JP3270252B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3270252B2
JP3270252B2 JP21695894A JP21695894A JP3270252B2 JP 3270252 B2 JP3270252 B2 JP 3270252B2 JP 21695894 A JP21695894 A JP 21695894A JP 21695894 A JP21695894 A JP 21695894A JP 3270252 B2 JP3270252 B2 JP 3270252B2
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仁史 橋本
隆 庄司
明夫 寺根
英明 吉田
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、画
像情報に基づいて、撮影条件を設定するカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオムービーや電子スチルカメ
ラ等の1つの撮影条件である撮影レンズの合焦位置の検
出処理としては、撮像信号の高域成分を用いて画面のコ
ントラストが最大となるようにフォーカシングレンズを
駆動制御して合焦点を得る、所謂、山登りAF(オート
フォーカス)が主流であった。
【0003】また、ユーザは被写体を画面の中央に位置
させて撮影するのが通常のやりかたである。このことに
着目して、画面中央にAFエリアを設け、そのエリア内
の映像信号を用い、上記山登りAF処理を行うようなカ
メラが従来から存在していた。
【0004】これらのカメラでは、撮像素子としてCC
Dを用いているので、CCDの構造上、記録用画像とA
F評価値用画像を読み出すタイミングが同じにする必要
があった。従って、記録用とAF評価値用の両撮像画面
の露光時間が同一であった。また、1フィールド毎に上
記AF用画像が1種類の露光条件のもとでのみ読み出さ
れていた。また、AFエリアが複数設けられている場
合、各AF画像を同じタイミングで読み出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
AFエリアが設けられている場合、同じタイミングでし
かAF画像を読み出していないので、各々のAFエリア
に対して適正な露光量のAF用画像が得られないという
課題がある。
【0006】本発明は、上述のこのような課題を考慮
し、AFエリアが複数ある場合に、それぞれのAFエリ
アに最適な露光量でAF用画像を読み出すことができる
カメラを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、当該
非破壊読み出し型固体撮像素子によって賄われる所定画
面内に複数設定されてなる撮影条件設定用対象領域の各
個について相互に異なるを可とする最適露光タイミング
を与えるための露光制御手段を備えたカメラである。
【0008】
【作用】本発明は、複数の撮影条件設定用対象領域の各
々について最適な露光量で撮影条件設定用の画像情報を
読み出す。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0010】本発明の第1実施例を示すカメラについ
て、図11〜図13を用いて説明する。
【0011】本実施例のカメラは、図1のブロック構成
図に示され、撮像素子としてCMD2を用いており、撮
像画面内には、図12に示すようにAFエリアが複数の
エリアで構成されている。即ち、記録画像用のための撮
像画面GKの内部の左側にAFエリアGAFL、中央に
AFエリアGAFC,右側にAFエリアGAFRの3つ
のAFエリアが設けられる。従って、第1メモリ6に
は、AFエリアGAFL,GAFC,GAFRの各AF
用画像データが書き込まれるものとする。また、露光制
御手段であるAFエリア露出制御回路10は、上記各A
F用画像データに基づいて各最適露光時間を演算し、該
AFエリアのデータの読み出しを制御する。また、AF
制御回路9は、上記各AF用画像データに基づいて、マ
ルチエリアに関するAF制御を行うことになる。
【0012】図11は、本実施例のカメラのCMD2の
リセット・読み出し処理のタイムチャートである。図1
1に用いられている各タイミングを示す時間Tの内容を
示すと、 TV=垂直同期信号VDの周期 TR=CMD2のリセット時間(このリセットは、上記
時間TVの立ち上がりに同期して開始される) TK=撮像画面GKの記録用画像の最適露光時間(第2
タイミング) T2=撮像画面GKの記録用画像データ読み出し時間 TRA=上記リセット時間TR中の各AFエリアGAF
L,C,Rがリセットされる時間 T3=記録用画像露光開始後、各AFエリアGAFL,
C,Rがリセットが開始される時間 TAF1,2,3=各対応AFエリアの最適露光時間 T1,2,3=各AFエリアの読み出し時間 である。なお、各AFエリアのリセット時間は水平走査
ライン単位で行われ、上記図11に示すように3つのA
Fエリアのリセットはリセット時間T3にて同時に行わ
