JP2001107511A - 瓦及び瓦セット - Google Patents

瓦及び瓦セット

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JP2001107511A
JP2001107511A JP28880499A JP28880499A JP2001107511A JP 2001107511 A JP2001107511 A JP 2001107511A JP 28880499 A JP28880499 A JP 28880499A JP 28880499 A JP28880499 A JP 28880499A JP 2001107511 A JP2001107511 A JP 2001107511A
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JP
Japan
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tile
eaves
roof
ridge
engaging portion
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JP28880499A
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English (en)
Inventor
Akihiko Kamiya
昭彦 神谷
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SANSHU ISHIKAWA KK
Original Assignee
SANSHU ISHIKAWA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓦が強風等によっても浮き上がらないように
する。 【解決手段】 左右の縁部のうちの一方に下側重合部3
0を有し他方に上側重合部40を有する瓦本体20と、
瓦本体20のおもて面の棟側縁部に設けられた棟側係合
部50と、下側重合部30のうちの軒側縁部に設けら
れ、葺設された際に軒側に隣接する瓦の棟側係合部50
が嵌合する嵌合部32と、上側重合部40のうちの軒側
縁部の下部に設けられ、葺設された際に軒側に隣接する
瓦の棟側係合部50に係合する軒側下部係合部42とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、瓦及び瓦セット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家屋等の建物の屋根に葺設さ
れる瓦として、次のようなものがある。図17に示すよ
うに、その瓦810は、ほぼ平板状の瓦本体820を有
し、その左側部には下側重合部830が設けられ、その
右側には上側重合部840が設けられている。そして、
瓦810は、左右方向には、下側重合部830の上に上
側重合部840が重ね合わされて葺設される。また、軒
側から棟側から方向(以下、軒棟方向ともいう)には、
軒棟方向において隣接する瓦810が左右方向に瓦81
0の幅の約半分の長さだけずれるようにして、軒側の瓦
810の棟側縁部の上に棟側の瓦810の軒側縁部が重
ね合わされるようにして、葺設される。その際、釘孔部
826を通して釘が打ち付けられることによって、その
下のベース(瓦桟)に対して固定される。
【0003】そして、その瓦810の下側重合部830
のうちの軒側縁部が、軒側に隣接する瓦810の棟側縁
部に対して、金具Mで結合される場合もある。その金具
Mは、その下側重合部830に対して、左側に隣接する
瓦810の上側重合部840が重なることによって、覆
い隠される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の瓦810では、上述のように金具Mで結合されて
いても、上側重合部840は、それよりも軒側の瓦81
0とは結合されていない。このため、強風等によって上
側重合部840が浮き上がってしまい、その瓦810の
位置がずれたり、その瓦810が吹き飛んでしまうおそ
れもある。
【0005】そして、もしも上側重合部840の軒側縁
部を、軒側に隣接する瓦810の棟側縁部に対して金具
で結合しようとすると、その右側に隣接してその上側重
合部840の下側に位置する下側重合部830を有する
瓦810が邪魔となる。また、たとえ、複雑な形状の金
具でそれを回避して結合をしようとしても、その上側重
合部840のおもて面にその金具が露出してしまい、非
常に見栄えが悪くなる。
【0006】そこで、瓦810の浮き上がりや位置ずれ
の防止を図るために、上述の釘孔部826以外の釘孔部
(図示省略)も使用して、多数の釘によって瓦810が
瓦桟に対して固定される場合もある。しかしながら、そ
れでは、瓦810を葺設する際の作業能率が良くない。
【0007】そこで、本発明は、能率的に浮き上がり防
