JPS6142122Y2 - - Google Patents

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JPS6142122Y2
JPS6142122Y2 JP1980040511U JP4051180U JPS6142122Y2 JP S6142122 Y2 JPS6142122 Y2 JP S6142122Y2 JP 1980040511 U JP1980040511 U JP 1980040511U JP 4051180 U JP4051180 U JP 4051180U JP S6142122 Y2 JPS6142122 Y2 JP S6142122Y2
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JP
Japan
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humidity
temperature
sensing element
surface heater
humidity sensor
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JP1980040511U
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JPS56142457U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和機等における湿度制御に用
いられる湿度センサーに関するものである。
従来、この種の湿度センサーは、温度変化に伴
つて抵抗値が変化するという温度特性(第3図参
照)を有しているため、使用に際しては温度保証
をする必要があつた。
そのため、従来、第4図に示すように、電源a
に接続された湿度センサーbにサーミスタc等の
温度保証素子を直列に接続して、温度保証回路d
を形成し、該温度保証回路dの湿度センサーbと
サーミスタcとの間に設けた出力端子eから出力
を取出して、前記湿度センサーbに対する温度保
証が行われていた。
しかし、このものでは、サーミスタcのB定数
が一定であるが、湿度センサーbのB定数は第5
図に示すように高湿度側になるに従つて小さくな
り、湿度によつて変化するため、この湿度センサ
ーbの変化分が誤差となつて出力にあらわれ、ま
たサーミスタcのB定数と湿度センサーbのB定
数とが完全に一致していないことによる誤差も生
じ、その結果、サーミスタc等の温度保証素子を
用いても湿度全域に亘つて温度保証を行うことが
できないという欠点があつた。
そこで、本考案者はかかる欠点を解消すべく鋭
意研究の結果、第3図に示す如く従来の湿度セン
サーの温度特性は温度変化に伴つてほぼ平行移動
する特性を有し、低温域では1℃当りの抵抗値変
化率ΔRが大きいが、高温域では1℃当りの抵抗
値変化率ΔRが極めて小さくなり、終局にはある
仮想の特性線に漸近して行くという特性を見出
し、このことより湿度センサーを室温より高温度
に保ちながら湿度を測定すれば、外気温度が変化
しても湿度センサーの温度がほぼ一定で、感湿特
性が変化しないことに着目して、本考案を完成す
るに至つたものである。
すなわち、本考案は、基板に面ヒータ、絶縁
体、電極および感湿体を順次積層してなる感湿素
子と、湿度測定時、前記面ヒータに通電して該面
ヒータの加熱により感湿素子を室温より高温度に
保持するように制御するとともに、この高温度で
の感湿素子の抵抗−湿度特性に基づいて湿度信号
を出力する制御手段とを備えたことを特徴とし、
このことにより、湿度測定時、感湿素子の温度特
性の変化がほとんどなく、かつ感湿特性もほぼ一
定となるので、温度保証を要さずに、全温度域お
よび全湿度域に亘つて湿度の測定を精度良く行う
ことができるものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る湿度センサーの感湿素子
を示し、1は感湿素子、2は基板、3は例えばモ
リブデンMo、タングステンWなどの材料を写真
食刻法により印刷(厚膜)し焼付けした面ヒー
タ、4は例えば酸化硅素(SiO)薄膜、二酸化硅
素(SiO2)薄膜などの電気絶縁体、5は電極で、
第2図に示す如く櫛歯状に形成されてその両端よ
りコードが引出されている。6はシリコン系焼結
体、塩化リチウム系、マグネタイトコロイド系、
カチオニツク系の高分子薄膜などの感湿体であ
り、前記感湿素子1はこれら基板1、面ヒータ
3、絶縁体4、電極5および感湿体6を順次積層
して形成されている。そして、湿度測定時、前記
面ヒータ3に通電して発熱させ、該面ヒータ3の
加熱により感湿素子1を室温よりも高温度(例え
ば60〜100℃)に保持するよう制御するととも
に、この高温度での感湿素子1の抵抗−湿度特性
に基づいて湿度信号を出力するようにした制御手
段が構成されている。
したがつて、前記感湿素子1を備えた湿度セン
サーにおいては、外気温度が変化した場合、その
変化量ΔTに対応して面ヒータ3および感湿素子
1全体の温度は変化するが、湿度測定時、前記感
湿素子1は面ヒータ3の加熱によつて室温より高
温度に保持されていることにより、第3図に示す
如く高温域における感湿素子1の温度変化に対す
る抵抗値変化率ΔRが極めて小さいので、殆んど
温度特性の変化がなく、しかも感湿特性もほぼ一
定であり、誤差も僅かなものとなる。よつて、従
来の如き温度保証を要することなく、すなわちB
定数のバラツキや湿度に対するB定数を考慮する
ことなく、湿度を全温度域および全湿度域に亘つ
て精度良く測定することができる。
さらに、前記面ヒータ3としての所定の温度
(例えば60〜100℃)以上で抵抗が急増するいわゆ
