JPH0667279A - カメラ - Google Patents
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- JPH0667279A JPH0667279A JP4220452A JP22045292A JPH0667279A JP H0667279 A JPH0667279 A JP H0667279A JP 4220452 A JP4220452 A JP 4220452A JP 22045292 A JP22045292 A JP 22045292A JP H0667279 A JPH0667279 A JP H0667279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- exposure
- mode
- setting
- auto
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示器の露出値表示を点滅させてマニュアル
露出撮影モードにおけるオートブラケティング撮影時の
設定値であることを明確に表示する。 【構成】 第1の設定手段4でマニュアル露出撮影モー
ドが設定され、且つ第2の設定手段2でオートブラケテ
ィング撮影モードが設定されると、表示手段5の露出値
表示を点滅させる表示制御手段10を備える。
露出撮影モードにおけるオートブラケティング撮影時の
設定値であることを明確に表示する。 【構成】 第1の設定手段4でマニュアル露出撮影モー
ドが設定され、且つ第2の設定手段2でオートブラケテ
ィング撮影モードが設定されると、表示手段5の露出値
表示を点滅させる表示制御手段10を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートブラケティング
撮影可能なカメラに関する。
撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】露出を段階的に変えて複数駒の撮影を行
う、いわゆるオートブラケティング機能を備えたカメラ
が実用化されている。この種のカメラでは、露出を、例
えば、1/3〜2段きざみに最大±8段の範囲まで段階
的に変化させ、3駒から最高19駒までの指定駒数を連
続して自動的に撮影を行う。オートブラケティング撮影
モードを選択し、撮影駒数と補正段数を設定してレリー
ズボタンを押すと、オートブラケティング機能が作動を
開始し、フィルムの連続巻上げモードでは指定の駒数だ
け連続して撮影が行われ、1駒巻上げモードではレリー
ズボタンを押すごとに1駒ずつ撮影が行われる。
う、いわゆるオートブラケティング機能を備えたカメラ
が実用化されている。この種のカメラでは、露出を、例
えば、1/3〜2段きざみに最大±8段の範囲まで段階
的に変化させ、3駒から最高19駒までの指定駒数を連
続して自動的に撮影を行う。オートブラケティング撮影
モードを選択し、撮影駒数と補正段数を設定してレリー
ズボタンを押すと、オートブラケティング機能が作動を
開始し、フィルムの連続巻上げモードでは指定の駒数だ
け連続して撮影が行われ、1駒巻上げモードではレリー
ズボタンを押すごとに1駒ずつ撮影が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絞りとシャ
ッター速度を任意の値に設定して撮影を行うマニュアル
露出撮影モードでオートブラケティング撮影を行う場
合、露出を段階的に変化させ複数駒の撮影を行うので、
撮影ごとの露出変化にともなってシャッター速度あるい
は絞りが変化し、撮影者が最初に設定したシャッター速
度あるいは絞りと異なる値になることがある。例えば、
撮影者が当初、1/250のシャッター速度とF11の
絞りを設定したとすると、表示器には1/250、F1
1の設定値が表示される。この状態でオートブラケティ
ング撮影を開始すると、撮影ごとの露出変化にともなっ
て例えばシャッター速度が1/500から1/125ま
で変化し、絞りがF8からF16まで変化することがあ
る。
ッター速度を任意の値に設定して撮影を行うマニュアル
露出撮影モードでオートブラケティング撮影を行う場
合、露出を段階的に変化させ複数駒の撮影を行うので、
撮影ごとの露出変化にともなってシャッター速度あるい
は絞りが変化し、撮影者が最初に設定したシャッター速
