JP2016133404A - ガス検出装置 - Google Patents

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潤 平林
裕 松尾
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裕 松尾
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Abstract

【課題】第1の感温抵抗素子と発熱体を用いたガス検出装置に於いて、第1の感温抵抗素子の経時変化の影響を、補償回路等の追加を行うこと無く簡易な構成で、低減することが可能なガス検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】空間の熱伝導の違いによる温度変化を基に測定対象ガスの濃度を検出するガスセンサと、前記ガスセンサからの出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器でデジタル変換された値を読込み、演算処理を行うMPUとを有し、前記MPUに於いては、前記ガスセンサからの出力電圧を加減算演算により雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、感温抵抗素子と発熱体を用いて、対象ガスを検出するガス検出装置に関するものである。
対象ガスを検出する手段のひとつとして、大気中の熱伝導率と対象ガスの熱伝導率の差を使用したものが知られている。第1の感温抵抗素子をヒータで加熱した状態にし、第1の感温抵抗素子の抵抗値が大気中と対象ガスの熱伝導率の違いによって変化することで、その抵抗値の変化量から対象ガスを検出するものである。空間の温度検出には、例えば負の抵抗温度変化を用いたサーミスタ材料、ボロメータ材料、Ptなど金属を用いた測温体を第1の感温抵抗素子としてその抵抗変化により行うことが提案されている。
特許文献1では、物理量検出センサと同等の温度依存性を有する温度検出部及び処理回路を、物理量検出センサに対する温度補償回路として使用することが提案されている。
特許文献2では、ガスセンサ出力の最小値を基準値として予め記憶しておき、ガスセンサの出力変化が基準値と比較して所定値以上になると空気清浄機を作動させる。そして、空気清浄機の動作終了時のガスセンサ出力を新たな基準値として記憶させるという空気清浄機の制御方法が提案されている。
特開2007−333430号公報 特公平6−7897号公報
しかしながら、上記従来の技術には以下の課題が残されている。特許文献1の構成では、物理量検出センサの温度依存性を補償するために温度補償回路が付加されているが、回路構成が複雑となる。
特許文献2では、動作終了時のガスセンサ出力を新たな基準値として記憶させて使用しているために、初期の清浄雰囲気とは異なる雰囲気が清浄雰囲気となりうる。また、ガスセンサの基準値を常に変化させて安定させないことにより、ガスセンサからの出力にガスセンサ自体のドリフト等の誤差が生じても判別が困難となる。
従来に於けるガス検出装置の回路構成について説明する。図13は、従来に於けるガス検出装置412の回路構成を示したものである。ガス検出装置412は、ガスセンサ401と制御部411とで構成されており、制御部411は、基準抵抗404、405、増幅器407、A/D変換器408、バッファ409、MPU410とで構成されている。また、ガスセンサは、ガス検出を行う感温抵抗素子402と、前記感温抵抗素子402を加熱する発熱体406と、環境温度を検出する感温抵抗素子403とで構成されている。
次にガス検出動作について説明する。MPU410より、バッファ409を経由して、発熱体406に電圧が印加されて、感温抵抗素子402が加熱される。その加熱されるタイミングに同期して、感温抵抗素子402及び、基準抵抗405とのブリッジの中点から出力される信号Vdと、基準電圧Vrefとの差動増幅を増幅器407で行い、A/D変換器408を経由してMPU410に入力されている。MPU410は、入力された前記信号Vdを基に演算によりガス濃度を求めている。
感温抵抗素子403及び基準抵抗404とのブリッジの中点から出力される信号Vsは、A/D変換器408を経由してMPU410に入力される。前記信号Vsは、MPU410にて、雰囲気温度に換算されている。
