JPH0659304A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0659304A
JPH0659304A JP4212904A JP21290492A JPH0659304A JP H0659304 A JPH0659304 A JP H0659304A JP 4212904 A JP4212904 A JP 4212904A JP 21290492 A JP21290492 A JP 21290492A JP H0659304 A JPH0659304 A JP H0659304A
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JP
Japan
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auto
mode
bracketing
correction amount
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Pending
Application number
JP4212904A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モード切換操作を最小限に減らすとともに、
従来の表示器で各モードの設定の有無を把握できるよう
にする。 【構成】 モード設定操作部材101の操作に応じてオ
−トブラケティングモードを設定するモード設定手段1
02と、枚数設定操作部材103の操作に応じて撮影枚
数を設定する枚数設定手段104と、補正量設定操作部
材105の操作に応答して補正量を設定する補正量設定
手段106と、オ−トブラケティングモード設定時に、
上記各手段102,104の出力に基づいてオ−トブラ
ケティング撮影を行うオ−トブラケティング撮影手段1
07を備えたカメラにおいて、オ−トブラケティングモ
ード時に、判定手段109が撮影枚数または補正量が所
定の値に設定されていると判定した場合には、オ−トシ
フト撮影手段108によりオ−トシフト撮影を行わしめ
る制御手段110とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オ−トブラケティング
撮影とオ−トシフト撮影の双方が可能なカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】設定された補正量だけ露出値を順次に変
化させつつ設定された枚数の撮影を行うオ−トブラケテ
ィング撮影が知られている。このオ−トブラケティング
撮影によれば、予め撮影枚数および補正量を設定してお
けば、その後は面倒な操作を行わずに異なる露出値で同
一の被写体を複数枚撮影することができる。一方、露出
値そのものは変化させずに絞り値とシャッタ秒時とをそ
れぞれ所定量だけ順次に変化させつつ所定枚数の撮影を
行うオ−トシフト撮影が知られている。このオ−トシフ
ト撮影によれば、絞り値やシャッタ秒時の変化によって
ぼけ効果や被写体ブレの程度が異なる複数枚の写真を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記オ−ト
ブラケティング撮影とオ−トシフト撮影の双方を可能と
したカメラを想定すると、例えばモード設定操作部材の
操作のたびにオ−トブラケティングモード→オ−トシフ
トモード→通常撮影モード→オ−トブラケティングモー
ド…の順でサイクリックにモード切換を行うようにする
方式が考えられる。
【0004】しかしながら、この方式ではモード切換操
作が煩雑になるという欠点がある。すなわち、例えば通
常撮影モードからオ−トシフトモードに切換えるとき、
あるいはオ−トシフトモードからオ−トブラケティング
モードに切換えるときには、モード設定操作部材を必ず
2回操作しなければならない。またオ−トブラケティン
グモードからオ−トシフトモードに切換える際にもモー
ド設定操作部材を1回操作しなければならない。
【0005】一方、液晶表示装置などにモード設定状況
や撮影枚数,補正量を表示するようにした場合には、撮
影枚数表示部と補正量表示部の他に、少なくともオ−ト
ブラケティングモード設定表示部とオ−トシフトモード
設定表示部の2つの表示部が必要となる。このため、例
