JP2000075342A - オートブラケティング撮影が可能なカメラ - Google Patents
オートブラケティング撮影が可能なカメラInfo
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- JP2000075342A JP2000075342A JP10243931A JP24393198A JP2000075342A JP 2000075342 A JP2000075342 A JP 2000075342A JP 10243931 A JP10243931 A JP 10243931A JP 24393198 A JP24393198 A JP 24393198A JP 2000075342 A JP2000075342 A JP 2000075342A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被写界の輝度状況およびフィルムラチチュー
ドに基づいて、オートブラケティング撮影における露出
量を適切に設定する。 【解決手段】 オートブラケティングモード設定時に、
所定の露出補正量づつ露出を変更しながら複数枚の撮影
を行うオートブラケティング撮影が可能なカメラにおい
て、被写界の輝度情報を検出する測光手段21〜25,
31〜35と、フィルムのラチチュード情報を取得する
ラチチュード情報取得手段17と、輝度情報とラチチュ
ード情報とに基づいてオートブラケティング撮影におけ
る露出量を決定する露出決定手段11とを具備する。
ドに基づいて、オートブラケティング撮影における露出
量を適切に設定する。 【解決手段】 オートブラケティングモード設定時に、
所定の露出補正量づつ露出を変更しながら複数枚の撮影
を行うオートブラケティング撮影が可能なカメラにおい
て、被写界の輝度情報を検出する測光手段21〜25,
31〜35と、フィルムのラチチュード情報を取得する
ラチチュード情報取得手段17と、輝度情報とラチチュ
ード情報とに基づいてオートブラケティング撮影におけ
る露出量を決定する露出決定手段11とを具備する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートブラケティン
グ撮影が可能なカメラに関し、撮影フィルムのラチチュ
ードを考慮してオートブラケティング撮影における露出
量を自動的に決定するようにしたものである。
グ撮影が可能なカメラに関し、撮影フィルムのラチチュ
ードを考慮してオートブラケティング撮影における露出
量を自動的に決定するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】所定の露出補正量づつ露出をずらしなが
ら複数枚の写真を撮影する、いわゆるオートブラケティ
ング撮影が知られている。この種のオートブラケティン
グ撮影は、通常、露出量の決定が困難な被写体に対して
行われ、撮影者は、出来上がった複数枚の露出の異なる
写真から最も気に入ったものを選択することができる。
ら複数枚の写真を撮影する、いわゆるオートブラケティ
ング撮影が知られている。この種のオートブラケティン
グ撮影は、通常、露出量の決定が困難な被写体に対して
行われ、撮影者は、出来上がった複数枚の露出の異なる
写真から最も気に入ったものを選択することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オートブラケ
ティング撮影時の露出補正量がフィルムのラチチュード
の範囲内であった場合、露出をずらしたにも拘わらず出
来上がった写真では露出が全く同じになるという不都合
が起こり得る(特にネガフィルムを用いた場合に顕著に
起こる)。そこで本出願人は、露出補正量とフィルムラ
チチュードとを比較し、その比較結果を表示手段にて表
示したり、オートブラケティング撮影を禁止するカメラ
を先に提案した(特開平7−168238号公報)。こ
のカメラは、無意味なオートブラケティング撮影を回避
できるという点で効果的であるが、オートブラケティン
グ撮影を行う際にその露出量(シャッタ速度と絞り値の
組合せ)を適切に設定する機能は有していない。
ティング撮影時の露出補正量がフィルムのラチチュード
の範囲内であった場合、露出をずらしたにも拘わらず出
来上がった写真では露出が全く同じになるという不都合
が起こり得る(特にネガフィルムを用いた場合に顕著に
起こる)。そこで本出願人は、露出補正量とフィルムラ
チチュードとを比較し、その比較結果を表示手段にて表
示したり、オートブラケティング撮影を禁止するカメラ
を先に提案した(特開平7−168238号公報)。こ
のカメラは、無意味なオートブラケティング撮影を回避
できるという点で効果的であるが、オートブラケティン
グ撮影を行う際にその露出量(シャッタ速度と絞り値の
組合せ)を適切に設定する機能は有していない。
【0004】本発明の目的は、被写界の輝度状況および
フィルムラチチュードに基づいて、オートブラケティン
グ撮影における露出量を適切に設定可能なカメラを提供
することにある。
フィルムラチチュードに基づいて、オートブラケティン
グ撮影における露出量を適切に設定可能なカメラを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オートブラケ
ティングモード設定時に、所定の露出補正量ずつ露出を
変更しながら複数枚の撮影を行うオートブラケティング
撮影が可能なカメラに適用される。そして、請求項1の
発明は、被写界の輝度情報を検出する測光手段と、フィ
ルムのラチチュード情報を取得するラチチュード情報取
得手段と、輝度情報とラチチュード情報とに基づいてオ
ートブラケティング撮影における露出量を決定する露出
決定手段とを具備し、これにより上記問題点を解決す
る。請求項2の発明は、測光手段として、被写界を複数
の領域に分割して各領域毎の輝度情報を検出する分割測
光手段を用い、露出決定手段を次のように構成したもの
である。すなわち露出決定手段は、複数の領域毎の輝度
情報のうち最大の情報を有する被写体に対する露出量と
最小の情報を有する被写体に対する露出量とが、決定す
べき露出量を基準とするラチチュード情報の範囲内に含
まれるように露出量を決定する。請求項3の発明は、分
割測光手段の出力に基づいて演算された基準露出量に対
するラチチュード情報の範囲内に上記所定の露出補正量
だけ変更された露出量が含まれないように露出量を決定
するようにしたものである。請求項4の発明は、撮影フ
ィルムのラチチュードに基づいて露出補正量を設定する
補正量設定手段を更に備え、設定された露出補正量に基
づいて撮影露出量を決定するようにしたものである。請
求項5の発明は、撮影フィルムのラチチュードに基づい
て露出補正量を設定する補正量設定手段を備えるもので
ある。請求項6の発明は、所定の基準露出量に対する撮
影フィルムのラチチュードの範囲内に上記所定の露出補
正量だけ変更された露出量が含まれないようにオートブ
ラケティング撮影における各露出量を決定する露出決定
手段を備えるものである。
ティングモード設定時に、所定の露出補正量ずつ露出を
変更しながら複数枚の撮影を行うオートブラケティング
撮影が可能なカメラに適用される。そして、請求項1の
発明は、被写界の輝度情報を検出する測光手段と、フィ
ルムのラチチュード情報を取得するラチチュード情報取
得手段と、輝度情報とラチチュード情報とに基づいてオ
ートブラケティング撮影における露出量を決定する露出
決定手段とを具備し、これにより上記問題点を解決す
る。請求項2の発明は、測光手段として、被写界を複数
の領域に分割して各領域毎の輝度情報を検出する分割測
光手段を用い、露出決定手段を次のように構成したもの
