JP2776019B2 - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は定電圧回路に関し、特に所望の定電圧を任意
の回路基準点から反転して出力することのできる定電圧
回路に関する。
〔従来の技術〕 第3図は従来の定電圧回路の回路構成を示す接続回路
図である。第3図を参照すると、この定電圧回路は、一
つの演算増幅器Aと、この演算増幅器Aの出力でベース
駆動され、エミッタ出力を再び演算増幅器Aの負入力端
子に帰還する一つのベース接地接続のNPNトランジス
タQ1と、演算増幅器Aの正入力端子およびベース接地
NPNトランジスタQ1のエミッタ抵抗R1の接地電位(GND)
端子間に正電位および負電位をそれぞれ接続する基準電
圧源E0と、ベース接地NPNトランジスタQ1のコレクタ抵
抗R2の出力側端子bと接地電位(GND)との間に接続さ
れる回路電源VCCとから成り、コレクタ端子aとコレク
タ抵抗R2の出力側端子bとから基準電圧VREFに比例した
定電圧VOを得るよう構成される。ここで、演算増幅器A
は基準電圧VREFを電流変換するよう機能するものであ
る。従って、この回路はある定電圧に比例した反転出力
を回路電源側の一つの回路節点から取出し得るようにし
た回路である。すなわち、この回路は、NPNトランジス
タQ1のエミッタ接地電流増幅率hFEを∞と仮定した場
合、そのコレクタ電流IC(QI)となり、コレクタ抵抗R2の両端電圧VOの式で記述されるよう動作するので、基準電圧VREFに比
例した電圧が回路電源電圧VCCを基準として反転され、
出力端子VOUTから出力される。従って、この回路は、コ
レクタ抵抗R2の一方の端子bの接続点を変えるだけで、
所望の基準点からの出力電圧を得ることができる。この
とき得られる電圧利得は式(2)から明らかなようにR2
/R1である。すなわち、R2/R1=1の場合であれば、基準
電圧VREFと同じ定電圧の反転出力を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来の定電圧回路は、回路要素に
演算増幅器を必要とするので、全体として回路構成が複
雑で消費電力も大きいばかりでなく、製造コスト高を招
くという問題点がある。
本発明の目的は、上記の情況に鑑み、演算増幅器を回
路要素とする従来回路の欠点を解決した定電圧回路を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、定電圧回路は、基準電圧を発生する
基準電圧源と、前記基準電圧を電流変換する電圧−電流
変換トランジスタと、前記電圧−電流変換トランジスタ
の出力コレクタ端子とコレクタ抵抗との間に挿入される
前記電圧−電流変換トランジスタと同一エミッタ−ベー
ス間電圧特性の等価ダイオード回路とを備え、前記電圧
−電流変換トランジスタのコレクタ端子から前記基準電
圧の反転比例電圧を得ることを含んで構成される。
〔作 用〕
本発明によれば、基準電圧の電流変換には従来用いら
れた演算増幅器に代えて通常のトランジスタ回路が使用
される。この際、電圧−電流変換トランジスタのエミッ
タ−ベース間電圧は、出力側に挿入された等価ダイオー
ド回路のエミッタ−ベース間電圧で完全にキャンセルさ
れるので、基準電圧に正確に比例する反転電圧を電圧−
電流変換トランジスタのコレクタ端子に移して取出すこ
とができる。
〔実 施 例〕
次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す定電圧回路の接続回
路図である。本実施例によれば、本発明の定電圧回路
は、一つの基準電圧源EOと、この基準電圧源EOの基準電
圧VREFを電流変換するベース接地のNPNトランジスタQ1
と、この電圧−電流変換NPNトランジスタQ1のコレクタ
抵抗R2に直列挿入されるダイオード接続の負荷トランジ
スタQ2と、電圧−電流変換NPNトランジスタQ1のコレク
タ抵抗R2の出力側端子bとエミッタ抵抗R1の接地電位
(GND)端子間に正電位および負電位をそれぞれ接続す
る回路電源VCCから成り、コレクタ端子aとコレクタ抵
抗R2の電源側端子bとから基準電圧VREFの比例反転出力
電圧VOを得るよう構成される。すなわち、この回路は基
準電圧VREFの電流変換動作に支障を与えるNPNトランジ
スタQ1のエミッターベース間電圧をこれと等しい負荷ト
ランジスタQ2のエミッターベース間電圧で補償せしめる
よう構成されたものであり、以下の通りの回路動作を行
う。
第1図の接続回路において、NPNトランジスタQ1のエ
ミッタ接地電流増幅率hFEが十分大きいと仮定すると、