度あるいは絞りと異なる値になることがある。例えば、
撮影者が当初、1/250のシャッター速度とF11の
絞りを設定したとすると、表示器には1/250、F1
1の設定値が表示される。この状態でオートブラケティ
ング撮影を開始すると、撮影ごとの露出変化にともなっ
て例えばシャッター速度が1/500から1/125ま
で変化し、絞りがF8からF16まで変化することがあ
る。
【0004】しかしながら、従来のカメラでは、マニュ
アル露出撮影モードにおけるオートブラケティング撮影
時に、露出の段階的な変化にともなって露出値、すなわ
ちシャッター速度あるいは絞りが変化すると、表示器の
シャッター速度および絞りも変化するので、撮影者は設
定を間違えたのではないかと誤認したり、違和感を感じ
るという問題がある。
アル露出撮影モードにおけるオートブラケティング撮影
時に、露出の段階的な変化にともなって露出値、すなわ
ちシャッター速度あるいは絞りが変化すると、表示器の
シャッター速度および絞りも変化するので、撮影者は設
定を間違えたのではないかと誤認したり、違和感を感じ
るという問題がある。
【0005】本発明の目的は、表示器の露出値表示を点
滅させてマニュアル露出撮影モードにおけるオートブラ
ケティング撮影時の設定値であることを明確に表示す
る。
滅させてマニュアル露出撮影モードにおけるオートブラ
ケティング撮影時の設定値であることを明確に表示す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】実施例の構成を示す図1
に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、露出値を
表示する表示手段5と、マニュアル露出撮影モードを設
定する第1の設定手段4と、露出を段階的に変えて複数
駒の撮影を行うオートブラケティング撮影モードを設定
する第2の設定手段2と、第1の設定手段4でマニュア
ル露出撮影モードが設定され、且つ第2の設定手段2で
オートブラケティング撮影モードが設定されると、表示
手段5の露出値表示を点滅させる表示制御手段10とを
備え、これにより、上記目的を達成する。
に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、露出値を
表示する表示手段5と、マニュアル露出撮影モードを設
定する第1の設定手段4と、露出を段階的に変えて複数
駒の撮影を行うオートブラケティング撮影モードを設定
する第2の設定手段2と、第1の設定手段4でマニュア
ル露出撮影モードが設定され、且つ第2の設定手段2で
オートブラケティング撮影モードが設定されると、表示
手段5の露出値表示を点滅させる表示制御手段10とを
備え、これにより、上記目的を達成する。
【0007】
【作用】マニュアル露出撮影モードにおけるオートブラ
ケティング撮影時に露出値表示を点滅させる。これによ
って、オートブラケティング撮影中に露出表示値が最初
に設定した値から変化しても設定を間違えたと誤認した
り、違和感を感じることがない。
ケティング撮影時に露出値表示を点滅させる。これによ
って、オートブラケティング撮影中に露出表示値が最初
に設定した値から変化しても設定を間違えたと誤認した
り、違和感を感じることがない。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】図1は一実施例の構成を示す。1は不図示の
レリーズボタンの全押し時にオンするレリーズスイッ
チ、2はオートブラケティング撮影モード設定ボタンを
押すとオンするスイッチである。この実施例では、適正
値に対して1段アンダー、適正値、1段オーバーと段階
的に露出を変化させて3駒の連続撮影を行うオートブラ
ケティング撮影を例に上げて説明する。なお、オートブ
ラケティング撮影モードにおける露出変化のきざみ、露
出変化幅、撮影駒数はこの実施例に限定されない。3は
被写体の輝度を測光する測光回路、4は各種撮影モー
ド、シャッター速度、絞り、フィルム感度などを設定す
る設定器、5は各種撮影モード、シャッター速度、絞り
などの設定値を表示する表示器である。また、6は絞り
を制御する絞り制御回路、7はシャッター制御回路、8
はモータ駆動回路である。10は、AD変換器やメモリ
などの周辺部品を備えたマイクロコンピュータ(以下、
