JPH0669001U - 自動車のコンソールボックス - Google Patents

自動車のコンソールボックス

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JPH0669001U
JPH0669001U JP1634993U JP1634993U JPH0669001U JP H0669001 U JPH0669001 U JP H0669001U JP 1634993 U JP1634993 U JP 1634993U JP 1634993 U JP1634993 U JP 1634993U JP H0669001 U JPH0669001 U JP H0669001U
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing lid
hinge pin
box body
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP1634993U
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English (en)
Inventor
明彦 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉リッドを回動開閉させることも、またス
ライド開閉させることもできるように構成して、車室内
のいかなる場所にいる乗員も楽に小物の出し入れを行え
るようにした自動車のコンソールボックスを提案する。 【構成】 開閉リッド4にその前後方向に延びる案内溝
9を形成し、ボックス本体3には、案内溝9に摺動自在
に嵌合するヒンジピン12を突設し、開閉リッド4をヒ
ンジピン12を中心として回動開閉させることができる
ようにすると共に、ヒンジピン12を案内溝9に摺動さ
せながら、開閉リッド4を後方Bにスライドさせること
もできるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小物を収納するボックス本体と、該本体の上部開口を閉鎖又は開放 する開閉リッドとを有する自動車のコンソールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車室内に配置された運転席と助手席との間に、地図や車検証などの小物を収納 する上記形式のコンソールボックスを設けることは従来より周知である。
【0003】 従来のコンソールボックスは、その開閉リッドがヒンジピンを介してボックス 本体に回動開閉自在に枢着され、乗員がボックス本体に小物を出し入れするとき 、開閉リッドを回動させてこれを開くように構成されている。通常は、ボックス 本体の車体後方側端部にヒンジピンが設けられ、開閉リッドの車体前方側端部を 上方に持ち上げるようにして開閉リッドを開くようになっている。この構成によ ると、運転席又は助手席に着座した乗員が楽に開閉リッドを開閉し、小物の出し 入れを行うことができる。
【0004】 ところが、コンソールボックスは運転席又は助手席に着座した乗員だけに利用 されるものではない。例えば、乗用車では運転席と助手席の後方に後座席が配置 され、またトラックでは仮眠ベッドが配置されているが、かかる後座席に着座し た乗員や仮眠ベッド上に横になった乗員によってもコンソールボックスが利用さ れる。その際、コンソールボックスの開閉リッドが前述のように回動開閉される ものであると、仮眠ベッドや後座席の側からボックス本体に小物を出し入れしよ うとするとき、開放位置にある開閉リッドが邪魔となって、小物の出し入れが大 変やりずらくなる。
【0005】 これに対し、開閉リッドを車体の前後方向にスライドさせてリッドを開閉させ るコンソールボックスが提案されている(実開昭57−109043号公報)。 この構成によると、後座席や仮眠ベッドの側から小物を出し入れする操作が容易 となり、その意味では使い勝手が向上する。ところが、運転席又は助手席側から 開閉リッドをスライドさせるには、その操作がやりずらく、運転席又は助手席に 着座した乗員にとっては使い勝手が低下する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とすると ころは、車室内のどの位置からも使い易く、しかも構造の複雑化を抑えた自動車 のコンソールボックスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式のコンソールボック スにおいて、開閉リッドが回動開閉するときの回動中心部となるヒンジピンを、 前記ボックス本体と開閉リッドのうちの一方に突設し、開閉リッドがスライド開 閉するとき、前記ヒンジピンが摺動するガイドを、ボックス本体と開閉リッドの うちの他方に設けた構成を提案する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明する。
【0009】 図1は車室内に設けられたコンソールボックス1の全体斜視図であり、図2は 図1の矢印II方向に見た図である。ここに示したコンソールボックス1は図示し ていない運転席と助手席の間に配置されている。図1における矢印Aは車体の前 方、すなわち自動車の前進方向を示している。
