JPH0972872A - 接触燃焼式複合ガス検知装置 - Google Patents
接触燃焼式複合ガス検知装置Info
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- JPH0972872A JPH0972872A JP22759695A JP22759695A JPH0972872A JP H0972872 A JPH0972872 A JP H0972872A JP 22759695 A JP22759695 A JP 22759695A JP 22759695 A JP22759695 A JP 22759695A JP H0972872 A JPH0972872 A JP H0972872A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ガスの選択性を改善し、メタンガスとCOガス
を選択的に検知できる接触燃焼式複合ガス検知装置を提
供する。 【解決手段】都市ガスセンサを枝片に組み込んだブリッ
ジ回路B1と一酸化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ
ブリッジ回路B2と、両ブリッジ回路を駆動する制御部
Nと、両ブリッジ回路の出力をデジタル演算して出力す
る演算部Sとを備える接触燃焼式複合ガス検知装置であ
って、都市ガスセンサおよびCOガスセンサのいずれか
を、低温と高温との2温度サイクル動作させ、ガスセン
サ間あるいは同じガスセンサの2温度間のブリッジ出力
の演算において、水素ガスに対する出力を等しくするよ
うに演算係数を設定しておき、これを用いて水素ガスに
対する出力を相殺して、COガスに対する出力が水素ガ
スにより影響を受けないようにする。
を選択的に検知できる接触燃焼式複合ガス検知装置を提
供する。 【解決手段】都市ガスセンサを枝片に組み込んだブリッ
ジ回路B1と一酸化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ
ブリッジ回路B2と、両ブリッジ回路を駆動する制御部
Nと、両ブリッジ回路の出力をデジタル演算して出力す
る演算部Sとを備える接触燃焼式複合ガス検知装置であ
って、都市ガスセンサおよびCOガスセンサのいずれか
を、低温と高温との2温度サイクル動作させ、ガスセン
サ間あるいは同じガスセンサの2温度間のブリッジ出力
の演算において、水素ガスに対する出力を等しくするよ
うに演算係数を設定しておき、これを用いて水素ガスに
対する出力を相殺して、COガスに対する出力が水素ガ
スにより影響を受けないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ガス中のメタン
ガスおよび不完全燃焼ガス中の一酸化炭素ガスの濃度を
分別検知して、信号を発したり、遮断弁を作動させたり
するガス警報器に用いる複合ガス検知装置に関する。
ガスおよび不完全燃焼ガス中の一酸化炭素ガスの濃度を
分別検知して、信号を発したり、遮断弁を作動させたり
するガス警報器に用いる複合ガス検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の都市ガスおよび一酸化炭素ガス警
報器には、半導体式ガスセンサまたは接触燃焼式ガス検
知装置が用いられている。半導体式ガスセンサは酸化ス
ズ、酸化亜鉛などの金属酸化物半導体をガス検知素子と
し、ガスに接触した時の大きい抵抗値の変化を利用して
いる。接触燃焼式ガス検知装置は、金、パラジウムまた
はロジウムなどの触媒を担持した金属酸化物焼結体を測
温抵抗体に付着させたガス検知素子を用いるが、ガスに
接触した時の抵抗値変化は小さいので、補償素子と共に
ブリッジ回路に組み込みブリッジ出力を利用している。
報器には、半導体式ガスセンサまたは接触燃焼式ガス検
知装置が用いられている。半導体式ガスセンサは酸化ス
ズ、酸化亜鉛などの金属酸化物半導体をガス検知素子と
し、ガスに接触した時の大きい抵抗値の変化を利用して
いる。接触燃焼式ガス検知装置は、金、パラジウムまた
はロジウムなどの触媒を担持した金属酸化物焼結体を測
温抵抗体に付着させたガス検知素子を用いるが、ガスに
接触した時の抵抗値変化は小さいので、補償素子と共に
ブリッジ回路に組み込みブリッジ出力を利用している。
【0003】半導体式ガスセンサは都市ガスや低濃度の
一酸化炭素ガス(以下、COガスと記す)を有し、比較
的安価に製造できるという長所を有しているが、ガスの
選択性が低く、再現性がよくないなどの問題点がある。
接触燃焼式ガス検知装置はガス感度の再現性が良く、湿
度の影響を受けないという特長があり、広く普及してい
るが、ガスの選択性、特に不完全燃焼ガス中のCOガス
に対する選択性は必ずしも充分ではない。
一酸化炭素ガス(以下、COガスと記す)を有し、比較
的安価に製造できるという長所を有しているが、ガスの
選択性が低く、再現性がよくないなどの問題点がある。
接触燃焼式ガス検知装置はガス感度の再現性が良く、湿
度の影響を受けないという特長があり、広く普及してい
るが、ガスの選択性、特に不完全燃焼ガス中のCOガス
に対する選択性は必ずしも充分ではない。
【0004】図12は従来の接触燃焼式ガス検知装置の
ブリッジ回路である。ガス検知素子Dと補償素子Cの直
列接続、および2つの抵抗R1、R2の直列接続と電源
Eが片列接続されている。各直列接続の中間点に負荷V