前記基準電圧Vrefは、予め検出対象ガスがゼロの環境下での信号Vdの出力値を求めて、MPU410に近似式(図示せず)として保存されたものである。前記近似式と、前記信号Vsにより求められた雰囲気温度とを演算することにより、基準電圧Vrefの値が求められている。この前記基準電圧Vrefの値と前記信号Vdとの値の差分値が、感温抵抗素子402によって検出された出力値となっている。つまり、前記基準電圧Vrefにより感温抵抗素子402の雰囲気温度による変動分は抑えられている。
しかし、前記方法では、雰囲気温度変化による前記感温抵抗素子402の抵抗変化は抑えられても、経時変化による変動は抑えることが出来ない。尚、前記感温抵抗素子402の経時変化による変動は、発熱体406によって高温で加熱されるために生じているものである。経時変化の影響について、数式5、6を用いて説明する。Vd‘は、信号VdのMPU410入力信号、Avは、増幅器407の増幅度、Vtは、雰囲気温度変化の影響分、Vaは、ガス検出分、Vbは、経時変化分を表わしている。
Figure 2016133404
Figure 2016133404
数式5は、演算式を単純化したもので、前記信号Vdと、基準電圧Vrefとの差分演算であり、数式5に雰囲気温度、経時変化の影響を加味したものを、数式6で表わしている。数式6より、経時変化分Vbが、そのまま、ガス検出の誤差となってVd‘に重畳されている。
図14に従来のガス検出装置を用いてガス検出を行った結果のグラフを示す。グラフ上の“基準値”は、感温抵抗素子として用いたサーミスタの検出感度とガス検出装置を配置した箇所に流した検出対象ガスの濃度との乗算値から求めたグラフであり、従来例1は、検出対象ガスの検出を開始した後の1回目の測定結果を表わしたグラフであり、従来例2は、検出開始から200時間経過後測定結果を表わしたグラフである。従来例1は、基準値に対して、ほとんど差が無いのに対し、従来例2は、基準値に対して、≒3mVのオフセットが生じる結果となっている。これは、前記感温抵抗素子402に経時変化が生じたために、信号Vdの出力値が低下して、基準電圧Vrefとの差分値が低下したために生じているものである。前記、≒3mVのオフセットは、例えば感度3uV/ppmの検出感度を有するセンサを用いた場合だと、≒1000ppmの検出誤差となってしまう。
そこで本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、感温抵抗素子と発熱体とを用いて、対象ガスを検出するガス検出装置に於いて、雰囲気温度及び発熱体の加熱による感温抵抗素子の抵抗値が経時変化によって変動していくことで生じる検出誤差による測定精度の低下を、複雑な回路ならびに処理を用いることなく、簡易な構成で低減することが可能となるガス検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係わるガス検出装置は、空間の熱伝導の違いによる温度変化を基に測定対象ガスの濃度を検出するガスセンサと、前記ガスセンサからの出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器でデジタル変換された値を読込み、演算処理を行うMPUとを有し、前記MPUに於いては、前記ガスセンサからの出力電圧に含まれる、前記出力電圧のDC成分のキャンセルを加減算演算で行うことにより、雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出することを特徴とするガス検出装置である。
本発明の請求項2に係わる発明は、前記出力電圧の加減算演算は、前記ガスセンサからの出力電圧が、前記MPUに読み込まれた後、従前に読み込んだガスセンサからの出力電圧との差分値を求め、その差分値を従前の合算値との加算演算を実行し、新たな合算値を基に雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載のガス検出装置である。
本発明の請求項3に係わる発明は、前記ガスセンサからの出力電圧に連続した値の変化が、一定範囲内に収まっているときは、測定対象ガスの濃度に変化がみられないとして判断する機能を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のガス検出装置である。
