JP2544582B2 - モ―タ駆動回路 - Google Patents

モ―タ駆動回路

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JP2544582B2
JP2544582B2 JP6048303A JP4830394A JP2544582B2 JP 2544582 B2 JP2544582 B2 JP 2544582B2 JP 6048303 A JP6048303 A JP 6048303A JP 4830394 A JP4830394 A JP 4830394A JP 2544582 B2 JP2544582 B2 JP 2544582B2
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英男 西島
勇夫 福島
康功 小堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多相直流モータの各相電
流切り換え回路に関し、特にその電流量が可変される場
合に好適な電流切り換え回路を有するモータ駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】電流切り換え回路は、一般に、いくつか
の半導体スイッチを並列に接続し、所望のタイミングで
これらを切り換えることによって、動作させている。
【0003】ここで、従来の電流切り換え回路の一例を
ブラシレスモータ駆動回路を例に図1を用いて説明す
る。同図において、1は電流量が制御可能な電流源、2
・3は電流源1の切り換え用トランジスタ、4は電流
源、5〜8はトランジスタ、9・10は抵抗、11・1
2はステータコイル、13はロータマグネット、14は
ロータマグネット13の回転位相を検出するホール素
子、15・16は電圧源である。
【0004】ステータコイル11・12に流れる電流に
よって、ロータマグネット13に回転力が働く構成とな
っており、この回転位相をホール素子14により検出す
る。このホール素子14の出力を電流源4とトランジス
タ5・6及びコレクタ抵抗9・10より成る差動増幅器
で増幅したのち、電流切り換え用トランジスタ2・3の
ベースに印加される。これにより、電流源1の電流はト
ランジスタ2または3を介してトランジスタ8または7
のベース電流として供給され、トランジスタ8または7
で増幅された電流がステータコイル12または11に供
給される。この様に適当なタイミングでステータコイル
11・12に流れる電流を切り換えることで一方向に連
続して回転をしつづける。
【0005】図2に図1に示す回路の主要部分の動作波
形を示す。波形(イ)、(ロ)はホール素子14の出力
波形を示し、これを差動増幅器を構成するトランジスタ
5・6のベースに入力される。波形(ハ)、(ニ)はこ
の差動増幅器の出力波形を示し、コレクタ抵抗9・10
の一方の端子及び電流切換えトランジスタ2・3のベー
ス入力の接続点の波形を示す。この切り換え制御信号
(ハ)・(ニ)によって電流源1の電流はトランジスタ
2または3を介してトランジスタ8または7のベースに
供給され、そのコレクタ電流は波形(ホ)・(ヘ)と成
る。
【0006】ここで、一般に、電流源1の電流量を制御
することによってステータコイル11・12に流れる電
流量を可変してロータマグネットの回転速度を制御す
る。この様に、電流源1の電流量が可変され、切り換え
回路用トランジスタ2・3に流れる電流量が可変される
場合が多い。この時、図1に示す様に、トランジスタ2
・3に流れる電流量の変化に対して、常に一定振幅のベ
ース制御信号を入力して切り換え様とする場合には、最
大電流値に対しても充分に切り換え回路が動作するよう
に大振幅のベース制御信号を入力する必要がある。しか
しながらこの様に設計した場合には、比較的電流量が少
ない領域において、切り換え利得が大きく成りすぎる問
題が有る。これによって発振現象が生じるなどのトラブ
ルや、ステータコイル11・12の両端に大形なコンデ
ンサを必要とするなどの問題が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点をなくし、比較的簡単な回路構成
で、入力電流量の変化に応じた最適な切り換え用トラン
ジスタのベース制御信号振幅を自動的に設定し、常に電
流切り換えを必要最小限の利得で実現できる電流切り換
え回路を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、入力電流量に比例した電流によって利
得及び出力動作範囲が制御される増幅器によって、電流
切り換え用トランジスタのベース制御信号を発生する手
段を設けるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図3〜図8により