が接続されていて、負荷Vにブリッジ出力が印加され
る。ブリッジ出力を感度ともいう。従来の接触燃焼式ガ
ス検知装置はCOガスに対する感度を有しているが、不
完全燃焼時にCOガスと同時に発生する水素ガスにも高
い感度を有し、例えば、同一濃度のCOガスと水素ガス
に対する感度の比率(水素ガス感度/COガス感度)は
約2〜4倍であった。しかしながら、一般に不完全燃焼
時に発生するCOガスと水素ガスの比率は燃焼器具の種
類や、燃焼条件により、1〜6:1の範囲で変化するこ
とが知られている。このため、従来の接触燃焼式ガス検
知装置では、燃焼条件によって、CO:水素の比率が大
幅に変動する不完全燃焼ガス中の毒性の強いCOガスを
精度良く検知することは困難であった。
ブリッジ回路である。ガス検知素子Dと補償素子Cの直
列接続、および2つの抵抗R1、R2の直列接続と電源
Eが片列接続されている。各直列接続の中間点に負荷V
が接続されていて、負荷Vにブリッジ出力が印加され
る。ブリッジ出力を感度ともいう。従来の接触燃焼式ガ
ス検知装置はCOガスに対する感度を有しているが、不
完全燃焼時にCOガスと同時に発生する水素ガスにも高
い感度を有し、例えば、同一濃度のCOガスと水素ガス
に対する感度の比率(水素ガス感度/COガス感度)は
約2〜4倍であった。しかしながら、一般に不完全燃焼
時に発生するCOガスと水素ガスの比率は燃焼器具の種
類や、燃焼条件により、1〜6:1の範囲で変化するこ
とが知られている。このため、従来の接触燃焼式ガス検
知装置では、燃焼条件によって、CO:水素の比率が大
幅に変動する不完全燃焼ガス中の毒性の強いCOガスを
精度良く検知することは困難であった。
【0005】ガス漏れ警報器は通産省の指導ににより、
比較的普及が促進されているが、近年、住宅の密室化、
室内での燃焼器具の普及が進み、燃焼器具のCO中毒事
故が増加している傾向がある。このような事故の増加傾
向に歯止めをかけるため、大手ガス会社を中心に、1台
の警報器に都市ガスと一酸化炭素ガスの両方の検知機能
をもたせた複合ガス検知装置を内蔵する複合ガス警報器
の普及を図る動きが高まってきた。
比較的普及が促進されているが、近年、住宅の密室化、
室内での燃焼器具の普及が進み、燃焼器具のCO中毒事
故が増加している傾向がある。このような事故の増加傾
向に歯止めをかけるため、大手ガス会社を中心に、1台
の警報器に都市ガスと一酸化炭素ガスの両方の検知機能
をもたせた複合ガス検知装置を内蔵する複合ガス警報器
の普及を図る動きが高まってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、都市ガスと一酸
化炭素ガスの両方の検知機能をもたせた複合ガス検知装
置としては、都市ガスセンサと不完全燃焼検知センサと
してそれぞれ個別の半導体式センサを搭載したタイプの
ガス検知装置がある。しかし、半導体式センサを搭載し
ているため、以下の問題点がある。
化炭素ガスの両方の検知機能をもたせた複合ガス検知装
置としては、都市ガスセンサと不完全燃焼検知センサと
してそれぞれ個別の半導体式センサを搭載したタイプの
ガス検知装置がある。しかし、半導体式センサを搭載し
ているため、以下の問題点がある。
【0007】ガスの選択性が悪い。 再現性がよくない。 水蒸気に感度をもち、湿度によりガス感度が変化す
る。 また、接触燃焼式ガス検知装置にも以下の問題点があ
る。 ガスの選択性が悪い。特にCOガスと水素ガスの識別
が困難である。
る。 また、接触燃焼式ガス検知装置にも以下の問題点があ
る。 ガスの選択性が悪い。特にCOガスと水素ガスの識別
が困難である。
【0008】本発明は、上記の問題点の少ない接触燃焼
式センサを用い、さらにその短所であるガスの選択性を
改善し、メタンガスとCOガスを選択的に検知できる接
触燃焼式複合ガス検知装置を提供することにある。
式センサを用い、さらにその短所であるガスの選択性を
改善し、メタンガスとCOガスを選択的に検知できる接
触燃焼式複合ガス検知装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、メタンガスを主成分とする都市ガスに高
い感度を有する都市ガスセンサを枝片に組み込んだ第1
のブリッジ回路と一酸化炭素ガスに高い感度を有する一
酸化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ第2のブリッジ
回路と、両ブリッジ回路を駆動し、タイミング信号を演
算部に出力する制御部と、両ブリッジ回路の出力をそれ
ぞれ増幅、デジタル化した後、タイミング信号に同期し
て演算して出力する演算部とを備える接触燃焼式複合ガ
ス検知装置であって、前記都市ガスセンサを、メタンガ
スに対し感度をもつ第1の高温とメタンガスに対し感度
を持たない第1の低温との2温度サイクル動作させ、前
記一酸化炭素ガスセンサを、水素ガスに対する感度が異
なる第2の高温と第2の低温との2温度サイクル動作さ
せ、また、水素ガスに対して、両ガスセンサの低温時お
よび高温時の各温度に対して、第1のブリッジ回路の出
力と第2のブリッジ回路の出力とが等しくなるように演
算部を予め校正しておくこととする。
め、本発明は、メタンガスを主成分とする都市ガスに高
い感度を有する都市ガスセンサを枝片に組み込んだ第1
のブリッジ回路と一酸化炭素ガスに高い感度を有する一