【0010】 コンソールボックス1は、物入れ空間2(図2)に小物を収納するボックス本 体3と、該本体3の上部開口を閉鎖又は開放する開閉リッド4とを有し、ボック ス本体3は図示していない車体に対して不動に固定されている。
【0011】 開閉リッド4は図3に示すようにボックス本体3に対して回動し、或いは図4 に示すように車体後方側にスライドすることができ、開閉リッド4をこのような 開放位置にもたらすことによって、ボックス本体3の上部開口を開放し、その物 入れ空間2に図示していない地図や車検証などの小物を出し入れすることができ る。再び開閉リッド4を図1に示した閉鎖位置に戻すことにより、ボックス本体 3の上部開口を閉鎖することができる。
【0012】 上述のように開閉リッド4は、ボックス本体3に対して回動開閉可能に、しか もスライド可能に支持されているが、以下にこれに関連する構成の詳細を明らか にする。
【0013】 図2のV−V線断面図である図5、及び図5のVI−VI線断面図である図6に示 すように、開閉リッド4は頂壁5と、その前部の前壁6と、両側壁7,7aと、 後部の後壁8を有するほぼ皿状に形成され、一方の側壁7の外面には車体の前後 方向に長く延びる案内溝9より成るガイドが形成されている。この溝9の後部1 0は、案内溝9の他の部分である直線部11に対して鋭角状に曲折している。
【0014】 一方、開閉リッド4の側壁7に対向するボックス本体3の面には、案内溝9に 摺動可能に嵌合するヒンジピン12が突設され、このヒンジピン12は、開閉リ ッド4が図1に示した閉鎖位置にあるとき、図5に示す如く案内溝9の後部10 に嵌合している。
【0015】 図6から判るように、開閉リッド4の他方の側壁7aの外面と、これに対向す るボックス本体3の面にも、上述した案内溝9及びヒンジピン12と全く同様に 構成された案内溝9aとヒンジピン12aがそれぞれ設けられているが、両案内 溝9,9a及び両ヒンジピン12,12a、並びにこれらに関連する後述の各構 成は、図6における左右対称に形成されているほか、実質的に相違するところは ないので、図6における右側の案内溝9a、ヒンジピン12a、及びこれらに関 連する構成についての説明は省略する。
【0016】 開閉リッド4が閉鎖位置にあるとき、ヒンジピン12は前述のように案内溝9 の曲折後部10に嵌合しているので、開閉リッド4が車体の前後方向に動くこと はない。また本例では、開閉リッド4の四隅の位置に磁石13が固設され、これ らの磁石13に対向するボックス本体3の部分に磁性体14が固定されており、 磁石13と磁性体14との吸着力によって開閉リッド4が上下方向に動かぬよう に保持される。
【0017】 開閉リッド4を図3に示したように回動させるには、該リッド4の車体前方側 の端部15(図5)を手で掴み、これを磁石13の磁力に打ち勝つ力で上方に持 ち上げればよい。これにより、開閉リッド4はヒンジピン12を回動中心部とし て、図5に矢印Cで示した方向に回動し、図3及び図7に示した開放位置に至る 。再び開閉リッド4を矢印Cと逆の方向に回動させることにより、該リッド4を 図1及び図5に示した閉鎖位置にもたらすことができる。このように、ヒンジピ ン12は、開閉リッド4が回動開閉するときの回動中心部となるものである。
【0018】 開閉リッド4が上述のように回動開閉するとき、図7に示すように開閉リッド 4の車体後方側の端部16が、ボックス本体3に形成された円弧状のガイド面1 7に摺擦しながら該ガイド面17によって案内される。これにより、ヒンジピン 12が案内溝9の後部10から外れることはなく、開閉リッド4はヒンジピン1 2を中心として円滑に回動することができる。
【0019】 図4に示したように開閉リッド4を後方にスライドさせるには、図2及び図8 に示す如く開閉リッド4の後壁8の中央部を切欠いて形成した指かけ部18に、 図8に示す如く指をかけ、開閉リッド4の後方側端部16を上方に引き上げる。 これにより、ヒンジピン12が案内溝9の後部10から外れ、直線部11に移行 する。
【0020】 そこで、指かけ部18に指をかけたまま、開閉リッド4を図8に矢印Bで示し た後方へと引くと、開閉リッド4は図9に示すように後方Bにスライドし、この とき、ヒンジピン12は案内溝9の直線部11に嵌合しながら、この案内溝9に 対して摺動する。このようにして、開閉リッド4は案内溝9とヒンジピン12と によってガイドされつつ後方Bにスライドし、ヒンジピン12が案内溝9の前端 部19(図5)に当接したところで、開閉リッド4が停止する。開閉リッド4を 矢印Bと逆方向、すなわち前方にスライドさせることにより、該リッド4を図1 及び図5に示した閉鎖位置に戻すことができる。このように、ヒンジピン12は 、開閉リッド4がスライド開閉するとき、案内溝9を摺動し、該リッド4を案内 する用をなす。
【0021】 開閉リッド4が上述のようにスライド開閉するとき、図9に示すように開閉リ ッド4の側壁下面20がボックス本体後部の突部上面21を摺動するので、開閉 リッド4はヒンジピン12と突部上面21の2個所で位置を規制される。これに より、開閉リッド4が上下に遊動することが阻止され、該リッド4は円滑にスラ イドすることができる。
