JPH0670568A - 直流モータの速度制御装置 - Google Patents
直流モータの速度制御装置Info
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- JPH0670568A JPH0670568A JP4183393A JP18339392A JPH0670568A JP H0670568 A JPH0670568 A JP H0670568A JP 4183393 A JP4183393 A JP 4183393A JP 18339392 A JP18339392 A JP 18339392A JP H0670568 A JPH0670568 A JP H0670568A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音響機器に使用される直流モータとその制御
装置において、回転速度指令入力の切り替えによって一
定速度制御とDSP(デジタルシグナルプロセッサー)
等からの指令速度制御を簡易な構成で行うことを目的と
する。 【構成】 直流モータと速度制御装置において、回転速
度を決める速度調整用抵抗14の端子間電圧値をスイッ
チ10により一定電圧源11とDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサー)等からの指令電圧12に切り替えるこ
とにより、直流モータの回転速度を一定速度制御とDS
P等からの指令速度制御の切り換えを簡易な構成で行う
ことができる。
装置において、回転速度指令入力の切り替えによって一
定速度制御とDSP(デジタルシグナルプロセッサー)
等からの指令速度制御を簡易な構成で行うことを目的と
する。 【構成】 直流モータと速度制御装置において、回転速
度を決める速度調整用抵抗14の端子間電圧値をスイッ
チ10により一定電圧源11とDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサー)等からの指令電圧12に切り替えるこ
とにより、直流モータの回転速度を一定速度制御とDS
P等からの指令速度制御の切り換えを簡易な構成で行う
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響機器に使用される直
流モータの速度制御装置に関するものである。
流モータの速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響機器はデジタル化の方向にあ
り、モータ制御においてもマイコン,デジタルシグナル
プロセッサー(以下DSPと記す)などの指令により制
御するものが多くなっている。
り、モータ制御においてもマイコン,デジタルシグナル
プロセッサー(以下DSPと記す)などの指令により制
御するものが多くなっている。
【0003】以下に従来の直流モータの速度制御装置に
ついて説明する。図3は従来の速度制御装置を示すもの
である。図3において21は直流モータ、22は電源で
あり、直流モータ21の一端が端子2bに接続され出力
トランジスタ26のコレクターに接続されている。ま
た、駆動トランジスタ26と分流トランジスタ27でカ
レントミラー回路が構成され、分流トランジスタ27の
コレクターは端子2aに接続され、抵抗24を介して電
源22に接続される。また、端子2aには抵抗25が接
続され、抵抗25の他端は端子2bに接続される。誤差
増幅器23の−側入力端子は端子2bに接続され、+側
入力端子は端子2dに接続され基準電圧源28を介して
端子2aに接続される。誤差増幅器の出力は前記カレン
トミラー接続された駆動トランジスタ26及び分流トラ
ンジスタ27のベースに接続される。駆動トランジスタ
26及び分流トランジスタ27のエミッタは接地された
端子2cに接続される。また、定電流源29は端子2d
と端子2cの間に接続される。
ついて説明する。図3は従来の速度制御装置を示すもの
である。図3において21は直流モータ、22は電源で
あり、直流モータ21の一端が端子2bに接続され出力
トランジスタ26のコレクターに接続されている。ま
た、駆動トランジスタ26と分流トランジスタ27でカ
レントミラー回路が構成され、分流トランジスタ27の
