JPH0665167U - 車両のサスペンションタワー取付け部構造 - Google Patents
車両のサスペンションタワー取付け部構造Info
- Publication number
- JPH0665167U JPH0665167U JP1259693U JP1259693U JPH0665167U JP H0665167 U JPH0665167 U JP H0665167U JP 1259693 U JP1259693 U JP 1259693U JP 1259693 U JP1259693 U JP 1259693U JP H0665167 U JPH0665167 U JP H0665167U
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- JP
- Japan
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- suspension
- members
- suspension tower
- reinforcing
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のサスペンションタワーの変形を抑制す
ることである。 【構成】 サスペンションタワー1の下端に補強部材1
3,14を結合して該補強部材を車体のサイドメンバ2
の上面に重ね合わせ、サスペンションクロスメンバ3
1,32の端部をサイドメンバ2を介してそれぞれ上記
補強部材13,14の真下に位置せしめ、上記補強部材
13,14、サイドメンバ2及びサスペンションクロス
メンバ31,32に通しボルト4を上下方向に貫通せし
めて、これら補強部材13,14、サイドメンバ2およ
びサスペンションクロスメンバ31,32を一体結合し
た。
ることである。 【構成】 サスペンションタワー1の下端に補強部材1
3,14を結合して該補強部材を車体のサイドメンバ2
の上面に重ね合わせ、サスペンションクロスメンバ3
1,32の端部をサイドメンバ2を介してそれぞれ上記
補強部材13,14の真下に位置せしめ、上記補強部材
13,14、サイドメンバ2及びサスペンションクロス
メンバ31,32に通しボルト4を上下方向に貫通せし
めて、これら補強部材13,14、サイドメンバ2およ
びサスペンションクロスメンバ31,32を一体結合し
た。
Description
【0001】
本考案は、車両のサスペンションの反発力を車体側で受け止めるサスペンショ ンタワーの車体への取付け部構造に関する。
【0002】
車両には、一般にダンパーとコイルスプリングを束ねたショックアブゾーバの 反発力を受け止め、車体を支持するサスペンションタワーが設けられている。
【0003】 図4、図5および図6に示すようにサスペンションタワー1は一般に、ショッ クアブゾーバの反発力を受け止めて車体を支持する支持部材11と、それを裏打 ちして補強する当て板部材12とで、2重構造としている。そして当て板部材1 2の下端両側には一対の補強部材13,14が溶接されて下に伸び、その下半部 でサイドメンバ2の一方の側面に接合されている。接合は一般に、補強部材13 ,14に複数の穿孔7を設け、そこでサイドメンバ2の側面に栓溶接される。し かしてショックアブゾーバ5の反発力は、サスペンションタワー1を介して、主 にサイドメンバ2の側面で支持されている。
【0004】
ところが、前述の従来構造では、ショックアブゾーバ5からの入力がサイドメ ンバ2の一方の側面に集中してかかるために、入力が繰り返されるとサイドメン バ2が斜めに断面崩れを起こし、その結果サスペンションタワー1の変形が助長 されるという問題があった。
【0005】 本考案はかかる実情に鑑み、サイドメンバ2の断面崩れを防いでサスペンショ ンタワー1の変形を抑制することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 図1、図2および図3に示すように、本考案のサスペンションタワー取付け構 造は、サスペンションタワー1の下端に補強部材13,14を結合して該補強部 材13,14を車体のサイドメンバ2の上面に重ね合わせ、サスペンションクロ スメンバ31,32の端部をサイドメンバ2を介して上記補強部材13,14の 真下に位置せしめ、上記補強部材13,14、サイドメンバ2及びサスペンショ ンクロスメンバ31,32に通しボルト4を上下方向に貫通せしめて、これら補 強部材13,14、サイドメンバ2およびサスペンションクロスメンバ31,3 2を一体結合したことを特徴とする。
【0007】
上記構成において、サスペンションタワー1に入力されたショックアブゾーバ 5の反発力は、上下に重ねられた補強部材13,14、サイドメンバ2およびサ スペンションクロスメンバ31,32全体に作用するため、サイドメンバ2に断 面崩れは生じない。
【0008】
図1に示すようにサスペンションタワー1は、上端の側面をエプロンメンバ6 に接し、下端を車両の両側に前後方向に走るサイドメンバ2の上面に接して設置 されている。
【0009】 図2に示すようにサスペンションタワー1の構造は、プレス鋼材でできたスプ リング支持部材11と、それを裏側から補強する当て板部材12とが、それぞれ のスプリング支持部110,120を合わせて接合された2重構造になって、シ ョックアブゾーバの反発力を受け止めるようになっている。そして上記スプリン グ支持部材11と当て板部材12との下端部には、これらに溶接されて補強部材 13,14が設けられている。
【0010】 ここでスプリング支持部材11は、ショックアブゾーバの角度に合わせて傾斜 したスプリング支持部110を有する肩状のプレス鋼材製の部品である。その上 側面は車体のエプロンメンバ6に、下端はサイドメンバ2の縁に、前後の両側面 の縁はタイヤエプロン16,17にそれぞれ溶接固定される。また、当て板部材 12は、前述のスプリング支持部材11を少し小型にしたような形状のプレス鋼 材である。
【0011】 補強部材13,14は、上が開いた縦断面コ字状に成形されたプレス鋼材であ り、それぞれ上半部がスプリング支持部材11と当て板部材12に一体に溶接さ れている。内側には、サスペンションのアッパアーム取り付けブラケット15が 溶接されており、図示しないアッパアーム枢着ボルトが、それぞれの上記ブラケ ット15を挟む補強部材13,14を貫き、スプリング支持部材11と当て板部 材12とを連結して、補強部材13,14を強固に固定している。
【0012】 図1,図3に示すように前述のサスペンションタワー1は、通しボルト4にて 、一方サスペンションクロスメンバ31、サイドメンバ2の幅方向中央および補 強部材13の下端上面に溶接したナットを下方から貫通させ、通しボルト4を締 め込み、また他方のサスペンションクロスメンバ32および補強部材14も同様 にサイドメンバ2を介して通しボルト4にて締め込むことで、一体に結合されて いる。サイドメンバ2の中には、通しボルト4を同心に囲む円筒状のカラー22 が上下端を溶接固定されて補強しており、上下の圧縮荷重に耐える構造になって いる。
