JP2003330057A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003330057A
JP2003330057A JP2002136136A JP2002136136A JP2003330057A JP 2003330057 A JP2003330057 A JP 2003330057A JP 2002136136 A JP2002136136 A JP 2002136136A JP 2002136136 A JP2002136136 A JP 2002136136A JP 2003330057 A JP2003330057 A JP 2003330057A
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JP
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camera
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state
mode
button
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Pending
Application number
JP2002136136A
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English (en)
Inventor
Keisuke Aoyama
圭介 青山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、ガイダンス情報を見ながら実際にカ
メラを動作させたり各種モードや動作条件を設定したり
することができなかったり、ガイダンス情報を見るため
だけに操作部材を操作することができなかったりしてい
る。 【解決手段】 カメラの状態および動作条件を設定する
ため若しくはカメラを動作させるためにそれぞれ操作さ
れる複数の操作部材7〜19と、設定されているカメラ
の状態、動作条件および上記各操作部材に関するガイダ
ンス情報を表示する表示部20と、上記表示部に前記ガ
イダンス情報が表示されている状態において、上記操作
部材の操作に応じたカメラの状態および動作条件の設定
を許容し、撮影動作を禁止する制御回路50とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの状態、設
定されている動作条件および各操作部材に関する情報等
のガイダンス情報の表示機能を備えたカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】多数の機能を有する一眼レフカメラの操
作パネルには、シャッター速度、絞り、露出計およびA
FモードやAEモードといった設定モード等が表示され
ることが多い。撮影者は任意の撮影モードを使用して撮
影を行う際に、使用するモードの詳細な情報(撮影操作
方法,撮影効果等)を知りたいときには、取扱説明書を
読んで確認する必要があった。
【0003】また、カメラには、操作ボタンのそれぞれ
の表面又は周辺に、その操作ボタンの機能を簡略化して
示す記号や文字や絵などが表示されている場合が多い
が、このような簡略化された記号等を見ただけではその
機能の使い方や撮影効果まで理解するのは容易ではな
い。
【0004】そこで、特開平5−216106号公報で
は、操作に関するガイダンス情報をカメラ外面に設けら
れた表示パネルに表示し、操作部材や操作方法等の説明
を行うようにしたカメラが提案されている。これによ
り、撮影者はいちいち取扱説明書を携帯する必要がなく
なり、また様々な機能の使い方やその機能により得られ
る撮影効果等を容易に詳しく知ることが可能となる。
【0005】さらに、特開2000−250119号公
報では、ファインダーを覗きながら実際の撮影時と同様
の状態で操作方法を習得することができるように、撮影
時に設定する複数の撮影モードや電子ダイヤルの機能等
に関するガイダンス情報をファインダー上で確認できる
カメラが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−216106号公報にて提案のカメラでは、ガイダ
ンス情報を表示させるモードではカメラを動作させるこ
とができない。このため、表示されたガイダンス情報を
見ながら実際にカメラを動作させたり各種モードや動作
条件を設定したりすることができない。
【0007】また、特開2000−250119号公報
にて提案のカメラでは、実際にファインダー覗きながら
ガイダンス情報を見ることは可能であるが、ガイダンス
情報をファインダー内に表示するモードとカメラを実際
に動作等させることができるモードとが別であるため
に、ガイダンス情報を見ながら実際にカメラを動作させ
たり各種モードや動作条件を設定したりすることができ
ない。
【0008】一方、ガイダンス情報を表示した状態でも
カメラが動作できるようにすると、ガイダンス情報を見
るためだけに操作部材を操作することができず、操作し
た操作部材に関するガイダンス情報の表示とその操作部
材に対応したカメラの動作とが両方行われてしまう。
【0009】例えば、フィルムの巻き戻しボタンが操作
されたときに、ガイダンス情報が表示されても、同時に
巻き戻し操作が開始されてしまっては、ガイダンス情報
を表示する意味がなくなってしまう。
【0010】本発明は、ガイダンス情報を表示する機能
を有するカメラにおいて、ガイダンス情報を見ながらカ
メラの状態や動作条件を設定することができるようにす
る一方、誤操作によってカメラの動作が実際に行われて
しまうことを防止できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明のカメラは、カメラの状態および
動作条件を設定するため若しくはカメラを動作させるた
めにそれぞれ操作される複数の操作部材と、設定されて
いるカメラの状態、動作条件および上記各操作部材に関
するガイダンス情報を表示する表示部と、上記表示部に
前記ガイダンス情報が表示されている状態において、上
記操作部材の操作に応じたカメラの状態および動作条件
の設定を許容し、撮影動作を禁止する制御回路とを有す
る。
【0012】上記発明において、表示部にガイダンス情
報が表示されている状態において、操作部材の操作に応
じた撮影不能となる動作を禁止するようにしてもよい。
【0013】ここで、「撮影不能となる動作」とは、フ
ィルムカメラの場合はフィルムの巻き戻し動作やフィル
ムカートリッジの排出動作等をいい、デジタルカメラの
場合は着脱可能なメモリの排出動作等をいう。また、カ
メラの電源オフを含めてもよい。
【0014】また、本願第2の発明のカメラは、カメラ
