JPH066246Y2 - 油圧エレベータ用油圧ジャッキの流量制御装置 - Google Patents

油圧エレベータ用油圧ジャッキの流量制御装置

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JPH066246Y2
JPH066246Y2 JP1985131858U JP13185885U JPH066246Y2 JP H066246 Y2 JPH066246 Y2 JP H066246Y2 JP 1985131858 U JP1985131858 U JP 1985131858U JP 13185885 U JP13185885 U JP 13185885U JP H066246 Y2 JPH066246 Y2 JP H066246Y2
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valve
pressure
oil
main
hydraulic jack
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清司 北浦
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太陽鉄工株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧ジャッキの流量制御装置に関し、油圧式
エレベーターの速度制御に利用される。
(従来技術) 油圧式エレベータは、一般にかごの下部を油圧ジャッキ
により支持する構造であり、電気モータ式エレベータの
ような屋上機械室が不要でエレベータ設置にともなう建
物の建築や改築が容易なため急速に普及しつつある。こ
の油圧ジャッキの速度制御を行うには、油圧ポンプ及び
油タンクとの間に流量制御装置を設けるが、これの従来
例として特開昭49−116475号公報に記載された
ものがある。これの油圧回路は第2図に示すように、油
圧ポンプPから油圧ジャッキJに至る上昇用主流路49の
バイパス用の、油圧ジャッキJから油タンクTに至る下
降用主流路50のしぼり用とに、開度を可変調節可能な
流量制御弁51,52をそれぞれ設けるとともに、これ
らの流量制御弁51,52を駆動するシリンダ室51a,
52aへの油量をパイロット流路53,54に設けた絞
り弁55,56,57,58と電磁開閉弁59,60と
を用いて制御したものである。なお、第2図の電磁開閉
弁59,60のうち、59は導通状態、60は非導通状
態にある。
これによると下降の始動は電磁開閉弁60の通電によっ
て導通状態となるからシリンダ室52aの油は絞り弁5
8を通じてタンクに流出し、これによってシリンダ室5
2aの圧力は低下するため弁体は図中上昇し、流量制御
弁52は開き、油圧ジャッキJの油は主流路50と流量
制御弁52を通ってタンクTに流出し油圧ジャッキJは
下降を始める。
しかし、上昇用の流量制御弁51を制御するためのパイロ
ット流路53は、油圧ポンプPの吐出側をその圧油源と
するように接続している。ところでエレベーターが停止
中は省エネのためにポンプを停止し、上昇信号によって
ポンプを起動させるようになっている。従って、パイロ
ット流路53の圧力は通常は零(ポンプ停止)である。
このパイロット流路53に圧力を発生させるために、上
昇始動においてポンプPを運転しその吐出油がタンクT
に流れる流路61に流量制御弁51によって絞り抵抗を
与えている。絞り抵抗は流量制御弁51の開度をねじ5
1bで調整して得られる。この時の主流路49の圧力を
バイパス圧力と呼ぶ。ポンプPを運転し電磁弁59が非
導通の状態、即ち上昇信号が出ていない状態では油圧ジ
ャッキJは動いてはならないので、この時のバイパス圧
力は油圧ジャッキJを押し上げる運転圧力より低く調整
されていなければならない。
ここで上昇運転を行うために電磁開閉弁59に通電し図
示の導通状態から非導通状態に切換えると、絞り弁56
からの油の流出が止まり、油は絞り弁55を経てシリン
ダ室51aに流入し、シリンダ室51aの圧力が高くな
るから流量制御弁51を閉じ始め、主流路49の圧力は
