JPH067022A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JPH067022A
JPH067022A JP8808893A JP8808893A JPH067022A JP H067022 A JPH067022 A JP H067022A JP 8808893 A JP8808893 A JP 8808893A JP 8808893 A JP8808893 A JP 8808893A JP H067022 A JPH067022 A JP H067022A
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中島  茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自脱型コンバインで極短稈や極端な高刈りの
場合は脱穀装置に穀稈全量を供給し扱残りを防止する。 【構成】 扱室13前面の穀稈挟持搬送機構15を入口
側搬送機構15aと出口側搬送機構15bとに分割形成
し、出口側搬送機構15bを、短稈検出手段10の検出
信号により穀稈の挟持姿勢U、未検出信号により穀稈の
非挟持姿勢Dに切換可能になし、出口側搬送機構15b
の非挟持姿勢Dにより入口側搬送機構15a終端で穀稈
を全量扱室13内に供給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに搭載され
る脱穀装置に関し、さらに詳しくは極めて短い刈取穀稈
の扱残りを防止できるコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインは、前処理装置で刈取った穀
稈を、揚上搬送機構により脱穀装置の扱室前面に設けた
穀稈挟持搬送機構に供給する構造になっており、その揚
上搬送機構の搬送経路には穀稈の稈長を検出する検出セ
ンサが設けられている。この検出センサは、定位置の支
点軸を中心にして穀稈の稈身方向に移動する揚上搬送機
構を駆動せしめる伝動モータを制御するように連繋さ
れ、揚上搬送機構を稈身方向に移動させることにより扱
胴に対する穀稈の扱深さが略一定に制御されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、稈長が55
0mm以下の短稈、または極端な高刈りした刈取穀稈
を、揚上搬送機構により搬送すると、揚上搬送機構が移
動限界まで移動しても極短稈のため、穀稈が浅扱ぎセン
サに接触しない状態になると共に、この短稈が穀稈挟持
搬送機構に挟持されたとしても、その穂先側が円筒状の
扱胴周面に僅かに接触するだけで穀稈の穂先側に充分な
脱穀作用が付与されず、扱残りが発生するという問題が
あった。また、極端な高刈りができないので、圃場の周
囲をコンバインが通過し得るための枕地刈りする必要が
生ずるが、大型のコンバインでは枕地刈りの面積が多く
なるので、コンバイン作業が非能率になるという問題が
あった。そこで、本発明は、稈長が極めて短い短稈や極
端な高刈りをした場合でも、穀稈の扱残りを防止できる
コンバインの脱穀装置を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、扱室前面の穀稈挟持搬送機構を入口側搬
送機構と出口側搬送機構とに分割形成し、出口側搬送機
構を、短稈検出手段を介し駆動手段に連繋して短稈検出
手段の検出信号により穀稈の挟持姿勢、未検出信号によ
り穀稈の非挟持姿勢に駆動するよう構成し、出口側搬送
機構の非挟持姿勢により入口側搬送機構終端側の穀稈を
扱室内に供給してなるものである。
【0005】
【作用】したがって、脱穀装置1に供給されるも、短稈
検出手段10が未検出状態になる短稈にあっては、未検
出信号により出口側搬送機構15bが穀稈の非挟持姿勢
Dに駆動されるので、入口側搬送機構15aによって挟
持搬送された穀稈が搬送終端側で扱室13内に供給さ
れ、穀稈全量が扱室13内で脱穀処理されるので、短稈
にあっても扱残りの発生が確実に防止される。また、短
稈検出手段10が検出状態となる稈長を有する穀稈の場
合には、検出信号により出口側搬送機構15bが穀稈の