である。すなわち露出決定手段は、複数の領域毎の輝度
情報のうち最大の情報を有する被写体に対する露出量と
最小の情報を有する被写体に対する露出量とが、決定す
べき露出量を基準とするラチチュード情報の範囲内に含
まれるように露出量を決定する。請求項3の発明は、分
割測光手段の出力に基づいて演算された基準露出量に対
するラチチュード情報の範囲内に上記所定の露出補正量
だけ変更された露出量が含まれないように露出量を決定
するようにしたものである。請求項4の発明は、撮影フ
ィルムのラチチュードに基づいて露出補正量を設定する
補正量設定手段を更に備え、設定された露出補正量に基
づいて撮影露出量を決定するようにしたものである。請
求項5の発明は、撮影フィルムのラチチュードに基づい
て露出補正量を設定する補正量設定手段を備えるもので
ある。請求項6の発明は、所定の基準露出量に対する撮
影フィルムのラチチュードの範囲内に上記所定の露出補
正量だけ変更された露出量が含まれないようにオートブ
ラケティング撮影における各露出量を決定する露出決定
手段を備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図11により本発明の一実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るカメラの制御
系を示すブロック図である。カメラ動作を制御する制御
回路11には、以下に示す各装置やスイッチ類が電気的
に接続されている。設定装置12は、オートブラケティ
ングモードの設定および解除を行う。表示装置13は、
オートブラケティングモードの設定の有無を表示すると
ともに、オートブラケティング撮影における露出補正量
や、アンダー側およびオーバー側のラチチュード等を表
示する。露出制御装置14は、シャッタや絞りおよびそ
れらを駆動して撮影を行う駆動装置から成る。
施の形態を説明する。図1は本発明に係るカメラの制御
系を示すブロック図である。カメラ動作を制御する制御
回路11には、以下に示す各装置やスイッチ類が電気的
に接続されている。設定装置12は、オートブラケティ
ングモードの設定および解除を行う。表示装置13は、
オートブラケティングモードの設定の有無を表示すると
ともに、オートブラケティング撮影における露出補正量
や、アンダー側およびオーバー側のラチチュード等を表
示する。露出制御装置14は、シャッタや絞りおよびそ
れらを駆動して撮影を行う駆動装置から成る。
【0007】フィルム給送装置15はフィルムの巻上げ
や巻戻しを行う。終端検出装置16はフィルム給送装置
15に接続され、フィルムが終端まで巻上げられたこと
を検出する。ラチチュード情報設定装置17は、例えば
フィルムパトローネの外周に設けられたDXコードから
ラチチュード情報を検出し設定する。手動により入力さ
れたラチチュード情報を設定するようにしてもよい。ラ
チチュード情報とは、ここでは露出アンダー側のラチチ
ュードL(-)(負値)と露出オーバー側ラチチュードL
(+)(正値)とを指す。
や巻戻しを行う。終端検出装置16はフィルム給送装置
15に接続され、フィルムが終端まで巻上げられたこと
を検出する。ラチチュード情報設定装置17は、例えば
フィルムパトローネの外周に設けられたDXコードから
ラチチュード情報を検出し設定する。手動により入力さ
れたラチチュード情報を設定するようにしてもよい。ラ
チチュード情報とは、ここでは露出アンダー側のラチチ
ュードL(-)(負値)と露出オーバー側ラチチュードL
(+)(正値)とを指す。
【0008】カメラの測光系は、周知の分割測光を行う
もので、5つの測光素子21〜25と、これらの素子を
それぞれ駆動する駆動回路31〜35とから成る。測光
素子21〜25は、図2に示すように被写界Gの5つの
分割測光領域1〜5にそれぞれ対応し、各領域の明るさ
を測光して測光信号を各駆動回路31〜35に出力す
る。駆動回路31〜35は、入力された測光信号に応じ
た輝度値を制御回路11にそれぞれ入力する。スイッチ
18は、不図示のレリーズボタンの押し下げによってオ
ンし、押し下げの解除によってオフするレリーズスイッ
チである。
もので、5つの測光素子21〜25と、これらの素子を
それぞれ駆動する駆動回路31〜35とから成る。測光
素子21〜25は、図2に示すように被写界Gの5つの
分割測光領域1〜5にそれぞれ対応し、各領域の明るさ
を測光して測光信号を各駆動回路31〜35に出力す
る。駆動回路31〜35は、入力された測光信号に応じ
た輝度値を制御回路11にそれぞれ入力する。スイッチ
18は、不図示のレリーズボタンの押し下げによってオ
ンし、押し下げの解除によってオフするレリーズスイッ
チである。
【0009】以上のように構成されたカメラの主要動作
を説明する。なお、後述するフローチャートのステップ
番号をも併記する。制御回路11は、オートブラケティ
ングモード設定時にレリーズスイッチ18がオンすると
(ステップS21)、分割された各領域に対応する測光
素子21〜25の出力(測光信号)に基づく各領域の輝
度値(各領域の輝度の代表値)のうち最小輝度値BVmi
nおよび最大輝度値BVmaxを抽出する(ステップS2
3)。
を説明する。なお、後述するフローチャートのステップ
番号をも併記する。制御回路11は、オートブラケティ
ングモード設定時にレリーズスイッチ18がオンすると
(ステップS21)、分割された各領域に対応する測光
素子21〜25の出力(測光信号)に基づく各領域の輝
度値(各領域の輝度の代表値)のうち最小輝度値BVmi
nおよび最大輝度値BVmaxを抽出する(ステップS2
3)。
【0010】次に、制御回路11は以下のようにして露
出アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮
影を行うか否かを決定する(ステップS24〜S2
6)。まず5領域の輝度値に基づいて標準輝度値BVn
を演算し、この標準輝度値BVnとフィルム感度とから
フィルムに対する適正露出として露出量EVを演算し、
この露出量EVで撮影を行う旨を決定する。また、次式
により最小輝度値BVminと標準輝度値BVnの差であ
る露出アンダー側輝度差ΔBV(-)、および最大輝度値
BVmaxと標準輝度値BVnの差である露出オーバー側
輝度差ΔBV(+)とを求める。 ΔBV(-)=BVmin−BVn ・・・(1−1) ΔBV(+)=BVmax−BVn ・・・(1−2)
出アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮
影を行うか否かを決定する(ステップS24〜S2
6)。まず5領域の輝度値に基づいて標準輝度値BVn
を演算し、この標準輝度値BVnとフィルム感度とから
フィルムに対する適正露出として露出量EVを演算し、
この露出量EVで撮影を行う旨を決定する。また、次式
により最小輝度値BVminと標準輝度値BVnの差であ
る露出アンダー側輝度差ΔBV(-)、および最大輝度値
BVmaxと標準輝度値BVnの差である露出オーバー側
輝度差ΔBV(+)とを求める。 ΔBV(-)=BVmin−BVn ・・・(1−1) ΔBV(+)=BVmax−BVn ・・・(1−2)
【0011】次いで、最小輝度値BVminで撮影を行う
か(正確にはBVminを適正露出とするための露出量で
撮影を行うか)否かを決定するために、上記演算された
輝度差ΔBV(-)と露出アンダー側のラチチュードL(-)
とを比較する。例えば図8に示すように、|ΔBV(-)
|≦|L(-)|であれば、最小輝度値BVminの被写体の
露出量は、標準輝度値BVnの被写体に対する適正な露
出量EVを基準とするラチチュードの露出アンダー側の