【0022】 開閉リッド4を回動させてこれを図7に示した開放位置にもたらしたとき、該 リッド4の指かけ部18が、ボックス本体3の後部に突設されたストッパ22に 当り、開閉リッド4がこの位置よりも後方側に回動することが阻止される。この ように、指かけ部18が、開閉リッド4を開放位置に停止させるストップ部材と しての働きを兼用するので、独立したストップ部材を開閉リッド4に付設する必 要はなく、該リッドの構造を簡素化し、そのコストを低減できる。
【0023】 以上のように、図示したコンソールボックス1においては、開閉リッド4を、 その車体後方側のヒンジピン12を回動中心部として回動開閉させることができ ると共に、当該開閉リッド4をスライド開閉させることができるので、運転席又 は助手席に着座した乗員は、開閉リッド4を楽な姿勢で回動開閉させ、ボックス 本体3に小物を出し入れすることができる。しかも、コンソールボックス後方の 後座席(又は仮眠ベッド)に着座した乗員は、該ボックス1の後方から指かけ部 18に指をかけ、開閉リッド4をスライドさせて開くことができるので、該リッ ド4に邪魔されることなく、楽にボックス本体内への小物の出し入れを行うこと ができる。
【0024】 上述した実施例においては、開閉リッド4が回動開閉するときの回動中心部と なるヒンジピン12を、ボックス本体3に突設し、開閉リッド4がスライド開閉 するとき、ヒンジピン12が摺動する案内溝9を開閉リッド4の方に形成したが 、これを全く逆にし、ヒンジピンを開閉リッドに突設し、これが摺動可能に嵌合 する案内溝をボックス本体の方に形成してもよい。この場合には、図10に示す ようにボックス本体に形成された案内溝9の後部10を、その直線部11に対し て下方側に曲折させ、開閉リッド4を後方にスライドさせるとき、該リッド4の 後方側端部16を上方に持ち上げ、該リッド4に突設されたヒンジピン12を案 内溝9の後部10から外すようにするとよい。
【0025】 上述のように、ヒンジピンは、ボックス本体と開閉リッドのうちの一方に突設 され、案内溝の如きガイドは、ボックス本体と開閉リッドのうちの他方に設けら れるものである。
【0026】 また上述した実施例では、ヒンジピンが摺動可能に嵌合するガイドを溝9によ って構成したが、これを、例えば開閉リッド4の側壁7を貫通したスロット状の 孔などによって構成することもできる。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、開閉リッドを回動開閉させることも、またスライド開閉させ ることもできるので、車室内のどの位置にいる乗員も楽に開閉リッドを開閉し、 ボックス本体に容易に小物を出し入れすることができる。しかもヒンジピンのほ かに、ガイドを設けるという極く簡単な構成で上記作用効果を達成でき、コンソ ールボックスのコスト上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコンソールボックスを示す
外観斜視図である。
【図2】図1における矢印II方向から見た図である。
【図3】図1に示したコンソールボックスの開閉リッド
を開放位置に回動させたときの斜視図である。
【図4】図1に示したコンソールボックスの開閉リッド
を後方にスライドさせたときの斜視図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】開閉リッドを開放位置に回動させたときの、図
5と同様な断面図である。
【図8】図2のVIII−VIII線断面図であって、指かけ部
に指をかけたときの様子を示す図である。
【図9】開閉リッドを後方にスライドさせるときの様子
を示した、図5と同様な断面図である。
【図10】ヒンジピンを開閉リッドに設け、案内溝をボ
ックス本体に形成した実施例を示す、図5と同様な断面
図であって、案内溝を鎖線で付加した図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス 3 ボックス本体 4 開閉リッド 12 ヒンジピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小物を収納するボックス本体と、該本体
    の上部開口を閉鎖又は開放する開閉リッドとを有する自
    動車のコンソールボックスにおいて、 開閉リッドが回動開閉するときの回動中心部となるヒン
    ジピンを、前記ボックス本体と開閉リッドのうちの一方
    に突設し、開閉リッドがスライド開閉するとき、前記ヒ
    ンジピンが摺動するガイドを、ボックス本体と開閉リッ
    ドのうちの他方に設けたことを特徴とする自動車のコン
    ソールボックス。
JP1634993U 1993-03-11 1993-03-11 自動車のコンソールボックス Pending JPH0669001U (ja)

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JP1634993U JPH0669001U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 自動車のコンソールボックス

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