れる。
【0013】該露光時間TAF1,TAF2,TAF3
は、3つのAFエリア中で最も短い露光時間をTAF1
とし、中間の露光時間をTAF2とし、最も長い露光時
間をTAF3とする。そして、上記図11の例では、左
側AFエリアGAFLが撮像画面GKよりも明るく、中
央AFエリアGAFCが撮像画面GKの明るさに対して
所定の範囲内にある明るさを有し、更に、右側AFエリ
アGAFRが撮像画面GKよりも暗い状態の場合を示し
ている。従って、左側AFエリアGAFLの露光時間
は、上記時間TAF1が対応し、中央AFエリアGAF
Cの露光時間は、上記時間TAF2が対応し、右側AF
エリアGAFRの露光時間は、上記時間TAF3が対応
することになる。
【0014】そして、AFエリアGAFLのAF用画像
データの読み出しは、撮像画面GKの記録用画像データ
読み出しよりも早く時間T3+TAF1に開始される。
また、AFエリアGAFRのAF用画像データの読み出
しは、撮像画面GKの読み出しより遅れて、時間T3+
TAF3に開始される。そして、AFエリアGAFCに
ついては、この例の場合、AF用画像データの最適な読
み出し時間が撮像画面GKの記録用画像データの読み出
し時間と重なってしまうので、上記AFエリアGAFC
のAF用画像データの読み出しは行わず、撮像画面GK
の記録用画像データからAF用画像データを取り込むこ
とになる。
【0015】次に、上記CMD読み出し処理を図13の
フローチャートを用いて説明する。
【0016】CMD2の画像データの読み出しが必要と
なった時点で垂直同期信号VDに同期して、上記図13
の「CMD読み出し制御」サブルーチンがコールされ
る。そこでは、ステップS201において、CMD2の
リセットが実行される。そして、ステップS202にお
いて、本読み出し処理が1回目の処理であるかどうかを
判別する。1回目であった場合、前フィールドでの撮像
画面の輝度情報が得られていないことから、標準値を露
光時間として設定して読み出しを行うため、ステップS
203にジャンプする。又、2回目以降の場合はステッ
プS206の処理に進む。
【0017】上記ステップS203では、記録用画像の
露光時間TKとして標準時間を設定する。ステップS2
04,205において、上記露光時間TKに対応したタ
イミングで記録用画像データの読み出しを実行する。そ
して、該記録用画像データのうち3つのAFエリアGA
FL,GAFC,GAFRに対応する部分の画像データ
をAF用画像データとして取り込む。その後、ステップ
S209に進み、次フィールドでの記録用画像のための
露光時間TKを前記測光処理に基づいて演算し、本ルー
チンを終了する。通常は、この後、引き続いてサブルー
チン「CMD読み出し制御」サブルーチンの処理を行
う。その場合、ステップS202の判別では、1回目の
処理ではないので、ステップS206以降に進む。
【0018】読み出し処理が2回目になり、ステップS
202の判別によりステップS206に進んだ場合、取
り込まれている3つのAFエリアGAFL,GAFC,
GAFRの画像データからそれぞれの最適露光時間TA
Fを算出する。ステップS207で上記最適露光時間T
AFのうち最も短い露光時間を与えるAFエリアに対し
て、その露光時間を値TAF1として登録する。更に、
次に短い露光時間を与えるAFエリアの露光時間として
値TAF2を登録する。また、最も長い露光時間を与え
るAFエリアの露光時間として値TAF3を登録する。
【0019】次に、ステップS208に進み、サブルー
チン「読み出し処理」を実行する。この処理は、上記ス
テップS207で設定された露光時間のうちもっとも短
い露光時間TAF1から順次、それぞれ対応するAFエ
リアの露光と読み出しを実行する。なお、この処理にお
いて、記録用画像データの読み出しタイミングと重なる
露光時間があった場合、重なったAFエリアの読み出し
は、敢えて行わず、記録用画像データから該当するAF
エリアのデータを取り込む。
【0020】また、3つのAFエリア同士で明るさが同
程度であった場合、AFエリアの読み出しタイミングが
重なる場合があるが、この場合、重なるエリアの露光時
間の平均値の露光時間でAF画像データを取り込むもの
とする。また、AFエリアが非常に明るい場合、読み出
しタイミングがリセットタイミングと重なることになる
が、これは許容される。しかし、AFエリアが非常に暗
く、読み出しタイミングが次フィールドのリセット時間
と重なることは禁止される。
【0021】以上説明したように本実施例のカメラにお
いては、複数のAFエリアに対してもそれぞれ適切な露
光時間を設定することができるので、上記複数のAFエ
リアに対する精度の高い合焦評価値を得ることが可能と
なる。次に、逆光の被写体の撮影等でユーザが極な露
出条件で撮影する場合、AFエリア内が画像全体に比較
して極端に暗いときや明るいときには、全体の撮像画面
で設定された露光条件が、当該AFエリアに対しては必
ずしも良好な露光条件とはならず、コントラスト情報等
のAF評価値を得るための最適な画像データを取り込む