MCUと呼ぶ)であり、カメラの種々の演算および制御
を行うとともに、後述する制御プログラムを実行して表
示器5の駆動制御を行う。
レリーズボタンの全押し時にオンするレリーズスイッ
チ、2はオートブラケティング撮影モード設定ボタンを
押すとオンするスイッチである。この実施例では、適正
値に対して1段アンダー、適正値、1段オーバーと段階
的に露出を変化させて3駒の連続撮影を行うオートブラ
ケティング撮影を例に上げて説明する。なお、オートブ
ラケティング撮影モードにおける露出変化のきざみ、露
出変化幅、撮影駒数はこの実施例に限定されない。3は
被写体の輝度を測光する測光回路、4は各種撮影モー
ド、シャッター速度、絞り、フィルム感度などを設定す
る設定器、5は各種撮影モード、シャッター速度、絞り
などの設定値を表示する表示器である。また、6は絞り
を制御する絞り制御回路、7はシャッター制御回路、8
はモータ駆動回路である。10は、AD変換器やメモリ
などの周辺部品を備えたマイクロコンピュータ(以下、
MCUと呼ぶ)であり、カメラの種々の演算および制御
を行うとともに、後述する制御プログラムを実行して表
示器5の駆動制御を行う。
【0010】図2は、本発明によるMCU10のメイン
ルーチンのフローチャートである。MCU10は不図示
のスイッチにより、電源が投入されると、スタート番地
からの処理を開始する。ステップS1において設定器4
から設定入力の読み込みを行い、続くステップS2でA
/D変換入力端子より測光回路3からの測光出力の読み
込みを行う。そして、ステップS3でスイッチ2がオン
されているか否かを判別し、オンであればステップS4
へ進み、オフであればステップS7へ進む。ステップS
4へ進むと、マニュアル露出撮影モード(以下、Mモー
ドと呼ぶ)か否かを判別し、Mモードであればステップ
S5へ進み、MモードでなければステップS6へ進む。
ルーチンのフローチャートである。MCU10は不図示
のスイッチにより、電源が投入されると、スタート番地
からの処理を開始する。ステップS1において設定器4
から設定入力の読み込みを行い、続くステップS2でA
/D変換入力端子より測光回路3からの測光出力の読み
込みを行う。そして、ステップS3でスイッチ2がオン
されているか否かを判別し、オンであればステップS4
へ進み、オフであればステップS7へ進む。ステップS
4へ進むと、マニュアル露出撮影モード(以下、Mモー
ドと呼ぶ)か否かを判別し、Mモードであればステップ
S5へ進み、MモードでなければステップS6へ進む。
【0011】ステップS5では、Mモードのオートブラ
ケティング撮影モードのための演算を行う。すなわち、
設定シャッター速度に対応するTV値TVMに対して次
の演算を行い、制御するTV値を求める。 TV=TVM+1−N ・・・(1) ここで、Nはオートブラケティング撮影モードにおける
変数であり、初期値が0で、レリーズ処理が行われる都
度カウントアップし、0、1、2と変化し3より大きな
値にはしない。Nが0の1回目の撮影時は、 TV=TVM+1 ・・・(2) となり、設定シャッター速度より1段高速のシャッター
速度にセットされる。次に、Nが1となる2回目の撮影
時は、 TV=TVM+1−1=TVM ・・・(3) となって、設定シャッター速度にセットされる。そし
て、Nが2となる3回目の撮影時は、 TV=TVM+1−2=TVM−1 ・・・(4) となって、設定シャッター速度より1段低速のシャッタ
ー速度にセットされる。
ケティング撮影モードのための演算を行う。すなわち、
設定シャッター速度に対応するTV値TVMに対して次
の演算を行い、制御するTV値を求める。 TV=TVM+1−N ・・・(1) ここで、Nはオートブラケティング撮影モードにおける
変数であり、初期値が0で、レリーズ処理が行われる都
度カウントアップし、0、1、2と変化し3より大きな
値にはしない。Nが0の1回目の撮影時は、 TV=TVM+1 ・・・(2) となり、設定シャッター速度より1段高速のシャッター
速度にセットされる。次に、Nが1となる2回目の撮影
時は、 TV=TVM+1−1=TVM ・・・(3) となって、設定シャッター速度にセットされる。そし
て、Nが2となる3回目の撮影時は、 TV=TVM+1−2=TVM−1 ・・・(4) となって、設定シャッター速度より1段低速のシャッタ
