JPH066612Y2 - 可変利得回路 - Google Patents

可変利得回路

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JPH066612Y2
JPH066612Y2 JP1989013369U JP1336989U JPH066612Y2 JP H066612 Y2 JPH066612 Y2 JP H066612Y2 JP 1989013369 U JP1989013369 U JP 1989013369U JP 1336989 U JP1336989 U JP 1336989U JP H066612 Y2 JPH066612 Y2 JP H066612Y2
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circuit
transistors
transistor
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variable gain
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幸典 木谷
秀一 小泉
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Toko Inc
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、移動電話や音響機器等の圧縮伸長回路に好適
な可変利得回路に関し、殊に半導体集積回路に好適な低
歪率の可変利得回路に係るものである。
〔従来技術〕
第3図は、従来の可変利得回路であり、入力端子10か
ら入力される信号電流IINを増幅、又は、減衰させて出
力端子12から出力電流IOUTを得るものである。入力
端子10が抵抗R10に接続され、その他端がトランジス
タQ21のベース・コレクタに接続されている。トランジ
スタQ21のコレクタが定電流源回路13に接続されて電
源電圧源VCCに接続され、そのエミッタがトランジスタ
22のエミッタと共通接続され、定電流源回路16を介
して接地されている。トランジスタQ22のコレクタは、
電源電圧源VCCに接続されている。演算増幅器14の反
転入力端子が定電流源回路13とトランジスタQ21との
接続点に接続され、その非反転入力端子が基準電圧源1
9に接続され、その出力端がトランジスタQ22とQ23
ベースに接続されている。トランジスタQ23,Q24のエ
ミッタは、定電流源回路17を介して接地されている。
トランジスタQ24のベースは、基準電圧源回路18に接
続されている。トランジスタQ23,Q24のコレクタは、
電流ミラー回路15の出力段とバイアス段に夫々接続さ
れている。トランジスタQ23の電流ミラー回路15の出
力側との接続点は、出力端子12に接続されている。
この可変利得回路は、演算増幅器14の反転入力端子に
入力信号IINが入力され、トランジスタQ23のコレクタ
から出力信号IOUTを得ることができるものであって、
その利得調整は、定電流源回路13,16、及び17の
電流値を変化させることによって行われている。
この可変利得回路の利得は、 IOUT/IIN=I17/I13……(1) である。但し、I13は、 I13=I16/2 ……(2) の関係になっている。但し、I13は、定電流源回路13
の電流値、I16は、定電流源回路16の電流値、I
17は、定電流源回路17の電流値である。従来の可変利
得回路は、(2)式の条件が満たされる必要がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図に示す従来の可変利得回路は、(2)式に示される
ように定電流源回路13と16の電流比を正確に1対2
に設定する必要があり、この電流比を半導体集積回路内
の特性のバラツキによって正確に設定するのが比較的困
難であった。利得制御では、定電流源回路13,16の
電流比を正確に1対2に設定して、定電流源回路17を
可変することにより利得調整がなされなければならない
為に、利得制御の自由度が低下すると共に、(2)式の条
件が満足されない場合には、オフセット電流が発生し、
歪みを生じる欠点がある。更に、この可変利得回路は、
同相モードとなっていないので、制御電流による雑音を
拾い易い欠点がある。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案の可変利得回路は、入力信号が供給されるダイオ
ード型の第1のトランジスタと第2のトランジスタの夫
々のエミッタが共通接続されて第1の定電流源回路を介
して接地され、該第1と該第2のトランジスタのコレク
タが夫々第1の電流ミラー回路の出力段とバイアス段に
接続されて信号入力段の差動増幅回路が形成され、第3
と第4のトランジスタのエミッタが共通接続されて第2
の定電流源回路を介して接地され、該第3と該第4のト
ランジスタのコレクタが夫々第2の電流ミラー回路の出
力段とバイアス段に接続されて出力段の差動増幅回路が
形成され、該第1のトランジスタと該第1の電流ミラー
回路の出力段との接続点が演算増幅器の反転入力端子に
接続され、該演算増幅器の非反転入力端子に第1の基準
電圧源が接続され、該演算増幅器の出力端子が該第2の
トランジスタと該第3のトランジスタのベースに接続さ
れ、該第4のトランジスタのベースに第2の基準電圧源
が接続され、該第3のトランジスタと該第2の電流ミラ
ー回路の出力段との接続点から出力を得るものである。
〔作用〕
本考案の可変利得回路は、信号入力段と出力段の差動増
幅回路がトランジスタ差動対に電流ミラー回路からなる
能動負荷回路が接続された構成となっており、可変利得
回路を構成する差動増幅回路が利得制御の為の定電流源
回路を直列に接続した回路とすることなく、出力段の差
動増幅回路を制御するのみで利得制御を可能としたもの
である。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係る可変利得回路の一実施例であ
る。図に於いて、入力端子1が抵抗Rを介してダイオ
ード型のトランジスタQのベース・コレクタに接続さ
れ、トランジスタQ1,Q2のエミッタが共通接続されて定
電流源回路6を介して接地されている。トランジスタ
Q1,Q2のコレクタが電流ミラー回路3を構成するトラン
ジスタQ5,Q6に夫々接続されている。電流ミラー回路3
の出力段のトランジスタQとトランジスタQとの接
続点が演算増幅器4の反転入力端子に接続されており、
演算増幅器4の非反転入力端子に基準電圧源9が接続さ
れ、その出力端は、トランジスタQ2,Q3のベースに接続