説明する。図3・図4に差動増幅器の一般的な特性を示
す。図3は図1中の一部を示し、同一個所は同一符号で
示す。同図において、差動増幅器の入・出力特性(Vi
n,Iout)は図4に示す如く現わされる。同図は、
横軸に差動増幅器の入力電圧Vinをとり、縦軸に出力
電流Ioutをとったもので有り、一方のトランジスタ
2または3のコレクタ電流Ic1を示す。一般にIc1
下数1で現わされる。
【0010】
【数1】 q:電子の電荷量 k:ボルツマン定数 T:絶対温度 ここで、kT/qは約26mVであり、上数1よりIc
1の電流をI0の約1/10にするにはVin=60mV
程度必要である。この事より上記差動増幅器を構成する
トランジスタ2・3をスイッチ回路として使用した場合
に、電流源1の電流値I0が制御され変化するとその必
要切り換え入力信号(Vin)も変化する。すなわち、
スイッチ回路として使用するトランジスタ2・3のof
f状態の電流値を、たとえば1μA以下と設定するなら
ば、I0=100μA時にはVin≒120mV以上が
必要であり、I0=1mA時にはVin≒180mV以
上が必要となる。この様に、トランジスタで差動スイッ
チ回路を構成する場合、その入力電流量に比例してスイ
ッチ回路の制御入力(Vin)を制御することが望まし
い。
【0011】以下、本発明の具体的な実施例を図5・図
6により説明する。図1・図3と同一個所は同一符号で
示す。17・18はトランジスタ、19・20は抵抗、
21は可変電流を示す。ここで、トランジスタ17・抵
抗19・可変電源21は電流源1を構成する。さらに、
トランジスタ18・抵抗20は電流源4を構成する。そ
の他各構成素子は図1に示す従来回路と同様の動作が行
なわれる。すなわち、ホール素子14の出力を入力とし
たトランジスタ5・6及びトランジスタ18・抵抗20
より構成された差動増幅器で、ホール素子14の出力を
増幅した後、スイッチ回路を構成するトランジスタ2・
3のベースに供給する。本発明の実施例では、この差動
増幅器の電流源(トランジスタ18・抵抗20で構成)
の電流量をスイッチ回路を構成するトランジスタ2・3
に入力される電流量(トランジスタ17のコレクタ電流
量)に比例して変化する様に構成している。すなわち、
トランジスタ17・18のベースは共通に接続されて可
変電源21により制御される。この様に構成すること
で、スイッチ回路を構成するトランジスタ2・3の共通
エミッタに供給される電流量に比例して、そのベースに
入力される切り換え信号の振幅が変化する。これは、ト
ランジスタ17に流れる電流の変化に比例してトランジ
スタ18の電流量も変化し、この結果、抵抗9・10に
生じる信号振幅も比例して変化する。
【0012】図6に図5の要部波形を示す。可変電源2
1が波形(1)の如く変化した時、ホール素子14の出
力波形(2),(3)に対して、スイッチ回路を構成す
るトランジスタ2・3のベース入力波形は波形(4),
(5)に示す如く可変電源21の変化に上って生じるト
ランジスタ17・18の電流量に比例して増加する。こ
の様にして、トランジスタ17より供給されるモータ制
御用電流はスイッチ回路を構成するトランジスタ2・3
により安定に切り換えられて、トランジスタ7・8のベ
ース電流となる。この結果、コイル11・12に流れる
電流は波形(6),(7)となる。
【0013】図7・図8に本発明の別な実施例を示す。
同図は本発明を3相モータの駆動回路に適用したもので
ある。同図で、22〜24はロータマグネット13の回
転位相を検出するホール素子、25〜27はステータコ
イル、28はバイアス電源、29〜53はトランジス
タ、54〜56は抵抗、57はトランジスタ、58は可
変抵抗を示す。
【0014】ここで、ホール素子22〜24はロータマ
グネット13の磁束を検出できる位置でかつそれぞれの
出力波形が120度の位相ずれを生じる関係に配置され
ている。すなわち、各ホール素子の一方の出力波形は図
8に示す波形(2),(3),(4)の様に成る。もち
ろん、他方の出力波形はこれらの波形に対して反転した
ものとなる。これらを入力したトランジスタ41〜4
3,44〜46,47〜49で構成された差動増幅器に
入力される。次に、この差動増幅器を構成したトランジ
スタ41〜43,44〜46,47〜49のコレクタ出
力はそれぞれ互に接続されてコレクタ抵抗54〜56に
供給される。ここで、各抵抗54〜56に生じる電圧波
形は図8の波形(5),(6),(7)に示す如くな
る。また、ここに生じる電圧振幅はトランジスタ43・
46・49に流れる電流量に比例する。そこで、この波
形(5),(6),(7)を入力とした3差動スイッチ
回路を構成するトランジスタ38〜40の共通エミッタ
