JPH0637010Y2 - 自動車の小物入れ収納ボックス構造 - Google Patents

自動車の小物入れ収納ボックス構造

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JPH0637010Y2
JPH0637010Y2 JP10148388U JP10148388U JPH0637010Y2 JP H0637010 Y2 JPH0637010 Y2 JP H0637010Y2 JP 10148388 U JP10148388 U JP 10148388U JP 10148388 U JP10148388 U JP 10148388U JP H0637010 Y2 JPH0637010 Y2 JP H0637010Y2
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JP
Japan
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lid
storage box
instrument panel
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lower portion
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Expired - Lifetime
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JP10148388U
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JPH0223243U (ja
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正人 唐沢
勝年 中村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のインストルメントパネルに装備される
小物入れ収納ボックス、いわゆるグローブボックスの構
造に関するものである。
(従来の技術) 例えば実開昭62-72842号公報には、この種のグローブボ
ックスの一般的な構造が開示されている。これによれ
ば、インストルメントパネルの前面一部に設けられ、か
つ前面に開口部を有するボックス本体と、このボックス
本体の下側縁に回動自在に枢着されたリッドとによりグ
ローブボックスが構成されている。このような形式のグ
ローブボックスにおいては、インストルメントパネルの
前面に配置したリッドの閉状態においてロック機構が作
動して上記リッドをロック状態に維持するとともに、適
宜手段を用いて上記ロック機構を解除することにより、
上記リッドのプル操作を可能としている。
ところで、この種のグローブボックスには、いわゆるプ
ッシュ・プッシュ形式のロック機構が採用されることが
ある。これはグローブボックスにおけるリッドのプッシ
ュ操作により、ロック機構によるリッドのロック・アン
ロックを行うようにするものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この種のグローブボックスは助手席に面した
インストルメントパネルの前面に装備されることが多
い。その場合に、上記プッシュ・プッシュ形式のロック
機構を採用したグローブボックスでは、乗員の脚等がリ
ッドの下部に触れるとロック機構がアンロック状態とな
って、必要もないのにグローブボックスが開いてしまう
という好ましくない事態が生じることになる。
そこで、本考案はプッシュ・プッシュ形式のロック機構
を採用した自動車の小物入れ収納ボックスにおける上記
の問題を回避することを課題としてなされたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、自動車のインストルメントパネルに装備され
る小物入れ収納ボックスの構造において、上記収納ボッ
クスを開閉するリッドの上部前面を、開状態で押したと
きロック動作し、かつ閉状態で押したときアンロック動
作するリッドのロック機構を備えている。そして、上記
リッドの上部を下部に対して前後揺動自在とするととも
に、リッド下部を押したときに、該リッド下部の車体前
方への移動を規制するストッパ部を上記インストルメン
トパネルに設けている。
(作用) 上記の構成によれば、上記収納ボックスを開閉するため
のリッドの上部前面をプッシュ操作することにより、リ
ッドをロックするためのロック機構がロック動作した
り、アンロック動作することになる。その場合におい
て、リッドの上部が下部に対して揺動自在とされている
とともに、上記インストルメントパネルには、リッド下
部を押したときに、該リッド下部の車体前方への移動を
規制するストッパ部が設けられていることから、乗員が
無意識状態でリッドの下部を押したとしても、そのリッ
ド下部が上記ストッパ部によって規制されることから、
上記収納ボックスが不測に開くという事態が回避される
ことになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、自動車のインストルメントパネル
1の中央部にはオーディオ装置2が組み込まれていると
ともに、その左方に本実施例に係るグローブボックス3
が装備されている。
このグローブボックス3は、第2図に示すように、上記
インストルメントパネル1を凹入させた収容空間4に納
められた有底状のボックス本体5と、そのボックス本体
5の前面を覆うリッド6とによって基本的に構成されて
いる。
先ず、ボックス本体5について説明すると、第3図に示
