JPS6116470Y2 - - Google Patents

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JPS6116470Y2
JPS6116470Y2 JP2161280U JP2161280U JPS6116470Y2 JP S6116470 Y2 JPS6116470 Y2 JP S6116470Y2 JP 2161280 U JP2161280 U JP 2161280U JP 2161280 U JP2161280 U JP 2161280U JP S6116470 Y2 JPS6116470 Y2 JP S6116470Y2
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piping
bush
top plate
pipe
hole
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JP2161280U
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JPS56125827U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は液体槽に配管をさし込む時配管から液
体槽に伝わる振動の防止とさし込み部を通じての
液体及び空気の流入・流出をおさえるためのブツ
シユに関する。
(ロ) 従来の技術 液圧システムの液体槽には戻り管,ドレン管,
吸込管などの配管が主として天板にさし込まれて
いるが、これらの配管には電動機や液圧機器から
の振動が伝達されて来る。この振動が液体槽に伝
わると共鳴して騒音が大きくなる。また一般に液
体槽中の液面は変動するからフイルタを通して空
気が出入出来るようなエアーブリーザが付いてい
るが、配管のさし込み部にすき間があると空気と
一しよにちりが入り液圧機器に害をおよぼす。ま
た液体槽自体が揺動すると液体がこぼれることが
ある。
従来は上記の問題を防止するため第1図〜第3
図のようなものが用いられた。
即ち第1図のものは液体槽の天板1に配管2を
さし込む時、先ずゴム質で一端にリング状のつば
3aがあり、その先に外周に多数の円周状の突起
3cを有する円管部3bを設けたブツシユ3を天
板1にまめ込んだ後、配管2をさし込むようにし
たものである。前記のブツシユ3の内径は配管2
の外径よりやや小さくなつており、また天板1の
穴径は前記の円周状の突起3cの外径より小さく
谷径より大きくしてあるので、図のように天板1
の穴により突起3cの先端がつぶれて天板1とブ
ツシユ3とのすま間をおさえると共にブツシユ3
の内径部と配管2の外径部との間の締付けも一層
強くなるからさし込み部からの空気及び液洩れを
防止する。またブツシユ3はゴム材質なので配管
2の振動が天板1に伝達されるのを防ぐ。
第2図のものは天板1に配管2をさし込む時、
ゴム材質で一端にリング状のつば4aがあり、そ
の先に管状部分4bを設けたブツシユ4のつば4
aの裏面に接着剤5を付けて天板1にはめ込んだ
後、配管2をさし込むようにしたものである。前
記ブツシユ4の内径は配管2の外径よりやや小さ
くなつており、また天板1の穴径は前記の円管部
4bの外径と同じ位なのでブツシユ4と配管2と
の間は締り勝手であり、またつば4aと天板1と
の間は接着剤5があるからさし込み部から空気及
び液洩れを防止する。またブツシユ4はゴム材質
なので配管2の振動が天板1に伝達されるのを防
ぐ。
しかしながら第1図及び第2図に何れに従来の
ブツシユも天板1の穴及び配管2の外径などの嵌
め込み部との密着保持上精度の高い穴加工が必要
であると言う欠点がある。また配管2と天板1と
穴との中心を一致させることが絶対条件である。
若し一致しない場合は再調整、即ち配管をやり直
さなければならないと言う欠点がある。また第2
図の場合には接着剤5を使用するので天板1の穴
をばか穴にすれば該穴の精度と配管2との中心を
一致させる件は大分緩和されるが、接着剤5を使
うと接着前の脱脂作業や乾燥時間、乾燥温度など
作業上面倒な問題があるのと、長い間には振動な
どで接着力が低下すると言う欠点がある。
また第1図及び第2図の例で天板1と配管2と
の心ずれがあつた場合、第3図のように調整板で
補正することが出来る。即ち第3図において天板
1にはばか穴1aをあけ、さらに空気及び液洩れ
を防ぐために盲穴突起1bを溶接した上にタツプ
穴1cを設け天板1の上には調整板6を弾性体の
シール7を介して載せ、ばか穴6aを通して2本
以上のボルト8及び標準より大き目のワツシヤ9
により前記の調整板6を天板1に締付ける。調整
板6とブツシユ3及び配管2との関係は天板1と
ブツシユ3及び配管2について第1図で説明した
関係と同じなので説明を省略する。以上のような
構造であるから天板1の穴と配管2との中心が狂
つても第3図で分るように防振作用がある上に空
気及び液洩れを防止する。しかし乍ら調整板6を
使う構造は部品点数がかさむ上に特殊寸法のワツ
シヤ9が必要になつたり、盲穴突起1bを溶接す
るなど加工上も面倒であり、スペース的にもかな
り大きくなる上に高価になるなどの欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記のような、防振作用を備えかつ空