コレクターは端子2aに接続され、抵抗24を介して電
源22に接続される。また、端子2aには抵抗25が接
続され、抵抗25の他端は端子2bに接続される。誤差
増幅器23の−側入力端子は端子2bに接続され、+側
入力端子は端子2dに接続され基準電圧源28を介して
端子2aに接続される。誤差増幅器の出力は前記カレン
トミラー接続された駆動トランジスタ26及び分流トラ
ンジスタ27のベースに接続される。駆動トランジスタ
26及び分流トランジスタ27のエミッタは接地された
端子2cに接続される。また、定電流源29は端子2d
と端子2cの間に接続される。
【0004】以上のように構成された直流モータの速度
制御装置について、以下その動作について説明する。直
流モータ21の負荷電流Iaと抵抗25に流れる電流I
sの和は駆動トランジスタ26と分流トランジスタ27
で分流(分流比K:1)され、直流モータ21のコイル
抵抗に対して分流比(K)倍された抵抗24に流れ、誤
差増幅器23では直流モータ21の両端の電圧と、基準
電圧源28と抵抗24の端子間電圧の和の差を分流及び
駆動トランジスタ26の制御入力端子に出力すること
で、直流モータ21の誘起電圧をEa,コイル抵抗値を
Ra,抵抗24の抵抗値をRt,抵抗25の抵抗値をR
sとし、Is,Iaをそれぞれ矢印位置を流れる電流と
すると、
制御装置について、以下その動作について説明する。直
流モータ21の負荷電流Iaと抵抗25に流れる電流I
sの和は駆動トランジスタ26と分流トランジスタ27
で分流(分流比K:1)され、直流モータ21のコイル
抵抗に対して分流比(K)倍された抵抗24に流れ、誤
差増幅器23では直流モータ21の両端の電圧と、基準
電圧源28と抵抗24の端子間電圧の和の差を分流及び
駆動トランジスタ26の制御入力端子に出力すること
で、直流モータ21の誘起電圧をEa,コイル抵抗値を
Ra,抵抗24の抵抗値をRt,抵抗25の抵抗値をR
sとし、Is,Iaをそれぞれ矢印位置を流れる電流と
すると、
【0005】
【数1】
【0006】の関係が得られる。したがって、直流モー
タ21の誘起電圧Eaは、
タ21の誘起電圧Eaは、
【0007】
【数2】
【0008】となり、直流モータ21はその誘起電圧が
常に基準電圧源28と抵抗24と抵抗25と分流比で決
まる電圧と等しくなるよう駆動される。言い換えれば、
直流モータの回転速度をN、発電定数をKaとすると、
常に基準電圧源28と抵抗24と抵抗25と分流比で決
まる電圧と等しくなるよう駆動される。言い換えれば、
直流モータの回転速度をN、発電定数をKaとすると、
【0009】
【数3】
【0010】となり、直流モータ21は一定回転速度と
なる。
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年、デ
ジタルコンパクトカセット(以下DCCと記す)等の音
響機器において、アナログ再生時は従来の一定速度回
転、デジタル再生時はテープに記録した速度情報にもと
づいたマイコン,DSPなどの指令電圧に応じた回転数
とする速度制御の両方に対応したモータ及び制御回路の
要望が出されるようになった。
ジタルコンパクトカセット(以下DCCと記す)等の音
響機器において、アナログ再生時は従来の一定速度回
転、デジタル再生時はテープに記録した速度情報にもと
づいたマイコン,DSPなどの指令電圧に応じた回転数
とする速度制御の両方に対応したモータ及び制御回路の
要望が出されるようになった。
【0012】本発明は上記DCC等のデジタル信号再生
モータとして好適の直流モータの速度制御装置を安価な
構成で提供することを目的とする。
モータとして好適の直流モータの速度制御装置を安価な
構成で提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の直流モータの速度制御装置は、図1のように
直流モータと、端子aとこの端子に対応した誤差検出回
路の入力端子の線路間に抵抗3を設け、端子bと接地さ
れた端子cの間に駆動トランジスタを設け、前記端子a
と端子cとの間に分流トランジスタを設け、前記端子b
に流れる負荷電流に比例した電流が前記端子aに分流
(分流比K:1)して流れるように構成され、かつ前記
端子a及び端子b間に発生する電圧と前記抵抗3の端子
