JPH11127388A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH11127388A
JPH11127388A JP9289597A JP28959797A JPH11127388A JP H11127388 A JPH11127388 A JP H11127388A JP 9289597 A JP9289597 A JP 9289597A JP 28959797 A JP28959797 A JP 28959797A JP H11127388 A JPH11127388 A JP H11127388A
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JP9289597A
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Hidehiko Aoyanagi
英彦 青柳
Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電変換部の出力が正常であるか異常である
かを判定し、異常である可能性が高い場合には、直ちに
所定の処理を施すことにより、正常出力に戻す機能を持
った光電変換装置を提供する。 【解決手段】 電荷蓄積型のイメージセンサ3と、イメ
ージセンサ3の動作を制御する制御部8とを備えた、イ
メージセンサ3の出力が正常であるか異常であるかを判
定する飽和判定部13を備え、制御部8は、飽和判定部
13がイメージセンサ3の出力が異常であると判定した
場合には、次回の蓄積動作において、イメージセンサ3
の蓄積電荷量が少なくなるような所定の制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷蓄積型の光電
変換装置に関し、特に、カメラの自動焦点検出装置に好
適に用いられる光電変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの自動焦点調節装置は、焦点検出
光学系によって結像された被写体像を電荷蓄積型の光電
変換装置(以下、イメージセンサーと呼ぶ)で受光し、
そのイメージセンサー出力を演算処理して、撮影光学系
の予定焦点面に対する被写体像面のデフォーカス量を検
出し、このデフォーカス量に応じてフォーカシングレン
ズを駆動することにより、撮影光学系を合焦させるもの
が知られている。
【0003】この自動焦点調節装置において、デフォー
カス量検出の可否や得られたデフォーカス量の信頼性な
どは、被写体の光輝度分布であるコントラストの高さに
大きく依存している。従って、被写体のコントラストを
最適にイメージセンサー出力に反映させる必要がある。
例えば、図12(a)のような絵を見た場合に、図12
(c)のような出力になるのが望ましい。ここで、Vs
atは、光電変換素子の飽和電圧レベルを示している。
【0004】しかし、蓄積時間が短い場合には、図12
(b)のように、コントラストが低くなってしまう。逆
に、蓄積時間が長い場合には、図12(d)のように、
本来あるべきコントラストがなくなってしまったりす
る。そこで、適当な大きさのイメージセンサー出力を得
る必要があり、そのために適当な蓄積時間で電荷蓄積し
なければならない。この適当な蓄積時間を求めるため
に、前回の蓄積動作における蓄積時間と、イメージセン
サー出力とに基づいて、次回の蓄積動作における出力の
ピーク値等が適当な値になるような蓄積時間を算出する
方法がある。
【0005】例えば、図12(b)のような出力が得ら
れ、そのときの蓄積時間がTb、ピーク出力がVbであ
ったとする。この場合は、次回の蓄積動作において、図
12(c)のような適当な出力を得るには蓄積時間を Tc=(Vc/Vb)×Tb …(1) とすればよい。
【0006】ここで、Vcは、目標値でVc=A×Vs
at、Aは1未満の正の実数であり、このAの大きさで
イメージセンサー出力の「適当な大きさ」が決定する。
Aが小さい場合には、常にイメージセンサー出力のコン
トラストが低くなってしまい、逆に、大きい場合には、
被写体の明るさを少し明るく変化しただけで、すぐにイ
メージセンサー出力が飽和してしまう。ただし、以上の
イメージセンサー出力の大きさには、暗電流等のノイズ
成分は含まれていないものとする。この方法を、以後A
GC(Auto Gain Controll)と略
す。
【0007】イメージセンサー出力が飽和した場合に、
蓄積電荷がちょうど飽和出力に対応する電荷量になるよ
うな蓄積時間であっても、または、蓄積電荷が飽和出力
に対応する電荷量の倍の電荷量になるような蓄積時間で
あっても、同じ飽和出力しか得られないために、上記数
式1により、次回の蓄積時間Tcを求めても、次回の出
力は、なお飽和する場合もある。そのために、イメージ
センサー出力が飽和電圧に達した場合には、上記数式1
にとらわれずに、蓄積時間を極端に短くするなどして飽
和状態を回避するとよい。
【0008】図13は、従来の光電変換装置の一例(例
えば特開昭57−131178号公報)を示すブロック
図である。この装置は、光電変換部51と、光電変換部
51からの出力が飽和したか否かを検出するサチュレー
ション検出回路52と、サチュレーション検出回路52
が飽和を検出した場合に、回路を切り替えるスイッチ5