の状態および動作条件を設定するため若しくはカメラを
動作させるためにそれぞれ操作される複数の操作部材
と、設定されているカメラの状態、動作条件および上記
各操作部材に関するガイダンス情報を表示する表示部
と、上記表示部にガイダンス情報が表示されている状態
において、上記操作部材の操作に応じたカメラの状態お
よび動作条件の設定を許容し、撮影した画像情報の出力
動作(例えば、画像プリントを行うプリンタへの画像情
報の出力動作)を禁止する制御回路とを有する。
【0015】上記各発明において、前記表示部での前記
ガイダンス情報の表示と非表示とを切り換えるために操
作されるガイダンス表示スイッチを有する場合に、表示
部に前記ガイダンス情報が表示されている状態におい
て、ガイダンス表示スイッチとともに撮影動作、撮影不
能となる動作又は撮影した画像情報の出力動作を行わせ
るための操作部材が操作されたときにそれぞれ、撮影動
作、前記撮影不能となる動作又は撮影した画像情報の出
力動作を許容するようにしてもよい。
【0016】また、本願第3の発明では、カメラにそれ
ぞれ所定の動作を行わせるために操作される複数の操作
部材と、これら各操作部材に関するガイダンス情報を表
示する表示部とを有するカメラにおいて、上記複数の操
作部材は、プリンタによるプリント動作を行わせるため
の操作部材を含んでおり、上記表示部にガイダンス情報
が表示されている状態において、少なくともプリンタに
よるプリント動作を行わせる操作部材の操作に応答する
プリント動作を除いて、少なくとも所定の操作部材の操
作に応じた動作を行わせる制御回路を設けている。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1および図3
はそれぞれ、本発明の第1実施形態であるカメラを前面
および背面から見た図である。なお、本実施形態のカメ
ラは、装填されたフィルムカートリッジから引き出され
たフィルムに被写体像を露光して記録するタイプのいわ
ゆるフィルムカメラである。
【0018】1はカメラ本体、2はカメラ本体1に着脱
可能な交換レンズ、3はカメラ本体1から交換レンズ2
を取り外すためのレンズ取り外しボタンである。
【0019】4はカメラ本体1に収納された内蔵ストロ
ボ、6は被写体を観察するためのファインダーである。
【0020】5はガイダンスボタン(以下、Gボタンと
いう)で、このGボタン5を押してから、後述する電子
ダイヤルを回すことによりガイダンス表示の有り/無し
を切り換えることができる。また、ガイダンス表示有り
(以下、ガイダンスモードという)のときにこのGボタ
ンを押しながら他の操作部材の操作を行うと、ガイダン
スモードでは禁止されているカメラの動作を実行させる
ことができる。
【0021】なお、ガイダンスモードで禁止されている
カメラの動作とは、後述するように、撮影(レリーズ)
動作やフィルム巻き戻し動作をいう。また、カメラの電
源オフを含めてもよい。
【0022】7はカメラの電源オン・オフを切り換える
ためのメインスイッチ、8はカメラの各種撮影モード
(カメラの状態)を切り換えるモードダイヤル、9はカ
メラのシャッター速度や絞り値など各種の撮影条件を入
力するための電子ダイヤルである。
【0023】10は測光、測距を開始するためとレリー
ズ(撮影)を行わせるための2段階スイッチとなってい
るレリーズボタンである。すなわち、このレリーズボタ
ンを1段目まで軽く押し込んだ状態を「半押し」とい
い、この状態では測光、測距が行われる。半押しからさ
らに2段目まで押すことを「全押し」といい、全押しす
ることによりシャッターが動作してフィルムが露光さ
れ、露光終了後にはフィルムの1コマ巻き上げが自動的
に行われる。
【0024】11は後述する外部液晶パネルのバックラ
イトを点灯させるための照明ボタン、12はAE(Auto
Exposure)ロック撮影を行うためのAEロックボタ
ン、13は電子ダイヤル9との組み合わせで、露出補正
を行うための露出補正ボタンである。なお、マニュアル
撮影モードでは、この露出補正ボタン13により絞り値
をマニュアル設定することができる。
【0025】14は内蔵ストロボ4を使用可能な状態と
するための内蔵ストロボボタン、15はカメラに内蔵さ
れたセルフタイマー機能を使用するためのセルフタイマ
ーボタン、16は装着されたフィルムをカートリッジ内
に巻き戻すためのフィルム巻き戻しボタンである。
【0026】17はAF(Auto Focus)フレーム切り
換えボタンで、このボタンを押した後に電子ダイヤル9
を回すことによって、撮影画面の中でピント合わせの対
象となる領域、すなわちAFフレームの切り換えを行う
ことができる。
【0027】18はファンクションボタン(以下、FU
NCボタンという)で、このボタンを押すごとにフィル
ム感度、赤目緩和機能のオン・オフ、電子音のオン・オ
フ、多重露出、AEBなどの各種設定を行うことができ
る設定モードになる。FUNCボタン18を押してこれ
らの設定を行っている状態をFUNCモードといい、通
常の撮影を行う状態からFUNCボタン18を押したと
きには前回設定した状態からの設定モードになる。
【0028】19は絞込みボタンで、そのとき設定され
ている絞り値までレンズの絞りを絞り込む。これによ
り、撮影者は被写界深度を確認することができる。
【0029】20はカメラの各種設定状態や、撮影枚
数、内蔵ストロボの使用・不使用などを表示するための
外部液晶表示パネル、21はストロボ撮影時に発生する
いわゆる赤目現象を緩和するために発光する赤目緩和ラ
ンプである。
【0030】このように、本実施形態のカメラは、カメ
ラのモード(状態)や動作条件を設定するため若しくは
カメラを動作させるために操作される複数の操作部材で
ある、スイッチ、ボタンおよびダイヤル7〜19を有し
ている。また、本実施形態のカメラは、設定されている
カメラのモードや動作条件、さらには上記スイッチ、ボ
タンおよびダイヤル7〜19に関するガイダンスとなる
情報であるガイダンス情報の外部液晶パネル20への表
示と非表示を切り換えるためのGボタン5も有してい
る。
【0031】図2には、外部液晶パネル20における表
示内容を示している。この図において、50はファンク
ション設定表示で、マーク51〜55に対応するカメラ
のファンクションのうちどのファンクションが設定され
ているかを指し示す。また、ファンクションの詳細設定
中には、そのファンクションに対応するマークの横の位
置のみにファンクション設定表示50が行われる。
【0032】ここで、ファンクションを示すマークとし
ては、赤目緩和マーク51、電子音マーク52、多重露
出マーク53、AEBマーク54、ISOマーク55が
あり、それぞれ赤目緩和機能のオン・オフ、電子音のオ
