JPH0669667U - 振動吸収管 - Google Patents

振動吸収管

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JPH0669667U
JPH0669667U JP1608493U JP1608493U JPH0669667U JP H0669667 U JPH0669667 U JP H0669667U JP 1608493 U JP1608493 U JP 1608493U JP 1608493 U JP1608493 U JP 1608493U JP H0669667 U JPH0669667 U JP H0669667U
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bellows
vibration
rubber
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vibration absorbing
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和彦 武藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、振動吸収中の振動によるベローズ
の摩耗がなく、従来より振動吸収能力を高め、かつ、製
造上において特殊な機械や技術を必要としない振動吸収
管を提供するものである。 【構成】 本考案の振動吸収管は、ベローズの外周を厚
肉のゴム製カバー3にて覆うことによりベローズの摩耗
を無くすとともに耐圧強度補強も行い、また、ゴム製カ
バー3の外周部に異なるゴム硬度を有するゴム層を一体
的に設けることにより幅広い振動数域での振動吸収を可
能とし、さらに、カバーの内部または外周部に補強のた
めのメッシュ8を設けて耐圧強度を上げることによりよ
り大きな振動も吸収が可能とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷媒回路および空圧回路におけるコンプレッサや油圧回路におけ るポンプなどから発生する振動の伝播を抑制する振動吸収管に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
図5は、冷媒回路に使用される従来の振動吸収管の縦断面図であり、耐圧強度 の低い薄肉により形成されたステンレス製ベローズ2両端の円筒状接続部4A、 4Bの内周面に、銅パイプ製の接続口金5A、5Bを嵌め込むと共に、接続部の 外周部にホルダ9A、9Bをろう付けにて固定し、前記ベローズ2の外周に沿っ てステンレス線のブレード8を巻き付け、その両端部を止め金具7A、7Bにて 前記ホルダ9A、9Bの外周部に固定している。
【0003】 この振動吸収管は、コンプレッサの吐出管や吸入管にろう付けにより接続され 、コンプレッサにより発生する振動を他の冷媒部品や冷媒配管系に伝播しないよ うに前記ベローズ2にて振動を吸収している。しかしながら、振動を十分に吸収 するためにはベローズ2の肉厚を極めて薄くする必要があり、そのためベローズ 2だけでは冷媒の内圧力に耐えられないため、ベローズ2の外周部を前記ブレー ド8にて補強し、耐圧強度を上げている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように従来技術の振動吸収管は、耐圧強度を上げるためにステンレス鋼 線で編んだブレード8をベローズ外周部に巻き付けたものであるから、振動吸収 中のベローズの振動により前記ブレード8とベローズ2とが擦れ合い、ベローズ 2が摩耗し、孔が開いて冷媒が外に吹き出してしまう。また、前記ブレード8で は剛性が高いため十分な振動吸収が出来ない。さらに、前記ブレード8を編んで 形成させる特殊な機械(織機)と技術とを必要とするという問題があった。
【0005】 本考案は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、振動吸収中 の振動によるベローズの摩耗がなく、従来より振動吸収能力を高め、かつ、製造 上において特殊な機械や技術を必要としない振動吸収管である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の振動吸収管は、ベローズの外周を厚肉のゴム製カバー3にて覆うこ とによりベローズの摩耗を無くすとともに耐圧強度補強も行い、また、ゴム製カ バー3の外周部に異なるゴム硬度を有するゴム層を一体的に設けることにより幅 広い振動数域での振動吸収を可能とし、さらに、カバーの内部または外周部に補 強のためのメッシュ8を設けて耐圧強度を上げることによりより大きな振動も吸 収が可能とするものである。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1に基づいて説明する。 この考案の振動吸収管1は、耐圧強度以下の薄肉で蛇腹状のステンレス鋼製ベ ローズ2の両端に位置するストレート状の接続部4A、4Bに銅パイプ製の接続 口金5A、5Bがろう付けにより固定され、前記ベローズ2の外周に密着するよ うに覆うゴム製カバー3が加硫にて接着されている。 従って、従来のステンレス鋼線で編んだブレード8に変えてゴム製カバー3を用 いているので、振動吸収中の振動によるベローズ2の摩耗が無くなり、カバー3 がベローズ2の外周に密着していることにより耐圧強度補強も向上している。
