JPH0669009U - 車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置 - Google Patents

車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置

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JPH0669009U
JPH0669009U JP1817993U JP1817993U JPH0669009U JP H0669009 U JPH0669009 U JP H0669009U JP 1817993 U JP1817993 U JP 1817993U JP 1817993 U JP1817993 U JP 1817993U JP H0669009 U JPH0669009 U JP H0669009U
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JP
Japan
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antenna
spoiler body
movable
spoiler
movable spoiler
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Application number
JP1817993U
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English (en)
Inventor
充 永野
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Araco Corp
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Araco Corp
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両後部に装着されるリヤスポイラに組込
み、必要に応じてアンテナを起倒可能にする。 【構成】 車両後部に装着されるリヤスポイラ本体11
には凹部12が形成され、凹部12には可動スポイラ体
13がその前端部寄りにおいて左右方向の支軸14を中
心として回動可能に組付けられる。可動スポイラ体13
にはアンテナ22が固定されるアンテナベース17が組
付けられる。可動スポイラ体13がリヤスポイラ本体1
1と略同一面で連続してエアスポイラ機能をなすスポイ
ラ位置に配置されたときには、可動スポイラ体13に固
定のアンテナ22が起立され、傾動位置に配置されたと
きには、可動スポイラ体13と一体状をなしてアンテナ
22が前方へ傾倒されるように、可動スポイラ体13に
対するアンテナベース17の組付け方向が設定してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用リヤスポイラ(エアスポイラともいう)の可倒式アンテナ支 持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8と図9に示すように車両に搭載される無線機などのアンテナを車体 に装着するためのアンテナベース3は、側方に開口する差込み溝を有して断面略 コの字状に形成される。そして、アンテナベース3は、その差込み溝において、 車体のトランクリッド2の側縁フランジ2aに差込まれた後、同アンテンベース 3の下側の支持片3aに対し締付ねじ4をねじ込んで同締付ねじ4の先端を側縁 フランジ3aの下面に押付けることで、トランクリッド2にアンテナベース3が 固定される。
【0003】 前記アンテナベース3上側のアンテナ取付片3bの上面にはアンテナ取付ねじ 4が突設され、この取付ねじ4にアンテナ22の下部がねじ込まれることで、ア ンテナ22が略起立状態で支持されるようになっているのが一般的であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、無線機などのアンテナ22は長尺であるため、車両1を車庫入れす る場合には、そのつどアンテナ22を取外さなければならず、その作業が煩わし い。 車庫入れの際、アンテナ22が取付けられた状態にある場合には、車庫の入口 部分において、アンテナ22が衝突し、アンテナ22、アンテナベース3、トラ ンクリッド2の側縁フランジ2aが損傷される不具合が発生する。
【0005】 この考案の目的は、前記した従来の問題点に鑑み、車両後部に装着されるリヤ スポイラに組込み、必要に応じてアンテナを起倒させることができる車両用リヤ スポイラの可倒式アンテナ支持装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、車両後部に装着されるリヤスポイラ 本体には凹部が形成され、該凹部には可動スポイラ体がその前端部寄りにおいて 左右方向の支軸を中心として回動可能に組付けられ、前記可動スポイラ体にはア ンテナが固定されるアンテナベースが組付けられ、しかも、前記可動スポイラ体 が前記リヤスポイラ本体と略同一面で連続してエアスポイラ機能をなすスポイラ 位置に配置されたときには、同可動スポイラ体に固定のアンテナが起立され、前 記支軸を中心として前記可動スポイラ体が上方へ回動されて傾動位置に配置され たときには、該可動スポイラ体と一体状をなしてアンテナが前方へ傾倒されるよ うに、前記可動スポイラ体に対するアンテナベースの組付け方向が設定してある 。
【0007】
【作用】