挟持姿勢Uに駆動されるので、入口側搬送機構15aに
よって搬送さた穀稈は、出口側搬送機構15bの始端側
へ継送され従来と同様に扱室13の終端まで挟持搬送さ
れながら脱穀処理される。この出口側搬送機構15bを
駆動する駆動手段20を、扱深さセンサとしての短稈検
出手段10をそのまま利用し穀稈の稈長に応じて非挟持
状態D、または挟持状態Uに制御した場合には、扱深さ
センサが兼用されるので、簡単な構造の制御機構になし
得る。フイードチエンを分割形成した場合には、出口側
チエン16bが終端側を支点にして始端側が移動し、ま
た挟扼レールを分割形成した場合には、出口側レール1
7は始端を中心にして終端側が移動するので、いずれを
分割形成した場合でも切換にあたり穀稈が乱れることな
く円滑に排藁搬送機構23に継送される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示す如く、コンバインCは、機体フレー
ムの一側に脱穀装置1が、該脱穀装置1の前方に前処理
装置2が、脱穀装置1の後方に脱穀済みの排藁を処理す
る排藁処理装置3が夫々配設されており、また機体フレ
ームの他側に、図示しないが前方側から運転操作部、運
転席、脱穀装置1からの穀粒を一時的に貯留する穀粒タ
ンク、エンジン室が夫々配設されており、機体フレーム
の下方には左右一対のクローラ走行装置4が配設されて
いる。上記前処理装置2は、立毛穀稈を梳起こす梳起し
装置5、梳起された穀稈を刈取る刈刃6、刈取った穀稈
を脱穀装置1に向けて揚上移送する揚上搬送機構7等か
ら構成され、該前処理装置2は図示しない支点軸を中心
にして昇降可能に設けられている。
【0007】上記揚上搬送機構7は、図示しない支点を
中心にして穀稈の稈身方向に移動自在に設けられ、後述
する株元側センサ9と穂先側センサ10,11の検知に
より作動する伝動モータ8により駆動されるが、これら
株元側センサ9および穂先側センサ10,11は、揚上
搬送機構7の搬送経路に夫々配設され、株元側センサ9
が搬送経路の穀稈の有無を検出し、穂先側センサ10,
11は穀稈の稈長を検出する浅扱ぎセンサ10と、深扱
ぎセンサ11とから構成されている。上記脱穀装置1に
は、機体の進行方向に沿う方向に配設され周囲に扱歯1
2aを有する扱胴12を内装する扱室13が設けられ、
この扱室13の前面には、上方に位置する挟扼レール1
4と、下方に位置するフイードチエン16とからなる穀
稈挟持搬送機構15が配設されており、この穀稈挟持搬
送機構15は入口側搬送機構15aと出口側搬送機構1
5bとに分割形成されている。
【0008】つまり、図1および図4は、挟扼レール1
4は分割することなく、フイードチエン16側を分割形
成した例を示すが、このフイードチエン16は、扱室1
3の長さ方向約2/3の長さで入口側に配設された入口
側チエン16aと、長さ約1/3の長さで出口側に配設
された出口側チエン16bとに分割形成され、この出口
側チエン16bは、終端側を中心にして始端側が挟扼レ
ール14に近接する穀稈の挟持姿勢Uと、挟扼レール1
4から離間する穀稈の非挟持姿勢Dとに揺動自在に設け
られると共に、浅扱ぎセンサ10が検出不可能な短稈の
場合には挟扼レール14から離間する非挟持姿勢Dに駆
動されるが、浅扱ぎセンサ10が検出可能な標準長さの
穀稈の場合には挟扼レール14に接近する挟持姿勢Uに
駆動する駆動手段20に連繋されている。この駆動手段
20は、油圧シリンダ19とピストン21とからなる油
圧伸縮機構に構成され、油圧シリンダ19側が機体側に
枢支連結され、ピストン21の先端は、出口側チエン1
6bの始端側のプーリ軸芯と終端側のスプロケツト軸芯
とを連結する連結部材に枢支連結されている。
【0009】図2に示す如く、上記株元側センサ9、穂
先側センサ10,11は、マイコン18を介して伝動モ
ータ8、電磁切換弁23に連繋されており、上記ピスト
ン21は油圧ポンプ22に接続する油路に設けた電磁切
換弁23の切換えにより作動するが、この電磁切換弁2
3は上記浅扱ぎセンサ10の検知によりピストン21を
伸長状態(挟持姿勢U)に切換え、浅扱ぎセンサ10の
非検知によりピストン21を縮小状態(非挟持姿勢D)
