JP2006087161A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動電流のみでなく回生電流も参照して正確なモータ電流を検出し、このモータ電流にもとづいてPWM制御可能なモータ駆動装置の提供する。
【解決手段】 モータ駆動装置100は、スイッチングトランジスタM1〜M4、フライホイールダイオードD1〜D2、電流検出回路10、絶対値回路12、PWM制御回路14、駆動回路16を含む。スイッチングトランジスタM1〜M4は、ゲート端子に印加される電圧に応じてスイッチング動作し、モータ200に間欠的に駆動電圧を供給する。電流検出回路10は、検出抵抗Rdを含んでいる。絶対値回路12は、検出電圧Vdの絶対値を検出電圧Vxとして出力する回路である。PWM制御回路14は、絶対値化された検出電圧VxにもとづいてPWM信号を生成し、PWM信号を駆動回路16に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ駆動装置に関し、特にパルス幅変調制御されるモータ駆動装置に関する。
モータを所望の回転数などで駆動する方法として、モータの駆動状態をモータに流れる電流を検出することによりフィードバックし、フィードバックした信号にもとづいてモータに印加する電圧を間欠的にオンオフすることで回転制御を行うパルス幅変調(Pulse Width Modultion、以下PWMと略す)制御方式が知られている。このPWM制御方式によれば、モータに電圧を印加するスイッチング素子として機能するパワートランジスタを飽和領域で使用する為、電力ロスが軽減され、トランジスタの発熱を抑制することができる。更にPWM信号のオン期間に応じて、必要な時間だけ通電するので、モータ駆動装置全体の効率があがるという利点を有している。
このようなPMW制御方式においては、パワートランジスタによってモータに間欠的に電圧が印加され、モータには、PWM信号のオン期間にパワートランジスタを介して流れる駆動電流と、PMW信号のオフ期間にスイッチングトランジスタと並列に設けられたフライホイールダイオードを介して流れる回生電流が交互に流れることになる。
従来においては、駆動電流を検出抵抗に流すことにより電圧に変換し、この電圧にもとづいてPWM信号を生成していた。駆動電流は、PWM信号のオン期間のみ流れるため、駆動電流にもとづいてPMW信号を生成するためには、サンプルホールド回路や、平均値回路を用いて駆動電流を直流化していた(特許文献1参照)。
特開平8−9681号公報
ところが従来のサンプルホールド回路を用いたPWM制御回路においては、駆動電流のみを参照してPWM信号を生成しており、回生電流は参照していなかったため、モータに実際に流れる電流を正確に帰還していることにはならず、検出誤差が生じ、正確なモータ制御には限界があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動電流のみでなく回生電流も参照して正確なモータ電流を検出し、このモータ電流にもとづいてPWM制御可能なモータ駆動装置の提供にある。
本発明のある態様はモータ駆動装置に関する。このモータ駆動装置は、駆動対象であるモータに流れる電流を電圧に変換する一端の電位が固定された変換抵抗と、変換抵抗の他端に現れる検出電圧にもとづき前記モータを駆動する駆動制御部と、を備える。駆動制御部は、検出電圧の絶対値にもとづいてモータの駆動を制御する。
この態様によれば、検出電圧が負電圧である場合にも、帰還制御を行うことができ、正確なモータの回転制御を行うことが可能となる。
本発明の別の態様もモータ駆動装置に関する。このモータ駆動装置は、駆動対象であるモータに、駆動電圧を供給するためのスイッチングトランジスタと、スイッチングトランジスタと並列に設けられたフライホイールダイオードと、スイッチングトランジスタをオンオフするためのパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調駆動回路と、スイッチングトランジスタまたはフライホイールダイオードを介してモータに流れる電流を一端が固定電位に接続された検出抵抗に流すことにより、検出抵抗の他端に現れる電圧を検出電圧として出力する電流検出回路と、検出電圧の絶対値を出力する絶対値回路と、を備える。パルス幅変調駆動回路は、絶対値回路の出力信号と、モータの駆動を制御する制御信号とを比較し、その電圧の大小関係に応じてパルス幅変調信号のオン期間を調節する。