ー速度にセットされる。
【0012】ステップS6では、Mモード以外のモード
のオートブラケティング撮影モードのための演算を行
う。設定フィルム感度に対応するSV値SVMに対して
次の演算を行い、制御するSV値を求める。 SV=SVM+1−N ・・・(5) ここで、Nは初期値が0で、レリーズ処理が行われる都
度カウントアップする値で0、1、2と変化する。Nが
0の1回目の撮影時は、 SV=SVM+1 ・・・(6) となり、適正露出より1段アンダーな露出で制御され
る。次に、Nが1となる2回目の撮影時は、 SV=SVM+1−1=SVM ・・・(7) となり、適正露出で制御される。そして、Nが2となる
3回目の撮影時は、 SV=SVM+1−2=SVM−1 ・・・(8) となって、適正露出より1段オーバーな露出で制御され
る。
のオートブラケティング撮影モードのための演算を行
う。設定フィルム感度に対応するSV値SVMに対して
次の演算を行い、制御するSV値を求める。 SV=SVM+1−N ・・・(5) ここで、Nは初期値が0で、レリーズ処理が行われる都
度カウントアップする値で0、1、2と変化する。Nが
0の1回目の撮影時は、 SV=SVM+1 ・・・(6) となり、適正露出より1段アンダーな露出で制御され
る。次に、Nが1となる2回目の撮影時は、 SV=SVM+1−1=SVM ・・・(7) となり、適正露出で制御される。そして、Nが2となる
3回目の撮影時は、 SV=SVM+1−2=SVM−1 ・・・(8) となって、適正露出より1段オーバーな露出で制御され
る。
【0013】ステップS7において、上記ステップS1
で読み取った設定値入力、ステップS2で読み取ったA
/D変換値、また、オートブラケティング撮影モード設
定時のステップS5、または、ステップS6の計算結果
をもとに、設定に応じたアペックス演算を行う。そし
て、ステップS8〜S15の表示関係の処理を行う。ス
テップS8でモード表示のセットを行い、続くステップ
S9でシャッター速度表示と絞り表示のセットを行う。
ステップS10では一旦オートブラケティング撮影モー
ドを示すBKT表示の消灯とシャッター速度点滅の解除
を行い、ステップS11ではスイッチ2のオン/オフを
調べ、オンであればステップS12へ進み、オフであれ
ばステップS15へ進む。すなわち、オートブラケティ
ング撮影モードがセットされていなければステップS1
5へ進み、オートブラケティング撮影モードがセットさ
れていればステップS12〜ステップS14の処理を行
う。
で読み取った設定値入力、ステップS2で読み取ったA
/D変換値、また、オートブラケティング撮影モード設
定時のステップS5、または、ステップS6の計算結果
をもとに、設定に応じたアペックス演算を行う。そし
て、ステップS8〜S15の表示関係の処理を行う。ス
テップS8でモード表示のセットを行い、続くステップ
S9でシャッター速度表示と絞り表示のセットを行う。
ステップS10では一旦オートブラケティング撮影モー
ドを示すBKT表示の消灯とシャッター速度点滅の解除
を行い、ステップS11ではスイッチ2のオン/オフを
調べ、オンであればステップS12へ進み、オフであれ
ばステップS15へ進む。すなわち、オートブラケティ
ング撮影モードがセットされていなければステップS1
5へ進み、オートブラケティング撮影モードがセットさ
れていればステップS12〜ステップS14の処理を行
う。
【0014】オートブラケティング撮影モードが設定さ
れると、ステップS12でBKTの点滅をセットし、続
くステップS13でMモードかどうかの判別を行う。M
モードでなければステップS15へ進み、Mモードであ
ればステップS14へ進み、シャッター速度の点滅もセ
ットする。
れると、ステップS12でBKTの点滅をセットし、続
くステップS13でMモードかどうかの判別を行う。M
モードでなければステップS15へ進み、Mモードであ
ればステップS14へ進み、シャッター速度の点滅もセ
ットする。
【0015】ステップS15において、ステップS8〜
ステップS14の過程で発生した表示信号を表示器5へ
転送しステップS7における演算結果に基づく表示駆動
制御を行う。一連の処理を終了すると、ステップS1に
戻り処理を繰り返す。
ステップS14の過程で発生した表示信号を表示器5へ
