JP6879060B2 - ガスセンサ - Google Patents

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本発明は、雰囲気中に含まれるガスを検出するガスセンサ及びガス濃度の検出方法に関し、特に、検出対象ガスとは異なるガスの影響をキャンセル可能なガスセンサ及びガス濃度の検出方法に関する。
ガスセンサは、雰囲気中に含まれる測定対象ガスの濃度を検出するものであるが、雰囲気中に含まれる検出対象ガスとは異なるガスによって測定値に誤差が生じることがある。特許文献1には、波高値の異なる電流をセンサに印加して反応値を求め、この反応値を推定式に代入して解を求めることによって、検出対象ガスとは異なるガスの影響を排除する方法が開示されている。
特開平8−101156号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、ガス濃度を算出するための演算処理が複雑であるとともに、誤差が大きいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、より簡単な方法で検出対象ガスとは異なるガスの影響を高精度に排除可能なガスセンサ及びガス濃度の検出方法を提供することである。
本発明によるガスセンサは、第1のガスに対する検出感度が第1の検出感度であり、第2のガスに対する検出感度が第2の検出感度である第1の温度に加熱されることによって第1の検出信号を生成し、前記第1のガスに対する検出感度が前記第1の検出感度よりも低い第3の検出感度であり、前記第2のガスに対する検出感度が前記第3の検出感度よりも高い第4の検出感度である第2の温度に加熱されることによって第2の検出信号を生成するセンサ部と、前記第2の検出信号に基づいて前記第2のガスの濃度に相当する第1の信号成分を算出するとともに、前記第1の検出信号と前記第1の信号成分に基づいて、前記第1のガスの濃度を算出する信号処理回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によるガス濃度の検出方法は、第1のガスに対する検出感度が第1の検出感度であり、第2のガスに対する検出感度が第2の検出感度である第1の温度にセンサ部を加熱することによって第1の検出信号を取得する第1の工程と、前記第1のガスに対する検出感度が前記第1の検出感度よりも低い第3の検出感度であり、前記第2のガスに対する検出感度が前記第3の検出感度よりも高い第4の検出感度である第2の温度に前記センサ部を加熱することによって第2の検出信号を取得する第2の工程と、前記第2の検出信号に基づいて前記第2のガスの濃度に相当する信号成分を算出する第3の工程と、前記第1の検出信号と前記信号成分に基づいて前記第1のガスの濃度を算出する第4の工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1のガスに対する検出感度が低い第2の温度に加熱することにより、第2のガスの濃度に相当する信号成分を算出していることから、第2のガスの影響を簡単且つ高精度に除去することが可能となる。
本発明において、信号処理回路は、第2の検出信号と第4の検出感度に基づいて第2のガスの濃度を示す中間値を算出し、中間値と第2の検出感度に基づいて第1の信号成分を算出しても構わない。これによれば、第2の検出感度と第4の検出感度が異なっている場合であっても、第2のガスの濃度に相当する第1の信号成分を正しく算出することが可能となる。
この場合、信号処理回路は、第1の検出信号から第1の信号成分を減じることによって、第1のガスの濃度を示す第2の信号成分を算出し、第2の信号成分と第1の検出感度に基づいて第1のガスの濃度を算出することが好ましい。これによれば、簡単な演算によって第1のガスの濃度を算出することが可能となる。
本発明において、信号処理回路は、第1の検出感度と第3の検出感度の比又は差に基づいて、第1のガスの濃度を補正しても構わない。これによれば、第1のガスの濃度をより正確に算出することが可能となる。
本発明において、信号処理回路は、環境温度に基づいて、前記第1、第2及び第4の検出感度の少なくとも一つを補正しても構わない。これによれば、第1のガスの濃度をより正確に算出することが可能となる。
本発明において、第3の検出感度は第1の検出感度の1/10以下であることが好ましい。これによれば、第1のガスの濃度をより正確に算出することが可能となる。