ことができない場合もあった。更に、1フィールド期間
内で露光条件の異なるAF用画像データを得ることがで
きないなどの不具合があった。
【0022】上述の不具合を解決するために、ユーザが
極端な露光条件で撮像を行ったとしても、撮影条件設定
用の画像データとして最適なデータを得ることができ、
更に、画質の劣化もない撮影が可能なカメラの一例を説
明する。
【0023】その一例を示すカメラのブロック構成図
は、基本的には図1と同様である。但し、AFエリアは
1つである。このカメラは、フォーカシングレンズ1を
駆動することによって自動的に合焦を行うことの可能な
カメラであるが、その合焦駆動は、後述する図7の撮像
画面GKの中央部に設けられたAFエリアGAF上の画
像データにより検出されるAF評価値、例えば、コント
ラスト情報に基づいて制御されるものとする。
【0024】本例のカメラにおいては、上記図1に示す
ように、フォーカシングレンズ1を介して取り込まれた
被写体光は、後述するMOS FETに類似した固体撮
像素子であるCMD(CHARGE MODULATI
ON DEVICE)の結像面上に被写体像として結像
する。そこで、電気信号に変換されて、撮像処理回路3
にて増幅とサンプリング処理が施され、撮像信号として
A/D変換回路4に入力される。そのA/D変換出力
は、後述する読み出し制御回路12の指示により、メモ
リコントローラ8でコントロールされて、前記図7の撮
像画面GK上の被記録用画像データを得るための該画像
データを記憶する第2メモリ5と、同じく前記図7のA
FエリアGAF上の画像データに基づく撮影条件設定用
の情報を得るための該画像データを記憶する第1メモリ
6とにそれぞれ書き込まれる。
【0025】そして、上記第2メモリ5に書き込まれた
画像データは、記録系(図示せず)に出力されるが、同
時に、D/A変換回路7でアナログデータに変換されて
EVF系(電子ビューファインダ系、図示せず)にも出
力される。
【0026】上記第1,2メモリ6,5の画像データ
は、それぞれ撮影条件設定用の情報を得るためのAFエ
リア露出制御回路10と、被記録用画像情報を得るため
の記録用画像露出制御回路11とに入力される。
【0027】そして、上記記録用画像露出制御回路11
は、上記第2メモリ5に書き込まれた画像データに基づ
いて、次フィールドでの撮像画面GKの記録用画像デー
タを読み出す最適露光条件を求め、読み出し制御回路1
2を介して前記CMD2の画像データの読み出しを実行
する。また、AFエリア露出制御回路10は、上記第1
メモリ6に取り込まれたAF用画像データにより、次フ
ィールドのAFエリアGAFのAF用画像データを読み
出す最適露光条件を求め、同様に読み出し制御回路12
を介して前記CMD2の画像データの読み出しを実行す
る。
【0028】上記AF制御回路9は、第1メモリ6の出
力データに基づき、フォーカシングモータ13を介して
フォーカシングレンズ1を該合焦位置まで駆動する。
【0029】次に、上記CMD2の構造等について図2
〜図5により説明する。
【0030】図2,3はCMD2の拡大平面図と断面図
であって、このCMDの構造は、MOS型FETと類似
している。そして、ゲートはドーナツ型のPOLY−S
i、ソースはその内側のn+拡散層で、また、ドレイン
は外側のn+拡散層で形成されている。そして、ゲート
がドレインに囲まれているため、電気的、および、光学
的分離領域が不必要であること、また、1つのトランジ
スタで形成される1CMD素子で1画素が構成されるこ
とにより、多画素化と高密度化に適している。
【0031】上記CMDの受光動作は、ソースを接地側
に、ドレインを正バイアスにし、基板を負バイアスに設
定し、ゲートを負バイアスにして光を照射すると、光生
成正孔がゲート電極下のSi−SiO2界面に反転層電
極として蓄積される。この正孔蓄積により電子に対する
ソース,ドレイン間の電位障壁が下がり、入射光量に応
じたソース電流が流れ、外部へ信号電流として出力され
る。
【0032】このように、上記CMDは、光生成電荷を
直接出力しないので、画素内にアナログメモリ機能を備
えているといえる。
【0033】次に、上記CMDを実際のイメージャとし
て使用したときの画素信号の読み出し動作について説明
する。
【0034】受光部にアレイ状に並べられたCMDのゲ
ート、および、ソースは、1画素に着目すれば、図4に
示すように垂直走査信号ラインと、水平走査信号ライン
が水平選択MOSトランジスタを介してそれぞれ接続さ
れている。また、CMDに対しては、図5に示すように
垂直,水平走査回路が共通に接続されている。
【0035】そして、画素データの読み出しは、まず、
垂直走査回路からの読み出しパルスにより、行を共通と
するCMDを読み出し状態にする。次に、水平走査パル
スにより水平選択MOSトランジスタを順次オン状態に
することによって、各々の画素の信号電流を読み出す。
【0036】また、読み出し後、垂直走査回路からリセ
ットパルスを印加することにより、各画素の蓄積電荷を
リセットする。そして、リセットしなければ、同一画素
信号を何回でもアクセスして読み出すこと、即ち、非破