えばオ−トブラケティング撮影のみが可能なカメラで用
いられる表示器をそのまま使用することはできず、新た
な表示器を製作しなければならないのでコストアップと
なる。
【0006】本発明の目的は、オ−トブラケティング撮
影とオ−トシフト撮影の双方が可能なものにおいて、モ
ード切換操作を最小限に減らすとともに、従来の表示器
で各モードの設定の有無を把握できるようにしたカメラ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により説明すると、本発明は、モード設定操作部材1
01の操作に応じてオ−トブラケティングモードを設定
するモード設定手段102と、枚数設定操作部材103
の操作に応じて撮影枚数を設定する枚数設定手段104
と、補正量設定操作部材105の操作に応じて補正量を
設定する補正量設定手段106と、オ−トブラケティン
グモード設定時に、設定された補正量だけ露出値を順次
に変化させつつ設定された撮影枚数の撮影を行うオ−ト
ブラケティング撮影手段107とを備えたカメラに適用
される。そして、露出値を変化させずに絞り値とシャッ
タ秒時とをそれぞれ所定量だけ順次に変化させつつ所定
枚数の撮影を行うオ−トシフト撮影手段108と、オ−
トブラケティングモード設定時に、撮影枚数または補正
量が所定の値(例えばゼロ)に設定されているか否かを
判定する判定手段109と、判定手段109が撮影枚数
または補正量が所定の値に設定されていると判定した場
合には、オ−トブラケティング撮影手段107の作動を
禁止してオ−トシフト撮影手段108を作動せしめる制
御手段110とを具備し、これにより上記問題点を解決
する。特に請求項2の発明は、撮影枚数が所定の値に設
定されていると判定された場合には、オ−トシフト撮影
時に絞り値とシャッタ秒時とをそれぞれ設定された補正
量に応じて順次に変化させつつ所定枚数の撮影を行うよ
うにしたものである。また請求項3の発明は、補正量が
所定の値に設定されていると判定された場合には、オ−
トシフト撮影時に絞り値とシャッタ秒時とをそれぞれ所
定量だけ順次に変化させつつ設定された撮影枚数の撮影
を行うようにしたものである。請求項4の発明は、請求
項1とは逆に、撮影枚数および補正量が共に所定の値以
外の場合にはオ−トシフト撮影手段を作動させ、撮影枚
数または補正量が所定の値の場合にはオ−トブラケティ
ング撮影手段を作動させるようにしたものである。
【0008】
【作用】
(1)請求項1の発明 オ−トブラケティングモード設定時に撮影枚数または補
正量が所定の値に設定されている場合には、オ−トシフ
ト撮影手段108が作動し、露出値を変化させずに絞り
値とシャッタ秒時とをそれぞれ所定量だけ順次に変化さ
せつつ所定枚数の撮影が行われる。すなわち、オ−トブ
ラケティングモード設定時にモード切換操作を行わずに
オ−トシフト撮影が行える。 (1)請求項4の発明 オ−トシフト撮影モード設定時に撮影枚数または補正量
が所定の値に設定されている場合には、オ−トブラケテ
ィング撮影手段107が作動し、所定の補正量だけ露出
値を順次に変化させつつ所定枚数の撮影が行われる。す
なわち、オ−トシフトモード設定時にモード切換操作を
行わずにオ−トブラケティング撮影が行える。
【0009】
【実施例】図2〜図4により本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明に係るカメラのブロック図である。1
1はカメラ全体のシーケンスを制御する制御回路であ
り、この制御回路11には以下に示す各装置やスイッチ
類が接続されている。12は、例えば装填されたフィル
ムカ−トリッジのDXコードからフィルム感度Svを検
出して設定するフィルム感度設定装置、13は被写体の
輝度Bvを検出する被写体輝度検出装置、14はオ−ト
ブラケティングモードあるいはオ−トシフトモードの設
定の有無や、その撮影枚数Nおよび露出補正量(以下、
補正ステップと呼ぶ)Xなどを表示する液晶表示装置な
どの表示装置である。15はシャッタや絞りから成る露
出制御装置、16はフィルムの巻上げを行う巻上げ装
置、17はフィルムの巻戻しを行う巻戻し装置、18
は、例えばフィルムの移動に追従して回転するロ−ラの
回転量からフィルム移動量を算出する移動量検出装置で
ある。
【0010】SW1はオ−トブラケティング(オ−トシ