上昇する。この圧力が運転圧力より大きくなると油はチ
ェック弁を通って油圧ジャッキJに流入しジャッキを押
し上げ上昇運転を開始する。流量制御弁51を完全に閉
じると、ポンプの全吐出量は油圧ジャッキJは油室に流
れ全速で上昇運転を行う。この状態から電磁開閉弁59
の通電を断ち図示の導通状態に切換えるとシリンダ室5
1aより油が絞り弁56を通って油タンクTに流出し流
量制御弁51は開き始めポンプ吐出油の一部が流路61
を経てタンクTに流出し減速をはじめる。流量制御弁5
1が充分に開いてポンプPの全吐出量がタンクTに流出
すると停止する。この上昇運転の加速度及び減速度は絞
り弁55,56の開度によって調整する。しかしながら
上昇始動においてバイパス圧力が低い場合、即ちパイロ
ット流路53の圧力が低い場合、絞り弁55に作用する
差圧が小さくなり、その弁を通過する流量が少なくな
る。そのため流量制御弁51の切換に時間がかかり上昇
始動が遅くなる問題がある。これを防ぐために、バイパ
ス圧力を高くし運転圧力に近く設定すると、油温が低く
粘度が高い場合に、流量制御弁51の絞り抵抗が大きく
なりバイパス圧力が運転圧力より高くなって上昇信号に
よる電磁開閉弁59への通電なしに油圧ジャッキJが上
昇してしまうという問題が発生する。また絞り弁55の
開度を大きくして流量制御弁51の切換を早くして上昇
始動を早くすることも可能であるが、主流路49の圧力
が運転圧力にまで上昇し絞り弁55に作用する差圧が大
きくなった時、流量制御弁51の切換がさらに早くなっ
て加速度が大きくなり、乗心地を悪くする問題がある。
これらの問題点のために油圧エレベーターの上昇始動は
遅くなっている。
(本考案が解決しようとする問題点) 本考案は上述の点に鑑みて成されたもので、油圧エレベ
ーター用の油圧ジャッキの制御において、油圧ポンプの
吐出側にパイロット流路のためのバイパス圧力を発生さ
せる必要がなく、したがって上昇の始動の早い油圧ジャ
ッキの流量制御装置を提供するものである。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案の技術的手段は、油圧ポンプPから逆止弁8を介
して油圧ジャッキJの油室J1へ向けて圧油が流れる上
昇制御用の第1主流路1と、油圧ジャッキJの油室J1
から逆止弁8の下流側で油タンクTへ向けて圧油が流れ
る下降制御用の第2主流路2と、第1主流路1および第
2主流路2の流量をそれぞれ制御するように設けられた
第1主弁3および第2主弁4と、第1主弁3および第2
主弁4を制御するためのパイロット流路5,6とを有す
る油圧ジャッキJの流量制御装置において、前記両パイ
ロット流路5,6は、前記逆止弁8の下流側で前記油圧
ジャッキJの油室J1の背圧をその圧油源とするように
接続されると共に、ブリードオフ型制御弁である第1主
弁3を制御するパイロット流路5に、オン時に第1主弁
3側の流路が油圧ジャッキJの油室につながれると共
に、オフ時に第1主弁3側の流路が油タンクTにつなが
れる2位置3方向電磁弁10が第1主弁をメーターイン
制御するように介装されてなるものである。
(作用) 上昇制御用の第1パイロット流路5にも、下降制御用第
2パイロット流路6と同様に、パイロット圧を油圧ジャ
ッキJの油室J1から圧油が流れるようにしているので、
高圧の油圧ジャッキJの背圧が上昇始動信号によって2
位置3方向電磁弁10をオンすると直ちに第一パイロッ
ト流路5に加わり、シリンダ室7に絞り11を通して圧
油が流入して第一主弁3を閉じ始める。これによって油
タンクTに戻る流れの抵抗が大きくなり、主流路1の圧
力が上昇する。この圧力が油圧ジャッキJの背圧より大
きくなると油は油圧ジャッキJの油室J1に流入し油圧
ジャッキJを押し上げ、上昇運転を開始する。この場合
パイロット流路5に高圧のジャッキ背圧がポンプPの運
転と関係なく常に作用しているために、パイロット流路
5に設けた絞り弁11を流れる流量は大きく、ポンプP
の運転によって立ち上がる低圧のバイパス圧力を用いる
従来の方法に比較して第1主弁3の閉じ始めの切換速度
は格段に早くなり、上昇始動の遅れが少なくなる。
