JPH0235564Y2 - - Google Patents

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JPH0235564Y2
JPH0235564Y2 JP20345985U JP20345985U JPH0235564Y2 JP H0235564 Y2 JPH0235564 Y2 JP H0235564Y2 JP 20345985 U JP20345985 U JP 20345985U JP 20345985 U JP20345985 U JP 20345985U JP H0235564 Y2 JPH0235564 Y2 JP H0235564Y2
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wiper
plate
box
blade
wiper blade
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JP20345985U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両のワイパブレードを視界から
かくして収納するいわゆる遮蔽式ワイパ装置の改
良に関する。
(従来の技術とその問題点) 近年の自動車においては、視界の改善、デザイ
ンの向上、ワイパブレードによる風切り音の防止
およびワイパブレードの保護等を目的として、フ
ロントシールドガラス部に遮蔽式ワイパ装置を装
備したものが数多く見られるようになつた。とこ
ろが、これらの遮蔽式ワイパ装置は、ワイパブレ
ードが単に運転席や車両前方に対して隠蔽される
だけで、車両上方に対しては露出した構造となつ
ていた。遮蔽式ワイパ装置の目的である車両デザ
インの向上、ワイパブレードによる風切り音の防
止およびワイパブレードの保護をより一層図るた
めには、ワイパブレードを外部に対して完全に隠
蔽して収納する構造とするのが望ましく、この種
の遮蔽式ワイパ装置の出現が強く望まれていた。
なお、遮蔽式ワイパ装置を開発するにあたつては
次の点に留意する必要がある。すなわち、ワイパ
ブレードはゴムで構成されているため、ワイパ収
納時にワイパブレードをブレード支持面へ密着す
るように収納させると、ワイパブレードの寿命を
縮めるという問題が発生する。
(考案の目的) この考案は、上記要望を満すべく創案されたも
ので、ワイパブレードを外部に対し完全に隠蔽し
て収納できて、車両デザインの向上、ワイパブレ
ードによる風切り音の防止およびワイパブレード
の保護をより一層図れ、しかもワイパブレードの
長寿命化を図れる遮蔽式ワイパ装置を提供するこ
とを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するためにこの考案の遮蔽式
ワイパ装置は、フロントシールドガラス面周辺の
ボデイー位置にワイパ出入用開口を形成し、蓋部
の裏面側にワイパブレード押上用プレートを対向
配置したワイパボツクスを、押上用プレートがワ
イパ出入用開口面上に位置する進出位置と、蓋部
がワイパ出入用開口を閉成する後退位置との間で
進退自在となるように、ワイパ出入用開口奥に配
した進退駆動軸により支持させ、前記ワイパボツ
クス内に収容されるワイパブレードが前記押上用
プレート側へ圧接されるように付勢させて、ワイ
パブレードを支持するワイパアームの回転駆動軸
を前記押上用プレートに設けられた貫通穴に貫通
配置した遮蔽式ワイパ装置において、前記ワイパ
ブレードが前記押上用プレートから離隔するよう
に前記ワイパアームを支持する支持体を、前記ワ
イパ出入用開口奥に配設した構成とする。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である遮蔽式ワイ
パ装置が装備されたキヤブオーバ型カーの斜視図
であり、同図aはワイパ停止状態を示し、同図b
はワイパ作動状態を示す。また、第2図a,bは
第1図aの破線領域内の要部を拡大した図を示
す。この遮蔽式ワイパ装置においては、フロント
パネル1においてフロントシールドガラス2の下
部に沿つてワイパボツクス収納室3(以下、収納
室と表わす。)を形成し、この収納室3は車の巾
方向に長い溝状になつた形状で、収納室3の前面
開口部がワイパ出入用開口3aを構成する。収納
室3の奥の側面3bにはワイパボツクス進退駆動
軸4とワイパブレード回転駆動軸5とワイパアー
ム支持用の支持体6とがボデイー外部に向かつて
突出している。そして、この収納室3内に第3図
に示すようなワイパボツクス7が収納されてい
る。
ワイパボツクス7は、第3図および第4図に示
すように、底板部8と両側板部9をもつボツクス
本体の前面側に上記ワイパ出入用開口3aを閉成
しうる蓋部10を取付けるとともに、ボツクス本
体の後面側にワイパブレード押上用プレート11
を取付けて、上方に開口したボツクス体に仕上げ
られている。また、プレート11には、上記ワイ
パブレード回転駆動軸5を貫通するための貫通穴
12と支持体6が貫通するための貫通穴13とが
設けられ、底板部8には、ワイパボツクス内に入
つた雨水を排水するための水抜孔14と切欠き1
5が設けられている。
このように構成されたワイパボツクス7は、そ
のプレート11を上部ワイパボツクス進退駆動軸
4の先端部に連設して支持させ、ワイパブレード
回転駆動軸5を貫通穴12に、支持体6を貫通穴
13にそれぞれ貫通配置させる。
第5図はワイパボツクス7が収納室3に収納さ
れた状態の断面図を示す。進退駆動軸4は収納室
3の側面3bに固定された軸受16に進退自在に
保持されており、その進退駆動軸4のボデイー内
端部4aにはネジ切りがされて、そのネジ部4b
に噛合する歯車17とさらに歯車17に連結した
モータ18との回転によつて、進退駆動軸4は収
納室3内を進退するように構成されている。ま
た、同様に収納室3に突出しているワイパブレー
ド回転駆動軸5はプレート11の貫通穴12を貫
通してその先端部にはピボツト19を介してワイ
パアーム20が取り付けられ、ワイパアーム20
の先端部にはワイパブレード21が取り付けられ
る。そして、さらに収納室3に突出している支持
体6はプレート11の貫通穴13を貫通してワイ
パアーム20を支持しうる位置まで延びている。
このワイパアーム20およびワイパブレード21
はワイパ停止時にはワイパボツクス7内に収容さ
れており、ワイパアーム20にはバネ等によつて