気及び液洩れを防ぐための高度の加工組立技術又
は高価な装置にならないような構造が簡単で加工
組立作業も容易であり、かつ安価な液槽配管さし
込みブツシユを提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための主段 そこで本考案は液体槽を構成する板にあけた穴
と該穴にさし込む配管との間に介入させる可撓性
弾性材質からなるブツシユにおいて、上部に内径
の一部が配管の外径よりやや小さい直円錐台状の
つばと下部に底板文を有し配管の外径よりやや大
きい内径の中空状の円筒であつて、前記円筒およ
び底板部が複数部分に分割されるように前記円筒
と底板部に円筒の軸心を通る面を含むすり割りを
複数設けて前記配管の外径部により前記分割され
た各底板部が押し拡げられるようにしたものであ
る。このブツシユを配管と点板の間に介入したと
き、配管とブツシユ,天板とブツシユそれぞれの
間のシールを互いに無関係に行う事により、組立
時の天板、配管間の偏心の影響を除去せしめるも
のである。
(ホ) 作用および効果 上記のように構成されており、直円錐台状つば
の内径の一部が配管の外径より小さいのでこの両
者の接触部は締まり、密封され、また本考案に係
るブツシユを液体槽を構成する板に、さし込む配
管の外径に対して径の大きいばか穴をあけてあつ
てこの穴の中心線に対して偏心して配管されたと
しても前記ブツシユの円筒の内径は配管の外径よ
り大きく、しかもブツシユの底板部が配管の外径
より押し拡げられ、前記円筒が外側へ大きく撓ん
で液体槽の天板のばか穴の下部のエツジ部に強く
当たつて天板に強く接触して、空気及び液洩れを
防止するので前記つばのリツプと配管との接触部
と相まつてさし込み部分からの空気及び油洩れを
防止する効果が極めて大きい。
さらに、このブツシユの円筒を底部が複数に分
割されて配管との接触が前記つばのリツプ部分と
底板の先端部のみであるため、従来形に比して見
掛上のばね定数が極めて小さく防振効果が絶大と
なる。
(ヘ) 実施例 以下図面について本考案による一実施例の構造
作用につき設明する。
第4図は本考案になる液槽配管用さし込みブツ
シユ13の底面図であり、第5図aおよびbは第
4図のV−V切断面およびV1−V1切断面による
立面断面図であり、そして第5図cはブツシユ1
3の斜視図である。両第4,5図においてブツシ
ユ13はゴムなどの可撓性弾性材質からなり、上
記は内側にリツププ14aを有するつば14があ
り、その下に円管部15があり、更にその下に底
板部16がある。該底板部16及び円管部15に
は軸心を含むすり割り16が切つてある。
第6図はブツシユ13の装着説明図で該ブツシ
ユ3そのものは可撓性弾性材質なので揆んで装着
されている。第6図において天板11のばか穴1
1aにブツシユ13を上から挿入し、しかる後上
から配管12を押込む円筒部15及び底板部16
はすり割り17のところから外側に開くと共に図
のように撓む。図は天板のばか穴11aと配管1
2の中心が狂つている例である。
リツプ14aの内径は配管12の外径よりやや
小さ目に出来ているから接触部は締り勝手になり
空気及び液洩れを防止する。また円筒部15の内
径は配管12の外径よりやや大きくなつており、
底板部16の先端16aが配管12の外径部で押
し拡げられるから円筒部15は大きく撓んで外径
が天板11のばか穴11aの下部のエツジ部11
bゆ強く当つてつば14を引下げるから該つば1
4の下面は天板11の上面と強く接触して空気及
び洩れを防止するので前記のリツプ14aと配管
12との接触部と相まつてさし込み部分からの空
気及び液洩れを防止する効果があると共に天板1
1と配管12とは可撓性弾性材質のブツシユ13
を介して接触しており、直接の接触はない上にブ
ツシユ13の配管12との接触部はリツプ14a
と先端16aのみであるから第1図及び第2図の
従来形に比べてばね定数が小さく防振効果は絶大
である。また、円筒部15の外径に対してばか穴
11aはかなり大きいから該ばか穴11aの内径
は粗い精度と仕上げでよくさらに第6図のように
天板11の穴11aと配管12の中心位置が狂つ
ていても配管の再調整をしたり調整板を使用した
りする必要がないと言う生産及び価格上の効果も
大きい。
以上の説明のように本考案は構造簡単で加工組
立も容易であり、かつ安価な液槽配管用さし込み
ブツシユを提供することが出来る。
ところで第6図において右側の円筒部15のつ
ば14の付け根部から曲画的に外方に折れ曲つて
いる。これはすり割り17があつても円筒部15
は底板部16を相まつて箱形構造で剛性が大きい
ためである。この現象は天板11の板厚が厚い時
はよいが、天板11の板厚が薄いとエツジ部11
bと円筒部15の外周部との接触が悪くなり、つ
ば14の下面と天板11の上面との接触圧力が不
十分か或いは全くなくなることがある。これを防
ぐには第8図及び第9図のように円筒部15の上
端、即ちつば14との付け根部分に切欠き18又
は19を設けてこの部分を薄肉とする。すると前
記の付け根部分からくつきり急激に折れ曲るから
第6図のエツジ部11bと、円筒部15の外周部
との接触圧力を高めることが出来る。