本発明において、センサ部は、第1の温度に加熱される第1のセンサ部と、第2の温度に加熱される第2のセンサ部を含んでいても構わない。これによれば、共通のセンサ部を用いて検出を行う場合と比べてより正確な検出を行うことができるとともに、制御が容易となる。この場合、第1のセンサ部と第2のセンサ部は、排他的に加熱されることが好ましい。これによれば、第1のセンサ部と第2のセンサ部の熱干渉による測定誤差の発生を防止することができる。
本発明において、センサ部は熱伝導式のセンサであっても構わない。熱伝導式のセンサは高い検出感度を得ることが難しく、検出誤差が大きくなる傾向があるが、本発明によれば、検出対象ガスとは異なるガスに起因する検出誤差を低減することが可能となる。
本発明において、第1のガスはCOガスであり、第2のガスは水蒸気であっても構わない。これによれば、COガスの濃度検出において湿度の影響を排除することが可能となる。
このように、本発明によれば、簡単な方法で検出対象ガスとは異なるガスの影響を高精度に排除することができる。これにより、検出対象ガスの濃度を高精度に測定することが可能となる。
図1は、本発明の原理を説明するための模式図である。 図2は、本発明の実施形態によるガスセンサ10の構成を示す回路図である。 図3は、センサ部Sの構成を説明するための上面図である。 図4は、図3に示すA−A線に沿った断面図である。 図5(a)はCOガスの濃度と検出信号Vrd1,Vrd2との関係を示すグラフであり、図5(b)は湿度と検出信号Vrd1,Vrd2との関係を示すグラフである。 図6は、環境温度と検出感度との関係を示す表である。 図7は、ガスセンサ10の動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、制御電圧Vmh1,Vmh2の波形の一例を示すタイミング図である。 図9は、環境温度と検出感度との関係を示すテーブルの一例である。 図10は、実測値を示す表である。
本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する前に、本発明の原理について説明する。
図1は、本発明の原理を説明するための模式図である。
本発明は、温度によって検出感度が大きく変化するガスが存在するという点に着目し、高い検出感度が得られる温度と検出感度が大きく低下する温度の2条件で検出を行うものである。例えば、図1に示す温度Aは、第1のガスに対する検出感度(第1の検出感度)や第2のガスに対する検出感度(第2の検出感度)が高い温度条件であり、この条件で測定を行うと、第1のガスの濃度に基づく信号成分A1と第2のガスの濃度に基づく信号成分A2が混在した検出信号Vrd1が得られる。
これに対し、図1に示す温度Bは、第1のガスに対する検出感度(第3の検出感度)が温度Aにおける検出感度(第1の検出感度)よりも低く、且つ、第2のガスに対する検出感度(第4の検出感度)が第1のガスに対する検出感度(第3の検出感度)よりも高い温度条件である。この条件で測定を行うと、第1のガスの濃度に基づく信号成分B1は、第2のガスの濃度に基づく信号成分B2よりも大幅に小さくなるため、検出信号Vrd2は、ほぼ信号成分B2のみからなるものと見なすことができる。つまり、検出信号Vrd2は、ほぼ第2のガスの濃度を示すものであると言える。これにより第2のガスの濃度が判明することから、信号成分A2の値を算出することができる。そして、検出信号Vrd1から信号成分A2を減じれば、第1のガスの濃度を知ることが可能となる。
以上が本発明の原理であり、2つの温度条件で測定を行うことにより、第1のガスの濃度と第2のガスの濃度を知ることができる。以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態によるガスセンサ10の構成を示す回路図である。
図2に示すように、本実施形態によるガスセンサ10は、センサ部Sと信号処理回路20を備えている。特に限定されるものではないが、本実施形態によるガスセンサ10は、雰囲気中におけるCOガスの濃度を検出するものであり、後述するように、湿度に起因する測定誤差をキャンセルすることが可能である。図1に示した例に当てはめれば、第1のガスがCOガスであり、第2のガスが水蒸気である。
センサ部Sは、検出対象ガスであるCOガスの濃度を検出するための熱伝導式のガスセンサであり、第1のセンサ部S1と第2のセンサ部S2を有している。第1及び第2のセンサ部S1,S2は、いずれもCOガスの濃度を検出するものであるが、後述するように動作温度が互いに異なっている。図1に示した例に当てはめれば、第1のセンサ部S1の動作温度は温度Aであり、第2のセンサ部S2の動作温度は温度Bである。
