JPH0926610A - 測光装置 - Google Patents

測光装置

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JPH0926610A
JPH0926610A JP7175933A JP17593395A JPH0926610A JP H0926610 A JPH0926610 A JP H0926610A JP 7175933 A JP7175933 A JP 7175933A JP 17593395 A JP17593395 A JP 17593395A JP H0926610 A JPH0926610 A JP H0926610A
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Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の測光領域の測光データを記憶するメモ
リの容量を低減する。 【構成】 被写界を複数の測光領域に分割して測光し、
各測光領域ごとに測光データを出力する測光手段10
と、複数の測光モードの中から任意の測光モードを設定
するモード設定手段11と、モード設定手段11により
設定された測光モードに応じて測光データを記憶すべき
測光領域を選択する領域選択手段12と、領域選択手段
12により選択された測光領域の測光データを記憶手段
14に記憶する制御手段12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被写体輝度を測定す
る測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体輝度を測定する測光装置が知られ
ている。図14により従来の測光装置の構成を説明す
る。測光回路31は複数の測光領域を備えており、すべ
ての測光領域の測光出力はいったん記憶回路32へ記憶
される。測光モード設定部33は、マルチパターン測光
や中央部重点測光などの複数の測光モードを有し、撮影
者により選択された測光モードを領域選択部34へ出力
する。領域選択部34は、測光回路31の複数の測光領
域の中から選択測光モードに応じた測光領域を選択し、
それらの測光領域情報を演算部35へ出力する。演算部
35は、領域選択部34からの測光領域情報にしたがっ
て露出演算に必要な測光領域のデータだけを記憶回路3
2から読み出し、露出演算を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の測光装置では、
測光回路のすべての測光領域の測光出力をいったん記憶
回路に記憶し、それらの一部を露出演算に用いる場合に
は必要な領域の測光データだけを記憶回路から読み出し
て演算し、残りの測光領域の測光データは使用されるこ
となく次回の測光時に廃棄されている。
【0004】ところで、被写界をきめ細かく測光してよ
り最適な露出値を得るために、CCD(チャージカップ
ルドデバイス)などの測光素子を用いて被写界をさらに
多くの測光領域に分割し、測光モードや主要被写体の位
置に応じた測光領域を選択して露出演算に用いることが
考えられる。CCDなどの多くの測光領域を有する測光
素子では、各測光領域の測光データが予め定められた順
序で出力されるので、出力される順番に記憶回路に格納
すれば記憶回路のアドレスと測光領域との対応関係が明
確になり、処理がしやすくなる。しかし、測光素子の測
光領域数が多くなると記憶回路に格納する測光データ数
も多くなるので、大容量の記録回路を用意する必要があ
り、装置がコストアップするという問題がある。
【0005】本発明の目的は、多数の測光領域の測光デ
ータを記憶するメモリの容量を低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、被写界を複数の測光領域に分割
して測光し、各測光領域ごとに測光データを出力する測
光手段と、複数の測光モードの中から任意の測光モード
を設定するモード設定手段と、前記モード設定手段によ
り設定された測光モードに応じて測光データを記憶すべ
き測光領域を選択する領域選択手段と、前記領域選択手
段により選択された測光領域の測光データを記憶手段に
記憶する制御手段とを備える。測光モードに応じて複数
の測光領域の中から測光データを記憶すべき測光領域を
選択し、選択領域の測光データのみを記憶手段に記憶す
る。これにより、被写界をきめ細かく測光してより最適
な露出値を得るために、多数の測光領域を有する測光手
段を用いても、測光モードに応じた必要な測光領域の測
光データだけが記憶手段に記憶されるので、記憶手段の
記憶容量が少なくてすみ、コストを削減することができ
る。請求項2の測光装置は、前記測光手段を、各測光領
域の測光データを所定の順序で出力する電荷蓄積型と
し、前記制御手段によって前記測光手段から出力される
測光データの出力順序に基づいて前記領域選択手段によ
り選択された測光領域の測光データを選別し、前記記憶
手段に記憶するようにしたものである。電荷蓄積型測光
手段は複数の測光領域の測光データを所定の順序で出力
するので、測光データの出力順序に基づいて選択領域の
測光データを選別して記憶手段に記憶する。これによ
り、上述した請求項1の効果に加え、簡単な選別方法で
選択領域の測光データだけを記憶手段に記憶することが
できる。請求項3の測光装置は、前記領域選択手段によ
って前記測光データを記憶すべき測光領域として露出演
算に用いる測光領域と前記電荷蓄積型測光手段の電荷蓄
積時間の演算に用いる測光領域とを選択し、前記記憶手
段に記憶されている測光データに基づいて露出演算と電
荷蓄積時間の演算を行なう演算手段を備えたものであ
る。露出演算に用いる測光領域の測光データと電荷蓄積
時間の演算に用いる測光領域の測光データとを記憶手段
に記憶し、前者の測光領域の測光データに基づいて露出
演算を行なうとともに、後者の測光領域の測光データに
基づいて電荷蓄積時間の演算を行なう。これにより、上
述した請求項1および請求項2の効果に加え、被写界を
きめ細かく測光してより最適な露出値を得るために、多
数の測光領域を有する電荷蓄積型測光手段を用いても、
露出演算と電荷蓄積時間演算に用いる測光領域の測光デ
ータだけが記憶手段に記憶されるので、記憶手段の記憶
容量が少なくてすみ、コストを削減することができる。
請求項4の測光装置は、前記複数の測光モードに被写界
の一部を測光する部分測光モードが含まれ、前記領域選
択手段によって、前記モード設定手段により前記部分測
光モードが選択された時は、露出演算に用いる測光領域
よりも広い範囲の測光領域を電荷蓄積時間演算に用いる
測光領域として設定するようにしたものである。被写界
の一部を測光する例えばスポット測光モードや中央部重
点測光モードのような部分測光モードが設定された時
は、露出演算に用いる測光領域を含む広い範囲の測光領
