JP3026032B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP3026032B2
JP3026032B2 JP03323693A JP32369391A JP3026032B2 JP 3026032 B2 JP3026032 B2 JP 3026032B2 JP 03323693 A JP03323693 A JP 03323693A JP 32369391 A JP32369391 A JP 32369391A JP 3026032 B2 JP3026032 B2 JP 3026032B2
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影を行う前に、カメ
ラに装填するフィルムの感度値ないし種類を推奨し得る
ことの出来るカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ技術の発展につれてカメラの自動
化が進み、露出制御や撮影レンズの自動焦点合せ(以
下、「AF」という)を始めとして殆どの操作・判断部
分での自動化が図られるようになって来ている。
【0003】例えば、露出制御の自動化の領域では、撮
影時に被写体の明るさを測定して被写体輝度情報を検出
し、この被写体輝度情報とフィルム装填時に検出して置
いたフィルム感度値(以下、「ISO感度値」という)
の情報との関係からそのときの適正AV値を演算し、こ
の演算結果に基づいて、そのときの被写体輝度に適合す
るシャッタ秒時値と絞り値との組み合せを求めるように
している。
【0004】この場合、測光の方式としては、全面平均
測光、分割測光、中央重点測光、スポット測光等を採用
してより高い精度の測光値が得られるような努力が払わ
れ、また、制御システムとしては、シャッタ優先方式、
絞り優先方式、プログラム方式等の選択が可能なように
も構成されるなど、ユーザーの多様な要望にも応え得る
ものが提供されるに至っている。
【0005】更には、特開昭63−265122号公報
に開示されているような技術、すなわち、撮影前と撮影
時の測光データを比較検討することにより、測光時と撮
影時との間にタイムラグがあるような場合でも、その間
における被写界の輝度変化を予測して正確な露出を得る
ことの出来る技術も提供され、また、特開昭62−16
8119号公報に開示されているような技術、すなわ
ち、予め蓄積された季節、天候、時間下における測光デ
ータと撮影時の実際の光量とを比較し得るように構成
し、その比較結果が許容範囲(例えば15%)内にある
ときには、予め定められた条件で露出動作を行う技術も
提供されるなど、次々と性能や操作性の向上が図られて
来ている。
【0006】その一方、撮影レンズの分野でも多様なユ
ーザーニーズに対応するため、可変焦点化やズーム化が
進み、現在では、いわゆるコンパクトカメラと呼ばれる
カメラでも可変焦点化やズーム化が採用されるに至って
いる。この場合、ズームレンズでは、多倍率化や小型化
が進められてもいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにカメラシス
テムが自動化されると写真に詳しくないユーザーでも気
軽に写真を楽しめるような状況になって来るが、カメラ
システムが自動化されても写真に対するユーザーの熟練
度が向上する訳ではないから、次のような事態の生じる
ことも多くなって来る。
【0008】例えば、FNo.の大きなズームレンズ付き
のカメラを用いて撮影するときに、ISO感度値の低い
フイルムを使用すると、被写体が暗いときには、シャッ
タ秒時値が低速になって手振れ現象が生じ易くなった
り、また、絞り値が開放FNo.に近い絞り値となってピ
ンぼけ現象が発生し易くなるという事態を惹き起すこと
になる。
【0009】このような事態が生じるのは、一方におい
て、写真に詳しくないユーザーには、操作の全てをカメ
ラシステムに依存する意識が強く存在し、また、使用す
るフィルムのISO感度値の選定についても、一般的に
使用されるISO100を無原則的に選定することが多
いということが挙げられるが、カメラ設計の側にも大き
な原因があると考えられる。
【0010】すなわち、従来のカメラでは、フィルム感
度の設定が適切に行われていること、或いは、カメラに
フィルムが装填されていることを前提として露出制御シ
ステムが設計されていて、使用するフィルムの選定をど
のような基準で行うのかという事柄についての自動化が
なされていないことに起因するものと考えられる。
【0011】換言すれば、カメラシステムの自動化がハ