本発明の請求項4に係わる発明は、前記ガス検出装置の電源起動時に、前回動作の最後のデータと、前記ガスセンサからの出力電圧との比較を行い、値の変化幅が、一定範囲内に収まっているときは、測定対象ガスの濃度に変化がみられないとして判断する機能を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のガス検出装置である。
本発明の請求項5に係わる発明は、前記ガスセンサは、空間の温度変化を検出する第1の感温抵抗素子と前記第1の感温抵抗素子を加熱する発熱体とを有しており、前記第1の感温抵抗素子を加熱するために発熱体に印加する電圧は、前記MPUにて電圧の周期及び、電圧の振幅が制御されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガス検出装置である。
前記ガスセンサは、本発明の請求項6に係わる発明は、雰囲気温度を検出する第2の感温抵抗素子をさらに有し、前記第2の感温抵抗素子からの出力電圧を用いて前記ガスセンサからの出力電圧に対する温度補正を行うことを特徴とする請求項5に記載のガス検出装置である。
本発明の請求項7に係わる発明は、前記MPUは、ガスセンサからの出力電圧及び、加算演算処理を行った値を保存するためのデータ保存領域を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガス検出装置である。
本発明によれば、第1の感温抵抗素子の抵抗値が、雰囲気温度及び発熱体からの加熱による第1の感温抵抗素子の抵抗値が経時変化によって変動していくことで生じる検出誤差による測定精度の低下について、ガスセンサからの出力電圧を、従前に読み込んだガスセンサからの出力電圧との差分値を求め、その差分値を従前の合算値との加算演算を実行し、新たな合算値を基に雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出することにより、簡易な構成で測定精度の低下を抑制し、測定誤差の少ない安定した測定を行うことが可能となる。
実施形態に於けるガスセンサの構造断面図である。 実施形態に於けるガス検出装置の回路構成図である。 実施形態に於けるガス検出装置の演算手順を示すフローチャートである。 実施形態に於けるガス検出装置の信号処理の説明図である。 実施形態2に於けるガスセンサの構造断面図である。 実施形態2に於けるガス検出装置の回路構成図である。 実施形態2に於けるガス検出装置の演算手順を示すフローチャートである。 実施形態に於ける合算値とガス濃度との関係を示すグラフである。 実施形態に於けるデータのメモリ配列を示す説明図である。 実施形態に於けるガス検出の信号処理の過程を示すグラフである。 実施例に於けるガス検出装置の測定結果を示すグラフである。 実施例に於けるガス検出装置の測定誤差を示す説明図である。 従来のガス検出装置に於ける回路構成を示す説明図である。 従来のガス検出装置に於ける測定結果を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載した構成要素は、適宜組み合わせることができる。
図1は、本実施形態のガスセンサ1を説明する構造断面図である。本実施形態によるガスセンサ1は、測定対象のガス濃度を検出する第1の感温抵抗素子2及び、発熱体7を有し、測定環境に暴露された空間に配置される。本実施例では、セラミックパッケージ3に第1の感温抵抗素子2及び、発熱体7を配置し、測定環境に暴露させるために通気孔5を備えたリッド4によりガスセンサ1を形成した。第1の感温抵抗素子2は、ダイペースト(図示せず)等でセラミックパッケージ3に固定され、その後、ボンディングワイヤ14により第1の感温抵抗素子2の電極パッド13と、セラミックパッケージ3に固定されたセラミックパッケージ電極15とを接続する。次にリッド4をセラミックパッケージ3に接着剤(又は溶接等)により固定している。尚、図面は模式的なものであり、説明の便宜上、厚みと平面寸法との関係、及びデバイス相互間の厚みの比率は、本実施形態の効果が得られる範囲内で現実の構造とは異なっていてもよい。
第1の感温抵抗素子2は、基板6、薄膜サーミスタ電極9、薄膜サーミスタ膜11、薄膜サーミスタ保護膜12とで構成されている。また、発熱体7は、発熱体保護膜8を挟んで第1の感温抵抗素子2の背面に配置されている。発熱体7は、薄膜サーミスタ膜11を加熱するためのものである。