転送しステップS7における演算結果に基づく表示駆動
制御を行う。一連の処理を終了すると、ステップS1に
戻り処理を繰り返す。
【0016】図3は、本発明によるMCU10の割り込
み処理ルーチンのフローチャートである。図2のメイン
ルーチンの処理中に一定間隔でタイマー割り込みがかか
り、ステップS21からの処理を行う。ステップS21
において、レリーズスイッチ1のオン/オフを調べ、オ
フであればリターンして図2の処理に戻り、オンであれ
ばステップS22へ進んで一連のレリーズ処理を開始す
る。
み処理ルーチンのフローチャートである。図2のメイン
ルーチンの処理中に一定間隔でタイマー割り込みがかか
り、ステップS21からの処理を行う。ステップS21
において、レリーズスイッチ1のオン/オフを調べ、オ
フであればリターンして図2の処理に戻り、オンであれ
ばステップS22へ進んで一連のレリーズ処理を開始す
る。
【0017】レリーズシーケンスに入ると、ステップS
22において、モータ駆動回路8を駆動しミラーアップ
動作を行う。この間、絞り制御回路6を駆動して絞り制
御も行う。ステップS23において、シャッター制御回
路7を駆動して図2のステップS7で求めたシャッター
速度に制御する。ステップS24で、モータ駆動回路8
を駆動してミラーダウン動作を行う。ステップS25に
おいて、オートブラケティング撮影モードスイッチ2の
オン/オフを調べ、オフであれば即リターンし、オンで
あればステップS26へ進み、オートブラケティング撮
影モード時の変数Nのカウントアップを行う。ステップ
S27で変数Nの判別を行い、3より小さければそのま
まリターンし、3であればステップS28へ進んで変数
Nを0にしてリターンする。よって、オートブラケティ
ング撮影モードが設定されている時にレリーズ処理が行
われると、変数Nはカウントアップし、3になると0に
戻る。これは、1段アンダー、適正値、1段オーバーの
3駒の撮影を行わせるために、(2)〜(4)式、ある
いは、(5)〜(8)式を満足させるための処理であ
る。いずれの場合もリターンすれば、図2のメインルー
チンの処理に戻る。
22において、モータ駆動回路8を駆動しミラーアップ
動作を行う。この間、絞り制御回路6を駆動して絞り制
御も行う。ステップS23において、シャッター制御回
路7を駆動して図2のステップS7で求めたシャッター
速度に制御する。ステップS24で、モータ駆動回路8
を駆動してミラーダウン動作を行う。ステップS25に
おいて、オートブラケティング撮影モードスイッチ2の
オン/オフを調べ、オフであれば即リターンし、オンで
あればステップS26へ進み、オートブラケティング撮
影モード時の変数Nのカウントアップを行う。ステップ
S27で変数Nの判別を行い、3より小さければそのま
まリターンし、3であればステップS28へ進んで変数
Nを0にしてリターンする。よって、オートブラケティ
ング撮影モードが設定されている時にレリーズ処理が行
われると、変数Nはカウントアップし、3になると0に
戻る。これは、1段アンダー、適正値、1段オーバーの
3駒の撮影を行わせるために、(2)〜(4)式、ある
いは、(5)〜(8)式を満足させるための処理であ
る。いずれの場合もリターンすれば、図2のメインルー
チンの処理に戻る。
【0018】図4は、本発明によるマニュアル露出制御
モードの表示形態を説明するための図である。Mモード
でシャッター速度が1/250、絞りが5.6の場合で
説明する。図4(a)は、オートブラケティング撮影モ
ードが設定されていない時の表示である。図2のステッ
プS8によりモード表示「M」を、ステップS9により
設定シャッター速度表示「250」、絞り表示「F5.
6」を表示している。図2のステップS10により、
「BKT」表示の消灯とシャッター速度点滅の解除が行
われ、ステップS11からステップS15へジャンプす
るので、「BKT」表示は消灯したままであり、シャッ
ター速度表示部は点滅しない。
モードの表示形態を説明するための図である。Mモード
でシャッター速度が1/250、絞りが5.6の場合で
説明する。図4(a)は、オートブラケティング撮影モ
ードが設定されていない時の表示である。図2のステッ
プS8によりモード表示「M」を、ステップS9により
設定シャッター速度表示「250」、絞り表示「F5.