域を電荷蓄積時間演算に用いる測光領域として選択し、
選択された測光領域の測光データを記憶手段に記憶して
露出演算と蓄積時間演算に用いる。これにより、上述し
た請求項1〜3の効果に加え、露出演算に用いる測光領
域の周辺に高輝度被写体が存在する場合でもブルーミン
グ現象を回避することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示す機
能ブロック図である。測光回路10は被写界を複数の領
域に分割して測光し、それぞれの測光データを順次出力
する。測光回路10から出力された測光データは領域判
定部12により必要な領域のデータであるか否かが判定
され、必要な領域の測光データはA/D変換部13によ
り数値化されてメモリ14に記憶される。一方、不要な
領域の測光データは廃棄される。必要な測光領域か否か
は、測光モード設定部11により設定された測光モード
により決定されるが、この測光モードの設定に関しては
後述する。メモリ14に記憶された測光データは、蓄積
時間設定部15、有効性判定部17および露出演算部2
2へ出力される。蓄積時間設定部15はメモリ14に記
憶されている測光データと前回の蓄積時間とに基づいて
次回の蓄積時間を設定し、蓄積制御部16は設定された
蓄積時間だけ測光回路10により測光を行う。なお、次
回の蓄積時間の算出方法については後述する。
【0008】有効性判定部17は、メモリ14に記憶さ
れている測光データが適正レベル内にあるか否かを判定
し、判定結果を演算実行可否判定部20へ出力する。こ
の有効性の判定方法については後述する。演算実行可否
判定部20では、有効性判定部17の判定結果と、有効
性判定部17により測光データが不適正と判定された回
数をカウントする第1カウンタ18のカウント値と、電
源投入後からの測光回数をカウントする第2カウンタ1
9のカウント値とに基づいて、今回の測光データを用い
て露出演算を行うべきかどうかを判定する。この判定の
方法については後述する。露出演算部22では、演算実
行可否判定部20からの出力が演算実行可であった場合
には、メモリ14に格納されている測光データと、レン
ズデータ21内に収められている撮影レンズの焦点距
離、開放絞り値、射出瞳位置、ケラレ情報などのレンズ
データとに基づいて、被写界の適正露出値の演算を行
う。
【0009】露出制御部23は、不図示のカメラのレリ
ーズボタンが押されると、露出演算部22により求めら
れた適正露出値に基づいてミラー2、絞り24、シャッ
ター25を制御し、フィルムの露光を行なう。ここで、
領域判定部12、A/D変換部13、メモリ14、蓄積
時間設定部15、蓄積制御部16、有効性判定部17、
第1カウンタ18、第2カウンタ19、演算実行可否判
定部20および露出演算部22は、すべて制御回路であ
るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)10
0によって実現される。マイコン100の制御プログラ
ムについては後に詳しく説明する。
【0010】図2は一実施形態の測光光学系の構成を示
す。撮影レンズ1を通過した光束は、クイックリターン
ミラー2、拡散スクリーン3、コンデンサレンズ4、ペ
ンタプリズム5、接眼レンズ6を通って撮影者の目に達
する。一方、拡散スクリーン3によって拡散された光束
の一部は、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、測
光用プリズム7、測光用レンズ8を通って測光素子9に
導かれる。
【0011】図3は測光素子9の分割測光領域を示す。
測光素子9は、例えばCCDなどの電荷蓄積型光電変換
素子により構成されており、上下方向に12分割、左右
方向に20分割された合計240個の測光領域を有して
おり、被写界のほぼ全面を分割して測光できる。なお、
この実施形態では測光素子9の右下の測光領域から左上
の測光領域まで(1,1)から(20,12)のアドレ
スを付して区別する。測光モード設定部11で設定され
た測光モードに応じて使用する測光領域が選択される。
具体的には、AMP(オートマティックマルチパターン
測光)モードが選択されている場合には、240領域す
べての測光データを適正露出演算に用いる。また、CW
(センターウエイテッド測光)モードが選択されている
場合には、図3に示すように被写界の中央付近の52個
の測光領域の測光データを適正露出演算に用いる。さら
に、SP(スポット測光)モードが選択されている場合
には、被写界の中央部付近の4個の測光領域のみを適正
露出演算に用いる。なお、SPモードではスポット測光
領域の位置を変更することができ、図に示すように、S
PC,SPL,SPR,SPT,SPBの5個の測光領
域の中から任意の領域を選択することができる。これら
のSPモードの測光領域にはそれぞれ4個の測光領域が
含まれている。
【0012】図4は測光素子9の構造を示す。撮像画素
26は上下方向に12画素、左右方向に20画素にそれ
ぞれ分割された光電変換部から構成され、これらの各画
素は図3に示す各測光領域に対応している。また、撮像
画素26に隣接して補正用画素27が設置される。この
補正用画素27は、上下方向に3画素、左右方向に20
画素にそれぞれ分割された光電変換部から構成され、こ
れらの光電変換部はすべて遮光される。補正用画素27
の各列の出力Vopb,Vo1,Vo2は、暗電流補
正、アンプゲイン補正などに用いられる。なお、暗電流
補正およびアンプゲイン補正については本発明に直接関
係しないので説明を省略する。撮像画素26と補正用画
素27の電荷蓄積が終了すると、それらの画素の電荷信
号は各画素に隣接して配置される不図示のHレジスタに
よって1列ずつVレジスタ28へ転送され、さらにVレ
ジスタ28によって1画素ずつ出力回路29へ転送され
る。出力回路29は各画素の電荷信号を電圧に変換し、
1倍(ゲインL)または4倍(ゲインH)のシグナルア
ンプで増幅して順次出力する。
【0013】図5はSPモードにおける蓄積時間算出に
用いる測光領域を示す。上述したように、SPモードで
は適正露出演算に用いる測光領域は中央付近の4領域だ
けである。ここで、分割測光領域の測光データは適正露
出演算の他に、次回測光時の蓄積時間の演算にも用いら
れる。次回の蓄積時間の算出方法については後述する
が、前回の測光データと、前回の蓄積時間と、次回測光
時の測光データの目標値とに基づいて算出する。つま
り、前回の測光時と次回の測光時とで被写界輝度がほぼ
同程度であると仮定すると、前回の測光データと前回の
蓄積時間との比は、次回の測光データと次回の蓄積時間
との比に一致することを利用して算出する。通常は測光
領域内の測光データが最大の画素つまり一番明るい領域
に注目し、その領域の測光データが目標値になるように
次回の蓄積時間を決定する。SPモードでは、適正露出
演算に用いる4領域を中心とする64領域の中の最高輝