間に発生する電圧の差を誤差検出回路で検出し、その出
力信号を前記分流及び駆動トランジスタの制御入力端子
に加えてなる制御装置と、端子dと端子eの間に基準電
流用トランジスタを設け前記端子eと端子cの間に抵抗
4を設け、前記基準電流用トランジスタの制御入力端子
に温度補正用トランジスタ13を設け、端子fと電源2
の間に抵抗14を設け、前記端子eと前記端子cの間に
一定電圧を与えるような基準電圧源または任意に電圧を
変化させる電圧源とを切り替えるスイッチ10を設け、
前記抵抗3の端子間の電圧を切り替える制御装置におい
て、電源2と前記端子bとの間に前記直流モータ1が接
続される一方、前記電源2の端子と端子aの間に、モー
タのコイル抵抗に対して分流比(K)倍された抵抗値を
有する抵抗5を接続し、前記直流モータ1の両端電圧が
前記抵抗5の両端電圧と抵抗3の両端電圧が加算された
電圧と等しくなるように動作し、前記スイッチの切り替
えにより前記抵抗3の端子間電圧が一定電圧とDSP等
の指令電圧とが切り替わる制御装置で構成されるもので
ある。
に本発明の直流モータの速度制御装置は、図1のように
直流モータと、端子aとこの端子に対応した誤差検出回
路の入力端子の線路間に抵抗3を設け、端子bと接地さ
れた端子cの間に駆動トランジスタを設け、前記端子a
と端子cとの間に分流トランジスタを設け、前記端子b
に流れる負荷電流に比例した電流が前記端子aに分流
(分流比K:1)して流れるように構成され、かつ前記
端子a及び端子b間に発生する電圧と前記抵抗3の端子
間に発生する電圧の差を誤差検出回路で検出し、その出
力信号を前記分流及び駆動トランジスタの制御入力端子
に加えてなる制御装置と、端子dと端子eの間に基準電
流用トランジスタを設け前記端子eと端子cの間に抵抗
4を設け、前記基準電流用トランジスタの制御入力端子
に温度補正用トランジスタ13を設け、端子fと電源2
の間に抵抗14を設け、前記端子eと前記端子cの間に
一定電圧を与えるような基準電圧源または任意に電圧を
変化させる電圧源とを切り替えるスイッチ10を設け、
前記抵抗3の端子間の電圧を切り替える制御装置におい
て、電源2と前記端子bとの間に前記直流モータ1が接
続される一方、前記電源2の端子と端子aの間に、モー
タのコイル抵抗に対して分流比(K)倍された抵抗値を
有する抵抗5を接続し、前記直流モータ1の両端電圧が
前記抵抗5の両端電圧と抵抗3の両端電圧が加算された
電圧と等しくなるように動作し、前記スイッチの切り替
えにより前記抵抗3の端子間電圧が一定電圧とDSP等
の指令電圧とが切り替わる制御装置で構成されるもので
ある。
【0014】
【作用】この構成によって、モータコイルに流れる負荷
電流による電圧降下分と、前記抵抗5の電圧降下分とを
等しくなるように設定することより、モータの印加電圧
を前記抵抗3の端子間電圧と等しくなるように成し、モ
ータの回転速度を一定に保つ速度制御方式の前記抵抗3
の端子間電圧を前記スイッチの切り替えにより、一定電
圧とDSP等からの指令電圧とすることにより、直流モ
ータの回転速度を一定速度とDSP等からの指令速度に
切り替える方式であり、簡易な構成で直流モータの回転
速度制御を切り換えて行うことができる。
電流による電圧降下分と、前記抵抗5の電圧降下分とを
等しくなるように設定することより、モータの印加電圧
を前記抵抗3の端子間電圧と等しくなるように成し、モ
ータの回転速度を一定に保つ速度制御方式の前記抵抗3
の端子間電圧を前記スイッチの切り替えにより、一定電
圧とDSP等からの指令電圧とすることにより、直流モ
ータの回転速度を一定速度とDSP等からの指令速度に
切り替える方式であり、簡易な構成で直流モータの回転
速度制御を切り換えて行うことができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0016】図2はDCCのモータ制御ブロック図で1
5は直流モータ、16はモータ制御回路、17は切り換
えスイッチ、18は定電圧源、19はヘッド信号アンプ
部、20はDSPである。DCCはアナログ再生時はス
イッチ17で定電圧源18とモータ制御回路16と接続
し直流モータ15を一定速度で回転させる。また、デジ
タル再生時はスイッチ17をDSP20とモータ制御回