すように、ボックス本体5の左右側壁部5a,5bと後壁部5
cとが底壁部5dに連続して垂直上方へ立ち上がるととも
に、同じく底壁部5dに連続した前壁部5eが上記後壁部5c
のほぼ半分の高さの位置まで、手前側(車室側)へ向け
てほぼ上向きに傾斜した状態で突出している。そして、
上記後壁部5a及び底壁部5dの近傍位置において左右側壁
部5a,5bを貫通した左右一対の枢止ピン7,7が、第2図に
示すようにインストルメントパネル1へ各々回動自在に
取り付けられており、これら両枢止ピン7,7を回動支点
としてボックス本体5が前後方向に回動するようになっ
ている。
一方、断面形状がほぼ弓形に湾曲している概略板状のリ
ッド6には、水平方向に伸びるV字形の切欠8によって
上下に区画されたリッド上部6aとリッド下部6bとが設け
られており、リッド下部6bがボックス本体5の上記前壁
部5eへ一体的に固定されているとともに、そのリッド下
部6bに対してリッド上部6aが前後方向へ揺動し得るよう
になっている。なお、リッド6の素材としては例えばポ
リプロピレンンのような合成樹脂材を使用するのが望ま
しい。また、リッド6の外側は塩化ビニルフィルムや皮
革等の柔軟な素材からなる表皮9により全面的に覆われ
ている。
また、リッド6の一側には上記リッド上部6aから内方へ
向けてほぼ直角に突出する板状の第1リブ10と、この第
1リブ10の下方においてリッド下部6bから内方へ向けて
同様な状態で突出する板状の第2リブ11とが設けられて
いる。上記第1リブ10には本実施例に係るロック機構12
を構成するロックピン13が、第2図に示すように、イン
ストルメントパネル1に設けた支持壁14へ向けて突出し
ている。一方、その支持壁14には支持軸15が立設されて
いるとともに、第3図及び第4図に示すように、概略ハ
ート形に形成されたロックプレート16が上記支持軸15に
よって上下回動自在に支持されている。
このロックプレート16には、第5図に示すように、上記
ロックピン13を係止するための係止突起17と、この係止
突起17を乗り越えたロックピン13を案内するためのガイ
ド溝18と、同じくロックピン13が当接する円弧状のカム
面19とが形成されている。なお、上記ガイド溝18は上記
係止突起17に隣接する始端では深く、末端に近くなるほ
ど次第に浅くなっている。
また、上記支持軸15にはコイルバネ20が巻装されてお
り、このコイルバネ20によって上記ロックプレート16が
第4図の矢印で示す反時計回り方向に回動するように付
勢されている。
そして、グローブボックス3の閉状態においては、第4
図に示すように、上記ロックピン13がロックプレート16
の係止突起17に係止された状態で保持されることによ
り、ロック機構12がリッド6をロック状態で維持するよ
うになっている。なお、上記ロック機構12がアンロック
した状態では、リッド6がボックス本体5を伴って第3
図の2点鎖線の位置まで倒れることから、これによりグ
ローブボックス3が開状態となって小物を収容すること
が可能になる。
また、本実施例におけるインストルメントパネル1に
は、上記グローブボックス3の閉状態において、リッド
下部6bが車体前方へ移動するのを規制するためのストッ
パ面21が設けられている。このストッパ面21は、具体的
には上記ロックプレート16を支持する支持壁14の後部側
において、その支持壁14に連続して収容空間4に向けて
ほぼ直角に屈曲させたインストルメントパネル1の屈曲
壁22の下部に設けられている。この場合において、上記
屈曲壁22は、第2図に示すように、上記第1リブ10及び
第2リブ11を横断するように配置されている。一方、第
2リブ11の端面は、第3図及び第4図に示すように、上
記リッド下部6bの閉状態に際して上記ストッパ面21にほ
ぼ密着した状態で配置されるようになっている。したが
って、乗員の脚等が上記リッド下部6bに当たるという不
測の事態が生じたとしても、リッド下部6bの第2リブ11
が上記ストッパ面21に当接して車体前方への移動が規制
されることから、ロック機構12によるリッド6のロック
状態が解除されることがない。
次に、本実施例におけるロック機構12の動作を更に具体
的に説明する。
すなわち、第4図の状態からリッド上部6aをプッシュ操
作すると、リッド下部6bの車体前方への移動が上記スト
ッパ面21によって規制されることから、第6図に示すよ
うにリッド上部6aのみが上記切欠8を境として回動し、
これによりロックピン13がロックプレート16の係止突起
17に乗り上げる。その状態からリッド上部6aを更に押し
込むことにより、第7図に示すように、ロックピン13が
ガイド溝18へ入り込むことになる。この状態でリッド上
部6aのプッシュ操作を止めて手を放せば、ロックピン13
にはリッドの自重により上記枢止ピン7,7を回動支点と
する時計回り方向の回動力が作用していることから、第
8図に示すように、ロックピン13がリッド6を伴って上
記ガイド溝18の末端方向に向けてスライドする。そし
て、最終段階においては、第9図に示すように、ロック
ピン13がロックプレート16から離脱し、これによりロッ
ク機構12がアンロック状態になるとともに、リッド6が
上記枢止ピン7,7を回動支点として自由に回動して、最
終的に開位置で停止することになる。
なお、上記のロックプレート16に作用するコイルバネ20
の付勢力は、第9図のようにロックピン13が離脱した状
態でロックプレート16が停止するように調整されてい
る。それ故、このような開状態におけるリッド上部6aの
前面をプッシュ操作すると、ロックピン13が図の2点鎖
線のようにロックプレート16のカム面19へ当接すること