度の領域が目標値となるように、次回の蓄積時間を算出
する。SPCが選択されている場合には、(A)に示す
ように(7,3)〜(14,10)の測光領域の測光デ
ータを蓄積時間算出に用いる。以下同様に、SPLが選
択されている場合には(B)に示すように(11,3)
〜(18,10)の測光領域の測光データを、SPRが
選択されている場合には(C)に示すように(3,3)
〜(10,10)の測光領域の測光データを、SPTが
選択されている場合には(D)に示すように(7,5)
〜(14,12)の測光領域の測光データを、SPBが
選択されている場合には(E)に示すように(7,1)
〜(14,8)の測光領域の測光データをそれぞれ蓄積
時間算出に用いる。
【0014】ここで、次回の蓄積時間の算出に、適正露
出演算に用いる4領域を中心とする64個の測光領域を
用いる理由は以下の通りである。SPモードの適正露出
に用いる4領域の近傍に太陽などの4領域と比較して極
めて輝度の高い被写体が存在した場合には、その高輝度
被写体による光電子が周りの画素に漏れ出す、いわゆる
ブルーミング現象によって適正露出算出用の4領域の測
光データが影響を受け測光誤差の原因となる。このよう
な場合には、その高輝度被写体が飽和しないような蓄積
時間で蓄積を制御すれば、ブルーミング現象を回避する
ことができる。適正露出演算に用いる4領域を中心とす
るブルーミング現象の影響を受ける範囲は、高輝度被写
体の輝度や測光光学系などにより変化するが、本実施形
態では縦横それぞれ8領域の計64領域をその範囲とす
る。SPモードが選択されている場合には、適正露出演
算に用いる4領域を中心とした64領域の測光データが
メモリ14内に記憶されていれば十分であるから、領域
判定部12は測光モード設定部11により設定されたス
ポット位置周辺の64領域に該当するか否かを判定すれ
ばよい。一方、CWモードが選択されている場合には、
ブルーミング現象の影響を回避するために240領域の
すべての測光データを蓄積時間算出に用いる。また、A
MPモードの場合には、もともと適正露出演算に240
領域全部を用いるので、蓄積時間算出にも240領域全
部を用いる。なお、AMPモードおよびCWモードが選
択されている場合には、蓄積時間算出に240領域全部
を用いるので領域判別する必要がなく、すべての測光デ
ータをメモリ14へ記憶すればよい。
【0015】図6は、マイクロコンピュータ100の測
光制御プログラムを示すフローチャートである。このフ
ローチャートにより、一実施形態の動作を説明する。カ
メラの不図示のレリーズボタンが半押しされると、カメ
ラの電源が投入され、この制御プログラムの実行が開始
される。まず、ステップ101において、CCDなどの
測光素子9の準備ができているか、すなわち電源投入後
の最初の測光であるか否かを判別する。最初の測光であ
ればステップ102へ進み、測光素子9の初期化を行
い、蓄積時間intを1mSに設定する。また同時に、
カウンタ変数LPおよびFNを0にリセットする。ここ
で、LPは電源投入後の測光回数をカウントする変数で
あり、FNは測光データが不適正であると判定された回
数をカウントする変数である。ステップ103では図1
3に示す蓄積記憶ルーチンを実行し、設定された蓄積時
間intによって測光を行い240領域それぞれの測光
データを読み出す。ここで、測光モード設定部11で設
定された測光モードに対して必要な測光領域の測光デー
タであるか否かを判定し、必要な領域の測光データだけ
をA/D変換してメモリ14に記憶する。測光素子9か
らの各測光領域の測光データの出力順序は図4に示すよ
うに一定であるから、測光データの出力順序と測光領域
の関係は1対1に定まっている。したがって、測光デー
タが出力される順番により必要なデータと不要なデータ
とを判定する。なお、測光素子9における電荷の蓄積と
測光データの読み出し方法については後述する。ステッ
プ104で、カウンタ変数LPが3であるか否か、すな
わち電源投入後に3回の測光を行なったか否かを判定
し、3回に満たなければステップ105へ進んでLPを
インクリメントする。
【0016】ステップ106で、図7に示す有効性判定
ルーチンを実行し、最新の測光データが適正レベル内に
収まっているかを判定する。この実施形態では、対象と
する測光領域の最高輝度が飽和レベルとノイズレベルと
の間にあるか否かにより測光データの有効性を判定し、
適正レベル内に収まっていればその測光データを有効と
し、不適正レベルであればその測光データを無効とす
る。続くステップ107において図9に示す蓄積時間算
出ルーチンを実行し、最新の測光データとその時の蓄積
時間と次回測光時の測光データの目標値とに基づいて、
次回測光時の蓄積時間を算出する。次にステップ108
で、有効性判定結果を示すOKフラグにより有効の判定
結果が出されたかどうかを判別し、有効であった場合は
ステップ111へ進み、そうでなかった場合はステップ
109へ進む。最新の測光データが有効でなかった場合
は、ステップ109でカウンタ変数FNをインクリメン
トし、続くステップ110でFN=5であるか否かを判
別する。FN=5、すなわち5回連続で測光データが無
効と判定された場合にはステップ111へ進み、そうで
なければステップ112へ進む。つまり、5回連続で測
光データが無効と判別された場合には、5回目の測光が
終了した時点で測光データが無効であっても有効であっ
た場合と同様にステップ111へ進み、カウンタ変数F
Nをクリヤした後、ステップ113で露出演算を行う。
5回の測光の内、1回でもデータが有効であると判定さ
れれば、必ずステップ111を通るのでFNは0にクリ
アされる。したがって、FN=5となるのは5回連続し
てデータが無効と判定された場合である。これは、何ら
かの影響により測光エラーが連続すると、その後の露出
演算ができなくなるので、長時間にわたって適正露出値
が更新されない状態が続くことになり、最新の被写界状
態の適正露出が得られなくなるのを防止するためと、長
期間適正露出値が更新されないことにより撮影者にカメ
ラが故障したと思われるのを防止するためである。
【0017】ステップ110で5回連続して測光データ
が無効と判定されなかった場合は、ステップ112でL
P=2で且つFN=2であるか否かを判別する。電源投
入後に2回測光し、2回とも測光結果が無効と判定され
た場合は、ステップ113へ進み、そうでなければステ
ップ103へ戻る。電源投入直後にはまだ適正露出値が
求められていないので、適正露出値が求められるまでの
間は撮影者がレリーズスイッチを全押ししても撮影がで
きない状態にある。したがって、例えば電源投入直後に
いきなりレリーズボタンを全押しする、いわゆる一気押
しがなされた場合には、撮影が不可能になるかまたは撮
影されてもタイムラグを生じることになり、撮影者に不
快感を与えることになる。そこで、電源投入後の2回の
測光で2回とも無効と判定された場合には、速写性を重