第1のセンサ部S1は、第1のサーミスタRd1と抵抗R1を備え、これらが電源配線間(Vcc配線とGND配線との間)に直列に接続された構成を有している。第1のサーミスタRd1は、第1のヒータ抵抗MH1によって加熱される。同様に、第2のセンサ部S2は、第2のサーミスタRd2と抵抗R2を備え、これらが電源配線間(Vcc配線とGND配線との間)に直列に接続された構成を有している。第2のサーミスタRd2は、第2のヒータ抵抗MH2によって加熱される。第1及び第2のサーミスタRd1,Rd2は、例えば、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなどの負の抵抗温度係数を持つ材料からなる。
第1のサーミスタRd1が第1のヒータ抵抗MH1によって加熱されると、その抵抗値が変化する。ここで、測定雰囲気中にCOガスが存在すると、その濃度に応じて第1のサーミスタRd1の放熱特性が変化する。かかる変化は、第1の検出信号Vrd1のレベルとなって現れる。第1のヒータ抵抗MH1による第1のサーミスタRd1の加熱温度は例えば200℃である。
同様に、第2のサーミスタRd2が第2のヒータ抵抗MH2によって加熱されると、その抵抗値が変化する。ここで、測定雰囲気中にCOガスが存在すると、その濃度に応じて第2のサーミスタRd2の放熱特性が変化する。かかる変化は、第2の検出信号Vrd2のレベルとなって現れる。第2のヒータ抵抗MH2による第2のサーミスタRd2の加熱温度は例えば330℃である。
さらに、本実施形態によるガスセンサ10は、第3のサーミスタRc及び抵抗R3からなる温度センサS3を有している。温度センサS3は、環境温度に応じて温度信号Vcのレベルを変化させる。
第1の検出信号Vrd1、第2の検出信号Vrd2及び温度信号Vcは、信号処理回路20に入力される。
信号処理回路20は、差動アンプ21,22、ADコンバータ(ADC)23、DAコンバータ(DAC)24及び制御部25を備えている。差動アンプ21は、第1の検出信号Vrd1とリファレンス電圧Vrefを比較し、その差を増幅する回路である。差動アンプ21から出力される増幅信号Vamp1は、ADコンバータ23に入力される。同様に、差動アンプ22は、第2の検出信号Vrd2とリファレンス電圧Vrefを比較し、その差を増幅する回路である。差動アンプ22から出力される増幅信号Vamp2は、ADコンバータ23に入力される。温度信号VcもADコンバータ23に入力される。
ADコンバータ23は増幅信号Vamp1,Vamp2及び温度信号Vcをデジタル変換し、その値を制御部25に供給する。一方、DAコンバータ24は、制御部25から供給されるリファレンス信号をアナログ変換することによってリファレンス電圧Vrefを生成するとともに、第1及び第2のヒータ抵抗MH1,MH2に供給する制御電圧Vmh1,Vmh2を生成する役割を果たす。尚、差動アンプ21に供給するリファレンス電圧Vrefと差動アンプ22に供給するリファレンス電圧Vrefは、同一のレベルであっても構わないし、互いに異なるレベルであっても構わない。
図3は、センサ部Sの構成を説明するための上面図である。また、図4は、図3に示すA−A線に沿った断面図である。尚、図面は模式的なものであり、説明の便宜上、厚みと平面寸法との関係、デバイス相互間の厚みの比率などは、本実施形態の効果が得られる範囲内で現実の構造とは異なっていても構わない。
センサ部Sは、COガスの濃度に応じた放熱特性の変化に基づいてガス濃度を検出する熱伝導式のガスセンサであり、図3及び図4に示すように、2つのセンサ部S1,S2と、これらセンサ部S1,S2を収容するセラミックパッケージ51を備えている。
セラミックパッケージ51は、上部が開放された箱形のケースであり、上部にはリッド52が設けられている。リッド52は複数の通気口53を有しており、これにより、雰囲気中のCOガスがセラミックパッケージ51内に流入可能とされている。尚、図面の見やすさを考慮して、図3においてはリッド52が省略されている。
第1のセンサ部S1は、基板31と、基板31の下面及び上面にそれぞれ形成された絶縁膜32,33と、絶縁膜33上に設けられた第1のヒータ抵抗MH1と、第1のヒータ抵抗MH1を覆うヒータ保護膜34と、ヒータ保護膜34上に設けられた第1のサーミスタRd1及びサーミスタ電極35と、第1のサーミスタRd1及びサーミスタ電極35を覆うサーミスタ保護膜36とを備える。