止を図ることができる瓦(瓦セット)を提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、請求項1に係る発明
は、左右の縁部のうちの一方に下側重合部を有し他方に
上側重合部を有する瓦本体と、前記瓦本体のおもて面の
棟側縁部に設けられた棟側係合部と、前記下側重合部の
うちの軒側縁部に設けられ、葺設された際に軒側に隣接
する瓦の前記棟側係合部との干渉を回避する干渉回避部
と、前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けら
れ、葺設された際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部
に係合する軒側下部係合部とを有する瓦である。なお、
「軒側縁部」とは、軒側の端部及びその近傍をいうこと
とする。「棟側縁部」等も同様である。これらは、以下
同様である。
【0009】この発明の瓦は、左右方向に隣接する瓦の
下側重合部の上に上側重合部が重ね合わされ、軒側に隣
接する瓦の棟側縁部の上に軒側縁部が重ね合わされて葺
設される。この点は、他の請求項に係る発明でも同様で
ある。そして、この発明の瓦では、上側重合部(その棟
側下部係合部)が、軒側に隣接する瓦(その棟側係合
部)と係合される。このため、強風等による上側重合部
の浮き上がりが防止される。また、下側重合部は、その
干渉回避部において、軒側に隣接する瓦の棟側係合部と
の干渉が回避されるとともに、左右方向に隣接して当該
下側重合部に重なる上側重合部を有する瓦の当該上側重
合部の下側に位置し、当該隣接する瓦に加わる重力によ
って押さえられる。このため、同時に下側重合部の浮き
上がりも防止される。こうして、瓦全体の浮き上がりが
防止される。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の瓦であって、前記干渉回避部が、葺設された際に軒
側に隣接する瓦の前記棟側係合部が嵌合する嵌合部であ
る瓦である。なお、「嵌合」とは、少なくとも一方向に
相対的変位がほとんど生じない程度にはまることをいう
こととする。
【0011】この発明の瓦では、請求項1に係る発明の
瓦に加えて、次の作用効果が得られる。すなわち、下側
重合部の嵌合部に対して、軒側に隣接する瓦の棟側係合
部が嵌合される。このため、その瓦は、下側重合部にお
いて、軒側に隣接する瓦の棟側係合部との干渉が回避さ
れるだけでなく、軒側に隣接する瓦との間の位置ずれも
防止される。こうして、瓦の位置ずれも防止される。
【0012】請求項3に係る発明は、左右の縁部のうち
の一方に下側重合部を有し他方に上側重合部を有する瓦
本体と、前記瓦本体のおもて面の棟側縁部に設けられた
棟側係合部と、前記下側重合部のうちの軒側縁部に設け
られ、葺設された際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合
部と係合する軒側係合部と、前記上側重合部のうちの軒
側縁部の下部に設けられ、左右方向に隣接し当該上側重
合部と重なる下側重合部を有する瓦の当該下側重合部の
軒側縁部に係合する軒側下部係合部とを有する瓦であ
る。
【0013】この発明の瓦では、下側重合部(その軒側
係合部)が、軒側に隣接する瓦(その棟側係合部)に係
合されとともに、上側重合部(その棟側下部係合部)
が、左右方向に隣接して当該上側重合部に重なる下側重
合部を有する瓦の当該下側重合部の軒側縁部に係合され
る。このように、この瓦でも、上側重合部が、左右方向
に隣接する瓦に係合され、その瓦を介して、軒側に隣接
する瓦にも係合されるために、強風等による上側重合部
の浮き上がりが防止される。また、下側重合部は、左右
方向に隣接して当該下側重合部に重なる上側重合部を有
する瓦の当該上側重合部の下側に位置し、当該隣接する
瓦に加わる重力によって押さえられるとともに、その下
側重合部自身も、軒側に隣接する瓦に係合されるため
に、下側重合部の浮き上がりも防止される。こうして、
瓦全体の浮き上がりが防止される。
【0014】請求項4に係る発明は、左右の縁部のうち
の一方に下側重合部を有し他方に上側重合部を有する瓦
本体と、前記瓦本体のおもて面の棟側縁部に設けられた
棟側係合部と、前記下側重合部のうちの軒側縁部に設け
られ、葺設された際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合
部と係合する軒側係合部と、前記上側重合部のうちの軒
側縁部の下部に設けられ、葺設された際に軒側に隣接す
る瓦の前記棟側係合部に係合する軒側下部係合部とを有
する瓦である。
【0015】この発明の瓦では、上側重合部(その軒側
下部係合部)が、軒側に隣接する瓦の棟側係合部に係合
される。このため、強風等による上側重合部の浮き上が
りが防止される。また、下側重合部(その軒側係合部)
は、左右方向に隣接して当該下側重合部に重なる上側重
合部を有する瓦の当該上側重合部の下側に位置し、当該
隣接する瓦に加わる重力によって押さえられるととも
に、その下側重合部自身も、軒側に隣接する瓦に係合さ
