JPH08201170A - 測光装置 - Google Patents

測光装置

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JPH08201170A
JPH08201170A JP7008406A JP840695A JPH08201170A JP H08201170 A JPH08201170 A JP H08201170A JP 7008406 A JP7008406 A JP 7008406A JP 840695 A JP840695 A JP 840695A JP H08201170 A JPH08201170 A JP H08201170A
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JP
Japan
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photometric
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output circuit
outputs
unit
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JP7008406A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/099Arrangement of photoelectric elements in or on the camera
    • G03B7/0993Arrangement of photoelectric elements in or on the camera in the camera
    • G03B7/0997Through the lens [TTL] measuring
    • G03B7/09979Multi-zone light measuring

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補正部や制御部を構成するマイクロコンピュ
ータやメモリ等に負担をかけず、簡単な算出手法によっ
て、容易に正確な測光結果を得ることを可能とする。 【構成】 物体からの光を光電変換する光電変換部12
と、光電変換部12の情報を出力する出力回路(13,
14)と、出力回路の出力を対数圧縮する対数変換部1
5と、出力回路からの出力を補正する補正部16とを備
え、補正部16は、対数変換部15によって対数圧縮さ
れた後に、出力回路からの出力の補正を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体の輝度を測定す
る測光装置に関し、特に、カメラの自動露出制御に用い
ることができる測光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来例に係る測光装置の明る
さLに対する出力特性Vを示した線図である。L−V特
性は、理想状態では曲線8−1のように比例関係にある
が、温度変化や電源電圧変化などによって曲線8−2の
ようにずれてしまう。L−Vの理想特性は、曲線8−1
の場合には式1によって、曲線8−2の場合には式2に
よって表される。 V =a・L ・・・(1) V’=a’・L+b ・・・(2) 従って、曲線8−2の場合には、実際に得られるV’か
ら傾きのずれa/a’と、オフセットのずれbを補正す
る必要がある。従来、このずれは、次のような式3を用
いて補正していた。 V=(V’−b)・a/a’ ・・・(3)
【0003】一方、従来の測光装置として、特開平6−
208154号公報等に記載されているようなものがあ
った。この測光装置は、図11に示したように、10/
NmS(Nは1でない奇数)おきに測光を行い、最新の
N回分の測光値の平均によって、最終測光値を求めて、
光源のフリッカーの影響を受けない測光を行おうという
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の測光装
置では、式3に示したように、乗算、除算は測光演算を
行うマイクロコンピュータにとって負担が大きく、演算
に時間がかかるという問題点があった。
【0005】また、後者の特開平6−208154号公
報の測光装置は、最初にN回の測光を行わなければ最終
測光値を得られず、また、N回分の測光値を記憶しなけ
ればならないので、メモリの負担が大きいという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、補正部を構成するマイク
ロコンピュータやメモリ等に負担をかけず、簡単な算出
