JP3165944B2 - 独立懸架式サスペンション - Google Patents
独立懸架式サスペンションInfo
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- JP3165944B2 JP3165944B2 JP16960294A JP16960294A JP3165944B2 JP 3165944 B2 JP3165944 B2 JP 3165944B2 JP 16960294 A JP16960294 A JP 16960294A JP 16960294 A JP16960294 A JP 16960294A JP 3165944 B2 JP3165944 B2 JP 3165944B2
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- suspension
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/10—Independent suspensions
- B60G2200/14—Independent suspensions with lateral arms
- B60G2200/144—Independent suspensions with lateral arms with two lateral arms forming a parallelogram
- B60G2200/1442—Independent suspensions with lateral arms with two lateral arms forming a parallelogram including longitudinal rods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/10—Constructional features of arms
- B60G2206/15—Constructional features of arms the arm being resilient
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
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- B60G2206/50—Constructional features of wheel supports or knuckles, e.g. steering knuckles, spindle attachments
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、独立懸架式サスペン
ションに関する。
ションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサスペンションとして
は、特開平4−252713号公報に所載のものがあ
る。すなわち、この従来のものは、同公報の図1に示さ
れているように、車体の前後方向に沿って配されるサス
ペンションロッドとリーフスプリングの各一端部を車体
フレームに枢着するとともに、それらの各他端部を車輪
取付け用のスピンドルを支持する支持体に連結した構造
である。そして、その連結に際しては、リーフスプリン
グの他端部を支持体に剛結させている。
は、特開平4−252713号公報に所載のものがあ
る。すなわち、この従来のものは、同公報の図1に示さ
れているように、車体の前後方向に沿って配されるサス
ペンションロッドとリーフスプリングの各一端部を車体
フレームに枢着するとともに、それらの各他端部を車輪
取付け用のスピンドルを支持する支持体に連結した構造
である。そして、その連結に際しては、リーフスプリン
グの他端部を支持体に剛結させている。
【0003】このような構造によれば、リーフスプリン
グの弾性を利用して上下方向の弾性保持機能を発揮させ
得ることは勿論のこと、車体フレーム側にリーフスプリ
ングを剛結する必要がなくなるため、車体フレーム側の
強度を必要以上に高めるような必要がなくなり、車体の
製作上有利な点が種々得られる。
グの弾性を利用して上下方向の弾性保持機能を発揮させ
得ることは勿論のこと、車体フレーム側にリーフスプリ
ングを剛結する必要がなくなるため、車体フレーム側の
強度を必要以上に高めるような必要がなくなり、車体の
製作上有利な点が種々得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、スピンドル、サスペンションロッド、およびリーフ
スプリングなどの各部材を支持体に対して効率よく取付
けるための配慮に欠けていた。したがって、従来では、
上記各部材を取付けるための複数の取付部を備えた支持
体の形態がかなり複雑化しており、この支持体を鋳造ま