ン・オフ、多重露出の枚数、AEBの露出ずらし量、フ
ィルム感度の手動設定を行うときにそのマークに対応し
たファンクション設定表示50が点灯する。
【0033】例えば、赤目緩和機能のオン・オフ設定中
は赤目緩和マーク52の右側のファンクション設定表示
だけが表示される。撮影を行うモードでは、設定された
1又は複数のファンクションの右側のファンクション設
定表示が表示される。赤目緩和機能と電子音が設定され
ていれば、1番上と2番目のファンクション設定表示が
表示される。
【0034】56はカートリッジマークで、フィルム
(カートリッジ)がカメラに装填されているときに表示
される。
【0035】57はガイダンス表示部であり、前述した
複数の操作部材(7〜19)のうちいずれかが操作され
たときに、その操作部材に関するガイダンス情報が表示
される。
【0036】58は露出補正表示部で、露出補正を行っ
た場合に基準値0に対する差(段数)や、マニュアル撮
影時の露出レベルの表示などを行う。
【0037】59はセルフタイマー表示部で、セルフタ
イマーをオンにしたときに表示される。
【0038】60はフィルムカウンターであり、次に撮
影するフィルムが何コマ目かが表示される。
【0039】61は絞り値表示部で、設定されている絞
り値が表示される。
【0040】62はAFフレーム表示部であり、選択さ
れているAFフレームの位置や、AFフレームの自動選
択時に選択されたAFフレームの位置を表示する。
【0041】63はシャッター速度表示部であり、撮影
者がマニュアル設定した又はカメラが自動設定したシャ
ッター速度を表示する。
【0042】64は電池表示部で、カメラに装填されて
いる電池の残容量に応じた表示を行う。
【0043】次に、図4を用いてモードダイヤル8の機
能について説明する。
【0044】この図中、70はクリエイティブゾーンで
あり、プログラムAE撮影モードを表すモードマーク
「P」、シャッター優先AE撮影モードを表すモードマ
ーク「Tv」、絞り優先AEモードを表すモードマーク
「Av」、マニュアル露出モードを表すモードマーク
「M」、オートデプスモードを表すモードマーク「A−
DEP」が描かれている。
【0045】このクリエイティブゾーン70に描かれた
モードマークのいずれかをカメラ本体側の不図示のマー
ク等に合わせるようモードダイヤル8を回転させること
により、そのモードマークに対応する撮影モード(クリ
エイティブモード)が設定される。
【0046】また、このクリエイティブゾーン70に示
された撮影モードでは、使用するAFフレーム、ストロ
ボの使用・不使用、AEBの露出ずらし量、多重撮影枚
数などの撮影時の動作条件を電子ダイヤル9の操作によ
って撮影者の好みに応じて設定することができる。
【0047】以下、上記各撮影モードについて説明す
る。
【0048】P:インテリジェントプログラムAE撮影
モード レリーズボタンを半押しすると、カメラが自動的にシャ
ッター速度と絞り値を決定する。撮影者は、電子ダイヤ
ル9を操作することでプログラムシフトを行うことがで
きる。
【0049】Tv:シャッター優先AE撮影モード 撮影者が電子ダイヤル9でシャッター速度を設定する
と、被写体の明るさに応じてカメラが絞り値を自動的に
設定する。
【0050】Av:絞り優先AEモード 撮影者が電子ダイヤル9で絞り値を設定すると、被写体
の明るさに応じてカメラがシャッター速度を自動的に設
定する。
【0051】M:マニュアル露出モード 撮影者がシャッター速度や絞り値を決めて撮影すること
ができる。シャッター速度は直接、電子ダイヤル9で設
定し、絞り値は露出補正ボタン13を押しながら電子ダ
イヤル9を回すことにより設定する。
【0052】A−DEP:オートデプスモード AFフレームに重なった複数の被写体が被写界深度内に
入るように絞り値とフォーカス位置を決定する。
【0053】図4において、71は全自動モードゾーン
であり、このゾーンに描かれたモードマークをカメラ本
体側の不図示のマーク等に合わせるようモードダイヤル
8を回転させることにより、全自動モードが設定され
る。この全自動モードでは、カメラは自動的に最適なA
Fフレームやシャッター速度、絞り値を設定する。この
ため、撮影者はレリーズボタンを押すだけで簡単に良好
な写真を撮影することができる。
【0054】また、72はイメージゾーンでり、このイ
メージゾーン72には、ポートレートモードを表すモー
ドマーク73、風景モードを表すモードマーク74、ク
ローズアップモードを表すモードマーク75、スポーツ
モードを表すモードマーク76、夜景モードを表すモー
ドマーク77が描かれている。このイメージゾーン72
に描かれたモードマークのいずれかをカメラ本体側の不
図示のマーク等に合わせるようモードダイヤル8を回転
させることにより、そのモードマークに対応する撮影モ
ード(イメージモード)が設定される。
【0055】全自動モード、ポートレートモード、クロ
ーズアップモード、夜景モードでは、暗いときや日中逆
光時に必要に応じてストロボが自動発光する。
【0056】フィルム巻上げに関しては、ポートレート
モードとスポーツモードでは連続になり、全自動モー
ド、風景モード、クローズアップモード、夜景モードで
は1枚撮りになる。
【0057】次に、外部液晶パネル20に表示されるガ
イダンス情報について説明する。Gボタン5を押しなが
ら電子ダイヤル9を回すことによりガイダンスモードを
設定することができる。このガイダンスモードにおい
て、上記操作部材(7〜19)が操作されたときに以下
に示すガイダンス情報が表示される。なお、ここに説明
するガイダンス情報は例であり、他の内容を表示しても
よい。
【0058】FUNCモードそのときに設定されている
撮影モードや動作条件が外部液晶パネル20に表示さ
れ、撮影モードや動作条件の設定が可能となる。なお、
表示されるモードは、前回FUNCモードで最後に設定
したモードである。
【0059】電子音設定モード通常の撮影を行う状態か
らFUNCボタン18を押すと、電子音設定モードにな
る。そしてガイダンス情報として、“電子音設定モード
です。OFF:電子音は鳴りません。電子ダイヤルで機
能のON/OFFを設定します。もう一度FUNCボタ
ンを押すと他の機能設定ができます。”(図5(a)参
照) この状態で電子ダイヤルを1クリック回転させると、電
子音オンに設定され、図5(b)に示すように、“電子
音設定モードです。ON:電子音が鳴ります。”と表示
される。
【0060】また、電子ダイヤルが操作されることによ
り以下のような表示が行われる。
【0061】“電子ダイヤル:機能のON/OFFを設
定します。”また、FUNCモードでは、それぞれの説
明の最後に“もう一度FUNCボタンを押すと他の機能
設定ができます。”という表示を行う。