に切換える。そして、浅扱ぎセンサ10が検出不可能な
短稈の場合には、出口側チエン16bが非挟持姿勢Dに
保持されるので、入口側チエン16aにより終端まで挟
持搬送された穀稈は、出口側チエン16bの始端側で挟
持が開放され扱胴12に引き込まれるので、扱室13内
に投入された穀稈は扱胴12による脱穀作用が付与され
るので、扱残りなく脱穀される。
【0010】また、浅扱ぎセンサ10が検出し得る標準
稈長の穀稈の場合には、浅扱ぎセンサ10と深扱ぎセン
サ11との間に穀稈穂先部が位置するよう揚上搬送機構
7が電動モータ8により稈身方向に駆動されるので、従
来と同様に扱深さ制御できると共に、出口側チエン16
bが挟持姿勢Uに復帰するので、穀稈は入口側チエン1
6aの終端から出口側チエン16bの始端に移送されて
扱室13の終端まで搬送される。上述した出口側チエン
16bの挟持姿勢Uと非挟持姿勢Dの切換えは、浅扱ぎ
センサ10の検出、または未検出信号が一定時間継続し
た場合にのみ切換えられ、浅扱ぎセンサ10の検出、ま
たは未検出信号が極めて短い時間では切換えられないよ
うになっている。
【0011】次に、図4〜図5に示す脱穀装置1につい
て説明する。上記扱室13に内装された扱胴12は、扱
室13の長さ方向約2/3の長さで入口側に配設された
主扱胴24と、約1/3の長さで出口側に配設された副
扱胴25とに分割構成され、この副扱胴25は主扱胴2
4の周速度よりも約1.5〜1.6倍に増速されて回転
する。上記主扱胴24は扱胴軸26に固定されている
が、一方の副扱胴25は、扱胴軸26の外径に回転自在
に嵌合される副扱胴軸27に固定され、この副扱胴軸2
7は扱胴軸26から後述する伝動機構を介して駆動回転
される。つまり、扱胴軸26に固定された大径歯車29
に噛合する小径歯車31は、中間軸30に固定されてお
り、この中間軸30の他側に固定した伝動歯車32が副
扱胴軸27に固定の伝動歯車33に噛合する伝動機構が
設けられており、この伝動機構は副扱胴25内に固定さ
れた伝動ケース34内に収納されている。また、出口側
チエン16bの終端上方側には出口側チエン16bの終
端から排藁を受け継いで後方へ搬送する排藁搬送機構2
8が設けられている。上記扱室13の終端側には、扱網
36から漏下しなかった脱穀物を強制排出する排塵処理
室35が設けられ、この排塵処理室35は、その始端側
が上記副扱胴25が位置する扱室13の排塵口37に臨
み、その終端側が反対位置に設けられた吸引翼車39に
連通する排出口41に開口されている。この排塵処理室
35内には、始端側に所定長さの移送螺旋43を有し後
方側が処理胴44に構成された排塵処理胴40が処理胴
軸45を中心にして回転自在に設けられ、処理胴44の
周囲には処理歯46が設けられると共に、処理胴44の
下方側周囲には選別網47が張設されている。
【0012】上記扱網36および選別網47の下方に
は、揺動移送選別体50が図示しない揺動機構を介して
前後および上下に煽動自在に配設されている。この揺動
移送選別体50は、扱網36および選別網47の下方に
配設され斜め方向の移送板49aが所定間隔毎に並設さ
れた第1選別機構49と、この第1選別機構49の下方
に配設され移送板51aおよび選別網51bからなる第
2選別機構51と、上記選別網51bの先端に間隔をお
いて配設された一番穀粒戻し流板52と、この戻し流板
52を越えた位置に配設される移送板53aおよびスト
ローラツク53bからなる二番物選別機構53、および
二番物戻し流板54が一体的に煽動するように構成され
ている。上記一番穀粒戻し流板52の下方には一番穀粒
移送螺旋55が配設され、また二番物戻し流板54の下
方には二番物移送螺旋56が配設されており、この一番
穀粒移送螺旋55の後方には、一番穀粒移送螺旋55の
上方を通り一番穀粒戻し流板52の上方を吹き抜ける主
選別風を発生するシロツコフアン57が設けられると共
に、二番物移送螺旋56の後方には、二番物移送螺旋5
6の上方を通り二番物戻し流板54の上方を吹き抜ける
副選別風を発生するシロツコフアン59が設けられてい
る。また、第1選別機構49と第2選別機構51との間
の選別風路を吹き抜ける選別風を発生するシロツコフア