フト)モードを設定/解除するためのセットスイッチで
あり、不図示のセット釦の押し下げによりオンし、押し
下げの解除によりオフする。SW2は撮影枚数Nを設定
するための枚数設定スイッチであり、不図示の枚数設定
釦の押し下げによりオンし、押し下げの解除によりオフ
する。SW3は補正ステップXを設定するための補正ス
テップ設定スイッチであり、不図示の補正ステップ設定
釦の押し下げによりオンし、押し下げの解除によりオフ
する。SW4は撮影動作の開始を指令するレリーズスイ
ッチであり、不図示のレリーズ釦の押し下げによりオン
し、押し下げの解除によりオフする。
【0011】次に、図3および図4のフローチャートに
基づいて上記制御回路11による制御の手順を説明す
る。フィルムの第1駒目がアパ−チャと対向すると図3
のプログラムが起動され、まずステップS1で初期設定
を行う。すなわち、設定フラグSを零リセットするとと
もに、撮影枚数Nを3に、補正ステップXを0.5にそ
れぞれ設定する。ここで設定フラグSは、オ−トブラケ
ティング(オ−トシフト)モードが設定されると「1」
に設定されるものである。
【0012】ステップS2ではカウント値nを「1」に
設定する。このカウント値nは、一連のオ−トブラケテ
ィング撮影またはオ−トシフト撮影における何駒目の撮
影駒かを示すものである。ステップS3は設定の変更等
を行うキー処理Aであり、図4にその詳細が示される。
【0013】図4において、ステップS31ではセット
スイッチSW1がオフからオンされたか否か(セット釦
が押し下げられたか否か)を判定する。ステップS31
が肯定されるとステップS32に進み、フラグSが
「0」と判定されると「1」に設定してオ−トブラケテ
ィングモードを設定し(ステップS33)、フラグSが
「1」と判定されると「0」に設定してオ−トブラケテ
ィング(オ−トシフト)モードを解除する(ステップS
34)。
【0014】その後、ステップS35では表示装置14
を介して、オ−トブラケティング(オ−トシフト)モー
ドの設定/解除状況を表示せしめる。本実施例では、オ
−トブラケティング(オ−トシフト)モード設定時(フ
ラグSが「1」のとき)には、「SET」から成る文字
を表示装置14上に点灯し、オ−トブラケティング(オ
−トシフト)モード解除時(通常撮影モード設定時であ
り、フラグSが「0」のとき)には、上記文字を消灯す
る。またここでは、撮影枚数Nおよび補正ステップXの
値も表示装置14上に表示させる。ステップS35の後
は、図3の処理にリターンする。
【0015】一方、上記ステップS31が否定されると
ステップS36に進み、枚数設定スイッチSW2がオフ
からオンしたか否かを判定する。ステップS36が肯定
されるとステップS37に進み、撮影枚数Nが「9」で
あればステップS38で「0」とし、「9」以外であれ
ばステップS39に進む。ステップS39でNが「0」
と判定されるとステップS40で「3」に設定し、
「0」でなければステップS41でNを「2」だけ歩進
する。すなわち撮影枚数Nは、枚数設定スイッチSW2
のオンごとに、3→5→7→9→0→3→…の順でサイ
クリックに切換わることになる。ステップS38,S4
0,S41の後は上記ステップS35の表示処理に進
む。
【0016】またステップS36が否定されるとステッ
プS42に進み、補正ステップ設定スイッチSW3がオ
フからオンされたか否かを判定する。ステップS42が
否定されるとステップS35に進み、肯定されるとステ
ップS43に進む。ステップS43で補正ステップXが
「2」と判定されると、ステップS44でXを0.5に
設定し、「2」以外の場合にはステップS45でXを
「0.5」だけ歩進する。すなわち補正ステップXは、
補正ステップ設定スイッチSW3のオンごとに、0.5
→1→1.5→2→0.5→…の順でサイクリックに切
換わることになる。ステップS44,S45の後は上記
ステップS35の表示処理に進む。
【0017】その後、図3のステップS4でレリーズス
イッチSW4がオフと判定されるとステップS3に戻
り、オンと判定されるとステップS5に進む。ステップ
S5でS=1でない、つまりオ−トブラケティング(オ
−トシフト)モードが設定されていないと判定されると
ステップS6以下の通常撮影処理を行う。
【0018】まずステップS6では、フィルム感度設定