【0062】各モードや動作条件に対するガイダンス情
報は、以下の通りである。またガイダンスモードにおい
ても説明された操作部材を操作することによって、撮影
モードおよび動作条件の設定が可能である。
【0063】赤目緩和設定モード “赤目緩和設定モードです。ON:赤目緩和ランプが点
灯します。(OFF:赤目緩和機能は使いません。)電
子ダイヤルで機能のON/OFFを設定します。もう一
度FUNCボタンを押すと他の機能設定ができます。” フィルム感度手動設定モード “フィルム感度設定モードです。電子ダイヤルでフィル
ム感度を設定します。もう一度FUNCボタンを押すと
他の機能設定ができます。” 多重露出設定モード “多重露出設定モードです。多重露出回数:NN。(N
Nは多重露出回数)電子ダイヤルで多重枚数を設定しま
す。もう一度FUNCボタンを押すと他の機能設定がで
きます。” AEB設定モード “AEB設定モードです。電子ダイヤルで露出補正量を
設定します。露出補正量はMMです。(MMは露出補正
量)もう一度FUNCボタンを押すと他の機能設定がで
きます。” メインスイッチ (OFFからONにした場合)“メインスイッチです。
カメラはONです。作動します。”(ONからOFFに
した場合)“メインスイッチです。カメラはOFFで
す。作動しません。”カメラをOFFにした場合、約6
秒後にこの表示も消える。この表示の間は、他の操作部
材を操作しても無効である。
【0064】モードダイヤル モードダイヤル8が操作されると、カメラ本体側のマー
ク等に合わされた撮影モードのガイダンス情報が表示さ
れる。モードダイヤル8が操作されてそのガイダンス情
報が表示されている状態で他の操作部材が操作される
と、一部または全部の表示が新しく操作された操作部材
に関する該段情報が表示される。モードダイヤル8が操
作されたときのガイダンス情報は以下の通りである。
【0065】夜景モード “夜景モードです。見たままの雰囲気で夜景が美しく移
せます。” スポーツモード “スポーツモードです。動体予測AIサーボと高速プロ
グラムAEを組み合わせたモードです。” クローズアップモード “クローズアップモードです。小さな被写体の近接撮影
も簡単に写せます。” 風景モード “風景モードです。近景から遠景まで、鮮明に写せま
す。” ポートレートモード “ポートレートモードです。背景をぼかして手前の人物
を際立たせた写真が撮れます。” 全自動モード “全自動モードです。シャッターボタンを押すだけで簡
単にきれいな写真が撮れます。”これらモードダイヤル
8で設定可能なイメージゾーン中の各撮影モードが設定
された状態で、それらに関係のない操作部材が操作され
ると、その操作部材の名前とその操作が無効であること
が表示される。
【0066】また、上記クリエイティブモードに対する
ガイダンス情報は以下の通りである。
【0067】シャッター優先AEモード “(Tv)シャッター優先AEモードです。電子ダイヤ
ルでシャッター速度を設定して撮影します。”図7
(a)に示す状態から電子ダイヤル9を回してシャッタ
ー速度を変更すると、上記ガイダンス情報のうち“電子
ダイヤルでシャッター速度を設定して撮影します。”の
部分が、電子ダイヤル9をシャッター優先AEモードで
操作したときのガイダンス情報“電子ダイヤル:シャッ
ター速度を設定します。”に変更される。他の撮影モー
ドでも同様である。
【0068】インテリジェントプログラムAEモード “(P)インテリジェントプログラムAEモードです。
電子ダイヤルを回してプログラムシフトができます。” 絞り優先AEモード “(Av)絞り優先AEモードです。電子ダイヤルで絞
り数値を設定して撮影します。” マニュアル露出モード “(M)マニュアル露出モードです。シャッタースピー
ドも絞り値も、撮りたい写真にあわせて自由に決めるモ
ードです。” オートデプスモード “(A−DEP)オートデプスモードです。複数の測距
点で捉えた被写体それぞれにピントが合うように、絞り
値とフォーカス位置をカメラが設定します”。
【0069】動作条件設定用のボタン(11〜17)を
操作すると、以下のガイダンス情報が表示され、また以
下の動作が行われる。
【0070】照明ボタン11 “表示パネル照明ボタンです。表示パネルの照明を点け
ます。”という表示を行うと同時に表示パネルの照明を
つける。
【0071】AEロックボタン12 “AEロックボタンです。AEロック撮影を行うボタン
です。ファインダー内に*が表示され、露出値が固定
(AEロック)されます”。
【0072】露出補正ボタン13 (撮影モードがA−DEP、Av、Tv又はPの場合)
“露出補正を行うボタンです。ボタンを押しながら電子
ダイヤルを回して希望する補正量を設定します。” (撮影モードがMの場合)“手動絞り設定ボタンです。
ボタンを押しながら電子ダイヤルを回して希望するAv
値を設定します。” (イメージモードの場合)“露出補正/手動絞り設定ボ
タンです。この撮影モードでは設定できません”。
【0073】内蔵ストロボボタン14 (クリエイティブモードの場合)“内蔵ストロボボタン
です。撮影時にストロボ発光します。使わないときは手
でストロボを押し下げてください。” (イメージモードの場合)“内蔵ストロボボタンです。
この撮影モードでは、被写体が暗い場合や逆光のときに
ストロボは自動発光します”。
【0074】セルフタイマーボタン15 “セルフタイマー撮影ボタンです。シャッターボタンを
押してから約10秒後に撮影されます”。
【0075】AFフレーム切り換えボタン17 “AFフレーム選択ボタンです。ボタンを押してから電
子ダイヤルでAFフレームを選択することができま
す”。
【0076】絞込みボタン19 “被写界深度確認ボタンです。設定された絞り値まで絞
込み、ピントの合っている範囲をファインダーで確認で
きます”。
【0077】電子ダイヤル9 電子ダイヤル9が操作されたときは、そのときに設定さ
れているモードにおいて電子ダイヤル9の操作により設
定されるものをガイダンス情報として表示する。
【0078】すなわち、“電子ダイヤル:シャッター速
度を設定します。”(図7(b)参照) “電子ダイヤル:絞り値を設定します。” “電子ダイヤル:機能のON/OFFを設定します。” “電子ダイヤル:フィルム感度を設定します。” “電子ダイヤル:AFフレームを設定します”。
【0079】フィルム巻き戻しボタン16 “フィルム途中巻き戻しボタンです。フィルムを取り終
える前に取り出すときに押します。ガイダンスモードで
は、<G>ボタンを押しながら、このボタンを押しま
す。“(図6参照) ここで、ガイダンスモードにおいて、特に撮影者が各操
作部材の役割等をガイダンス情報で確認しているだけの
状態で、フィルム巻き戻しボタン16の操作によるフィ
ルムの巻き戻し動作がむやみに実行されてしまうと、そ