手法によって、容易に正確な測光結果を得ることが可能
な測光装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、物体からの光を光電変換する光
電変換部と、前記光電変換部の情報を出力する出力回路
と、前記出力回路の出力を対数圧縮する対数変換部と、
前記出力回路からの出力を補正する補正部とを備えた測
光装置において、前記補正部は、前記対数変換部によっ
て対数圧縮された後に、前記出力回路からの出力の補正
を行うことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の測光
装置において、前記補正部は、前記出力回路の温度変化
による出力誤差を補正することを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の測光
装置において、前記補正部は、前記出力回路の電源電圧
の変化による出力誤差を補正することを特徴としてい
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項1に記載の測光
装置において、前記補正部は、前記光電変換部の温度変
化による感度変化を補正することを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、請求項1に記載の測光
装置において、前記出力回路は、少なくとも2つの出力
を有し、前記補正部は、前記出力回路の出力が対数圧縮
される前に、前記出力同士の差を取ることを特徴として
いる。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の測光
装置において、前記出力回路は、基準電圧と少なくとも
1つの測光出力とを出力し、前記補正部は、前記基準電
圧と測光出力との差を取ることを特徴としている。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の測光
装置において、前記出力回路は、前記基準電圧と測光出
力とが同一の端子より出力されることを特徴としてい
る。
【0014】請求項8の発明は、物体からの光を測光す
る測光部と、所定間隔で測光を繰り返す制御部と、電源
立ち上げ後に初回の測光か否かを判別する判別部と、前
記判別部の判別結果に基づいて、初回の測光である場合
には、前記測光値を最終測光結果として出力し、初回の
測光でない場合には、前回の最終測光結果と最新の測光
値とを加重平均したものを最終測光結果として出力する
測光結果算出部とを備えたものである。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜請求項8の
いずれか1項に記載の測光装置において、前記測光部
は、蓄積型の測光素子を用いたことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1では、出力回路の補正を対数圧縮後に
行うようにしたので、補正部に負担がかからない。請求
項2では、出力回路の温度変化による出力誤差を対数圧
縮後に行うようにしたので、出力誤差を簡単に補正する
ことができる。請求項3では、出力回路の電源電圧変化
による出力誤差を対数圧縮後に行うようにしたので、そ
の出力誤差を簡単に補正することができる。請求項4で
は、光電変換部の温度変化による感度変化を対数圧縮後
に行うようにしたので、その感度変化を簡単に補正でき
る。請求項5では、出力回路の出力が対数圧縮される前
に、出力同士で差を取るようにしたので、オフセット分
の誤差を補正する必要がなくなる。請求項6では、出力
回路の出力が対数圧縮される前に、基準電圧と測光出力
との差を取るようにしたので、オフセット分の補正をす
る必要がなくなる。請求項7では、基準電圧と測光出力
とが同一の端子より出力されるので、出力読み込み端子
が1本で済む。
【0017】請求項8では、初回の測光である場合に
は、測光値を最終測光結果として出力し、初回の測光で
ない場合には、前回の最終測光結果と最新の測光値とを
加重平均したものを最終測光結果として出力するように
したので、少量のメモリ使用量で安定した測光が行え
る。請求項9では、蓄積型の測光素子を用いたので、蓄
積型の素子を使った出力回路の補正が簡単に行え、ま
た、安定した測光値を得ることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施例に係わるカ
メラの測光装置の概略の構成を示すブロック図である。
この実施例の測光装置は、主に受光素子9、マイクロプ
ロセッサ(以下、マイコンと略す)20、レンズ内マイ
コン21、露出制御部19、絞り10、シャッター1
1、ミラー2等が含まれている。