基板31は、適度な機械的強度を有し、且つ、エッチングなどの微細加工に適した材質であれば特に限定されるものではなく、シリコン単結晶基板、サファイア単結晶基板、セラミック基板、石英基板、ガラス基板などを用いることができる。基板31には、第1のヒータ抵抗MH1による熱が基板31へ伝導するのを抑制するため、平面視で第1のヒータ抵抗MH1と重なる位置にキャビティ31aが設けられている。キャビティ31aにより基板31が取り除かれた部分は、メンブレンと呼ばれる。メンブレンを構成すれば、基板31を薄肉化した分だけ熱容量が小さくなるため、より少ない消費電力で加熱を行うことが可能となる。
絶縁膜32,33は、酸化シリコン又は窒化シリコンなどの絶縁材料からなる。絶縁膜32,33として例えば酸化シリコンを用いる場合には、熱酸化法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの成膜法を用いればよい。絶縁膜32,33の膜厚は、絶縁性が確保される限り特に限定されず、例えば0.1〜1.0μm程度とすればよい。特に、絶縁膜33は、基板31にキャビティ31aを形成する際のエッチング停止層としても用いられるため、当該機能を果たすのに適した膜厚とすればよい。
第1のヒータ抵抗MH1は、温度によって抵抗率が変化する導電性物質からなり、比較的高融点の材料からなる金属材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。また、イオンミリングなどの高精度なドライエッチングが可能である導電材質であることが好ましく、特に、耐腐食性が高い白金(Pt)を主成分とすることがより好適である。また、絶縁膜33との密着性を向上させるために、Ptの下地にチタン(Ti)などの密着層を形成することが好ましい。
第1のヒータ抵抗MH1の上部には、ヒータ保護膜34が形成される。ヒータ保護膜34の材料としては、絶縁膜33と同じ材料を用いることが望ましい。第1のヒータ抵抗MH1は、常温から200℃にまで上昇し、再び常温へ下がるという激しい熱変化を繰り返し生じるため、絶縁膜33及びヒータ保護膜34にも強い熱ストレスがかかり、この熱ストレスを継続的に受けると層間剥離やクラックといった破壊につながる。しかしながら、絶縁膜33とヒータ保護膜34を同じ材料によって構成すれば、両者の材料特性が同じであり、且つ、密着性が強固であることから、異種材料を用いた場合と比べて、層間剥離やクラックといった破壊が生じにくくなる。ヒータ保護膜34の材料として酸化シリコンを用いる場合、熱酸化法やCVD法などの方法により成膜すればよい。ヒータ保護膜34の膜厚は、第1のサーミスタRd1及びサーミスタ電極35との絶縁が確保される膜厚であれば特に限定されず、例えば0.1〜3.0μm程度とすればよい。
第1のサーミスタRd1は、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなどの負の抵抗温度係数を持つ材料からなり、スパッタ法、CVDなどの薄膜プロセスを用いて形成することができる。第1のサーミスタRd1の膜厚は、目標とする抵抗値に応じて調整すればよく、例えばMnNiCo系酸化物を用いて室温での抵抗値(R25)を2MΩ程度に設定するのであれば、一対のサーミスタ電極35間の距離にもよるが0.2〜1μm程度の膜厚に設定すればよい。ここで、感温抵抗素子としてサーミスタを用いているのは、また、白金測温体などに比べて抵抗温度係数が大きいことから、大きな検出感度を得ることができるためである。また、薄膜構造であることから、第1のヒータ抵抗MH1の発熱を効率よく検出することも可能となる。
サーミスタ電極35は、所定の間隔を持った一対の電極であり、一対のサーミスタ電極35間に第1のサーミスタRd1が設けられる。これにより、一対のサーミスタ電極35間における抵抗値は、第1のサーミスタRd1の抵抗値によって決まる。サーミスタ電極35の材料としては、第1のサーミスタRd1の成膜工程および熱処理工程などのプロセスに耐えうる導電性物質であって、比較的高融点の材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。
第1のサーミスタRd1及びサーミスタ電極35は、サーミスタ保護膜36で覆われる。尚、第1のサーミスタRd1と還元性を持つ材料を接触させて高温状態にすると、サーミスタから酸素を奪って還元を引き起こし、サーミスタ特性に影響を与えてしまう。これを防止するためには、サーミスタ保護膜36の材料としては、シリコン酸化膜等の還元性を持たない絶縁性酸化膜であることが望ましい。