ード面に偏って中途半端に進められて来たことに大きな
原因があると考えられる。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、フィルムの装填前に、予定された撮影環境下
で使用するのに最適なフィルムの種類を少なくともズー
ムレンズの最大FNo.との関係において指示し得るカメ
ラシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、被写体の輝度を測定する測光手段と、
少なくともこの測光手段からの撮影環境の明るさ情報、
手振れ現象を生じると考えられるシャッタ秒時値および
ピンぼけ現象が生じると考えられる絞り値を判定項目と
して、少なくとも手振れ現象およびピンぼけ現象が生じ
ると考えられるシャッタ秒時値および絞り値を除外した
シャッタ秒時値および絞り値を用いるフィルム感度値を
判定する推奨フィルム判定手段と、この推奨フィルム判
定手段で判定された結果値を表示する表示手段と、フィ
ルムのカメラ装填前において操作され且つその操作によ
り前記推奨フィルム判定手段および前記表示手段を作動
させる推奨フィルム判定開始手段と、カメラおよび写真
撮影に必要なシーケンスを実行し得る演算・制御手段を
有するものとして構成され、且つ、フィルムのカメラ装
填後においては、少なくとも実際に装填されたフィルム
のISO感度値と前記測光手段からの被写体輝度値とに
基づいて適正露出を演算し得る適正露出演算機能を備え
た総合制御手段と、この総合制御手段からの出力に基づ
いてシャッタ秒時値または撮影レンズの絞り値、或いは
その両方の値を変化させ得る露出制御手段と、を有する
ように構成されたことを特徴としたものである。
【0014】
【作用】上記のように構成されたカメラシステムは、フ
ィルムをカメラ内に装填する前に推奨フィルム判定開始
スイッチを操作して、測光手段によりそのときの被写体
の明るさを測光すると共に推奨フィルム判定手段を作動
させる。
【0015】そのため、推奨フィルム判定手段が、少な
くともこの測光手段からの撮影環境の明るさ情報、手振
れ現象を生じると考えられるシャッタ秒時値およびピン
ぼけ現象が生じると考えられる絞り値を判定項目とし
て、少なくとも手振れ現象およびピンぼけ現象が生じる
と考えられるシャッタ秒時値および絞り値を除外し得る
フィルム感度値を判定し、それを表示手段に表示させ
る。
【0016】一方、ユーザーは、この表示に基づいて指
示されたフィルム感度値を有するフィルムをカメラ内に
装填し、その後、シャッタレリーズ部材を操作して撮影
シーケンスを進行させる。
【0017】この結果、総合制御手段が、少なくとも測
光手段からの被写体輝度とカメラ内に実際に装填された
フィルムのフィルム感度値とに基づいて、そのときの最
適露出条件に合致し、且つ、手振れ現象とピンぼけ現象
が生じないシャッタ秒時値または絞り値で露出制御を実
行する。
【0018】
【実施例】以下、焦点距離の変更に伴ってFNo.値が変
化するズームレンズを装着した場合の実施例に基づい
て、本発明のカメラシステムを説明する。
【0019】図1は、本発明のカメラシステムの一実施
例の構成を示すブロック図、図2は、このカメラシステ
ムにおけるフィルム推奨システムの作動順序を説明する
ためのメインルーチンを示すフローチャート図、図3
は、この図2のメインルーチンに示すフローチャートに
おける推奨フィルム決定処理を実行するときの作動順序
を説明するためのサブルーチンを示す推奨フィルム決定
処理フローチャート図である。
【0020】図1において、1はカメラの総合制御手段
で、例えば適宜のマイクロコンピュータ(以下「マイコ
ン」と略称する)から構成され、撮影シーケンス制御、
測光制御、測光演算、露出制御などカメラおよび写真撮
影に必要な全てのシーケンスを実行し得るような演算・
制御手段を有するものとして構成されている。
【0021】この場合、総合制御手段1は、後述する測
光手段2からのアナログ出力をA/D変換して被写体の
輝度を判定するように構成され、少なくともフィルムの
カメラ装填後においては、測光手段2からの被写体輝度
と実際に装填されたフィルムのISO感度値に基づいて
適正露出を演算し得るように構成されている。
【0022】2は適宜の受光部(図示せず)を備えた測
光手段で、例えば測光素子としてSPD素子を使用し、
総合制御手段1からの制御指令に基づいて、そのときの
被写体の明るさを測光してlog 圧縮、増幅などを行い、
その結果をアナログ値として総合制御手段1に出力し得
るように構成されている。
【0023】なお、この測光手段2では、図4に示すよ