6」を表示している。図2のステップS10により、
「BKT」表示の消灯とシャッター速度点滅の解除が行
われ、ステップS11からステップS15へジャンプす
るので、「BKT」表示は消灯したままであり、シャッ
ター速度表示部は点滅しない。
【0019】図4(b)は、オートブラケティング撮影
モードが設定され1回目のレリーズが行われるまでの表
示である。図2のステップS9において、(2)式に基
づく「500」の表示と設定値の「F5.6」の表示を
行う。オートブラケティング撮影モード設定時にはステ
ップS11からステップS12へ進んで「BKT」表示
の点滅をセットする。また、MモードなのでステップS
13からS14へ進んで、シャッター速度表示の点滅も
セットする。すると、「250」の点灯表示が「50
0」の点滅に変わるので、設定シャッター速度「25
0」からシフトしていることがわかる。また、「BK
T」の点滅により、オートブラケティング制御に移行し
ていることもわかる。レリーズが行われるごとに、ステ
ップS26により、変数Nがカウントアップすると、同
様な処理において、図4(c)に示すように、(3)式
に基づく「250」と「BKT」点滅が行われる。同様
に、さらにレリーズされると図4(d)に示すように、
(4)式に基づく「125」と「BKT」の点滅が行わ
れる。さらにレリーズされた場合には、Nが3になる
が、その場合には、ステップS27からステップS28
に進んで0となり、図4(b)の表示に戻る。ここで、
オートブラケティング撮影モードを解除し、スイッチ2
がオフすると、図4(a)の表示に戻る。
モードが設定され1回目のレリーズが行われるまでの表
示である。図2のステップS9において、(2)式に基
づく「500」の表示と設定値の「F5.6」の表示を
行う。オートブラケティング撮影モード設定時にはステ
ップS11からステップS12へ進んで「BKT」表示
の点滅をセットする。また、MモードなのでステップS
13からS14へ進んで、シャッター速度表示の点滅も
セットする。すると、「250」の点灯表示が「50
0」の点滅に変わるので、設定シャッター速度「25
0」からシフトしていることがわかる。また、「BK
T」の点滅により、オートブラケティング制御に移行し
ていることもわかる。レリーズが行われるごとに、ステ
ップS26により、変数Nがカウントアップすると、同
様な処理において、図4(c)に示すように、(3)式
に基づく「250」と「BKT」点滅が行われる。同様
に、さらにレリーズされると図4(d)に示すように、
(4)式に基づく「125」と「BKT」の点滅が行わ
れる。さらにレリーズされた場合には、Nが3になる
が、その場合には、ステップS27からステップS28
に進んで0となり、図4(b)の表示に戻る。ここで、
オートブラケティング撮影モードを解除し、スイッチ2
がオフすると、図4(a)の表示に戻る。
【0020】図5は、本発明による絞り優先モード(以
下、Aモードと呼ぶ)の表示形態を説明するための図で
ある。絞りが5.6に設定されている場合を例に上げて
説明する。図5(a)は、オートブラケティング撮影モ
ード非設定時の表示である。図2のステップS8により
モード表示「A」を、ステップS9により設定絞り表示
「F5.6」とステップS7の演算結果に基づくシャッ
ター速度表示「250」を表示している。ステップS1
0により、「BKT」表示の消灯とシャッター速度点滅
の解除が行われ、ステップS11からS15へジャンプ
するので、「BKT」表示は消灯したままであり、シャ
ッター速度表示部は点滅しない。
下、Aモードと呼ぶ)の表示形態を説明するための図で
ある。絞りが5.6に設定されている場合を例に上げて
説明する。図5(a)は、オートブラケティング撮影モ
ード非設定時の表示である。図2のステップS8により
モード表示「A」を、ステップS9により設定絞り表示
「F5.6」とステップS7の演算結果に基づくシャッ
ター速度表示「250」を表示している。ステップS1
0により、「BKT」表示の消灯とシャッター速度点滅
の解除が行われ、ステップS11からS15へジャンプ
するので、「BKT」表示は消灯したままであり、シャ
ッター速度表示部は点滅しない。
【0021】図5(b)は、オートブラケティング撮影
モードが設定され1回目のレリーズが行われるまでの表
示である。ステップS9において、設定値の「F5.
6」と(6)式に基づいた演算がステップS7で行われ
「500」の表示をセットする。オートブラケティング
撮影モード設定時には、ステップS11からS12へ進
んで「BKT」表示の点滅をセットする。また、Mモー
ドではないのでステップS13からS15へ進んで、シ
ャッター速度表示の点滅をセットしない。図5(a)に
比べ、「BKT」の点滅によってオートブラケティング
制御に移行していることもわかる。また、「250」の
点灯表示が「500」に変わっているが、もともとシャ
ッター速度は変化するモードなので特にシャッター速度
の点滅は必要ない。レリーズが行われるごとに、ステッ
プS26で変数Nがカウントアップすると、同様な処理
において、図5(c)に示すように(7)式に基づく
「250」表示と「BKT」点滅が行われる。同様に、
さらにレリーズされると、図5(d)に示すように
(8)に基づく「125」の表示と「BKT」の点滅が
行われる。さらにレリーズされた場合には、Nが3にな
るが、その場合には、ステップS27からS28に進ん
で0となり、図5(b)の表示に戻る。ここで、オート
ブラケティング撮影モードを解除し、スイッチ2がオフ
すると図5(a)の表示に戻る。
モードが設定され1回目のレリーズが行われるまでの表
示である。ステップS9において、設定値の「F5.