装置12で設定されたフィルム感度Svと、被写体輝度
検出装置13で検出された被写体輝度Bvとに基づいて
露出演算を行い、 Ev=Bv+Sv ・・・(1) により露出値Evを求めるとともに、 Ev=Tv+Av ・・・(2) に従ってシャッタ秒時Tvおよび絞り値Avを求める。
ここで、上記Sv,Bv,Ev,Tv,Avはアペック
ス値である。
【0019】ステップS7では、上記演算されたシャッ
タ秒時Tvおよび絞り値Avに基づいて露出制御装置1
5を駆動して撮影(露光)を行い、次いでステップS8
で巻上げ装置16によりフィルムを1駒分巻上げる。ス
テップS9では、移動量検出装置18で検出されたフィ
ルム移動量が1駒分未満か否かによりフィルム終端か否
かを判定する。終端でなければステップS3に戻り、終
端であればステップS10で巻戻し装置17によりフィ
ルムを巻戻して処理を終了させる。
【0020】一方、ステップS5でフラグSが「1」と
判定されると、オ−トブラケティング(オ−トシフト)
モードが設定されていると判断してステップS11に進
み、撮影枚数Nが「0」か否かを判定する。「0」以外
と判定されると、ステップS19以下のオ−トブラケテ
ィング撮影処理を行う。
【0021】まずステップS19ではオ−トブラケティ
ング撮影のための露出演算を行う。すなわち、上述した
被写体輝度Bv,フィルム感度Sv,撮影枚数N,補正
ステップXおよびカウント値nを用いて、 Ev=Bv+Sv+((N+1)/2−n)・X ・・・(3) により露出値Evを演算するとともに、このEvから上
記(2)式を用いてシャッタ秒時Tvおよび絞り値Av
を求める。ステップS20では上記Tv,Avを用いて
撮影を行い、ステップS21ではフィルムを1駒分巻上
げ、ステップS22でフィルム終端と判定されるとステ
ップS10に進み、終端でないと判定されるとステップ
S23に進む。ステップS23ではカウント値nが撮影
枚数Nに達したか否かを判定し、肯定されると、一連の
オ−トブラケティング撮影が完了したと判断してステッ
プS2に戻り、否定されるとステップS24でnを
「1」だけ歩進してステップS3に戻る。
【0022】また、上記ステップS11で撮影枚数が
「0」に設定されていると判定されると、ステップS1
2以下のオ−トシフト撮影処理を行う。まずステップS
12で撮影枚数Mを「3」に設定し、次いでステップS
13においてオ−トシフト撮影のための露出演算を行
う。すなわち、上記(1)式を用いて露出値Evを演算
するとともに、この露出値Ev,撮影枚数M,補正ステ
ップXおよびカウント値nを用いて、 Tv=Ev/2+((M+1)/2−n)・X ・・・(4) Av=Ev/2−((M+1)/2−n)・X ・・・(5) によりシャッタ秒時Tvおよび絞り値Avを求める。ス
テップS14では上記Tv,Avを用いて撮影を行い、
ステップS15ではフィルムを1駒分巻上げ、ステップ
S16でフィルム終端と判定されるとステップS10に
進み、終端でないと判定されるとステップS17に進
む。ステップS17ではカウント値nが撮影枚数Mに達
したか否かを判定し、肯定されると、一連のオ−トシフ
ト撮影が完了したと判断してステップS2に戻り、否定
されるとステップS24でnを「1」だけ歩進してステ
ップS3に戻る。
【0023】以上が制御回路11による制御の手順であ
る。この手順によれば、オ−トブラケティング(オ−ト
シフト)モード設定時に撮影枚数Nがゼロ以外に設定さ
れた場合には、上記(3),(2)式に従って絞り値A
vおよびシャッタ秒時Tvが演算されてオ−トブラケテ
ィング撮影が行われる。すなわち、最初のレリーズ釦オ
ン時には最も露出アンダーの露出値で撮影が行われ、そ
の後はレリーズ釦の操作ごとに補正ステップXだけ露出
値を順次に変化させつつ撮影が行われ、N枚目の撮影が
終了すると、一連のオ−トブラケティング撮影が完了す
る。
【0024】一方、オ−トブラケティング(オ−トシフ
ト)モード設定時に撮影枚数Nがゼロに設定された場合
には、上記(1),(4),(5)式に従って演算され
る絞り値Avおよびシャッタ秒時Tvで3回の撮影を行
うオ−トシフト撮影が行われる。すなわち、最初のレリ
ーズ釦オン時には最も高速のシャッタ秒時かつ最も開放
側の絞り値で撮影が行われ、2回目のレリーズ釦オン時
には、補正ステップXだけ低速のシャッタ秒時かつ補正