れるために、下側重合部の浮き上がりも防止される。こ
うして、瓦全体の浮き上がりが防止される。
【0016】請求項5に係る発明は、瓦と係止具とを有
する瓦セットであり、前記係止具が、直棒部とその上端
部に設けられた頭部とを有し、前記瓦が、左右の縁部の
うちの一方に下側重合部を有し他方に上側重合部を有す
る瓦本体と、前記瓦本体の棟側縁部に設けられ、前記係
止具の前記直棒部が貫通する係止孔部と、前記下側重合
部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設された際に軒側に
隣接する瓦の前記係止具との干渉を回避する干渉回避部
と、前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けら
れ、葺設された際に軒側に隣接する瓦の前記係止具に係
合する軒側下部係合部とを有する瓦セットである。
【0017】この発明の瓦セットでは、瓦本体の係止孔
に係止具(その直棒部)が貫通されて取り付けられるこ
とによって、請求項1に係る発明の瓦に相当することと
なる。すなわち、その係止具(その頭部及び直棒部のう
ちの頭部の近傍)が、請求項1に係る発明の棟側係合部
に相当する。そして、請求項1に係る発明と同様の作用
効果を得ることができる。
【0018】さらに、この発明の瓦セットでは、次の作
用効果が得られる。すなわち、係止孔に対して係止具が
取り付けられる際に、その直棒部は、当該瓦の下側に位
置するベース(瓦桟)に対して同時に取り付けられ得
る。このため、別の作業で瓦を釘によってそのベースに
固定する必要性が軽減され、葺設作業の一層の能率化が
図られる。また、係止具は瓦と別体で製造されるため、
棟側係合部を瓦本体と一体的に製造するよりも、製造の
能率が向上する。
【0019】なお、この発明の改良発明として、「前記
干渉回避部が、葺設された際に軒側に隣接する瓦の前記
係止具が嵌合する嵌合部である瓦セット。」が考えられ
る。この発明の瓦セットでは、請求項5に係る発明の瓦
セットに加えて、請求項2に係る発明と同様に、次の作
用効果が得られる。すなわち、下側重合部の嵌合部に対
して、軒側に隣接する瓦の係止具が嵌合される。このた
め、その瓦は、下側重合部において、軒側に隣接する瓦
の係止具との干渉が回避されるだけでなく、軒側に隣接
する瓦との間の位置ずれも防止される。
【0020】請求項6に係る発明は、瓦と係止具を有す
る瓦セットであり、前記係止具が、直棒部とその上端部
に設けられた頭部とを有し、前記瓦が、左右の縁部のう
ちの一方に下側重合部を有し他方に上側重合部を有する
瓦本体と、前記瓦本体の棟側縁部に設けられ、前記係止
具の前記直棒部が貫通する係止孔部と、前記下側重合部
のうちの軒側縁部に設けられ、葺設された際に軒側に隣
接する瓦の前記係止具と係合する軒側係合部と、前記上
側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、葺設され
た際に軒側に隣接する瓦の前記係止具に係合する軒側下
部係合部とを有する瓦セットである。
【0021】この発明の瓦セットでは、瓦本体の係止孔
に係止具(その直棒部)が貫通されて取り付けられるこ
とによって、請求項4に係る発明の瓦に相当することと
なる。すなわち、その係止具(その頭部及び直棒部のう
ちの頭部の近傍)が、請求項4に係る発明の棟側係合部
に相当する。そして、請求項4に係る発明と同様の作用
効果を得ることができる。
【0022】さらに、この発明の瓦セットでは、請求項
5に係る発明と同様に、次の作用効果が得られる。すな
わち、係止孔に対して係止具が取り付けられる際に、そ
の直棒部は、当該瓦の下側に位置するベース(瓦桟)に
対して同時に取り付けられ得る。このため、別の作業で
瓦を釘によってそのベースに固定する必要性が軽減さ
れ、葺設作業の一層の能率化が図られる。また、係止具
は瓦と別体で製造されるため、棟側係合部を瓦本体と一
体的に製造するよりも、製造の能率が向上する。
【0023】請求項7に係る発明は、請求項5又は請求
項6に係る発明の瓦セットであり、前記係止具の頭部
が、前記直棒部を基準に一の方向へ短く張り出す短片部
と、他の方向へ長く張り出す長片部とを有する瓦セット
である。
【0024】この発明の瓦セットでは、請求項5又は請
求項6に係る発明の瓦セットの作用効果に加えて、さら
に次の作用効果が得られる。この瓦セットでは、係止具
が瓦に取り付けられる際に、頭部のうちの短片部が軒側
にされる場合と長片部が軒側にされる場合とでは、瓦の
軒棟方向の重なり部分の長さが異なり、瓦の軒棟方向の
露出長さが異なってくる。このため、いずれを軒側にす
るかによって、瓦の軒棟方向の露出長さを調整すること
ができ、屋根に対して瓦を軒棟方向に過不足なく葺設す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1を図1〜図7に基づいて説明する。図1及び図
2に示すように、この瓦10は、全体でほぼ正方形状を