この態様によれば、スイッチングトランジスタを介してモータに流れる駆動電流と、フライホイールダイオードを介してモータに流れる回生電流の両方を参照し、実際にモータに流れる駆動電流と回生電流の合計であるモータ電流にもとづいて、パルス幅変調駆動を行う。その結果、駆動電流のみを間欠的に参照する場合よりも正確なモータの回転制御を行うことが可能となる。
絶対値回路は、電圧電流変換部と、電流電圧変換部と、を備えてもよい。電圧電流変換部は、検出電圧が固定電位よりも高いときにはその差に比例する第1検出電流に変換し、検出電流が固定電位よりも低いときにはその差に比例する第2検出電流に変換し、2つの検出電流を合成して出力し、電流電圧変換部は、電圧電流変換部によって合成された電流を再び電圧に変換して検出電圧の絶対値を出力してもよい。
「固定電位」とは、接地電位のように、回路の動作とは無関係に一定の電圧に保たれている電位をいう。電流を「合成する」とは、一の経路に複数の電流を同方向に流すことをいう。
検出電圧を電流に一度変換して電流増幅を行うことにより、電圧増幅を行うよりも高精度に制御を行うことができる。
電圧電流変換部は、検出電圧に所定の基準電圧を加算してレベルシフトする電圧加算器と、一端に電圧加算器の出力電圧が印加され、他端に基準電圧が印加された変換抵抗と、を備え、変換抵抗を一端から他端に向かって流れる電流を第1検出電流とし、他端から一端に向かって流れる電流を第2検出電流とすることで、検出電圧を、固定電位との大小関係に対応させて第1、第2検出電流に変換してもよい。
検出抵抗に流れる駆動電流と回生電流は逆向きとなるため、検出抵抗の一端が接地されている場合、他端には流れる電流の向きに応じて正負の電圧が現れることになる。そこで、基準電圧を加算することによって正方向にレベルシフトし、基準電圧との差にもとづき、電流変換および増幅を行うことにより、回生電流が検出抵抗に流れるときに現れる負の電圧を、正の電圧として扱うことが可能となる。
逆に検出抵抗の一端が電源電圧に接続される場合には、基準電圧として負の値を加算してもよい。
電圧電流変換部は、非反転端子に電圧加算器の出力電圧が印加され、反転入力端子に出力端子が接続され、出力端子に変換抵抗の一端が接続された第1演算増幅器と、非反転端子に基準電圧が印加され、反転入力端子に出力端子が接続され、出力端子に変換抵抗の他端が接続された第2演算増幅器と、を含んでもよい。この第1、第2演算増幅器は、それぞれの出力端子から変換抵抗に流れ出る第1、第2検出電流に対応する電流を生成して出力するソース電流出力端子をそれぞれ備えてもよい。第1、第2演算増幅器のソース電流出力端子から出力される第1、第2検出電流に対応する電流を合成することにより、合成された電流は前記検出抵抗に現れる電圧の正負に関係なく、絶対値に対応する電流を生成することができる。
第1、第2演算増幅器はそれぞれ、出力段に設けられた増幅トランジスタと、増幅トランジスタと電源電位間に直列に接続され、増幅トランジスタに所定の基準電流を流す第1定電流源と、増幅トランジスタと接地電位間に設けられた第1トランジスタと、第1トランジスタと並列に設けられ、第1トランジスタに流れる電流に対応する電流を生成するカレントミラーを構成する第2トランジスタと、第2トランジスタと電源電位間に直列に設けられ、基準電流を生成する第2定電流源と、を含み、増幅トランジスタと第1定電流源の接続点を出力端子とし、第2トランジスタと第2定電流源との接続点をソース電流出力端子としてもよい。
演算増幅器の出力段をこのような構成とすることにより、出力端子から流れ出る電流を複製してソース電流出力端子から取り出すことができる。その結果、第1演算増幅器のソース電流出力端子からは、第1検出電流が出力され、第2演算増幅器のソース電流出力端子からは、第2検出電流が出力されることになり、この2つの電流を一の経路に流して合成すれば、正負の検出電圧を、電流として絶対値化することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るモータ駆動装置により、正確にモータを駆動することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置100の構成を示す回路図である。
モータ駆動装置100は、スイッチングトランジスタM1〜M4、フライホイールダイオードD1〜D4、電流検出回路10、絶対値回路12、PWM制御回路14、駆動回路16を含む。