図3に示すように、第1のヒータ抵抗MH1の両端は、サーミスタ保護膜36の表面に設けられた電極パッド37a,37bにそれぞれ接続される。また、サーミスタ電極35の両端は、サーミスタ保護膜36の表面に設けられた電極パッド37c,37dにそれぞれ接続される。これらの電極パッド37a〜37dは、ボンディングワイヤ55を介して、セラミックパッケージ51に設けられたパッケージ電極54に接続される。パッケージ電極54は、セラミックパッケージ51の裏面に設けられた外部端子56を介して、図2に示す信号処理回路20に接続される。
このように、第1のセンサ部S1は、第1のヒータ抵抗MH1と第1のサーミスタRd1が基板31上に積層された構成を有していることから、第1のヒータ抵抗MH1によって生じる熱が第1のサーミスタRd1に効率よく伝わる。
同様に、第2のセンサ部S2は、基板41と、基板41の下面及び上面にそれぞれ形成された絶縁膜42,43と、絶縁膜43上に設けられた第2のヒータ抵抗MH2と、第2のヒータ抵抗MH2を覆うヒータ保護膜44と、ヒータ保護膜44上に設けられた第2のサーミスタRd2及びサーミスタ電極45と、第2のサーミスタRd2及びサーミスタ電極45を覆うサーミスタ保護膜46とを備える。
基板41は、第1のセンサ部S1に用いられる基板31と同様の材料からなるとともに、同様の構成を有している。つまり、平面視で第2のヒータ抵抗MH2と重なる位置にキャビティ41aが設けられ、これにより、第2のヒータ抵抗MH2による熱が基板41へ伝導するのを抑制している。絶縁膜42,43の材料についても絶縁膜32,33と同様であり、酸化シリコン又は窒化シリコンなどの絶縁材料が用いられる。絶縁膜42,43の厚みも絶縁膜32,33と同様である。
また、第2のヒータ抵抗MH2、ヒータ保護膜44、第2のサーミスタRd2、サーミスタ電極45及びサーミスタ保護膜46についても、第1のセンサ部S1に用いられる第1のヒータ抵抗MH1、ヒータ保護膜34、第1のサーミスタRd1、サーミスタ電極35及びサーミスタ保護膜36とそれぞれ同じ構成を有している。第2のヒータ抵抗MH2の両端は、サーミスタ保護膜46の表面に設けられた電極パッド47a,47bにそれぞれ接続される。また、サーミスタ電極45の両端は、サーミスタ保護膜46の表面に設けられた電極パッド47c,47dにそれぞれ接続される。これらの電極パッド47a〜47dは、ボンディングワイヤ55を介して、セラミックパッケージ51に設けられたパッケージ電極54に接続される。
以上の構成を有するセンサ部S1,S2は、いずれもウェハ状態で多数個同時に作製され、ダイシングによって個片化された後、ダイペースト(図示せず)を用いてセラミックパッケージ51に固定される。その後、電極パッド37a〜37d,47a〜47dと、対応するパッケージ電極54を、ワイヤボンディング装置を用いてボンディングワイヤ55で接続する。ボンディングワイヤ55の材料としては、Au、Al、Cuなど、抵抗の低い金属が好適である。
最後に、接着性樹脂(図示せず)などを用いて、外気との通気口53を有するリッド52をセラミックパッケージ51に固定する。この際、接着性樹脂(図示せず)の硬化加熱時に、接着性樹脂に含まれる物質がガスとなって発生するが、通気口53により容易にパッケージ外へ放出されるため、センサ部S1,S2に影響を与えることはない。
このようにして完成したセンサ部Sは、外部端子56を介して信号処理回路20や電源に接続される。また、抵抗R1〜R3などは、信号処理回路20に内蔵するか、或いは、信号処理回路20が実装される回路基板上に設けられる。尚、第3のサーミスタRcについては、セラミックパッケージ51内に収容しても構わないし、セラミックパッケージ51の外部に別途配置しても構わない。
以上が本実施形態によるガスセンサ10の構成である。次に、本実施形態によるガスセンサ10の動作について説明する。
本実施形態によるガスセンサ10は、COガスの熱伝導率が空気の熱伝導率と大きく異なっている点を利用し、COガスの濃度によるサーミスタRd1,Rd2の放熱特性の変化を検出信号Vrd1,Vrd2として取り出すものである。しかしながら、測定雰囲気の熱伝導率は、COガスの濃度だけでなく、湿度、つまり水蒸気の濃度によっても変化するため、湿度の影響が測定誤差となってしまう。そこで、本実施形態によるガスセンサ10は、湿度による誤差成分を算出し、第1の検出信号Vrd1から誤差成分を減じることによって、COガスの濃度を示す信号成分を算出する。