しており、ほぼ平板状の瓦本体20を有している。瓦本
体20の左側の縁部には下側重合部30が形成され、瓦
本体20の右側の縁部には上側重合部40が形成されて
いる。下側重合部30は、段差を介して瓦本体20より
も若干下側に位置している。下側重合部30の軒側端部
36は、瓦本体20の軒側端部よりも棟側へ後退した位
置にある。上側重合部40は、段差を介して瓦本体20
よりも若干上側に位置している。
【0026】瓦本体20(上側重合部40を含み、下側
重合部30を含まない)の軒側縁部には、下垂部22が
形成されている。下垂部22は、斜め下方に向かった後
にほぼ鉛直下方に向かっている。下垂部22のうちの中
央部には切欠部24が形成されている。切欠部24は、
上側重合部40に対応して形成されている。
【0027】瓦本体20の棟側縁部には、左右一対の釘
孔部26が形成されている。また、図3に示すように、
瓦本体20の裏面の棟側縁部には、左右一対の下方突出
部28が形成されている。そして、図1及び図2に示す
ように、瓦本体20のおもて面の棟側縁部のうちの左右
方向にほぼ中央の部分には、棟側係合部50が形成され
ている。棟側係合部50は、若干上方へ突出する上方突
出部52及びその上端部から軒側へ突出する軒側突出片
部54を有し、かぎ状をしている。
【0028】下側重合部30のうちの軒側縁部には、嵌
合部32(干渉回避部にも該当する)が切欠状に形成さ
れている。嵌合部32は、棟側係合部50(その上方突
出部52)に対応して形成されている。嵌合部32の切
欠深さ(棟側方向の長さ)は、上方突出部52の軒棟方
向の幅(奥行き)に対応して設定されている。
【0029】図1及び図3に示すように、上側重合部4
0のうちの軒側縁部(下垂部22でもある)の下部に
は、軒側下部係合部42が形成されている。軒側下部係
合部42は、棟側係合部50に対応して形成されてい
る。軒側下部係合部42は、下垂部22の下端部から棟
側方向へ突出してかぎ状に形成されている。
【0030】次に、この瓦10の葺設方法について説明
する。周知のように、屋根に対して、右から左へと順に
葺設していくとともに、軒側から棟側へと順に葺設して
いく。すなわち、屋根のうち1番軒側の部分において右
端部から左端部へと順に葺設した後に、それより1つ棟
側の部分において右端部から左端部へと順に葺設してい
く。その際、軒棟方向において隣接する瓦10は、左右
方向に瓦10の幅の約半分の長さだけずれるようにし
て、葺設していく。以下同様に葺設していく。
【0031】図7に示すように、屋根Rには、瓦10に
対応して、左右方向の延びる瓦桟B(木材)が、軒棟方
向に複数本設けられている。瓦10は、下方突出部28
が瓦桟Bに係止され、必要に応じて、適宜、釘孔部26
を通して釘が瓦桟Bに対して打ち付けられることによっ
て、瓦桟Bに対して固定される。
【0032】図4〜図6に基づいて、ある瓦10(第1
瓦10Aということとする)と、その棟側に隣接し、相
互に左右に隣接する2つの瓦10(右側の瓦を第2瓦1
0B、左側の瓦を第3瓦10Cということとする)に着
目して、この瓦10の葺設方法を詳しく説明する。
【0033】まず、図4に示すように、第1瓦10Aに
対して第2瓦10Bを葺設する。第2瓦10Bの軒側縁
部が第1瓦10Aの棟側縁部の上に重なるようにして葺
設する。その際、第1瓦10Aの上側重合部40が第2
瓦10Bの切欠部24に嵌合するようにする。また、第
1瓦10Aの棟側係合部50を第2瓦10Bの嵌合部3
2に嵌合させる。この嵌合によって、第2瓦10Bの下
側重合部30と第1瓦10Aの棟側係合部50との干渉
も回避される。その際、第2瓦10Bの下側重合部30
の軒側端部36は、第1瓦10Aの棟側係合部50の上
方突出部52よりも軒側へは突出しない(前述したよう
に、このように軒側係合部32の切欠深さが設定されて
いるのである)。
【0034】次に、図5及び図6に示すように、第1瓦
10A及び第2瓦10Bに対して第3瓦10Cを葺設す
る。第3瓦10Cの上側重合部40を第2瓦10Bの下
側重合部30の上に重ねるとともに、第3瓦10Cの軒
側縁部を第1瓦10Aの棟側縁部の上に重ねる。その
際、第3瓦10Cの軒側下部係合部42を第1瓦10A
の棟側係合部50に係合させる。以上のような作業を繰
り返して、屋根に多数の瓦10を葺設していく。
【0035】以上のようにして葺設された瓦10では、
次の作用効果が得られる。第3瓦10Cの上側重合部4
0は、その軒側下部係合部42が第1瓦10Aの棟側係
合部50に対して係合されているために、強風等によっ
ても浮き上がることが防止される。第2瓦10Bの下側
重合部30は、その上に第3瓦10Cの上側重合部40
が重なっているため、その重力によって、同じく強風等
による浮き上がりが防止される。また、第2瓦10B
は、その嵌合部32に第1瓦10Aの棟側係合部50が
嵌合しているため、位置ずれが防止される。
【0036】屋根の葺設される瓦のうちのすべて(縁端
部のものを除く)が、見方を変えることによって、上記