視して再度測光のやり直しは行わず、ステップ113へ
進んで露出演算を行う。
【0018】ここで、電源投入後の2回目の測光で上記
判定を行う理由は次の通りである。1回目の測光では前
回のデータがないので所定の蓄積時間で測光を行ってお
り、著しく不適正レベルの測光データが得られる可能性
がある。2回目の測光では1回目のデータを基にして蓄
積時間を調節するので適正な測光レベルで測光できる可
能性が高くなり、測光精度が上がる。また、測光サイク
ルと、速写性の度合いのバランスも考慮する必要があ
る。電源投入直後の一気押しでは、速写性に必要な時間
として約100mS以内にふたたびレリーズ可能となる
必要がある。詳細な説明は省略するが、この実施形態で
は被写界が最も暗い状態で蓄積時間が長い場合において
も、100mS以内に2回の測光が可能である。もし、
100mS以内に2回以上の測光が可能であれば、2回
目ではなくそれ以上の回数でステップ112の判定を行
ってもよい。また、測光サイクルは、蓄積時間によって
も左右されるので、測光回数ではなく、電源投入後から
の経過時間を計測し、ステップ112を通過する時点で
の経過時間が所定値を越えたらステップ112の判定を
行うようにしてもよい。ここで、データが無効と判定さ
れたにも係わらず適正露出演算を行うと、不正確な適正
露出値が算出される可能性があるが、この場合は適正露
出値の精度よりも速写性を重視するのでやむを得ない。
また、後に説明するように、速写性重視の場合には特別
なアルゴリズムで適正露出値を算出し、適正露出値の精
度悪化をカバーする処理を行う。
【0019】ステップ113では図12に示す露出演算
ルーチンを実行し、最新の測光データを用いて適正露出
値を算出する。測光モードに対応する適正露出値の演算
方法については後に更に説明を加える。次にステップ1
14において、レリーズスイッチが全押しされているか
どうかを判定し、全押しされていればステップ115へ
進み、算出された適正露出値に基づいて絞り24とシャ
ッター25を制御してフィルムの露光を行う。ステップ
116では、電源の半押しタイマーがタイムアップした
か否かを判定し、タイムアップしたらプログラムを終了
し、そうでなければステップ101へ戻って上記処理を
繰り返す。
【0020】図7は測光データの有効性判定ルーチンを
示すフローチャートである。ステップ201において、
フラグTXおよびTNを0にクリアする。TXは蓄積時
間が最長時間に達した場合にセット(1)され、TNは
最短時間に達した場合にセット(1)されるフラグであ
る。次にステップ202と203で、設定された測光モ
ードがAMPモードであるか、あるいはCWモードであ
るか、そのどちらでもないSPモードであるかを判別す
る。AMPモードの場合にはステップ204で有効性判
定レベルVokに640mVを設定し、CWモードの場
合にはステップ205でVokに160mVを設定し、
SPモードの場合にはステップ206でVokに80m
Vを設定する。ここで、測光モードによって有効性判定
レベルVokが異なる理由は次の通りである。それぞれ
の測光モードでは使用する測光領域の数が異なる上に、
一般に被写界内には複数の異なる輝度を持った被写体が
存在するため、使用する測光領域数が多いほど測光デー
タ間の輝度差が大きくなる。輝度差が大きいと、低輝度
側の測光データが小さくなってS/N比が悪化し、測光
精度が低下する。したがって、測光領域数が多いほど測
光ダイナミックレンジをできるだけ広く取るために、大
きな測光データを得る必要がある。
【0021】次にステップ207で、Vomax,Vo
pb,Vominを求める。Vomaxは、各測光モー
ドで適正露出演算に用いる測光領域の中の最大の測光デ
ータである。適正露出演算に用いる測光領域は、図3に
示すように、AMPモードの場合は240領域すべてで
あり、CWモードの場合は52領域であり、SPモード
の場合はスポット位置の4領域である。Vopbは、V
omaxが存在する測光領域と同列にあるVopb出力
である。例えば、図4に示す撮像画素26の一番左の列
にVomaxが存在した場合、Vopbは補正用画素2
7の一番左の列のVopbの出力となる。Vomin
は、各測光モードで適正露出演算に用いる測光領域の中
の最小の測光データである。次に、ステップ208で次
式が成立するかどうかを判定する。
【数1】Vomax+Vopb<Vov ここで、Vovは測光素子9の飽和出力電圧値であり、
図4の出力回路29のゲインHおよびLごとにカメラ内
の不図示の不揮発性メモリに記憶されている。このVo
vの標準的な値は3.4V程度である。測光素子9によ
る測光データには、被写界輝度に依存する信号成分と被
写界輝度に依存しない暗電流成分とが含まれている。と
ころが、測光素子9の出力は暗電流成分が取り除かれた
信号成分のみであるから、測光素子9の測光データが飽
和しているか否かを判定する場合には、改めて信号成分
Vomaxに暗電流成分Vopbを加算して飽和出力電
圧値Vovと比較しなければならない。
【0022】測光素子9による測光データが飽和出力電
圧値Vovを越えていない時は、ステップ209へ進ん
でオーバーフローフラグOVをクリヤ(0)する。続く
ステップ211で、露出演算に用いる測光領域の中で最
小の測光データVominが測光素子9のノイズ電圧レ
ベルVunよりも大きいか否かを判定する。
【数2】Vomin>Vun ここで、Vunは測光素子9のノイズ電圧レベルであ
り、ゲインHおよびLごとにカメラ内の不図示の不揮発
性メモリに記憶されている。このノイズ電圧レベルVu
nの標準的な値は40mV程度である。最小測光データ
Vominがノイズ電圧レベルVunよりも大きい時
は、図8のデータAに示すように、最大測光データVo
maxと最小測光データVominが測光ダイナミック
レンジVun〜Vov内に収まっているので、ステップ
212へ進んでアンダーフローフラグUNをクリヤ
(0)し、測光データの有効性を示すフラグOKをセッ
ト(1)して処理を終了する。
【0023】一方、最小測光データVominがノイズ
電圧レベルVun以下の時は、図8のデータBに示すよ
うに、オーバーフローはしていないがアンダーフローし
ている場合であるから、ステップ214へ進んでアンダ
ーフローフラグUNをセットする。続くステップ215
において、最大測光データVomaxが測光モードに応
じた有効判定レベルよりも大きいか否かを判定する。
【数3】Vomax>Vok ここで、Vokは設定された測光モードに応じて上記ス
テップ204または205または206で設定された有
効判定レベルである。最大測光データVomaxが有効
判定レベルVokよりも大きい時は、アンダーフローで
はあるが適正露出演算に必要なダイナミックレンジが確
保されているとみなし、ステップ216でOKフラグを
セットして処理を終了する。一方、最大測光データVo