前記したように構成される車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置にお いて、可動スポイラ体がスポイラ位置に配置されたときには、該可動スポイラ体 がリヤスポイラ本体と略同一面で連続してエアスポイラ機能をなすとともに、前 記可動スポイラ体に固定のアンテナが起立状態に保たれる。 車庫入れの際などにおいて、起立されたアンテナが妨害物となる場合、可動ス ポイラ体が支軸を中心として上方へ回動され傾動位置に配置されることで、可動 スポイラ体に固定のアンテナが前方へ傾倒される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図7にしたがって説明する。 図1〜図3において、車両1のトランクリッド2の後部上面にはリヤスポイラ 本体11が装着されている。 リヤスポイラ本体11の中央部には切欠状の凹部12が形成されており、該凹 部12には可動スポイラ体13がその前端部において左右方向の支軸14を中心 として回動可能に組込まれている。
【0009】 この実施例において、図3と図4に示すように可動スポイラ体13の前端部に は該可動スポイラ体13と一体に支軸14が設けられており、該支軸14の両端 部は可動スポイラ体13の左右両側面から所定長さだけ突出されている。そして 、支軸14の両端部がリヤスポイラ本体11の凹部12の左右両側部に設けられ た軸受体15に嵌挿されることで、リヤスポイラ本体11の凹部12に可動スポ イラ体13が支軸14を中心として回動可能に組込まれている。
【0010】 図4に示すように可動スポイラ体13の中央部には、アンテナ取付孔16が貫 設されており、該取付孔16にはアンテナベース17が固定される。アンテナベ ース17は、可動スポイラ体13の上面に接して設けられるフランジ18と該フ ランジ18の下面に垂下状に突出され前記取付孔16に嵌挿される軸体19とを 備えている。そして軸体19の外周面にナット20を締付けることで、可動スポ イラ体13にアンテナベース17が固定されるようになっている。
【0011】 アンテナベース17のフランジ18上にはアンテナ取付ねじ21が突設されて おり、該取付ねじ21にはアンテナ22がねじ込まれて固定される。さらに、軸 体19の中心にはアンテナ22のリード線23が嵌挿され、該リード線23は図 示しない車載の無線機に接続される。
【0012】 そして図1に示すように可動スポイラ体13がリヤスポイラ本体11と略同一 面で連続してエアスポイラ機能をなすスポイラ位置に配置されたときには、同可 動スポイラ体13に固定のアンテナ22が起立状態に保持される。さらに、図2 の鎖線に示すように、支軸14を中心として可動スポイラ体13が上方へ回動さ れて傾動位置に配置されたときには、該可動スポイラ体13と一体状をなしてア ンテナ22が前方へ傾倒されるようになっている。
【0013】 図3と図5に示すようにリヤスポイラ本体11の内部には、前記可動スポイラ 体13を前記スポイラ位置と傾動位置とに切換え配置するための駆動機構24が 内設されている。この駆動機構24は、正逆転可能な駆動モータ25と、該駆動 モータ25の出力軸に設けられたウオーム26と、該ウオーム26に噛合って前 記支軸14の軸端部に設けられたウオームホイール27とにより構成されている 。
【0014】 図3と図6に示すようにリヤスポイラ本体11の凹部12の一側壁に埋設され たピンケース30には、可動スポイラ体13をスポイラ位置に係脱可能にロック するためのロックピン31が進退可能に設けられている。このロックピン31は ばね32によってロック方向へ弾発されるとともに、可動スポイラ体13がスポ イラ位置に配置された状態にあるときに、可動スポイラ体13の側面に凹設され たロック孔33に対し嵌合状態に保持され、これによって可動スポイラ体13を スポイラ位置にロックするようになっている。
【0015】 図3と図7に示すようにリヤスポイラ本体11には、前記ロックピン31をロ ック並びにアンロック動作するための作動機構34が内設されている。前記作動 機構34は、正逆転可能な作動モータ35を駆動源とし、かつギヤケース36内 のウオームとウオームホイール(図示しない)によって前記作動モータ35のト ルクが伝達されるウオームシャフト37と、該ウオームシャフト37の軸端に基 端部がトルク伝達可能に結合された作動レバー38と、該作動レバー38の先端 部に一端が連続される他端が前記ロックピン31に一体状に結合された作動ロッ ド(ワイヤでもよい)39とを備えている。
【0016】 そして作動モータ35が正方向へ回転することで作動レバー38を介して作動 ロッド39が図6において矢印P方向へ移動され、これによってロックピン31 がロック解除動作され、前記作動モータ35が逆方向へ回転することで、ロック ピン31がロック動作されるようになっている。
【0017】 この実施例は上述したように構成される。したがって、図1に示すように、可 動スポイラ体13がスポイラ位置に配置され、ロックピン31によってロックさ れた状態においては、リヤスポイラ本体11に対し可動スポイラ体13が略同一 面で連続するため、エアスポイラとして機能する。
【0018】 また、可動スポイラ体13がスポイラ位置に配置された状態において、同可動 スポイラ体13のアンテナベース17に取付けられたアンテナ22は起立状態に 保持されるため、車載の無線機に対して良好なアンテナ機能をなす。
【0019】 車両1を車庫入れする際などにおいて、起立状態にあるアンテナ22が妨害物 となる場合、車両の運転席側に設置された図示しないアンテナ起倒用スイッチを 作動すると、まず、作動モータ35が正方向へ回転し、作動レバー38、作動ロ ッド39を介してロックピン31がアンロック動作され、同ロックピン31が可 動スポイラ体13のロック孔33より抜け出る。