の後の撮影が不能になり、使い勝手が悪くなる。
【0080】本実施形態では、このような不都合を解消
するために、ガイダンス情報が表示されている状態(ガ
イダンスモード)においては、フィルム巻き戻し動作
は、Gボタン5を押しながらフィルム巻き戻しボタン1
6を操作しなければ実行されないようにしている。
【0081】すなわち、Gボタン5を押しながらフィル
ム巻き戻しボタン16を操作しない限り、フィルム巻き
戻しボタン16の操作に応じたフィルム巻き戻し動作が
禁止される。言い換えれば、フィルム巻き戻しボタン1
6の操作がガイダンス表示に関しては有効であるが、フ
ィルム巻き戻し動作に関しては無効となる。
【0082】但し、ガイダンスモードが設定されていな
ければ、フィルム巻き戻しボタン16が操作されると直
ちにフィルム巻き戻し動作が実行(許容)される。
【0083】レリーズボタン10:半押し操作 “シャッターボタン半押し状態です。オートフォーカ
ス、自動露出機構が動作中です”。
【0084】レリーズボタン10:全押し操作 “シャッターボタン全押し状態です。シャッターが切れ
て撮影されます。ガイダンスモードでは、<G>ボタン
を押しながら、このボタンを押します。“なお、シャッ
ターを切った後も一定時間はこの表示を出したままにす
る。
【0085】ここで、ガイダンスモードにおいて、特に
撮影者が各操作部材の役割等をガイダンス情報で確認し
ているだけの状態で、レリーズボタン10の全押し操作
による撮影動作がむやみに実行されてしまうと、フィル
ムやストロボ発光のためのエネルギーが無駄になってし
まう。
【0086】本実施形態では、このような不都合を解消
するために、ガイダンス情報が表示されている状態(ガ
イダンスモード)においては、撮影動作は、Gボタン5
を押しながらレリーズボタン10を操作しなければ実行
されないようにしている。
【0087】すなわち、Gボタン5を押しながらレリー
ズボタン10を操作しない限り、レリーズボタン10の
全押し操作に応じた撮影動作が禁止される。言い換えれ
ば、レリーズボタン10の全押し操作が、ガイダンス表
示においては有効であるが、撮影動作に関しては無効と
なる。
【0088】但し、ガイダンスモードが設定されていな
い状態では、レリーズボタン10の全押し操作により直
ちに撮影動作が実行(許容)される。
【0089】このように、本実施形態は、ガイダンスモ
ードにおいて、撮影者にフィルムを巻き戻したり撮影し
たりする意思がないのにそれらの動作が実行されて撮影
不能となったりフィルムやストロボ発光のためのエネル
ギーを無駄に消費したりすることがないように構成され
ている。したがって、ガイダンスモードにおいて、ガイ
ダンス情報を見ながら気軽にいろいろな操作部材を操作
することができ、容易にカメラの操作を習得できる。
【0090】但し、ガイダンス情報を見ながら実際に撮
影動作やフィルム巻き戻し動作を実行させたい場合にも
対応できるように、ガイダンス情報の表示の有無で操作
が異なる場合にどのように操作すればよいのか、すなわ
ち“ガイダンスモードでは、<G>ボタンを押しなが
ら、このボタンを押します。”を合わせて表示する。
【0091】一方、撮影動作およびフィルム巻き戻し動
作以外の撮影モード設定や動作条件の設定は許容されて
いるので、ガイダンス情報を見ながら様々な設定や操作
を行い、所望のモードや動作条件で撮影を行うことがで
きる。
【0092】なお、後述するように、ガイダンスモード
において何も操作されないと、6秒後に通常表示に戻
る。
【0093】図8〜図10には、上記カメラ本体1内に
搭載された、CPU等で構成される制御回路50(図3
参照)によるカメラの制御のためのフローチャートを示
している。
【0094】まず、図8には、ガイダンスモードの設定
用のフローチャートを示している。このフローでは、ま
ずステップ(図ではSと略記する)1で、Gボタン5が
押されると、ステップ2に進む。ここで電子ダイヤル9
が操作されると、ステップ3に進み、制御回路50はガ
イダンスモードを設定する。
【0095】図9は、ガイダンスモードにおけるFUN
Cボタン操作による動作を示すフローチャートである。
このフローでは、まずステップ11でFUNCボタン1
8が操作されると、ステップ12に進み、制御回路50
は外部液晶パネル20にガイダンス情報を表示する。
【0096】そして、ステップ3で電子ダイヤル9が操
作されると、制御回路50はそのときに設定されている
モードでの詳細設定(ステップ14)を行う。例えば、
電子音設定モードでは、電子ダイヤル9の操作ごとに、
電子音オンからオフへ又はオフからオンへと変更する。
モードダイヤル8の操作に対応した他のガイダンス情報
表示や詳細設定も同様に行う。
【0097】またこのときFUNCボタン18が操作さ
れると(ステップ15)、制御回路50は他の機能に対
応したモードに移行し、移行したモードに対応するガイ
ダンス情報を表示する。
【0098】図10には、ガイダンスモードでのフィル
ム巻き戻しボタンの操作に関する制御を行うためのフロ
ーチャートを示している。
【0099】まずステップ21でフィルム巻き戻しボタ
ン16が操作されると、制御回路50は、ステップ22
で上述したフィルム巻き戻しボタン16に関するガイダ
ンス情報を表示する。次に、ステップ23でGボタン5
が操作されたか否かを判別し、Gボタン5が操作された
ときはステップ24に進んで、再度フィルム巻き戻しボ
タン16が操作されたか否かを判別する。そして、フィ
ルム巻き戻しボタン16が操作されたときはステップ2
5に進んで、フィルム巻き戻し動作を実行する。
【0100】このフローチャートによれば、Gボタン5
が操作されたことが判別されない限り、フィルム巻き戻
しボタン16が操作されても、フィルム巻き戻し動作は
禁止される。
【0101】逆に言えば、Gボタン5が操作されながら
フィルム巻き戻しボタン16が操作されることによっ
て、ガイダンスモードでありながらフィルム巻き戻し動
作が実行される。
【0102】なお、ステップ25において、Gボタン5
が操作されないときは、ステップ26に進み、6秒経過
後にステップ22で表示したガイダンス情報を、図9の
ステップ12で表示させたFUNCモードでのガイダン
ス情報に切り換え、フローを終了する。。
【0103】また、ガイダンスモードが設定されていな
いときは、制御回路50は、フィルム巻き戻しボタン1
6の操作に応じて直ちにフィルム巻き戻し動作を実行す
る。
【0104】図11には、ガイダンスモードでのレリー
ズボタンの全押し操作に関する制御を行うためのフロー
チャートを示している。
【0105】まずステップ31でレリーズボタン10が
全押し操作されると、制御回路50は、ステップ32で
上述したレリーズボタン10の全押し操作に関するガイ