うに、例えば明るい空または日陰などを予め測光目標個
所として設定して置き、受光部をその測光目標個所に指
向して測光するように構成されている。
【0024】3はカメラ内にフイルム(パトローネでも
ある)が装填されていないときに操作する推奨フィルム
判定開始スイッチで、フィルムがカメラ内に装填されて
いないときに、この推奨フィルム判定開始スイッチ3が
オン操作されると、総合制御手段1内のフィルム推奨シ
ステム制御手段4が作動し、測光手段2を制御して、基
準感度値(例えば、ISO感度100)のフィルムを設
定したものと仮定したときの適正露出値に対応する被写
体輝度値Evを測定し得るように構成されている。
【0025】また、推奨フィルム判定開始スイッチ3が
オン操作されると、後述するズームレンズ手段5の最大
FNo.値(一番暗いズーム位置のFNo.値)を使用した
適正露出値に対応する被写体輝度値Avが、推奨フィル
ム判定手段6に導入されるようにも構成されている。
【0026】5は焦点距離の変更に伴ってFNo.が変化
するズームレンズ手段で、そのときの焦点距離情報およ
びFNo.値が総合制御手段1に出力され、また、総合制
御手段1によって電動的に駆動制御されるように構成さ
れている。
【0027】6は総合制御手段1内に設けられた推奨フ
ィルム判定手段で、少なくとも、下記の(a),(b)
の値を用いて推奨フィルム決定処理を実行する判定手段
として構成されている。
【0028】(a) 基準感度値のフィルムを設定した
と仮定したときの被写体輝度値Evでのシャッタ秒時値
では、手振れ現象が発生すると考えられるときに、手振
れ現象を避け得るより高速のシャッタ秒時値での撮影を
可能にする高感度の推奨ISO感度値を決定ないし指定
し得るスレッショルド値。
【0029】(b) 基準感度値のフィルムを設定した
と仮定したときの被写体輝度値Evでの絞り値(ズーム
レンズのFNo.値)では、ピンぼけ現象が発生すると考
えられるときに、充分な焦点深度が得られる絞り値(よ
り絞り込んだ絞り値)での露出制御が行えるような最も
高感度の推奨ISO感度値を決定ないし指定し得るスレ
ッショルド値。
【0030】すなわち、この推奨フィルム判定手段6
は、フィルム装填前の測光時に、少なくとも撮影環境の
明るさ、手振れ現象を生じると考えられるシャッタ秒時
値およびピンぼけ現象が生じると考えられる絞り値を判
定項目として、少なくとも手振れ現象およびピンぼけ現
象が生じると考えられるシャッタ秒時値および絞り値を
除外したシャッタ秒時値および絞り値を用いることので
きるフィルム感度値を判定し、その判定結果値を総合制
御手段1に出力し得るように構成されている。
【0031】なお、これらのスレッショルド値より多少
低めの第二および第三のスレッショルド値を設定するこ
とにより、少なくとも3種類(レベル)の推奨ISO感
度値を指定し得るように構成することも可能で、図示実
施例においては、第一および第二のスレッショルド値を
設定するように構成されている。
【0032】7は、例えばLCDから成る表示手段で、
推奨フィルム判定手段6での判定結果である推奨ISO
感度値を始めとして、撮影に必要と考えられる種々のデ
ータを、例えば図5に示すような状態で表示し得るよう
に構成されている。
【0033】この場合、表示個所は、例えばファインダ
内、カメラ上面、カメラ裏蓋の背面などに設定すること
が出来、また、表示手段7自身は、他の目的のための表
示手段と兼用するように構成することも可能である。
【0034】8はそれ自体公知の構成から成る露出制御
手段で、総合制御手段1からの制御指令に基づいて、そ
のときの適正EV値を実現するシャッタ秒時値または絞
り値、或いはその両方の値を変化させ得る構成の手段と
して構成されている。9はそれ自体公知の構成から成る
ストロボ発光手段である。
【0035】次に、このように構成されたカメラシステ
ムの作動ないし作用を、図2および図3に示すフローチ
ャート図を使用して説明する。
【0036】最初に、フィルムを装填していない状態の
カメラを持って、測光手段2の受光部を対象被写体の適
当な測光目標個所(例えば、図4に示すように、[1]
を付した空の部分や、[2]を付した日陰の部分など予
め決めておくものとする)に指向し、推奨フィルム判定
開始スイッチ3を操作する[ステップ:S1]。
【0037】推奨フィルム判定開始スイッチ3が操作さ
れると、その操作情報により総合制御手段1内のフィル
ム推奨システム制御手段4が作動し、ISO感度100
のフィルムを設定したものと仮定した状態で測光手段2
を作動させると共に、ズームレンズ手段5の最大FNo.