【0013】 また、ショックアブゾーバ5は、その頂部をほぼ同心に配された皿状の受け部 材51に嵌めて、当て板部材12とスプリング支持部材11のスプリング支持部 120,110で保持されている。
【0014】 したがって、サスペンションタワー1に入力されたショックアブゾーバ5の反 発力は、主に補強部材13,14を介して通しボルト4伝達され、下方からの圧 縮荷重としてサスペンションクロスメンバ31,32とサイドメンバ2に吸収さ れる。すなわち、サイドメンバ2の一方の側面に荷重が集中することはなく、サ スペンションタワー1、サイドメンバ2およびサスペンションクロスメンバ31 ,32が一体となって入力を吸収する。
【0015】
以上の如く、本考案によれば、サスペンションタワー1、サイドメンバ2およ びサスペンションクロスメンバ31,32が一体となってショックアブゾーバ5 の入力を吸収するので、サイドメンバ2の片方の側面に荷重が集中して断面崩れ を起こすことがなく、サスペンションタワー1の変形が抑制される。
【図1】本考案のサスペンションタワー取付け部構造の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案のサスペンションタワーの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本考案のサスペンションタワー取付け部構造
の、図1のIII −III 線に沿う位置での断面概略図であ
る。
の、図1のIII −III 線に沿う位置での断面概略図であ
る。
【図4】従来のサスペンションタワー取付け部構造の斜
視図である。
視図である。
【図5】従来のサスペンションタワーの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図6】従来のサスペンションタワー取付け部構造の、
図4のVI−VI線に沿う位置での断面概略図である。
図4のVI−VI線に沿う位置での断面概略図である。
1 サスペンションタワー 11 スプリング支持部材 12 当て板部材 13,14 補強部材 2 サイドメンバ 31,32 サスペンションクロスメンバ 4 通しボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 サスペンションタワーの下端に補強部材
を結合して該補強部材を車体のサイドメンバの上面に重
ね合わせ、サスペンションクロスメンバの端部をサイド
メンバを介して上記補強部材の真下に位置せしめ、上記
補強部材、サイドメンバ及びサスペンションクロスメン
バに通しボルトを上下方向に貫通せしめて、これら補強
部材、サイドメンバおよびサスペンションクロスメンバ
を一体結合したことを特徴とする車両のサスペンション
タワー取付け部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259693U JPH0665167U (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 車両のサスペンションタワー取付け部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259693U JPH0665167U (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 車両のサスペンションタワー取付け部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665167U true JPH0665167U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=11809738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1259693U Pending JPH0665167U (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 車両のサスペンションタワー取付け部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665167U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137380A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
JP2009137379A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
JP2009255773A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Honda Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
JP2018016180A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | マツダ株式会社 | 車両の前部車体構造 |
JP2018016181A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | マツダ株式会社 | 車両の前部車体構造 |
WO2023188105A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | 車体フレーム構造 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP1259693U patent/JPH0665167U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137380A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
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JP4607985B2 (ja) * | 2008-04-17 | 2011-01-05 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
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WO2023188105A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | 車体フレーム構造 |
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