ダンス情報を表示する。次に、ステップ33でGボタン
5が操作されたか否かを判別し、Gボタン5が操作され
たときはステップ34に進んで、再度レリーズボタン1
0が全押し操作されたか否かを判別する。そして、レリ
ーズボタン10が全押し操作されたときはステップ35
に進んで、撮影動作を実行する。
【0106】このフローチャートによれば、Gボタン5
が操作されたことが判別されない限り、レリーズボタン
10が全押し操作されても、撮影動作は禁止される。
【0107】逆に言えば、Gボタン5が操作されながら
レリーズボタン10が全押し操作されることによって、
ガイダンスモードでありながら撮影動作が実行される。
【0108】なお、ステップ35において、Gボタン5
が操作されないときは、ステップ36に進み、6秒経過
後にステップ32で表示したガイダンス情報を、図9の
ステップ12で表示させたFUNCモードでのガイダン
ス情報に切り換え、フローを終了する。。
【0109】また、ガイダンスモードが設定されていな
いときは、制御回路50は、レリーズボタン10が全押
し操作に応じて直ちに撮影動作を実行する。
【0110】なお、本実施形態では、ガイダンスモード
において、Gボタン5を操作しない限りフィルム巻き戻
し動作および撮影動作を禁止する場合について説明した
が、これ以外の動作を禁止するようにしてもよい。例え
ば、手動でのフィルム感度設定をガイダンスモードでG
ボタン5を操作しない限り禁止するするようにしてもよ
い。フィルム感度設定が実際に装填されているフィルム
の感度と大きく異なっている場合には、適正範囲での撮
影が不能となるためである。
【0111】また、本実施形態は、フィルムカメラにつ
いて説明したが、本発明は、CCDやCMOS等の撮像
素子(image pickup device)により被写体像を光電
変換して画像情報を生成し、任意のメモリ等の電子的記
録媒体にその画像情報を記録するいわゆるデジタルカメ
ラにも適用することができる。すなわち、ガイダンスモ
ードにおいて、Gボタンを操作しない限り撮影動作(撮
像素子による光電変換情報を電子的記録媒体に記録する
動作)を禁止するようにしてもよい。
【0112】また、上記のようなガイダンスモードにお
けるフィルム巻き戻し動作や撮影動作の禁止を、フィル
ムカメラやデジタルカメラにおいてフィルムやメモリと
いった記録媒体がカメラに装填されている場合にのみ行
うようにしてもよい。すなわち、記録媒体がカメラに装
填されていない場合には、ガイダンスモードが設定され
ていても、ガイダンスモードが設定されていない場合と
同様に、フィルム巻き戻しボタンの操作やレリーズボタ
ンの全押し操作に応じて直ちにフィルム巻き戻し動作や
撮影動作が行われるようにしてもよい。
【0113】この場合、ガイダンスモードに移行した際
に記録媒体が装着されているかどうかを判別し、記録媒
体が装着されていないと判別したときには、レリーズボ
タンやフィルム巻き戻しボタンの操作に応じた動作を行
うように構成する。
【0114】また、本実施形態では、ガイダンスモード
において禁止されるフィルム巻き戻し動作や撮影動作で
も、所定の操作(Gボタン5の操作)を行うことにより
実行可能とした場合について説明したが、これらを完全
に禁止してもよい。この場合、ガイダンスモードを解除
することによってフィルム巻き戻し動作や撮影動作が可
能になる。
【0115】また、本実施形態では、Gボタン5を押し
ながらフィルム巻き戻しボタン16やレリーズボタン1
0の操作を行うことによりフィルム巻き戻し動作や撮影
動作が許容される場合について説明したが、ガイダンス
情報が表示されている間に複数回、フィルム巻き戻しボ
タン16やレリーズボタン10を操作するとか、フィル
ム巻き戻しボタン16やレリーズボタン10を所定時間
以上操作し続けることによってフィルム巻き戻し動作や
撮影動作が許容されるようにしてもよい。
【0116】(第2実施形態)図12(a),(b)に
は、本発明の第2実施形態であるデジタルカメラを示し
ている。
【0117】このデジタルカメラ100は、CCDやC
MOS等の撮像素子(image pickupdevice)により被写
体像を光電変換して画像情報を生成し、任意のメモリ等
の電子的記録媒体にその画像情報を記録するとともに、
電子的記録媒体に記録した画像情報をケーブル160を
介してプリンタ200に出力することができる。
【0118】画像情報が入力されたプリンタ102は、
その画像情報に基づいて記録シート201にプリントを
行う。
【0119】ここで、デジタルカメラ100のカメラ本
体101には、上記実施形態のフィルムカメラと同様の
各種操作部材や外部表示パネル等が設けられている。上
記実施形態のフィルムカメラに設けられたものと共通す
る操作部材や外部表示パネル等には、図1等に示した符
号に100を加えた符号を付して説明を省略する。但
し、このデジタルカメラ100では、フィルムを使用し
ないので、フィルム巻き戻しボタンは設けられておら
ず、これに代えて、電子的記録媒体に記録した画像情報
の出力動作を行わせるための画像出力ボタン125が設
けられている。
【0120】本実施形態のデジタルカメラでは、上記実
施形態のフィルムカメラと同様に、ガイダンスモードに
おいて、Gボタン105を操作しない限り、レリーズボ
タン110を全押し操作しても撮影動作(撮像素子によ
り被写体像を光電変換して画像情報を生成し、電子的記
録媒体にその画像情報を記録する動作)が実行されない
のに加え、画像情報のプリンタ200への出力動作も、
Gボタン105を操作しない限り禁止される。
【0121】つまり、ガイダンス情報が表示されている
状態においては、画像出力ボタン125を操作しただけ
では画像情報のプリンタ200への出力動作は行われ
ず、Gボタン105を操作しながら画像出力ボタン12
5を操作することによってはじめて実行される。
【0122】これにより、画像情報をプリントする意思
のない撮影者が、ガイダンス情報を見るためだけに画像
出力ボタン125を操作した場合に、プリンタ200に
よる無駄なプリントが行われてしまうことを防止でき
る。
【0123】図13は、本実施形態のデジタルカメラに
おける制御内容を示すフローチャートである。
【0124】まずステップ41で画像出力ボタン125
が操作されると、制御回路150は、画像出力ボタン1
25に関するガイダンス情報を表示する。
【0125】ここで、画像出力ボタン125に関するガ
イダンス情報は、例えば、“画像出力ボタンです。カメ
ラをプリンタに接続してこのボタンを押すと、撮影した
画像をプリントすることができます”というものであ
る。
【0126】なお、このガイダンス情報には、“ガイダ
ンスモードでは、<G>ボタンを押しながら、このボタ
