JP2605116Y2 - 振動吸収管 - Google Patents

振動吸収管

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JP2605116Y2
JP2605116Y2 JP1993016084U JP1608493U JP2605116Y2 JP 2605116 Y2 JP2605116 Y2 JP 2605116Y2 JP 1993016084 U JP1993016084 U JP 1993016084U JP 1608493 U JP1608493 U JP 1608493U JP 2605116 Y2 JP2605116 Y2 JP 2605116Y2
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bellows
vibration
rubber
vibration absorbing
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和彦 武藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷媒回路および空圧
回路におけるコンプレッサや油圧回路におけるポンプな
どから発生する振動の伝播を抑制する振動吸収管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、冷媒回路に使用される従来の振
動吸収管の縦断面図であり、耐圧強度の低い薄肉により
形成されたステンレス製ベローズ2両端の円筒状接続部
4A、4Bの内周面に、銅パイプ製の接続口金5A、5
Bを嵌め込むと共に、接続部の外周部にホルダ9A、9
Bをろう付けにて固定し、前記ベローズ2の外周に沿っ
図5に示すようなステンレス線のブレード8を巻き付
け、その両端部を止め金具7A、7Bにて前記ホルダ9
A、9Bの外周部に固定している。
【0003】この振動吸収管は、コンプレッサの吐出管
や吸入管にろう付けにより接続され、コンプレッサによ
り発生する振動を他の冷媒部品や冷媒配管系に伝播しな
いように前記ベローズ2にて振動を吸収している。しか
しながら、振動を十分に吸収するためにはベローズ2の
肉厚を極めて薄くする必要があり、そのためベローズ2
だけでは冷媒の内圧力に耐えられないため、ベローズ2
の外周部を前記ブレード8にて補強し、耐圧強度を上げ
ている。また、図6は、従来の他の実施例を示すもの
で、ベローズの外周部をゴムで覆うようにタイプの振動
吸収管である。この従来の振動吸収管1は、耐圧強度以
下の薄肉で蛇腹状のステンレス鋼製ベローズ2の両端に
位置するストレート状の接続部4A、4Bに銅パイプ製
の接続口金5A、5Bがろう付けにより固定され、前記
ベローズ2の外周に密着するように覆うゴム製カバー3
が加硫にて接着されている。従って、前記のステンレス
鋼線で編んだブレード8に変えてゴム製カバー3を用い
ているので、振動吸収中の振動によるベローズ2の摩耗
が無くなり、カバー3がベローズ2の外周に密着してい
ることにより耐圧強度補強も向上している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように従来技術
前者の振動吸収管は、耐圧強度を上げるためにステン
レス鋼線で編んだブレード8をベローズ外周部に巻き付
けたものであるから、振動吸収中のベローズの振動によ
り前記ブレード8とベローズ2とが擦れ合い、ベローズ
2が摩耗し、孔が開いて冷媒が外に吹き出してしまう。
また、前記ブレード8では剛性が高いため十分な振動吸
収が出来ない。さらに、前記ブレード8を編んで形成さ
せる特殊な機械(織機)と技術とを必要とするという問
題があった。また、後者のベローズの外周部をゴムで覆
うようにタイプの振動吸収管では、ゴム製カバー3が単
体(1層)で構成されているため、振動吸収可能域の範
囲が狭いという問題があった。
【0005】本考案は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、振動吸収中の振動によるベロー
ズの摩耗がなく、従来品より振動吸収能力を高め、か
つ、製造上において特殊な機械や技術を必要としない振
動吸収管である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の振動吸収管
は、耐圧強度の低い薄肉ベローズ2の外周部を厚肉ゴム
製カバー3にて覆い、その外周部に前記カバー3と異な
るゴム層3Bを一体的に設けることにより幅広い振動数
域での振動吸収を可能としたものである。また、請求項
1において、カバー3の内部又は外周部に補強のための
メッシュ6を設けて耐圧強度を上げることによりより大
きな圧力変動による振動も吸収が可能とするものであ