範囲内に含まれるため、BVminの被写体を適正とする
露出量での撮影は不要である。したがってここでは露出
アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
は行わない旨を決定する。
か(正確にはBVminを適正露出とするための露出量で
撮影を行うか)否かを決定するために、上記演算された
輝度差ΔBV(-)と露出アンダー側のラチチュードL(-)
とを比較する。例えば図8に示すように、|ΔBV(-)
|≦|L(-)|であれば、最小輝度値BVminの被写体の
露出量は、標準輝度値BVnの被写体に対する適正な露
出量EVを基準とするラチチュードの露出アンダー側の
範囲内に含まれるため、BVminの被写体を適正とする
露出量での撮影は不要である。したがってここでは露出
アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
は行わない旨を決定する。
【0012】一方、図9に示すように|ΔBV(-)|>
|L(-)|のときには、露出量EVで撮影したBVminの
被写体の露出量はラチチュードの露出アンダー側範囲外
となるため、BVminの被写体を適正露出とする露出量
で撮影を行うと標準輝度値BVnの被写体を適正露出と
する露出量EVでの撮影と比べて露出アンダー側の被写
体により露出の合った写真が得られる。したがってBV
minの被写体を適正露出とする露出量での撮影を行う旨
を決定する。この決定をした場合には、露出量をΔEV
ずつオーバー側にずらしながら、補正量の異なる撮影が
さらに必要か否かを決定する(ステップS27〜S3
0)。すなわち、BVminよりも所定量ΔEVだけ露出
オーバー側の輝度値(ΔBV(-)+ΔEV)を求め、上
述と同様に、|ΔBV(-)+ΔEV|≦|L(-)|であれ
ば、ラチチュードの範囲内であるから撮影は行わない旨
を決定する。一方、図9のように|ΔBV(-)+ΔEV
|>|L(-)|であれば、ラチチュードの範囲外である
から撮影を行う旨を決定し、さらにΔEVだけ露出オー
バー側の輝度値に基づく撮影の要否を同様に決定する。
この繰り返しにより露出アンダー側の被写体に対するオ
ートブラケティング撮影の撮影駒数が決まる。図9は、
標準輝度値BVnに基づく撮影の他に露出アンダー側の
被写体に対するオートブラケティング撮影を2駒行う例
を示している。
|L(-)|のときには、露出量EVで撮影したBVminの
被写体の露出量はラチチュードの露出アンダー側範囲外
となるため、BVminの被写体を適正露出とする露出量
で撮影を行うと標準輝度値BVnの被写体を適正露出と
する露出量EVでの撮影と比べて露出アンダー側の被写
体により露出の合った写真が得られる。したがってBV
minの被写体を適正露出とする露出量での撮影を行う旨
を決定する。この決定をした場合には、露出量をΔEV
ずつオーバー側にずらしながら、補正量の異なる撮影が
さらに必要か否かを決定する(ステップS27〜S3
0)。すなわち、BVminよりも所定量ΔEVだけ露出
オーバー側の輝度値(ΔBV(-)+ΔEV)を求め、上
述と同様に、|ΔBV(-)+ΔEV|≦|L(-)|であれ
ば、ラチチュードの範囲内であるから撮影は行わない旨
を決定する。一方、図9のように|ΔBV(-)+ΔEV
|>|L(-)|であれば、ラチチュードの範囲外である
から撮影を行う旨を決定し、さらにΔEVだけ露出オー
バー側の輝度値に基づく撮影の要否を同様に決定する。
この繰り返しにより露出アンダー側の被写体に対するオ
ートブラケティング撮影の撮影駒数が決まる。図9は、
標準輝度値BVnに基づく撮影の他に露出アンダー側の
被写体に対するオートブラケティング撮影を2駒行う例
を示している。
【0013】露出オーバー側の被写体に対するオートブ
ラケティング撮影についても同様の処理を行う(ステッ
プS31〜S35)。すなわち上記演算された輝度差Δ
BV(+)と露出オーバー側のラチチュードL(+)とを比較
し、図10に示すように、ΔBV(+)≦L(+)であれ
ば、BVmaxの被写体の露出量は標準輝度BVnの被写
体に対する適正な露出量EVを基準とするラチチュード
の露出オーバー側の範囲内に含まれるため、露出オーバ
ー側の額に対するオートブラケティング撮影は行わない
旨を決定する。一方、図11に示すようにΔBV(+)>
L(+)のときには、露出量EVで撮影したBVmaxの被写
体の露出量はラチチュードの範囲外となるため、BVma
xの被写体の露出量で撮影を行うと標準輝度値BVnの
被写体の露出量での撮影と比べて露出オーバー側の被写
体により露出の合った写真が得られる。したがってBV
maxに基づく露出量での撮影を行う旨を決定する。さら
にBVmaxよりも所定量ΔEVだけ露出アンダー側の輝
度値(ΔBV(+)−ΔEV)とL(+)とを比較し、ΔBV
(+)−ΔEV≦L(+)であれば、ラチチュードの範囲内で
あるから撮影は行わなず、ΔBV(+)−ΔEV>L(+)で
あれば、ラチチュードの範囲外であるから撮影を行う旨
を決定する。この繰り返しにより露出オーバー側の被写
体に対するオートブラケティング撮影の撮影駒数が決ま
る。図11は、標準輝度値BVnに基づく撮影の他に露
出オーバー側の被写体に対するオートブラケティング撮
影を3駒行う例を示している。
ラケティング撮影についても同様の処理を行う(ステッ
プS31〜S35)。すなわち上記演算された輝度差Δ
BV(+)と露出オーバー側のラチチュードL(+)とを比較
し、図10に示すように、ΔBV(+)≦L(+)であれ
ば、BVmaxの被写体の露出量は標準輝度BVnの被写
体に対する適正な露出量EVを基準とするラチチュード
の露出オーバー側の範囲内に含まれるため、露出オーバ
ー側の額に対するオートブラケティング撮影は行わない
旨を決定する。一方、図11に示すようにΔBV(+)>
L(+)のときには、露出量EVで撮影したBVmaxの被写
体の露出量はラチチュードの範囲外となるため、BVma
xの被写体の露出量で撮影を行うと標準輝度値BVnの
被写体の露出量での撮影と比べて露出オーバー側の被写
体により露出の合った写真が得られる。したがってBV
maxに基づく露出量での撮影を行う旨を決定する。さら
にBVmaxよりも所定量ΔEVだけ露出アンダー側の輝
度値(ΔBV(+)−ΔEV)とL(+)とを比較し、ΔBV
(+)−ΔEV≦L(+)であれば、ラチチュードの範囲内で
あるから撮影は行わなず、ΔBV(+)−ΔEV>L(+)で
あれば、ラチチュードの範囲外であるから撮影を行う旨
を決定する。この繰り返しにより露出オーバー側の被写
体に対するオートブラケティング撮影の撮影駒数が決ま
る。図11は、標準輝度値BVnに基づく撮影の他に露
出オーバー側の被写体に対するオートブラケティング撮
影を3駒行う例を示している。
【0014】このように本実施の形態では、オートブラ
ケティングモード設定時に、最小輝度値BVminおよび
最大輝度値BVmaxを必ずラチチュードの範囲内に含む
露出量、換言すれば、最小輝度値BVminの被写体を適
正露出で撮影し得る露出量と、最大輝度値BVmaxの被
写体を適正露出で撮影し得る露出量とが設定され撮影が
行われる。一例として、最小輝度値BVminおよび最大
輝度値BVmaxの双方が標準輝度値BVnを基準とする
ラチチュードの範囲外であれば、少なくとも標準輝度値
BVnと、最小輝度値BVminと、最大輝度値BVmaxと
に基づく露出量で3回の撮影が行われる。
ケティングモード設定時に、最小輝度値BVminおよび
最大輝度値BVmaxを必ずラチチュードの範囲内に含む
露出量、換言すれば、最小輝度値BVminの被写体を適