スイッチングトランジスタM1〜M4は、MOSFETであり、ゲート端子に印加される電圧に応じてスイッチング動作し、モータ200に間欠的に駆動電圧を供給する。これらのスイッチングトランジスタM1〜M4はHブリッジ回路を構成しており、各スイッチングトランジスタM1〜M4には、それぞれに並列にフライホイールダイオードD1〜D4が設けられている。スイッチングトランジスタM2、M3はオフしておき、スイッチングトランジスタM1、M4を同期してオンオフさせることにより、モータ200の端子Aには電源電圧Vddが、端子Bには接地電圧に近い電圧が印加され、モータ200をある方向に回転させることができる。
逆に、スイッチングトランジスタM1、M4はオフしておき、スイッチングトランジスタM2、M3を同期してオンオフさせる場合には、モータ200は逆向きに回転することになる。
電流検出回路10は、検出抵抗Rdを含んでいる。検出抵抗Rdは、スイッチングトランジスタM3、M4およびフライホイールダイオードD3、D4に接続されており、モータ200に流れるモータ電流が検出電流Idとして流れるように構成されている。検出抵抗Rdには、Rd×Idの電圧降下が発生し、この降下電圧を検出電圧Vdとして出力する。
後述のように、スイッチングトランジスタM1〜M4がオンする期間に、スイッチングトランジスタを介してモータ200に流れる駆動電流は、検出抵抗Rdを接地電位に向かって流れるのに対して、スイッチングトランジスタがオフする期間にフライホイールダイオードD1〜D4を介してモータに流れる回生電流は、検出抵抗Rdを接地電位からモータに向かって流れることになる。したがって、検出抵抗Rdに流れる検出電流Idの向きは、オン期間とオフ期間で逆向きとなるため、検出電圧Vdはオン期間には正電圧となり、オフ期間には負電圧となる。
絶対値回路12は、検出電圧Vdの絶対値を絶対値検出電圧Vxとして出力する回路である。絶対値回路12の構成については図3を用いて後述する。
PWM制御回路14は、絶対値化された絶対値検出電圧VxにもとづいてPWM信号を生成し、PWM信号を駆動回路16に出力する。駆動回路16は、PWM信号をもとに、各スイッチングトランジスタM1からM4をオンオフ可能な電圧レベルをもつスイッチング信号を生成し、各スイッチングトランジスタM1〜M4のゲート端子に印加する。
図2は、絶対値回路12の構成を示す回路図である。この絶対値回路12は、電圧加算器20、第1演算増幅器22、第2演算増幅器24、トランジスタQ20、Q21、第1変換抵抗R1、第2変換抵抗R2を含む。
電圧加算器20は、検出抵抗Rdから出力される検出電圧Vdに、基準電圧Vrefを電圧加算してレベルシフトする機能をもつ。電圧加算器20は、第3演算増幅器30、抵抗R10、R12、R14、R16を含む。第3演算増幅器30の非反転入力端子には、抵抗R10と抵抗R12が接続されており、それぞれの抵抗には、検出電圧Vdおよび基準電圧Vrefが印加されている。第3演算増幅器30の入力インピーダンスが十分に高いとき、出力端子に現れる電圧V1は、V1=(R10・Vref+R12・Vd)/(R10+R12)×R16/R14で与えられる。以下では、説明の簡略化のため、V1=Vref+Vdとなるように抵抗値が調節されているものとして説明する。
第1演算増幅器22は、その出力端子が反転入力端子にそのまま帰還されるボルテージフォロアとなっており、その出力電圧V2は、非反転入力端子に印加された電圧と等しくなるため、V1=V2が成り立つ。
同様に第2演算増幅器24もボルテージフォロアを構成しており、その出力端子には基準電圧Vrefが出力される。
第1演算増幅器22および第2演算増幅器24の出力端子は、それぞれ第1変換抵抗R1に接続されている。したがって、第1変換抵抗R1の一端には、Vd+Vrefが印加され、他端には電圧Vrefが印加されることになる。
Vd>0のとき、第1変換抵抗R1には、第1演算増幅器22から第2演算増幅器24に向かって検出電圧Vdに比例した第1検出電流Id=Vd/R1が流れる。逆に、Vd<0のとき、第1変換抵抗R1には、第2演算増幅器24から第1演算増幅器22に向かって検出電圧Vdに比例した第2検出電流Id=Vd/R1が流れる。
第1演算増幅器22、第2演算増幅器24はいずれも、出力端子から第1変換抵抗R1に向かって流れ出るソース電流に対応した電流Ir1、Ir2を出力するソース電流出力端子202、204を備えている。