3と、スイッチ53が切り替わったときに、出力が反転
するコンパレータ54と、コンパレータ54の出力が反
転したときに、光電変換部51の蓄積時間を短くするよ
うなクロックパルスを出力するクロック発生回路55等
とを備えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の装置は、光電変換部51の出力が飽和したか否かをサ
チュレーション検出回路52で検出するだけであるが、
サチュレーション検出回路52は、出力が飽和したか否
かを検出するものであって、出力が正常であるか異常で
あるかを判定することができない。
【0010】例えば、光電変換素子の構成によっては、
光電変換部51に許容量の100倍以上の光量が入射す
ると、出力が飽和状態を通り越し、出力値が逆に小さく
なる、いわゆる反転作用が起こるものがある。この反転
作用が起こった場合には、出力値は、飽和状態よりも小
さいために、サチュレーション検出回路52では出力の
異常を検出できずに、誤った測光情報を出力し続けるこ
とになる。
【0011】そこで、本発明は、光電変換部の出力が正
常であるか異常であるかを判定し、異常である可能性が
高い場合には、直ちに所定の処理を施すことにより、正
常出力に戻す機能を持った光電変換装置を提供すること
を課題としている。
【0012】
【発明を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、電荷蓄積型の光電変換部と、前
記光電変換部の動作を制御する制御部とを備えた光電変
換装置において、前記光電変換部の出力が正常であるか
異常であるかを判定する判定部を備え、前記制御部は、
前記判定部が前記光電変換部の出力が異常であると判定
した場合には、次回の蓄積動作において、前記光電変換
部の蓄積電荷量が少なくなるような所定の制御をするこ
とを特徴とする光電変換装置である。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の光電
変換装置において、前記制御部は、前記判定部が前記光
電変換部の出力が異常であると判定した場合には、次回
の電荷蓄積動作の蓄積時間を所定値に設定することを特
徴とする光電変換装置である。
【0014】請求項3の発明は、請求項1に記載の光電
変換装置において、前記制御部は、前記判定部が前記光
電変換部の出力が異常であると判定した場合には、次回
の電荷蓄積動作の蓄積時間を最小値に設定することを特
徴とする光電変換装置である。
【0015】請求項4の発明は、請求項1に記載の光電
変換装置において、前記光電変換部は、出力を増幅する
出力増幅部と、前記出力増幅部の増幅率を選択する増幅
率選択部を備え、前記制御部は、前記判定部が前記光電
変換部の出力が異常であると判定した場合には、次回の
電荷蓄積動作において、前記増幅率が所定値になるよう
に、前記増幅率選択部を制御することを特徴とする光電
変換装置である。
【0016】請求項5の発明は、請求項1に記載の光電
変換装置において、前記光電変換部は、出力を増幅する
出力増幅部と、前記出力増幅部の増幅率を選択する増幅
率選択部を備え、前記制御部は、前記判定部が前記光電
変換部の出力が異常であると判定した場合には、次回の
電荷蓄積動作において、前記増幅率が最小値になるよう
に、前記選択部を制御することを特徴とする光電変換装
置である。
【0017】請求項6の発明は、請求項1に記載の光電
変換装置において、前記光電変換部は、光電変換部を遮
光した遮光画素を備え、前記判定部は、前記遮光画素出
力と非遮光画素出力とに基づいて、前記光電変換部の出
力が正常であるか異常であるかを判定することを特徴と
する光電変換装置である。
【0018】請求項7の発明は、請求項6に記載の光電
変換装置において、前記判定部は、前記遮光画素出力と
非遮光画素出力が所定値以下であるか否かに基づいて、
前記光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判
定することを特徴とする光電変換装置である。
【0019】請求項8の発明は、請求項6に記載の光電
変換装置において、前記判定部は、前記遮光画素出力と
非遮光画素出力が所定値以下の状態が所定回数の蓄積動
作にわたって続いたか否かに基づいて、前記光電変換部
の出力が正常であるか異常であるかを判定することを特
徴とする光電変換装置である。
【0020】請求項9の発明は、請求項8に記載の光電
変換装置において、前記判定部は、電荷蓄積動作の蓄積
時間が所定値以上かつ前記出力増幅部の増幅率が所定値
以上であるか否かに基づいて、前記光電変換部の出力が
正常であるか異常であるかを判定することを特徴とする
光電変換装置である。
【0021】請求項10の発明は、電荷蓄積型の光電変
換部と、前記光電変換部の動作を制御する制御部と、前
記光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判定
する判定部とを備えた光電変換装置において、前記光電
変換部は、出力を増幅する出力増幅部と、前記出力増幅
部の増幅率を選択する増幅率選択部を備え、また更に、
前記光電変換部は、光電変換部を遮光した遮光画素を備
え、前記判定部は、電荷蓄積動作の蓄積時間が所定値以
上かつ前記出力増幅部の増幅率が所定値以上かつ前記遮
光画素出力と非遮光画素出力が所定値以下の状態が所定
回数の蓄積動作にわたって続いたか否かに基づいて、前
記光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判定
し、前記制御部は、前記光電変換部の出力が異常である
と判定した場合には、次回の蓄積動作において、前記光
電変換部の蓄積電荷量が少なくなるような所定の制御を
することを特徴とする光電変換装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照して、本発
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明による光電変換装置の実施形態の構成を示す
機能ブロック図である。この光電変換装置は、対物レン
ズ1、焦点検出光学系2、センサーチップ9、A/D変
換部6、演算部7、駆動制御部10、モーター11等を
備えている。
【0023】被写体からの光束は、対物レンズ1、焦点
検出光学系2を通って、イメージセンサー3上に結像さ
れる。イメージセンサー3の出力は、第1アンプ4と第
2アンプ5を通って増幅され、A/D変換部6によって
A/D変換された後に、演算部7に入力される。ここで
は、イメージセンサー3と、第1アンプ4と、第2アン
プ5と、センサー制御部8とは、1つのセンサーチップ
9上に形成されているものとする。
【0024】演算部7は、焦点検出演算部12と、飽和
判定部13と、センサー制御データ算出部14が含まれ
ている。焦点検出演算部12は、A/D変換部6のデー
タに基づいて、焦点検出演算を行い、対物レンズ1のデ
フォーカス量を算出する部分である。駆動制御部10
は、デフォーカス量に基づいて、モーター11を駆動
し、対物レンズ1を合焦駆動する。飽和判定部13は、
A/D変換部6のデータに基づいて、イメージセンサー
3が飽和状態又は異常飽和状態にあるか否かを判定する
部分である。
【0025】センサー制御データ算出部14は、A/D
変換部6のデータに基づいて、AGC動作を行う部分で
ある。このセンサー制御データ算出部14は、イメージ
センサー3の次回の蓄積時間と、第1アンプ4と第2ア
ンプ5の増幅率に関するデータとを算出して、センサー
制御部8へ出力する。また、センサー制御データ算出部
14は、飽和判定部13がイメージセンサー3の出力が
飽和状態又は異常飽和状態にあると判定した場合には、
蓄積時間と、第1アンプ4と第2アンプ5の増幅率に関
するデータとを所定の値に設定する。そして、センサー
制御部8は、このデータに基づいて、イメージセンサー
3を駆動制御して、第1アンプ4と第2アンプ5の増幅
率を切り替える。
【0026】図2は、本実施形態にかかる光電変換装置
のセンサーチップ9の構成を示す図である。PE1、P
E2・・・PEnは、電荷蓄積型光電変換素子であり、
全体として電荷蓄積型光電変換素子アレイを構成してい
る。OVDは、電荷蓄積型光電変換素子アレイに沿って
設けられたオーバーフロードレイン、OVGは、オーバ
ーフロードレインOVDと電荷蓄積型光電変換素子アレ
イの間に設けられたオーバーフローゲートであり、電荷
蓄積型光電変換素子アレイの非電荷蓄積中は、オーバー
フローゲートOVGを開いて、電荷蓄積型光電変換素子
アレイで発生する電荷をオーバーフロードレインOVD
に捨てる。
【0027】SRは、CCDアナログ転送レジスタ、S
Gは、電荷蓄積型光電変換素子アレイと、転送レジスタ
SRの間に設けられた転送ゲートであり、電荷蓄積型光
電変換素子アレイの電荷蓄積が終了すると、転送ゲート
SGを一旦開いて電荷蓄積型光電変換素子アレイに蓄積
された電荷を転送レジスタSRに転送し、以後、電荷
は、転送レジスタSRにより左方向にシリアルに転送さ
れて、電荷に対応した電圧に変換された後に、転送レジ
スタSRより画像信号として出力される。
【0028】AMP1は、第1アンプ4、AMP2は、
第2アンプ5であり、転送レジスタSRからの画像信号
を増幅して、信号Voutとして出力する。出力された
Voutは、図1のA/D変換部6に供給される。な
お、信号Voutは、基準電圧Vrefを基準に、0V
方向を正として出力される。
【0029】センサー制御回路DRVは、以下の機能を
果たす回路である。 (1) 転送レジスタSRに2相の動作クロックCLK
1、CLK2を供給する。 (2) 電荷蓄積の開始、終了の制御に伴って、オーバ
ーフローゲートOVGを制御するための制御信号OGP
を供給する。 (3) 電荷蓄積終了の制御に伴って、転送ゲートSG
を制御するための制御信号SGPを供給する。 (4) 不図示の外部演算回路から電荷蓄積の開始、終
了の指示をするための蓄積時間制御信号Tmを供給され
る。 (5) 不図示の外部演算回路から第1アンプ4の増幅
率を切り換えるための第1アンプ増幅率制御信号Gn1
が供給される。 (6) 不図示の外部演算回路から第2アンプ5の増幅
率を切り換えるための第2アンプ増幅率制御信号Gn2
が供給される。
【0030】図3は、本実施形態にかかる光電変換装置
の光電変換装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。転送レジスタSRは、動作クロックCLK1、CL
K2が供給され、常時転送動作を行っている。蓄積時間
制御信号Tmは、時刻t1からt2までがHiになって
おり、この時間が電荷蓄積型光電変換素子アレイの電荷
蓄積時間である。制御信号OGPは、時刻t1までHi
であり、オーバーフローゲートOVGが開いているの
で、電荷蓄積型光電変換素子アレイで発生した電荷は、
電荷蓄積型光電変換素子アレイに蓄積されずに、オーバ
ーフロードレインOVDに捨てられている。
【0031】蓄積時間制御信号Tmが時刻t1にHiに
なり、センサー制御回路DRVに供給されると、センサ
ー制御回路DRVは、制御信号OGPをLowにしてオ
ーバーフローゲートOVGを閉め、電荷蓄積型光電変換
素子アレイでの電荷蓄積を開始させる。
【0032】不図示の演算部が時刻t2において、蓄積
時間制御信号TmをLowにすると、センサー制御回路
DRVは、制御信号SGPをHiにして、転送ゲートS
Gを開け、電荷蓄積型光電変換素子アレイで蓄積された
電荷を転送レジスタSRに転送させる。また、センサー
制御回路DRVは、時刻t2における第1アンプ増幅率
制御信号Gn1と第2アンプ増幅率制御信号Gn2のH
i/Low状態に基づいて、第1アンプ4及び第2アン
プ5の増幅率を切り換える。
【0033】時刻t2から所定時間経過した時刻t3に
おいて、センサー制御回路DRVは、制御信号SGPを
Lowにして、転送ゲートSGを閉め、制御信号OGP
をHiにしてオーバーフローゲートOVGを開け、電荷
蓄積型光電変換素子アレイで発生する電荷を再びオーバ
ーフロードレインOVDに捨て始める。
【0034】一方、転送レジスタSRにより転送された
電荷は、電圧に変換され、第1アンプ(AMP1)4と
第2アンプ(AMP2)5により増幅されて、信号Vo
utとして、時刻t4より発生する。時刻t4以降にお
いて、クロックサイクル毎に、PE1、PE2・・・P
Enで蓄積された電荷量に相当する信号が時系列的な信
号として現れる。時刻t4以前の1パルス分は、後述す
る空送り部の信号である。
【0035】ここで、第1、第2アンプ4,5は、それ
ぞれLowとHiの2つの増幅率があり、HiのLow
に対する増幅率は、第1アンプ4がβ倍、第2アンプ5
がα倍とする。第1、第2アンプ4,5の増幅率の組み
合わせによるトータルの増幅率は、「第1アンプ4の増
幅率がLow、第2アンプ5の増幅率がLow」を1と
すると、(以後「第1アンプ4の増幅率、第2アンプ5
の増幅率」の順に表記する。)「HL」がβ倍、「L
H」がα倍、「HH」がα×β倍となる。ここでは、α
はβより大きいとする。
【0036】また、前記時刻t2において、センサー制
御回路DRVは、第1アンプ増幅率制御信号Gn1がL
owであれば、第1アンプ4の増幅率をLowに、第1
アンプ増幅率制御信号Gn1がHiであれば、第1アン
プ4の増幅率をHiにする。同様に、第2アンプ増幅率
制御信号Gn2がLowであれば、第2アンプ5の増幅
率をLowに、第2アンプ増幅率制御信号Gn2がHi
であれば、第2アンプ5の増幅率をHiにする。図3の
時刻t2において、Gn1はHi、Gn2はLowであ
るので、この場合の増幅率は「HL」である。
【0037】次に、転送レジスタSR出力の暗電流補正
動作を図4により説明する。図4(a)は、図2の転送
レジスタSRと出力端子1の間に配置された不図示のク
ランプ回路を通過する前の転送レジスタSR出力であ
り、基準電圧Vrefを基準に0V方向を正として出力
される。パルス1は、転送レジスタSRの光電変換素子
の無い部分(空送り部と呼ぶ)に対応し、このとき出力
される電圧Vp1は、回路の構成等に起因する電圧であ
り、光電変換素子の暗電流による成分も露光量に応じて
光電変換された電荷による成分も含まれない。また、温
度などによる変化量も小さいので、常に一定の値と考え
て良い。パルス2、3は、遮光された光電変換素子に対
応し、このとき出力される電圧Vp2、Vp3は、回路
に起因する成分と光電変換素子の暗電流の成分を含む。
【0038】パルス4、5は、露光された光電変換素子
に対応し、このとき出力される電圧Vp4、VP5は、
回路に起因する成分と光電変換素子の暗電流による成分
と露光量に応じて光電変換された電荷による成分を含
む。今、Vp5は、光電変換素子の電荷蓄積容量いっぱ
いの電荷相当の電圧とし、Vp4は、その約半分とす
る。ここで、図7は、本実施形態に係る光電変換装置の
クランプ回路を示す回路図である。パルス1が図7のよ
うなクランプ回路を通過するときに、クランプ回路のリ
セット用トランジスタRT1とRT2を同時にオンにす
ると、パルス1の電圧は基準電圧Vrefにクランプさ
れる。つまり、ポイントP1,P2,P3全てが基準電
圧Vrefになる。
【0039】次に、リセット用トランジスタRT1とR
T2を同時にオフにするとパルス1以降の電圧は、Vp
1との電圧差を基準電圧Vrefを基準として出力する
ようになる。つまり、パルス2が通過するときは、Vp
1−Vp2の電圧差相当の電荷がコンデンサC1にチャ
ージされてポイントP1の電圧も基準電圧Vrefから
Vp1−Vp2の電圧差分変動する。そして、ソースフ
ォロアSFを介してポイントP2も同様に変動し、その
変動がコンデンサC2を介してポイントP3へ伝えられ
る。
【0040】したがって、クランプ回路の出力のダイナ
ミックレンジDRは、DR=Vref−Vp1となる。
上述したように、Vp1は、ほぼ一定値と考えて良いか
らDRも一定値と考えて良い。また、パルス2は、光電
変換素子の暗電流成分のみに応じた電圧Vp2’にな
る。
【0041】パルス3が通過するときに、再び、リセッ
ト用トランジスタRT1とRT2を同時にオン、オフし
て、その電圧をクランプすると、パルス4以降は、露光
量に応じて光電変換された電荷による成分のみに応じた
電圧になる。したがって、図4(b)に示すように、暗
電流がVp2’の場合のVp5’は、Vp5’=DR−
Vp2’である。この遮光画素出力によって変化する飽
和時の電圧を、実質的飽和電圧Vsat’と呼ぶことに
する。
【0042】ここで、露光量が多くて蓄積容量以上の電
荷が発生した場合を考える。転送開始前に転送レジスタ
SRに電荷が溢れて、図5(a)のように、Vp2、V
p3が本来よりも大きくなるため、露光量が多いにも拘
わらず、クランプ後の出力は図5(b)のように小さく
なる。すると、従来の技術で述べたAGC方法では、さ
らに蓄積時間を長くして露光量を増やすという悪循環に
陥ってしまう。したがって、パルス4以降のクランプ後
の出力が実質的飽和電圧Vsat’に達しているか否か
を判断して、達している場合には、見かけの出力が小さ
くても露光量が小さくなるようにしなければならない。
【0043】ところで、従来技術のAGC方法で述べた
目標値Vcを求める際には、実質的飽和電圧Vsat’
を使用する必要はない。何故ならば、実質的飽和電圧V
sat’に伴って目標値Vcが小さくなると焦点検出の
精度が悪くなるし、温度や蓄積時間によって発生する暗
電流成分は、ダイナミックレンジDRに対して十分小さ
いので、たとえ一時的に図5のように、実質的飽和電圧
Vsat’が目標値Vcを下回っても、異常飽和判定を
行って、次回の蓄積動作で露光量を制御すれば実質的飽
和電圧Vsat’は適度な大きさに戻るからである。し
たがって、目標値Vcの算出に使用する飽和電圧Vsa
tは、予め常温かつ適度な照度の基での最適な蓄積時間
における暗電流の電圧とダイナミックレンジから求めて
おけばよい。
【0044】しかし、さらに露光量が多くなると、図6
(a)のように、転送レジスタSRの空送り部まで溢れ
た電荷によって飽和するために、クランプ後の出力の飽
和電圧Vsatは、図6(b)のように、0Vに等しく
なってしまう。これでは、暗電流が無く、被写体が暗い
場合と判別がつかない。この状態を異常飽和状態と呼
ぶ。
【0045】異常飽和状態で通常のAGC算出を行う
と、蓄積時間を長くし、アンプの増幅率を大きくしよう
とするが、却って、飽和状態が悪化するため出力は出な
くなる。これに対して、単に被写体が暗い場合も、やは
り蓄積時間を長くし、アンプの増幅率を大きくしようと
するが、この場合は、徐々に出力が大きくなる。
【0046】したがって、最長蓄積時間かつ最大アンプ
増幅率の設定による蓄積動作を所定回数繰り返しても、
なおイメージセンサーの出力が小さい場合は、異常飽和
状態の可能性があるとして、蓄積時間、アンプの増幅率
を露光量が少なくなるような所定の設定にすればよい。
【0047】こうすることにより、異常飽和状態であっ
たならば、その状態から回避して再度のAGC動作の後
に、最適なイメージセンサー出力を得られようになる。
また、異常飽和状態ではなくて、暗い被写体のために暗
電流も蓄積電荷も小さかった場合であっても、最長蓄積
時間、最大アンプ増幅率でも出力が得られずに、焦点検
出演算は、不能であるのであるから実害はない。
【0048】図8,図9,図10は、図1の演算部7の
プログラム例を示したフローチャートである。不図示の
レリーズボタンを半押しすると、図8のメインフローに
示す焦点検出動作が開始される。まず、図8の#100
では、イメージセンサー3の電荷蓄積動作のパラメータ
に初期値を与える。G1は、第1アンプ4の第1増幅
率、G2は、第2アンプ5の第2増幅率、Tは、イメー
ジセンサー3の蓄積時間であり、ここでは第1増幅率は
Low、第2増幅率もLow、蓄積時間はT0とする。
明るい被写体にカメラを向けた状態で焦点検出動作が始
まっても飽和状態にならないように、蓄積時間T0は短
い時間にしておく。
【0049】次に、#101で、異常飽和判定のための
パラメータOvrFlwCntとOvrFlwFlgを
0にリセットする。OvrFlwCntは、最長蓄積時
間かつ最大アンプ増幅率の設定での蓄積動作を何回続け
て行ったかをカウントするパラメータ、OvrFlwF
lgは、飽和状態又は異常飽和状態にあるか否かの判定
フラグである。
【0050】各パラメータが決定したら、センサー制御
部8は、そのパラメータに基づいて#102で、イメー
ジセンサー3に電荷蓄積動作を行わせ、イメージセンサ
ー3の出力を第1アンプ4で増幅させ、その出力をさら
に第2アンプ5で増幅させる。演算部7は、前記増幅さ
れた信号をA/D変換部6でA/D変換させてから取り
込む。
【0051】次に、#103において、イメージセンサ
ー3中の複数の光電変換素子の出力の内のピーク出力を
Vに代入しておく。そして、#104において、飽和検
出サブルーチンへ進んで飽和状態又は異常飽和状態であ
るか否かの判定をする。飽和状態又は異常飽和状態の場
合は、OvrFlwFlgが1に立つので、#105か
ら#100へ戻って電荷蓄積動作のパラメータを初期値
へ戻す。
【0052】飽和状態又は異常飽和状態でない場合は、
#106へ進んで、取り込んだイメージセンサー3の出
力に基づいて、焦点検出演算を行って対物レンズ1のデ
フォーカス量を求める。#107では、そのデフォーカ
ス量に基づいて、対物レンズ1のレンズ駆動を行う。
【0053】そして、#108へ進んで、AGC算出サ
ブルーチン*1へ飛んで、次回の電荷蓄積動作のための
AGC動作に入る。
【0054】図9は、飽和検出のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。まず、#200では、イメージセ
ンサー3のピーク出力Vが飽和しているか否かを判定す
る。上述したように、実質的飽和電圧Vsat’は、ダ
イナミックレンジDRから遮光画素出力Vp2’を差し
引いた値である。この判定時では、ダイナミックレンジ
DRは溢れた電荷が転送レジスタSRの空送り部に入り
込んでいないとして、予め測定してマイコン等に記憶し
ておいた値を使えばよい。また、ここで、所定値Sth
1は、例えば0.9等の係数である。ランダムノイズ等
の影響を考慮して、ピーク出力Vが実質的飽和電圧Vs
at’のSth1倍よりも大きければ飽和状態であると
判定する。
【0055】ここで、飽和状態であると判定された場合
は、#205へ飛んで、OvrFlwFlgを1に立て
て、メインルーチンへリターンする。
【0056】#200で飽和状態ではないと判定された
場合は、#201へ進み、ピーク出力Vと遮光画素出力
Vp2’が共に所定値Sth2より小さいか否かを判定
する。異常飽和状態であっても、ランダムノイズ程度の
出力が出た場合に、異常飽和判定がなされないのを防ぐ
ために、Sth2は、ランダムノイズより少し大きめの
値とする。したがって、Sth2は、異常飽和ではなく
て、暗い被写体に対する正常な出力であっても、焦点検
出演算を行うには不適といったレベルである。また、ピ
ーク出力Vと遮光画素出力Vp2’は、それぞれ別々の
所定値と比較してもよい。たとえば、Vp2’は、その
ときの蓄積時間と温度から予想される本来出力されるべ
き暗電流相当の電圧と比較しても良い。
【0057】#201でピーク出力Vと遮光画素出力V
p2’の一方でもSth2よりも大きければ、異常飽和
状態ではないと判定して、#206でOvrFlwCn
tを0へリセットした後メインルーチンへリターンす
る。両方とも小さければ、#202へ進み、蓄積時間が
最長かつアンプの増幅率が最大であるか否かを判定す
る。最長、最大でない場合は、異常飽和状態でない可能
性が高いと判定して、#206でOvrFlwCntを
0へリセットした後メインフローにリターンする。そし
て、次回は、露光量を増やすようにAGC算出を行う。
【0058】#202で、最長、最大であれば、#20
3へ進んでOvrFlwCntを1つインクリメントす
る。そして、#204でOvrFlwCntが所定値S
th3に達したか否かを判定する。Sth3に達した場
合は、異常飽和状態であると判定して、#205でOv
rFlwFlgを1に立てて、メインルーチンへリター
ンする。Sth3に達していなければ、そのままメイン
ルーチンにリターンする。たとえば、Sth3=10と
し、蓄積時間が最長かつアンプの増幅率が最大であるに
もかかわらず、ピーク出力Vと遮光画素出力Vp2’が
共にランダムノイズ程度である状態が連続10回続いた
場合は、異常飽和状態と判定して、蓄積時間とアンプの
増幅率を初期値に戻してみる。こうすることにより、異
常飽和状態であったならば、その状態から回避して、再
度のAGC動作の後に最適なピーク出力Vを得られよう
になる。
【0059】また、異常飽和状態ではなくて暗い被写体
のためにピーク出力Vも遮光画素出力Vp2’も小さか
った場合であっても、最長蓄積時間、最大アンプ増幅率
でも出力が得られずに焦点検出演算は不能であるのだか
ら実害はない。
【0060】図10は、焦点検出用AGCのサブルーチ
ンを示すフローチャートである。まず、#300では、
イメージセンサー3のピーク出力Vが適正レベルか否か
を判定する。Vcstは、AGCの目標出力値であり、
△Vcstは、許容範囲を示す所定値である。Vcst
がイメージセンサー出力のダイナミックレンジに近いよ
うな大きい値では、被写体の輝度が少し明るくなっただ
けで、すぐ飽和してしまうし、逆に、Vcstが小さす
ぎると、S/Nが悪くなってしまう。
【0061】イメージセンサー出力が適正レベルである
と判定された場合は、次回の電荷蓄積動作は、前回と同
じパラメータで行えばよいので、メインルーチンへリタ
ーンして#102へ進み、次回の蓄積動作を開始する。
【0062】適正レベルでないと判定された場合は、#
301で前回の蓄積時間Tから次回の蓄積時間をT=
(Vcst/V)×Tにより求める。ここで、焦点検出
動作の応答性を遅くしないために、蓄積時間がある程度
長くなった場合は、増幅率を高い方へ切り替えて蓄積時
間の短縮を図る。また、一般に、増幅率が上がるとノイ
ズも増幅されてS/Nが悪くなるが、これを避けるため
に、蓄積時間がある程度短くなった場合は、増幅率を低
い方へ切り替える。
【0063】これを図11で説明する。イメージセンサ
ー3をアンプ増幅率「LL」で使用するのは、蓄積時間
がT2以上T3’以下とし、蓄積時間がT3’以上にな
ったら、アンプ増幅率を「LL」から「HL」へ切り替
える。そして、増幅率の増加分、蓄積時間を短縮してや
る。逆に、「HL」のときに、蓄積時間がT3以下にな
ったら、アンプ増幅率を「HL」から「LL」へ切り替
えて、増幅率の減少分、蓄積時間を延ばしてやる。同様
に「LH」の場合は、T4以上T5’以下、そして「H
H」の場合はT5以上T6以下である。T2は、イメー
ジセンサーの制御可能な最短蓄積時間である。また、T
6は、焦点検出動作がむやみに長くなるの避けるために
設定した最長蓄積時間である。
【0064】以下、#301で求めたTと図11とに基
づいて、第1及び第2アンプ4,5の増幅率の切り替え
を行う。#302と#303と#310で現在の第1、
第2アンプ4,5の増幅率の組み合わせを判定する。
「LL」ならば、#304へ進み、蓄積時間TがT3’
以上か否かを判定する。T3’以上の場合は、#305
で第1アンプ4の増幅率をLowからHiへ切り替え
て、#306で増幅率の増加分の蓄積時間の短縮を行
う。
【0065】そして、再び、#302へ戻って、短縮後
のTが「HL」の蓄積時間T3以上T4’以下の範囲内
か否かを判定する。例えば、被写体輝度が急激に低下し
た場合は、蓄積時間が長くなりすぎて、更なる増幅率の
増加と蓄積時間の短縮が必要になることもある。
【0066】#304で、TがT3’以下ならば*2へ
飛び、#316へ進んで、TがT2以下か否かを判定す
る。T2は最短蓄積時間なので、TがT2以下ならば#
317でT=T2とする。T2以上ならば、#301で
求めたTは適正であるとして、メインルーチンへリター
ンして、#102へ戻って次回の電荷蓄積動作を開始す
る。
【0067】以下、同様にして、「HL」の場合は#3
07へ進んで、TがT4’以上ならば#308で、第1
アンプ4の増幅率をHiからLowへ、第2アンプ5の
増幅率をLowからHiへ切り替えて#309でTを短
縮する。T4’以下でT3以上ならば適正として#31
8からメインルーチンへリターンする。T3以下ならば
#319で第1アンプ4の増幅率をHiからLowへ切
り替えて#320でTを延ばし、*6へ進み、#302
へ戻る。
【0068】「LH」の場合は、#311へ進んで、T
がT5’以上ならば、#312で第1アンプ4の増幅率
をLowからHiへ切り替えて、#313でTを短縮す
る。T5’以下でT4以上ならば適正として、#321
からメインルーチンへリターンする。T4以下ならば、
#322で第1アンプ4の増幅率をLowからHiへ、
第2アンプ5の増幅率をHiからLowへ切り替えて#
323でTを延ばし、*6へ進み、#302へ戻る。
【0069】「HH」の場合は、#314へ進んで、T
がT6以上ならば#315でT=T6とする。T6以下
でT5以上ならば適正として、#324からメインルー
チンへリターンする。T5以下ならば#325で、第1
アンプ4の増幅率をHiからLowへ切り替えて#32
6でTを延ばし、*6へ進み、#302へ戻る。
【0070】以上のようにして、次回の電荷蓄積動作に
対する最適なアンプ増幅率、蓄積時間を求めたら、メイ
ンルーチンへリターンして、#102へ戻って次回の電
荷蓄積動作を開始する。
【0071】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを
判定部で判定し、異常である可能性が高い場合には、制
御部が直ちに所定の処理を施すので、正常出力に戻す機
能を持たせることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による光電変換装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施形態による光電変換装置のセンサーチッ
プの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態による光電変換装置の信号のタイム
チャートである。
【図4】本実施形態による光電変換装置の暗電流補正を
説明する図である。
【図5】本実施形態による光電変換装置の異常飽和状態
を説明する図である。
【図6】本実施形態による光電変換装置の異常飽和状態
を説明する図である。
【図7】本実施形態による光電変換装置のクランプ回路
を説明する図である。
【図8】本実施形態による光電変換装置のアルゴリズム
を説明する図である。
【図9】本実施形態による光電変換装置のアルゴリズム
を説明する図である。
【図10】本実施形態による光電変換装置のアルゴリズ
ムを説明する図である。
【図11】アンプの増幅率の切り替えを説明する図であ
る。
【図12】AGCを説明する図である。
【図13】従来技術を説明するブロック図である。
【符号の説明】 1 対物レンズ 2 焦点検出光学系 3 イメージセンサー 4 第1アンプ 5 第2アンプ 6 A/D変換部 7 演算部 8 センサー制御部 9 センサーチップ 10 駆動制御部 11 モーター 12 焦点検出演算部 13 飽和判定部 14 センサー制御データ算出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積型の光電変換部と、 前記光電変換部の動作を制御する制御部とを備えた光電
    変換装置において、 前記光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判
    定する判定部を備え、 前記制御部は、前記判定部が前記光電変換部の出力が異
    常であると判定した場合には、次回の蓄積動作におい
    て、前記光電変換部の蓄積電荷量が少なくなるような所
    定の制御をすることを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光電変換装置におい
    て、 前記制御部は、前記判定部が前記光電変換部の出力が異
    常であると判定した場合には、次回の電荷蓄積動作の蓄
    積時間を所定値に設定することを特徴とする光電変換装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光電変換装置におい
    て、 前記制御部は、前記判定部が前記光電変換部の出力が異
    常であると判定した場合には、次回の電荷蓄積動作の蓄
    積時間を最小値に設定することを特徴とする光電変換装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光電変換装置におい
    て、 前記光電変換部は、 出力を増幅する出力増幅部と、 前記出力増幅部の増幅率を選択する増幅率選択部を備
    え、 前記制御部は、前記判定部が前記光電変換部の出力が異
    常であると判定した場合には、次回の電荷蓄積動作にお
    いて、前記増幅率が所定値になるように、前記増幅率選
    択部を制御することを特徴とする光電変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光電変換装置におい
    て、 前記光電変換部は、 出力を増幅する出力増幅部と、 前記出力増幅部の増幅率を選択する増幅率選択部を備
    え、 前記制御部は、前記判定部が前記光電変換部の出力が異
    常であると判定した場合には、次回の電荷蓄積動作にお
    いて、前記増幅率が最小値になるように、前記選択部を
    制御することを特徴とする光電変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光電変換装置におい
    て、 前記光電変換部は、光電変換部を遮光した遮光画素を備
    え、 前記判定部は、前記遮光画素出力と非遮光画素出力とに
    基づいて、前記光電変換部の出力が正常であるか異常で
    あるかを判定することを特徴とする光電変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光電変換装置におい
    て、 前記判定部は、前記遮光画素出力と非遮光画素出力が所
    定値以下であるか否かに基づいて、前記光電変換部の出
    力が正常であるか異常であるかを判定することを特徴と
    する光電変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光電変換装置におい
    て、 前記判定部は、前記遮光画素出力と非遮光画素出力が所
    定値以下の状態が所定回数の蓄積動作にわたって続いた
    か否かに基づいて、前記光電変換部の出力が正常である
    か異常であるかを判定することを特徴とする光電変換装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光電変換装置におい
    て、 前記判定部は、電荷蓄積動作の蓄積時間が所定値以上か
    つ前記出力増幅部の増幅率が所定値以上であるか否かに
    基づいて、前記光電変換部の出力が正常であるか異常で
    あるかを判定することを特徴とする光電変換装置。
  10. 【請求項10】 電荷蓄積型の光電変換部と、 前記光電変換部の動作を制御する制御部と、 前記光電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判
    定する判定部とを備えた光電変換装置において、 前記光電変換部は、 出力を増幅する出力増幅部と、 前記出力増幅部の増幅率を選択する増幅率選択部を備
    え、 また更に、前記光電変換部は、光電変換部を遮光した遮
    光画素を備え、 前記判定部は、電荷蓄積動作の蓄積時間が所定値以上か
    つ前記出力増幅部の増幅率が所定値以上かつ前記遮光画
    素出力と非遮光画素出力が所定値以下の状態が所定回数
    の蓄積動作にわたって続いたか否かに基づいて、前記光
    電変換部の出力が正常であるか異常であるかを判定し、 前記制御部は、前記光電変換部の出力が異常であると判
    定した場合には、次回の蓄積動作において、前記光電変
    換部の蓄積電荷量が少なくなるような所定の制御をする
    ことを特徴とする光電変換装置。
JP9289597A 1997-10-22 1997-10-22 光電変換装置 Pending JPH11127388A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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