【0019】受光素子9は、被写界からの光を光電変換
する測光部12と、その測光部12の出力を電圧レベル
に変換した後に増幅して出力する増幅部13などを備え
ている。
【0020】マイコン20は、受光素子9からの出力を
数値レベルに変換するA/D変換部14と、A/D変換
部14のデータを対数圧縮する対数変換部15と、対数
変換部15からのデータを入力し、受光素子9からの出
力データの補正を行う補正部16と、補正部16からの
データと撮影レンズ内に納められたレンズ内マイコン2
1から出力される撮影レンズに関するデータとから被写
界の輝度値を算出する輝度算出部17と、輝度算出部1
7からの出力を用いて適正露出値を演算する露出演算部
18等を備えている。マイコン20は、不図示のメモリ
内に書き込まれたプログラムが実行されることにより各
部の動作が実現されるが、プログラムの内容について
は、後に詳しい説明を行う。
【0021】露出制御部19は、露出演算部18の出力
に基づいて、ミラー2、絞り10、及びシャッター11
等を制御し、フィルムへの露光を行う。
【0022】図2は、本実施例に係る測光装置の光学系
を示すブロック図である。光束は、撮影レンズ1を通過
した後に、クイックリターンミラー2、拡散スクリーン
3、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、接眼レン
ズ6を通って撮影者の目に到達する。一方、光束の一部
は、拡散スクリーン3によって拡散された後に、コンデ
ンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光用プリズム7、
測光用レンズ8を通して受光素子9へ到達する。
【0023】図3は、本実施例に係る測光装置の測光素
子の分割状態を被写界に照らし合わせて示した図であ
る。測光素子9は、例えばCCD(チャージ・カップル
ド・デバイス)等の蓄積型センサーが用いられており、
本実施例では、上下方向に12分割、左右方向に20分
割された合計240領域から構成されている。
【0024】図4は、本実施例に係る測光装置の受光素
子の内部構成を詳しく表した図である。受光素子9は、
前述したように、CCD等の蓄積型の素子から成ってお
り、受光部をもたないOPBレジスタRO、第1電荷注
入レジスタR1及び第2電荷注入レジスタR2の3本の
レジスタと、受光部を備え被写界の測光を行う12本の
HレジスタRH1〜RH12とを備えている。上記各レ
ジスタRは、それぞれ20個の独立した画素信号出力が
接続されており、測光出力等は、これらのレジスタRを
介し、HレジスタRH1〜RH12と90度の角度をな
して配置されているVレジスタRVを通して、出力回路
22へ出力される。
【0025】出力回路22は、VレジスタRVからの出
力を電圧に変換した後に、信号を1倍(ゲインL時)又
は4倍(ゲインH時)して、所定のタイミングにより出
力端子より出力する。出力回路22のゲインは、マイコ
ン20からのポート操作により切り替えられるようにな
っている。
【0026】OPBレジスタROは、光学的に遮光され
た光電変換部を備え、受光素子9の蓄積中に発生した暗
電流成分のみを出力するものであり、暗電流成分の補正
時に使用される。第1及び第2電荷注入レジスタR1,
R2の出力は、後に受光素子9の出力の補正を行うとき
に使用され、被写界の明るさに係わらず常に一定電荷の
出力を行うものである。尚、第1及び第2電荷注入レジ
スタR1,R2は、それぞれ注入される電荷の量が異な
っているものである。
【0027】図5は、本実施例に係る測光装置の受光素
子からの出力信号の形態を示した図である。受光素子9
の出力は、Vtim信号の立ち下がりに同期して、Vo
ut信号を読み取ることによって取り込まれる。Vti
m信号の初めの3パルス分は、測光部12からの情報を
含まない、いわゆるダミー出力となっており、この電圧
レベルVoref(約4V)が受光素子9の基準レベル
となる。
【0028】その後に、OPB出力Vopb、第1及び
第2注入電荷出力V1,V2、HレジスタRH1〜RH
12までの出力Vo[x](x=1・・・12)が、1
画素分ずつ基準レベルからの差として出力され、Vレジ
スタRVの1回分の出力を終了する。尚、各出力の信号
成分は、基準レベルを0として0V方向に出力される。
1画面分の出力は、この動作を20列分繰り返すことに
よって完了する。ここで、正味の信号成分は、基準レベ
ルからその画素の信号レベルを引くことにより求められ
る。例えば、基準レベル=4V、信号出力レベル=3V
の場合に、その画素の信号成分は1Vである。
【0029】図6、図7は、本実施例に係る測光装置の
動作(マイコン20のプログラム)を示したフローチャ