壊読み出しが可能である。更に、水平,垂直走査回路の
構成により画面上の任意の部分の画素データの部分読み
出しが可能であることから、リセット後の該読み出しタ
イミングをコントロールすることによって、各指定撮像
エリアの露光条件を変化させることができる。
【0037】次に、以上のように構成された本例のカメ
ラにおける画像データ読み出し動作について、図6のタ
イムチャートと図7の撮像画面を示す図等を用いて説明
する。
【0038】前述したように本装置においては、図7の
撮像画面GKの中央部にAFエリアGAFが設定されて
いる。
【0039】そして、上記CMD2では前述したように
非破壊読み出しが可能であって、しかも、撮像画面上の
任意の部分の画素データの部分読み出しが可能であるこ
とから、1フィールド期間内において、撮像画面GK上
の記録用画像データとAFエリアGAF上の画像データ
とを異なる露光条件、即ち、異なる露光時間のもとで読
み出すことができる。従って、撮像画面GKの露光条件
によらず、AFエリアGAFの輝度に合致させた露光条
件のもとで、該AFエリアGAFのAF用画像データを
読み出すことができる。なお、CMD2のリセット後、
直ちに露光が開始されることから、上記露光時間は、リ
セット後の読み出しタイミングによって決定されること
になる。
【0040】そこで、本例のものでは、1フィールド前
の撮像画面GKの記録用画像、および、AFエリアGA
FのAF用画像による測光データに基づいて、次フィー
ルドの撮像画面GK、または、AFエリアGAFに対す
るそれぞれの露光条件、即ち、第2、または、第1のタ
イミングである露光時間を与える読み出しタイミングを
決定することになる。なお、上記撮像画面GKの記録用
画像データに対しては、様々な補正を加えた演算方法に
よるマルチエリア測光により明るさを求めて最適露光時
間が演算される。また、AFエリアGAFのAF用画像
データに対しては、平均測光により明るさを求めて最適
露出時間を求める。
【0041】CMD2のリセットと読み出し処理として
は、上記撮像画面GK上の記録用画像に対しては、図7
の水平走査ラインLK単位でリセットされ、同時に、露
光が開始される。その後、上記指定された第2のタイミ
ングで記録用画像データの読み出しが実行される。その
とき、AFエリアGAFも含めた全撮像画面に対する記
録用画像データが読み出されることになる。一方、上記
AFエリアGAF上のAF用画像に対しては、リセット
は上記撮像画面GKのリセット処理時間内で区別される
ことなく、水平走査ライン単位で行われる。同様に上記
リセット直後に露光が開始される。AF用画像データの
読み出しは、上述の前フィールドで検出されたAFエリ
アGAFに対する適切な露光時間の経過後の第1のタイ
ミングである読み出しタイミングによりAFエリアGA
Fの左側から画素単位で読み出される。
【0042】上記図6のタイムチャートは、上記各読み
出しタイミングを示すタイムチャートであるが、この場
合、AFエリアGAFの輝度が撮像画面GKの輝度に対
して所定の範囲以上に明るい場合の例を示している。
【0043】図6に用いられている各タイミングを示す
時間Tの内容を示すと、 TV=垂直同期信号VDの周期 TR=CMD2のリセット時間(このリセットは、上記
時間TVの立ち上がりに同期して開始される) TK=撮像画面GKの記録用画像の最適露光時間(第2
タイミング) T2=撮像画面GKの記録用画像データ読み出し時間 TRA=上記リセット時間TR中のAFエリアGAFが
リセットされる時間 T3=記録用画像露光開始後、AFエリアGAFがリセ
ットが開始される時間 TAF=AFエリアGAFの最適露光時間 T1=AFエリアGAFの読み出し時間 である。
【0044】AFエリアGAFの画像データの読み出し
は、第1のタイミングである読み出しタイミングで行わ
れるが、図6の場合、AFエリアが他のエリアである撮
像画面GKより明るいため、AFエリアGAFの画像デ
ータの読み出しは、撮像画面GKの読み出しに先んじ
て、読み出しタイミングの時間T3+TAF経過後、開
始される。また、AFエリアGAFの方が暗い場合は、
露光時間を多く必要とするため、図示しないが、撮像画
面GKの読み出し後、AFエリアGAFの画像データの
読み出しが行われる。
【0045】なお、AFエリアGAFの明るさが撮像画
面GKに対して所定の範囲内で同等の明るさ(輝度情
報)であった場合、所定のタイミングで撮像画面GKの
記録用画像データを読み出し、該データの中からAF用
画像データを描出することになる。上記各読み出し時間
で読み出された撮像用、または、AF用の画像データは
それぞれ次フィールドの最適露光時間を求めるためのデ
ータとして用いられる。更に、撮像用画像データは、E
VF表示、または、画像記録のときには、D/A変換回
路7でアナログ信号に変換され、それぞれEVF系,記
録系に出力される。また、AF用の画像データは、AF
制御回路9に取り込まれ、合焦位置情報を抽出するため
の元データとして用いられ、該情報に基づいて、フォー