基板6は、適度な機械的強度を有し、且つエッチングなどの微細加工に適した材質であれば、特に限定されるものではない。例えば、シリコン単結晶基板、サファイア単結晶基板、セラミック基板、石英基板、ガラス基板などが好適である。
基板6には、発熱体7を高温動作させた時に、熱が基板へ伝導するのを抑制するために発熱体7の位置に対応して基板の一部を薄肉化したキャビティ10を有している。基板を薄肉化した分だけ熱容量が小さくなるため、非常に少ない消費電力で発熱体7を高温にすることができる。また、基板7への伝導経路が数μmの薄膜部分のみで形成された断熱構造であるため、基板6への熱伝導が小さく、効率よく発熱体7を高温にすることができる。
発熱体7の材質としては、導電性物質で比較的高融点の材料からなる金属層であって、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。
図1に於いて、空間の熱伝導の違いによる温度変化をもとに測定対象ガスの濃度を検出する感熱体として、薄膜サーミスタ膜11が発熱体7を覆うように形成されている。これにより薄膜サーミスタ膜11は、発熱体7の発熱による温度を直接検出することができる。
薄膜サーミスタ膜11を形成するサーミスタの材質は、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなどの負の温度抵抗係数を持つ材料を、薄膜プロセスを用いて形成されている。膜厚は目標とするサーミスタ抵抗値に応じて調整すればよく、例えばMnNiCo系酸化物を用いて室温での抵抗値(R25)を140kΩ程度に設定するのであれば、素子の電極間の距離にもよるが0.2〜1μm程度の膜厚に設定すればよい。
薄膜サーミスタ膜11の熱を電気信号に変換して取り出す為に薄膜サーミスタ電極9が形成されている。薄膜サーミスタ電極9の材質としては、薄膜サーミスタ11の成膜工程および熱処理工程などのプロセスに耐えうる導電性物質で比較的高融点の材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。
薄膜サーミスタ電極9、発熱体7は、電極パッド13と接続される。電極パッド13は、ボンディングワイヤ14でセラミックパッケージ電極15を通して外部の回路と電気的接続される。電極パッド13は、例えばアルミニウム(Al)や金(Au)などの材料で形成され、必要に応じて積層してもよい。
素子は、ウエハ状態から個片へと切断された後、ダイペースト(図示せず)等を用いてセラミックパッケージ3に固定した後、電極パッド13と、セラミックパッケージ電極15を、ワイヤボンディング装置を用いて、ボンディングワイヤ14で接続する。ボンディングワイヤ14はAu、Al、Cuなど、抵抗の低い金属ワイヤが好適である。
セラミックパッケージ3と外気との通気孔5を設けたリッド4を、接着剤(又は溶接等(図示せず))を用いて固定する。この際、接着剤(図示せず)の硬化の加熱時に、樹脂に含まれる物質がガスとなって発生するが、通気孔5により容易にパッケージ外へ放出されるため、素子自体に悪影響を与えることはない。以上よりガスセンサ1を得ることができる。
図2は、ガス検出装置51の回路構成を示す図である。ガス検出装置51は、ガスセンサ1と制御部52とで構成されており、制御部52は、基準抵抗53、増幅器54、A/D変換器55、D/A変換器56、MPU57、定電圧電源58とで構成される。
第1の感温抵抗素子2と基準抵抗53とは直列に接続されてブリッジ回路を構成しており、その中間電圧として、出力電圧Vd_nを出力する。
ガス検出装置51の回路の動作について説明する。MPU57は、A/D変換器55、D/A変換器56の動作について制御しており、発熱体7に対してD/A変換器56よりパルス電圧Vpを印加する。次にMPU57は、D/A変換器56がパルス電圧Vpを発熱体7に印加することにより、第1の感温抵抗素子2が特定の温度に加熱される。第1の感温抵抗素子2の加熱温度が安定してから一定時間経過後に、第1の感温抵抗素子2の抵抗変化を電圧に変換し、増幅器54を経由してA/D変換器55に入力された値を出力電圧Vd_nとして、MPU57に読み込む。