たは鍛造によって製作していたのが実情であった。その
結果、従来では、その製作コストが高価となる他、重量
も嵩み、この点で未だ改善すべき余地があった。
は、スピンドル、サスペンションロッド、およびリーフ
スプリングなどの各部材を支持体に対して効率よく取付
けるための配慮に欠けていた。したがって、従来では、
上記各部材を取付けるための複数の取付部を備えた支持
体の形態がかなり複雑化しており、この支持体を鋳造ま
たは鍛造によって製作していたのが実情であった。その
結果、従来では、その製作コストが高価となる他、重量
も嵩み、この点で未だ改善すべき余地があった。
【0005】また、従来では、サスペンションを構成す
る各部材の連結や取付け作業などもさほど容易ではな
く、一連の組立作業性においても難点があった。
る各部材の連結や取付け作業などもさほど容易ではな
く、一連の組立作業性においても難点があった。
【0006】その他、従来では、リーフスプリングの固
定手段としては、一般的には、Uボルトが使用されてい
る。ところが、このUボルトを用いた固定手段では、U
ボルトによって締付けられるリーフスプリングの一部に
応力が集中し易く、リーフスプリングの損傷や使用寿命
の低下を来たす虞れもあった。
定手段としては、一般的には、Uボルトが使用されてい
る。ところが、このUボルトを用いた固定手段では、U
ボルトによって締付けられるリーフスプリングの一部に
応力が集中し易く、リーフスプリングの損傷や使用寿命
の低下を来たす虞れもあった。
【0007】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、独立懸架式サスペンションの各
部を支持連結するための支持体を鋳造などの煩雑な作業
によって製作する必要をなくして全体の製作コストの低
減化を図るとともに、サスペンションの各部の連結作業
なども容易かつ適切に行えるようにすることをその課題
としている。
出されたものであって、独立懸架式サスペンションの各
部を支持連結するための支持体を鋳造などの煩雑な作業
によって製作する必要をなくして全体の製作コストの低
減化を図るとともに、サスペンションの各部の連結作業
なども容易かつ適切に行えるようにすることをその課題
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願発明は、車体フレームに各
一端部が枢着されて、車体の前後方向に沿って設けられ
るサスペンションロッドおよびリーフスプリングと、車
輪取付け用のスピンドルを支持する支持体とを備え、こ
の支持体に上記サスペンションロッドおよびリーフスプ
リングの各他端部が連結されている独立懸架式サスペン
ションであって、上記支持体は、少なくとも車幅方向に
沿って一定の間隔を隔てて相互に対面する左右一対の側
面部と、これら一対の側面部の下部どうしを相互に接続
する底面部とを備えており、上記スピンドルは、上記支
持体の左右一対の側面部のうち、少なくとも何れか一方
に設けられた貫通孔に貫通挿して固定されているととも
に、上記サスペンションロッドの他端部は、上記支持体
の左右一対の側面部の相互間に挿入されてこれら一対の
側面部間に上下方向回転可能に枢着され、かつ、上記リ
ーフスプリングの他端部は、上記支持体の底面部とこの
底面部に取付けられる板状体との相互間に挟まれて固定
されていることを特徴としている。
一端部が枢着されて、車体の前後方向に沿って設けられ
るサスペンションロッドおよびリーフスプリングと、車
輪取付け用のスピンドルを支持する支持体とを備え、こ
の支持体に上記サスペンションロッドおよびリーフスプ
リングの各他端部が連結されている独立懸架式サスペン
ションであって、上記支持体は、少なくとも車幅方向に
沿って一定の間隔を隔てて相互に対面する左右一対の側
面部と、これら一対の側面部の下部どうしを相互に接続
する底面部とを備えており、上記スピンドルは、上記支
持体の左右一対の側面部のうち、少なくとも何れか一方
に設けられた貫通孔に貫通挿して固定されているととも
に、上記サスペンションロッドの他端部は、上記支持体
の左右一対の側面部の相互間に挿入されてこれら一対の
側面部間に上下方向回転可能に枢着され、かつ、上記リ
ーフスプリングの他端部は、上記支持体の底面部とこの
底面部に取付けられる板状体との相互間に挟まれて固定
されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の作用および効果】本願発明に係る独立懸架式サ
スペンションにおいては、支持体へのスピンドルの取付
け固定は、支持体の左右一対の側面部のうち、少なくと
も何れか一方に設けられた貫通孔にスピンドルを貫通挿
させて容易に行える。また、支持体に対してサスペンシ
ョンロッドの他端部を枢着する連結は、サスペンション
ロッドの他端部を支持体の左右一対の側面部の相互間に