そのコレクタ電流IC(QI)は、 と記述され、また、出力電圧VOは、 と表わされる。
(但し、IS(Q2):Q2の逆方向飽和電流) 従って、2つのトランジスタ、Q1,Q2の特性が揃えら
れ、IS(Q1)=IS(Q2)と置くことが出来れば、トランジス
タQ1のエミッターベース間電圧をトランジスタQ2のそれ
で温度の項と共に完全にキャンセルすることができる。
従って、R1=R2とすれば、 VO=VREF ……(5) の関係が抵抗R1,R2の値にかかわりなく常に成立するこ
ととなる。すなわち、基準電圧VREFと等しい値の反転電
位を高価な演算増幅器を用いることなく、従来回路と同
じく回路電源側の一つの回路節点から出力せしめ得る。
この場合、コレクタ抵抗R2の一端子bは、トランジスタ
Q1が飽和しない範囲ならばどこに設定するのも自由であ
り、それに伴って基準電圧VREFに比例した反転電圧を任
意に出力せしめ得る。
第2図は本発明の他の実施例を示す定電圧回路の接続
回路図である。本実施例によれば、前実施例におけるNP
NトランジスタQ1はダーリントン接続された2つのNPNト
ランジスタQ1aおよびQ1bに置き換えられ、また、これに
伴ってダイオード接続されたトランジスタQ2も、電圧−
電流変換回路と同型のコレクタとベースを共通接続した
NPNトランジスタQ2bと、コレクタおよびベースをトラン
ジスタQ2bのコレクタおよびベースにそれぞれ接続するN
PNトランジスタQ2aとに置き換えられる。本実施例にお
いても、Q1a,Q2aおよび,Q1b,Q2bの特性がそれぞれ揃っ
ていれば、トランジスタQ1b,Q2bのベース−エミッタ間
電圧およびトランジスタQ1b,Q2bのベース−エミッタ間
電圧はほぼ等しくなる。従って前実施例の場合と同じく
R1=R2のときは、VO=VREFの関係を得ることができる。
この際トランジスタQ1a,Q2aをそれぞれのベース−エミ
ッタ間に、特性の揃ったブリーダー抵抗をそれぞれ接続
すれば、トランジスタQ1b,Q2b間の整合性は更にとりや
すくなる。
本実施例では、トランジスタQ1a,Q1bがダーリントン
接続されているので、基準電圧源EOの端子に流れるバイ
アス電流が小さい。従って基準電圧源EOの内部抵抗が大
きい場合には、バイアス電流による誤差を少なくするこ
とができる利点がある。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、従来の
演算増幅器に代え、非常に少ない回路素子で、所望の定
電圧を回路節点の一つに移して取出すことができる。ま
た、本発明の接続回路によれば、トランジスタ素子の温
度による特性変化の影響は完全にキャンセルされるの
で、きわめてすぐれた温度特性を示す。更に、エミッタ
抵抗R1の値をある程度大きく設定して電圧−電流変換ト
ランジスタQ1をベース接地動作させた場合には、コレク
タの出力インピーダンスをより高めることができるの
で、高精度な定電圧回路をきわめて容易に実現すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す定電圧回路の接続回路
図、第2図は本発明の他の実施例を示す定電圧回路の接
続回路図、第3図は従来の定電圧回路の回路構成を示す
接続回路図である。 Q1,Q1a,Q1b……電圧−電流変換NPNトランジスタ、 Q2,Q2a,Q2b……負荷トランジスタ、 R1……エミッタ抵抗、 R2……コレクタ抵抗、 EO……基準電圧源、 VREF……基準電圧、 VCC……回路電圧源、 VO……出力定電圧、 VOUT……出力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準電圧を発生する基準電圧源と、前記基
    準電圧を電流変換する電圧−電流変換トランジスタと、
    前記電圧−電流変換トランジスタの出力コレクタ端子と
    コレクタ抵抗との間に挿入される前記電圧−電流変換ト
    ランジスタと同一エミッタ−ベース間電圧特性の等価ダ
    イオード回路とを備え、前記電圧−電流変換トランジス
    タのコレクタ端子から前記基準電圧の反転比例電圧を得
    ることを特徴とする定電圧回路。
JP23741390A 1990-09-07 1990-09-07 定電圧回路 Expired - Lifetime JP2776019B2 (ja)

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JPH04117509A JPH04117509A (ja) 1992-04-17
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