6」と(6)式に基づいた演算がステップS7で行われ
「500」の表示をセットする。オートブラケティング
撮影モード設定時には、ステップS11からS12へ進
んで「BKT」表示の点滅をセットする。また、Mモー
ドではないのでステップS13からS15へ進んで、シ
ャッター速度表示の点滅をセットしない。図5(a)に
比べ、「BKT」の点滅によってオートブラケティング
制御に移行していることもわかる。また、「250」の
点灯表示が「500」に変わっているが、もともとシャ
ッター速度は変化するモードなので特にシャッター速度
の点滅は必要ない。レリーズが行われるごとに、ステッ
プS26で変数Nがカウントアップすると、同様な処理
において、図5(c)に示すように(7)式に基づく
「250」表示と「BKT」点滅が行われる。同様に、
さらにレリーズされると、図5(d)に示すように
(8)に基づく「125」の表示と「BKT」の点滅が
行われる。さらにレリーズされた場合には、Nが3にな
るが、その場合には、ステップS27からS28に進ん
で0となり、図5(b)の表示に戻る。ここで、オート
ブラケティング撮影モードを解除し、スイッチ2がオフ
すると図5(a)の表示に戻る。
【0022】図6は、本発明によるシャッター速度優先
モード(以下、Sモードと呼ぶ)の表示形態を説明する
ための図である。シャッター速度が1/250に設定さ
れている場合を例に上げて説明する。処理の流れは図5
のAモードの場合と同一である。露出制御モードがSモ
ードになり、オートブラケティング撮影モード非設定時
の表示が図6(a)で、オートブラケティング撮影モー
ドが設定されたときには、図6(b)〜(d)に示すよ
うになる。設定値は「250」のままであるが、(6)
〜(8)式に応じて絞り表示が「F8」、「F5.
6」、「F4」と変化し、「BKT」表示のみが点滅す
る。このとき、設定シャッター速度は変化しないのでシ
ャッター速度表示は点滅しない。絞りが変化するがもと
もとSモードは絞りが変化するモードなので絞り表示の
点滅もしない。
モード(以下、Sモードと呼ぶ)の表示形態を説明する
ための図である。シャッター速度が1/250に設定さ
れている場合を例に上げて説明する。処理の流れは図5
のAモードの場合と同一である。露出制御モードがSモ
ードになり、オートブラケティング撮影モード非設定時
の表示が図6(a)で、オートブラケティング撮影モー
ドが設定されたときには、図6(b)〜(d)に示すよ
うになる。設定値は「250」のままであるが、(6)
〜(8)式に応じて絞り表示が「F8」、「F5.