されている。トランジスタQ3,Q4のエミッタは、共通接
続されて定電流源回路7に接続されて接地されている。
トランジスタQのベースに基準電圧源8が接続されて
いる。トランジスタQ3,Q4のコレクタが電流ミラー回路
5を形成するトランジスタQ9,Q10に夫々接続されてい
る。トランジスタQ3,Q9との接続点が出力端子2に接続
されている。
又、第2図は、本発明の可変利得回路の他の実施例であ
り、電流ミラー回路3,5は、精度の良い電流ミラー回
路で構成されている。電流ミラー回路3は、ミラー対を
なすトランジスタQ5,Q6及びQ7,Q8からなり、又、電流ミ
ラー回路5は、ミラー対をなすトランジスタQ9,Q10及び
Q11,Q12から構成されている。演算増幅器4は、トラン
ジスタQ13,Q14からなる差動対が、それらトランジスタQ
13,Q14の共通接続されたエミッタに定電流源回路9が接
続されて接地され、これらのQ13,Q14のコレクタに夫々
電流ミラー回路が接続されており、Q13のコレクタは、
トランジスタQ15,Q16からなる電流ミラー回路のバイア
ス段が接続され、Q14のコレクタは、トランジスタQ17,
Q18からなる電流ミラー回路のバイアス段が接続され、
電流ミラー回路の出力段のトランジスタQ16,Q18のコレ
クタは、電流ミラー回路を構成するトランジスタQ19,Q
20が接続されて構成されている。トランジスタQ13のベ
ースが反転入力端子であり、トランジスタQ14のベース
が非反転入力端子であり、トランジスタQ18,Q20の接続
点から出力を得ている。
本発明の可変利得回路について第1図に基づき説明す
る。
入力端子1に入力信号IINが入力されると、定電流源回
路6には、(I6-IIN)の電流が流れる。トランジスタQ1、Q
2には、コレクタ電流として夫々(I6-IIN)/2の電流が
流れる。従って、トランジスタQ1,Q2のベース・エミッ
タ間電圧VBE1,VBE2は、次のように表される。
但し、IS1,IS2は、トランジスタQ1,Q2のベース・エミッ
タ間に流れる飽和電流である。
演算増幅器4の反転入力端子に入力される電圧をe
すると、 又、トランジスタQ3,Q4のベース・エミッタ間電圧VBE3,
VBE4は、次のように表される。
但し、IS3,IS4は、トランジスタQ3,Q4のベース・エミッ
タ間に流れる飽和電流である。
演算増幅器4の非反転入力端子に入力される電圧をe
とすると、 と表される。
従って、トランジスタQ〜Qのトランジスタが同一
電気的特性を有するものを用いているとするならば、こ
れらのトランジスタの飽和電流IS1〜IS4が同一の値で
あり、演算増幅器4の反転入力端子と非反転入力端子に
供給される電圧e1,e2が等しいものとすると、(3),(4)式
から次のように表される。
従って、本考案の可変利得回路の利得は、次のように表
される。
従来の利得制御回路は、(2)式に示されるように信号入
力段の差動増幅器に直列に接続された定電流源回路1
3,16に流れる電流I13とI16の比を1対2に設定す
る必要があったのに対し、本考案の可変利得回路の利得
は、(5)式に示されるように定電流源回路6,7によっ
て決定される。従来のように直列に接続された定電流源
回路の電流比によって制御することなく、個別に接続さ
れた定電流源回路によって制御されており、利得制御の
自由度が高い。
又、定電流源回路6に流れる電流Iは、トランジスタ
Q1,Q2のコレクタ電流が加算された電流であり、従来の
可変利得回路の半分の消費電流で必要な利得を得ること
が可能である。而も、回路構成が同相モードとなってい
る。
〔考案の効果〕
本考案の可変利得回路は、従来のように直列接続された
定電流源回路13,16と、定電流源回路17により利
得制御がなされるのではなく、信号入力段と出力段のト
ランジスタ差動対の能動負荷回路に電流ミラー回路3,
5を用い、且つ、利得制御に関与する定電流源回路を二
つに低減し、一方の定電流源回路7を利得調整用として
用いており、従来のものより利得制御の自由度が大き
い。而も、同相モードとなっており、オフセットの発生
がなく、歪みが発生しない。又、従来の可変利得回路よ
り消費電流を低減することが可能であり実用的なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の可変利得回路の実施例を示す回路
図、第2図は、可変利得回路のより具体的な実施例を示
す回路図、第3図は、従来の圧縮回路を示す為の回路図
である。 1:入力端子,2:出力端子,3,5:電流ミラー回
路,4:演算増幅器,6,7:定電流源回路,8,9:
基準電圧源回路,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号が供給されるダイオード型の第1
    のトランジスタと第2のトランジスタのエミッタが共通
    接続されて第1の定電流源回路を介して接地され、該第
    1と該第2のトランジスタのコレクタが夫々第1の電流
    ミラー回路の出力段及びバイアス段に接続されてなる信
    号入力段の差動増幅器と、第3と第4のトランジスタの
    エミッタが共通接続されて第2の定電流源回路を介して
    接地され、該第3と該第4のトランジスタのコレクタが
    夫々第2の電流ミラー回路の出力段及びバイアス段に接
    続されてなる信号出力段の差動増幅器と、該第1のトラ
    ンジスタと該第1の電流ミラー回路の出力段のトランジ
    スタとの接続点が反転入力端子に接続され、第1の基準
    電圧源が非反転端子に接続され、該第2と該第3のトラ
    ンジスタのベースがその出力端に接続されてなる演算増
    幅器とを具えたことを特徴とする可変利得回路。
JP1989013369U 1989-02-07 1989-02-07 可変利得回路 Expired - Lifetime JPH066612Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238012A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Toshiba Corp 可変利得回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6238012A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Toshiba Corp 可変利得回路

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