maxが有効判定レベルVok以下の時は、ステップ2
17で、その回の蓄積時間intがint_maxか、
すなわち設定可能な最長蓄積時間であったかどうかを判
定する。最長蓄積時間であった場合には、これ以上測光
出力レベルを上げることは不可能であるから、ステップ
218で最長蓄積時間フラグTXをセットし、続くステ
ップ219でOKフラグをセットする。なお、フラグT
Xは、測光ダイナミックレンジは確保されていないがこ
れ以上のレベル調整が不可能であることを示しているの
で、適正露出演算時にこのフラグTXを参照して特別な
処理を行うこともできるが、それについては本発明に直
接関係しないので説明を省略する。また、蓄積時間in
tが最長蓄積時間int_maxでなかった時は、ステ
ップ220へ進んでOKフラグをクリヤして処理を終了
する。
【0024】測光素子9による測光データが飽和出力電
圧値Vovを越えた時は、ステップ208からステップ
210へ進み、オーバーフローフラグOVをセットす
る。続くステップ221で、上記数式2により、露出演
算に用いる測光領域の中で最小の測光データVomin
が測光素子9のノイズ電圧レベルVunよりも大きいか
否かを判定する。VominがVunよりも大きい時
は、図8のデータCに示すように、オーバーフローして
いるがアンダーフローしていない場合であるから、ステ
ップ222へ進んでアンダーフローフラグUNをクリヤ
する。一方、VominがVun以下の時は、図8のデ
ータDに示すように、オーバーフローもアンダーフロー
もしている場合であるから、ステップ223へ進んでア
ンダーフローフラグUNをセットする。ステップ224
において、その回の蓄積時間intがint_min
か、すなわち設定可能な最短蓄積時間であったかどうか
を判定する。最短蓄積時間であった場合はこれ以上測光
出力レベルを下げることが不可能であるから、ステップ
225へ進んで最短蓄積時間フラグTNをセットし、続
くステップ226でOKフラグをセットする。なお、フ
ラグTNは、測光ダイナミックレンジは確保されていな
いがこれ以上のレベル調整が不可能であることを示して
いるので、適正露出演算時にこのフラグを参照して特別
な処理を行うこともできるが、それについては本発明に
直接関係しないので説明を省略する。一方、その回の蓄
積時間intが最短蓄積時間int_minでなかった
時は、ステップ227へ進んでOKフラグをクリヤし、
処理を終了する。
【0025】図9は蓄積時間intの算出ルーチンを示
すフローチャートである。この蓄積時間算出ルーチンは
図6のステップ107で実行される。なお、この蓄積時
間算出ルーチンが実行されるまでには、電源立ち上げ後
少なくとも1回は測光が行われているので、直前の測光
データがマイコン100内のメモリ14に残っている。
まず、ステップ301と302で測光モードを判別す
る。測光モードにAMPモードが設定されている時はス
テップ303へ進み、蓄積時間の演算に用いる測光領域
数pxに240を設定し、測光目標レベルVagcに
2.56Vを設定する。CWモードが設定されている時
はステップ304へ進み、測光領域数pxにAMPモー
ドと同様の240を設定し、測光目標レベルVagcに
1.28Vを設定する。SPモードが設定されている時
はステップ305へ進み、測光領域数pxに64を設定
し、測光目標レベルVagcに0.64Vを設定する。
このように、AMPモードとCWモードでは蓄積時間の
演算に全測光領域を用い、図5に示すようにSPモード
では蓄積時間の演算に設定されたスポット位置周辺の6
4領域を用いる。蓄積時間演算に用いる測光領域数が、
CWモードやSPモードにおいて適正露出演算に用いる
測光領域数よりも大きいのは、図5によりすでに説明し
た通りである。測光目標レベルVagcは次回の測光時
に測光領域の内の最大の測光データが取るべき目標レベ
ルを示しており、設定された測光モードによって異なる
値が設定される。
【0026】ここで、測光モードに応じて測光目標レベ
ルVagcが異なるのは次の理由による。AMPモード
の場合には、適正露出演算時に240個すべての測光領
域の輝度を算出する必要がある。適正露出値の演算方法
については本出願人が特開平6−95200号公報で詳
細に開示しているので説明を省略するが、写界内には輝
度の異なる複数の被写体が存在することが多いので、で
きるだけ測光ダイナミックレンジが広くなるような測光
の仕方が望ましい。したがって、最大輝度の測光領域が
できるだけ飽和レベルに近くなるように蓄積時間を設定
すれば、暗い被写体の出力が大きくなってノイズレベル
に対してS/N比のよい出力を得ることができる。CW
モードやSPモードの場合には、適正露出演算領域内の
測光データを全て加算し、その加算値に応じた輝度に基
づいて適正露出値を求める。つまり、適正露出演算に用
いる複数の測光領域があたかも1領域の測光セルである
かのような出力を算出する。その場合、高輝度領域の測
光出力が加算値に与える影響が極めて大きく、低輝度領
域のS/N比はそれほど必要としない。したがって、目
標測光レベルVagcは低くてもよいことになる。ま
た、SPモードの場合には、CWモードに比べて測光領
域が小さいので、測光領域内の輝度差も小さいことが予
想される。輝度差が小さければ低輝度部の出力も高輝度
部の出力に近づくので低輝度部のS/N比もよくなり、
低輝度部で輝度差の大きい場合と同じS/N比を得るた
めの目標測光レベルVagcは小さくてもよいことにな
る。
【0027】次にステップ306では、次式により測光
素子9により測光された最大の測光信号成分Voma
x’と暗電流Vopbの和が飽和出力電圧値Vovを越
えていないかを判定する。
【数4】Vomax’+Vopb<Vov ここで、最大測光データVomax’は蓄積時間演算に
用いる測光領域の内の最大値であり、有効性判定時に用
いる測光領域の内の測光データの最大値Vomaxとは
必ずしも一致しない。なお、この最大測光データの求め
方は検索対象の測光領域数が異なるだけで有効性判定時
の最大値の求め方と同様である。最大測光データVom
ax’が飽和出力電圧Vovよりも低い時はステップ3
07へ進み、メモリに格納されている測光データが電源
立ち上げ後の初回測光時のデータであるか否かを判定す
る。初回測光時のデータであればステップ308へ進
み、最大測光データVomax’が40mV未満か否か
を判定する。最大測光データVomax’が40mVよ
り小さい場合は、被写界がかなり暗いと予想される。ま
た、電源投入直後にレリーズボタンが全押しされた場合
を想定して、できるだけ早くに適正露出値を出力する必
要があるので、この場合にはステップ309にあるよう
に測光素子9にゲインHを設定するとともに、次回の蓄
積時間に40mSを設定する。この40mSという数値
は、カメラの測光装置に要求される測光下限から、1回
目の測光で検出不可能であった明るさまでをできるだけ