路16とを接続し、ヘッド信号アンプ19から出力され
るテープの速度信号に応じたDSP20の制御指令電圧
による速度で回転させる。
5は直流モータ、16はモータ制御回路、17は切り換
えスイッチ、18は定電圧源、19はヘッド信号アンプ
部、20はDSPである。DCCはアナログ再生時はス
イッチ17で定電圧源18とモータ制御回路16と接続
し直流モータ15を一定速度で回転させる。また、デジ
タル再生時はスイッチ17をDSP20とモータ制御回
路16とを接続し、ヘッド信号アンプ19から出力され
るテープの速度信号に応じたDSP20の制御指令電圧
による速度で回転させる。
【0017】以上のように構成された破線部の直流モー
タの速度制御装置について、図1を用いてその動作を説
明する。
タの速度制御装置について、図1を用いてその動作を説
明する。
【0018】図1において1は直流モータ、2は電源で
あり記直流モータ1の一端が端子bに接続され駆動トラ
ンジスタ7のコレクターに接続されている。また、駆動
トランジスタ7と分流トランジスタ8でカレントミラー
回路が構成され、分流トランジスタ8のコレクターは端
子aに接続され、抵抗5を介して電源2に接続される。
また端子aには抵抗3が接続され、抵抗3の他端は誤差
増幅器6の+側入力端子に接続され、誤差増幅器6の−
側端子は端子bに接続される。誤差増幅器の出力は、前
記カレントミラー接続された駆動トランジスタ7及び分
流トランジスタ8のベースに接続される。抵抗3の端子
dは基準電圧用トランジスタ9のコレクターに接続さ
れ、基準電圧用トランジスタ9のエミッタの端子eは他
端を接地した抵抗4に接続され、基準電圧用トランジス
タ9のベースは電圧入力用トランジスタ13のエミッタ
に接続され、電圧入力用トランジスタ13のコレクター
は接地され、端子fには他端を前記電源2に接続された
抵抗14が接続される。また、電圧入力用トランジスタ
13のベースはスイッチ10により一定電圧源11とD
SPからの指令電圧12に切り替えられる。
あり記直流モータ1の一端が端子bに接続され駆動トラ
ンジスタ7のコレクターに接続されている。また、駆動
トランジスタ7と分流トランジスタ8でカレントミラー
回路が構成され、分流トランジスタ8のコレクターは端
子aに接続され、抵抗5を介して電源2に接続される。
また端子aには抵抗3が接続され、抵抗3の他端は誤差
増幅器6の+側入力端子に接続され、誤差増幅器6の−
側端子は端子bに接続される。誤差増幅器の出力は、前
記カレントミラー接続された駆動トランジスタ7及び分
流トランジスタ8のベースに接続される。抵抗3の端子
dは基準電圧用トランジスタ9のコレクターに接続さ
れ、基準電圧用トランジスタ9のエミッタの端子eは他
端を接地した抵抗4に接続され、基準電圧用トランジス
タ9のベースは電圧入力用トランジスタ13のエミッタ
に接続され、電圧入力用トランジスタ13のコレクター
は接地され、端子fには他端を前記電源2に接続された
抵抗14が接続される。また、電圧入力用トランジスタ
13のベースはスイッチ10により一定電圧源11とD
SPからの指令電圧12に切り替えられる。
【0019】直流モータ1に発生する誘起電圧をEaと
しコイル抵抗をRmとすると、電源2と端子b間に発生
する電圧Voは、
しコイル抵抗をRmとすると、電源2と端子b間に発生
する電圧Voは、
【0020】
【数4】
【0021】となる。直流モータ1が負荷の変動等によ
り回転数が変わるとモータに発生する誘起電圧Eaが変
化し、したがって電圧Voも上記(数4)より変化する
が、その変化が誤差増幅器6で抵抗3の端子間電圧と比
較され、その出力が駆動トランジスタに伝達され、出力
電流Imを制御する。ここで誤差増幅器6の(−)側入
力端子を駆動トランジスタ7のコレクターが接続される
端子bに接続することにより、電流負帰還がかかり両入
力端子が等しい電圧で動作する。ここで、抵抗3の端子
間電圧をV1、抵抗5の抵抗値をRtとし、I1,I
m,Ikをそれぞれ矢印位置を流れる電流とする。ここ
で電流Ikはカレントミラー接続された電流分配回路に
よって常にImの1/Kの電流が流れるように構成され
ており、誤差増幅器6の(+)側入力端子から電源2の
(+)端子までの電圧Vin(+)は、