挿入させた後に、ボルト止めを図るなどの手段によって
容易に行える。さらに、支持体に対するリーフスプリン
グの他端部の取付け固定は、支持体の底面部とこの底面
部に取付けられる板状体によってリーフスプリングの他
端部を挟み付けることによってやはり容易に行える。し
たがって、上記各部を支持体に取付け、または連結させ
る作業は非常に容易となり、一連の組立て作業の作業性
を良好にすることができる。
スペンションにおいては、支持体へのスピンドルの取付
け固定は、支持体の左右一対の側面部のうち、少なくと
も何れか一方に設けられた貫通孔にスピンドルを貫通挿
させて容易に行える。また、支持体に対してサスペンシ
ョンロッドの他端部を枢着する連結は、サスペンション
ロッドの他端部を支持体の左右一対の側面部の相互間に
挿入させた後に、ボルト止めを図るなどの手段によって
容易に行える。さらに、支持体に対するリーフスプリン
グの他端部の取付け固定は、支持体の底面部とこの底面
部に取付けられる板状体によってリーフスプリングの他
端部を挟み付けることによってやはり容易に行える。し
たがって、上記各部を支持体に取付け、または連結させ
る作業は非常に容易となり、一連の組立て作業の作業性
を良好にすることができる。
【0011】しかも、上記支持体は、少なくとも左右一
対の側面部と底面部とを具備する形態であればよいか
ら、従来とは異なり、この支持体を鋳造や鍛造などの煩
雑な作業によって製作する必要はなく、たとえば角パイ
プなどの適当な部材を切削するなどして容易に製作する
ことが可能となる。したがって、サスペンション全体の
製作コストの低減化が図れ、さらには軽量化も図れると
いう効果が得られる。
対の側面部と底面部とを具備する形態であればよいか
ら、従来とは異なり、この支持体を鋳造や鍛造などの煩
雑な作業によって製作する必要はなく、たとえば角パイ
プなどの適当な部材を切削するなどして容易に製作する
ことが可能となる。したがって、サスペンション全体の
製作コストの低減化が図れ、さらには軽量化も図れると
いう効果が得られる。
【0012】また、リーフスプリングの他端部の固定に
際しては、従来一般の取付けとは異なり、Uボルトなど
を用いた固定構造ではなく、支持体の底部とこれとは別
体の板状体との両者間でリーフスプリングを一定の面積
で挟み付ける構造であるから、リーフスプリングの一部
に応力が集中するようなことを解消し、または緩和する
ことができ、リーフスプリングの使用寿命の長期化が図
れるなどの利点も得られる。
際しては、従来一般の取付けとは異なり、Uボルトなど
を用いた固定構造ではなく、支持体の底部とこれとは別
体の板状体との両者間でリーフスプリングを一定の面積
で挟み付ける構造であるから、リーフスプリングの一部
に応力が集中するようなことを解消し、または緩和する
ことができ、リーフスプリングの使用寿命の長期化が図
れるなどの利点も得られる。
【0013】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】図1は本願発明に係る独立懸架式サスペン
ションの一例を示す全体概略斜視図、図2はその要部縦
断面図である。
ションの一例を示す全体概略斜視図、図2はその要部縦
断面図である。
【0015】図1において、このサスペンションは、車
輪Tを取付けるためのスピンドル1、このスピンドル1
を支持するための支持体2、車体の前後方向に沿って上
下に配置して設けられたサスペンションロッド3、リー
フスプリング4、車幅方向に沿って上下に配置して設け
られたアッパーリンク50およびロアリンク51を具備
して構成されている。また、上記支持体2の下面側に
は、ショックアブソーバ6の下端部を取付けるためのシ
ョックアブソーバ用のブラケット7が取付けられてい
る。
輪Tを取付けるためのスピンドル1、このスピンドル1
を支持するための支持体2、車体の前後方向に沿って上
下に配置して設けられたサスペンションロッド3、リー
フスプリング4、車幅方向に沿って上下に配置して設け
られたアッパーリンク50およびロアリンク51を具備
して構成されている。また、上記支持体2の下面側に
は、ショックアブソーバ6の下端部を取付けるためのシ
ョックアブソーバ用のブラケット7が取付けられてい
る。
【0016】上記支持体2は、たとえばその断面形状が
中空長方形状の金属製角パイプ材を所定の長さに切断す
るなどして形成されており、車幅方向に沿って相互に対
面する左右一対の側面部2a,2b、これら側面部2
a,2bの上下部どうしを相互に接続する上面部2cお
よび底面部2dを具備している。
中空長方形状の金属製角パイプ材を所定の長さに切断す
るなどして形成されており、車幅方向に沿って相互に対
面する左右一対の側面部2a,2b、これら側面部2
a,2bの上下部どうしを相互に接続する上面部2cお
よび底面部2dを具備している。