MPU57は、読み込んだ出力電圧Vd_nの値について、読み込んだ出力電圧Vd_nの値と、MPU57のメモリ(図示せず)内のデータエリアに保存してある従前に読み込んだ出力電圧Vd_n−1の値との差分値を求める。ここで出力電圧Vd_nは、出力電圧VdのN回目の読み込み値を表わしたものであり、Vd_n−1は、出力電圧Vd_nの従前(1回前)の読み込み値を表わしたものである。
差分値の値を合算した従前の合算値Vdif_n−1をMPU57のメモリ(図示せず)内のデータエリアより読み出し、前記段落0033の演算で求めた差分値との加算演算を実行し、新たな合算値Vdif_nをガス濃度算出式に代入して雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出する。
発熱体7に対してD/A変換器56より印加するパルス電圧Vpは、MPU57により、印加するパルス電圧Vpの振幅及び、周期を制御している。パルス電圧Vpの振幅及び周期を制御することにより、第1の感温抵抗素子2に対する加熱温度を制御している。パルス電圧Vpの振幅は、0.7V〜2.8Vの範囲で、周期は、0.2sec〜10secの範囲で制御しており、ガス検出のタイミングと同期を取っている。
図4を用いてガス検出装置の信号処理の形態について説明する。図4は、右縦軸に雰囲気中のガス濃度を、左縦軸に出力電圧Vd_n及び合算値Vdif_nを、横軸は経過時間を表わしている。図中のグラフは、ガス濃度、出力電圧Vd_n及び合算値Vdif_nを表わしている。
出力電圧Vd_4を読み込んだとすると、データエリアより従前の出力電圧の値であるVd_3及び、従前の合算値Vdif_3を読み出してきて、下記演算(数式1)を行い、ガス濃度を算出するための合算値を求める。
Figure 2016133404
また、 出力電圧Vd_7を読み込んだとすると、データエリアより従前の出力電圧の値であるVd_6及び、従前の合算値Vdif_6を読み出してきて、下記演算(数式2)を行い、ガス濃度を算出するための合算値を求める。
Figure 2016133404
数式1の演算結果であるVdif_4は、ガス濃度の増加分を表わす出力電圧Vd_4と出力電圧Vd_3の差分が加算されたものである。また、数式2の演算結果であるVdif_7は、ガス濃度の減少分を表わす出力電圧Vd_7と出力電圧Vd_6の差分が加算されたものであり、一定時間間隔で、前後の出力電圧値Vd_nの差分を求めて加減算演算を行っている。前後の出力電圧値Vd_nの差分を求めることにより、第1の感温抵抗素子2が有する経時変化・抵抗ドリフトの影響等、直流成分を排除して、ガス濃度の増減による電圧の変化分のみを演算により取り出している。この演算方法により、第1の感温抵抗素子2により検出された電圧の変化分のみを用いて、ガス濃度の増減を算出することが出来るため、高精度の演算が可能となる。
ガス濃度の算出は、数式3に示す演算式を用いて求める。数式3の“a,b,c”は、係数であり、予め係数の値が決められてデータエリアに格納されており、数式3を使用する際にデータエリアから読み出される。
Figure 2016133404
図8は、横軸に出力電圧Vd_nの加減算演算の合算値を、縦軸にガス濃度を取り、ガス濃度の変化と、出力電圧Vd_nの合算値との関係を表わしたグラフである。図8のグラフより求められた近似式を数式1として使用することにより、雰囲気中に含まれる特定のガス濃度が算出される。前記数式1に使用する係数“a,b,c”は、図8の近似式より得られたものである。また、“x”は、合算値であり、“y”は、求める対象のガス濃度である。
図9は、ガス濃度を算出するために用いられるパラメータ係数“a,b,c”及び、第1の感温抵抗素子2の抵抗変化を電圧値に変換した出力電圧Vd_nのMPU57への読み込み値及び、出力電圧Vd_nの合算値であるVdif_nを保存するためのデータエリアとしてのメモリ配列を表わしたものである。このメモリ配列は、MPU57のメモリ(図示せず)に設けられている。
図3は、ガス検出装置51に於いて、ガスセンサ1からの信号をMPU57に取り込み、MPU57内の演算部(図示せず)で演算処理を行い、ガス濃度を求める手順についての測定・演算のフローチャートを示したものである。
ステップ101で、MPU57よりD/A変換器56に指令を出し発熱体7にパルス電圧Vpを印加することにより第1の感温抵抗素子2を特定の温度に加熱して、空間の熱伝導の違いによる温度変化を基に測定対象ガスの濃度を第1の感温抵抗素子2の抵抗値変化に換えて検出する。