第1演算増幅器22および第2演算増幅器24から第1変換抵抗R1に流れ出るソース電流に比例した電流Ir1、Ir2は、合成されてトランジスタQ20に流れ込む。このトランジスタQ20に流れる電流は、検出電圧Vdに比例した電流であって、同一方向に流れるため、検出電圧Vdを絶対値化して電流に変換したものと考えることができる。
トランジスタQ20とトランジスタQ21は、カレントミラー回路を構成しており、トランジスタQ21には、電流Ir3=Ir1+Ir2が流れることになる。以下説明を簡略化するため、トランジスタQ20、Q21のミラー比を1:1とし、トランジスタの電流増幅率hfeが十分に大きく、ベース電流がコレクタ電流に比べて無視できると仮定する。
いま、電流の向きを考えず、その大きさのみを考えると、Ir1=Vd/R1=Id×Rd/R1であり、同様にIr2=Vd/R1=Id×Rd/R1が成り立っている。後述するように、Ir1とIr2はいずれか一方のみが出力されるため、トランジスタQ21に流れる電流Ir3は、検出電流Idの絶対値|Id|に定数Rd/R1を乗じた電流となる。
トランジスタQ21と、基準電圧Vref間には、第2変換抵抗R2が接続されている。この第2変換抵抗R2には、電流Ir3による電圧降下が発生するため、絶対値回路12の出力端子206には、Vx=Vref−R2×Ir3=Vref−|Id|×Rd/R1×R2の電圧が現れる。
このように構成された絶対値回路12においては、入力された検出電圧Vdを電圧加算器20によりレベルシフトし、第1変換抵抗R1によって電流に変換し、この電流を合成して絶対値化して、再度第2変換抵抗R2によって電流電圧変換が行われる。
図3は、ソース電流出力端子202を備える第1演算増幅器22の構成を示す回路図である。第1演算増幅器22は、差動入力段210、定電流源212、第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、増幅トランジスタQ3、トランジスタQ10、Q11、Q12、ダイオード60を含む。また、この第1演算増幅器22は、端子として反転入力端子208a、非反転入力端子208b、出力端子201に加えて、ソース電流出力端子202を備える。
反転入力端子208aと、非反転入力端子208bは、差動入力段210に接続されている。差動入力段210は、2つの入力信号を差動増幅して増幅トランジスタQ3に出力する。
増幅トランジスタQ3のコレクタ端子には、トランジスタQ11が接続されている。このトランジスタQ11は、トランジスタQ10、Q12とカレントミラー回路を構成しており、Q10、Q11、Q12には、ほぼ等しい電流が流れる。トランジスタQ10のコレクタ端子には、定電流源212が接続されており、トランジスタQ10、Q11、Q12には、定電流源212により生成される基準電流Irefが流れるため、トランジスタQ11を第1定電流源、トランジスタQ12を第2定電流源とよぶ。
増幅トランジスタQ3と第1定電流源Q11の接続点は、第1演算増幅器22の出力端子201となっている。いま、第1変換抵抗R1に、第1検出電流Ir1が流れるとき、増幅トランジスタQ3には、コレクタ電流としてIref−Ir1の電流が流れ、第1トランジスタQ1に流れ込む。その結果、第1トランジスタQ1とカレントミラー回路を構成する第2トランジスタQ2にも電流Iref−Ir1が流れる。第2トランジスタQ2のコレクタ端子は第2定電流源Q12に接続されており、定電流Irefが供給される。したがって、ソース電流出力端子202からは、Iref−(Iref−Ir1)=Ir1が出力される。このIr1は、出力端子201から流れ出るソース電流に他ならないから、ソース電流出力端子202からは、第1演算増幅器22のソース電流に対応する電流を出力することができる。
第2演算増幅器24も、第1演算増幅器22と同様の構成とされ、ソース電流出力端子204が設けられている。
なお、第1演算増幅器22において、出力端子201からシンク電流が内部に流れ込む場合においては、逆流防止用のダイオード60によって、ソース電流出力端子202を介しての電流の出入りはなくなる。その結果、図2のトランジスタQ20には、第1検出電流Ir1もしくは第2検出電流Ir2のいずれかのみが流れることになるため、2つの検出電流を合成することができる。
以上のように構成されたモータ駆動装置100の動作について図4をもとに説明する。図4は、モータ駆動装置100の各部における電圧、電流の時間波形を示す。
モータ200は、等価回路的にはインダクタと抵抗により表現することができる。いまモータの端子Aに端子Bより高い電圧を印加すると、モータ200内のインダクタには、端子Aから端子Bに向かってモータ電流が流れることになる。