ート(その1、その2)である。カメラの電源は、不図
示のカメラのレリーズボタンが半押しされることによっ
て入り、本プログラムがスタートする。まず、ステップ
S101において、受光素子9が初期化済みであるか否
かを判別し、初期化済みでない場合には、ステップS1
02に進み、受光素子9内の不要電荷の吐き出しを行う
初期化の処理を行う。
【0030】次に、初期化済みの場合には、ステップS
103に進み、受光素子9の蓄積を行い、A/D変換部
14によって測光データの読み出しを行う。初回の蓄積
時間は、適当な値(例えば1mS等)によって測光を行
い、その時の測光値から後のステップS117によっ
て、次回以降の蓄積時間及びゲインを決定する。
【0031】測光データの読み取り後は、ステップ10
4において、基準信号と各データとの差を取り、正味の
測光出力を求める。その求め方は、以下に示す式4によ
って行う。 RVx[n]=Voref[n]−Vx[n] ・・・(4) ここで、RVxは、正味の測光データ、Vxは測光出力
を表し、[n]はn列目のデータであることを示す。
【0032】次に、ステップS105において、測光デ
ータが有効であるか否か、すなわち測光ダイナミックレ
ンジに収まっているか否かを判別する。有効か否かの判
定は、以下の式5、6が同時に満たされている場合とす
る。 Vomax>Vmax_min ・・・(5) Vomin<Vmin_max ・・・(6) ここで、Vomax、Vominは、ステップS104
で求めた240個の測光領域の正味の信号成分、すなわ
ち基準電圧信号から出力信号を引いた値の、それぞれ最
大値、最小値である。
【0033】また、Vmax_min、Vmin_ma
xは、受光素子9の特性によって決められる値である。
Vmax_minは、信号出力として信頼性のあると思
われる最大値の最小値を示しており、例えば全信号出力
がVmax_min以下であってもその後の測光演算に
影響を与えない程度の値として設定されている。ここで
は、Vmax_min=0.512Vとする。逆に、V
min_maxは、信号出力として信頼性のあると思わ
れる最小値の最大値を示しており、例えば全信号出力が
Vmin_max以上であってもその後の測光演算が可
能な程度の値として設定されている。ここでは、Vmi
n_max=3.4V(受光素子9の飽和信号出力程
度)とする。
【0034】ステップS106では、ステップS104
で求めた240領域の測光データの対数変換を式7を用
いて行う。 LV[n,x]=Log(RV[n,x])/Log(2) ・・・(7) ここで、RV[n,x]は、ステップS104によって
求めた横n列、縦x行の対数変換前のデータ(n=1・
・・20,x=1・・・12)、LV[n,x]は、同
様に、対数変換後のデータである。
【0035】ステップS107では、アンプゲイン補正
係数Caを式8により算出する。 Ca=V12−V12’ ・・・(8) ここで、V12’は、ステップS106によって求めら
れたV1[n](n=1・・・20)及びV2[n]
(n=1・・・20)の平均値であり、V12は、測光
装置の輝度更正時に得られたV12’であり、測光装置
の不揮発性メモリなどに記憶しておくものである。ここ
で、演算の簡略化のために、V12、V12’の代わり
に、V1[n]またはV2[n]のいずれかのみの平均
値を用いてもよい。また、更なる演算の簡略化のため
に、n列の平均値を求めずに任意の列のデータを用いて
更正するようにしてもよい。
【0036】ステップS108において、感度補正値C
tを式9によって算出する。Ctは、受光素子9の光電
変換部の感度が温度によって変動するのを補正する係数
である。 Ct=Tg・(t0−t) ・・・(9) ここで、t0は測光装置の輝度更正時の温度、tは測光
時の温度、Tgは定数である。このTgは、おおよそ
0.005程度の数値である。tは、測光装置内に温度
を検出する回路を設けてもよいし、受光素子9のOPB
出力が温度と蓄積時間の関数であることを利用し、OP
B出力と蓄積時間とから計算して求めてもよい。
【0037】次に、ステップS109では、蓄積時間補
正係数Cintを式10によって求める。 Cint=Log(int0/int)/Log(2) ・・・(10) ここで、int0は基準の蓄積時間(例えば1mS)、
intは測光時の蓄積時間である。
【0038】図7に示したステップ110では、240
領域の輝度値を式11によって算出する。 BV[n,x]=LV[n,x]+Ca+Ct+Cint+Cf0+Cg+C z[n,x] ・・・(11) ここで、LV[n,x]は式7で求めた対数変換後の測
光データ、Caはアンプゲイン補正係数、Ctは感度補
