JP3253789B2 - モータ駆動装置のリップルキャンセル回路 - Google Patents

モータ駆動装置のリップルキャンセル回路

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JP3253789B2 JP00963094A JP963094A JP3253789B2 JP 3253789 B2 JP3253789 B2 JP 3253789B2 JP 00963094 A JP00963094 A JP 00963094A JP 963094 A JP963094 A JP 963094A JP 3253789 B2 JP3253789 B2 JP 3253789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ駆動装置における
リップルキャンセル回路に関するものであり、VTR
(ビデオテープレコーダ)やFDD(フロッピーディス
ク装置)におけるモータ駆動用のリップルキャンセル回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にモータを回転させるとモータにリ
ップル電流が発生し、モータの回転が不安定になる。こ
のためモータ駆動装置にはリップルキャンセル回路が設
けられモータの回転を円滑にするようになっている。こ
のリップルキャンセル回路はモータのホール素子から得
られた3相の正弦波信号から三角波を形成するものであ
るが、従来、その三角波の大きさはリップルキャンセル
回路が集積回路で構成されることもあって、任意に変え
ることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来の回路で
は、モータごとに集積回路装置を設計していた。それ
は、発生するリップルがモータによって異なるため、ど
の機種のモータに対しても同一のリップルキャンセル回
路を用いたのでは最適なモータ駆動ができないからであ
る。そのため、集積回路装置の機種も多くなり、全体と
してコストアップになるとともにVTRやFDD等のセ
ットにおいても異なる集積回路装置を用いることに伴
い、セットの設計コストが増大していた。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、モータの機種に拘らず同一の集積回路装置で
リップルを好適にキャンセルし、モータの円滑な駆動を
実現するリップルキャンセル回路を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、サーボ電流を入力電流とするカレントミ
ラー回路と、該カレントミラー回路の出力電流によって
駆動されモータ動作時に発生するリップルを軽減するた
めのリップルキャンセル信号を発生するとともに、その
リップルキャンセル率が前記カレントミラー回路の出力
電流の値によって決まるリップルキャンセル信号発生回
路とを集積回路装置内に設け、前記カレントミラー回路
の出力電流の値を設定する抵抗を外付け端子を介して前
記集積回路装置の外部に接続した構成としている。
【0006】
【0007】
【作用】このような構成によると、外側に接続する電気
部品を例えば抵抗の値を変えることによってモータに合
致したリップルキャンセル率を設定することができる。
従って、どのモータに対しても同一の集積回路装置を使
用でき、外付けの抵抗さえ変えればよいということにな
る。
【0008】
【実施例】以下、図1に示す実施例について説明する。
ただし、この図はトランジスタ等の接続に関して、説明
に必要な部分のみ示しており、完全な形では示していな
い。1は集積回路装置であり、2、3、4はモータ13
のホール素子(図示せず)から得られる図2の(a)
(b)(c)の実線のホール信号(正弦波信号)を入力
するホールアンプである。5、6、7は各ホール信号の
負の半波を反転して全て正の半波とするための変換回路
であり、変換回路5の動作についてのみ説明すると、
(イ)点に現われる増幅されたホール信号は入力と同じ
波形{従って図2(a)の実線}であるが、その正の半
波ではトランジスタQ2とQ5〜Q8を介して(ロ)点
にそのまま正の半波として現われる。
【0009】負の半波では、トランジスタQ1とQ3,
Q4を通して負の半波が反転され(ロ)点に正の半波と
なって現われる。従って、(ロ)点には正の半波に揃え
られた信号が得られる。同様に(ハ)点と(ニ)点にも
変換回路6、7によって正の半波に揃えられた信号が得
られる。点(ロ)(ハ)(ニ)の信号は互いに位相がず
れているが、それはアンプ2、3、4に入力されるホー
ル信号自体が互いにずれていることによる。
【0010】さて、点(ロ)(ハ)(ニ)の信号はリッ
プルキャンセル信号発生回路9の抵抗R3、R4、R5
を経て合流しダイオード群20を通ってグランドへ流れ
る。このとき抵抗R3、R4、R5に生じる電圧がトラ
ンジスタQ14、Q18、Q19のベースへ入力され