ここで、スイッチングトランジスタM1、M3は、PWM信号Vpwmにもとづきオンオフを繰り返しており、オン期間においては、電源端子VddからスイッチングトランジスタM1、モータ200、第4トランジスタM4、検出抵抗Rdの経路で駆動電流が流れる。この際にモータ200のインダクタには、それまで流れていた駆動電流によって電流の2乗するエネルギが蓄えられている。
次にPWM信号がオフ期間となると、スイッチングトランジスタM1、M4はオフする。ところが、インダクタに蓄えられたエネルギはすぐには消散しないため、逆起電力が発生し、端子A、B間には電圧が印加されていないにもかかわらず、上述の駆動電流と同一方向、すなわちAからBに向かって電流が流れようとする。この電流は、回生電流とよばれ、接地電位から検出抵抗Rd、フライホイールダイオードD3、D2を介して供給される。
したがって、オン期間にモータ200に流れる駆動電流は、モータ200から検出抵抗Rdを介して接地電位に向かって流れ、オフ期間にモータ200に流れる回生電流は、接地電位から検出抵抗Rdを介してモータに向かって流れる。その結果、図4に示すように、検出抵抗Rdに現れる検出電圧Vdは、駆動電流が流れるオン期間においては、正の値を、回生電流が流れるオフ期間においては負の値をとることになる。図4において、検出電圧Vdと検出電流Idは同一波形として示している。
図4の電圧V1は、電圧加算器20の出力電圧であり、検出電圧Vdに基準電圧Vrefが加算されて正方向にシフトされている。
PWM信号がオン期間においては、V1>Vrefであるため、図2の絶対値回路12において、第1変換抵抗R1には、右向きに第1検出電流Ir1が流れることになる。逆にPWM信号がオフ期間には、V1<Vrefであるため、第1変換抵抗R1には、左向きに第2検出電流Ir2が流れることになる。
第1、第2検出電流Ir1、Ir2は、トランジスタQ20において合成され、トランジスタQ21に流れる電流Ir3は、検出電流Idを絶対値化した電流に相当する。
電流Ir3は、第2変換抵抗R2によって電圧に変換され、絶対値電圧Vx=Vref−Ir3×R2として出力される。電流Ir3=|Id|×Rd/R1であり、絶対値回路12の出力である絶対値検出電圧Vxは、Vx=Vref−|Id|×Rd/R1×R2と表すことができる。したがって、絶対値回路12における電圧利得ΔVd/ΔVxは、R2/R1で与えられることになる。
なお、絶対値回路12から出力される絶対値検出電圧Vxは、Vx=Vref−|Id|×Rd/R1×R2=Vref−|Vd|/R1×R2であるため、検出電圧Vd、あるいは検出電流Idを絶対値化した信号とはなっていない点に留意する必要がある。実質的に検出電流Idを絶対値化した信号は、第2変換抵抗R2での降下電圧に相当し、Vref−Vxで与えられる電圧である。したがって、絶対値検出電圧VxからPWM信号を生成するには、以下のようにPWM制御回路14を構成すればよい。
図5は、PWM制御回路14の構成を示す回路図である。PWM制御回路14は、演算増幅器42、44、電圧比較器46、発振器40を含む。
演算増幅器42は、モータ200の駆動を制御する制御信号Vcontと絶対値検出電圧Vxを電圧加算する加算器を構成する。演算増幅器42の非反転入力端子には制御信号Vcontおよび絶対値検出電圧Vxがそれぞれ抵抗R22およびR20を介して入力されている。いま、R20=R22=R24=R26ととれば、演算増幅器42の出力端子には、Vy=Vcont+Vxが現れる。
演算増幅器42の出力電圧Vyは、後段の演算増幅器44の反転入力端子に印加されている。演算増幅器44の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが入力される。その結果、
この演算増幅器44によって、電圧VrefとVyの誤差電圧が増幅されて電圧比較器46へと出力される。この演算増幅器44において、非反転入力端子および反転入力端子の電圧が等しくなるようにその出力電圧Vzが調節され、帰還により絶対値検出電圧Vx、ひいてはVyが調節されることになる。
非反転入力端子と反転入力端子には、それぞれVrefおよびVyが入力されているから、結局、演算増幅器44によってVy=Vrefとなるように帰還がかけられる。Vy=Vcont+Vxであり、Vx=Vref−|Vd|/R1×R2が成り立っているから、演算増幅器44の出力電圧Vzは、Vcont=|Vd|/R1×R2が成り立つように調節されることになる。