カバーできるような蓄積時間として、使用する測光系に
合わせて決定されたものである。したがって、この数値
はカメラに要求される速写性と、測光装置に要求される
低輝度限界と、測光系の明るさから最適値を決定すれば
よい。
【0028】ステップ308でVomax’が40mV
以上と判定された時は、次回の蓄積時間を計算によって
最適化可能であるからステップ310へ進む。ステップ
310では最大測光データVomax’が0Vであるか
否かを判定し、そうであればステップ311で次回の蓄
積時間を前回の4倍とする。一方、最大測光データVo
max’が0Vの時はステップ312へ進み、次式によ
り次回の蓄積時間の候補値int’を求める。
【数5】int’=int・Vagc/(Vomax+
Vopb) ここで、intは前回の蓄積時間、Vagcは(Vom
ax+Vopb)の目標値であり、測光モードに応じて
ステップ303またはステップ304またはステップ3
05において設定された値である。数式5は、仮に前回
と次回の測光時の被写界の明るさが等しいとすると、i
nt’の蓄積時間で次回の測光を行えば、次回の測光時
に求められる(Vomax+Vopb)が目標測光レベ
ルVagcに等しくなることを表わしている。
【0029】次に、ステップ313では次式により次回
の蓄積時間を決定する。
【数6】int=K・int’+(1−K)・int ここで、int’はステップ312で求めた蓄積時間の
候補値、intは前回の蓄積時間、Kはフリッカー光源
などの下で測光した場合に蓄積時間が急激に変化しない
ための安定係数であり、前回の蓄積時間値に応じて図1
0に示すような値をとる。例えば、前回の蓄積時間が1
0mS以下の場合にはK=0.25であるから、次回の
蓄積時間はintが3に対してint’が1の割合での
加重平均される。また、前回の蓄積時間が20mS以上
の場合にはフリッカーの影響はほとんどないのでK=1
となり、上記数式5により算出された蓄積時間の候補値
int’のみによって新たな蓄積時間が決定される。前
回の蓄積時間が10mSから20mSまでの間にある場
合には次式によりKの値を求める。
【数7】K=0.075・int−0.5 ここで、intは前回の蓄積時間値である。蓄積時間i
ntをフリッカーによって受ける影響の度合いによって
あまり変化させないようにした方がよい理由は、本発明
に直接関係しないので説明は省略する。なお、Kの値は
図10に示す値に限定されず、カメラの測光系や対象と
する光源の特性によって最適化することが望ましい。
【0030】測光素子9により検出された最大測光信号
成分Vomax’と暗電流成分Vopbの和が飽和出力
電圧値Vovを越えている時は、ステップ306からス
テップ314に進み、使用する測光領域の内のオーバー
フローした領域数をカウントして変数ovfに設定す
る。ovfの最小値は1(飽和領域が1つだけ)、最大
値はpx(使用する全領域がオーバーフロー)である。
ステップ315ではオーバーフロー領域数ovfがpx
/16未満か否かを判別し、そうであればステップ31
6で次回の蓄積時間intを前回の蓄積時間の2分の1
に設定する。また、ステップ317ではオーバーフロー
領域数ovfがpx/8未満か否かを判別し、そうであ
ればステップ318で次回の蓄積時間intを前回の蓄
積時間の4分の1に設定する。さらに、ステップ319
ではオーバーフロー領域数ovfがpx/4未満か否か
を判別し、そうであればステップ320で次回の蓄積時
間intを前回の蓄積時間の8分の1に設定する。ステ
ップ321ではオーバーフロー領域数ovfがpx/2
未満か否かを判別し、そうであればステップ322で次
回の蓄積時間intを前回の蓄積時間の16分の1に設
定する。オーバーフロー領域数ovfがpx/2以上あ
る時は、ステップ323で前回の測光が電源投入後の1
回目の測光であったか否かを判別し、そうであれば図6
で説明したように次回の測光結果が有効無効に拘わらず
適正露出演算に用いられるので、オーバーフローしない
ようにステップ324で次回の蓄積時間に短めの20μ
Sを設定する。測光データがオーバーフローしていた場
合の処理では、ステップ315からステップ322まで
に見られるように、オーバーフローした測光領域の数が
多ければ多い程被写界が明るいとみなして次回の蓄積時
間を前回よりも短くするようにしている。
【0031】図11は、次回測光時の測光素子9内の出
力回路29のゲイン調整を行うルーチンである。図6の
ステップ107で、図9に示す次回の蓄積時間の演算ル
ーチンに続いてこのルーチンが実行される。ステップ4
01では、出力回路29のゲイン設定がゲインLである
か否かを判定する。ゲインがLであればステップ402
へ進み、次回の蓄積時間intがint_L_maxよ
りも大きいか否かを判定する。ここで、int_L_m
axはゲイン切り換えのためのしきい値であり、40m
S程度の数値を代入すればよい。次回の蓄積時間int
がint_L_maxよりも大きい時はステップ403
へ進み、次回の測光時はゲインHに切り換え、蓄積時間
intを図9の蓄積時間演算ルーチンで求めた値の4分
の1とする。一方、現在ゲインHが設定されている時は
ステップ401からステップ404へ進み、次回の蓄積
時間intがint_H_minより小さいか否かを判
定する。int<int_H_minであればステップ
405へ進み、次回の測光時のゲインをLに切り換え、
蓄積時間intを図9の蓄積時間演算ルーチンで求めた
値の4倍とする。ここで、int_H_minは5mS
程度の数値を代入すればよい。また、int_L_ma
xとint_H_minの比は、ゲインH/Lの比であ
る4倍以上の値が望ましい。これによって、ゲイン切り
換えにヒステリシス特性を有することになるので、測光
データに多少の揺らぎがあっても頻繁にゲイン切り換え
が行われて測光データが不安定になるようなことがな
い。次にステップ406では、次回の蓄積時間が予め定
めた最小蓄積時間int_minよりも短いか否かを判
別し、短い場合はステップ407により蓄積時間をin
t_minにクリップする。同様に、ステップ408で
は次回の蓄積時間が予め定めた最大蓄積時間int_m
axよりも大きいか否かを判別し、大きい場合はステッ
プ409で蓄積時間をint_maxにクリップする。
この実施形態ではint_minを10μSとし、in
t_maxを100mSとするが、これらの値は使用す
る測光光学系および測光範囲などによって最適化するの
がよい。
【0032】図12は露出演算ルーチンを示すフローチ
ャートである。図6のステップ113でこの露出演算ル
ーチンが実行される。ステップ501において、設定さ
れた測光モードがSPモードであるかどうかを判定す
る。SPモードであればステップ502へ進み、設定さ
れたスポット位置の4つの測光領域の測光データを加算
して輝度値を算出し、その輝度値に基づいて適正露出値