り回転数が変わるとモータに発生する誘起電圧Eaが変
化し、したがって電圧Voも上記(数4)より変化する
が、その変化が誤差増幅器6で抵抗3の端子間電圧と比
較され、その出力が駆動トランジスタに伝達され、出力
電流Imを制御する。ここで誤差増幅器6の(−)側入
力端子を駆動トランジスタ7のコレクターが接続される
端子bに接続することにより、電流負帰還がかかり両入
力端子が等しい電圧で動作する。ここで、抵抗3の端子
間電圧をV1、抵抗5の抵抗値をRtとし、I1,I
m,Ikをそれぞれ矢印位置を流れる電流とする。ここ
で電流Ikはカレントミラー接続された電流分配回路に
よって常にImの1/Kの電流が流れるように構成され
ており、誤差増幅器6の(+)側入力端子から電源2の
(+)端子までの電圧Vin(+)は、
【0022】
【数5】
【0023】となる。但し、I1はIkに比べて無視で
きるほど十分小さいとすると、
きるほど十分小さいとすると、
【0024】
【数6】
【0025】となる。ここで(数6)右辺第(1)項は
一定値をとるものであり、右辺第(2)項はモータ電流
Imに比例して変化する。一方、電源(+)端子から誤
差増幅器6の(−)側入力端子までの電圧Voは(数
4)であり、誤差増幅器6の両入力端子は負帰還が施さ
れており等しい電圧となるように動作するから、
一定値をとるものであり、右辺第(2)項はモータ電流
Imに比例して変化する。一方、電源(+)端子から誤
差増幅器6の(−)側入力端子までの電圧Voは(数
4)であり、誤差増幅器6の両入力端子は負帰還が施さ
れており等しい電圧となるように動作するから、
【0026】
【数7】
【0027】となり、
【0028】
【数8】
【0029】の関係が得られる。したがって直流モータ
1の誘起電圧Eaは、
1の誘起電圧Eaは、
【0030】
【数9】
【0031】で表される。このことから今抵抗Rtを調
整して、
整して、
【0032】
【数10】
【0033】に選ぶと、
【0034】
【数11】
【0035】となり、直流モータ1はその誘起電圧Ea
が常に電圧V1となるように駆動される。言い換えれば
直流モータの回転速度をN、発電定数をKaとすると、
が常に電圧V1となるように駆動される。言い換えれば
直流モータの回転速度をN、発電定数をKaとすると、
【0036】
【数12】
【0037】であることから、直流モータ1の回転数N
は、
は、
【0038】
【数13】
【0039】となり、直流モータ1は負荷トルクに影響
されず一定回転速度となる。ここで回転数を決める電圧
V1は、抵抗4の抵抗値と電圧入力用トランジスタ13
のベース電圧により電流I1が決まり、抵抗3の抵抗値
をR1とすると、
されず一定回転速度となる。ここで回転数を決める電圧
V1は、抵抗4の抵抗値と電圧入力用トランジスタ13
のベース電圧により電流I1が決まり、抵抗3の抵抗値
をR1とすると、
【0040】
【数14】
【0041】となる。抵抗14は基準電圧用トランジス
タ9と電圧入力用トランジスタ13に電流を供給する。
基準電圧用トランジスタ9のベースに接続された電圧入
力用トランジスタ13のベースの電圧は、基準電圧用ト
ランジスタ9と入力電圧用トランジスタ13のVbeの
温度特性の等しい物を用いることにより、抵抗4の端子
間電圧と等しくなる。電圧入力用トランジスタ13のベ
ースに接続されたスイッチ10を一定電圧源11とDS
Pからの指令電圧12に切り替えることにより、一定電
圧11の時は抵抗4に一定電圧を加えることにより、電
流I1,電圧V1を一定とし一定回転速度で直流モータ
1を制御し、またDSPからの指令電圧12の時は抵抗
4に加える電圧を変化させることにより、電流I1,電
圧V1を変化させ、任意の回転速度に温度に影響されず
直流モータ1を制御することができる。
タ9と電圧入力用トランジスタ13に電流を供給する。
基準電圧用トランジスタ9のベースに接続された電圧入
力用トランジスタ13のベースの電圧は、基準電圧用ト
ランジスタ9と入力電圧用トランジスタ13のVbeの
温度特性の等しい物を用いることにより、抵抗4の端子
間電圧と等しくなる。電圧入力用トランジスタ13のベ
ースに接続されたスイッチ10を一定電圧源11とDS
Pからの指令電圧12に切り替えることにより、一定電