ボデイー内方向への力が常に働いているため、ワ
イパアーム20は支持体6に支持されて停止して
いる。一方、ワイパ回転駆動軸5の他方端はリン
ク部材22等を介して駆動装置(図示省略)に連
結される。このワイパ装置の駆動に関しては周知
のセミコンワイパ駆動機構や、フルコンワイパリ
ンクモーシヨン機構(例えば実公昭48−24122号
公報、特開昭54−146343号公報等)が使用でき、
車内に設けた操作スイツチ(図示省略)の操作に
連動して駆動させることができる。
つぎに、この装置の動作を説明する。いま、ワ
イパ停止状態においては、第5図に示すように蓋
部10がワイパ出入用開口3aを閉成して、ワイ
パ装置が外部に対し完全に隠蔽された状態にあ
る。この状態で、操作スイツチによりワイパを作
動させると、まず、モータ18が駆動されて進退
駆動軸4が収納室3側へ進出し、このために第6
図に示すようにプレート11が進退駆動軸4に押
出されることによつてワイパボツクス7全体がワ
イパ出入用開口3aより突出した状態となる。こ
の時、プレート11の進出位置はワイパ出入用開
口3a面に一致するように予め調整されており、
ワイパブレード21は、押上用プレート11によ
りフロントシールドガラス2と同一面となる位置
まで持ち上げられる。この後、ワイパブレード駆
動機構が作動してワイパブレード21がフロント
シールドガラス2上に引き出されて往復運動を繰
返し、フロントシールドガラス2上の雨水を拭き
取る。
次に、車内の操作スイツチによりワイパ駆動を
停止させると、ワイパブレード回転駆動軸5を介
しワイパブレード21が往復運動を停止した後、
ワイパボツクス7内に収容される。ついで、進退
駆動軸4がモータ18の回転によりボデイー内に
後退駆動されることにより、ワイパボツクス7が
収納室3内へ収納される。このとき、支持体6は
貫通穴13を貫通しワイパボツクス7内に進入
し、ワイパアーム20まで達する。一方、ワイパ
アーム20はばねによりボデイー内方向への力が
かかつているため、ワイパアーム20は支持体6
に支えられてワイパブレード21はプレート11
から離されて支持され、第5図に示す停止状態へ
と戻る。
この遮蔽式ワイパ装置によれば、ワイパ停止時
には、ワイパアーム20およびワイパブレード2
1はワイパボツクス7とともに収納室3内に収納
されて外部から完全に遮蔽されるため、自動車の
デザイン向上、ワイパブレード21による風切り
音の防止およびワイパブレード21の保護をより
一層図ることができる。また、ワイパアーム20
は支持体6に支えられてワイパブレード21はプ
レート11に押えつけられることなく、離隔した
状態で収納保持されるため、ワイパブレードの長
寿命化を図れる。
この装置は、キヤブオーバ型のようにボンネツ
トをもたない自動車に適用すると特に有効であ
る。
(考案の効果) 以上のように、この考案の遮蔽式ワイパ装置に
よれば、ワイパブレード外部に対し完全に隠蔽し
て収納できるため、車両のデザイン向上、ワイパ
ブレードによる風切り音の防止およびワイパ本体
の保護をより一層図れ、しかもワイパブレードの
長寿命化を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である遮蔽式ワイ
パ装置を装備したキヤブオーバ型カーの斜視図、
第2図はその要部拡大斜視図、第3図はワイパボ
ツクスを示す斜視図、第4図はワイパボツクス本
体を示す斜視図、第5図はワイパボツクス収納状
態を示す断面図、第6図はワイパボツクス突出状
態を示す断面図である。 1……フロントパネル、2……フロントシール
ドガラス、3……ワイパボツクス収納室、4……
進退駆動軸、5……回転駆動軸、6……支持体、
7……ワイパボツクス、10……蓋部、11……
プレート、12……貫通穴、21……ワイパブレ
ード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントシールドガラス面周辺のボデイー位置
    にワイパ出入用開口を形成し、蓋部の裏面側にワ
    イパブレード押上用プレートを対向配置したワイ
    パボツクスを、押上用プレートがワイパ出入用開
    口面上に位置する進出位置と、蓋部がワイパ出入
    用開口を閉成する後退位置との間で進退自在とな
    るように、ワイパ出入用開口奥に配した進退駆動
    軸により支持させ、前記ワイパボツクス内に収容
    されるワイパブレードが前記押上用プレート側へ
    圧接されるように付勢させて、ワイパブレードを
    支持するワイパアームの回転駆動軸を前記押上用
    プレートに設けられた貫通穴に貫通配置した遮蔽
    式ワイパ装置において、前記ワイパボツクス収納
    時に、前記ワイパブレードが前記押上用プレート
    から離隔するように前記ワイパアームを支持する
    支持体を、前記ワイパ出入用開口奥に配置したこ
    とを特徴とする遮蔽式ワイパ装置。
JP20345985U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0235564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20345985U JPH0235564Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP20345985U JPH0235564Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62110058U JPS62110058U (ja) 1987-07-14
JPH0235564Y2 true JPH0235564Y2 (ja) 1990-09-27

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ID=31168808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20345985U Expired JPH0235564Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JPS62110058U (ja) 1987-07-14

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