更に該接触圧力を高める他の手段としては第7
図〜第9図のようにつば14のリツプ部14aの
内径D1より円筒部15の内径D2を小さくして肉
厚Tを厚肉にすることにより達せられる。
また第6図においてつば14の肉厚が円筒部1
5の肉厚に比して薄いと、つば14は波打つて底
面と天板11の上面との間にすき間が生じてシー
ル効果が悪くなる。これを防ぐには第7図〜第9
図のように円筒部15の肉厚Tに比してつば14
の肉厚Hを十分厚くすればよいことは勿論である
が、第7図のようにつば14の下面の円筒部との
付け根附近に切欠き20を設けると有効である。
また第8図,第9図の切欠き18,19もつば1
4の波打ち現象防止に効果がある。
第7図〜第9図の構造は使用目的に応じて個々
にまたは適宜組合せて適用すると効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液槽配管用させ込みブツシユの
第1例である断面使用説明図。第2図は従来のブ
ツシユの第2例である断面使用説明図。第3図は
従来のブツシユと調整板を使用した第3例である
断面使用説明図。第4図は本考案になる液槽配管
用さし込みブツシユの一実施例を示す底面図。第
5図aおよびbは第4図のV−VおよびV1−V1
切断面による立面断面図、そして第5図cはブツ
シユの斜視図。第6図は第4図V1−V1切断面に
よる断面使用説明図である。第7図,第8図,第
9図はそれぞれ本考案の第3,第4実施例を示す
立面断面図である。 1,11……天板、2,12……配管、3,
4,13……ブツシユ、5……接着剤、6……調
整板、7……シール、3a,4a,14……つ
ば、3b,4b,15……円筒部、16……底板
部、17……すり割り、18,19,20……切
欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 液体層を構成する板にあけた穴と該穴にさし
    込む配管との間に介入させる可撓性弾性材質か
    らなるブツシユにおいて、上部に内径の一部を
    前記の配管の外径よりやや小さくした直円錐台
    状のつばと下部に底板部を有し前記配管の外径
    やや大きい内径の中空状の円筒であつて、該円
    筒と底板部に円筒の軸心を通る面を含むすり割
    りを複数設けて前記配管の外径部により前記分
    割された各円筒および底板部が押し拡げられよ
    うにしたことを特徴とする液槽配管用さし込み
    ブツシユ。 (2) 前記のつばと前記の円筒との付け根部分に切
    欠きを設けた実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の液槽配管用さし込みブツシユ。
JP2161280U 1980-02-21 1980-02-21 Expired JPS6116470Y2 (ja)

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JP2161280U JPS6116470Y2 (ja) 1980-02-21 1980-02-21

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JP2161280U JPS6116470Y2 (ja) 1980-02-21 1980-02-21

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Publication Number Publication Date
JPS56125827U JPS56125827U (ja) 1981-09-25
JPS6116470Y2 true JPS6116470Y2 (ja) 1986-05-21

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ID=29617770

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JP2161280U Expired JPS6116470Y2 (ja) 1980-02-21 1980-02-21

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JP (1) JPS6116470Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058066A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Tabuchi Corp ボール弁の固定構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058066A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Tabuchi Corp ボール弁の固定構造

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JPS56125827U (ja) 1981-09-25

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