正露出で撮影し得る露出量と、最大輝度値BVmaxの被
写体を適正露出で撮影し得る露出量とが設定され撮影が
行われる。一例として、最小輝度値BVminおよび最大
輝度値BVmaxの双方が標準輝度値BVnを基準とする
ラチチュードの範囲外であれば、少なくとも標準輝度値
BVnと、最小輝度値BVminと、最大輝度値BVmaxと
に基づく露出量で3回の撮影が行われる。
【0015】これによれば、少なくとも最大輝度の被写
体が適正露出で撮影された写真と、最小輝度の被写体が
適正露出で撮影された写真と、その間の露出の写真とが
得られ、希望する被写体に露出の合った写真が得られる
可能性が高くなる。これは、分割測光による標準輝度値
が撮影者の意図するものと異なる場合に有効である。ま
た、極端に露出オーバーあるいは露出アンダーの写真が
撮影されることがないので、フィルムを無駄に消費する
ことがない。一方、標準輝度値BVnを基準とするラチ
チュード範囲内に最小輝度値BVminおよび最大輝度値
BVmaxの双方とも含まれる場合には、標準輝度値BV
nに基づく露出量でのみ撮影が行われるので、露出差の
小さい写真が複数枚撮影されることによるフィルムの無
駄をも防止できる。
体が適正露出で撮影された写真と、最小輝度の被写体が
適正露出で撮影された写真と、その間の露出の写真とが
得られ、希望する被写体に露出の合った写真が得られる
可能性が高くなる。これは、分割測光による標準輝度値
が撮影者の意図するものと異なる場合に有効である。ま
た、極端に露出オーバーあるいは露出アンダーの写真が
撮影されることがないので、フィルムを無駄に消費する
ことがない。一方、標準輝度値BVnを基準とするラチ
チュード範囲内に最小輝度値BVminおよび最大輝度値
BVmaxの双方とも含まれる場合には、標準輝度値BV
nに基づく露出量でのみ撮影が行われるので、露出差の
小さい写真が複数枚撮影されることによるフィルムの無
駄をも防止できる。
【0016】さらに、最小輝度値BVminと標準輝度値
BVnとの差、あるいは最大輝度値BVmaxと標準輝度
値BVnとの差が大きいほどオートブラケティング撮影
の枚数が多くなるので、被写体の輝度差に応じて適正な
枚数のオートブラケティング撮影が容易に行える。
BVnとの差、あるいは最大輝度値BVmaxと標準輝度
値BVnとの差が大きいほどオートブラケティング撮影
の枚数が多くなるので、被写体の輝度差に応じて適正な
枚数のオートブラケティング撮影が容易に行える。
【0017】ところで、上述したΔEVはオートブラケ
ティング撮影における露出補正量に相当するが、これは
例えば ΔEV=(L(+)−L(-))/2 ・・・(2) により決定される(ステップS3)。上式の分母は2に
限らず、1でもよいし、3,4,5・・・などでもよい
が、2がフィルムを無駄にしないという点で妥当と考え
られる。分母を2とした場合、例えば L(+)=+1/2,L(-)=−1/2 のとき ΔEV=1/2(EV) L(+)=+1,L(-)=−1 のとき ΔEV=1(EV) L(+)=+2,L(-)=−1 のとき ΔEV=3/2(EV) L(+)=+3,L(-)=−1 のとき ΔEV=2(EV) となる。
ティング撮影における露出補正量に相当するが、これは
例えば ΔEV=(L(+)−L(-))/2 ・・・(2) により決定される(ステップS3)。上式の分母は2に
限らず、1でもよいし、3,4,5・・・などでもよい
が、2がフィルムを無駄にしないという点で妥当と考え
られる。分母を2とした場合、例えば L(+)=+1/2,L(-)=−1/2 のとき ΔEV=1/2(EV) L(+)=+1,L(-)=−1 のとき ΔEV=1(EV) L(+)=+2,L(-)=−1 のとき ΔEV=3/2(EV) L(+)=+3,L(-)=−1 のとき ΔEV=2(EV) となる。
【0018】図3〜図7は上述の動作を実現するための
処理の一例を示すフローチャートである。カメラに不図
示のフィルムパトローネが装填され、第1駒がアパーチ
ャに対向すると、制御回路11によってこの処理がスタ
ートする。ステップS1では、オートブラケティングモ
ードの設定/解除に応じて切換わるフラグSを初期値と
して「0」(オートブラケティングモード解除)に設定
する。ステップS2ではパトローネのDXコードから検
出された、あるいは手動入力されたラチチュード情報L
(+),L(-)を、ラチチュード情報設定装置17を介して
入力する。ステップS3では、オートブラケティング撮
影における露出補正量ΔEVを上記(2)式により算出
する。
処理の一例を示すフローチャートである。カメラに不図
示のフィルムパトローネが装填され、第1駒がアパーチ
ャに対向すると、制御回路11によってこの処理がスタ
ートする。ステップS1では、オートブラケティングモ
ードの設定/解除に応じて切換わるフラグSを初期値と
して「0」(オートブラケティングモード解除)に設定
する。ステップS2ではパトローネのDXコードから検
出された、あるいは手動入力されたラチチュード情報L
(+),L(-)を、ラチチュード情報設定装置17を介して
入力する。ステップS3では、オートブラケティング撮
影における露出補正量ΔEVを上記(2)式により算出
する。
【0019】ステップS4では設定・表示処理を行う。
この処理の詳細は図7に示されており、まずステップS
71でフラグSを判定し、フラグSが「0」の場合はス
テップS72で設定装置12からオートブラケティング
モードの設定指令が出力されたか否かを判定する。設定
指令が出力された場合にはステップS73でフラグSを
「1」に設定してステップS76に進み、設定指令が出
力されていない場合にはそのままステップS76に進
む。
この処理の詳細は図7に示されており、まずステップS
71でフラグSを判定し、フラグSが「0」の場合はス
テップS72で設定装置12からオートブラケティング
モードの設定指令が出力されたか否かを判定する。設定
指令が出力された場合にはステップS73でフラグSを
「1」に設定してステップS76に進み、設定指令が出
力されていない場合にはそのままステップS76に進
む。
【0020】ステップS71でフラグSが「1」と判定
された場合にはステップS74に進み、設定装置12か
らオートブラケティングモードの解除指令が出力された
か否かを判定する。解除指令が出力された場合にはステ
ップS75でフラグSを「0」に設定してステップS7
6に進み、解除指令が出力されていない場合にはそのま
まステップS76に進む。
された場合にはステップS74に進み、設定装置12か
らオートブラケティングモードの解除指令が出力された
か否かを判定する。解除指令が出力された場合にはステ
ップS75でフラグSを「0」に設定してステップS7
6に進み、解除指令が出力されていない場合にはそのま
まステップS76に進む。
【0021】ステップS76ではフラグSを判定し、
「1」の場合にはステップS77でオートブラケティン
グモードが設定されている旨の表示を行うとともに、オ
ートブラケティング撮影における露出補正量(ΔEV)
等を表示装置13に表示する。ステップS78では、露
出アンダー側のラチチュードL(-)および露出オーバー
側のラチチュードL(+)を表示装置13に表示する。そ
の後、図 3のステップS5にリターンする。一方、ス
テップS76でS=0と判定された場合には、ステップ
S77をスキップしてステップS78に進む。
「1」の場合にはステップS77でオートブラケティン
グモードが設定されている旨の表示を行うとともに、オ
ートブラケティング撮影における露出補正量(ΔEV)
等を表示装置13に表示する。ステップS78では、露
出アンダー側のラチチュードL(-)および露出オーバー