を算出する。ステップ503ではCWモードであるか否
かを判定し、CWモードであればステップ504へ進
む。テップ504ではCWモードの露出演算を行なう。
CWモードの露出演算方法は、図3で示した52領域の
測光データを全て加算して輝度値を算出し、その輝度値
に基づいて適正露出値を算出する。この方法では、上述
したように測光領域内の高輝度被写体の影響が支配的に
なるので、AMPモードに比べて測光データの精度が低
くても比較的安定した適正露出値を得ることができる。
一方、SPモードでもCWモードでもない時はAMPモ
ードであると判断してステップ505へ進み、OKフラ
グがセット(1)されているか、すなわち図6ステップ
106の有効性判定で測光データが有効であると判定さ
れたかどうかを判別する。ここで、OKフラグがクリヤ
(0)されている場合、つまりAMPモードで且つ測光
データの有効性が否定された場合には、測光データの精
度が低いことが予想されるのでステップ504へ進んで
CWモードの露出演算に切り換える。また、AMPモー
ドで有効性判定がなされた場合には、ステップ506で
上述した公知の手法により適正露出演算を行い処理を終
了する。
【0033】図13は、図6のステップ103で実行さ
れる、測光素子9の電荷蓄積、データ読み出しおよび記
憶ルーチンを示すフローチャートである。なおこの実施
形態では、図3に示す測光素子9の測光領域のアドレス
を変数(i,j)で表し、(i1,j1)から(i2,
j2)までの測光領域(i1≦i≦i2,j1≦j≦j
2)の測光データをA/D変換してメモリ14に記憶す
る。測光モードとしてSPCモードが選択された場合は
ステップ601から602へ進み、アドレス変数にi1
=7,j1=3,i2=14,j2=10を代入し、測
光データをメモリ14に記憶する測光領域として図5
(A)に太枠で示す領域を設定する。SPLモードが選
択された場合にはステップ603から604へ進み、ア
ドレス変数にi1=11,j1=3,i2=18,j2
=10を代入し、測光データをメモリ14に記憶する測
光領域として図5(B)に太枠で示す領域を設定する。
SPRモードが選択された場合にはステップ605から
606へ進み、アドレス変数にi1=3,j1=3,i
2=10,j2=10を代入し、測光データをメモリ1
4に記憶する測光領域として図5(C)に太枠で示す領
域を設定する。SPTモードが選択された場合にはステ
ップ607から608へ進み、アドレス変数にi1=
7,j1=5,i2=14,j2=12を代入し、測光
データをメモリ14に記憶する測光領域として図5
(D)の太枠で示す領域を設定する。SPBモードが選
択された場合にはステップ609から610へ進み、ア
ドレス変数にi1=7,j1=1,i2=14,j2=
8を代入し、測光データをメモリ14に記憶する測光領
域として図5(E)の太枠で示す領域を設定する。一
方、上記以外のAMPモードまたはCWモードが選択さ
れた場合には、ステップ611へ進み、アドレス変数i
1=1,j1=1,i2=20,j2=12を代入し、
測光データをメモリ14に記憶する測光領域として図3
に示す全測光領域を設定する。次にステップ612にお
いて、図9に示すサブルーチンで算出された蓄積時間だ
け測光を行なう。蓄積が終了したらステップ613へ進
んでアドレス変数i,jを(1,1)に初期化し、続く
ステップ614でi1≦i≦i2且つj1≦j≦j2、
すなわち測光データをA/D変換してメモリ14に記憶
すべき測光領域か否かを判別する。測光回路10からは
図4で説明したように各測光領域に対応する各画素の測
光データが所定の順序で出力されるから、測光データの
出力順序により測光データを記憶すべき測光領域か否か
を判別することができる。測光データを記憶すべき測光
領域であればステップ615へ進み、測光データをA/
D変換部13でA/D変換してメモリ14へ記憶する。
一方、測光データを記憶すべき測光領域でなければその
領域のデータを破棄してステップ616へ進む。ステッ
プ616ではj=12かどうかを判別し、j=12であ
ればステップ617へ進み、j=1を代入し、iをイン
クリメントする。また、j=12でなければステップ6
18へ進み、jをインクリメントする。ステップ619
でi≦20であるか否かを判別し、i≦20であればス
テップ614へ戻って上記処理を繰り返し、i>20で
あればすべての測光データの読み出しが終了したので処
理を終える。
【0034】このように、測光モードに応じて複数の測
光領域の中から測光データを記憶すべき測光領域を選択
し、選択領域の測光データのみをメモリ14に記憶する
ようにしたので、被写界をきめ細かく測光してより最適
な露出値を得るために、多数の測光領域を有する測光回
路10を用いても、測光モードに応じた露出演算などに
用いる必要な測光領域の測光データだけがメモリ14に
記憶され、メモリ14の記憶容量が少なくてすみ、コス
トを削減することができる。また、CCDなどの電荷蓄
積型測光回路10の測光データの出力順序に基づいて測
光モードに応じた選択領域の測光データを選別し、メモ
リ14に記憶するようにしたので、簡単な選別方法で選
択領域の測光データだけをメモリ14に記憶することが
できる。さらに、露出演算に用いる測光領域の測光デー
タと電荷蓄積時間の演算に用いる測光領域の測光データ
とをメモリ14に記憶し、前者の測光領域の測光データ
に基づいて露出演算を行なうとともに、後者の測光領域
の測光データに基づいて電荷蓄積時間を演算するように
したので、被写界をきめ細かく測光してより最適な露出
値を得るために、多数の測光領域を有する電荷蓄積型の
測光回路10を用いても、露出演算と電荷蓄積時間演算
に用いる測光領域の測光データだけがメモリ14に記憶
されるので、メモリ14の記憶容量が少なくてすみ、コ
ストを削減することができる。さらにまた、被写界の一
部を測光する、例えばスポット測光モードや中央部重点
測光モードなどの部分測光モードが設定された時は、露
出演算に用いる測光領域を含む広い範囲の測光領域を電
荷蓄積時間演算に用いる測光領域として選択し、選択さ
れた測光領域の測光データをメモリ14に記憶して露出
演算と蓄積時間演算に用いるようにしたので、露出演算
に用いる測光領域の周辺に高輝度被写体が存在する場合
でもブルーミング現象を回避することができる。なお、
上述した実施形態では測光回路に電荷蓄積型光電変換素
子を用いた例を示したが、光電変換素子は電荷蓄積型に
限定されず、SPD受光素子などを用いてもよい。ま
た、部分測光モードは上述した実施形態のスポット測光
モードや中央部重点測光モードに限定されない。
【0035】以上の一実施形態の構成において、測光回
路10が測光手段を、測光モード設定部11がモード設
定手段を、領域判定部12が領域選択手段および制御手
段を、メモリ14が記憶手段を、露出演算部22および