酸化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ第2のブリッジ
回路と、両ブリッジ回路を駆動し、タイミング信号を演
算部に出力する制御部と、両ブリッジ回路の出力をそれ
ぞれ増幅、デジタル化した後、タイミング信号に同期し
て演算して出力する演算部とを備える接触燃焼式複合ガ
ス検知装置であって、前記都市ガスセンサを、メタンガ
スに対し感度をもつ第1の高温とメタンガスに対し感度
を持たない第1の低温との2温度サイクル動作させ、前
記一酸化炭素ガスセンサを、水素ガスに対する感度が異
なる第2の高温と第2の低温との2温度サイクル動作さ
せ、また、水素ガスに対して、両ガスセンサの低温時お
よび高温時の各温度に対して、第1のブリッジ回路の出
力と第2のブリッジ回路の出力とが等しくなるように演
算部を予め校正しておくこととする。
【0010】また、同じ構成の接触燃焼式複合ガス検知
装置において、前記都市ガスセンサを、メタンガスに対
し感度を持つ一定温度で動作させ、前記一酸化炭素ガス
センサを、水素ガスに対する感度が異なる第2の高温と
第2の低温との2温度サイクル動作させ、また、水素ガ
スに対して、第2のブリッジ回路の一酸化炭素ガスセン
サの低温時の出力と高温時の出力とが等しくなるように
演算部を予め校正しておくこととする。
装置において、前記都市ガスセンサを、メタンガスに対
し感度を持つ一定温度で動作させ、前記一酸化炭素ガス
センサを、水素ガスに対する感度が異なる第2の高温と
第2の低温との2温度サイクル動作させ、また、水素ガ
スに対して、第2のブリッジ回路の一酸化炭素ガスセン
サの低温時の出力と高温時の出力とが等しくなるように
演算部を予め校正しておくこととする。
【0011】また、同じ構成の接触燃焼式複合ガス検知
装置において、前記都市ガスセンサを、メタンガスに対
し感度をもつ第1の高温とメタンガスに対し感度を持た
ない第1の低温との2温度サイクル動作させ、前記一酸
化炭素ガスセンサを水素ガスに感度を有する一定の温度
で動作させ、また、水素ガスに対して、第1のブリッジ
回路の都市ガスセンサの低温時の出力と第2のブリッジ
回路の一酸化炭素ガスセンサの出力とが等しくなるよう
に演算部を予め校正しておくこととする。
装置において、前記都市ガスセンサを、メタンガスに対
し感度をもつ第1の高温とメタンガスに対し感度を持た
ない第1の低温との2温度サイクル動作させ、前記一酸
化炭素ガスセンサを水素ガスに感度を有する一定の温度
で動作させ、また、水素ガスに対して、第1のブリッジ
回路の都市ガスセンサの低温時の出力と第2のブリッジ
回路の一酸化炭素ガスセンサの出力とが等しくなるよう
に演算部を予め校正しておくこととする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る実施例の接触
燃焼式複合ガス検知装置のブロック図である。都市ガス
センサのガス検知素子D1と補償素子C1と抵抗R1、
R2を枝片に組み込んだブリッジ回路B1とCOガスセ
ンサのガス検知素子D2と補償素子C2と抵抗R3、R
4を枝片に組み込んだブリッジ回路B2とは、制御部N
により別々に駆動され、各素子は所定の温度に保持、ま
たは2温度サイクル駆動される。制御部Nは周期駆動と
同期の信号Tを演算部Sに送る。演算部Sは前記の各ブ
リッジ回路B1、2からの出力V1、V2をそれぞれ増
幅する2つの増幅器A1、A2および増幅器A1、A2
の出力をデジタル化するA/D変換器ADおよびデジタ
ルデータを同期信号Tに従って記憶、演算処理し出力す
るマイクロコンピュータMCからなっている。
燃焼式複合ガス検知装置のブロック図である。都市ガス
センサのガス検知素子D1と補償素子C1と抵抗R1、
R2を枝片に組み込んだブリッジ回路B1とCOガスセ
ンサのガス検知素子D2と補償素子C2と抵抗R3、R
4を枝片に組み込んだブリッジ回路B2とは、制御部N
により別々に駆動され、各素子は所定の温度に保持、ま
たは2温度サイクル駆動される。制御部Nは周期駆動と
同期の信号Tを演算部Sに送る。演算部Sは前記の各ブ
リッジ回路B1、2からの出力V1、V2をそれぞれ増
幅する2つの増幅器A1、A2および増幅器A1、A2
の出力をデジタル化するA/D変換器ADおよびデジタ
ルデータを同期信号Tに従って記憶、演算処理し出力す
るマイクロコンピュータMCからなっている。
【0013】図2は本発明に係る2温度サイクル駆動の
タイムチャートであり、(a)はセンサ駆動パルス、
(b)はセンサの温度、(c)はセンサ出力読み込みの
タイミングである。2温度サイクル駆動は次のように行
った。温度駆動周期は20sec(低温駆動時間10sec
、高温駆動時間10sec )とした。一定電圧(数
V)、一定周期(1ms)であり、低温、高温に応じたパ
ルス幅のパルスをセンサに印加した。センサの温度が一
定となった後、各温度の最後の10msのタイミングパル
スに従ってセンサ出力をマイクロコンピュータMCに読
み込んだ。これらのセンサ駆動パルスおよびタイミング
パルスは制御部Nから出力した。 実施例1 都市ガスセンサは、白金とパラジウムを担持したアルミ
ナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子D1と酸
化銅を担持したアルミナ担体を白金コイルに付着させた
補償素子C1からなり、COガスセンサは白金を担持し
たアルミナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子
D2と触媒を担持しないアルミナ担体を白金コイルに付
着させた補償素子C2からなる。
タイムチャートであり、(a)はセンサ駆動パルス、
(b)はセンサの温度、(c)はセンサ出力読み込みの
タイミングである。2温度サイクル駆動は次のように行
った。温度駆動周期は20sec(低温駆動時間10sec
、高温駆動時間10sec )とした。一定電圧(数
V)、一定周期(1ms)であり、低温、高温に応じたパ
ルス幅のパルスをセンサに印加した。センサの温度が一
定となった後、各温度の最後の10msのタイミングパル
スに従ってセンサ出力をマイクロコンピュータMCに読
み込んだ。これらのセンサ駆動パルスおよびタイミング
パルスは制御部Nから出力した。 実施例1 都市ガスセンサは、白金とパラジウムを担持したアルミ
ナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子D1と酸
化銅を担持したアルミナ担体を白金コイルに付着させた
補償素子C1からなり、COガスセンサは白金を担持し
たアルミナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子
D2と触媒を担持しないアルミナ担体を白金コイルに付
着させた補償素子C2からなる。
【0014】図3は本発明に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフである。カーブ2mはメタンガ
ス、カーブ2cはCOガス、カーブ2hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。メタンガスは約240℃から立ち上がるが、他のガ
スに対しては100℃以上で出力はでている。
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフである。カーブ2mはメタンガ
ス、カーブ2cはCOガス、カーブ2hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。メタンガスは約240℃から立ち上がるが、他のガ
スに対しては100℃以上で出力はでている。
【0015】図4は本発明に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置内のCOガスセンサのブリッジ回路B2の出力V
2の温度依存性のグラフである。カーブ3mはメタンガ
ス、カーブ3cはCOガス、カーブ3hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。このような特性のブリッジ出力から、メタンガスお
よびCOガスを識別して検知するため、この実施例で
は、両ガスセンサとも2温度サイクル動作する。都市ガ
スセンサはメタンガスを燃焼させない150℃と燃焼さ
せる450℃、COガスセンサは水素ガスとCOガスと
のブリッジ出力比が異なる150℃と400℃の2温度
動作させた。
知装置内のCOガスセンサのブリッジ回路B2の出力V
2の温度依存性のグラフである。カーブ3mはメタンガ
ス、カーブ3cはCOガス、カーブ3hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。このような特性のブリッジ出力から、メタンガスお
よびCOガスを識別して検知するため、この実施例で
は、両ガスセンサとも2温度サイクル動作する。都市ガ
スセンサはメタンガスを燃焼させない150℃と燃焼さ
せる450℃、COガスセンサは水素ガスとCOガスと
のブリッジ出力比が異なる150℃と400℃の2温度
動作させた。
【0016】演算部の校正は次のように行った。校正用
ガスとして水素ガスを例えば1000ppm の濃度とし全
素子に接触させておく。低温時に、出力の小さい都市ガ
スセンサのブリッジ出力のデジタル値が、COガスセン
サのブリッジ出力のデジタル値に等しくなるように演算
係数Klを設定した。同様に、高温時に、出力の小さい
都市ガスセンサのブリッジ出力のデジタル値が、COガ
スセンサのブリッジ出力のデジタル値に等しくなるよう
に演算係数Khを設定した。
ガスとして水素ガスを例えば1000ppm の濃度とし全
素子に接触させておく。低温時に、出力の小さい都市ガ
スセンサのブリッジ出力のデジタル値が、COガスセン
サのブリッジ出力のデジタル値に等しくなるように演算
係数Klを設定した。同様に、高温時に、出力の小さい
都市ガスセンサのブリッジ出力のデジタル値が、COガ
スセンサのブリッジ出力のデジタル値に等しくなるよう
に演算係数Khを設定した。
【0017】このように演算係数Ki、Khを設定して
おけば、メタンガス、COガスおよび水素ガスの混合ガ
スに対する各ブリッジ出力のデジタル値の差は、水素に
対する出力が相殺されており、低温時にはCOガスに対
する出力が残り、高温時にはメタンガスに対する出力が
残る。図5は、本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装
置の高温時の混合ガスに対する出力のグラフである。直
線4mはメタンガス、直線4cはCOガス、直線4hは
水素ガスに対する出力である。図5からメタンガスに対
してのみ出力が出ていることが判る。
おけば、メタンガス、COガスおよび水素ガスの混合ガ