正係数、Cintは蓄積時間補正係数、Cgは受光素子
の出力回路のゲイン補正係数(ゲインH時=0、ゲイン
L時=2)、Cz[n,x]は各測光領域での測光誤差
補正係数であり、レンズ内マイコン21からのデータに
よってレンズ毎に算出されるものである。
【0039】ステップS111では、得られた240領
域の輝度値を用いて、被写界の適正露出値の演算を行
う。適正露出値の求め方は、本出願人による特開平6−
95200号公報等に詳しく記載されているので、ここ
では説明を省略する。
【0040】ステップS112では、1回目の測光か否
かを判断して、肯定された場合には、ステップS114
へ進み、否定された場合には、ステップS113に進
み、式12によってBVansを求める。 BVans=(3・BVans+BVans’)/4 ・・・(12)
【0041】ステップS114では、レリーズボタンが
全押しされたか否かを判別し、全押しされた場合には、
ステップS115に進み、求められた適正露出値によっ
て露出制御を行う。ステップS116では、マイコン2
0に内蔵されたタイマーがタイマー切れか否かを判別
し、否定された場合には、ステップS117に進み、次
回測光時の蓄積時間intと出力回路のゲインを求めた
後に、再びステップS101へ戻って処理を繰り返し、
タイマー切れの場合には、プログラムを終了する。ステ
ップ117の処理については、次に詳しく述べる。
【0042】図8、図9は、本実施例に係る測光装置の
動作(次回蓄積時間及び受光素子のアンプゲインを決定
するサブルーチン)を示すフローチャート(その1、そ
の2)である。図7のステップS117が実行されるこ
とにより、本サブルーチンが呼び出されて実行される。
本サブルーチンが呼び出される前には、電源立ち上げ後
に、少なくとも1回は測光が行われているので、直前の
測光値がマイコン20内のメモリ内に残っている。
【0043】ステップS201では、メモリ内に残って
いる直前の測光値の中から最大値Vomax、及びVo
pbmaxを求める。Vomaxは、式5で求めた値と
同一であり、Vopbmaxは、式4で求めた20個の
正味のOPB出力の最大値である。
【0044】ステップS202では、式13の判定を行
う。 (Vov−Vagc)<Vopbmax ・・・(13) ここで、Vovは、式4で求めた正味の出力の飽和値、
Vagcは、目標とする出力最大値であり、それぞれ受
光素子9の特性によって決定されるが、おおよそ3.4
V、3V程度である。受光素子9の出力は、素子の構成
上OPB成分と正味の信号成分との和が飽和値を越えて
出力することができない。そのために、OPB出力が大
きいと正味の信号成分のダイナミックレンジが狭くなっ
てしまう。数式13が成立する場合には、OPB出力が
大きくダイナミックレンジが小さくなるので、信号成分
がVagcに到達する前に飽和してしまう可能性があ
り、Vagcの補正を行わなければならない。
【0045】式13が成立する場合には、ステップ20
3で式14によって、Vagcの補正値Vcを求める。 Vc=Vopbmax−(Vov−Vagc) ・・・(14) また、数式13が否定の場合には、問題がないのでステ
ップS204においてVc=0とする。
【0046】次に、ステップS205において、Vom
ax>Vagcであるか、すなわち測光データの最大値
がAGC目標レベルより大きいか否かを判定し、大きい
場合には、ステップS211へ進み、それ以外の場合は
ステップS206へ進む。
【0047】ステップS206では、更に前回の蓄積時
間intが最大蓄積時間int_max以上か否かを判
定する。int_maxは、おおよそ400mS程度の
値である。ステップS206が否定の場合には、ステッ
プS208へ進み、それ以外の場合はステップS207
へ進む。
【0048】ステップS207では、前回の測光データ
の最大値がVagc以下であり、かつ、蓄積時間が最大
であったので、次回の蓄積時間int’としてint_
maxを代入する。
【0049】ステップS208では、Vomax=0か
否かを判定し、肯定された場合には、ステップS210
へ進み、次回の蓄積時間int’をintのintx倍
とする。この場合には、intxは4とする。ステップ
S208が否定された場合は、ステップS209へ進
み、式15によってint’を求める。 int’=(Vagc−Vc)・int/Vomax ・・・(15)
【0050】ステップS211では、蓄積時間intが
最小蓄積時間int_min(約10μS)以下である
か否かを判定し、肯定された場合には、ステップS21
2にに進み、int’=int_minとする。否定さ
れた場合には、ステップS213に進み、ステップS2