カシングモータ13によりフォーカシングレンズ1が合
焦駆動される。
【0046】次に、上記CMD読み出し処理を図8,9
のフローチャートを用いて説明する。
【0047】CMD2の画像データの読み出しが必要と
なった時点で垂直同期信号VDに同期して、図8のサブ
ルーチン「CMD読み出し制御」がコールされる。そこ
では、ステップS100において、CMD2のリセット
が実行される。そして、ステップS101において、本
読み出し処理が1回目の処理であるかどうかを判別す
る。1回目であった場合、前フィールドでの撮像画面の
輝度情報が得られていないことから、標準値を露光時間
として設定して読み出しを行うため、ステップS102
にジャンプする。2回目以降であった場合、次フィール
ドでの露光条件が設定できているので、接続部J1を介
して後述する図9のステップS105以降の処理に進
む。
【0048】上記ステップS102では、記録用画像の
露光時間TKとして標準時間を設定する。ステップS1
03,104において、上記露光時間TKに対応したタ
イミングで記録用画像データの読み出しを実行する。そ
して、該記録用画像データのうちAFエリアGAFに対
応する部分の画像データをAF用画像データとして取り
込む。その後、ステップS116に進み、次フィールド
での記録用画像のための露光時間TKを前記測光処理に
基づいて演算し、本ルーチンを終了する。通常は、この
後、引き続いてサブルーチン「CMD読み出し制御」サ
ブルーチンの処理を行う。その場合、ステップS101
の判別では、1回目の処理ではないので、前述のように
図9のステップS105以降に進む。
【0049】図9の上記ステップS105において、取
り込まれているAF用画像データからAFエリアGAF
の明るさが規定範囲内か、その範囲より明るいか、暗い
かを判別する。規定範囲内であればステップS106
へ、非常に明るい場合はステップS108へ、非常に暗
い場合はステップS112にそれぞれジャンプする。
【0050】ステップS106にジャンプした場合、既
に求められている露光時間TKに対応した読み出しタイ
ミングにより記録用画像データを読み出す。そして、ス
テップS107で該記録用画像データからAF用画像デ
ータを取り出す。その後、接続部J2を介して図8の前
記ステップS116に進む。
【0051】ステップS108にジャンプした場合、A
FエリアGAFの最適露光時間TAFを算出する。ステ
ップS109で、上記ステップS108で算出された露
光時間TAFによるAFエリアの読み出しタイミング
が、既に求められている前記露光時間TKによる記録用
画像読み出しタイミングと時間的に異なるかどうか、即
ち、重なるかどうかの判別をする。重なる場合は、前記
ステップS106にジャップし、重ならない場合は、ス
テップS110に進む。なお、上記読み出しタイミング
が重なるかどうかは、前記図6のタイムチャートで説明
した時間を比較することによって判断し、次式を満足す
るようであれば、上記の重なる場合に相当する。
【0052】T3+TAF+T1≧TKステップS11
0に進んだ場合、まず、前記最適露光時間TAFに対応
したタイミングでAFエリアGAFのみの画像データの
読み出しを実行する。続いて、ステップS111で前記
最適露光時間TKに対応したタイミングで撮像画面の記
録用画像データの読み出しを実行する。その後、前記図
8のステップS116に戻る。
【0053】一方、ステップS105の判別により、A
Fエリアが規定範囲より暗かった場合、ステップS11
2にジャンプするが、この場合もAFエリアの最適露光
時間TAFを算出する。そして、ステップS113で、
上記ステップS112で算出された露光時間TAFによ
るAFエリアGAFの読み出しタイミングが、既に求め
られている前記露光時間TKによる記録用画像読み出し
タイミングと重なるかどうかの判別をする。重なる場合
は、前記ステップS106にジャンプし、重ならない場
合は、ステップS114に進む。なお、上記読み出しタ
イミングが重なるかどうかは、同様に前記図6で説明し
た時間TAF、TK等をもとに比較することによって判
断し、次式を満足するようであれば、上記の重なる場合
に相当する。
【0054】T3+TAF≧TK+T2 ステップS114に進んだ場合、まず、前記最適露光時
間TKに対応したタイミングで撮像画面の記録用画像デ
ータの読み出しを実行する。続いて、ステップS115
に進み、前記最適露光時間TAFに対応したタイミング
でAFエリアGAFのみの画像データの読み出しを実行
する。その後、前記図8のステップS116に戻る。
【0055】なお、前記図6のタイムチャートの例は、
そのAFエリアの輝度の状態から図9のフローチャート
上では、ステップS105の判別処理でステップS10
8にジャンプし、その後、ステップS109,110,
111に進むことになる。
【0056】以上のように上記ステップS107,11
0,115において読み出されたAFエリアGAFの画
像データは次フィールドのAFエリアGAFの最適露光
時間の演算に利用される。そして、フィールド毎により
適切な露光条件でのAF画像データが得られるようにな