スに対する各ブリッジ出力のデジタル値の差は、水素に
対する出力が相殺されており、低温時にはCOガスに対
する出力が残り、高温時にはメタンガスに対する出力が
残る。図5は、本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装
置の高温時の混合ガスに対する出力のグラフである。直
線4mはメタンガス、直線4cはCOガス、直線4hは
水素ガスに対する出力である。図5からメタンガスに対
してのみ出力が出ていることが判る。
【0018】図6は、本発明に係る接触燃焼式複合ガス
検知装置の低温時の混合ガスに対する出力のグラフであ
る。直線5mはメタンガス、直線5cはCOガス、直線
5hは水素ガスに対する出力である。図6からCOガス
に対してのみ出力が出ていることが判る。このようにし
て、本発明に係るガス検知装置は、他のガスの混在に影
響されず、低温時にはCOガスのみを検知し、高温時に
はメタンガスのみを検知できることが判る。すなわち、
都市ガス漏れと不完全燃焼とを分別して検知できる。 実施例2 都市ガスセンサは、白金とパラジウムを担持したアルミ
ナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子D1と白
金を担持したアルミナ担体を白金コイルに付着させた補
償素子C1からなり、COガスセンサは実施例1と同じ
ものとした。
検知装置の低温時の混合ガスに対する出力のグラフであ
る。直線5mはメタンガス、直線5cはCOガス、直線
5hは水素ガスに対する出力である。図6からCOガス
に対してのみ出力が出ていることが判る。このようにし
て、本発明に係るガス検知装置は、他のガスの混在に影
響されず、低温時にはCOガスのみを検知し、高温時に
はメタンガスのみを検知できることが判る。すなわち、
都市ガス漏れと不完全燃焼とを分別して検知できる。 実施例2 都市ガスセンサは、白金とパラジウムを担持したアルミ
ナ担体を白金コイルに付着させたガス検知素子D1と白
金を担持したアルミナ担体を白金コイルに付着させた補
償素子C1からなり、COガスセンサは実施例1と同じ
ものとした。
【0019】図7は本発明に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフである。カーブ6mはメタンガ
ス、カーブ6cはCOガス、カーブ6hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。メタンガスは約300℃以上で出力が出るが、他の
ガスに対しては出力は小さい。
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフである。カーブ6mはメタンガ
ス、カーブ6cはCOガス、カーブ6hは水素ガスに対
する出力であり、ガス濃度はいずれも1000ppm であ
る。メタンガスは約300℃以上で出力が出るが、他の
ガスに対しては出力は小さい。
【0020】この実施例では、接触燃焼式複合ガス検知
装置を都市ガスセンサを約450℃の一定温度動作さ
せ、COガスセンサを150℃と400℃との2温度サ
イクル動作させた場合であり、水素ガスに対する出力の
相殺のための校正はCOガスセンサのブリッジ出力で行
った。実施例1と同様に、水素ガスをCOガスセンサに
接触させておき、低温時のブリッジ出力のデジタル値
が、1/2サイクル前にマイクロンピュータに記憶させ
ておいた高温時のブリッジ出力のデジタル値に等しくな
るように演算係数Ktを設定した。
装置を都市ガスセンサを約450℃の一定温度動作さ
せ、COガスセンサを150℃と400℃との2温度サ
イクル動作させた場合であり、水素ガスに対する出力の
相殺のための校正はCOガスセンサのブリッジ出力で行
った。実施例1と同様に、水素ガスをCOガスセンサに
接触させておき、低温時のブリッジ出力のデジタル値
が、1/2サイクル前にマイクロンピュータに記憶させ
ておいた高温時のブリッジ出力のデジタル値に等しくな
るように演算係数Ktを設定した。
【0021】このように演算係数Ktを設定しておけ
ば、メタンガス、COガスおよび水素ガスの混合ガスに
対するCOガスセンサのブリッジ出力のデジタル値の低
温時と高温時との差は、水素に対する出力が相殺されて
おり、COガスに対する出力が残る。150℃ではCO
に対する出力は出ているので得られた感度は打ち消し合
ってやや小さくなっている。
ば、メタンガス、COガスおよび水素ガスの混合ガスに
対するCOガスセンサのブリッジ出力のデジタル値の低
温時と高温時との差は、水素に対する出力が相殺されて
おり、COガスに対する出力が残る。150℃ではCO
に対する出力は出ているので得られた感度は打ち消し合
ってやや小さくなっている。
【0022】都市ガスセンサは一定温度なので、そのブ
リッジ出力はメタンに対する出力である。図8は本発明
に係る接触燃焼式複合ガス検知装置の混合ガスに対する
COガスセンサの高温時のセンサ出力のグラフである。
直線7mはメタンガス、直線7cはCOガス、直線7h
は水素ガスに対する出力である。図9は本発明に係る接
触燃焼式複合ガス検知装置の混合ガスに対するCOガス
センサの低温時の出力のグラフである。直線8mはメタ
ンガス、直線8cはCOガス、直線8hは水素ガスに対
する出力である。
リッジ出力はメタンに対する出力である。図8は本発明
に係る接触燃焼式複合ガス検知装置の混合ガスに対する
