JPH0533763Y2 - - Google Patents

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JPH0533763Y2
JPH0533763Y2 JP1985109800U JP10980085U JPH0533763Y2 JP H0533763 Y2 JPH0533763 Y2 JP H0533763Y2 JP 1985109800 U JP1985109800 U JP 1985109800U JP 10980085 U JP10980085 U JP 10980085U JP H0533763 Y2 JPH0533763 Y2 JP H0533763Y2
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hydraulic
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【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばフオークリフト、トラツク
テールゲート等の油圧昇降装置において、負荷の
変動に拘らず常に一定の速度で荷台を降下させる
ための、戻り切換弁と連動する圧力補償付流量調
整弁に関するものである。
従来、この様な用途の昇降装置には油圧ポンプ
と油圧シリンダーが用いられ、荷台を上昇させる
場合は油圧ポンプを作動させてシリンダーを伸長
し、降下する場合はシリンダー内の油が切換弁を
通つて油タンクに戻るようになつている。
この際、荷台の降下速度を一定に保つためには
圧力補償付流量調整弁が必要で、本考案者は先に
実開昭58−84401号として「戻り切換弁と直列に、
これと連動する圧力補償付流量調整弁を一体とし
て構成した油圧制御弁。」を開示した。
この油圧制御弁は第4図に示す構造で、その油
圧回路は第3図の如く構成されている。なお、各
図中の2はリリーフ弁であるが、目的とする制御
に直接の関係がないので、その説明は省略する。
ここで、この先考案の油圧制御弁について少し
説明すると、戻り切換弁1と流量調整弁3が直列
に一体として構成され、荷台を上昇させる場合は
油圧ポンプから吐出される油は第3図、第4図の
実線矢印の如く逆止弁4を通つてパワーポートP
側に流れ、油圧シリンダーを駆動するわけである
が、この段階では流量調整弁3は働かない。
次に荷台を下降させる場合は、戻り切換弁1の
ソレノイド1aを働かせて鋼球1cを押し開ける
と、シリンダーの油は第3,第4図の点線矢印の
如く流れ、戻り切換弁から流量調整弁のポートZ
を経て油タンクTに戻る。この装置は組み込まれ
ている圧力補償付流量調整弁(以下は流量調整弁
と呼ぶ)。3は第5図の作動原理図に示す如き構
造で、流量を加減するための可変絞り弁33によ
るポートYと、圧力補償を行なうための可動弁3
1によるポートZを備えており、昇降装置の下降
に際して、シリンダーからの戻り油はパワーポー
トP側からポートZ、油路X、ポートYを経由し
てE側に導かれる。
平常の状態では、Xの静圧がE側の静圧よりも
高いために、差圧によつて可動弁31に加えられ
る力は左向き(第4図では右向き)で、この力と
スプリング32の反発力とが釣り合つたところで
可動弁31は静止してポートZの開度が定まる。
いま、可変絞り弁33をある開度にしてポート
YおよびポートZによつて一定の流量が保たれて
いるとすると、負荷の変動により流量が減少する
場合には、ポートYの両側の差圧が減少するので
可動弁31に加わる左向き(第4図では右向き)
の力は減少し、可動弁31がスプリング32に押
し戻されて流量調整弁のポートZの開度を広げて
流量を増加させ、一方、流量が増加すると可動弁
31が左(第4図では右)に動き、ポートZの開
度を狭めて流量を制限する仕組みになつている。
従つて、可変絞り弁33をある開度にセツトした
後は、負荷に拘らず一定の下降速度が保たれる。
しかし、この油圧制御弁においては戻り切換弁
1と流量調整弁3が直列に構成されてその内部を
プツシユロツド1bが連通し、プラグ1eを介し
て油圧ポンプに取り付けられたソレノイド1aを
作動させると、プツシユロツドが左に動いて戻り
切換弁1内の油圧を直接に受けている鋼球1cを
押し開き、油を流量調整弁3に流入させる構造に
なつている。そのため:ソレノイド1aが油圧
ポンプから突出して取り付けており、横方向のス
ペースが広く、小型化できないこと、:戻り切
換弁1の作動に要する力が大きいために大容量
の、従つて大型のソレノイドが必要なこと、:
各構成要素間のシール個所が多いこと、:構成
部品の点数が多く、且つ高精度の仕上げを要する
ためにコストが高くなるなどの問題があつた。
この考案はかかる事情に鑑みなされたもので、
戻り切換弁と流量調整弁を一体に構成するととも
に、戻り切換弁を開閉する部材(大鋼球)を流量
調整弁の可動弁に取り付けて可動弁の作動と戻り
切換弁の開閉を連動させ、ソレノイド1aにより
開閉する弁(小鋼球)を可動弁の背後の油室Fか
らのバイパス油路に設けた構造とし、小鋼球が開
放され油室F内の油圧が減少すると可動弁が作動
するようにした構成を骨子とし、それにより従来
装置の前記諸問題を解決したものである。
実施例 以下、この考案に係る油圧制御弁の構成および
その作用効果を、その一実施例により詳細に説明
する。第1図はその構造は、第2図はその油圧回
路を示す図面である。
この考案の主要部は第2図において2点鎖線で
示した部分で、第3図に示す従来の油圧ポンプに
おける戻り切換弁1および流量調整弁3の機能を
兼ねている。
先ず第1図において、ハウジングに設けた取り
付け孔の一端に油タンクTへの油路X、他端に油
タンクへのバイパス油路B、側面にパワーポート
Pからの油路が連通し、この取り付け孔には可動
弁31が滑合し、その背後、バイパス油路Bとの
間に油室Fを形成している。可動弁31は大鋼球