再び図1を参照して説明すると、200℃の温度(温度A)で計測することによって得られる第1の検出信号Vrd1は、COガスの濃度に応じた信号成分A1と、湿度に応じた信号成分A2によって構成される。実際には、リファレンス電圧Vrefに相当するオフセット成分も含まれるが、これについては差動アンプ21にてキャンセルされるため省略する。温度が200℃である場合、COガスに対する第1の検出感度はある程度高いものの、湿度に対する第2の検出感度もある程度高いため、湿度に応じた信号成分A2は無視できないレベルである。
一方、330℃の温度(温度B)で計測することによって得られる第2の検出信号Vrd2は、COガスの濃度に応じた信号成分B1と、湿度に応じた信号成分B2によって構成される。実際には、リファレンス電圧Vrefに相当するオフセット成分も含まれるが、これについては差動アンプ22にてキャンセルされるため省略する。温度が330℃である場合、COガスに対する第3の検出感度は、温度が200℃である場合に得られる第1の検出感度と比べると大幅に低く、約1/10以下である。これに対し、湿度に対する第4の検出感度はある程度高く、少なくともCOガスに対する第3の検出感度よりも十分に高いため、第2の検出信号Vrd2は、信号成分B2のみからなるものと見なすことができる。
つまり、330℃の温度で計測を行えば雰囲気中の湿度が分かるため、200℃の温度で得られる第1の検出信号Vrd1から湿度に応じた信号成分A2を減じれば、COガスの濃度に応じた信号成分A1を算出できる。本実施形態によるガスセンサ10は、このような原理によって湿度の影響をキャンセルし、COガスの濃度を測定することが可能となる。
図5(a)はCOガスの濃度と検出信号Vrd1,Vrd2との関係を示すグラフであり、図5(b)は湿度と検出信号Vrd1,Vrd2との関係を示すグラフである。
図5(a)に示すように、加熱温度が200℃である場合、COガスの濃度と検出信号Vrd1,Vrd2はほぼ比例関係にあり、その感度も十分なレベルである。また、環境温度による差もわずかである。これに対し、加熱温度が330℃である場合、COガスの濃度に対する検出信号Vrd1,Vrd2の変化は僅かであり、200℃である場合の1/10以下の感度しか得られない。
一方、図5(b)に示すように、湿度と検出信号Vrd1,Vrd2の関係は、加熱温度が200℃である場合も330℃である場合もほぼ比例関係にあり、その感度も十分なレベルである。但し、感度は環境温度によって異なる。
図6は、環境温度と検出感度との関係を示す表である。図6に示すように、COガスに対する検出感度は、環境温度に関わらず、200℃に加熱した場合の検出感度が0.22μV/ppmであり、330℃に加熱した場合の検出感度が0.02μV/ppmである。この場合、330℃に加熱した場合の検出感度は、200℃に加熱した場合の検出感度の1/11である。一方、湿度に対する検出感度は、200℃に加熱した場合も330℃に加熱した場合も十分な感度であり、且つ、環境温度によって大きく変化することが分かる。
このように、湿度については加熱温度が200℃である場合も330℃である場合も十分な検出感度が得られるのに対し、COガスについては、加熱温度が200℃である場合には十分な検出感度が得られる一方、加熱温度が330℃である場合には検出感度が大幅に低下する。このため、上述の通り、加熱温度が330℃である場合に得られる第2の検出信号Vrd2は、実質的に湿度を示しているものと見なすことができる。
図7は、本実施形態によるガスセンサ10の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態によるガスセンサ10が測定動作を開始すると(ステップ101)、温度信号Vcを取得することによって、環境温度を特定する(ステップ102)。本発明において環境温度を特定することは必須でないが、上述の通り、湿度の検出感度は環境温度によって変化するため、湿度の影響をより正確にキャンセルするためには、環境温度を特定することが好ましい。
次に、DAコンバータ24によって制御電圧Vmh1,Vmh2をパルス状に変化させることにより、第1及び第2のヒータ抵抗MH1,MH2を加熱する(ステップ103)。図8は、制御電圧Vmh1,Vmh2の波形の一例を示すタイミング図である。図8に示す例では、制御電圧Vmh1と制御電圧Vmh2を交互に活性レベルとすることによって、第1のヒータ抵抗MH1と第2のヒータ抵抗MH2を排他的に加熱している。第1のヒータ抵抗MH1と第2のヒータ抵抗MH2を排他的に加熱すれば、第1のセンサ部S1と第2のセンサ部S2の熱干渉が生じないことから、より正確な測定を行うことが可能となる。