に供給される電流(トランジスタ51のコレクタ電流)
値に比例した電流をトランジスタ52のコレクタ電流と
して取り出し、ダイオード接続されたトランジスタ50
とトランジスタ43・46・49の間でカレント・ミラ
ー回路を構成することで、本発明の主眼である差動スイ
ッチ回路に流れる電流量に比例した振幅を有した切り換
え信号をベース入力として供給することができる。さら
にこの電流量は、可変抵抗58を制御してダイオード接
続したトランジスタ53に流れる電流を制御し、このト
ランジスタ53とトランジスタ51・52の間でカレン
ト・ミラー回路を構成することで得ている。この様にし
て3差動スイッチ回路(トランジスタ38〜40)で切
り換えられた電流はパワートランジスタ32〜34で電
流増幅されて、モータ駆動用のステータコイル25〜2
7のシンク電流となる。一方、トランジスタ35〜37
で構成された3差動スイッチ回路も同様に、トランジス
タ50とトランジスタ57で構成されたカレントミラー
回路を介して供給された電流を切り換えて出力し、トラ
ンジスタ29〜31で電流増幅したのちモータ駆動用の
ステータコイル25〜27のソース電流となる。この様
にして、トランジスタ32〜34に流れる電流波形は図
8の波形(8)に示す3相波形となり合成した電流は可
変抵抗58によって制御される。以上の様に、3差動ス
イッチ回路においても、同様にその共通エミッタに流れ
る電流量に比例した振幅を有した切り換え信号を各トラ
ンジスタのベース入力として供給することができる。
【0015】本実施例はモータ駆動回路について述べた
が、同様の半導体素子で構成した差動スイッチ回路で、
そこに流れる電流量を制御する回路には広く適用できる
ことは言うまでもない。
【0016】以上のように本発明によれば、特に、各ス
テータコイルに流れる電源切り換え過渡時の利得を必要
以上に大きくしなくても良く、切り換え時の発振等の問
題を発生することなく、同時に、過大な電流を流す必要
が有る場合にも充分な切り換え効果を得ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、差動スイッチ回路を構
成する複数のトランジスタの共通エミッタに流れる電流
量に比例して、各トランジスタのベースに入力される切
り換え信号振幅を変えることができるので、常に必要最
小限の切り換え信号振幅でスイッチ回路を動作させるこ
とができると同時に、過大な入力電流に対しても充分な
スイッチ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモータ駆動回路の一例を示す回路図であ
る。
【図2】図1の要部波形図である。
【図3】一般的な差動増幅器の回路図である。
【図4】図3の特性を示す特性図である。
【図5】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図6】図5の要部波形図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す回路図である。
【図8】図7の要部波形図である。
【符号の説明】
1…電流源、 2・3…トランジスタ、 5・6…トランジスタ、 9・10…抵抗、 17・18…トランジスタ、 19・20…抵抗、 21…可変電源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数極着磁されたロ−タマグネットと、 該ロ−タマグネットを駆動する複数相のステ−タコイル
    群と、 該ステ−タコイル群の第1の電圧源への電流路を切り換
    える第1のトランジスタ群と、 前記ステ−タコイル群の第2の電圧源への電流路を切り
    換える第2のトランジスタ群と、 前記第1のトランジスタ群のベ−ス電流量を制御する第
    1の電流源と、 前記第2のトランジスタ群のベ−ス電流量を制御する第
    2の電流源と、 前記ロ−タマグネットの回転位相を検出する回転位相検
    出手段と、 該回転位相検出手段の出力を増幅する増幅器と、 該増幅器の出力により前記第1及び第2の電流源と前記
    第1及び第2のトランジスタ群の間に設けられた電流切
    り換え回路群を用いて順次切り換えることにより連続し
    たロ−タマグネットの回転を維持するように構成された
    直流モ−タのモ−タ駆動回路であって、 前記第1の電流源と第2の電流源の少なくとも一方の電
    流量に応じて、前記増幅器の利得と出力信号の振幅の少
    なくとも一方を可変とすることにより、前記電流切り換
    え回路群の切り換え過渡期間の出力ベ−ス電流波形の傾
    きを可変制御することを特徴とするモ−タ駆動回路。
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