2位置3方向切換弁10をオフにするとシリンダ室7の
油は絞り11及び12を通ってタンクTに流出して第1
主弁3が開き始め主流路1より油がタンクTに流出して
減速をはじめる。第1主弁3が充分に開いてポンプPの
全吐出量がタンクTに流出すると停止する。
本装置においては、従来のように上昇用制御弁からの切
換のために主流路1にバイパス圧力をポンプを運転して
発生させる必要がなく、したがって、バイパス圧力発生
のために第1主弁3の開度を調整する必要がなく、また
第1主弁3を全開として油圧ポンプPの起動時において
主流路1の圧力を低く保つことができるため、油圧ポン
プPには負荷が加わらないから、起動が容易にでき且つ
立上がりが早い。低温などで油の粘度が高い場合にも、
第1主弁3を全開としておくことによってポンプ運転時
に不要な圧力が発生せず、油圧ジャッキJが不測に作動
するおそれがない。
(実施例) 以下、本考案を実施例に基づき図面を参照しながら説明
する。
第1図において、油圧ポンプPから油圧ジャッキJの油
室J1へ向けて圧油が流れる上昇用の第1主流路1と、
油圧ジャッキJの油室J1から油タンクTへ向けて圧油
が流れる下降用第2主流路2と、第1主流路1および第
2主流路2の流量をそれぞれ制御するように設けられた
第1主弁3および第2主弁4と、第1主弁3および第2
主弁4を制御するための第1パイロット流路5および第
2パイロット流路6とを有しており、いずれのパイロッ
ト流路5,6も、前記油圧ジャッキJの油室J1の背圧
をその圧油源とするように接続されている。
第1主弁3は、第1主流路1から油タンクTへの流量を
調整して第1主流路1の流量を制御するもので、そのピ
ストン部3aは、タンクTにつながれる油室3bと第1
パイロット流路5につながれるシリンダ室7との油圧力
の差によって移動する。従って、第1主弁3はブリード
オフ型制御弁である。8はチェック弁で静止時に油圧ジ
ャッキJから油ポンプPに油が流出するのを防ぐ。第2
主弁4はメーターアウト型制御弁であって、そのピスト
ン部4aは、油室4bとシリンダ室9との油圧力の差に
よって移動する。第1パイロット流路5には、2位置3
方向の切換弁10および絞り弁11,12が、第2パイ
ロット流路6には、絞り弁13,14および2位置2方
向の切換弁15が、またこれらの流入口にはフィルタ1
6が、それぞれ接続されている。図示のように切換弁1
0がオフのときは、シリンダ室7は油タンクTに接続さ
れ、その油圧は零となって第1主弁3は全開となる。切
換弁10がオンのときは、油圧ジャッキJの油室J1の
背圧が絞り弁11を経由してシリンダ室7に加わり、ピ
ストン部3aが移動する。また、図示のように切換弁1
5がオフのときは、油圧ジャッキJの油室J1の背圧が
そのままシリンダ室9に加わり、第2主弁4は全閉とな
る。切換弁15がオンのときは、絞り弁13,14によ
って分圧されてシリンダ室9に加わり、この圧力と平衡
するようにピストン部4aが移動する。
上述の実施例では、上昇制御用の第1パイロット流路5
も、下降制御用第2パイロット流路6と同様に、パイロ
ット圧を油圧ジャッキJの油室J1からとるようにして
いるので、前述のバイパス圧力より高圧の油圧ジャッキ
Jの背圧が常に加り、上昇始動信号によって切換弁10
をオンすると絞り弁11に背圧が直ちに加わり、シリン
ダ室7に圧油が流入し流量制御弁3を閉じ始める。これ
によってポンプPより吐出される油が戻り流路17を経
て油タンクTに戻る流れの抵抗が大きくなり、主流路1
の圧力が上昇する。この圧力が油圧ジャッキJの背圧よ
り大きくなると油はチェック弁8を通って油ジャッキJ
の油室J1に流入し油圧ジャッキJを押し上げ、上昇運
転を開始する。絞り弁11に作用する差圧はパイロット
流路5に高圧のジャッキ背圧が作用しているために大き
く、絞り弁11を流れる流量は大きく、低圧のバイパス
圧力を用いる従来の方法に比較して流量制御弁3の閉じ
始めの切換速度は格段に早くなり、上昇始動の遅れが少
なくなる。
2位置3方向切換弁10をオフにするとシリンダ室7側
の流路は油タンクTにつながれているため、該シリンダ
室7の油は絞り弁11及び12を通ってタンクTに流出
し流量制御弁3が開き始め主流路1より油が戻り流路1
7を経てタンクTに流出して減速をはじめる。流量制御
弁3が充分に開いてポンプPの全吐出量がタンクTに流
出すると停止する。
前述のように、本装置においては、従来のように上昇用
制御弁からの切換のために主流路1にバイパス圧力を発
生させる必要がなく、従来のようにバイパス圧力発生の
ために第1主弁3の開度を調整する必要がなく、また第
1主弁3を全開として油圧ポンプPの起動時において主
流路1の圧力を低く保つことができるため、油圧ポンプ
Pには負荷が加わらないから、起動が容易にでき且つ立
上がりが早い。低温時などで油の粘度が高い場合にも、
第1主弁3を全開としておくことによってポンプ運転時
に不要な圧力が発生せず、油圧ジャッキJが不測に作動
するおそれがない。フィルタ16が1個で共用できる。
また、停電時には切換弁10,15がオフになるため、
第1主流路1および第2主流路2の流量は零となり、油
圧ジャッキJは停止する。
つぎに油圧ジャッキJを作動させるための上記の両2位
置電磁弁10,15の作動フローを詳細に説明するとつ
ぎのとおりである。
まず、油圧ジャッキJの非作動時には、省エネのために
油圧ポンプPは停止状態にある。このときは2位置電磁
弁10,15とも消磁され、第1図に示すように、非導
通状態にある。従って、第1主弁3のシリンダ室7の油
は絞り弁11(12)と2位置3方向電磁弁10を通っ
てタンクTに戻され、第1主弁3のシリンダ室7の圧力
が低下している。
つぎに、油圧ジャッキJの起動時には、使用者のスイッ
チ操作によって2位置3方向電磁弁10のみを励磁し、
該電磁弁10を導通状態に切り換えることによって即時
に油圧ジャッキJの背圧が第1主弁3のシリンダ室7に
負荷し、ピストン部3aが図中下降し、該第1主弁3を
閉じ、戻り流路17が閉塞される。従ってスイッチ操作
と同時に作動する油圧ポンプPの圧油は第1主流路1を
通って油圧ジャッキJの油室J1に導入され、該ジャッ
キJを迅速に上昇作動させる。なお、2位置3方向電磁
弁10の励磁によって、同時に油圧ポンプPも起動する
が、油圧ポンプPからの圧油は当初では戻り流路17、
第1主弁3及び戻り流路18を経由してタンクTに還流
しており、2位置3方向電磁弁10が導通状態に切り換
えられ、第1主弁3が閉塞されてから高圧の圧油が第1
主流路1を経て油圧ジャッキJに圧送される。
つぎに油圧ジャッキJを所定の上昇位置で停止させる際
には、2位置3方向電磁弁10を元の非導通状態に切り
換える。従ってこのときは再び第1図に示すように両2
位置電磁弁10,15とも非導通状態となる。これによ
って第1主弁3のシリンダ室7はタンクT側に開放され
低圧となるから油圧ポンプPの圧油は戻り流路17、油
室3b、戻り流路18を通ってタンクTに戻され、油圧
ポンプPからの圧油は油圧ジャッキJに送り込まれな
い。従って、2位置3方向電磁弁10は第1主弁3をメ
ーターイン制御することになる。また他方の2位置2方
向電磁弁15も非導通状態にあるため、第2主弁4のシ
リンダ室9は油圧ジャッキJの背圧を受けて閉じた状態
にあり、第2主流路2を閉塞しているため、油圧ジャッ
キJは所定の上昇位置に停止状態になる。
つぎに油圧ジャッキJを下降させる際には、上記の状態
から2位置2方向電磁弁15のみを導通状態に切り換え
る。これによってパイロット流路6はタンクTにつなが
れて第2主弁4のシリンダ室9は低圧となるため、第2
主流路2を流通する圧油によってピストン部4aを押し
上げ、該電磁弁15を開放状態として油圧ジャッキJの
圧油は戻り流路19を経てタンクTに戻され、油圧ジャ
ッキJは下降する。
つぎに油圧ジャッキJが所定の位置に下降して停止させ
る際には、2位置2方向電磁弁15を図示のように非導
通状態に切り換える。これによってパイロット流路6の
高圧油は第2主弁4のシリンダ室9に導入される。一方
第2主流路2は油室4bから戻り流路19を介してタン
クTに直接につながれているから油室4bの圧力は低
く、従ってパイロット流路6よりシリンダ室9に油圧ジ
ャッキJの高背圧を受けた圧油が導入されることによっ
てピストン部4aは下降し第2主弁4を閉塞し、油圧ジ
ャッキJは停止する。
しかして、油圧ジャッキJをその停止位置で非作動状態
にするためには、上述のように省エネのために油圧ポン
プPを適宜停止すればよい。両2位置電磁弁10,15
は第1図の状態にあり、油圧ジャッキJの背圧は一方の
2位置3方向電磁弁10と第2主弁4とに常に負荷して
おり、前述のように2位置3方向電磁弁10を導通状態
に切り換えることによって即時に第1主弁3にも油圧ジ
ャッキJの背圧が負荷する。また上記説明から明らかな
ように油圧ジャッキJの上昇作動時以外は第1主弁3の
シリンダ室7は常にタンクTに開放され低圧となってい
るからピストン部3aは第1主流路1及び戻り流路17
から極く低圧の油圧によって全開され、主流路1の圧油
は戻り流路18を介してタンクTに戻されるため、主流
路1の圧力を低く保つことがでる。
(考案の効果) 本考案によれば、第1パイロット流路および第2パイロ
ット流路を、油圧ジャッキの油室からとるようにしてい
るので、油圧ジャッキの背圧が常に加わることとなっ
て、従来のように第1主弁の開度を調整してバイパス圧
力を調整する必要がなく、本装置を使用する始動時にお
いて、常時圧力の加わっている油圧ジャッキの油室から
パイロット管路に圧油を導入するため、第1主弁、第2
主弁、その他の各機器の動作立上がりが早く上昇始動の
遅れがない。また、油圧ポンプの起動時において、第1
主弁を全開とすることができ、したがって油圧ポンプに
は負荷が加わらないから、起動が容易にでき且つ立上が
りが早い。低温時などで油の粘度が高い場合にも、第1
主弁を全開としておくことによってポンプ運転時に不要
な圧力が発生せず、油圧ジャッキが不測に作動するおそ
れがない。
従って、本考案によれば、温度に殆ど影響されることが
なく円滑に油圧ジャッキを伸縮させることができるとと
もに、油圧ジャッキの始動時の立ち上がりがよく迅速に
作動させることができ、誤作動の虞もないため、油圧式
エレベータの速度制御装置に有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は本考案の実施例を示す流量制御装置の油
圧回路図、第2図は従来の流量制御装置の油圧回路図で
ある。 1…第1主流路、2…第2主流路、3…第1主弁、4…
第2主弁、5…第1パイロット流路(パイロット流
路)、6…第2パイロット流路(パイロット流路)、1
0…2位置3方向電磁弁、J…油圧ジャッキ、J1…油
室、P…油圧ポンプ、T…油タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプから逆止弁を介して油圧ジャッ
    キの油室へ向けて圧油が流れる上昇制御用の第1主流路
    と、油圧ジャッキの油室から逆止弁の下流側で油タンク
    へ向けて圧油が流れる下降制御用の第2主流路と、第1
    主流路および第2主流路の流量をそれぞれ制御するよう
    に設けられた第1主弁および第2主弁と、第1主弁およ
    び第2主弁を制御するためのパイロット流路とを有する
    油圧ジャッキの流量制御装置において、前記両パイロッ
    ト流路は、前記逆止弁の下流側で前記油圧ジャッキの油
    室の背圧をその圧油源とするように接続されると共に、
    ブリードオフ型制御弁である第1主弁を制御するパイロ
    ット流路に、オン時に第1主弁側の流路が油圧ジャッキ
    の油室につながれると共に、オフ時に第1主弁側の流路
    が油タンクにつながれる2位置3方向電磁弁が第1主弁
    をメーターイン制御するように介装されてなることを特
    徴とする油圧エレベーター用油圧ジャッキの流量制御装
    置。
JP1985131858U 1985-08-28 1985-08-28 油圧エレベータ用油圧ジャッキの流量制御装置 Expired - Lifetime JPH066246Y2 (ja)

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