ンを押します。“という情報も合わせて表示する。
【0127】次に、ステップ43でGボタン105が操
作されたか否かを判別し、Gボタン105が操作された
ときはステップ44に進んで、再度、画像出力ボタン1
25が操作されたか否かを判別する。そして、画像出力
ボタン125が操作されたときはステップ45に進ん
で、プリンタ200への画像情報の出力動作を実行す
る。
【0128】このフローチャートによれば、Gボタン1
05が操作されたことが判別されない限り、画像出力ボ
タン125が操作されても画像情報の出力動作は禁止さ
れる。
【0129】逆に言えば、Gボタン105が操作されな
がら画像出力ボタン125が操作されることによって、
ガイダンスモードでありながら画像情報の出力動作が実
行される。
【0130】なお、ステップ45において、Gボタン1
05が操作されないときは、ステップ46に進み、6秒
経過後に、ステップ42で表示したガイダンス情報を、
図9のステップ12で表示させたFUNCモードでのガ
イダンス情報と同様の情報に切り換え、フローを終了す
る。。
【0131】また、ガイダンスモードが設定されていな
いときは、制御回路150は、画像出力ボタン125の
操作に応じて直ちに画像情報の出力動作を実行する。
【0132】なお、上記のようなガイダンスモードにお
ける画像情報の出力動作の禁止を、電子的記録媒体がカ
メラに装填されている場合にのみ行うようにしてもよ
い。すなわち、電子的記録媒体がカメラに装填されてい
ない場合には、ガイダンスモードが設定されていても、
ガイダンスモードが設定されていない場合と同様に、画
像出力ボタンの操作に応じて直ちに画像情報の出力動作
が行われるようにしてもよい。
【0133】この場合、ガイダンスモードに移行した際
に電子的記録媒体が装着されているかどうかを判別し、
記録媒体が装着されていないと判別したときには、画像
出力ボタン125の操作に応じた画像情報出力動作を行
うように構成する。
【0134】また、本実施形態では、ガイダンスモード
において禁止される画像情報出力動作でも、所定の操作
(Gボタン105の操作)を行うことにより実行可能と
した場合について説明したが、これを完全に禁止しても
よい。この場合、ガイダンスモードを解除することによ
って画像情報の出力動作が可能になる。
【0135】また、本実施形態では、Gボタン15を押
しながら画像出力ボタン125の操作を行うことにより
画像情報の出力動作が許容される場合について説明した
が、ガイダンス情報が表示されている間に複数回、画像
出力ボタン125を操作するとか、画像出力ボタン12
5を所定時間以上操作し続けることによって画像情報の
出力動作が許容されるようにしてもよい。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1および第
2の発明によれば、ガイダンス情報が表示された状態で
の撮影動作や撮影不能とする動作や画像情報の出力動作
が禁止されるため、ガイダンス情報を表示させるため或
いはガイダンス情報を見ながら操作を習得しようとする
撮影者が撮影動作や撮影不能とする動作或いは撮影した
画像情報の出力動作に対応する操作部材を操作したとき
に、これらの動作が実際に行われてしまうことを防止す
ることができる。
【0137】このため、上記望まない動作を実行させる
ことなくガイダンス情報を見ながらいろいろな操作部材
を操作することができる。
【0138】一方、カメラのモード等の状態や動作条件
の設定はガイダンス情報が表示されている状態でも許容
されるため、ガイダンス情報を見ながら各種設定を行う
ことができる。
【0139】したがって、撮影者が常にカメラの取扱説
明書を携帯しなくてもよくなり、ガイダンス情報を見な
がら容易にカメラの各種機能を生かした撮影をすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラを前側から
見た斜視図である。
【図2】外部液晶パネルの表示内容を示す図である。
【図3】上記カメラの背面図である。
【図4】上記カメラのモードダイヤルの説明図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ、ガイダンス情報の
例を示す図である。
【図6】他のガイダンス表示例を示す説明図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれ、他のガイダンス情
報の例を示す図である。
【図8】上記カメラにおけるガイダンスモードの設定用
フローチャートである。
【図9】上記カメラにおけるガイダンスモードでの制御
(各種設定制御)を示すフローチャートである。
【図10】上記カメラにおけるガイダンスモードでの制
御(フィルム巻き戻し制御)を示すフローチャートであ
る。
【図11】上記カメラにおけるガイダンスモードでの制
御(レリーズ制御)を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態であるデジタルカメラ
を示す概略図である。
【図13】上記デジタルカメラにおけるガイダンスモー
ドでの制御(画像情報出力制御)を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2,102 交換レンズ 3,103 レンズ取り外しボタン 4,104 内蔵ストロボ 5,105 ガイダンスボタン(〈G〉ボタン) 6,106 ファインダー 7,107 メインスイッチ 8,108 モードダイヤル 9,109 電子ダイヤル 10,110 レリーズボタン 11,111 照明ボタン 12,112 AEロックボタン 13,113 露出補正ボタン 14,114 内蔵ストロボボタン 15,115 セルフタイマーボタン 16 フィルム巻き戻しボタン 17,117 AFフレーム切り替えボタン 18,118 FUNCボタン 19,119 絞込みボタン 20,120 外部液晶パネル 21,121 赤目緩和ランプ 50,150 制御回路 100 デジタルカメラ 125 画像出力ボタン 200 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/232 5/232 Z // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H002 BB01 BB02 BB03 BB05 BB08 BB13 FB01 FB02 FB21 FB51 GA00 HA11 HA12 HA13 JA07 2H100 AA11 AA13 AA14 AA18 2H102 AA00 AA51 AA66 AA71 AB00 BA01 BA12 BA13 BB08 CA03 5C022 AA13 AB00 AC00 AC11 AC31 AC42 AC69