になる。そして、更にリッド上部6aに加える押付力を強
くすると、ロックプレート16がコイルバネ20の付勢力に
逆らって反時計回り方向に回動することから、上記ロッ
クピン13がカム面19を乗り越えた後上記係止突起17に係
止され、これによりロック機構12が再びロック状態にな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、自動車の小物入れ収納ボ
ックスを開閉するためのリッドの上部前面をプッシュ操
作することにより、リッドのロック・アンロックが容易
に行えることになる。その場合において、リッドの上部
が下部に対して揺動自在とされているとともに、上記イ
ンストルメントパネルには、リッド下部を押したとき
に、該リッド下部の車体前方への移動を規制するストッ
パ部が設けられていることから、乗員が無意識状態でリ
ッドの下部を押したとしても、そのリッド下部が上記ス
トッパ部によって規制されることから、上記収納ボック
スが不測に開くという事態が回避されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本考案の実施例を示すものであって、
第1図はインストルメントパネルの全体斜視図、第2図
は第1図のII-II線切断平面図、第3図は第2図のIII-I
II線断面図、第4図は同じく第2図のIV-IV線断面図、
第5図は本実施例におけるロック機構を構成するロック
プレートの全体斜視図、第6図〜第9図は上記ロック機
構の動作状態を示す概略説明図である。 1……インストルメントパネル、3……小物入れ収納ボ
ックス(グローブボックス)、6……リッド、6a……リ
ッド上部、6b……リッド下部、12……ロック機構、21…
…ストッパ部(ストッパ面)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のインストルメントパネルに装備さ
    れる小物入れ収納ボックスの構造であって、上記収納ボ
    ックスを開閉するリッドの上部前面を、開状態で押した
    ときロック動作し、かつ閉状態で押したときアンロック
    動作する上記リッドのロック機構が備えられる一方、上
    記リッドの上部が下部に対して前後揺動自在とされると
    ともに、上記インストルメントパネルには、リッド下部
    を押したときに、該リッド下部の車体前方への移動を規
    制するストッパ部が設けられていることを特徴とする自
    動車の小物入れ収納ボックス構造。
JP10148388U 1988-07-30 1988-07-30 自動車の小物入れ収納ボックス構造 Expired - Lifetime JPH0637010Y2 (ja)

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JP10148388U JPH0637010Y2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30 自動車の小物入れ収納ボックス構造

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JP10148388U JPH0637010Y2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30 自動車の小物入れ収納ボックス構造

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Publication Number Publication Date
JPH0223243U JPH0223243U (ja) 1990-02-15
JPH0637010Y2 true JPH0637010Y2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=31330522

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10148388U Expired - Lifetime JPH0637010Y2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30 自動車の小物入れ収納ボックス構造

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JP (1) JPH0637010Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013212772A1 (de) * 2013-06-28 2014-12-31 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Schließvorrichtung für Handschuhkasten

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013212772A1 (de) * 2013-06-28 2014-12-31 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Schließvorrichtung für Handschuhkasten

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JPH0223243U (ja) 1990-02-15

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