COガスセンサの高温時のセンサ出力のグラフである。
直線7mはメタンガス、直線7cはCOガス、直線7h
は水素ガスに対する出力である。図9は本発明に係る接
触燃焼式複合ガス検知装置の混合ガスに対するCOガス
センサの低温時の出力のグラフである。直線8mはメタ
ンガス、直線8cはCOガス、直線8hは水素ガスに対
する出力である。
【0023】接触燃焼式複合ガス検知装置は、COガス
センサが低温時に、COガスに対する出力を出力し、高
温時にはメタンガスに対する出力を出力するようにし
た。このようにして、本発明に係るガス検知装置は、他
のガスの混在に影響されず、都市ガス漏れと不完全燃焼
とを分別して検知できることが判る。 実施例3 この実施例では、実施例1のガス検知素子および補償素
子を用い、都市ガスセンサは150℃と450℃との2
温度サイクル動作し、COガスセンサを150℃の一定
温度動作させた。その他は実施例1と同じとした。
センサが低温時に、COガスに対する出力を出力し、高
温時にはメタンガスに対する出力を出力するようにし
た。このようにして、本発明に係るガス検知装置は、他
のガスの混在に影響されず、都市ガス漏れと不完全燃焼
とを分別して検知できることが判る。 実施例3 この実施例では、実施例1のガス検知素子および補償素
子を用い、都市ガスセンサは150℃と450℃との2
温度サイクル動作し、COガスセンサを150℃の一定
温度動作させた。その他は実施例1と同じとした。
【0024】演算部の校正は次のように行った。校正用
ガスとして水素ガスを例えば1000ppm の濃度とし全
素子に接触させておく。都市ガスセンサの低温時のブリ
ッジ出力のデジタル値が、COガスセンサのブリッジ出
力のデジタル値に等しくなるように演算係数Kcを設定
した。このように演算係数を設定しておけば、メタンガ
ス、COガスおよび水素ガスの混合ガスに対する都市ガ
スセンサの低温時のブリッジ出力のデジタル値とCOガ
スセンサのブリッジ出力とのデジタル値の差は、水素に
対する出力が相殺されており、COガスに対するCOガ
スセンサのブリッジ出力とのデジタル値が残る。
ガスとして水素ガスを例えば1000ppm の濃度とし全
素子に接触させておく。都市ガスセンサの低温時のブリ
ッジ出力のデジタル値が、COガスセンサのブリッジ出
力のデジタル値に等しくなるように演算係数Kcを設定
した。このように演算係数を設定しておけば、メタンガ
ス、COガスおよび水素ガスの混合ガスに対する都市ガ
スセンサの低温時のブリッジ出力のデジタル値とCOガ
スセンサのブリッジ出力とのデジタル値の差は、水素に
対する出力が相殺されており、COガスに対するCOガ
スセンサのブリッジ出力とのデジタル値が残る。
【0025】都市ガスセンサの高温時の出力はメタン感
度および水素感度の和の出力、すなわち、都市ガスに対
する出力である。図10は本発明に係る接触燃焼式複合
ガス検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの高温
時のセンサ出力のグラフである。直線9mはメタンガ
ス、直線9cはCOガス、直線9hは水素ガスに対する
出力である。図11は本発明に係る接触燃焼式複合ガス
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの低温時の
出力のグラフである。直線10mはメタンガス、直線1
0cはCOガス、直線10hは水素ガスに対する出力で
ある。
度および水素感度の和の出力、すなわち、都市ガスに対
する出力である。図10は本発明に係る接触燃焼式複合
ガス検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの高温
時のセンサ出力のグラフである。直線9mはメタンガ
ス、直線9cはCOガス、直線9hは水素ガスに対する
出力である。図11は本発明に係る接触燃焼式複合ガス
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの低温時の
出力のグラフである。直線10mはメタンガス、直線1
0cはCOガス、直線10hは水素ガスに対する出力で
ある。
【0026】このようにして、本発明の接触燃焼式複合
ガス検知装置は都市ガスと不完全燃焼とを分別して出力
できることが判る。
ガス検知装置は都市ガスと不完全燃焼とを分別して出力
できることが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、都市ガスセンサを枝片
に組み込んだ第1のブリッジ回路と一酸化炭素ガスセン
サを枝片に組み込んだ第2のブリッジ回路と、両ブリッ
ジ回路を駆動し、タイミング信号を演算部に出力する制
御部と、両ブリッジ回路の出力をそれぞれ増幅、デジタ
ル化した後、タイミング信号に同期して演算して出力す
る演算部とを備える接触燃焼式複合ガス検知装置で構成
し、前記都市ガスセンサおよびCOガスセンサのいずれ
かを、低温と高温との2温度サイクル動作させ、ガスセ
ンサ間あるいは同ガスセンサの2温度間のブリッジ出力
の演算において、水素ガスに対する出力を等しくする演
算係数を設定し、これを用いて水素ガスに対する出力を
相殺して、COガスに対する出力が水素ガスにより影響
を受けないようにしたため、都市ガスと不完全燃焼とを
分別して出力できる。
に組み込んだ第1のブリッジ回路と一酸化炭素ガスセン
サを枝片に組み込んだ第2のブリッジ回路と、両ブリッ