09と同様に式15によってint’を求める。
【0051】ステップS214では、式16によって前
回の蓄積時間intと次回蓄積時間int’との加重平
均値を求めて、再びintへ代入する。 int=(int・3+int’)/4 ・・・(16) 尚、ここでは、前回の蓄積時間に3倍の重みをつけた重
み付け平均を取っているが、この値は、これに限らず調
節可能である。このように、前回の蓄積時間の履歴を残
しておくことにより、光源のフリッカー等により蓄積時
間の調節が不安定化するのを防止することができる。
【0052】次に、ステップS215では、受光素子9
内の出力回路22のゲイン=Lであり、かつ、式16で
求めたintが100mSより大であるか否かを判定
し、肯定された場合には、ステップS216に進み、次
回の蓄積をゲイン=H、蓄積時間を式16の4分の1に
する。この理由は、ゲインHがゲインLの4倍のアンプ
になっているためであり、蓄積時間を短縮して測光を速
く行うことを目的としている。
【0053】ステップS217では、同様に、ゲイン=
Hであり、かつ、式16で求めたintが10mSより
小であるか否かを判定し、肯定された場合には、ステッ
プS218に進み、次回の蓄積をゲイン=L、蓄積時間
を式16の4倍にする。この場合には、どちらのゲイン
であっても測光時間に占める蓄積時間の割合が比較的小
さいので、比較的ノイズの小さいゲインLを選択する。
【0054】ステップS219では、intがint_
minを下回っていないか否かを判定し、肯定された場
合には、ステップS220に進み、int=int_m
inとする。ステップS221では、intがint_
maxを上回っていないか否かを判定し、肯定された場
合には、ステップS222に進み、int=int_m
axとして処理を終了する。
【0055】以上の実施例において、測光部12が光電
変換部に、増幅部13または出力回路22が出力回路
に、対数変換部15が対数変換部に、補正部16が補正
部に、受光素子9が測光部に、マイコン20が制御部
に、図6のステップS101が判別部にそれぞれ対応す
る。
【0056】以上説明した実施例に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
に含まれる。例えば、本実施例では、240個の全ての
測光領域について対数変換及び補正を施し、それぞれの
輝度値を算出したが、全領域の輝度値を求めなくてもよ
い。
【0057】また、複数の測光領域をグループ化し、グ
ループ内の測光出力を平均する等の処理をした後に、対
数変換及び補正をすることによりグループ毎の輝度値を
求め、それらの輝度値を用いて適正露出演算を行っても
よい。この場合に、グループ化することにより、対数変
換及び補正を施す回数が減るので、演算が高速にできる
などの効果がある。
【0058】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、簡単な算出手法により測光出力の補正を行うの
で、補正部に負担をかけずに正確な測光結果を得ること
が可能となる。また、複数の測光値を記憶しなくても、
光源のフリッカー等の影響を受けない測光値を出力可能
なために、制御部に負担がかからない。
【0059】特に、請求項1によれば、出力回路の補正
を対数圧縮後に行うようにしたので、補正部に負担がか
からない。請求項2によれば、出力回路の温度変化によ
る出力誤差を対数圧縮後に行うようにしたので、出力誤
差を簡単に補正することができる。請求項3によれば、
出力回路の電源電圧変化による出力誤差を対数圧縮後に
行うようにしたので、その出力誤差を簡単に補正するこ
とができる。請求項4によれば、光電変換部の温度変化
による感度変化を対数圧縮後に行うようにしたので、そ
の感度変化を簡単に補正できる。請求項5によれば、出
力回路の出力が対数圧縮される前に、出力同士で差を取
るようにしたので、オフセット分の誤差を補正する必要
がなくなる。請求項6によれば、出力回路の出力が対数
圧縮される前に、基準電圧と測光出力との差を取るよう
にしたので、オフセット分の補正をする必要がなくな
る。請求項7によれば、基準電圧と測光出力とが同一の
端子より出力されるので、出力読み込み端子が1本で済
む。
【0060】請求項8によれば、初回の測光である場合
には、測光値を最終測光結果として出力し、初回の測光
でない場合には、前回の最終測光結果と最新の測光値と
を加重平均したものを最終測光結果として出力するよう
にしたので、少量のメモリ使用量で安定した測光が行え
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測光装置の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施例に係る測光装置の光学系を示した図で