電圧比較器46において、演算増幅器44の出力電圧Vzと、発振器40から出力される三角波電圧Voscが比較され、Vz>Voscのときハイレベルが、Vz<Voscのときローレベルが出力される。すなわち、電圧比較器46によって、電圧VzとVoscの大小関係に応じてオン期間、オフ期間の変化するパルス幅変調信号Vpwmが生成される。
パルス幅変調信号Vpwmのオン期間は、モータ200に駆動電圧が印加される期間に他ならず、パルス幅変調信号Vpwmのオン期間は、Vcont=|Vd|/R1×R2となるように帰還制御され、かつ|Vd|=|Id|×Rdであるから、モータ200は、モータ電流IdがId=Vcont/Rd×R1/R2を満たすように制御され、所望の回転に制御されることになる。
以上のように、本実施の形態に係るモータ駆動装置100によれば、検出電圧Vdを絶対値化することにより、モータ200に回生電流が流れて検出電圧Vdが負電圧となる期間においても、帰還制御を行うことが可能となり、駆動電流のみを検出して間欠的にPWM制御を行う場合に比べて、より正確なモータ駆動を行うことが可能となる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態においては、Hブリッジ回路によって直流モータを駆動する場合について説明したが、本発明は、3相モータ、6相モータなど他のモータを駆動制御する場合にも適用することが可能である。この場合、スイッチングトランジスタおよびフライホイールダイオードをそれぞれの駆動形式に適した配置とすればよい。
図2の絶対値回路12においては、電流Ir3を第2変換抵抗R2に流すことによって絶対値検出電圧Vxを生成したが以下のような構成としてもよい。トランジスタQ21のコレクタ端子には、第2変換抵抗R2を接続せず、代わりに電源電圧に接続したpnp型トランジスタ(FETであればP型トランジスタ)で構成するカレントミラー回路を接続し、電流Ir3を再度コピーした後、カレントミラー回路を構成するトランジスタ対のうち、トランジスタQ21と接続されていないトランジスタのコレクタ端子と接地電位の間に第2変換抵抗R2を接続する。このような構成とした場合、第2変換抵抗R2の一端には、Vx=Ir3×R2という値が現れることになり、検出電流Idを絶対値化した信号を直接扱うことが可能となる。また、絶対値回路は、公知の絶対値回路を用いてもよい。
図5のPWM制御回路14における、絶対値検出電圧Vx、基準電圧Vref、制御信号Vcontの演算、比較の順序はさまざまな変形例が考えられるが、Vcont+Vx=VrefとなるようにPWM信号Vpwmを生成する形式であればよい。
また、本実施の形態においては、図3において第1演算増幅器22の回路構成をバイポーラトランジスタの場合について説明したが、MOSFETなど他のトランジスタによっても同様の機能を持つ回路を構成することができる。これらの選択は、回路に要求される設計仕様、使用する半導体製造プロセスなどによって決めればよい。
本実施の形態において、モータ駆動装置100を構成する素子はすべて一体集積化されていてもよく、その一部がディスクリート部品で構成されていてもよい。どの部分を集積化するかは、コストや占有面積などによって決めればよい。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 絶対値回路の構成を示す回路図である。 ソース電流出力端子を備える第1演算増幅器の構成を示す回路図である。 モータ駆動装置の各部における電圧、電流の時間波形を示す図である。 PWM制御回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
M スイッチングトランジスタ、 D フライホイールダイオード、 10 電流検出回路、 12 絶対値回路、 14 PWM制御回路、 16 駆動回路、 20 電圧加算器、 22 第1演算増幅器、 24 第2演算増幅器、 30 第3演算増幅器、 100 モータ駆動装置、 200 モータ、 202 ソース電流出力端子。

Claims (6)

  1. 駆動対象であるモータに流れる電流を電圧に変換する一端の電位が固定された変換抵抗と、
    前記変換抵抗の他端に現れる検出電圧にもとづき前記モータを駆動する駆動回路と、