側のラチチュードL(+)を表示装置13に表示する。そ
の後、図 3のステップS5にリターンする。一方、ス
テップS76でS=0と判定された場合には、ステップ
S77をスキップしてステップS78に進む。
【0022】図3のステップS5ではフラグSを判定
し、S=1であればステップS21(図4)以降のオー
トブラケティング撮影処理へ、S=0であればステップ
S6以降の通常処理へ進む。通常処理では、ステップS
6でレリーズスイッチ18のオン・オフを判定し、オフ
であればレリーズボタンの押し下げ操作がなされていな
いと判断してステップS4に戻り、オンであればレリー
ズボタンが押し下げ操作されたと判断してステップS7
に進む。ステップS7では、測光素子21〜25の出力
から被写界の各分割領域の輝度値を検出する。ステップ
S8では、不図示のフィルム感度検出装置からフィルム
感度を検出し、上記各分割領域の輝度値を用いて周知の
マルチパターン測光演算を行うことにより露出量EVを
算出する。ステップS9では、上記演算された露出量E
Vを用いて所定の露出モードに応じた演算を行うことに
より、シャッタ速度TVおよび絞り値AVを算出する。
し、S=1であればステップS21(図4)以降のオー
トブラケティング撮影処理へ、S=0であればステップ
S6以降の通常処理へ進む。通常処理では、ステップS
6でレリーズスイッチ18のオン・オフを判定し、オフ
であればレリーズボタンの押し下げ操作がなされていな
いと判断してステップS4に戻り、オンであればレリー
ズボタンが押し下げ操作されたと判断してステップS7
に進む。ステップS7では、測光素子21〜25の出力
から被写界の各分割領域の輝度値を検出する。ステップ
S8では、不図示のフィルム感度検出装置からフィルム
感度を検出し、上記各分割領域の輝度値を用いて周知の
マルチパターン測光演算を行うことにより露出量EVを
算出する。ステップS9では、上記演算された露出量E
Vを用いて所定の露出モードに応じた演算を行うことに
より、シャッタ速度TVおよび絞り値AVを算出する。
【0023】ステップS10では、ステップS9で算出
されたシャッタ速度TVおよび絞り値AVに基づいて露
出制御装置14を制御し、撮影を行う。ステップS11
ではフィルム給送装置15によりフィルムを1駒分巻上
げ、ステップS12で終端検出装置16によりフィルム
終端が検出されたか否かを判定する。フィルム終端でな
ければステップS4に戻り、フィルム終端であればステ
ップS13に進む。ステップS13ではフィルムをパト
ローネ内に巻戻して処理を終了する。
されたシャッタ速度TVおよび絞り値AVに基づいて露
出制御装置14を制御し、撮影を行う。ステップS11
ではフィルム給送装置15によりフィルムを1駒分巻上
げ、ステップS12で終端検出装置16によりフィルム
終端が検出されたか否かを判定する。フィルム終端でな
ければステップS4に戻り、フィルム終端であればステ
ップS13に進む。ステップS13ではフィルムをパト
ローネ内に巻戻して処理を終了する。
【0024】次に、オートブラケティング撮影時の処理
を説明する。図4のステップS21では、上記ステップ
S6と同様にレリーズスイッチのオン・オフ判定を行
い、オフであれば図3のステップS4に戻り、オンであ
ればステップS22へ進む。ステップS22では、測光
素子21〜25の出力から各分割領域の輝度値を検出
し、ステップS23で最小輝度値BVminおよび最大輝
度値BVmaxを抽出する。ステップS24では、不図示
のフィルム感度検出装置によりフィルム感度を検出し、
そのフィルム感度とステップS22で検出した各分割領
域の輝度値とを用いて周知の分割測光演算を行い、標準
輝度値BVnを求めるとともに、この標準輝度値BVn
に基づいて露出量EVを演算する。
を説明する。図4のステップS21では、上記ステップ
S6と同様にレリーズスイッチのオン・オフ判定を行
い、オフであれば図3のステップS4に戻り、オンであ
ればステップS22へ進む。ステップS22では、測光
素子21〜25の出力から各分割領域の輝度値を検出
し、ステップS23で最小輝度値BVminおよび最大輝
度値BVmaxを抽出する。ステップS24では、不図示
のフィルム感度検出装置によりフィルム感度を検出し、
そのフィルム感度とステップS22で検出した各分割領
域の輝度値とを用いて周知の分割測光演算を行い、標準
輝度値BVnを求めるとともに、この標準輝度値BVn
に基づいて露出量EVを演算する。
【0025】ステップS25では、上記(1−1)式お
よび(1−2)式により輝度差ΔBV(-)およびΔBV
(+)を算出する。次いで露出アンダー側の被写体に対す
るオートブラケティング撮影を行うか否かを決定するた
め、ステップS26で輝度差ΔBV(-)の絶対値と、露
出アンダー側のラチチュードL(-)の絶対値とを比較す
る。|ΔBV(-)|≦|L(-)|の場合、すなわちBVmi
nがラチチュードの範囲内に含まれる場合には、ステッ
プS28でn(-)=0として図5のステップS31に進
む。このn(-)は露出アンダー側の被写体に対するオー
トブラケティング撮影回数を計数するために用いられ
る。
よび(1−2)式により輝度差ΔBV(-)およびΔBV
(+)を算出する。次いで露出アンダー側の被写体に対す
るオートブラケティング撮影を行うか否かを決定するた
め、ステップS26で輝度差ΔBV(-)の絶対値と、露
出アンダー側のラチチュードL(-)の絶対値とを比較す
る。|ΔBV(-)|≦|L(-)|の場合、すなわちBVmi
nがラチチュードの範囲内に含まれる場合には、ステッ
プS28でn(-)=0として図5のステップS31に進
む。このn(-)は露出アンダー側の被写体に対するオー
トブラケティング撮影回数を計数するために用いられ
る。
【0026】一方、ステップS26で|ΔBV(-)|>
|L(-)|と判定された場合には、BVminの被写体を適
正とする露出量で撮影を行う旨を決定し、ステップS2
7でn(-)=1としてステップS29に進む。ステップ
S29では、ΔBV(-)+n(-)×ΔEVの絶対値とL
(-)の絶対値とを比較し、|ΔBV(-)+n(-)×ΔEV
|≦|L(-)|であれば、これ以上の露出アンダー側の
被写体に対するオートブラケティング撮影は不要と判断
してステップS31に進む。また|ΔBV(-)+n(-)×
ΔEV|>|L(-)|であれば、ΔEVだけオーバー補
正した撮影を行う旨を決定し、ステップS30でn(-)
をカウントアップしてステップS29に戻る。
|L(-)|と判定された場合には、BVminの被写体を適
正とする露出量で撮影を行う旨を決定し、ステップS2
7でn(-)=1としてステップS29に進む。ステップ
S29では、ΔBV(-)+n(-)×ΔEVの絶対値とL
(-)の絶対値とを比較し、|ΔBV(-)+n(-)×ΔEV
|≦|L(-)|であれば、これ以上の露出アンダー側の
被写体に対するオートブラケティング撮影は不要と判断
してステップS31に進む。また|ΔBV(-)+n(-)×
ΔEV|>|L(-)|であれば、ΔEVだけオーバー補
正した撮影を行う旨を決定し、ステップS30でn(-)
をカウントアップしてステップS29に戻る。
【0027】ステップS31では、露出オーバー側の被
写体に対するオートブラケティング撮影を行うか否かを
決定するため、輝度差ΔBV(+)と、露出オーバー側の
ラチチュードL(+)とを比較する。ΔBV(+)≦L(+)の
場合、すなわちBVmaxの被写体の露出量がラチチュー
ドの範囲内に含まれる場合には、ステップS35でn
(+)=0としてステップS36に進む。このn(+)は露出