ステップ102で、第1の感温抵抗素子2の抵抗値変化を電圧値に変換して、増幅器54、A/D変換器55を経由して、出力電圧Vd_nをMPU57に取り込む。
ステップ103で、今回のガス濃度検出が初回の測定なのか判定を行う。初回測定であれば、予め測定対象ガスがゼロ濃度の環境で測定した値をMPU57のメモリ領域であるデータエリアから値Vd_0を読み出す。初回測定でなければ従前に読み込んだ出力電圧Vd_n−1をデータエリアから読み出す。
ステップ104で、ステップ101で読み込んだ出力電圧Vd_nと、データエリアから読み出した出力電圧Vd_n−1との差分値を求め、その差分値を従前の合算値Vdif_n−1との加算演算を実行し、新たな合算値Vdif_nを求める。
ステップ105は、初回の出力電圧Vd_nに対する処理である。ステップ101で読み込んだ出力電圧Vd_nと、データエリアから読み出した出力電圧Vd_0との差分値を求めて、その結果を合算値Vdif_1とする。
ステップ106で、ステップ104又はステップ105で求めた合算値Vdif_n又はVdif_1及び、データエリアより読み出した係数a,b,cをガス濃度算出式(数式1)に代入して、ガス濃度を求める。
図10は、実施形態に於けるガス検出の演算処理過程を示したグラフであり、図10−aは、一定時間経過毎にガス検出装置51が配置された雰囲気中のガス濃度を段階的に上げていったときの時間経過に対する雰囲気中に含まれるガス濃度の変化を表わしたものであり、図10−bは、出力電圧Vd_nの減算による差分値を表わしたものであり、図10−cは、合算値Vdif_nを表わしたものである。
図10−bは、第1の感温抵抗素子2で検出された出力電圧Vd_nを従前の出力電圧Vd_n−1とで減算を行った結果である。図10−aに示すガス濃度の変化点で、グラフの減算演算値の振幅が変化しているのがわかる。また、図10−aのガス濃度に変化がない時間帯では、出力電圧Vd_nと出力電圧Vd_n−1との値に差がないために減算結果はゼロとなるため、グラフの減算演算値の振幅がほぼゼロとなる。
図10−cは、図10−bに於いて出力電圧Vd_nの減算演算値を、加算演算を行った結果である。図10−bの減算演算によって得られた値について、加算演算を行い合算していくことにより、ガス検出装置51が設置された雰囲気中のガス濃度の変化に対応した第1の感温抵抗素子2で検出された出力電圧Vd_nの変化値の合算値が得られる。
図11は、横軸にガス濃度を、縦軸にガスの検出誤差を取り、実施例に於けるガス検出装置の測定結果を示したグラフである。尚、検出対象として用いたガスは、水素ガスである。実施形態に於けるガス検出装置を用いて測定した値(実施)と、従来の値(比較)とを示している。図11のグラフより、本実施形態を用いていない従来の値では、検出対象のガス濃度値が低いほどガス検出誤差が大きくなっていることがわかる。例えば検出対象のガス濃度が2000ppmでは、約45%の検出誤差が、10000ppmでは、約15%の検出誤差が生じている。本実施の値では、検出対象のガス濃度に関係なく、ガス検出誤差が小さく抑えられている。
図12は、図11のグラフに於ける検出対象のガス濃度の特定の測定点を表にしたものである。従来の値では、検出対象のガス濃度が100ppmの時に、65.5%の検出誤差が生じている。一方、本実施の値では、検出対象のガス濃度が100ppmから10000ppmの範囲でガス検出誤差が0.69%以下に抑えられている。
図11、図12より、従来のガス検出装置では、検出対象のガスが低濃度の場合に於いては、高精度の測定が困難であり、本実施形態に於けるガス検出装置を用いることにより、検出対象のガスが低濃度から高濃度の範囲に於いて、高精度の検出を可能にするものである。
図5は、第2の実施形態に於けるガスセンサ201を説明する構造断面図である。ガスセンサ201は、第1の感温抵抗素子202を有する部分は、第1の感温抵抗素子2を有するガスセンサ1と同じであり、同一基板上に周囲の雰囲気温度を検出するための第2の感温抵抗素子216を備えたことが異なる。また、第2の感温抵抗素子216は、雰囲気温度を検出するためのものであるため、第1の感温抵抗素子202のように薄膜サーミスタ膜の背面に発熱体を有していない構造となっている。