の第1瓦10A〜第3瓦10Cのすべてに該当する。こ
のため、この瓦10を用いれば、屋根に葺設されたすべ
ての瓦の浮き上がりや位置ずれが防止されるのである。
また、浮き上がりや位置ずれの防止のために釘を使用す
る必要性も軽減され、葺設の作業の能率が図られる。
【0037】[実施形態2]次に、本発明の実施形態2
について、図8及び図9に基づいて、実施形態1との相
違点を中心に説明する。共通する部材については、同一
の符号を付して説明を省略する。以下、同様である。
【0038】この瓦110では、棟側係合部150が、
実施形態1の瓦10の棟側係合部50(図1参照)とは
逆方向を向いている。すなわち、棟側係合部150は、
上方突出部152及びその上端部から棟側へ突出する棟
側突出片部156を有し、かぎ状をしている。また、軒
側下部係合部142(図9参照)は、実施形態1の軒側
下部係合部42(図6参照)よりも、下側重合部30を
基準として若干下方に設けられている。
【0039】下側重合部30のうちの軒側縁部には、軒
側係合部132が切欠状に形成されている。軒側係合部
132は、棟側係合部150に対応して形成されてい
る。軒側係合部132の切欠深さ(棟側方向の長さ)
は、実施形態1の瓦10の嵌合部32よりも深く形成さ
れており、棟側係合部150の上方突出部152の軒棟
方向の幅(奥行き)よりも長く形成されている。
【0040】次に、この実施形態の瓦110の葺設方法
について説明する。第1瓦110Aに対して第2瓦11
0Bを葺設する際、第1瓦110Aの棟側係合部150
を第2瓦110Bの軒側係合部132に係合させる。そ
の際、第1瓦110Aの棟側係合部150の上方突出部
152は、第2瓦110Bの軒側係合部132に嵌合さ
せる。また、その際、第2瓦110Bの下側重合部30
の軒側端部36が、第1瓦110Aの棟側係合部150
の上方突出部152よりも軒側に突出する(前述したよ
うに、このように軒側係合部132の切欠深さが設定さ
れているのである)。
【0041】そして、第3瓦110Cを第1瓦110A
及び第2瓦110Bに対して葺設する際、図9に示すよ
うに、第3瓦110Cの軒側下部係合部142を第2瓦
110Bの下側重合部30の軒側縁部(軒側端部36及
びその近傍)に係合させる。
【0042】この瓦110では、次の作用効果が得られ
る。第3瓦110Cの上側重合部40は、その軒側下部
係合部142が第2瓦110Bの軒側縁部(軒側端部3
6及びその近傍)に対して係合され、さらに、第2瓦1
10Bの下側重合部30(その軒側係合部132)が第
1瓦110A(その棟側係合部150)と係合されてい
る。すなわち、第3瓦110Cの上側重合部40は、間
接的に、第1瓦110Aの棟側係合部150に係合して
いるといえる。このため、第3瓦110Cの上側重合部
40は、強風等によっても浮き上がることが防止され
る。また、第2瓦110Bの下側重合部30は、その上
に第3瓦110Cの上側重合部40が重なっているた
め、その重力によって、同じく強風等によっても浮き上
がることが防止される。
【0043】また、この瓦110では、上述のように第
2瓦110Bの軒側係合部132に対して第1瓦110
Aの棟側係合部150が係合しているため、仮に第3瓦
110Cが外れた場合においても、第2瓦110Bの下
側重合部30が強風等によって浮き上がるようなことが
防止される。また、同じく、第2瓦110Bの軒側係合
部132に第1瓦110Aの棟側係合部150の上方突
出部152が嵌合しているため、第2瓦110Bの位置
ずれも防止される。
【0044】[実施形態3]次に、本発明の実施形態3
について、図10及び図11に基づいて、実施形態1及
び2との相違点を中心に説明する。
【0045】この瓦210では、棟側係合部250は、
実施形態1の瓦10の棟側係合部50(図1参照)と、
実施形態2の瓦110の棟側係合部150(図8参照)
とを兼ねている。すなわち、棟側係合部250は、上方
突出部252及びその上端部に設けられた頭部255を
有している。頭部255は、軒側へ突出する軒側突出片
部254と、棟側へ突出する棟側突出片部256を有し
ている。軒側係合部232の切欠深さ(棟側方向の長
さ)は、実施形態1の瓦の嵌合部32とほぼ同じであ
り、上方突出部252の軒棟方向の幅(奥行き)に対応
している。
【0046】次に、この実施形態の瓦210の葺設方法
について説明する。第1瓦210Aに対して第2瓦21
0Bを葺設する際、第1瓦210Aの棟側係合部250
(その上方突出部252及び棟側突出片部256)を第
2瓦210Bの軒側係合部232に係合させる。その
際、第1瓦210Aの棟側係合部250の上方突出部2
52は、第2瓦210Bの軒側係合部232に嵌合させ
る。これは、実施形態1の瓦10における嵌合に相当
し、同じく干渉回避にも相当する。また、その際、第2
瓦210Bの下側重合部30の軒側端部36は、第1瓦
210Aの棟側係合部250の上方突出部252よりも
軒側へは突出しない(前述したように、このように軒側