そして、第1のヒータ抵抗MH1を加熱するタイミングで第1の検出信号Vrd1をサンプリングし、第2のヒータ抵抗MH2を加熱するタイミングで第2の検出信号Vrd2をサンプリングする(ステップ104)上述の通り、第1の検出信号Vrd1は、COガスの濃度に応じた信号成分A1と、湿度に応じた信号成分A2によって構成される。また、第2の検出信号Vrd2は、COガスの濃度に応じた信号成分B1と、湿度に応じた信号成分B2によって構成される。
次に、第2の検出信号Vrd2に基づいて湿度を算出する(ステップ105)。湿度の算出は制御部25によって行われ、湿度をHUM、第2のセンサ部S2による湿度の検出感度をsen4とすると、
HUM=Vrd2/sen4
を演算することによって湿度を算出することができる。湿度HUMは、最終的にCOガスの濃度を算出するために必要な中間値である。
検出感度sen4は環境温度によって変化するため、制御部25内には、環境温度と検出感度との関係を示すテーブルを保存しておくことが好ましい。図9はテーブルの一例であり、環境温度が0℃から65℃までの範囲において、5℃刻みで湿度の検出感度sen2−1〜sen2−14とsen4−1〜sen4−14が保存されている。検出感度sen2−1〜sen2−14は、第1のセンサ部S1による湿度の検出感度であり、検出感度sen4−1〜sen4−14は、第2のセンサ部S2による湿度の検出感度である。そして、ステップ102にて測定された環境温度に基づき、検出感度sen2−1〜sen2−14のいずれかが選択され、検出感度sen4−1〜sen4−14のいずれかが選択される。但し、COガスの検出感度については環境温度の影響をほとんど受けないことから、COガスの検出感度sen1については固定値であっても構わない。
次に、ステップ105にて算出した湿度に基づいて、第1の検出信号Vrd1に含まれる信号成分A2、つまり、湿度に起因する誤差成分を算出する(ステップ106)。信号成分A2の算出は制御部25によって行われ、
A2=HUM×sen2
を演算することによって算出される。
そして、第1の検出信号Vrd1から信号成分A2を減算することにより、第1の検出信号Vrd1に含まれる信号成分A1、つまり、COに起因する信号成分を算出する(ステップ107)。信号成分A1の算出は制御部25によって行われ、
A1=Vrd1−A2
を演算することによって算出される。
最後に、信号成分A1からCOガスの濃度を算出する(ステップ108)。COガスの濃度の算出は制御部25によって行われ、COガスの濃度をXとした場合、
X=A1/sen1
を演算することによって算出される。
このようにして、COガスの濃度を算出することが可能となる。このように、本実施形態によれば、複雑な計算式などを使用する必要がないことから演算処理が容易であるとともに、比較的高精度にCOガスの濃度を算出することができる。
また、ステップ108にて得られたCOガスの濃度Xを補正すれば、より高精度な測定を行うことができる。これは、COガスに起因する信号成分B1が第2の検出信号Vrd2に僅かに含まれているものの、上述したCOガスの濃度の算出方法では、この信号成分B1が無視されているからである。したがって、200℃におけるCOガスの検出感度と330℃におけるCOガスの検出感度の比又は差に基づいてCOガスの濃度XをX'に補正すれば、COガスの濃度をより正確に測定することができる。一例として、200℃におけるCOガスの検出感度をsen1とし、330℃におけるCOガスの検出感度をsen3とした場合、
X'=X+X(sen3/sen1)
を算出することによって、COガスの濃度XをX'に補正することができる。
このようにして得られたCOガスの濃度X又はX'を示す値は、信号処理回路20の外部に出力される。また、ステップ105にて湿度も算出されるため、湿度を示す値についても信号処理回路20の外部に出力しても構わない。
図10は実測値を示す表であり、COガスの濃度が2000ppmであり、湿度が40%である環境における検出値及び算出値と、COガスの濃度が5000ppmであり、湿度が50%である環境における検出値及び算出値を示している。
COガスの濃度が2000ppmであり、湿度が40%である場合、第1及び第2の検出信号Vrd1,Vrd2は、それぞれ7240μV、10040μVである。ここから算出される湿度は40.16%であり、湿度の影響をキャンセルすることで得られるCOガスの濃度は、1876ppmである。また、COガスの濃度が5000ppmであり、湿度が50%である場合、第1及び第2の検出信号Vrd1,Vrd2は、それぞれ9600μV、12600μVである。ここから算出される湿度は50.40%であり、湿度の影響をキャンセルすることで得られるCOガスの濃度は、4690ppmである。