圧11の時は抵抗4に一定電圧を加えることにより、電
流I1,電圧V1を一定とし一定回転速度で直流モータ
1を制御し、またDSPからの指令電圧12の時は抵抗
4に加える電圧を変化させることにより、電流I1,電
圧V1を変化させ、任意の回転速度に温度に影響されず
直流モータ1を制御することができる。
【0042】以上のように本実施例によれば、簡易な構
成で直流モータの回転速度制御を一定速度制御とDSP
からの指令速度制御を切り替えて行うことができる。
成で直流モータの回転速度制御を一定速度制御とDSP
からの指令速度制御を切り替えて行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、直流モータの回
転速度を一定速度制御とDSP等の指令速度制御に切り
換えて行うことができる直流モータとその速度制御装置
を簡単な構成で安価に実現できるものである。
転速度を一定速度制御とDSP等の指令速度制御に切り
換えて行うことができる直流モータとその速度制御装置
を簡単な構成で安価に実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例における直流モータの速度制
御装置の構成図
御装置の構成図
【図2】本発明の一実施例におけるDCCのモータ制御
ブロックの構成図
ブロックの構成図
【図3】従来の直流モータの速度制御装置の構成図
1,15,21 直流モータ 2,22 直流電源 3,4,5,14,24,25 抵抗 6,23 誤差増幅器 7,26 駆動トランジスタ 8,27 分流トランジスタ 9 基準電圧用トランジスタ 10,17 スイッチ 11,18 一定電圧源 12 DSPからの指令電圧 13 電圧入力用トランジスタ 16 モータ制御回路 19 ヘッド信号アンプ 20 DSP 28 定電圧源 29 定電流源 a,b,c,d,e,f,2a,2b,2c,2d 端
子
子
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】となる。抵抗14は基準電圧用トランジス
タ9と電圧入力用トランジスタ13に電流を供給する。
基準電圧用トランジスタ9のベースに接続された電圧入
力用トランジスタ13のベースの電圧は、基準電圧用ト
ランジスタ9と入力電圧用トランジスタ13のVbeの
温度特性の等しい物を用いることにより、抵抗4の端子
間電圧と等しくなる。電圧入力用トランジスタ13のベ
ースに接続されたスイッチ10を一定電圧源11とDS
Pからの指令電圧12に切り替えることにより、一定電
圧11の時は抵抗4に一定電圧を加えることにより、電
流I1,電圧V1を一定とし一定回転速度で直流モータ
1を制御し、またDSPからの指令電圧12の時は抵抗
4に加える電圧を変化させることにより、電流I1,電
圧V1を変化させ、任意の回転速度に温度に影響されず
直流モータ1を制御することができる。また、図4は第
2の実施例であり、定電圧を発生させる回路として抵抗
3に直列に定電圧素子3aを接続することにより、アナ
ログ再生時の一定電圧源11のバラツキに対して回転数
変動を少なくすることを目的としたものである。上記回
転数を決定する電圧V1は、定電圧素子3aの電圧をV
fとすると、
タ9と電圧入力用トランジスタ13に電流を供給する。
基準電圧用トランジスタ9のベースに接続された電圧入
力用トランジスタ13のベースの電圧は、基準電圧用ト
ランジスタ9と入力電圧用トランジスタ13のVbeの
温度特性の等しい物を用いることにより、抵抗4の端子
間電圧と等しくなる。電圧入力用トランジスタ13のベ
ースに接続されたスイッチ10を一定電圧源11とDS
Pからの指令電圧12に切り替えることにより、一定電
圧11の時は抵抗4に一定電圧を加えることにより、電
流I1,電圧V1を一定とし一定回転速度で直流モータ
1を制御し、またDSPからの指令電圧12の時は抵抗
4に加える電圧を変化させることにより、電流I1,電
圧V1を変化させ、任意の回転速度に温度に影響されず
直流モータ1を制御することができる。また、図4は第
2の実施例であり、定電圧を発生させる回路として抵抗
3に直列に定電圧素子3aを接続することにより、アナ
ログ再生時の一定電圧源11のバラツキに対して回転数
変動を少なくすることを目的としたものである。上記回