図6は第2の実施形態に於けるガス検出装置251の回路構成を示す図である。ガス検出装置251は、ガスセンサ201と制御部252とで構成されており、制御部252は、基準抵抗253、254、増幅器255、A/D変換器256、D/A変換器257、MPU258、定電圧電源259とで構成される。図6に示すようにガス検出装置251は、ガス検出装置51に比べて、第2の感温抵抗素子216及び基準抵抗254を、新たに有している。第2の感温抵抗素子216及び基準抵抗254とのブリッジの中点から出力される出力VsがA/D変換器256を経由してMPU258に入力される。前記出力Vsは、MPU258にて、雰囲気温度値に換算されて、感温抵抗素子202及び、基準抵抗253とのブリッジの中点から出力される出力Vd_nとの差動増幅を行う、基準電圧Vrefの算出と、発熱体207に印加するパルス電圧の振幅を制御するための補正に用いられる。発熱体207に印加するパルス電圧を雰囲気温度を用いて制御することにより、第1の感温抵抗素子202の薄膜サーミスタ膜211を、雰囲気温度の変化に関係なく常に高精度に一定の温度で加熱することが可能となっている。
第1の感温抵抗素子202及び基準抵抗253とのブリッジの中点から出力される出力電圧Vd_nと、前記出力Vsより求めた雰囲気温度を基にして算出した基準電圧Vrefとを増幅器255に入力して差動増幅を行い、ガス検出による変化量を増幅して取り出す。これにより微小な変化を扱えるようになり、数ppm未満の非常に低濃度のガスの検出も可能である。基準電圧Vrefは、ガス濃度ゼロの時の出力電圧Vd_nの値を基にして、雰囲気温度による出力電圧Vd_nへの影響の補正を前記出力Vsより求めた雰囲気温度値で行い算出している。この補正により雰囲気温度の影響を抑えることが可能となっている。
ガス濃度の算出は、前記数式3に示す演算式を用いて求めている。前記数式3の“a,b,c”は、係数であり、予め係数の値が決められてデータエリアに格納されており、数式3を使用する際にデータエリアから読み出される。
前記数式3に用いられるパラメータ、出力電圧Vd_n及び、合算値Vdif_nは、MPU258のメモリ(図示せず)に図9に示すメモリ配列を形成して設けられている。
図7は、第2の実施形態のガス検出装置251に於いて、ガスセンサ201からの信号をMPU258に取り込み、MPU258内の演算部(図示せず)で演算処理を行い、ガス濃度を求める手順についての測定・演算のフローチャートを示したものである。前記実施形態に於いて、処理手順は、図3を基に段落0047から0053で説明したものいと雰囲気温度検出及び、温度補正以外は同じであるため、異なる部分以外の説明は省略する。雰囲気温度は、出力VsをMPU257に取り込んだのち、雰囲気温度を算出する。雰囲気温度の算出は、数式4を用いて行う。前記算出した雰囲気温度の値を基に、パルス電圧を制御して発熱体207に印加する。これに同期して、第1の感温抵抗素子202の抵抗変化を、電圧の変化に変換して出力電圧Vd_nとしてMPU257に取り込み、演算により雰囲気中のガス濃度を求める。
Figure 2016133404
前記式中のVccはガス検出装置の電源電圧、Vsは第2の感温抵抗素子216と基準抵抗254との中間電圧、R2は、基準抵抗254の抵抗値であり、Bは第1の感温抵抗素子の温度に対する感度である。
出力電圧Vd_nは、常に前後の値を比較して差を求め、前記差分の値を加算した値を用いてガス濃度を求めるための合算値としている。また、出力電圧Vd_nの検出間隔についても0.2secから10secの範囲に設定している。このため、第1の感温抵抗素子2又は202のドリフト及び、雰囲気温度の変化による合算値に与える影響が抑えられる方式となっている。
断続的に発生するノイズに対しては、出力電圧Vd_nの連続した値の変化が、一定の範囲(例えば3uV以下)に収まっている又は、従前の出力電圧Vd_nの値に対して、増減を繰り返す場合には、ノイズとして、測定対象のガス濃度に変化が見られないとして、誤検出の抑制を行っている。
前記ガス検出装置を常時連続して使用している時は問題ないが、一度電源を遮断した後に、再度、前記ガス検出装置の電源を起動した時は、電源遮断前に検出した出力電圧Vd_n−1と、電源起動後に検出した出力電圧Vd_nとの値を減算演算している。この時の値が、一定の範囲(例えば3uV以下)に収まっている時は、測定対象ガスの濃度に変化がみられないとして、誤検出の抑制を行っている。