オーバー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
回数を計数するために用いられる。
写体に対するオートブラケティング撮影を行うか否かを
決定するため、輝度差ΔBV(+)と、露出オーバー側の
ラチチュードL(+)とを比較する。ΔBV(+)≦L(+)の
場合、すなわちBVmaxの被写体の露出量がラチチュー
ドの範囲内に含まれる場合には、ステップS35でn
(+)=0としてステップS36に進む。このn(+)は露出
オーバー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
回数を計数するために用いられる。
【0028】一方、ステップS31でΔBV(+)>L(+)
と判定された場合には、BVmaxの被写体を適正とする
露出量で撮影を行う旨を決定し、ステップS32でn
(+)=1としてステップS33に進む。ステップS33
では、ΔBV(+)−n(+)×ΔEVとL(+)とを比較し、
ΔBV(+)−n(+)×ΔEV≦L(+)であれば、これ以上
の露出オーバー側の被写体に対するオートブラケティン
グ撮影は不要と判断してステップS36に進む。またΔ
BV(+)−n(+)×ΔEV>L(+)であれば、ΔEVだけ
アンダー補正した撮影を行う旨を決定し、ステップS3
4でn(+)をカウントアップしてステップS33に戻
る。
と判定された場合には、BVmaxの被写体を適正とする
露出量で撮影を行う旨を決定し、ステップS32でn
(+)=1としてステップS33に進む。ステップS33
では、ΔBV(+)−n(+)×ΔEVとL(+)とを比較し、
ΔBV(+)−n(+)×ΔEV≦L(+)であれば、これ以上
の露出オーバー側の被写体に対するオートブラケティン
グ撮影は不要と判断してステップS36に進む。またΔ
BV(+)−n(+)×ΔEV>L(+)であれば、ΔEVだけ
アンダー補正した撮影を行う旨を決定し、ステップS3
4でn(+)をカウントアップしてステップS33に戻
る。
【0029】ステップS36以降は、上述のようにして
決定された事項に基づいて実際にオートブラケティング
撮影を行う処理を示している。ステップS36では、標
準輝度値BVnに基づいて算出された露出量EVに基づ
くシャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定する。ステ
ップS37では、決定されたシャッタ速度TVおよび絞
り値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を
行う。ステップS38では、フィルム給送装置15によ
りフィルムを1駒分巻上げ、ステップS31では、終端
検出装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを
判定する。終端の場合には図3のステップS13に進
み、上述した巻戻し処理を行う。終端でない場合には図
6のステップS40に進む。
決定された事項に基づいて実際にオートブラケティング
撮影を行う処理を示している。ステップS36では、標
準輝度値BVnに基づいて算出された露出量EVに基づ
くシャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定する。ステ
ップS37では、決定されたシャッタ速度TVおよび絞
り値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を
行う。ステップS38では、フィルム給送装置15によ
りフィルムを1駒分巻上げ、ステップS31では、終端
検出装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを
判定する。終端の場合には図3のステップS13に進
み、上述した巻戻し処理を行う。終端でない場合には図
6のステップS40に進む。
【0030】ステップS40では、露出アンダー側の被
写体に対するオートブラケティング撮影回数n(-)を判
定し、n(-)=0の場合にはステップS49で露出オー
バー側の被写体に対するオートブラケティング撮影回数
n(+)を判定し、n(+)=0の場合は図3のステップS4
に戻る。すなわち、n(-),n(+)がともに「0」の場合
には、オートブラケティングモードであっても標準輝度
値BVnでの撮影しか行わない。
写体に対するオートブラケティング撮影回数n(-)を判
定し、n(-)=0の場合にはステップS49で露出オー
バー側の被写体に対するオートブラケティング撮影回数
n(+)を判定し、n(+)=0の場合は図3のステップS4
に戻る。すなわち、n(-),n(+)がともに「0」の場合
には、オートブラケティングモードであっても標準輝度
値BVnでの撮影しか行わない。
【0031】一方、ステップS40でn(-)≠0と判定
された場合にはステップS41に進み、撮影回数を示す
カウンタkを「1」に設定する。ステップS42では、
次式により露出アンダー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影の露出量EV(-)を求める。 EV(-)=EV−k×ΔEV このEV(-)は、標準輝度値BVnに基づく露出量EV
よりもk×ΔEVだけオーバー補正した露出量を意味す
る。つまり、最小輝度値BVminの額に対してk×ΔE
Vだけ適正な露出に近づけることを意味している。
された場合にはステップS41に進み、撮影回数を示す
カウンタkを「1」に設定する。ステップS42では、
次式により露出アンダー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影の露出量EV(-)を求める。 EV(-)=EV−k×ΔEV このEV(-)は、標準輝度値BVnに基づく露出量EV
よりもk×ΔEVだけオーバー補正した露出量を意味す
る。つまり、最小輝度値BVminの額に対してk×ΔE
Vだけ適正な露出に近づけることを意味している。
【0032】ステップS43では、ステップS42で求
めた露出量EV(-)に基づいて所定の露出演算を行い、
シャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定する。ステッ
プS44では、決定されたシャッタ速度TVおよび絞り
値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を行
う。ステップS45では、フィルム給送装置15により
フィルムを1駒分巻上げ、ステップS46では終端検出
装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを判定
する。終端の場合には図3のステップS13に進み、上
述した巻戻し処理を行い、終端でない場合にはステップ
S47に進む。
めた露出量EV(-)に基づいて所定の露出演算を行い、
シャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定する。ステッ
プS44では、決定されたシャッタ速度TVおよび絞り
値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を行
う。ステップS45では、フィルム給送装置15により
フィルムを1駒分巻上げ、ステップS46では終端検出
装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを判定
する。終端の場合には図3のステップS13に進み、上
述した巻戻し処理を行い、終端でない場合にはステップ
S47に進む。
【0033】ステップS47では、カウント値kをカウ