転数を決定する電圧V1は、定電圧素子3aの電圧をV
fとすると、
【数15】
となり、直流モータの回転数Nは、
【数16】
となるから、モータ回転数は、図5で示すように設定電
圧のバラツキに対して回転数変動を小さくすることがで
きることは明らかである。
圧のバラツキに対して回転数変動を小さくすることがで
きることは明らかである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】 本発明の第2の実施例における直流モータの
速度制御装置の構成図
速度制御装置の構成図
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】 モータ回転数と設定電圧との関係を示す特性
図
図
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
Claims (1)
- 【請求項1】直流電源2の両端に接続された直流モータ
1及びトランジスタ7と、直流モータ1及びトランジス
タ7と並列関係に直流電源2の両端に接続された抵抗5
及びトランジスタ7に対して所定比の電流が流れるトラ
ンジスタ8と、トランジスタ9とトランジスタ13と抵
抗14と抵抗4で構成される定電流回路の電流が供給さ
れることによって定電圧が発生される抵抗3と、−入力
端子が直流モータ1とトランジスタ7の共通接続点に接
続され+入力端子がトランジスタ9と抵抗3の共通接続
点に接続され、出力端がトランジスタ7とトランジスタ
8の制御入力端子に接続された誤差増幅器6を具備し、
トランジスタ13の制御入力端子に基準電圧源11また
はデジタルシグナルプロセッサーからの制御指令電圧1
2とを切り換えるスイッチ10を設け、アナログテープ
再生時またはデジタルコンパクトカセットテープ記録時
は基準電圧源11に接続し、デジタルコンパクトカセッ
トテープ再生時はデジタルシグナルプロセッサー端子に
接続してテープに記録された速度情報をデジタルシグナ
ルプロセッサーにより再生した速度信号によりモータの
速度制御を行わせるように構成された直流モータの速度
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183393A JPH0670568A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 直流モータの速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183393A JPH0670568A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 直流モータの速度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670568A true JPH0670568A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16134995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4183393A Pending JPH0670568A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 直流モータの速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI833132B (zh) * | 2020-11-19 | 2024-02-21 | 日商千住金屬工業股份有限公司 | 焊料合金、焊料球及焊料接頭 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4183393A patent/JPH0670568A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI833132B (zh) * | 2020-11-19 | 2024-02-21 | 日商千住金屬工業股份有限公司 | 焊料合金、焊料球及焊料接頭 |
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