【0008】 この考案の2番目の実施例を図2に基づいて説明する。 ベローズ2と接続口金5A、5Bは一番目の実施例と同一のため詳細な説明は 省略する。 この考案の振動吸収管1は、ゴム製カバー3を3種類の異なるゴム硬度のもの で形成している(例えば、第1層3A:低硬度、第2層3B:中硬度、第3層3 C:高硬度)。このように、異なるゴム硬度の層を幾層か形成させることにより 、各層がゴム硬度に応じた固有の振動吸収を行うことにより幅広い振動域での振 動吸収が可能となる。
【0009】 この考案の3番目の実施例を図3と図4に基づいて説明する。 ベローズ2と接続口金5A、5Bは一番目の実施例と同一のため詳細な説明は 省略する。 この考案の振動吸収管1は、ゴム製カバー3を耐圧強度の低い低硬度のゴムと すると共にこのゴムの中に図4の様な編み目状の樹脂製メッシュ6を挟み込んで 加硫接着している。 振動吸収特性の高性能化を行うにはカバー3に低硬度ゴムを使用することが有 効であるが、そのために耐圧強度が低下しカバーの外径を大きくする必要があっ たり、あるゴム硬度以下ではカバーとして使用できなかったりすることがあった が、耐圧強度補強を前記メッシュ6にて行うことにより、前述の問題は大幅に解 消される。
【0010】 この考案の実施例は、冷媒回路におけるコンプレッサ等にろう付けで接続され るタイプについて説明してきたが、油圧回路や空圧回路の分野などでよく利用さ れているOリング、ガスケットシールのねじ込み接続タイプなどでも同様の振動 吸収の効果が得られることは明白である。
【0012】
【考案の効果】
この考案の振動吸収管は、従来のブレード8に変えて、ベローズの外周をゴム 製のカバーで完全に覆うことによりベローズの摩耗を無くし、カバーを異なるゴ ム硬度を有するゴムで2層以上形成させることにより幅広い振動数域での振動吸 収を可能とし、カバーをメッシュで耐圧強度補強させることによりコンパクトサ イズで高振動吸収性能が得られ、さらに、製品の生産性も大幅に向上しコストダ ウンとなるため産業上極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の振動吸収管の縦断面図。
【図2】 本考案の2番目の実施例の振動吸収管の縦断
面図。
【図3】 本考案の3番目の実施例の振動吸収管の縦断
面図。
【図4】 メッシュ6の編み目パタ−ン図。
【図5】 従来技術の振動吸収管の縦断面図。
【図6】 ブレ−ド8の編み目パタ−ン図。
【符号の説明】
1 振動吸収管 2 ベローズ 3 カバー
5 接続口金 6 メッシュ 9 止め金具 8 ブレード
7 ホルダ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧強度の低い薄肉ベローズ2の外周
    を、厚肉のゴム製カバー3にて覆っていることを特徴と
    する振動吸収管。
  2. 【請求項2】 厚肉のゴム製カバー3の外周部に異なる
    ゴム硬度を有するゴム層を一体的に設けていることを特
    徴とする請求項1記載の振動吸収管。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、ゴム
    製カバー3の内部又は外周部に補強のためのメッシュ6
    を備えていることを特徴とする振動吸収管。
JP1993016084U 1993-03-08 1993-03-08 振動吸収管 Expired - Lifetime JP2605116Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229791A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Nippon Tokushu Toryo Co Ltd 配管屈曲部の防音構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60154687U (ja) * 1984-03-26 1985-10-15 中央発條株式会社 可撓性管継手
JPS6197680U (ja) * 1984-12-03 1986-06-23
JPH0446289U (ja) * 1990-08-23 1992-04-20

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