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの状態および動作条件を設定する
    ため若しくはカメラを動作させるためにそれぞれ操作さ
    れる複数の操作部材と、 設定されているカメラの状態、動作条件および前記各操
    作部材に関するガイダンス情報を表示する表示部と、 前記表示部に前記ガイダンス情報が表示されている状態
    において、前記操作部材の操作に応じたカメラの状態お
    よび動作条件の設定を許容し、撮影動作を禁止する制御
    回路とを有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイ
    ダンス情報が表示されている状態において、前記操作部
    材の操作に応じた、撮影不能となる動作を禁止すること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、画像を記録するための
    記録媒体がカメラに装填されており、かつ前記表示部に
    前記ガイダンス情報が表示されている状態において、前
    記操作部材の操作に応じたカメラの状態および動作条件
    の設定を許容し、撮影動作を禁止することを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記表示部での前記ガイダンス情報の表
    示と非表示とを切り換えるために操作されるガイダンス
    表示スイッチを有し、 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイダンス情報が表
    示されている状態において、前記ガイダンス表示スイッ
    チとともに撮影動作を行わせるための操作部材が操作さ
    れたときに、撮影動作を許容することを特徴とする請求
    項1に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、画像を記録するための
    記録媒体がカメラに装填されており、かつ前記表示部に
    前記ガイダンス情報が表示されている状態において、前
    記操作部材の操作に応じたカメラの状態および動作条件
    の設定を許容し、撮影不能となる動作を禁止することを
    特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記表示部での前記ガイダンス情報の表
    示と非表示とを切り換えるために操作されるガイダンス
    表示スイッチを有し、 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイダンス情報が表
    示されている状態において、前記ガイダンス表示スイッ
    チとともに前記撮影不能となる動作を行わせるための操
    作部材が操作されたときに、前記撮影不能となる動作を
    許容することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイ
    ダンス情報が表示されていない状態において、前記操作
    部材の操作に応じた撮影動作を許容することを特徴とす
    る請求項1に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイ
    ダンス情報が表示されていない状態において、前記操作
    部材の操作に応じた撮影不能となる動作を許容すること
    を特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 カメラの状態および動作条件を設定する
    ため若しくはカメラを動作させるためにそれぞれ操作さ
    れる複数の操作部材と、 設定されているカメラの状態、動作条件および前記各操
    作部材に関するガイダンス情報を表示する表示部と、 前記表示部に前記ガイダンス情報が表示されている状態
    において、前記操作部材の操作に応じたカメラの状態お
    よび動作条件の設定を許容し、撮影した画像情報の出力
    動作を禁止する制御回路とを有することを特徴とするカ
    メラ。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、画像を記録するため
    の記録媒体がカメラに装填されており、かつ前記表示部
    に前記ガイダンス情報が表示されている状態において、
    前記操作部材の操作に応じたカメラの状態および動作条
    件の設定を許容し、撮影した画像情報の出力動作を禁止
    することを特徴とする請求項9に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記表示部での前記ガイダンス情報の
    表示と非表示とを切り換えるために操作されるガイダン
    ス表示スイッチを有し、 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイダンス情報が表
    示されている状態において、前記ガイダンス表示スイッ
    チとともに撮影した画像情報の出力動作を行わせるため
    の操作部材が操作されたときに、撮影した画像情報の出
    力動作を許容することを特徴とする請求項9に記載のカ
    メラ。
  12. 【請求項12】 前記制御回路は、前記表示部に前記ガ
    イダンス情報が表示されていない状態において、前記操
    作部材の操作に応じた撮影した画像情報の出力動作を許
    容することを特徴とする請求項9に記載のカメラ。1
    3.クレーム10に従うカメラで、 前記制御回路は、前記表示部に前記ガイダンス情報が表
    示されていない状態において、前記操作部材の操作に応
    じた撮影した画像情報の出力動作を許容する。
  13. 【請求項13】 カメラにそれぞれ所定の動作を行わせ
    るために操作される複数の操作部材と、前記各操作部材
    に関するガイダンス情報を表示する表示部とを有するカ
    メラであって、 前記複数の操作部材は、プリンタによるプリント動作を
    行わせるための操作部材を含んでおり、 前記表示部に前記ガイダンス情報が表示されている状態
    において、少なくとも前記プリンタによるプリント動作
    を行わせる操作部材の操作に応答するプリント動作を除
    いて、少なくとも所定の操作部材の操作に応じた動作を
    行わせる制御回路を有することを特徴とするカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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