ントアップし、このkとn(-)とをステップS48で比
較する。k≦n(-)の場合には、ステップS42に戻っ
て上述の処理を繰り返し、k>n(-)の場合には、露出
アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
が全て終了したと判断し、ステップS49に進む。
ントアップし、このkとn(-)とをステップS48で比
較する。k≦n(-)の場合には、ステップS42に戻っ
て上述の処理を繰り返し、k>n(-)の場合には、露出
アンダー側の被写体に対するオートブラケティング撮影
が全て終了したと判断し、ステップS49に進む。
【0034】ステップS49でn(+)≠0と判定された
場合には、露出オーバー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影を行うべくステップS50に進み、撮影
回数を示すカウント値kを「1」に設定する。ステップ
S51では、次式により露出オーバー側の被写体に対す
るオートブラケティング撮影の露出量EV(+)を求め
る。 EV(+)=EV+k×ΔEV このEV(+)は、標準輝度値BVnに基づく露出量EV
よりもk×ΔEVだけアンダー補正した露出量を意味す
る。つまり、最大輝度値BVmaxの被写体に対してk×
ΔEVだけ適正な露出に近づけることを意味している。
場合には、露出オーバー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影を行うべくステップS50に進み、撮影
回数を示すカウント値kを「1」に設定する。ステップ
S51では、次式により露出オーバー側の被写体に対す
るオートブラケティング撮影の露出量EV(+)を求め
る。 EV(+)=EV+k×ΔEV このEV(+)は、標準輝度値BVnに基づく露出量EV
よりもk×ΔEVだけアンダー補正した露出量を意味す
る。つまり、最大輝度値BVmaxの被写体に対してk×
ΔEVだけ適正な露出に近づけることを意味している。
【0035】ステップS52では、ステップS51で求
めた露出量EV(+)に基づいて所定の露出演算を行い、
シャッタ速度TVおよび絞り値AVを算出する。ステッ
プS53では、算出されたシャッタ速度TVおよび絞り
値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を行
う。ステップS54では、フィルム給送装置15により
フィルムを1駒分巻上げ、ステップS55では終端検出
装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを判定
する。終端の場合には図3のステップS13に進み、上
述した巻戻し処理をを行い、終端でない場合にはステッ
プS56に進む。
めた露出量EV(+)に基づいて所定の露出演算を行い、
シャッタ速度TVおよび絞り値AVを算出する。ステッ
プS53では、算出されたシャッタ速度TVおよび絞り
値AVに基づいて露出制御装置14を制御し、撮影を行
う。ステップS54では、フィルム給送装置15により
フィルムを1駒分巻上げ、ステップS55では終端検出
装置16によりフィルム終端が検出されたか否かを判定
する。終端の場合には図3のステップS13に進み、上
述した巻戻し処理をを行い、終端でない場合にはステッ
プS56に進む。
【0036】ステップS56では、カウント値kをカウ
ントアップし、このkとn(+)とを比較する。k≦n(+)
の場合にはステップS51に戻って上述の処理を繰り返
し、k>n(+)の場合には、露出オーバー側の被写体に
対するオートブラケティング撮影が全て終了した、換言
すれば今回の撮影が全て終了したと判断し、ステップS
4に戻る。
ントアップし、このkとn(+)とを比較する。k≦n(+)
の場合にはステップS51に戻って上述の処理を繰り返
し、k>n(+)の場合には、露出オーバー側の被写体に
対するオートブラケティング撮影が全て終了した、換言
すれば今回の撮影が全て終了したと判断し、ステップS
4に戻る。
【0037】以上の実施の形態において、測光素子21
〜25および駆動回路31〜35が測光手段を、ラチチ
ュード情報設定装置17がラチチュード情報取得手段
を、制御回路11が露出決定手段および補正量設定手段
をそれぞれ構成する。
〜25および駆動回路31〜35が測光手段を、ラチチ
ュード情報設定装置17がラチチュード情報取得手段
を、制御回路11が露出決定手段および補正量設定手段
をそれぞれ構成する。
【0038】なお以上では、最小輝度値BVmin(最大
輝度値BVmax)が標準輝度値BVnを基準とするラチ
チュードの範囲外であった場合、最小輝度値BVmin
(最大輝度値BVmax)を適正とする露出量で撮影を行
うようにしたが、その露出量から多少ずれていても、そ
のずれがラチチュードの範囲内であればよい。また以上
では、最小輝度値BVmin(最大輝度値BVmax)の被写
体の露出量が標準輝度値BVnに対する露出量を基準と
するラチチュードの範囲外であった場合、まず最小輝度
値BVmin(最大輝度値BVmax)を適正とする露出量で
の撮影の有無を判定し、その後、ΔEVずつ標準露出量
BVn側に露出をずらして同様の判定をするようにした
が、逆に標準輝度BVnから最小輝度値BVmin(最大
輝度値BVmax)側に向けて露出をΔEVづつずらして
上記判定を行うようにしても同様の作用効果が得られ
る。
輝度値BVmax)が標準輝度値BVnを基準とするラチ
チュードの範囲外であった場合、最小輝度値BVmin
(最大輝度値BVmax)を適正とする露出量で撮影を行
うようにしたが、その露出量から多少ずれていても、そ
のずれがラチチュードの範囲内であればよい。また以上
では、最小輝度値BVmin(最大輝度値BVmax)の被写
体の露出量が標準輝度値BVnに対する露出量を基準と
するラチチュードの範囲外であった場合、まず最小輝度
値BVmin(最大輝度値BVmax)を適正とする露出量で
の撮影の有無を判定し、その後、ΔEVずつ標準露出量
BVn側に露出をずらして同様の判定をするようにした
が、逆に標準輝度BVnから最小輝度値BVmin(最大
輝度値BVmax)側に向けて露出をΔEVづつずらして
上記判定を行うようにしても同様の作用効果が得られ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被写界の輝度
情報とフィルムのラチチュード情報とに基づいてオート
ブラケティング撮影における露出量を決定するようにし
たので、フィルムを無駄にすることなく有効な露出量で
必要枚数のオートブラケティング撮影が行える。被写界
を複数の領域に分割して測光し、複数の領域毎の輝度情
報のうち最大の情報と最小の情報とが、決定すべき露出
量を基準とするラチチュード情報の範囲内に含まれるよ
うにオートブラケティング撮影時の露出量を決定するよ
うにすれば、少なくとも最大輝度値および最小輝度値の
被写体をほぼ適正露出で撮影できる。請求項5の発明に
よれば、撮影フィルムのラチチュードに基づいて露出補
正量を設定するようにしたので、フィルムを無駄にする
ことのない適正な露出補正量を設定できる。請求項6の
発明は、所定の基準露出量に対する撮影フィルムのラチ
チュードの範囲内に2以上の撮影露出量が含まれないよ
うにオートブラケティング撮影における各露出量を決定
するようにしたので、同一の露出の写真が複数枚撮影さ
れることによるフィルムの無駄を防止できる。
情報とフィルムのラチチュード情報とに基づいてオート
ブラケティング撮影における露出量を決定するようにし
たので、フィルムを無駄にすることなく有効な露出量で
必要枚数のオートブラケティング撮影が行える。被写界