【0017】上記スピンドル1は、その先端部が車体外
側方向へ突出するように上記支持体2に取付けられてい
る。図2に示すように、このスピンドル1の中央部に形
成された鍔部10よりも後部側は、上記支持体2の側面
部2a,2bに一連に穿設された異径状の貫通孔20
a,20bに貫通挿されることによりこの支持体2に位
置決め保持されている。そして、符号C1,C2で示さ
れているスピンドル1の鍔部10の外周および後端部の
各所が支持体2の側面部2a,2bに溶接され、その固
定が図られている。
側方向へ突出するように上記支持体2に取付けられてい
る。図2に示すように、このスピンドル1の中央部に形
成された鍔部10よりも後部側は、上記支持体2の側面
部2a,2bに一連に穿設された異径状の貫通孔20
a,20bに貫通挿されることによりこの支持体2に位
置決め保持されている。そして、符号C1,C2で示さ
れているスピンドル1の鍔部10の外周および後端部の
各所が支持体2の側面部2a,2bに溶接され、その固
定が図られている。
【0018】図1において、上記サスペンションロッド
3およびリーフスプリング4は、それらの各一端部3
a,4aが、車体フレーム8に対して適当なブラケット
80a,80bを介して枢着されている。これにより、
サスペンションロッド3およびリーフスプリング4は、
これらの各一端部3a,4aを支点として上下方向に揺
動可能である。一方のサスペンションロッド3は、剛性
が比較的大きく、曲げ変形などを生じ難いものである
が、他方のリーフスプリング4は曲げ力に対して比較的
容易に弾性変形を生じ、優れた弾性復元力を発揮するも
のである。
3およびリーフスプリング4は、それらの各一端部3
a,4aが、車体フレーム8に対して適当なブラケット
80a,80bを介して枢着されている。これにより、
サスペンションロッド3およびリーフスプリング4は、
これらの各一端部3a,4aを支点として上下方向に揺
動可能である。一方のサスペンションロッド3は、剛性
が比較的大きく、曲げ変形などを生じ難いものである
が、他方のリーフスプリング4は曲げ力に対して比較的
容易に弾性変形を生じ、優れた弾性復元力を発揮するも
のである。
【0019】上記サスペンションロッド3の他端部3b
は、支持体2の側面部2a,2b間に挿入されている。
そして、図2に示すように、その他端部3bには支持体
2の孔部21a,21bに挿通したボルト9aが貫通挿
されている。これにより、このサスペンションロッド3
の他端部3bは、上記ボルト9aの軸部によって上下方
向に回転可能に枢着されている。
は、支持体2の側面部2a,2b間に挿入されている。
そして、図2に示すように、その他端部3bには支持体
2の孔部21a,21bに挿通したボルト9aが貫通挿
されている。これにより、このサスペンションロッド3
の他端部3bは、上記ボルト9aの軸部によって上下方
向に回転可能に枢着されている。
【0020】上記リーフスプリング4の他端部4bは、
支持体2の底面部2dの下面に当接すべく配置され、こ
の底面部2dとこの底面部2dにボルト・ナット9c,
9dを用いて取付けられるブラケット7の上面部70と
の相互間に挟まれて固定されている。このブラケット7
の上面部70は、本願発明に係る板状体の一例に相当す
るものである。
支持体2の底面部2dの下面に当接すべく配置され、こ
の底面部2dとこの底面部2dにボルト・ナット9c,
9dを用いて取付けられるブラケット7の上面部70と
の相互間に挟まれて固定されている。このブラケット7
の上面部70は、本願発明に係る板状体の一例に相当す
るものである。
【0021】上記ブラケット7は、断面略L字状の鋼材
(アングル材)を切断するなどして形成されたものであ
り、その上面部70から下方へ屈曲した垂直板部71に
は、ショックアブソーバ6の下端部を取付けるための軸
体72が車体内側方向へ突出して設けられている。
(アングル材)を切断するなどして形成されたものであ
り、その上面部70から下方へ屈曲した垂直板部71に
は、ショックアブソーバ6の下端部を取付けるための軸
体72が車体内側方向へ突出して設けられている。
【0022】上記アッパーリンク50およびロアリンク
51は、車幅方向に作用するいわゆるサイドフォースに
対する強度を発揮させるためのものである。これらの各
一端部50a,51aは、車体フレーム8に対して適当
なブラケット80c,80dを介して上下方向に回転可
能なように枢着されている。また、これらの他端部50
b,51bは、上記支持体2またはブラケット7に対し
て上下方向に沿って回転可能に連結されている。
51は、車幅方向に作用するいわゆるサイドフォースに
対する強度を発揮させるためのものである。これらの各
一端部50a,51aは、車体フレーム8に対して適当
なブラケット80c,80dを介して上下方向に回転可