蓄積時間設定部15が演算手段をそれぞれ構成する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、測光モードに応じて複数の測光領域の中から測光
データを記憶すべき測光領域を選択し、選択領域の測光
データのみを記憶手段に記憶するようにしたので、被写
界をきめ細かく測光してより最適な露出値を得るため
に、多数の測光領域を有する測光手段を用いても、測光
モードに応じた露出演算などに用いる必要な測光領域の
測光データだけが記憶手段に記憶され、記憶手段の記憶
容量が少なくてすみ、コストを削減することができる。
請求項2の発明によれば、電荷蓄積型測光手段の測光デ
ータの出力順序に基づいて測光モードに応じた選択領域
の測光データを選別し、記憶手段に記憶するようにした
ので、上述した請求項1の発明の効果に加え、簡単な選
別方法で選択領域の測光データだけを記憶手段に記憶す
ることができる。請求項3の発明によれば、露出演算に
用いる測光領域の測光データと電荷蓄積時間の演算に用
いる測光領域の測光データとを記憶手段に記憶し、前者
の測光領域の測光データに基づいて露出演算を行なうと
ともに、後者の測光領域の測光データに基づいて電荷蓄
積時間を演算するようにしたので、上述した請求項1お
よび請求項2の発明の効果に加え、被写界をきめ細かく
測光してより最適な露出値を得るために、多数の測光領
域を有する電荷蓄積型測光手段を用いても、露出演算と
電荷蓄積時間演算に用いる測光領域の測光データだけが
記憶手段に記憶されるので、記憶手段の記憶容量が少な
くてすみ、コストを削減することができる。請求項4の
発明によれば、被写界の一部を測光する部分測光モード
が設定された時は、露出演算に用いる測光領域を含む広
い範囲の測光領域を電荷蓄積時間演算に用いる測光領域
として選択し、選択された測光領域の測光データを記憶
手段に記憶して露出演算と蓄積時間演算に用いるように
したので、上述した請求項1〜3の発明の効果に加え、
露出演算に用いる測光領域の周辺に高輝度被写体が存在
する場合でもブルーミング現象を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】一実施形態の測光光学系の構成を示す図。
【図3】一実施形態の測光素子の分割測光領域を示す
図。
【図4】一実施形態の測光素子の構造を示す図。
【図5】スポット測光モードにおける蓄積時間演算に用
いる測光領域を示す図。
【図6】一実施形態の測光制御プログラムを示すフロー
チャート。
【図7】測光データの有効性判定ルーチンを示すフロー
チャート。
【図8】測光データと測光ダイナミックレンジとの関係
を説明する図。
【図9】次回の蓄積時間の演算ルーチンを示すフローチ
ャート。
【図10】前回の蓄積時間と安定係数Kとの関係を示す
図。
【図11】測光素子のゲイン調整ルーチンを示すフロー
チャート。
【図12】露出演算ルーチンを示すフローチャート。
【図13】電荷蓄積、A/D変換および記憶動作を示す
フローチャート。
【図14】従来の測光装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 クイックリターンミラー 3 拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ 5 ペンタプリズム 6 接眼レンズ 7 測光用プリズム 8 測光用レンズ 9 測光素子 10 測光回路 11 測光モード設定部 12 領域判定部 13 A/D変換部 14 メモリ 15 蓄積時間設定部 16 蓄積制御部 17 有効性判定部 18 第1カウンタ 19 第2カウンタ 20 演算実行可否判定部 21 レンズデータ 22 露出演算部 23 露出制御部 24 絞り 25 シャッター 26 撮像画素 27 補正用画素 28 Vレジスタ 29 出力回路 31 測光回路 32 A/D変換器 33 記憶回路 34 判定部 35 露出演算部 36 焦点検出素子 100 マイクロプロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界を複数の測光領域に分割して測光
    し、各測光領域ごとに測光データを出力する測光手段
    と、 複数の測光モードの中から任意の測光モードを設定する
    モード設定手段と、 前記モード設定手段により設定された測光モードに応じ
    て測光データを記憶すべき測光領域を選択する領域選択
    手段と、 前記領域選択手段により選択された測光領域の測光デー
    タを記憶手段に記憶する制御手段とを備えることを特徴
    とする測光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測光装置において、 前記測光手段を、各測光領域の測光データを所定の順序
    で出力する電荷蓄積型とし、 前記制御手段は前記測光手段から出力される測光データ
    の出力順序に基づいて前記領域選択手段により選択され
    た測光領域の測光データを選別し、前記記憶手段に記憶
    することを特徴とする測光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測光装置において、 前記領域選択手段は前記測光データを記憶すべき測光領
    域として露出演算に用いる測光領域と前記電荷蓄積型測
    光手段の電荷蓄積時間の演算に用いる測光領域とを選択
    し、 前記記憶手段に記憶されている測光データに基づいて露
    出演算と電荷蓄積時間の演算を行なう演算手段を備える
    ことを特徴とする測光装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の測光装置において、 前記複数の測光モードに被写界の一部を測光する部分測
    光モードを含み、 前記領域選択手段は、前記モード設定手段により前記部
    分測光モードが選択された時は、露出演算に用いる測光
    領域を含む広い範囲の測光領域を電荷蓄積時間演算に用
    いる測光領域として選択することを特徴とする測光装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019285A1 (en) * 2001-08-22 2003-03-06 Cardax International Ltd Camera metering and exposure control system
CN101800859A (zh) * 2009-02-11 2010-08-11 三星数码影像株式会社 用于使用多种测光模式进行多次拍摄的拍摄方法和设备
JP2012042639A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Nikon Corp 測光装置及びカメラ

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