ジ回路を駆動し、タイミング信号を演算部に出力する制
御部と、両ブリッジ回路の出力をそれぞれ増幅、デジタ
ル化した後、タイミング信号に同期して演算して出力す
る演算部とを備える接触燃焼式複合ガス検知装置で構成
し、前記都市ガスセンサおよびCOガスセンサのいずれ
かを、低温と高温との2温度サイクル動作させ、ガスセ
ンサ間あるいは同ガスセンサの2温度間のブリッジ出力
の演算において、水素ガスに対する出力を等しくする演
算係数を設定し、これを用いて水素ガスに対する出力を
相殺して、COガスに対する出力が水素ガスにより影響
を受けないようにしたため、都市ガスと不完全燃焼とを
分別して出力できる。
【0028】本発明の接触燃焼式複合ガス検知装置を用
いれば都市ガスと不完全燃焼とを分別して警報をあるい
は対応する操作が実施できる複合ガス警報器を得ること
ができる。
いれば都市ガスと不完全燃焼とを分別して警報をあるい
は対応する操作が実施できる複合ガス警報器を得ること
ができる。
【図1】本発明に係る実施例の接触燃焼式複合ガス検知
装置のブロック図
装置のブロック図
【図2】本発明に係る2温度サイクル駆動のタイムチャ
ート、(a)センサ駆動パルス、(b)センサの温度、
(c)センサ出力読み込みのタイミング
ート、(a)センサ駆動パルス、(b)センサの温度、
(c)センサ出力読み込みのタイミング
【図3】本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装置内の
都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V1の温度依
存性のグラフ
都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V1の温度依
存性のグラフ
【図4】本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装置内の
COガスセンサのブリッジ回路B2の出力V2の温度依
存性のグラフ
COガスセンサのブリッジ回路B2の出力V2の温度依
存性のグラフ
【図5】本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装置の高
温時の混合ガスに対する出力のグラフ
温時の混合ガスに対する出力のグラフ
【図6】本発明に係る接触燃焼式複合ガス検知装置の低
温時の混合ガスに対する出力のグラフ
温時の混合ガスに対する出力のグラフ
【図7】本発明の実施例2に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフ
知装置内の都市ガスセンサのブリッジ回路B1の出力V
1の温度依存性のグラフ
【図8】本発明の実施例2に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置の混合ガスに対するCOガスセンサの高温時のセ
ンサ出力のグラフ
知装置の混合ガスに対するCOガスセンサの高温時のセ
ンサ出力のグラフ
【図9】本発明の実施例2に係る接触燃焼式複合ガス検
知装置の混合ガスに対するCOガスセンサの低温時の出
力のグラフ
知装置の混合ガスに対するCOガスセンサの低温時の出
力のグラフ
【図10】本発明の実施例3に係る接触燃焼式複合ガス
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの高温時の
センサ出力のグラフ
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの高温時の
センサ出力のグラフ
【図11】本発明の実施例3に係る接触燃焼式複合ガス
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの低温時の
出力のグラフ
検知装置の混合ガスに対する都市ガスセンサの低温時の
出力のグラフ
【図12】従来の接触燃焼式ガス検知装置のブリッジ回
路
路
D ガス検知素子 C 補償素子 E 電源 V 負荷 D1 ガス検知素子 D2 ガス検知素子 C1 補償素子 C2 補償素子 R1 抵抗 R2 抵抗 R3 抵抗 R4 抵抗 B1 ブリッジ回路 B2 ブリッジ回路 N 制御部 T 同期信号 S 演算部 A1 増幅器 A2 増幅器 AD A/D変換器 MC マイクロコンピュータ
Claims (3)
- 【請求項1】メタンガスを主成分とする都市ガスに高い
感度を有する都市ガスセンサを枝片に組み込んだ第1の
ブリッジ回路と一酸化炭素ガスに高い感度を有する一酸
化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ第2のブリッジ回
路と、 両ブリッジ回路を駆動し、タイミング信号を演算部に出
力する制御部と、 両ブリッジ回路の出力をそれぞれ増幅、デジタル化した
後、タイミング信号に同期して演算して出力する演算部
とを備える接触燃焼式複合ガス検知装置であって、 前記都市ガスセンサを、メタンガスに対し感度をもつ第
1の高温とメタンガスに対し感度を持たない第1の低温
との2温度サイクル動作させ、前記一酸化炭素ガスセン
サを、水素ガスに対する感度が異なる第2の高温と第2
の低温との2温度サイクル動作させ、 また、水素ガスに対して、両ガスセンサの低温時および
高温時の各温度に対して、第1のブリッジ回路の出力と
第2のブリッジ回路の出力とが等しくなるように演算部