る。これらのトランジスタQ14、Q18、Q19がP
NP型であることと、そのバイアス設定によって図2
(d)の斜線を付して示す三角波の部分だけが出力され
て加算回路11へ加えられる。
【0011】8はリップルキャンセル信号発生回路9に
対し動作電流を供給するカレントミラー回路であるが、
この回路はリップルキャンセル信号の大きさを決定でき
るようになっている。この回路8はトランジスタQ9、
Q10、Q11でカレントミラー回路を成しており、そ
の入力電流としてサーボアンプ10の出力電流I1が供
給される。このカレントミラー回路8の出力電流I2
1に依存するとともに抵抗R2とRにも依存する。
【0012】抵抗Rは端子14を介して外付けされた抵
抗である。カレントミラー回路8の出力電流I2はトラ
ンジスタQ12、Q13で構成される第2のカレントミ
ラー回路を通して前述のリップルキャンセル信号発生回
路9へ与えられリップルキャンセル信号発生回路9を駆
動する。この電流I2が大きければ、リップルキャンセ
ル信号は大きくなり、小さければ小さくなる。
【0013】従って、集積回路装置1の内部の回路はそ
のままで、端子14に外付けする抵抗Rの値を選ぶこと
により電流I2の値、従ってリップルキャンセル信号の
大きさを設定することができる。抵抗Rはモータ13に
対応して選ばれた値のものを使用すればよい。抵抗Rの
代わりに可変抵抗器を接続してもよい。リップルキャン
セル信号は加算回路11においてサーボ電流I1と加算
された後、モータドライブ回路12へ供給され、モータ
13を駆動する。
【0014】モータ13はVTRにおけるキャプスタン
駆動モータ又はシリンダ駆動モータ、又はFDDのスピ
ンドル駆動モータに用いられる。また、それ以外の用途
に用いられるものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
積回路装置の外側に接続する電気部品素子によってモー
タに合致したリップルキャンセル率を設定することがで
きる。従って、どのモータに対しても同一の集積回路装
置を使用できることになり、便利であるとともに設計や
コストの点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したリップルキャンセル回路の回
路図。
【図2】その動作説明図。
【符号の説明】 1 集積回路装置 2、3、4 ホールアンプ 9 リップルキャンセル信号発生回路 10 サーボアンプ 11 加算回路 12 モータドライブ回路 13 モータ R 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−260785(JP,A) 特開 平4−195307(JP,A) 特開 平4−150792(JP,A) 実開 平2−88491(JP,U) 実開 平2−24618(JP,U) 国際公開93/9595(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーボ電流を入力電流とするカレントミラ
    ー回路と、該カレントミラー回路の出力電流によって駆
    動されモータ動作時に発生するリップルを軽減するため
    のリップルキャンセル信号を発生するとともに、そのリ
    ップルキャンセル率が前記カレントミラー回路の出力電
    流の値によって決まるリップルキャンセル信号発生回路
    とを集積回路装置内に設け、前記カレントミラー回路の
    出力電流の値を設定する抵抗を外付け端子を介して前記
    集積回路装置の外部に接続したことを特徴とするモータ
    駆動装置におけるリップルキャンセル回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のリップルキャンセル回路
    をモータ駆動に用いたビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のリップルキャンセル回路
    をスピンドル駆動モータの駆動に用いたフロッピーディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2547825A (en) * 2014-11-20 2017-08-30 Mitsubishi Electric Corp Scroll Compressor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2547825A (en) * 2014-11-20 2017-08-30 Mitsubishi Electric Corp Scroll Compressor
GB2547825B (en) * 2014-11-20 2020-06-17 Mitsubishi Electric Corp Scroll Compressor

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