るキユリー点を有する正の抵抗−温度特性をもつ
サーミスタ(例えばモリブデン(Mo)、タングス
テン(W)などの材料を写真食刻法により印刷
(厚膜)し焼付けしたもの)を用い、かつ該面ヒ
ータ3にキユリー点以上になる電圧を印加してお
けば、感湿素子全体を一定温度に保持することが
できるとともに、外気温度が変化してもキユリー
点以上で用いているため、面ヒータ3および感湿
素子1全体の温度が殆んど変化しないので、前記
湿度測定をより一層正確に行うことができる。
以上の如く、本考案の湿度センサーによれば、
湿度測定時、感湿素子を室温よりも高温度に保持
した状態でその感湿特性に基づいて湿度を測定す
るようにしたことにより、従来の如き温度保証回
路を要さずに湿度センサーの外気温度変化による
温度特性をなくすことができるとともに、感湿特
性を一定に保つことができるので、簡単な構造で
もつて湿度を全温度域および全湿度域に亘つて正
確に測定することができるものである。特に、前
記面ヒータを所定の温度以上で抵抗が急増するキ
ユリー点を有する正の抵抗−温度特性をもつサー
ミスタで構成し、該面ヒータにキユリー点以上に
なる電圧を印加するようにすれば、前記湿度測定
をより一層正確に行うことができる利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案湿度センサーの実施例を示す断
面図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は従来の湿度センサーの温度特性を示すグラフ、
第4図は従来例の湿度センサーの温度保証回路
図、第5図は従来の湿度センサーの感湿特性を示
すグラフである。 1……感湿素子、2……基板、3……面ヒー
タ、4……絶縁体、5……電極、6……感湿体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基板2に面ヒータ3、絶縁体4、電極5およ
    び感湿体6を順次積層してなる感湿素子1と、
    湿度測定時、前記面ヒータ3に通電して該面ヒ
    ータ3の加熱により感湿素子1を室温より高温
    度に保持するよう制御するとともに、この高温
    度での感湿素子1の抵抗−湿度特性に基づいて
    湿度信号を出力する制御手段とを備えたことを
    特徴とする湿度センサー。 (2) 面ヒータ3は、所定の温度以上で抵抗が急増
    するキユリー点を有する正の抵抗−温度特性を
    もつサーミスタで構成されており、制御手段は
    該面ヒータ3にキユリー点以上になる電圧を印
    加するように構成されている実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の湿度センサー。
JP1980040511U 1980-03-26 1980-03-26 Expired JPS6142122Y2 (ja)

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JP1980040511U JPS6142122Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26

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JP1980040511U JPS6142122Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26

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JPS56142457U JPS56142457U (ja) 1981-10-27
JPS6142122Y2 true JPS6142122Y2 (ja) 1986-11-29

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ID=29635911

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58155352A (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 湿度検出装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112389A (en) * 1975-03-28 1976-10-04 Hitachi Ltd Moisture respouse element
JPS5288794A (en) * 1976-01-20 1977-07-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Temperature and humidity control element

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JPS51112389A (en) * 1975-03-28 1976-10-04 Hitachi Ltd Moisture respouse element
JPS5288794A (en) * 1976-01-20 1977-07-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Temperature and humidity control element

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JPS56142457U (ja) 1981-10-27

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