このように、いずれの算出値も設定値と近い値が得られている。ここで、COガスの濃度に関しては、いずれの算出値も設定値よりやや低い値が得られている。これは、第2の検出信号Vrd2に含まれる信号成分B1を無視した結果である。したがって、200℃におけるCOガスの検出感度と330℃におけるCOガスの検出感度の比又は差に基づいてCOガスの濃度を補正すれば、COガスの濃度をより正確に算出することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、第1の温度に加熱される第1のセンサ部S1と第2の温度に加熱される第2のセンサ部S2が互いに別個に設けられているが、一つのセンサ部を用い、これを時分割で加熱しても構わない。
また、上記実施形態では、第1のガスがCOガスであり、第2のガスが水蒸気である場合を例に説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。また、本発明において使用するセンサ部が熱伝導式のセンサであることは必須でなく、接触燃焼式など他の方式のセンサであっても構わない。
10 ガスセンサ
20 信号処理回路
21,22 差動アンプ
23 ADコンバータ
24 DAコンバータ
25 制御部
31,41 基板
31a,41a キャビティ
32,33,42,43 絶縁膜
34,44 ヒータ保護膜
35,45 サーミスタ電極
36,46 サーミスタ保護膜
37a〜37d,47a〜47d 電極パッド
51 セラミックパッケージ
52 リッド
53 通気口
54 パッケージ電極
55 ボンディングワイヤ
56 外部端子
MH1,MH2 ヒータ抵抗
R1〜R3 抵抗
Rc,Rd1,Rd2 サーミスタ
S センサ部
S1 第1のセンサ部
S2 第2のセンサ部
S3 温度センサ
Vrd1 第1の検出信号
Vrd2 第2の検出信号

Claims (7)

  1. 第1のガスに対する検出感度が第1の検出感度であり、第2のガスに対する検出感度が第2の検出感度である第1の温度に加熱されることによって第1の検出信号を生成し、前記第1のガスに対する検出感度が前記第1の検出感度よりも低い第3の検出感度であり、前記第2のガスに対する検出感度が前記第3の検出感度よりも高い第4の検出感度である第2の温度に加熱されることによって第2の検出信号を生成するセンサ部と、
    前記第1の検出信号に関わらず前記第2の検出信号に基づいて前記第2のガスの濃度に相当する第1の信号成分を算出するとともに、前記第1の検出信号と前記第1の信号成分に基づいて、前記第1のガスの濃度を算出する信号処理回路と、を備え、
    前記信号処理回路は、前記第1の検出信号に関わらず前記第2の検出信号と前記第4の検出感度に基づいて前記第2のガスの濃度を示す中間値を算出し、前記第1の検出信号に関わらず前記中間値と前記第2の検出感度に基づいて前記第1の信号成分を算出し、前記第1の検出信号から前記第1の信号成分を減じることによって、前記第1のガスの濃度を示す第2の信号成分を算出し、前記第2の信号成分と前記第1の検出感度に基づいて前記第1のガスの濃度を算出し、前記第1の検出感度と前記第3の検出感度の比又は差に基づいて、前記第1のガスの濃度を補正することを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記信号処理回路は、環境温度に基づいて、前記第1、第2及び第4の検出感度の少なくとも一つを補正することを特徴とする請求項に記載のガスセンサ。
  3. 前記第3の検出感度は、前記第1の検出感度の1/10以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記センサ部は、前記第1の温度に加熱される第1のセンサ部と、前記第2の温度に加熱される第2のセンサ部を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  5. 前記第1のセンサ部と前記第2のセンサ部は、排他的に加熱されることを特徴とする請求項に記載のガスセンサ。
  6. 前記センサ部は、熱伝導式のセンサであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  7. 前記第1のガスはCOガスであり、前記第2のガスは水蒸気であることを特徴とする請求項に記載のガスセンサ。
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