能なように枢着されている。また、これらの他端部50
b,51bは、上記支持体2またはブラケット7に対し
て上下方向に沿って回転可能に連結されている。
【0023】具体的には、上記アッパーリンク50の他
端部50bは、支持体2の側面部2bに固着された一対
のブラケット片22,22間に挿入されている。そし
て、この他端部50bにはボルト9eが貫通され、この
ボルト9eの軸部を中心として上下方向に回転可能に取
付けられている。また、上記ロアリンク51の他端部5
1bは、ブラケット7の垂直板部71の側面部に固着さ
れた一対のブラケット片75,75間に挿入され、ボル
ト9fが貫通されている。これにより、上記アッパーリ
ンク50と同様に、このロアリンク51の他端部51b
も、上下方向に回転可能に取付けられている。
端部50bは、支持体2の側面部2bに固着された一対
のブラケット片22,22間に挿入されている。そし
て、この他端部50bにはボルト9eが貫通され、この
ボルト9eの軸部を中心として上下方向に回転可能に取
付けられている。また、上記ロアリンク51の他端部5
1bは、ブラケット7の垂直板部71の側面部に固着さ
れた一対のブラケット片75,75間に挿入され、ボル
ト9fが貫通されている。これにより、上記アッパーリ
ンク50と同様に、このロアリンク51の他端部51b
も、上下方向に回転可能に取付けられている。
【0024】上記構成の独立懸架式サスペンションにお
いては、車両のバンプ時や急旋回に伴い、たとえばスピ
ンドル1に取付けられた車輪Tに上方向の力が作用する
と、支持体2は車体フレーム8に相対して上昇する。す
ると、リーフスプリング4に曲げ力が作用し、撓み変形
を生じる。そして、このリーフスプリング4の変形によ
って弾性復元力が発揮され、支持体2および車輪Tを車
体フレーム8に対して元の状態に復帰させる力が作用す
る。したがって、車体の弾性支持が適切に行え、優れた
乗り心地、および操安性が得られる。
いては、車両のバンプ時や急旋回に伴い、たとえばスピ
ンドル1に取付けられた車輪Tに上方向の力が作用する
と、支持体2は車体フレーム8に相対して上昇する。す
ると、リーフスプリング4に曲げ力が作用し、撓み変形
を生じる。そして、このリーフスプリング4の変形によ
って弾性復元力が発揮され、支持体2および車輪Tを車
体フレーム8に対して元の状態に復帰させる力が作用す
る。したがって、車体の弾性支持が適切に行え、優れた
乗り心地、および操安性が得られる。
【0025】一方、上記したサスペンションでは、スピ
ンドル1、サスペンションロッド3およびリーフスプリ
ング4などの各部を支持または連結している支持体2
は、既述した通り、たとえば角パイプなどを適宜切断
し、所定の穿孔作業を施すことによって容易に製作する
ことが可能である。また、ショックアブソーバ6用のブ
ラケット7もアングル材などに穿孔作業を適宜施すなど
して製作することが可能である。したがって、これら各
部を鋳造などの面倒な作業によって製作する必要はな
く、これら各部の製作が容易となる。また、軽量化も図
れる。
ンドル1、サスペンションロッド3およびリーフスプリ
ング4などの各部を支持または連結している支持体2
は、既述した通り、たとえば角パイプなどを適宜切断
し、所定の穿孔作業を施すことによって容易に製作する
ことが可能である。また、ショックアブソーバ6用のブ
ラケット7もアングル材などに穿孔作業を適宜施すなど
して製作することが可能である。したがって、これら各
部を鋳造などの面倒な作業によって製作する必要はな
く、これら各部の製作が容易となる。また、軽量化も図
れる。
【0026】さらに、上記サスペンションでは、リーフ
スプリング4の他端部4bが、一定の面積を有する支持
体2の底面部2dとブラケット7の上面部70との相互
間に挟み付けられているために、このリーフスプリング
4の一部へ応力が局部的に集中して作用するような不具
合も回避できることとなる。また、本実施例では、リー
フスプリング4の他端部4bを支持体2の底面部2dに
挟み付ける部材として、ショックアブソーバ6を取付け
るためのブラケット7を有効に利用しているために、全
体の部品点数を少なくできるという利点も得られる。
スプリング4の他端部4bが、一定の面積を有する支持
体2の底面部2dとブラケット7の上面部70との相互
間に挟み付けられているために、このリーフスプリング
4の一部へ応力が局部的に集中して作用するような不具
合も回避できることとなる。また、本実施例では、リー
フスプリング4の他端部4bを支持体2の底面部2dに
挟み付ける部材として、ショックアブソーバ6を取付け
るためのブラケット7を有効に利用しているために、全
体の部品点数を少なくできるという利点も得られる。
【0027】さらに、上記した支持体2へのスピンドル
1の取付けは貫通孔20a,20bにスピンドル1を貫