ステップXだけ絞り込んだ絞り値で撮影が行われ、3回
目は更に補正ステップXだけ低速のシャッタ秒時かつ絞
り込んだ絞り値で撮影が行われる。この場合は、シャッ
タが低速になった分だけ絞りが絞り込まれるので、露出
値Evそのものは変化しない。
【0025】以上によれば、通常撮影モード設定時にセ
ット釦を1回操作し(モード切換操作を1回行い)、そ
の後に撮影枚数設定操作および補正ステップ設定操作を
適宜行えば、オ−トブラケティング撮影およびオ−トシ
フト撮影のうち好みの撮影を行える。またオ−トブラケ
ティング撮影を行った後にオ−トシフト撮影を行う場
合、あるいはその逆の場合には、セット釦を操作する
(モード切換操作を行う)必要はない。
【0026】さらに、上述の如く表示装置14にモード
設定状況や撮影枚数,補正量を表示するようにした場合
には、撮影枚数表示部と補正量表示部の他に、例えば上
述した「SET」などの文字を点灯/消灯するだけでい
ずれのモードが設定されているかを把握することができ
る。すなわち、「SET」の文字が点灯し、かつ撮影枚
数がゼロ以外ならばオ−トブラケティングモード、「S
ET」の文字が点灯し、かつ撮影枚数がゼロならばオ−
トシフトモード、「SET」の文字が消灯していれば通
常撮影モードと判断できる。
【0027】以上の実施例の構成において、セットスイ
ッチSW1がモード設定操作部材101を、枚数設定ス
イッチSW2が枚数設定操作部材103を、補正ステッ
プ設定スイッチSW3が補正量設定操作部材105を、
制御回路11,フィルム感度設定装置12,被写体輝度
検出装置13および露出制御装置15がオ−トブラケテ
ィング撮影手段107およびオ−トシフト撮影手段10
8を、制御回路11がモード設定手段102,枚数設定
手段104,判定手段109および制御手段110をそ
れぞれ構成する。
【0028】なお、オ−トシフト撮影時の撮影枚数は3
枚に限定されない。また上述とは逆に、撮影枚数Nがゼ
ロ以外のときにはオ−トシフト撮影を行い、撮影枚数N
がゼロのときにはオ−トブラケティング撮影を行うよう
構成してもよい。これを実現するには、上記図3のステ
ップS13とS19とを入れ替えるだけでよい。
【0029】以上の実施例では、オ−トブラケティング
モード設定時に撮影枚数Nがゼロに設定されるとオ−ト
シフト撮影を行うようにしたが、次に、補正ステップX
がゼロに設定されたときにオ−トシフト撮影を行うよう
にした実施例を図5および図6により説明する。なお、
図3,図4と同様なステップには同一のステップ番号を
付し、相違点のみ説明する。
【0030】図5において、ステップS51では、上述
のキー処理Aに代えてキー処理Bを行う。これは図6に
示されるように、上記図4のステップS38〜S41に
代えてステップS61,S62を設けるとともに、ステ
ップS44をステップS63に変更したものである。す
なわち本実施例では、撮影枚数Nにゼロはなく、枚数設
定スイッチSW2の操作ごとに撮影枚数Nが3→5→7
→9→3→…の順でサイクリックに切換わる。また補正
ステップXはゼロが設定可能とされ、補正ステップ設定
スイッチSW3のオンごとに、補正ステップXが0.5
→1→1.5→2→0→0.5→…の順でサイクリック
に切換わる。
【0031】一方、図5のステップS5でS=1と判定
されると、ステップS52で補正ステップXがゼロか否
かを判定する。ステップS52が否定されると上述した
ステップS19に進み、肯定されるとステップS53に
進む。ステップS53では、補正ステップYを「1」に
設定し、次いでステップS54でオ−トシフト撮影のた
めの露出演算を行う。すなわち、上記(1)式を用いて
露出値Evを演算するとともに、この露出値Ev,撮影
枚数N,補正ステップYおよびカウント値nを用いて、 Tv=Ev/2+((N+1)/2−n)・Y ・・・(6) Av=Ev/2−((N+1)/2−n)・Y ・・・(7) によりシャッタ秒時Tvおよび絞り値Avを演算する。
ステップS55では上記Tv,Avを用いて撮影を行
い、その後、ステップS21に進む。
【0032】以上の手順によれば、オ−トブラケティン
グ(オ−トシフト)モード設定時に補正ステップXがゼ
ロ以外に設定された場合には、上述と同様にオ−トブラ
ケティング撮影が行われ、一方、オ−トブラケティング