係合部232の切欠深さが設定されているのである)。
【0047】そして、第3瓦210Cを第1瓦210A
及び第2瓦210Bに対して葺設する際、図11に示す
ように、第3瓦210Cの軒側下部係合部42を第1瓦
210Aの棟側係合部250(その軒側突出片部25
4)に係合させる。
【0048】この瓦210では、実施形態1の瓦10と
同様に、次の作用効果が得られる。第3瓦210Cの上
側重合部40は、その軒側下部係合部42が第1瓦11
0Aの棟側係合部250(その軒側突出片部254)に
対して係合されているために、強風等によっても浮き上
がることが防止される。第2瓦210Bの下側重合部3
0は、その上に第3瓦210Cの上側重合部40が重な
っているため、その重力によって、同じく強風等によっ
ても浮き上がることが防止される。
【0049】また、この瓦210では、実施形態2の瓦
110と同様に、次の作用効果が得られる。第2瓦21
0Bの軒側係合部232に対して第1瓦210Aの棟側
係合部250(棟側突出片部256)が係合しているた
め、たとえ仮に第3瓦110Cが外れた場合において
も、第2瓦110Bの下側重合部30が強風等によって
浮き上がるようなことが防止されるのである。また、同
じく、第2瓦210Bの軒側係合部232に第1瓦21
0Aの棟側係合部250の上方突出部252が嵌合して
いるため、第2瓦210Bの位置ずれも防止される。
【0050】[実施形態4]次に、本発明の実施形態4
の瓦310(瓦セット)について、図12〜図15に基
づいて、実施形態3の瓦210との相違点を中心に説明
する。
【0051】この瓦310では、実施形態3の瓦210
の棟側係合部250(図10参照)の代わりに、係止孔
部351が形成されている。そして、この瓦310には
係止具350が伴っており、両者によって瓦セットが構
成されている。
【0052】図15に示すように、係止具350は、直
棒部352と頭部355を有している。直棒部352は
直線状に延び、先端が尖っている。頭部355は、直棒
部352の上端部において直棒部352に対してほぼ直
角に設けられるとともに、ほぼ長方形の板状に形成され
ている。頭部355は、直棒部352(それを通る直
線)を境として、短片部354及び長片部356を有し
ている。頭部355のすぐ下の部分にはパッキン353
が設けられている。パッキン353はゴム又は合成樹脂
によって形成されており、葺設された際の水の浸入を防
止する。パッキン353の左右方向の幅は、軒側係合部
232の幅に対応している。パッキン353の高さは、
係止具350が取り付けられた状態における頭部355
の高さに対応して設定されている。
【0053】次に、この実施形態の瓦310(瓦セッ
ト)に特有の作用効果について説明する。図12に示す
ように、係止具350(その直棒部352)が係止孔部
351を通して瓦桟Bに対して打ち付けられることによ
って(図7も参照)、この係止具350が、実施形態3
の瓦210の棟側係合部250(図10参照)に相当す
ることになる。すなわち、短片部354及び長片部35
6の一方(図12中では短片部354)が実施形態3の
瓦210の棟側係合部250の軒側突出片部254に相
当し、他方(図12中では長片部356)が同じく棟側
突出片部256に相当する。そして、実施形態3の瓦2
10と同様の作用効果を得ることができるのである。
【0054】すなわち、図12及び図13に示すよう
に、第1瓦310Aに取り付けられた係止具350のパ
ッキン353が、第2瓦310Bの軒側係合部232に
嵌合し、そのパッキン353及び長片部356が、第2
瓦310Bの軒側係合部232に係合する。また、第3
瓦310Cの軒側下部係合部42が、第1瓦310Aに
取り付けられた係止具350の短片部354に係合する
のである。
【0055】なお、パッキン353の高さが上述のよう
に設定されているため、パッキン353が瓦本体10
(そのおもて面)に当接するまで係止具350が打ち付
けられることによって、頭部355がちょうど所定の高
さとなり、係止具350の打ち付け作業の能率化が図ら
れる。
【0056】また、この瓦310(瓦セット)では、上
述のように係止具350によって瓦310が瓦桟Bに対
して固定されるため、釘孔部26を通して釘を瓦桟Bに
打ち付ける必要性が軽減される。また、この実施形態の
瓦310では、棟側係合部350(図10参照)を瓦本
体20と一体的に製造する必要がないため、製造が容易
となる。
【0057】さらに、図13及び図14に示すように、
この瓦310(瓦セット)では、この係止具350につ
いて、短片部354を軒側にして打ち付ける場合と、長
片部356を軒側にして打ち付ける場合との2通りの取
付方法がある。
【0058】そして、このために、次の効果が得られ
る。すなわち、図13に示すように、短片部354を軒
側にして取り付けた場合は、第3瓦310Cの軒側下部
係合部42が第1瓦310Aの係止具350のパッキン
353に近接し、瓦310A及び瓦310Cの軒棟方向