通挿させてから溶接を施すだけであるから、その取付け
作業が容易に行える他、サスペンションロッド3やリー
フスプリング4などのスピンドル1以外の各部材の所望
の部位を支持体2に連結させる作業についても、実質的
にはそれら箇所においてボルトの締付け作業を行うだけ
でよい。したがって、サスペンションの一連の組立製作
作業も容易である。
1の取付けは貫通孔20a,20bにスピンドル1を貫
通挿させてから溶接を施すだけであるから、その取付け
作業が容易に行える他、サスペンションロッド3やリー
フスプリング4などのスピンドル1以外の各部材の所望
の部位を支持体2に連結させる作業についても、実質的
にはそれら箇所においてボルトの締付け作業を行うだけ
でよい。したがって、サスペンションの一連の組立製作
作業も容易である。
【0028】なお、上記実施例では、支持体2やブラケ
ット7に2組のブラケット片22,75を設けて、これ
らの各部にアッパーリンク50およびロアリンク51の
連結が図れるようにしたために、これらのリンク50,
51を連結するための専用の支持手段を別途設ける必要
がなくなり、サスペンション全体の構造の一層の簡素化
が図れる利点が得られる。しかし、本願発明はこれらア
ッパーリンク50やロアリンク51の取付けに関する構
成は必須要件ではなく、必ずしも上記実施例のように構
成する必要はない。
ット7に2組のブラケット片22,75を設けて、これ
らの各部にアッパーリンク50およびロアリンク51の
連結が図れるようにしたために、これらのリンク50,
51を連結するための専用の支持手段を別途設ける必要
がなくなり、サスペンション全体の構造の一層の簡素化
が図れる利点が得られる。しかし、本願発明はこれらア
ッパーリンク50やロアリンク51の取付けに関する構
成は必須要件ではなく、必ずしも上記実施例のように構
成する必要はない。
【0029】また、上記実施例では、支持体2の左右一
対の側面部2a,2bに設けられた2つの貫通孔20
a,20bの双方にスピンドル1を貫通挿させている
が、本願発明はやはりこれに限定されない。本願発明で
は、たとえば支持体2の側面部2a,2bのうち、一方
の側面部2aにのみ貫通孔20aを設けて、この貫通孔
20aにスピンドル1を貫通させてからその固定を図っ
てもよい。この固定手段も、溶接に限定されず、たとえ
ばナットなどを用いて固定してもよい。
対の側面部2a,2bに設けられた2つの貫通孔20
a,20bの双方にスピンドル1を貫通挿させている
が、本願発明はやはりこれに限定されない。本願発明で
は、たとえば支持体2の側面部2a,2bのうち、一方
の側面部2aにのみ貫通孔20aを設けて、この貫通孔
20aにスピンドル1を貫通させてからその固定を図っ
てもよい。この固定手段も、溶接に限定されず、たとえ
ばナットなどを用いて固定してもよい。
【0030】さらに、上記実施例では、支持体2の断面
形状を中空長方形状にしているが、本願発明は支持体2
の具体的な断面形状などもこれに限定されない。たとえ
ば、上記実施例で示した支持体2を具体例にとれば、こ
の支持体2の上面部2cは必ずしも必要ではなく、この
上面部2cを具備しない形態としてもよい。
形状を中空長方形状にしているが、本願発明は支持体2
の具体的な断面形状などもこれに限定されない。たとえ
ば、上記実施例で示した支持体2を具体例にとれば、こ
の支持体2の上面部2cは必ずしも必要ではなく、この
上面部2cを具備しない形態としてもよい。
【0031】さらに、本願発明は、上記以外の各部の具
体的な構成も種々に設計変更自在である。たとえば、サ
スペンションロッド3の他端部3bを支持体2の側面部
2a,2bに枢着させる手段としては、たとえばサスペ
ンションロッド3の他端部3bに軸部を突出させてお
き、この軸部を支持体2の側面部2a,2bの孔部21
a,21bに嵌入させて支持させるようにしてもよい。
体的な構成も種々に設計変更自在である。たとえば、サ
スペンションロッド3の他端部3bを支持体2の側面部
2a,2bに枢着させる手段としては、たとえばサスペ
ンションロッド3の他端部3bに軸部を突出させてお
き、この軸部を支持体2の側面部2a,2bの孔部21
a,21bに嵌入させて支持させるようにしてもよい。
【0032】その他、本願発明は、車両の後輪用のサス
ペンションとして使用されるに限らず、前輪用のサスペ
ンションとしても使用できることは言うまでもない。
ペンションとして使用されるに限らず、前輪用のサスペ
ンションとしても使用できることは言うまでもない。
【図1】本願発明に係る独立懸架式サスペンションの一
例を示す全体斜視図。
例を示す全体斜視図。
【図2】図1に示す独立懸架式サスペンションの要部断
面図。
面図。