り、最終的には、最適の露光条件での該AF画像データ
に基づいた合焦情報が得られ、精度の高いフォーカシン
グレンズ1の合焦駆動がなされる。
【0057】以上、説明したように本例のカメラにおい
ては、CMD2の画像データの読み出し処理において、
AFエリアGAFのみが非常に明るかったり、または、
暗かったとしても、記録用画像データの読み込みタイミ
ングとは異なるタイミングで画像データの読み込みが行
われるので、AFエリアGAFの輝度に合った露光条件
のもとでAF用画像データが読み込まれ、精度のよい合
焦評価値を得ることができる。
【0058】なお、上記カメラにおけるAF用画像デー
タの読み出し処理について、図9のフローチャート上、
AFエリアの輝度が変化したことによって、ステップS
105の判別で前フィールドまでステップS108、ま
たは、112に進んでいたものが、AFエリアの輝度が
変化したことによって、急にステップS106にジャン
プすることになった場合、取り込まれるAF用画像デー
タも急激に変化してしまい、正確なAF評価値が得られ
なくなってしまう危険性がある。
【0059】その対策の1つとしては、ファジー推論等
による信頼度係数を用いてフォーカス速度を制御する変
形例が提案できる。即ち、該変形例では上述のようにA
F評価値が大きく変化した場合、最初の数フィールドの
期間は、合焦駆動を禁止する方式とする。または、別の
変形例として上記の変化が生じた最初は信頼度を低くし
ておき、時間の経過とともにその信頼度を上げてゆく方
式としても良い。あるいは、上記変化前後の相関性によ
り信頼度を決めるなどの方式の変形例も提案できる。
【0060】そして、記録用画像データとAF用画像デ
ータの読み出しタイミングがかち合うような場合では、
双方の画像データに基づいてAF評価値を求めても良
い。その他、上記変化前後のAF評価値を計算で補正す
るようにしてもよい。
【0061】次に、上記変形例のカメラについて説明す
る。
【0062】本変形例のカメラは、前記図1のものに対
して、記録用画像メモリである第2メモリ5と、AF用
画像メモリである第1メモリ6、更に、メモリコントロ
ーラ8とEVF(電子ビューファインダ)装置を不要と
し、その代わり、図10のブロック構成図に示すように
光学ファインダ14を適用するものである。なお、上記
以外の装置の構成は前記図1のものと同一とする。
【0063】本変形例のカメラにおいては、CMD2で
取り込まれた撮像画面GKの記録用画像データ、およ
び、AFエリアGAFのAF用画像データは共に、A/
D変換後、直接、被記録画像情報を得るための記録用画
像露出制御回路11、または、撮影条件設定用の情報を
得るためのAFエリア露出制御回路10に取り込まれ
る。そして、前記一例の場合と同様に取り込まれた記録
用画像データ、および、AF用画像データに基づいた最
適露光時間を演算し、次フィールドの読み出しを実行す
る。
【0064】本変形例のものでは、上記メモリ5,6、
および、メモリコントローラを必要とせず、簡素化され
た構成の装置により、前記一例のカメラと同様の高精度
のAF処理のために必要な良好なAFエリアの画像デー
タを得ることが可能となる。
【0065】上述のように本例のカメラは、非破壊読み
出し型固体撮像素子の光電変換出力から第1のタイミン
グで読み出した出力に基づき撮影条件設定を行い、上記
第1のタイミングと異なる第2のタイミングで読み出し
た出力に基づいて被記録画像情報を得るようにしたの
で、ユーザが極端な露出条件で撮像を行ったとしても、
撮影条件設定用の画像データとして最適なデータを得る
ことができ、更に、画質の劣化も少ない撮像が可能とな
る。
【0066】次に、図14,15を用いて、本発明の第
2実施例を示すカメラについて説明する。
【0067】本実施例のカメラは、撮像素子の撮像デー
タの読み出し方を工夫することによって、AF用の情報
サンプリングレートを実質的に上げ、AFの高速化を計
ったものである。
【0068】図14は、前記図1のブロック図に対応す
る本実施例のブロック図であり、図1のブロック図と同
じ部分には同じ符号を付している。但し、第1メモリ2
2,AFエリア露出制御回路20,記録用画像露出制御
回路21は、前記図1の第1メモリ6、記録用画像露出
制御回路11とほぼ同様の構成要素ではあるものの、本
実施例特有の動作を行なう部分を有している。また、ア
イリス(光学絞り)31,アイリスドライバ32は、本
実施例ではじめて付加されたもので、アイリス31はア
イリスドライバ32によりアクチュエータ(図示せず)
を介して駆動される。そして、アイリスドライバ32は
上記記録用画像露出制御回路21によって制御され、ア
イリス31を所定の状態に設定する。
【0069】さて、この例ではAF用の画像データのサ
ンプリングレートを実質的に従来の2倍にしている。そ
のため、図15に示す様に1フィールド期間(以下、T
vと記す)に2回のAFエリア読み出し「甲」、「乙」
を等時間間隔で行なっている。
【0070】また、以下に説明する第1のケース(以
下、ケース(1)と記載する)では、記録用画像の露光
時間、即ち、電荷蓄積時間を最も一般的な1フィール
ド、例えば、NTSC方式では、1/60secに設定
するため、記録用画像の読み出しはリセットと同時に行
なっている。但し、各画素単位で見ると、実際にはリセ
ットの直前に行なっている。この時、図15を見れば判
るように、AFエリアの読み出し「乙」については、記
録用画像読み出しの一部と重なっているが、これは記録
用画像読み出し時に、AFエリアに対応する所定のタイ
ミングでは同一の読み出し信号を第2メモリ5と第1メ
モリ22にそれぞれ同時に取り込むことを示している。
【0071】以上のようなケース(1)の駆動を行なっ
ている時は、露光時間が固定されているので、本実施例
では露光量の調整は、アイリス31によって行ってい
る。即ち、第2メモリ5に一旦格納された記録用画像信
号は適時に各系に出力されるが、記録用画像露出制御回
路21は、その出力信号を検波し、信号レベルの適/過
大/過小に応じて、アイリス31の現状維持/絞り込み
/絞り開き制御を行う。これは周知のフィードバック式
オートアイリス制御を構成するものであり、記録用画像
は、常時、適正露光状態が保たれる。
【0072】一方、AFエリアの画像データについて
は、1フィールドに2回の読み出しデータが得られ、第
1メモリ22に各々格納されるが、読み出し「甲」は露
光時間Tv/2、読み出し「乙」は1×Tvとなってい
る。ここで、読み出し「甲」のデータ(以下、データ
(甲)と記載する)は、そのまま用いるが、読み出し
「乙」のデータ(以下、データ(乙)と記載する)につ
いては、そのままでは用いずに直前に取り込んだデータ
(甲)を差し引いた結果、これをデータ(丙)とし、こ
のデータを用いるようになっている。
【0073】即ち、各画素データに関して、データ
(丙)=データ(乙)−データ(甲)の演算を行った上
で、AF用の画像データとしては、順次、即ち、交互に
データ(甲)、データ「丙」を利用する。但し、上記デ
ータ(甲)は、データ(乙)の直前に読み出されたもの
を用いる。
【0074】この時、読み出し「甲」と「乙」は、同一
のリセットタイミング、即ち、同一の露光開始タイミン
グを有する露光時間1×Tvの画像であったが故にデー
タ(甲)、データ(丙)の順次(交互)列は、等価的に
「露光タイミングがTv/2ずつずれた、等露光時間T
v/2を有する順次露光画像データ」を為している。即
ち、このAF用の画像データに関しては、等価的にフィ
ールドレートが2倍になっているので、AF情報のサン
プリングレートを2倍に上げて制御に利用できることに
なる。
【0075】具体的には、AF制御回路9は上記順次露
光画像データ(甲)、(丙)が毎回得られる毎にその内
容を解析する。例えば、前回に対してコントラスト値が
増減したか判断し、その結果に応じてフォーカシングモ
ータ13に制御信号を送りフォーカシングレンズ1を駆
動する。勿論、この際のデータ解析及びレンズ駆動制御
のアルゴリズム自体は従来公知の技術が応用できる。
【0076】なお、上記例においてはAF用の露光時間
は前述の用にTv/2となり、記録用画像のそれの1/
2になっているため、若干、露光不足傾向になるが、通
常の被写体に対して、通常のS/N比を有する撮像シス
テムを用いてイメージャAFを行なう場合にはこの程度
の露光不足は実用上は問題にならないことを本発明者は
理論・実験の両面で確認している。勿論、AFエリアの
被写体の輝度が、画面全体のそれに対してより明るい場
合には、同一露光時間の場合に比してかえって好都合な
場合も有ることは言うまでもない。
【0077】次に、上記第2実施例のカメラに対する変
形例として、図15に示す回路用画像読み出しが第3の
ケース(以下、ケース(3)と記載する)の場合を説明
する。
【0078】ケース(3)におけるAFに関する処理
は、撮像素子駆動も含めて上記ケース(1)と全く同じ
であるが、記録用画像の読み出しタイミングが異なって
おり、AF用読み出し「甲」と重なっている。この時点
ではリセットからの時間がTv/2であるため、記録用
画像の相当露光時間がTv/2と前記ケース(1)の半
分になっている。言いかえればAF用の露光時間と同じ
である。この時もオートアイリス動作は有効に働きつづ
けているので適正露光は維持される。従って、ケース
(1)に比してAFエリアの露光不足が生じないという
大きな利点を有している。
【0079】ところで、このケース(3)では記録用画
像の露光時間がケース(1)の1/2になっているため
低照度被写体撮像に関する感度という観点からはケース
(1よりも不利であることは否めない。しかしながら被
写体輝度が明るい場合には、その問題は生じない。
【0080】また、ケース(3)ではAFエリア読み出
し「乙」において、適正露光の2倍の露光に対応する画
像データを処理することになるので撮像素子やメモリも
含めた信号処理系のダイナミックレンジがせまいとケー
ス(1)の場合に比して信号飽和による不具合が生じ易
くなるが、これは設計時に注意することで解決が図れ
る。
【0081】以上述べたように、本実施例、および、そ
の変形例のケース(1)、ケース(3)のものはともに
極めて有効な例であるが、ケース(1)と(3)ではそ
れぞれ有利不利があるため、その中間的なものとして、
第2のケース(以下、ケース(2)と記載する)を更な
る変形例として以下に説明する。
【0082】この変形例は記録用画像露出時間をケース
(1)と(3)の中間の値に設定する例である。図15
に示すようにこの読み出しはAFエリア読み出し
「甲」、「乙」といずれも重ねることができないので、
その露出時間を完全に任意にすることはできないが、例
えば、0.7Tvに設定する。なお、上記の値0.7
は、2の平方根の逆数の近似値である。
【0083】この時、ケース(1)や(3)で述べた互
いの有利不利は、少しずつ緩和されることになる。具体
的には露光不足や過剰の程度は±0.5EV以内に収ま
っている。
【0084】また、当然のことながら、システムのダイ
ナミックレンジやS/Nを考慮しつつ、その時の被写体
の情況、特に全体輝度とAFエリア輝度に応じて自動的
にケース(1),(2),(3)を切り換え、最も性能
上有利な状態でAFを行うという構成にすれば、非常に
望ましいものとなる。
【0085】前記第2実施例、および、その変形例のカ
メラにおいて、AFサンプリングレートはフィールドレ
ートの2倍にする例を示したが、1フィールド間に信号
の読み出しを複数回行い、データ間の演算を行うことで
等価的に高いフィールドレートの画像データを得、これ
によってAF情報のサンプリングレートを上げるという
本例の有する基本思想は、任意のn倍サンプリングの場
合にも全く同様に拡張し応用可能であることが明らかで
ある。
【0086】なお、データ間の演算については上記説明
にあっては暗黙の仮定として画像データは入力に対して
リニアなものとして取り扱った。もし、γ(ガンマ)補
正などの非線形処理をほどこされたデータをとり扱う場
合には、デガンマ補正等の逆変換によって線形化してか
ら取り扱うか、または、それに等価な効果をもつ演算式
を導入して処理すれば良い。
【0087】また、本技術はAF以外の他の情報処理
系、例えば、AE(自動露光),AWB(オートホワイ
トバランス)、AGC(自動ゲインコントロール),そ
の他にも適用可能なことは、関連分野の技術者であれば
容易に理解されるところである。
【0088】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、AFエリアが複数ある場合に、それぞれのAF
エリアに最適な露光量でAF用画像を読み出すことがで
きるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラのブロック構
成図。
【図2】上記図1と同構成の一例のカメラに適用される
CMDの拡大平面図。
【図3】上記図1と同構成の一例のカメラに適用される
CMDの拡大断面図。
【図4】上記図1と同構成の一例のカメラに適用される
CMDの1画素素子についての回路構成図。
【図5】上記図1と同構成の一例のカメラに適用される
CMDの回路図。
【図6】上記図1と同構成の一例のカメラのCMD読み
出し処理のタイムチャート。
【図7】上記図1と同構成の一例のカメラの撮像画面を
示す図。
【図8】上記図1と同構成の一例のカメラのCMD読み
出し制御のフローチャートの一部。
【図9】上記図1と同構成の一例のカメラのCMD読み
出し制御のフローチャートの一部。
【図10】上記図1のカメラの変形例を示すカメラのブ
ロック構成図。
【図11】本発明の第1実施例のカメラのCMD読み出
し処理のタイムチャート。
【図12】上記図11のカメラの撮像画面を示す図。
【図13】上記図11のカメラのCMD読み出し制御の
フローチャート。
【図14】本発明の第2実施例を示すカメラのブロック
構成図。
【図15】上記図14のカメラのCMD読み出し処理の
タイムチャート。
【符号の説明】
5 第2メモリ 6,22 第1メモリ 10,20 AFエリア露出制御回路 (露光制御手段) 11,21 記録用画像露出制御回路 T3+TAF,T3+TAF1,T3+TAF3 AF読み出しタイミング (第1のタイミング) TK 記録画像読み出しタイミング (第2のタイミング)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 審査官 関谷 隆一 (56)参考文献 特開 平5−122614(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G02B 7/28 G02B 7/093 H04N 5/235

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該非破壊読み出し型固体撮像素子によ
    って賄われる所定画面内に複数設定されてなる撮影条件
    設定用対象領域の各個について相互に異なるを可とする
    最適露光タイミングを与えるための露光制御手段を備え
    たことを特徴とするカメラ。
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