6」、「F4」と変化し、「BKT」表示のみが点滅す
る。このとき、設定シャッター速度は変化しないのでシ
ャッター速度表示は点滅しない。絞りが変化するがもと
もとSモードは絞りが変化するモードなので絞り表示の
点滅もしない。
【0023】図7は、本発明によるプログラムモード
(以下、Pモードと呼ぶ)の表示形態を説明するための
図である。処理の流れは図5や図6のAモードやSモー
ドの場合と同一である。露出制御モードがPモードにな
り、オートブラケティング撮影モード非設定時の表示が
図7(a)でオートブラケティング撮影モードが設定さ
れたときには、(6)〜(8)式の変化が、シャッター
速度と絞り値に1/2づつ働き、図7(b)〜(d)に
示すように、シャッター速度と絞り値が「350 F
6.7」、「250F5.6」、「180 F4.8」
と変化し、「BKT」表示のみが点滅する。元々シャッ
ター速度も絞り値も変化するモードなのでシャッター速
度や絞り表示の点滅はない。
(以下、Pモードと呼ぶ)の表示形態を説明するための
図である。処理の流れは図5や図6のAモードやSモー
ドの場合と同一である。露出制御モードがPモードにな
り、オートブラケティング撮影モード非設定時の表示が
図7(a)でオートブラケティング撮影モードが設定さ
れたときには、(6)〜(8)式の変化が、シャッター
速度と絞り値に1/2づつ働き、図7(b)〜(d)に
示すように、シャッター速度と絞り値が「350 F
6.7」、「250F5.6」、「180 F4.8」
と変化し、「BKT」表示のみが点滅する。元々シャッ
ター速度も絞り値も変化するモードなのでシャッター速
度や絞り表示の点滅はない。
【0024】このように、マニュアル露出撮影モードに
おけるオートブラケティング撮影時に、シャッター速度
の設定値表示を点滅させるようにしたので、オートブラ
ケティング撮影中にシャッター速度の表示値が最初に設
定した値から変化しても設定を間違えたと誤認したり、
違和感を感じることがない。
おけるオートブラケティング撮影時に、シャッター速度
の設定値表示を点滅させるようにしたので、オートブラ
ケティング撮影中にシャッター速度の表示値が最初に設
定した値から変化しても設定を間違えたと誤認したり、
違和感を感じることがない。
【0025】なお、上述した実施例ではマニュアル露出
撮影モードにおけるオートブラケティング撮影時に撮影
ごとにシャッター速度が変化する例を示したが、絞りを
変化させてもよく、その場合は絞り表示を点滅させれば
よい。また、シャッター速度および絞りの両方を変化さ
せてもよく、その場合は両方の表示を点滅させればよ
い。
撮影モードにおけるオートブラケティング撮影時に撮影
ごとにシャッター速度が変化する例を示したが、絞りを
変化させてもよく、その場合は絞り表示を点滅させれば
よい。また、シャッター速度および絞りの両方を変化さ
せてもよく、その場合は両方の表示を点滅させればよ
い。
【0026】以上の実施例の構成において、表示器5が
表示手段を、設定器4が第1の設定手段を、スイッチ2
が第2の設定手段を、マイクロコンピュータ10が表示
制御手段をそれぞれ構成する。
表示手段を、設定器4が第1の設定手段を、スイッチ2
が第2の設定手段を、マイクロコンピュータ10が表示
制御手段をそれぞれ構成する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ニュアル露出撮影モードにおけるオートブラケティング
撮影時に露出値表示を点滅させるようにしたので、オー
トブラケティング撮影中に露出表示値が最初に設定した
値から変化しても設定を間違えたと誤認したり、違和感
を感じることがない。
ニュアル露出撮影モードにおけるオートブラケティング
撮影時に露出値表示を点滅させるようにしたので、オー
トブラケティング撮影中に露出表示値が最初に設定した
値から変化しても設定を間違えたと誤認したり、違和感
を感じることがない。
【図1】一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】表示制御メインプログラムを示すフローチャー
ト。
ト。
【図3】タイマー割り込みルーチンを示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】マニュアル露出撮影モード時の表示器の表示例
を示す図。
を示す図。
【図5】絞り優先撮影モード時の表示器の表示例を示す
図。
図。
【図6】シャッター速度優先撮影モード時の表示器の表
示例を示す図。
示例を示す図。
【図7】プログラム撮影モード時の表示器の表示例を示
す図。
す図。
1 レリーズスイッチ 2 オートブラケティング撮影モードスイッチ 3 測光回路 4 設定器 5 表示器 6 絞り制御回路 7 シャッター制御回路 8 モータ駆動回路 10 マイクロコンピュータ(MCU)
Claims (1)
- 【請求項1】 露出値を表示する表示手段と、 マニュアル露出撮影モードを設定する第1の設定手段
と、 露出を段階的に変えて複数駒の撮影を行うオートブラケ
ティング撮影モードを設定する第2の設定手段と、 前記第1の設定手段でマニュアル露出撮影モードが設定
され、且つ前記第2の設定手段でオートブラケティング
撮影モードが設定されると、前記表示手段の露出値表示
を点滅させる表示制御手段とを備えることを特徴とする
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4220452A JPH0667279A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4220452A JPH0667279A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667279A true JPH0667279A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16751342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4220452A Pending JPH0667279A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667279A (ja) |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP4220452A patent/JPH0667279A/ja active Pending
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