流電圧が供給されることで発熱する発熱機器の状態を判定する状態判定装置が実行する発熱機器の状態判定方法であって、
    前記電源から前記発熱機器へ流れる直流電流を計測する計測工程と、
    前記電源の出力電圧と前記計測工程にて計測された電流値とに基づき前記発熱機器の抵抗値を演算する抵抗演算工程と、
    前記電流値の積算値と前記抵抗演算工程にて演算された抵抗値とに基づき前記発熱機器の状態を判定する判定工程とを備え、
    前記判定工程では、
    前記抵抗値が第1閾値R1よりも小さいときに地絡状態と判定し、
    前記抵抗値が第2閾値R2(>R1)よりも大きいときに断線状態と判定し、
    前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記積算値ごとに規定された設計抵抗値に対する乖離が設定値以下であるときに正常状態と判定し、
    前記抵抗値が前記第1閾値R1以上であり、かつ、前記第2閾値R2以下であり、かつ、前記設計抵抗値に対する乖離が前記設定値よりも大きいときに特性異常状態と判定する
    発熱機器の状態判定方法。
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