(オ−トシフト)モード設定時に補正ステップXがゼロ
に設定された場合には、上記(1),(6),(7)式
に従って演算される絞り値Avおよびシャッタ秒時Tv
で補正ステップが「1」のオ−トシフト撮影が行われ
る。すなわち、最初のレリーズ釦オン時には最も高速の
シャッタ秒時かつ最も開放側の絞り値で撮影が行われ、
2回目以降は、「1」づつシャッタ秒時を低速にかつ絞
りを絞り込んでN回の撮影が行われる。
【0033】この場合にも通常撮影モード設定時にセッ
ト釦を1回操作し、その後に撮影枚数設定操作および補
正ステップ設定操作を行えば、オ−トブラケティング撮
影およびオ−トシフト撮影のうち好みの撮影を行える。
またオ−トブラケティング撮影を行った後にオ−トシフ
ト撮影を行う場合、あるいはその逆の場合には、セット
釦を操作する必要はない。さらに、上述と同様に、「S
ET」の文字を点灯/消灯するだけでいずれのモードが
設定されているかを把握できる。
【0034】なお、オ−トシフト撮影時の補正ステップ
Xは「1」に限定されない。また上述とは逆に、補正ス
テップXがゼロ以外のときにはオ−トシフト撮影を行
い、補正ステップXがゼロのときにはオ−トブラケティ
ング撮影を行うよう構成してもよい。これを実現するに
は、上記図5のステップS19とS54とを入れ替える
だけでよい。
【0035】さらに以上の各実施例では、撮影枚数ある
いは補正ステップがゼロか否かによりオ−トブラケティ
ング撮影かオ−トシフト撮影かを決定するようにした
が、この判断値はゼロに限定されず、例えば50や10
0などの値でもよいし、あるいは数値以外のもの(例え
ば、所定のアルファベットなど)でもよい。したがって
請求の範囲でいう「所定の値」は、数値以外のものも含
むものである。
【0036】また以上では、プッシュ釦式の操作部材を
用いてモード切換操作および撮影枚数,補正ステップの
設定操作を行うようにしたが、例えばダイアル式あるい
はスライド式の操作部材で上記切換操作や設定操作を行
うようにし、これらの操作部材を見れば設定されたモー
ドや撮影枚数,補正ステップなどが確認できるようにし
てもよい。この場合には液晶表示装置などの表示装置は
不要となる。また、例えばオ−トブラケティング(オ−
トシフト)モード設定時にはランプを点灯させ、通常撮
影モード設定時にはランプを消灯するなどして表示を行
ってもよい。さらにまた、1回のレリーズ釦の操作で一
連のオ−トブラケティング撮影あるいはオ−トシフト撮
影を連続的に行うものにも本発明を適用できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、オ−トブラケ
ティング撮影およびオ−トシフト撮影が可能なカメラに
おいて、オ−トブラケティングモード設定時に撮影枚数
または補正量が所定の値に設定されると、オ−トシフト
撮影を行うようにしたので、モード切換操作の回数を最
小限に減らすことができ、操作性の向上が図れる。加え
て、ひとつの表示部の点灯/消灯によりいずれのモード
が設定されているかを確実に把握でき、表示部を簡素化
することができる。したがって、オ−トブラケティング
モードあるいはオ−トシフトモードのみが可能なカメラ
で用いられている従来の表示器をそのまま用いることが
でき、コストダウンが図れる。また請求項4の発明によ
れば、オ−トシフトモード設定時に撮影枚数または補正
量が所定の値に設定されると、オ−トブラケティング撮
影を行うようにしたので、上述と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例に係るカメラの制御系を示す
ブロック図である。
【図3】実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】キー処理Aの詳細を示すフローチャートであ
る。