ン61が設けられている。
【0013】したがって、浅扱ぎセンサ10が検出不可
能な短稈の場合に、入口側チエン16aの終端で穀稈を
扱室13内に投入しても、この穀稈が投入される部位か
ら扱室13の終端側にかけては、主扱胴24よりも高速
で回転する副扱胴25が回転しているので、投入された
穀稈を効率よく処理できると共に、さらに扱室13の終
端には排塵処理胴40が回転する排塵処理室35が配設
されているので、穀稈が投入されることで増大する藁屑
等の処理物を円滑且つ能率よく処理できる。しかも、扱
網36および選別網47の下方には第1選別機構49を
介して第2選別機構51が配設されているので、穀稈が
扱室13内に投入されることで上記両網36及び47か
ら漏下する切藁等が増加しても、これら切藁は下方に位
置する第1選別機構49で選別され、第2選別機構51
上への落下が抑制されるので選別が悪化するのを未然に
防止できる。
【0014】次に、図6〜図7に示す例は、フイードチ
エン16は分割することなく連続する一本のフイードチ
エンに構成するが、このフイードチエン16に対向する
挟扼レール14の出口側に設けた出口側レール17を、
前位の挟扼レール14終端側の支点軸17aを中心にし
て終端側が穀稈の挟持姿勢Uと非挟持姿勢Dとに選択駆
動されるよう油圧シリンダ19とピストン21からなる
油圧伸縮機構20に連繋したものである。上記挟扼レー
ル14は扱胴12の長さ方向約2/3の長さにわたっ
て、上方に固定された支持フレーム18に上下動自在に
弾圧支持されている。つまり、扱室13の前面に沿って
複数個に分割形成された各挟扼レール14は、夫々に設
けた挟扼杆18aの下方を貫通する連結ピン18cによ
り屈曲自在に連結され、この複数の挟扼杆18aの周り
に夫々設けた各スプリング18bにより下方に向けて弾
圧されている。
【0015】上記油圧シリンダ19の上端は扱室13の
上方を形成する扱室側板13aの上部に枢支連結され、
この油圧シリンダ19に嵌入するピストン21は、下方
に伸びて出口側レール17を下方に向けて弾圧するスプ
リング受座38を支持して上下に伸縮可能に構成されて
いる。つまり、出口側レール17の終端側には左右の出
口側レール17を互いに連結する連結ピン17bが設け
られているが、この連結ピン17bには挟扼杆17dの
下端を固定する連結板17cが回動自在に枢支されてい
る。この挟扼杆17dの上方はスプリング受座38に設
けた案内孔を貫通して上方に突出され、この突出部はス
プリング受座38の上面に位置する平座金38aおよび
C型止め輪38bにより抜止めされており、上記連結板
17cとスプリング受座38の下面との間には挟扼杆1
7b回りのスプリング17eが設けられている。そし
て、このスプリング受座38に固定した支持部38cに
は上記ピストン21の下端が嵌入され、両者を貫通する
連結ピン38dにより位置決めされている。したがっ
て、ピストン21が縮小位置に移動した時、出口側レー
ル17が始端側の支点軸17aを中心にして非挟持姿勢
Dに傾動するので、入口側搬送機構15aの終端まで搬
送された穀稈が扱室13内に供給されるが、ピストン2
1が伸長位置に移動した時、出口側レール17が始端側
の支点軸17aを中心にして挟持姿勢Uに復帰するの
で、入口側搬送機構15aの終端まで搬送された穀稈は
出口側搬送機構15bの始端に継送され、扱室13の終
端まで移送される。
【0016】次に図8〜図9について説明する。この例
は、脱穀装置1の穀稈供給口65外側に、軸芯Pを中心
にして駆動され複数の羽根66を有するビータ67を設
けることにより、穀稈供給口65から機外に飛散する扱
口飛散粒を防止できると同時に、穀稈供給口65に供給
される穀稈の穂先遅れがないよう強制搬送したものであ
る。このビータ67を取付ける翼車66aは、扱室13
の上方を覆う天板1aに固定される左右一対の取付アー
ム69に回転自在に支承され、この翼車66aに固定し
た図示しないプーリは、入口側チエン16の始端側スプ
ロケツトと同軸に設けた取出軸(図外)に固定したプー
リとの間に巻掛けたVベルトにより駆動される。脱穀装
置1の扱室側壁には、高さTの穀稈供給口65を構成す