の重なり部分の長さが短くなる。このため、各瓦310
の露出部分の軒棟方向の長さ(業界では働き長さとも称
される)が長くなる。一方、図14に示すように、長片
部356を軒側にして取り付けた場合は、第3瓦310
Cの軒側下部係合部42が第1瓦310Aの係止具35
0のパッキン353から離隔し、瓦310A及び瓦31
0Cの軒棟方向の重なり部分の長さが長くなる。このた
め、各瓦310の露出部分の軒棟方向の長さが短くなる
のである。
【0059】このように、短片部354及び長片部35
6のいずれを軒側にして取り付けるかによって、瓦31
0の軒棟方向の露出部分の長さを調整することができ
る。このため、この瓦310(瓦セット)では、屋根の
軒棟方向に過不足なく(かつ、均等に)葺設することが
できるのである。
【0060】なお、上記のものはあくまで本発明の一実
施形態にすぎず、当業者の知識に基づき種々の変更を加
えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
例えば、実施形態1の瓦10の変形例として次のものが
考えられる。図16にに示す瓦410のように、干渉回
避部432が、実施形態1の瓦10の嵌合部32よりも
大きく形成され、下側重合部30のうちの左右方向のす
べてに及んでいてもよい。
【0061】また、実施形態4の瓦セット(瓦310・
係止具350)の変形例として、次のものが考えられ
る。図16の瓦410と同様に、軒側係合部232の代
わりに、もっと大きく干渉回避部が形成されていてもよ
い。すなわち、係止具350(パッキン353)が嵌合
し係止具350(頭部355等)が係合するのではな
く、単に係止具350との干渉を回避するものでもよ
い。また、頭部(355)は、直棒部352を基準に相
反する方向へ同じ長さだけ張り出すものでもよい。ま
た、頭部(355)は、直棒部352を基準に1方向へ
のみ張り出しているものでもよい。この場合は、瓦31
0に対して係止具350が取り付けられた状態(その張
り出した部分が軒側に向けられて取り付けられた状態)
で、実施形態1の瓦10(又はその変形例である図16
の瓦410)に相当することとなる。その際、その係止
具350が実施形態1の瓦10の棟側係合部50に相当
し、その張り出した部分が同じく軒側突出片部54に相
当することになる。そして、軒側係合部232が嵌合部
となり、係止具350(パッキン353)が嵌合するの
みとなる。または、軒側係合部232の代わりに干渉回
避部が形成され、係止具350との干渉が回避されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の瓦を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1の瓦を示す斜視図である。
図1とは異なる方向から見たものである。
【図3】本発明の実施形態1の瓦を示す斜視図である。
斜め下方から見た図である。
【図4】本発明の実施形態1の瓦の葺設方法を示す図で
ある。第1段階を示す。
【図5】本発明の実施形態1の瓦の葺設方法を示す図で
ある。第2段階を示す。
【図6】本発明の実施形態1の瓦の葺設状態を示す縦断
面図である。
【図7】本発明の実施形態1の瓦の葺設状態を示す側面
図である。
【図8】本発明の実施形態2の瓦及びその葺設方法を示
す斜視図である。
【図9】本発明の実施形態2の瓦の葺設状態を示す縦断
面図である。
【図10】本発明の実施形態3の瓦及びその葺設方法を
示す斜視図である。
【図11】本発明の実施形態3の瓦の葺設状態を示す縦
断面図である。
【図12】本発明の実施形態4の瓦及びその葺設方法を
示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態4の瓦の葺設状態を示す縦
断面図である。短片部を棟側にして係止具を取り付けた
場合を示す。
【図14】本発明の実施形態4の瓦の葺設状態を示す縦
断面図である。長片部を棟側にして係止具を取り付けた
場合を示す。
【図15】本発明の実施形態4の瓦に伴う係止具を示す
側面図である。
【図16】本発明の実施形態1の瓦の変形例である。
【図17】従来の瓦及びその葺設方法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10(10A,10B,10C) 瓦 110(110A,110B,110C) 瓦 210(210A,210B,210C) 瓦 310(310A,310B,310C) 瓦 20 瓦本体 30 下側重合部 32 嵌合部 132,232 軒側係合部 36 軒側端部 40 上側重合部 42,142 軒側下部係合部 50,150,250 棟側係合部 350 係止具 351 係止孔部 352 直棒部 354 短片部 355 頭部 356 長片部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の縁部のうちの一方に下側重合部を
    有し他方に上側重合部を有する瓦本体と、 前記瓦本体のおもて面の棟側縁部に設けられた棟側係合