を複数の領域に分割して測光し、複数の領域毎の輝度情
報のうち最大の情報と最小の情報とが、決定すべき露出
量を基準とするラチチュード情報の範囲内に含まれるよ
うにオートブラケティング撮影時の露出量を決定するよ
うにすれば、少なくとも最大輝度値および最小輝度値の
被写体をほぼ適正露出で撮影できる。請求項5の発明に
よれば、撮影フィルムのラチチュードに基づいて露出補
正量を設定するようにしたので、フィルムを無駄にする
ことのない適正な露出補正量を設定できる。請求項6の
発明は、所定の基準露出量に対する撮影フィルムのラチ
チュードの範囲内に2以上の撮影露出量が含まれないよ
うにオートブラケティング撮影における各露出量を決定
するようにしたので、同一の露出の写真が複数枚撮影さ
れることによるフィルムの無駄を防止できる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るカメラの制御系を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】測光における被写界の分割状況を示す図。
【図3】実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図4】図3に続くフローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】設定・表示処理の詳細を示すフローチャート。
【図8】露出アンダー側の被写体に対するオートブラケ
ティング撮影を行わない例を示す図。
ティング撮影を行わない例を示す図。
【図9】露出アンダー側の被写体に対するオートブラケ
ティング撮影を2枚行う例を示す図。
ティング撮影を2枚行う例を示す図。
【図10】露出オーバー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影を行わない例を示す図。
ケティング撮影を行わない例を示す図。
【図11】露出オーバー側の被写体に対するオートブラ
ケティング撮影を3枚行う例を示す図。
ケティング撮影を3枚行う例を示す図。
1〜5 被写界分割領域 11 制御回路 12 設定装置 13 表示装置 14 露出制御装置 15 フィルム給送装置 16 終端検出装置 17 ラチチュード情報設定装置 18 レリーズスイッチ 21〜25 測光素子 31〜35 駆動回路
Claims (6)
- 【請求項1】 オートブラケティングモード設定時に、
所定の露出補正量ずつ露出を変更しながら複数枚の撮影
を行うオートブラケティング撮影が可能なカメラにおい
て、 被写界の輝度情報を検出する測光手段と、 フィルムのラチチュード情報を取得するラチチュード情
報取得手段と、 前記輝度情報と前記ラチチュード情報とに基づいて前記
オートブラケティング撮影における露出量を決定する露
出決定手段とを具備することを特徴とするオートブラケ
ティング撮影が可能なカメラ。 - 【請求項2】 前記測光手段は、被写界を複数の領域に
分割して各領域毎の輝度情報を検出する分割測光手段で
あり、 前記露出決定手段は、前記複数の領域毎の輝度情報のう
ち最大の情報を有する被写体に対する露出量と最小の情
報を有する被写体に対する露出量とが、決定すべき露出
量を基準とする前記ラチチュード情報の範囲内に含まれ
るように該露出量を決定することを特徴とする請求項1
に記載のオートブラケティング撮影が可能なカメラ。 - 【請求項3】 前記露出決定手段は、前記分割測光手段
の出力に基づいて演算された基準露出量に対する前記ラ
チチュード情報の範囲内に前記所定の露出補正量だけ変
更された露出量が含まれないように該露出量を決定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のオートブラ
ケティング撮影が可能なカメラ。 - 【請求項4】 撮影フィルムのラチチュードに基づいて
前記露出補正量を設定する補正量設定手段を更に備え、
前記露出決定手段は、前記設定された露出補正量に基づ
いて前記撮影露出量を決定することを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載のオートブラケティング撮影が
可能なカメラ。 - 【請求項5】 オートブラケティングモード設定時に、
所定の露出補正量ずつ露出を変更しながら複数枚の撮影
を行うオートブラケティング撮影が可能なカメラにおい
て、 撮影フィルムのラチチュードに基づいて前記露出補正量
を設定する補正量設定手段を備えることを特徴とするオ
ートブラケティング撮影が可能なカメラ。 - 【請求項6】 オートブラケティングモード設定時に、
所定の露出補正量づつ露出を変更しながら複数枚の撮影
を行うオートブラケティング撮影が可能なカメラにおい
て、 所定の基準露出量に対する撮影フィルムのラチチュード
の範囲内に前記所定の露出補正量だけ補正された露出量
が含まれないように前記オートブラケティング撮影にお
ける各露出量を決定する露出決定手段を備えることを特
徴とするオートブラケティング撮影が可能なカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10243931A JP2000075342A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | オートブラケティング撮影が可能なカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10243931A JP2000075342A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | オートブラケティング撮影が可能なカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075342A true JP2000075342A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17111163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10243931A Pending JP2000075342A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | オートブラケティング撮影が可能なカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000075342A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003477A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Sanyo Electric Co Ltd | カメラ |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10243931A patent/JP2000075342A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003477A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Sanyo Electric Co Ltd | カメラ |
JP4578157B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-11-10 | 三洋電機株式会社 | カメラ |
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