る如く入口案内板71が外側に向って取付けられ、この
入口案内板71の上方には、下方側の羽根66が入口案
内板71の上面に折り曲った状態で接触し且つ上方側の
羽根66が遠心力で立ち上った状態の回転軌跡Lが穀稈
供給口65の高さTよりも大となる位置にビータ67の
回転中心Pが位置するように設けられ、この羽根66は
ゴム板、または軟質の合成樹脂板等の弾性材から製作さ
れている。この場合、回転中心Pから羽根外径までの長
さMが回転中心Pから入口案内板71の上面までの高さ
Hよりも長くなっており、穀稈供給口65の上方にゴム
板、または軟質の合成樹脂板等の弾性材からなる短い飛
散防止板72を設けた場合でも、この飛散防止板72を
押し開いて回転するように回転軌跡が穀稈供給口65内
まで入り込んでいるので、飛散防止板72の抵抗による
穂先側の移送遅れを確実に防止できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明は、脱穀
装置に供給されるも、短稈検出手段が未検出状態になる
短稈にあっては、未検出信号により出口側搬送機構が穀
稈の非挟持姿勢に駆動されるので、入口側搬送機構によ
って挟持搬送された穀稈を搬送終端側で扱室内に供給で
き、穀稈全量が扱室で脱穀処理されるので、短稈にあっ
ても扱残りの発生を確実に防止できる。さらに、短稈検
出手段が検知状態となる稈長を有する穀稈の場合には、
検出信号により出口側搬送機構が穀稈の挟持姿勢に駆動
されるので、入口側搬送機構によつて搬送された穀稈
を、出口側搬送機構の始端側で受け継いで従来と同様に
扱室終端まで挟持移送することができる。従って、稈長
が極めて短い短稈や極端な高刈りした場合でも、穀稈の
扱残りを防止できるコンバインの脱穀装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したコンバインの全体側面図であ
る。
【図2】制御回路を示すブロツク図である。
【図3】出口チエン制御のフローチヤート図である。
【図4】脱穀装置の縦断側面図である。
【図5】脱穀装置の横断平面図である。
【図6】挟扼レールの終端側を挟持姿勢と非挟持姿勢と
に駆動する例を示す要部の側面図である。
【図7】図6のA部詳細拡大図である。
【図8】脱穀装置の穀稈供給口に設けたビータの斜視図
である。
【図9】ビータの作用説明図である。
【符号の説明】
1 脱穀装置 2 前処理装置 7 揚上搬送機構 8 伝動モータ 9 株元側センサ 10 浅扱ぎセンサ(短稈検出手段) 11 深扱ぎセンサ 12 扱胴 13 扱室 14 挟扼レール 15 穀稈挟持搬送機構 15a 入口側搬送機構 15b 出口側搬送機構 16 フイードチエン 16a 入口側チエン 16b 出口側チエン 17 出口側レール 19 油圧シリンダ 20 油圧伸縮機構(駆動手段) 21 ピストン 22 油圧ポンプ 23 電磁切換弁 28 スプリング受座 U 挟持姿勢 D 非挟持姿勢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室前面の穀稈挟持搬送機構を入口側搬
    送機構と出口側搬送機構とに分割形成し、出口側搬送機
    構を、短稈検出手段を介し駆動手段に連繋して短稈検出
    手段の検出信号により穀稈の挟持姿勢、未検出信号によ
    り穀稈の非挟持姿勢に駆動するよう構成し、出口側搬送
    機構の非挟持姿勢により入口側搬送機構終端側の穀稈を
    扱室内に供給してなるコンバインの脱穀装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6057808A (ja) * 1983-09-10 1985-04-03 Fujitsu Ltd 光コネクタ−用フエル−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6057808A (ja) * 1983-09-10 1985-04-03 Fujitsu Ltd 光コネクタ−用フエル−ル

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