を予め校正しておくことを特徴とする接触燃焼式複合ガ
ス検知装置。 - 【請求項2】メタンガスを主成分とする都市ガスに高い
感度を有する都市ガスセンサを枝片に組み込んだ第1の
ブリッジ回路と一酸化炭素ガスに高い感度を有する一酸
化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ第2のブリッジ回
路と、 両ブリッジ回路を駆動し、タイミング信号を演算部に出
力する制御部と、 両ブリッジ回路の出力をそれぞれ増幅、デジタル化した
後、タイミング信号に同期して演算して出力する演算部
とを備える接触燃焼式複合ガス検知装置であって、 前記都市ガスセンサを、メタンガスに対し感度を持つ一
定温度で動作させ、前記一酸化炭素ガスセンサを、水素
ガスに対する感度が異なる第2の高温と第2の低温との
2温度サイクル動作させ、 また、水素ガスに対して、第2のブリッジ回路の一酸化
炭素ガスセンサの低温時の出力と高温時の出力とが等し
くなるように演算部を予め校正しておくことを特徴とす
る接触燃焼式複合ガス検知装置。 - 【請求項3】メタンガスを主成分とする都市ガスに高い
感度を有する都市ガスセンサを枝片に組み込んだ第1の
ブリッジ回路と一酸化炭素ガスに高い感度を有する一酸
化炭素ガスセンサを枝片に組み込んだ第2のブリッジ回
路と、 両ブリッジ回路を駆動し、タイミング信号を演算部に出
力する制御部と、 両ブリッジ回路の出力をそれぞれ増幅、デジタル化した
後、タイミング信号に同期して演算して出力する演算部
とを備える接触燃焼式複合ガス検知装置であって、 前記都市ガスセンサを、メタンガスに対し感度をもつ第
1の高温とメタンガスに対し感度を持たない第1の低温
との2温度サイクル動作させ、前記一酸化炭素ガスセン
サを水素ガスに感度を有する一定の温度で動作させ、 また、水素ガスに対して、第1のブリッジ回路の都市ガ
スセンサの低温時の出力と第2のブリッジ回路の一酸化
炭素ガスセンサの出力とが等しくなるように演算部を予
め校正しておくことを特徴とする接触燃焼式複合ガス検
知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22759695A JPH0972872A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 接触燃焼式複合ガス検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22759695A JPH0972872A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 接触燃焼式複合ガス検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972872A true JPH0972872A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16863412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22759695A Pending JPH0972872A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 接触燃焼式複合ガス検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972872A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005201648A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Tokyo Gas Co Ltd | 発熱量算出装置及びその方法、並びに発熱量測定システム |
CN100374843C (zh) * | 2001-10-12 | 2008-03-12 | 株式会社爱德万测试 | 偏振模式色散测量器件和方法 |
JP2009168463A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | New Cosmos Electric Corp | ガス検知方法及びガス検知装置 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP22759695A patent/JPH0972872A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100374843C (zh) * | 2001-10-12 | 2008-03-12 | 株式会社爱德万测试 | 偏振模式色散测量器件和方法 |
JP2005201648A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Tokyo Gas Co Ltd | 発熱量算出装置及びその方法、並びに発熱量測定システム |
JP2009168463A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | New Cosmos Electric Corp | ガス検知方法及びガス検知装置 |
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