1gを具え、この大鋼球とシート1jは戻り切換
弁を形成し、油路Xを通常は閉じている。
可動弁31にはパワーポートPからの油路と連
通して流量調整を行なうポートZおよびこれから
油路Xへの通路、それにポートZと油室Fを結ぶ
小孔Hが設けられている。油室Fからバイパス油
路Bへの出口にはスプリング1hに支えられた小
鋼球1fとシート1iが形成する弁が設けられ、
油路Bを通常は閉じている。図の1aおよび1b
はこの弁を開くソレノイドおよびプツシユロツド
であり、32は可動弁を(大鋼球1gを)閉じる
方向に常時作用するスプリング、33は油路Xの
流量を任意に設定するための可変絞り弁である。
なお大鋼球1gが油路Xを、小鋼球1fがバイ
パス油路Bを閉じている1図aの状態では、油室
Fは小孔Hから漏れてくる戻り油で満たされてい
る。
次にこの装置の作動について説明すると、先ず
荷台を上昇させる過程は、第2図と第3図の比較
から容易にわかるように前述した従来装置の場合
と同様なので、その説明は省略する。
次に荷台を下降させる場合は、ソレノイド1a
を作動させるとプツシユロツド1bが左に動き、
小鋼球1fを押し開ける。すると油室Fの油は1
図aの点線矢印の如く小鋼球1fとシート1iの
隙間からバイパス油路Bに流れ出し、油室Fの内
圧が減少して可動弁31の両側(図では左右)に
差圧を生じる。そのため可動弁31は1図bの如
く右に移動し、可動弁31に取り付けられた大鋼
球1gとシート1jとで構成する戻り切換弁を開
放する。弁が開くと、パワーポートPからの戻り
油は流量調節弁のポートZから油路Xを経て油タ
ンクTに回流する。
このように、大きな力を要する切換弁の開閉は
可動弁31に受け持たせ、ソレノイド1aの役目
を小さな力で済む小鋼球1fの解放だけに留めた
点が、この考案の大きな特徴となつている。
最後に流量調整弁の作動については、本質的な
機能は第5図で説明した従来装置の場合と変わら
ないが、戻り切換弁との関連が多少異なつている
ので改めて説明する。先ず、小鋼球1fの開放に
つれて可動弁が右に移動した状態では、可動弁は
その両側に働く力、即ち油路X内の油圧、油室F
内の油圧、スプリング32の反発力が釣り合う位
置に停止し、ポートZの開度を一定に保つ。
この状態で負荷が変動した場合、例えば戻りの
油量が増加すると油路X内の油圧が高まり、可動
弁31が右に移動して、ポートZを狭めて流量を
制限する。逆に戻りの油量が減少すると、油路X
内の油圧が減少して可動弁が左に移動し、ポート
Zを拡げて流量を増加させる。かくして、負荷の
変化に拘らず油タンクTに戻る油量を一定させ、
従つて荷台が一定の速度で下降する訳である。
以上に詳述した如く、この考案によれば、戻り
切換弁の(間接)作動に要する力が小さくて済む
のでソレノイド1aの容量が小さくなり、従つて
油圧制御弁全体の小形化が可能となる。またソレ
ノイド容量が小さいので消費電流も小さくなり、
マイコンで直接制御することもできる。さらに、
全体の構成部品点数が少なく、従つて各部品間の
シール個所も減少するなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る油圧制御弁の
断面図、第2図はその油圧回路図、第4図は従来
の油圧制御弁を具える油圧ポンプの一部断面図、
第3図はその油圧回路図、第5図はこれらの油圧
制御弁に組み込まれる流量調整弁の作動原理を説
明する図面である。 1……戻り切換弁、1a……ソレノイド、1b
……プツシユロツド、1c……鋼球、1f……小
鋼球、1g……大鋼球、1i,1j……シート、
2……リリーフ弁、3……流量調整弁、31……
可動弁、33……可変絞り弁、T……油タンク、
P……パワーポート、Z……ポート、X……油
路、H……小孔、B……バイパス油路、F……油
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧昇降装置の負荷の下降を定速に保持するた
    めの、パワーポートPから油タンクTへの作動油
    の戻りの油路に装着されて戻り切換弁の機能と流
    量調整弁の機能を兼ねる油圧制御弁において、ハ
    ウジングに設けた取り付け孔の一端に油タンクへ
    の油路X、他端には油タンクへのバイパス油路
    B、側面にパワーポートPからの油路が連通し、
    油路Xに設けた可変絞り弁33;取り付け孔に滑
    合して流量調整を行なう、ポートZから油路X側
    への通路およびバイパス油路B側の油室Fに通じ
    る小孔Hを具えるとともに大鋼球1gを保持する
    可動弁31;シート1jと大鋼球1gとからなり
    油路Xを閉じる戻り切換弁;シート1iと小鋼球
    1fとからなりバイパス油路Bを閉じる弁;大鋼
    球および小鋼球を常に閉じる方向に作用するスプ
    リング32および1h;小鋼球1fを押してバイ
    パス油路Bを開くソレノイド1aおよびプツシユ
    ロツド1bを具え、バイパス油路Bの開放に伴う
    油室F内の油圧の減少によつて可動弁が移動して
    油路Xを開く構成としたことを特徴とする、油圧
    昇降装置における油圧制御弁。
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JPS6218404U JPS6218404U (ja) 1987-02-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5884401U (ja) * 1981-12-04 1983-06-08 日立粉末冶金株式会社 油圧ポンプにのける油圧制御弁

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JPS6218404U (ja) 1987-02-03

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