JPH0667648U - 瓦の固定金具 - Google Patents
瓦の固定金具Info
- Publication number
- JPH0667648U JPH0667648U JP009423U JP942393U JPH0667648U JP H0667648 U JPH0667648 U JP H0667648U JP 009423 U JP009423 U JP 009423U JP 942393 U JP942393 U JP 942393U JP H0667648 U JPH0667648 U JP H0667648U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- roof tile
- tile
- roofed
- nail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 屋根瓦をしっかりと固定し、台風等の強風
が下方或いは側方のいづれの方向より吹込んでも飛んだ
りずれたりしないようにする。 【構 成】 瓦頭部裏面に窪み8を形成し、瓦尻側に鋭
角状の切込部9を設ける。固定金具4は、前側部を瓦尻
より突出させ、後側部を瓦尻上に重ねて釘孔5と瓦尻の
釘孔6を合わせ、両釘孔5、6を通して桟木1に打付け
られる釘7により固定される。上側の瓦3を葺くときに
は、引掛け2を桟木1に掛け、窪み8の切込部9に下側
に葺かれる瓦の瓦尻より突出する固定金具4を差込み固
定する。
が下方或いは側方のいづれの方向より吹込んでも飛んだ
りずれたりしないようにする。 【構 成】 瓦頭部裏面に窪み8を形成し、瓦尻側に鋭
角状の切込部9を設ける。固定金具4は、前側部を瓦尻
より突出させ、後側部を瓦尻上に重ねて釘孔5と瓦尻の
釘孔6を合わせ、両釘孔5、6を通して桟木1に打付け
られる釘7により固定される。上側の瓦3を葺くときに
は、引掛け2を桟木1に掛け、窪み8の切込部9に下側
に葺かれる瓦の瓦尻より突出する固定金具4を差込み固
定する。
Description
【0001】
本考案は、瓦を固定するための固定金具に関し、更に詳しくは、台風等の強風 時に瓦が煽られてまくれ上がり、飛ばないようにしっかりと固定するための瓦の 固定金具に関する。
【0002】
瓦葺きの屋根は一般に、図5に示すように瓦裏面の瓦尻に突設される引掛け2 を野地板11上に上下に一定間隔で打付けた桟木1に引掛けて横方向に一枚一枚 瓦を並べ、その上に一部が重なるようにして瓦3を順次並べる作業を軒下から棟 に向かって繰返すことにより葺かれ、瓦を固定するために瓦尻に形成した釘孔を 通して釘7を桟木1に打付けることも行われている。
【0003】
従来の瓦葺きの屋根では、瓦は引掛けを桟木に掛け、かつ上側に葺かれる瓦の 瓦頭で瓦尻を、隣接する瓦の瓦桟で瓦側縁を押え付けているだけであり、瓦尻の 釘孔を通して桟木に釘を打付けたものにあっても、瓦尻における一点の固定では 、強風に対して十分な保持力を有していなかった。
【0004】 すなわち台風等で、強風が矢印A方向から吹込んだり或いは瓦側方から吹込ん だとき、瓦が煽られてまくれ上がり、瓦がずれたり飛ぶことがあった。 本考案は、台風等強風が吹込んでも瓦がずれたり飛ぶことのないように瓦をし っかりと固定することができる固定金具を提供することを目的とする。
【0005】
本考案の瓦の固定金具は、後側部を瓦尻に重ね、瓦尻に形成される釘孔を通し て、桟木に打ち付けられる釘により、瓦尻と共に桟木に固定されて前側部を瓦尻 より後方に突出させ、上側に葺かれる瓦の頭部裏面に形成される窪みの上側部に 瓦尻に向かって形成される切込部に挿入されるようにしたものである。
【0006】
桟木1に瓦尻裏面に突設した引掛け2を掛けて瓦3を葺き、ついで固定金具4 の下側部を瓦尻上に上側部が瓦尻より後方に突出するようにして重ね、釘孔5を 瓦尻の釘孔6に合わせたのち、釘7を両釘孔5及び6に通して桟木1に打付け固 定する。次に上側の瓦3を葺くとき、引掛け2を桟木1に同様にして掛けながら 、瓦頭部の裏面に形成される窪み8の上側端に瓦尻に向かって形成される切込部 9に下側に葺かれる瓦の瓦尻より突出する固定金具4の前側部を挿入する。
【0007】 固定金具4は、剛体にすることができ、剛体にして変形しないようにすれば、 瓦がしっかりと固定される。 以上のようにして葺かれた瓦は、上側に葺かれる瓦で瓦尻と一側縁が押えられ るほか、瓦尻が釘により、また瓦頭が固定金具により固定される。 固定金具はまた、上側に葺かれる瓦の瓦頭で覆われるため、外部には現れない 。
【0008】
図1は、本考案に係る固定金具4を用いた瓦の取付け構造を示すもので、野地 板11には軒より棟に向かって桟木1が一定間隔で取付けてある。この桟木1に 瓦3の瓦尻より突設される引掛け2を掛けて瓦3が葺かれ、固定金具4が前側部 を瓦尻より突出させ、後側部を瓦尻上に重ね、その釘孔5及び瓦尻の釘孔6を通 して釘7を桟木1に打付け、固定金具4を瓦3と共に桟木1に固定する。
【0009】 次に上側の瓦1を葺くが、瓦頭部裏面には窪み8が形成され、窪み8の瓦尻側 上端は、瓦尻に向かって鋭角状の切込部9を有しており、上側の瓦1を葺く際に は、引掛け2を桟木1に掛けると共に、下側の瓦尻より突出する固定金具後側部 を切込部9に挿入させる。 以上のようにして瓦吹きを軒より棟に向かって順次行う。
【0010】
本考案の固定金具によれば、瓦が瓦尻のほか瓦頭部分でも固定できるようにな り、しかも固定金具は剛体にして変形しないようにすることができるため、台風 等の強風が吹込んでも煽られてまくれ上がり、吹き飛んだりずれたりしにくゝ、 瓦をしっかりと固定することができる。
【0011】 また固定金具は、上側に葺かれる瓦で覆われるため、外部に現れず、見映えを 損なうことがない。
【図1】 本考案に係る固定金具を用いて葺かれた瓦の
断面図。
断面図。
【図2】 本考案に係る固定金具の斜視図。
【図3】 固定金具が用いられる瓦の断面図。
【図4】 同瓦の斜視図。
【図5】 従来法により葺かれた瓦の断面図。
1・・・桟木 2・・・引掛け 3・・・瓦 4・・・固定金具 5、6・・・釘孔 7・・・釘 8・・・窪み 9・・・切込部
Claims (1)
- 【請求項1】 後側部を瓦尻に重ね、瓦尻に形成される
釘孔を通して、桟木に打ち付けられる釘により、瓦尻と
共に桟木に固定されて前側部を瓦尻より後方に突出さ
せ、上側に葺かれる瓦の頭部裏面に形成される窪みの上
側部に瓦尻に向かって形成される切込部に挿入される瓦
の固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP009423U JPH0667648U (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 瓦の固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP009423U JPH0667648U (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 瓦の固定金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667648U true JPH0667648U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=18529037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP009423U Pending JPH0667648U (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 瓦の固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667648U (ja) |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP009423U patent/JPH0667648U/ja active Pending
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