値が推奨フィルム判定手段6に導入される[ステップ:
S2およびS3]。
【0038】この結果、測光手段2が作動を開始し、推
奨フィルム判定手段6が、図3に示す推奨フィルム決定
処理フローチャート(図2の推奨フィルム決定処理のサ
ブルーチン)に従ってそのときの推奨ISO感度値を決
定することになる[ステップ:S4]。
【0039】すなわち、先ず、推奨フィルム判定手段6
内において、ISO感度100のフィルムを設定したと
仮定したときの被写体輝度値Evからズームレンズ手段
5の最大FNo.値を使用した適正露出値に対応する被写
体輝度値Avを減じる演算処理が行われ、その後、この
演算処理結果値と前述した3種類のスレッショルド値と
の比較演算が行われる[ステップ:S41およびS4
2]。
【0040】この場合、演算処理結果値が第一のスレッ
ショルド値(スレッシュ1)より小さいときには、例え
ば「ISO感度1600のフィルムを推奨する」との判
定結果が、推奨フィルム判定手段6から表示手段7に出
力されることになる[ステップ:S43]。
【0041】しかし、演算処理結果値が第一のスレッシ
ョルド値(スレッシュ1)と同一かまたはそれより大き
いときには、第二のスレッショルド値との比較演算が行
われる[ステップ:S44]。
【0042】そして、演算処理結果値が第二のスレッシ
ョルド値(スレッシュ2)より小さいときには、例えば
「ISO感度400のフィルムを推奨する」との判定結
果が推奨フィルム判定手段6から表示手段7に出力さ
れ、もし、第二のスレッショルド値と同一かまたはそれ
より大きいときには、「ISO感度100のフィルムを
推奨する」との判定結果が推奨フィルム判定手段6から
表示手段7に出力されることになる[ステップ:S45
およびS46]。
【0043】このようにして、判定結果が推奨フィルム
判定手段6から表示手段7に出力されると、表示手段7
は、他の必要データと共に判定結果のISO感度値を、
例えば図5に示すような状態で表示することになる[ス
テップ:S5]。
【0044】従って、ユーザーは、表示されたISO感
度値のフィルムを準備してカメラ内に装填し、その後、
通常の撮影動作と同じようにシャッタレリーズ部材を操
作して撮影を行う[ステップ:S6]。
【0045】この場合、露出制御方式が、プログラム方
式、シャッタ優先方式、絞り優先の如何に拘らず、総合
制御手段1は、装填されたフィルムのISO感度値に基
づいて最適なシャッタ秒時値と絞り値とを決定し、これ
に基づいて露出制御手段8を作動させるように制御する
[ステップ:S7]。
【0046】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲内で種々に変形実施することが可能であ
る。
【0047】例えば、図示実施例では、ズームレンズの
最大FNo.との関係において推奨ISO感度値を指示す
る場合を例として説明したが、推奨フィルム判定手段6
での判定項目としては、撮影日の温度データ・日時デー
タ等を追加して種々の観点から推奨フィルムを判定する
ように構成して、より精度の高い判定を行い得るように
することも出来る。
【0048】また、図示実施例では、対象被写体の測光
目標個所を1個所として説明しているが、測光目標個所
を複数個所に設定し且つそれぞれの測光目標個所毎に演
算処理を行い得るように構成して、より精度の高い判定
を行い得るようにすることも出来る。
【0049】また、図示実施例では、一度の測光結果に
基づいて判定を行っているが、時系列的に適宜の間隔を
置いて複数回数の測光動作を実施し、これらの測光結果
に基づいて推奨フィルムの判定を行うように構成するこ
とも出来る。
【0050】また、推奨フィルム判定手段および表示手
段を必要数だけ設置したり、被写体の種類などを入力さ
せ得るように構成して、フィルムのISO感度値だけで
なく、ネガやポジの指定、或いは、フィルムの銘柄など
をも指定し得るようにすることも可能である。
【0051】また、図示実施例では、ズームレンズを装
着したカメラについて説明しているが、本発明は、他形
式の可変焦点式のレンズや単焦点式のレンズを装着した
カメラにも適用し得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラシス
テムを用いるときは、フィルム装填前に推奨フィルム判