【0020】 そして、前記したように、ロックピン31のロック解除がなされると、作動モ ータ35は停止される一方、図示しないリミットスイッチを介して駆動モータ2 5が正方向へ回転される。すると、ウオーム26、ウオームホイール27を介し て支軸19と一体に可動スポイラ体13が上方へ回動される。そして、図2の鎖 線に示すように、可動スポイラ体13が傾動位置に配置されると、図示しないリ ミットスイッチを介して駆動モータ25が停止される。
【0021】 前記したように、可動スポイラ体13が傾動位置に配置されることで、該可動 スポイラ体13のアンテナベース17に取付けられたアンテナ22が前方へ傾倒 される。 したがって車庫入れの際などにおいて、アンテナ22が妨害物となる不具合が 生じないため、アンテナ22を脱着する煩わしさが解消される。
【0022】 また、アンテナ22を元の状態に起立させる場合には、前記とは逆の手順で各 部材が作動されることで可動スポイラ体13がスポイラ位置に配置され、ロック ピン31によってロックされるため、アンテナ22が起立状態に保持される。
【0023】 なお、前記実施例においては、ロックピン31に対する作動機構34が作動モ ータ35、作動レバー38、作動ロッド39を主体として構成される場合を例示 したが、これに限るものではない。 例えば、作動機構34を電磁ソレノイドによって構成し、該ソレノイドのプラ ンジャーをロックピン31に結合してもよい。
【0024】 また、前記実施例においては、可動スポイラ体13が駆動モータ25を駆動源 とする駆動機構24によってスポイラ位置と傾動位置とに配置される構成にした が、これに限るものではない。例えば、可動スポイラ体のロック解除がなされる と、可動スポイラ体がばね手段によって傾動位置まで回動される構成にし、手動 操作に基づいて可動スポイラ体をばね手段に抗して元のスポイラ位置に配置する ようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、車庫入れの際などにおいて、起立され たアンテナが妨害物となる場合、可動スポイラ体が支軸を中心として上向へ回動 され、傾動位置に配置されることで、可動スポイラ体に固定のアンテナが前方へ 傾倒される。したがって、アンテナが車庫入れの際などの妨害物となる不具合が 生じないため、アンテナを脱着する煩わしさを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の車両用リヤスポイラの可
倒式アンテナ支持装置を示す斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】ロックピンの作動機構を示す斜視図である。
【図8】従来のものを示すもので図9のVIII−VIII線断
面図である。
【図9】同じく斜視図である。
【符号の説明】
11 リヤスポイラ本体 12 凹部 13 可動スポイラ体 14 支軸 17 アンテナベース 22 アンテナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部に装着されるリヤスポイラ本体
    には凹部が形成され、該凹部には可動スポイラ体がその
    前端部寄りにおいて左右方向の支軸を中心として回動可
    能に組付けられ、 前記可動スポイラ体にはアンテナが固定されるアンテナ
    ベースが組付けられ、 しかも、前記可動スポイラ体が前記リヤスポイラ本体と
    略同一面で連続してエアスポイラ機能をなすスポイラ位
    置に配置されたときには、同可動スポイラ体に固定のア
    ンテナが起立され、前記支軸を中心として前記可動スポ
    イラ体が上方へ回動されて傾動位置に配置されたときに
    は、該可動スポイラ体と一体状をなしてアンテナが前方
    へ傾倒されるように、前記可動スポイラ体に対するアン
    テナベースの組付け方向が設定してあることを特徴とす
    る車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置。
JP1817993U 1993-03-17 1993-03-17 車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置 Pending JPH0669009U (ja)

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JP1817993U JPH0669009U (ja) 1993-03-17 1993-03-17 車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置

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JPH0669009U true JPH0669009U (ja) 1994-09-27

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ID=11964396

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JP1817993U Pending JPH0669009U (ja) 1993-03-17 1993-03-17 車両用リヤスポイラの可倒式アンテナ支持装置

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JP (1) JPH0669009U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114126958A (zh) * 2019-07-11 2022-03-01 雷诺股份公司 装有仪器的机动车辆后部扰流器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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