前記誤検出の抑制を行うことにより、前記合算値にノイズ成分が重畳し、誤ったガス濃度の算出を行うことを防いでいる。
以上により、常に前後の出力電圧Vd_nの値の差分を求めて加算演算を行うことにより、第1の感温抵抗素子が有する経時変化・抵抗ドリフトの影響等、直流成分を排除して、ガス濃度の増減による電圧の変化分のみを演算により取り出している。この演算方法により、第1の感温抵抗素子により検出された電圧の変化分のみを用いて、ガス濃度の増減を算出することが出来るため、高精度の演算が可能となる。これにより、ガス検出装置の測定精度の低下を抑制し、ガス濃度の変化を精度よく測定を行うガス検出装置を提供することを示したものである。
本発明は、産業機器や環境モニタリング装置に搭載され、対象ガスを検出する用途に用いられる。
1、201 ガスセンサ
2、202 第1の感温抵抗素子
216 第2の感温抵抗素子
3、203 セラミックパッケージ
4、204 リッド
5、205 通気口
6、206 基板
7、207 発熱体
8、208 発熱体保護膜
9、209 薄膜サーミスタ電極
10、210 キャビティ
11、211 薄膜サーミスタ膜
12、212 薄膜サーミスタ保護膜
13、213 電極パッド
14、214 ワイヤ
15、215 セラミックパッケージ電極
51、251 ガス検出装置
52、252 制御部
53、253、254 基準抵抗

Claims (7)

  1. 空間の熱伝導の違いによる温度変化を基に測定対象ガスの濃度を検出するガスセンサと、
    前記ガスセンサからの出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器でデジタル変換された値を読込み、演算処理を行うMPUとを有し、
    前記MPUに於いては、前記ガスセンサからの出力電圧に含まれる、前記出力電圧のDC成分のキャンセルを加減算演算で行うことにより、雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出することを特徴とするガス検出装置。
  2. 前記出力電圧の加減算演算は、前記ガスセンサからの出力電圧が、前記MPUに読み込まれた後、従前に読み込んだガスセンサからの出力電圧との差分値を求め、その差分値を従前の合算値との加算演算を実行し、新たな合算値を基に雰囲気中に含まれる特定のガス濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載のガス検出装置。
  3. 前記ガスセンサからの出力電圧に連続した値の変化が、一定範囲内に収まっているときは、測定対象ガスの濃度に変化がみられないとして判断する機能を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のガス検出装置。
  4. 前記ガス検出装置の電源起動時に、前回動作の最後のデータと、前記ガスセンサからの出力電圧との比較を行い、値の変化幅が、一定範囲内に収まっているときは、測定対象ガスの濃度に変化がみられないとして判断する機能を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のガス検出装置。
  5. 前記ガスセンサは、空間の温度変化を検出する第1の感温抵抗素子と前記第1の感温抵抗素子を加熱する発熱体とを有しており、前記第1の感温抵抗素子を加熱するために発熱体に印加する電圧は、前記MPUにて電圧の周期及び、電圧の振幅が制御されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガス検出装置。
  6. 前記ガスセンサは、雰囲気温度を検出する第2の感温抵抗素子をさらに有し、前記第2の感温抵抗素子からの出力電圧を用いて前記ガスセンサからの出力電圧に対する温度補正を行うことを特徴とする請求項5に記載のガス検出装置。
  7. 前記MPUは、ガスセンサからの出力電圧及び、加算演算処理を行った値を保存するためのデータ保存領域を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガス検出装置。
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