定開始スイッチを操作するだけで、撮影環境内の明る
さ、レンズのFNo.値などを考慮した最適なフィルムを
知ることが出来るため、写真にそれほど詳しくないユー
ザーの場合でも、手振れ現象やピンぼけ現象の生じない
写真を撮影することが可能になる。
【0053】また、ISO感度値の高いフィルムを推奨
する確率が高くなるため、結果的に、到達距離の延びた
ストロボ光での撮影も可能になる。という新しい形式の
カメラシステムを実現することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラシステムの一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラシステムにおけるフィルム推奨シ
ステムの作動順序を説明するためのメインルーチンとし
てのフローチャート図である。
【図3】図2のメインルーチンの中のサブルーチンであ
る推奨フィルム決定処理を実行するときの作動順序を説
明するための推奨フィルム決定処理フローチャート図で
ある。
【図4】図1のカメラシステムに用いる測光手段の測光
個所を説明するための説明図である。
【図5】図1のカメラシステムに用いる表示手段の表示
例を示す表示状態図である。
【符号の説明】
1 総合制御手段 2 測光手段 3 推奨フィルム判定開始スイッチ 4 フィルム推奨システム制御手段 5 ズームレンズ手段 6 推奨フィルム判定手段 7 表示手段 8 露出制御手段 9 ストロボ発光手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の輝度を測定する測光手段と、 少なくともこの測光手段からの撮影環境の明るさ情報、
    手振れ現象を生じると考えられるシャッタ秒時値および
    ピンぼけ現象が生じると考えられる絞り値を判定項目と
    して、少なくとも手振れ現象およびピンぼけ現象が生じ
    ると考えられるシャッタ秒時値および絞り値を除外した
    シャッタ秒時値および絞り値を用いるフィルム感度値を
    判定する推奨フィルム判定手段と、 この推奨フィルム判定手段で判定された結果値を表示す
    る表示手段と、 フィルムのカメラ装填前において操作され且つその操作
    により前記推奨フィルム判定手段および前記表示手段を
    作動させる推奨フィルム判定開始手段と、 カメラおよび写真撮影に必要なシーケンスを実行し得る
    演算・制御手段を有するものとして構成され、且つ、フ
    ィルムのカメラ装填後においては、少なくとも実際に装
    填されたフィルムのISO感度値と前記測光手段からの
    被写体輝度値とに基づいて適正露出を演算し得る適正露
    出演算機能を備えた総合制御手段と、 この総合制御手段からの出力に基づいてシャッタ秒時値
    または撮影レンズの絞り値、或いはその両方の値を変化
    させ得る露出制御手段と、を有するように構成されたこ
    とを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記測光手段が、少なくとも被写体の複
    数個所を測光目標個所として被写体輝度を測定し得るよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記表示手段が、LCDを使用する表示
    手段として構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のカメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が、ファインダ内またはカ
    メラ裏蓋の背面に設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載のカメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記表示手段を他の目的のための表示手
    段と兼用するような状態に構成したことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載のカメラシステム。
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