    を備え、前記駆動回路は、前記検出電圧の絶対値にもとづいてモータの駆動を制御することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 駆動対象であるモータに、駆動電圧を供給するためのスイッチングトランジスタと、
    前記スイッチングトランジスタと並列に設けられたフライホイールダイオードと、
    前記スイッチングトランジスタをオンオフするためのパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調駆動回路と、
    前記スイッチングトランジスタまたは前記フライホイールダイオードを介して前記モータに流れる電流を一端が固定電位に接続された検出抵抗に流すことにより、前記検出抵抗の他端に現れる電圧を検出電圧として出力する電流検出回路と、
    前記検出電圧の絶対値を出力する絶対値回路と、
    を備え、前記パルス幅変調駆動回路は、前記絶対値回路の出力信号と、前記モータの駆動を制御する制御信号とを比較し、その電圧の大小関係に応じてパルス幅変調信号のオン期間を調節することを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 前記絶対値回路は、電圧電流変換部と、電流電圧変換部と、を備え、
    前記電圧電流変換部は、前記検出電圧が前記固定電位よりも高いときにはその差に比例する第1検出電流に変換し、前記検出電流が前記固定電位よりも低いときにはその差に比例する第2検出電流に変換し、2つの検出電流を合成して出力し、
    前記電流電圧変換部は、前記電圧電流変換部によって合成された電流を再び電圧に変換して前記検出電圧の絶対値を出力することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記電圧電流変換部は、
    前記検出電圧に所定の基準電圧を加算してレベルシフトする電圧加算器と、
    一端に前記電圧加算器の出力電圧が印加され、他端に前記基準電圧が印加された変換抵抗と、
    を備え、前記変換抵抗を前記一端から前記他端に向かって流れる電流を前記第1検出電流とし、前記他端から前記一端に向かって流れる電流を前記第2検出電流とすることで、前記検出電圧を、前記固定電位との大小関係に対応させて前記第1、第2検出電流に変換することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記電圧電流変換部は、
    非反転端子に前記電圧加算器の出力電圧が印加され、反転入力端子に出力端子が接続され、出力端子に前記変換抵抗の一端が接続された第1演算増幅器と、
    非反転端子に前記基準電圧が印加され、反転入力端子に出力端子が接続され、出力端子に前記変換抵抗の他端が接続された第2演算増幅器と、
    を含み、前記第1、第2演算増幅器は、それぞれの出力端子から前記変換抵抗に流れ出る前記第1、第2検出電流に対応する電流を生成して出力するソース電流出力端子をそれぞれ備え、
    前記第1、第2検出電流の合成を、前記第1、第2演算増幅器のソース電流出力端子から出力される電流を合成することによって行うことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記第1、第2演算増幅器はそれぞれ、
    出力段に設けられた増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタと電源電位間に直列に接続され、前記増幅トランジスタに所定の基準電流を流す第1定電流源と、
    前記増幅トランジスタと接地電位間に設けられた第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタと並列に設けられ、前記第1トランジスタに流れる電流に対応する電流を生成するカレントミラーを構成する第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記電源電位間に直列に設けられ、前記基準電流を生成する第2定電流源と、
    を含み、前記増幅トランジスタと前記第1定電流源の接続点を前記出力端子とし、前記第2トランジスタと前記第2定電流源との接続点を前記ソース電流出力端子としたことを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動装置。
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