ある。
【図3】本実施例に係る測光装置の測光部の分割状態を
示す図である。
【図4】本実施例に係る測光装置の受光素子の内部構成
を示す図である。
【図5】本実施例に係る測光装置の受光素子からの出力
信号の形態を示す図である。
【図6】本実施例に係る測光装置のアルゴリズム(マイ
コン20のプログラム)を示すフローチャート(その
1)である。
【図7】本実施例に係る測光装置のアルゴリズム(マイ
コン20のプログラム)を示すフローチャート(その
2)である。
【図8】本実施例に係る測光装置のアルゴリズム(次回
蓄積時間及び受光素子のアンプゲインを決定するサブル
ーチン)を示すフローチャート(その1)である。
【図9】本実施例に係る測光装置のアルゴリズム(次回
蓄積時間及び受光素子のアンプゲインを決定するサブル
ーチン)を示すフローチャート(その2)である。
【図10】従来例に係る測光装置を示す説明図である。
【図11】従来例に係る測光装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 クイックリターンミラー 3 拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ 5 ペンタプリズム 6 接眼レンズ 7 測光用プリズム 8 測光用レンズ 9 受光素子 10 絞り 11 シャッター 12 測光部 13 増幅部 14 A/D変換部 15 対数変換部 16 補正部 17 輝度算出部 18 露出演算部 19 露出制御部 20 マイクロプロセッサ 21 レンズ内マイコン 22 出力回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光を光電変換する光電変換部
    と、 前記光電変換部の情報を出力する出力回路と、 前記出力回路の出力を対数圧縮する対数変換部と、 前記出力回路からの出力を補正する補正部とを備えた測
    光装置において、 前記補正部は、前記対数変換部によって対数圧縮された
    後に、前記出力回路からの出力の補正を行うことを特徴
    とする測光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測光装置において、 前記補正部は、前記出力回路の温度変化による出力誤差
    を補正することを特徴とする測光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の測光装置において、 前記補正部は、前記出力回路の電源電圧の変化による出
    力誤差を補正することを特徴とする測光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の測光装置において、 前記補正部は、前記光電変換部の温度変化による感度変
    化を補正することを特徴とする測光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の測光装置において、 前記出力回路は、少なくとも2つの出力を有し、 前記補正部は、前記出力回路の出力が対数圧縮される前
    に、前記出力同士の差を取ることを特徴とする測光装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の測光装置において、 前記出力回路は、基準電圧と少なくとも1つの測光出力
    とを出力し、 前記補正部は、前記基準電圧と測光出力との差を取るこ
    とを特徴とする測光装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の測光装置において、 前記出力回路は、前記基準電圧と測光出力とが同一の端
    子より出力されることを特徴とする測光装置。
  8. 【請求項8】 物体からの光を測光する測光部と、 所定間隔で測光を繰り返す制御部と、 電源立ち上げ後に初回の測光か否かを判別する判別部
    と、 前記判別部の判別結果に基づいて、初回の測光である場
    合には、前記測光値を最終測光結果として出力し、初回
    の測光でない場合には、前回の最終測光結果と最新の測
    光値とを加重平均したものを最終測光結果として出力す
    る測光結果算出部とを備えた測光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記
    載の測光装置において、 前記測光部は、蓄積型の測光素子を用いたことを特徴と
    する測光装置。
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