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1に基づいて説明す
る。 この考案の振動吸収管1は、耐圧強度以下の薄肉で
蛇腹状のステンレス鋼製ベローズ2の両端に位置するス
トレート状の接続部4A、4Bに銅パイプ製の接続口金
5A、5Bがろう付けにより固定され、前記ベローズ2
の外周に密着するように覆う厚肉のゴム製カバー3が加
硫にて接着されている。
【0008】そして、前記ゴム製カバー3の外周部に
は、該カバー3と異なるゴム硬度のゴム層3B、3Cを
積層したもので構成されている。(例えば、カバー3:
低硬度、第2ゴム層3B:中硬度、第3ゴム層3C:高
硬度)。このように、異なるゴム硬度の層を幾層か形成
させることにより、各層がゴム硬度に応じた固有の振動
吸収を行うことにより幅広い振動域での振動吸収が可能
となる。
【0009】この考案の2番目の実施例を図2と図3に
基づいて説明する。 ベローズ2と接続口金5A、5Bは
一番目の実施例と同一のため詳細な説明は省略する。
の考案の振動吸収管1は、図1の実施例と同様にゴム製
カバー3の外周部にカバー3と異なるゴム層が積層され
るものであるが、図2では第2ゴム層3B:中硬度と第
3ゴム層3C:高硬度が省略して描かれている。本実施
例では、厚肉のゴム製カバー3を耐圧強度の低い低硬度
のゴムとすると共にこのゴムの中に図4の様な編み目状
の樹脂製メッシュ6を挟み込んで加硫接着している。
動吸収特性の高性能化を行うにはカバー3に低硬度ゴム
を使用することが有 効であるが、そのために耐圧強度が
低下しカバーの外径を大きくする必要があったり、ある
ゴム硬度以下ではカバーとして使用できなかったりする
ことがあったが、耐圧強度補強を前記メッシュ6にて行
うことにより、前述の問題は大幅に解消される。また、
前記メッシュ6はカバー3と一体的に設けられるためメ
ッシュの固定に他の部品を必要としない。
【0010】この考案の実施例は、冷媒回路におけるコ
ンプレッサ等にろう付けで接続されるタイプについて説
明してきたが、油圧回路や空圧回路の分野などでよく利
用されているOリング、ガスケットシールのねじ込み接
続タイプなどでも同様の振動吸収の効果が得られること
は明白である。
【0012】
【考案の効果】この考案の振動吸収管は、カバーを異な
るム硬度を有するゴムで2層以上形成させることにより
幅広い振動数域での振動吸収を可能とし、カバーをメッ
シュで耐圧強度補強させることによりコンパクトサイズ
で高振動吸収性能が得られるだけでなくメッシュの取付
部品を必要とせず、さらに、製品の生産性も大幅に向上
しコストダウンとなるため産業上極めて有効なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の振動吸収管の縦断面図。
【図2】 本考案の2番目の実施例の振動吸収管の縦断
面図。
【図3】 メッシュ6の編み目パターン図。
【図4】 従来技術の振動吸収管の縦断面図。
【図5】 ブレード8の編み目パターン図。
【図6】 従来の他の一実施例の振動吸収管の縦断面
図。
【符号の説明】
1 振動吸収管 2 ベローズ 3 カバー3B、3C ゴム層 5 接続口金 6 メッシュ 9 止め金具 8 ブレード
7 ホルダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 F16L 27/12 F16L 55/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐圧強度の低い薄肉ベローズ2の外周部を
    厚肉ゴム製カバー3にて覆い、その外周部に前記カバー
    3と異なるゴム層3Bを一体的に設けたことを特徴とす
    る振動吸収管。
  2. 【請求項2】請求項1において、ゴム製カバー3の内部
    又は外周部に補強のためのメッシュ6を備えていること
    を特徴とする振動吸収管。
JP1993016084U 1993-03-08 1993-03-08 振動吸収管 Expired - Lifetime JP2605116Y2 (ja)

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JPH0669667U JPH0669667U (ja) 1994-09-30
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JPS60154687U (ja) * 1984-03-26 1985-10-15 中央発條株式会社 可撓性管継手
JPS6197680U (ja) * 1984-12-03 1986-06-23
JPH0618112Y2 (ja) * 1990-08-23 1994-05-11 茂 吉田 フレキシブル管

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