【図5】他の実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】キー処理Bの詳細を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11 制御回路 12 フィルム感度設定装置 13 被写体輝度検出装置 14 表示装置 15 露出制御装置 16 巻上装置 17 巻戻装置 18 移動量検出装置 101 モード設定操作部材 102 モード設定手段 103 枚数設定操作部材 104 枚数設定手段 105 補正量設定操作部材 106 補正量設定手段 107 オ−トブラケティング撮影手段 108 オ−トシフト撮影手段 109 判定手段 110 制御手段 SW1 セットスイッチ SW2 枚数設定スイッチ SW3 補正ステップ設定スイッチ SW4 レリーズスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モード設定操作部材の操作に応じてオ−
    トブラケティングモードを設定するモード設定手段と、 枚数設定操作部材の操作に応じて撮影枚数を設定する枚
    数設定手段と、 補正量設定操作部材の操作に応じて補正量を設定する補
    正量設定手段と、 前記オ−トブラケティングモード設定時に、前記設定さ
    れた補正量だけ露出値を順次に変化させつつ前記設定さ
    れた撮影枚数の撮影を行うオ−トブラケティング撮影手
    段とを備えたカメラにおいて、 露出値を変化させずに絞り値とシャッタ秒時とをそれぞ
    れ所定量だけ順次に変化させつつ所定枚数の撮影を行う
    オ−トシフト撮影手段と、 前記オ−トブラケティングモード設定時に、前記撮影枚
    数または補正量が所定の値に設定されているか否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段が前記撮影枚数または補正量が前記所定の
    値に設定されていると判定した場合には、前記オ−トブ
    ラケティング撮影手段の作動を禁止して前記オ−トシフ
    ト撮影手段を作動せしめる制御手段とを具備することを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記撮影枚数が前記所
    定の値に設定されていると判定された場合には、絞り値
    とシャッタ秒時とをそれぞれ前記設定された補正量に応
    じて順次に変化させつつ所定枚数の撮影を行うよう前記
    オ−トシフト手段を制御することを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記補正量が前記所定
    の値に設定されていると判定された場合には、絞り値と
    シャッタ秒時とをそれぞれ所定量だけ順次に変化させつ
    つ前記設定された撮影枚数の撮影を行うよう前記オ−ト
    シフト手段を制御することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 モード設定操作部材の操作に応じてオ−
    トシフトモードを設定するモード設定手段と、 枚数設定操作部材の操作に応じて撮影枚数を設定する枚
    数設定手段と、 補正量設定操作部材の操作に応じて補正量を設定する補
    正量設定手段と、 前記オ−トシフトモード設定時に、露出値を変化させず
    に絞り値とシャッタ秒時とをそれぞれ前記設定された補
    正量だけ順次に変化させつつ前記設定された撮影枚数の
    撮影を行うオ−トシフト撮影手段とを備えたカメラにお
    いて、 所定の補正量だけ露出値を順次に変化させつつ所定枚数
    の撮影を行うオ−トブラケティング撮影手段と、 前記オ−トシフトモード設定時に、前記撮影枚数または
    補正量が所定の値に設定されているか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段が前記撮影枚数または補正量が前記所定の
    値に設定されていると判定した場合には、前記オ−トシ
    フト撮影手段の作動を禁止して前記オ−トブラケティン
    グ撮影手段を作動せしめる制御手段とを具備することを
    特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2005067863A1 (ja) 2004-01-16 2005-07-28 Terumo Kabushiki Kaisha 包材および医療器具セット包装体
JP2015094852A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像方法及びプログラム

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