    部と、 前記下側重合部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設され
    た際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部との干渉を回
    避する干渉回避部と、 前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、葺
    設された際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部に係合
    する軒側下部係合部とを有する瓦。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の瓦であって、 前記干渉回避部が、葺設された際に軒側に隣接する瓦の
    前記棟側係合部が嵌合する嵌合部である瓦。
  3. 【請求項3】 左右の縁部のうちの一方に下側重合部を
    有し他方に上側重合部を有する瓦本体と、 前記瓦本体のおもて面の棟側縁部に設けられた棟側係合
    部と、 前記下側重合部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設され
    た際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部と係合する軒
    側係合部と、 前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、左
    右方向に隣接し当該上側重合部と重なる下側重合部を有
    する瓦の当該下側重合部の軒側縁部に係合する軒側下部
    係合部とを有する瓦。
  4. 【請求項4】 左右の縁部のうちの一方に下側重合部を
    有し他方に上側重合部を有する瓦本体と、 前記瓦本体のおもて面の棟側縁部に設けられた棟側係合
    部と、 前記下側重合部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設され
    た際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部と係合する軒
    側係合部と、 前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、葺
    設された際に軒側に隣接する瓦の前記棟側係合部に係合
    する軒側下部係合部とを有する瓦。
  5. 【請求項5】 瓦と係止具とを有する瓦セットであり、 前記係止具が、直棒部とその上端部に設けられた頭部と
    を有し、 前記瓦が、 左右の縁部のうちの一方に下側重合部を有し他方に上側
    重合部を有する瓦本体と、 前記瓦本体の棟側縁部に設けられ、前記係止具の前記直
    棒部が貫通する係止孔部と、 前記下側重合部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設され
    た際に軒側に隣接する瓦の前記係止具との干渉を回避す
    る干渉回避部と、 前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、葺
    設された際に軒側に隣接する瓦の前記係止具に係合する
    軒側下部係合部とを有する瓦セット。
  6. 【請求項6】 瓦と係止具とを有する瓦セットであり、 前記係止具が、直棒部とその上端部に設けられた頭部と
    を有し、 前記瓦が、 左右の縁部のうちの一方に下側重合部を有し他方に上側
    重合部を有する瓦本体と、 前記瓦本体の棟側縁部に設けられ、前記係止具の前記直
    棒部が貫通する係止孔部と、 前記下側重合部のうちの軒側縁部に設けられ、葺設され
    た際に軒側に隣接する瓦の前記係止具と係合する軒側係
    合部と、 前記上側重合部のうちの軒側縁部の下部に設けられ、葺
    設された際に軒側に隣接する瓦の前記係止具に係合する
    軒側下部係合部と を有する瓦セット。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の瓦セット
    であり、 前記係止具の頭部が、前記直棒部を基準に一の方向へ短
    く張り出す短片部と、他の方向へ長く張り出す長片部と
    を有する瓦セット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019112898A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 株式会社鶴弥 平板瓦
JP2019112900A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 株式会社鶴弥 平板瓦
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