1 スピンドル 2 支持体 2a,2b 側面部(支持体の) 2d 底面部(支持体の) 3 サスペンションロッド 3a 一端部(サスペンションロッドの) 3b 他端部(サスペンションロッドの) 4 リーフスプリング 4a 一端部(リーフスプリングの) 4b 他端部(リーフスプリングの) 6 ショックアブソーバ 7 ブラケット 8 車体フレーム 20a,20b 貫通孔 70 ブラケットの上面部(板状体) T 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 3/00 - 3/28 B60G 11/02 - 11/12 B60G 11/34 - 11/46
Claims (1)
- 【請求項1】 車体フレームに各一端部が枢着されて、
車体の前後方向に沿って設けられるサスペンションロッ
ドおよびリーフスプリングと、車輪取付け用のスピンド
ルを支持する支持体とを備え、この支持体に上記サスペ
ンションロッドおよびリーフスプリングの各他端部が連
結されている独立懸架式サスペンションであって、 上記支持体は、少なくとも車幅方向に沿って一定の間隔
を隔てて相互に対面する左右一対の側面部と、これら一
対の側面部の下部どうしを相互に接続する底面部とを備
えており、 上記スピンドルは、上記支持体の左右一対の側面部のう
ち、少なくとも何れか一方に設けられた貫通孔に貫通挿
して固定されているとともに、 上記サスペンションロッドの他端部は、上記支持体の左
右一対の側面部の相互間に挿入されてこれら一対の側面
部間に上下方向回転可能に枢着され、かつ、 上記リーフスプリングの他端部は、上記支持体の底面部
とこの底面部に取付けられる板状体との相互間に挟まれ
て固定されていることを特徴とする、独立懸架式サスペ
ンション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16960294A JP3165944B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 独立懸架式サスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16960294A JP3165944B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 独立懸架式サスペンション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834219A JPH0834219A (ja) | 1996-02-06 |
JP3165944B2 true JP3165944B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=15889544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16960294A Expired - Fee Related JP3165944B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 独立懸架式サスペンション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165944B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2875739B1 (fr) * | 2004-09-28 | 2010-01-15 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Vehicule automobile muni d'un essieu multibras a bras longitudinal flexible |
ITTO20060572A1 (it) | 2006-08-01 | 2008-02-02 | Sistemi Sospensioni Spa | Braccio longitudinale per una sospensione posteriore a ruote indipendenti per autoveicolo |
IT202100010361A1 (it) * | 2021-04-23 | 2022-10-23 | Interactive Fully Electrical Vehicles S R L | Veicolo elettrico, con struttura perfezionata |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP16960294A patent/JP3165944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0834219A (ja) | 1996-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |