JPH0320562Y2 - - Google Patents

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JPH0320562Y2
JPH0320562Y2 JP1984167537U JP16753784U JPH0320562Y2 JP H0320562 Y2 JPH0320562 Y2 JP H0320562Y2 JP 1984167537 U JP1984167537 U JP 1984167537U JP 16753784 U JP16753784 U JP 16753784U JP H0320562 Y2 JPH0320562 Y2 JP H0320562Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液圧により負荷の上昇または下降駆
動を行なう昇降装置の液圧回路に関する。
(従来技術) 従来、昇降装置の液圧による昇降駆動に用いら
れる液圧回路としては、例えば第3図に示すもの
が知られている。
第3図において、1は負荷2を昇降駆動する昇
降用液圧シリンダ、3はストレート、中立、クロ
スの3切換位置をもつた4ポートの方向切換弁、
4はパイロツト付きチエツク弁、5はチエツク弁
5a,5b,5c,5dのブリツジ接続した双方
向回路、6は双方向回路を通る流量のパルスモー
タによる絞りの開度調整で可変するデイジタル流
量制御弁である。
この従来回路では、方向切換弁3を右側のクロ
ス位置に切換えると、液圧源7よりの液圧は双方
向回路5のチエツク弁5a、デイジタル流量制御
弁6、チエツク弁5b、更にパイロツト付チエツ
ク弁4を介して昇降用液圧シリンダ1の上昇用液
室1aに供給され、下降用液室1bは方向切換弁
3を介してタンク8に連通されることから、負荷
2を上昇駆動する。
一方、負荷2の下降駆動は、昇降用液圧シリン
ダ1の各液室1a,1bをタンク8に連通すれば
負荷の自重により下降させることが可能である
が、自重落下では負荷によつて下降速度が変化し
たり、負荷が軽過ぎて動かないか若しくは動いて
も遅い場合がある。
そこで、下降時には、方向切換弁3を左側のス
トレート位置に切換えることで液圧源7から昇降
用液圧シリンダ1の下降用液室1bに液圧を供給
し、液圧の導入で強制的に負荷2を下降駆動する
ようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の液圧回路にあ
つては、電磁ソレノイドへの通電で方向切換弁3
を中立位置からクロスまたはストレート位置に切
換えるときに切換シヨツクが発生する。例えば、
中立位置から下降駆動のためにストレート位置に
切換えたとすると、切換により液圧源7の回路圧
がそれまで無圧状態にあつた昇降用液圧シリンダ
1の下降用液室1b及びその管路に加わり、タン
ク側に切換えられる上昇用液室1aおよびその管
路の液は若干の圧縮性をもつため、昇降用液圧シ
リンダ1で切換シヨツクが発生する。
この切換シヨツクを抑えるために、双方向回路
5にデイジタル流量制御弁3を設け、切換時に流
量を絞り、切換後に徐々に開くようにしている
が、切換時に回路圧力が直接昇降用液圧シリンダ
1に加わつてしまうため、デイジタル流量制御弁
6を使用しても切換シヨツクを取り切れないとい
う問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、昇降用液圧シリンダを昇降切換え
したときの切換シヨツクを防止するようにした昇
降装置用の液圧回路を提供することを目的と次の
ように構成したものである。
即ち、第1図の液圧回路図を参照するに、主ラ
インの液圧切換により負荷2を昇降駆動する液圧
シリンダ1と、中立、上昇及び下降の各切換位置
に応じてポンプポートP及びタンクポートTと液
圧シリンダ1に対するの負荷接続ポートC1,C
2との間を切換制御する方向制御弁10と液圧シ
リンダ1と方向制御弁10との間の一方の液圧系
統に設けられ液圧シリンダ1からの戻りライン圧
力を受けて閉鎖すると共にパイロツト圧力の供給
で開放するパイロツトチエツク弁4と、パイロツ
トチエツク弁4に直列接続されると共に方向制御
弁10の負荷接続ポートC1とポンプポートPま
たはタンクポートTとの間の前後差圧をセンシン
グ圧力として入力し、方向制御弁の上昇(ストレ
ート接続)または下降(クロス接続)切換位置に
おいてその前後差圧を一定に保つように作動する
双方向圧力補償弁9とを設ける。
更に、方向制御弁10は中立、クロス接続とな
る上昇切換位置及びストレート接続となる下降切
換位置の他に、中立位置から上昇位置への切換直
前からポンプポートPを双方向圧力補償弁9の一
方のセンシングポートに連通すると共に下降位置
への切換でセンシングポートをタンクポートTに
連通する第1のパイロツトポートP−と、上昇位
置への切換でパイロツトチエツク弁4のパイロツ
トポートをタンクポートTに連通すると共に中立
位置から下降位置への切換えの直前からパイロツ
トチエツク弁4のパイロツトポートをポンプポー
トPに連通する第2のパイロツトポートP−を設
けるようにしている。
(作用) このような本考案の構成による方向制御弁10
の各切換位置における作用は次のとうりである。
A.中立位置 方向制御弁10の負荷接続ポートC1,C2は
ポンプポートP及びタンクポートTから切り離さ
れているため液圧シリンダは停止状態を保つ。
またパイロツトチエツク弁4は閉鎖位置にあ
り、更に双方向圧力補償弁9は右側のセンシング
圧力がタンク圧力となつている。
B.上昇位置 まず切換初期の段階では、ポンプポートPが第
1のパイロツトポートP−に連通すると共に、タ
ンクポートTが第2パイロツトポートP−に連通
する。このため第1のパイロツトポートP−から
の液圧が双方向圧力補償弁9の一方のセンシング
ポートに供給され、負荷接続ポートC1に接続し
ている他方のセンシングポートはその圧力はポン
プ圧力より低いため双方向圧力補償弁9は全閉と
なる。
続いて上昇位置に切換わると、ストレート接続
によりポンプポートTが負荷接続ポートC1に連
通し且つタンクポートTが負荷接続ポートC2に
連通する。従つて、負荷接続ポートC1からの液
圧は全閉状態にある双方向圧力補償弁9に加わ
り、ライン側からセンシング圧力として入力し、
ポンプポートPと負荷接続ポートC1との間の前
後差圧を一定に保つように双方向圧力補償弁9が
徐々に開き、パイロツトチエツク弁4を介して液
圧シリンダ1の上昇用シリンダ室1aに液圧を供
給する。この時、下降用シリンダ室1bは負荷接
続ポートC2からタンクポートTへ連通している
ため液の排出が行なわれ、負荷2を上昇駆動す
る。
上昇駆動中においては、双方向圧力補償弁9が
方向制御弁10の前後差圧を一定に保つように圧
力補償動作を行ない、その結果、液圧シリンダ1
に対し一定の液量供給が行なわれるため、負荷を
定速で上昇駆動する。
一方、切換シヨツクの吸収は、切換直前で双方
向圧力補償弁9を第1のパイロツトポートP−か
らの液圧で全閉とし、切換時にセンシング圧力の
入力で徐々に開くようにしているため、液圧シリ
ンダ1は滑らかな上昇を始め、切換シヨツクは起
きない。
C.下降位置への切換 まず、下降位置への切換直前でポンプポートP
が第2のパイロツトポートP−に連通し、且つタ
ンクポートTが第1のパイロツトポートP−に連
通する過渡状態を起こす。このため、第2のパイ
ロツトポートP−からパイロツトチエツク弁4の
パイロツトポートに液圧が供給されてパイロツト
チエツク弁4が開く。パイロツトチエツク弁4が
開くと、負荷の重量に応じて押された液圧シリン
ダ1の上昇用シリンダ室1aの液圧が双方向圧力
補償弁9に供給され、この液圧がライン側の一方
のセンシングポートに作用し、他方のセンシング
ポートは第2のパイロツトポートP−からタンク
ポートTへ連通されているため、双方向圧力補償
弁9は全閉となる。
続いて下降位置に切換わると、クロス接続によ
つてポンプポートPが負荷接続ポートC2に連通
し、且つタンクポートTが負荷接続ポートC1に
連通し、液圧シリンダ1の下降用シリンダ室1b
に液圧が供給される。この液圧供給による押圧力
を受けて上昇用シリンダ室1aの液圧も上昇し、
パイロツト圧力の供給で開放状態にあるパイロツ
トチエツク弁4を介して全閉状態にある双方向圧
力補償弁9に液圧が作用し、双方向圧力補償弁9
は方向制御弁10における負荷接続ポートC1と
タンクポートTとの間の前後差圧を一定に保つよ
うに徐々に開き、液圧シリンダ1からの液をタン
クに流して下降駆動を始める。この下降駆動中に
おいて、双方向圧力補償弁9はタンクに対する方
向制御弁10の前後差圧を一定に保つように動作
するため、液圧シリンダ1からの排出流量が一定
に保たれ、液圧シリンダ1は一定速度で滑らかに
負荷2を下降駆動するようになる。
一方、下降位置へ切換えたときの切換シヨツク
の吸収は、切換直前でパイロツト圧力によりパイ
ロツトチエツク弁4を開いて双方向圧力補償弁1
0を全閉とし、切換時にセンシング圧力の入力で
徐々に開いて液圧シリンダ1から液を排出させる
ため、切換シヨツクは起きず負荷の滑らかな下降
駆動が開始される。
(考案の効果) このような構成及び作用を有する本願考案の液
圧回路によれば次の効果が得られる。
即ち、切換シヨツクを吸収するためのパイロツ
トチエツク弁及び双方向圧力補償弁の開閉を、液
圧シリンダ昇降のための主ラインの切換とは無関
係に切換直前のタイミングで行なう第1及び第2
のパイロツトポートを方向制御弁に設けているた
め、方向制御弁以外にパイロツトチエツク弁およ
び双方向圧力補償弁をを制御するための回路要素
を別途設ける必要がなく、簡潔な回路構成によつ
て上昇及び下降切換時に生ずる切換シヨツクを確
実に防止して負荷の滑らかな昇降駆動を行なうこ
とができる。
(実施例) 第2図は双方向圧力補償弁及び方向制御弁の具
体的な機構構造を断面にて示した液圧回路の説明
図である。
まず構成を説明すると、液圧シリンダ及びパイ
ロツト付チエツク弁4は公知の機構構造をもち、
双方向圧力補償弁9及び方向制御弁10が第1図
の液圧回路図に示した回路機能を実現する構造を
有する。
まず、双方向圧力補償弁9の構造を説明する
と、バルブボデイ11の内部にはランド12a,
12bを有するスプール13が軸方向に摺動自在
に設けられ、スプール13におけるランド12
a,12bの外側にパイロツト液圧室14a,1
4bを形成し、ランド12a,12bの間にライ
ンポート15aと15bにより外部回路と接続さ
れるライン液圧室16を形成しており、パイロツ
ト液圧室14aに対してはラインポート15bよ
りセンシングポート17aを分岐接続し、またパ
イロツト液圧室14bについては独立したセンシ
ングポート17bを設けている。更に、両側のパ
イロツト液圧室14a,14bにはスプリング1
8a,18bが組み込まれ、スプール13を図示
の中立位置に機械的に保持するようにしている。
このような構造をもつ双方向圧力補償弁9の作
用は、両側のパイロツト液圧室14a,14bに
圧力補償対象の前後差圧、即ちこの実施例にあつ
ては方向制御弁10の前後差圧を導入し、パイロ
ツト液圧室14a,14bに導入した前後差圧に
応じたスプール13の動きでラインポート15a
をライン液圧室16の間のランド12bによる絞
り作用もしくはライン液圧室16からラインポー
ト15bに対するランド12aの動きによる絞り
作用で方向制御弁10の前後差圧を常に一定に保
ち、このため、ライン液圧室16を流れる液流量
を一定に保つ圧力補償動作を行なう。
次に、方向制御弁10の構造を説明すると、バ
ルブボデイ20の内部にはスプール21が摺動自
在に設けられ、スプール21は図示のランド形状
をもち、バルブボデイ20には液圧源22を接続
するポンプポートP、タンク23を接続するタン
クポートT、ストレート接続またはクロス接続に
よりポンプポートP、タンクポートTと切換接続
される負荷接続ポートC1,C2が設けられ、更
に双方向圧力補償弁9の一方のセンシングポート
17bに接続される第1のパイロツトポートPL
及びパイロツト付チエツク弁4のパイロツトポー
トに接続される第2のパイロツトポートPcを備
える。これらの各ポートをスプール21の移動で
切換えるため、スプール21には左側よりランド
24,25,26,27,28及び29が形成さ
れ、更にスプール21のランド形成部に相対した
バルブボデイ20のスプール摺動面には環状溝3
0,31,32,…36が形成され、両側の環状
溝30と36は内部通路37によつて連通され、
また環状溝32と35は内部通路38によつてタ
ンクポートTと連通され、一方、スプール21に
も図示の中立位置でランド26と27の間を左側
のランド24の環状溝30と31の間となる位置
に連通する内部通路39が形成されている。
次に、第2図の実施例における方向制御弁10
及び双方向圧力補償弁9の動きを中心に動作を説
明する。
まず、負荷2を停止する中立状態にあつては、
方向制御弁10のスプール21は図示の位置にあ
り、双方向圧力補償弁9のパイロツト液圧室14
bは方向制御弁10の第1のパイロツトポート
PLを介してタンクポートTに連通し、またパイ
ロツトチエツク弁4にパイロツト液圧を供給する
方向制御弁10の第2のパイロツトポートPcも
タンクポートTに連通して操作圧力がなく、更に
主ラインを接続する負荷接続ポートC1,C2と
ポンプポートP及びタンクポートTとの間も閉鎖
されているため、液圧シリンダ1はロツクされて
いる。
次に、液圧シリンダ1の上昇駆動を説明する。
まず、方向制御弁10のスプール21を右方向
に僅かに移動すると、スプール21の右側に開口
した内部通路39が第1のパイロツトポートPL
に連通した環状溝31に開口し、同時にランド2
4のエツジ部分によつて環状溝31が環状溝32
から分離されるため、内部通路39を介して得ら
れるポンプポートPからの液圧は第1のパイロツ
トポートPLを通つて双方向圧力補償弁9のセン
シングポート17bに供給され、右側のパイロツ
ト液圧室14bに液圧が作用する。このため、双
方向圧力補償弁9のスプール13が左側に移動
し、ランド12bによつてラインポート15aと
15bの間を閉鎖する全閉状態となる。
更にスプール21を右方向に移動すると、ラン
ド26が環状溝34へ移動してポンプポートPを
負荷接続ポートC1に連通する流路が形成され、
同時にランド28が環状溝35に移動してタンク
ポートTを負荷接続ポートC2に開く流路が形成
される。このため、双方向圧力補償弁9のライン
ポート15bに方向制御弁10の負荷接続ポート
C1よりライン液圧が供給され、センシングポー
ト17aを介して左側のパイロツト液圧室14a
に方向制御弁10の負荷接続ポートC1の出口液
圧が加わる。勿論、右側のパイロツト液圧室14
bには第1のパイロツトポートPLからのポンプ
液圧が継続して加わつており、この結果、全閉状
態にあつた双方向圧力補償弁9のスプール13が
ポンプポートPと負荷接続ポートC1との間の前
後差圧を一定に保つように徐々に開き、パイロツ
ト付チエツク弁4を介して液圧シリンダ4の上昇
側シリンダ室1aに駆動液圧を供給するようにな
る。このため、方向制御弁10を上昇位置に切換
えると、液圧シリンダ1の上昇用シリンダ室1a
に全閉状態にあつた双方向圧力補償弁9が徐々に
開くことで緩やかな液圧供給が行なわれ、切換シ
ヨツクを起こすことなく負荷2の上昇駆動を開始
する。
このような液圧シリンダ1の上昇駆動中におい
て、双方向圧力補償弁9は方向制御弁10のパイ
ロツトポートPと負荷接続ポートC1との間の差
圧を一定に保つようにスプール13の移動でシリ
ンダ供給液量の絞り作用を行ない、液圧シリンダ
1に対し常に一定の流量供給が行なわれるため、
液圧シリンダ1は負荷2を定速で上昇駆動する。
勿論、上昇駆動中に方向制御弁10のスプール
21を図示の中立位置に戻せば、再び液圧シリン
ダ1がロツク状態となり、任意の上昇駆動位置で
負荷2を停止保持することができる。
次に、液圧シリンダの下降駆動を説明する。
まず、下降駆動は方向制御弁10のスプール2
1を左方向に移動することによつて行なわれ、ス
プール21を左方向に僅かに移動させると、スプ
ール21に形成した内部通路39が左側の環状溝
30に開口し、同時にスプール21の右側のラン
ド29が環状溝36を環状溝35から分離させる
ため、内部通路39より得られるポンプポートP
からのライン液圧は内部通路37を介して第2の
パイロツトポートPcに供給され、第2のパイロ
ツトポートPcよりパイロツトチエツク弁4に対
し操作液圧を供給し、パイロツトチエツク弁4が
開放される。このパイロツトチエツク弁4の開放
で負荷2の荷重を受けて液圧シリンダ1の上昇側
液圧室1aに発生している液圧が双方向圧力補償
弁9に供給され、ラインポート15bよりセンシ
ングポート17aを介して左側のパイロツト液圧
室14aに加わる。このとき、方向制御弁10の
第1のパイロツトポートPLはタンクポートTに
連通しているため、双方向圧力補償弁9における
右側のパイロツト液圧室14bはタンク圧にあ
り、スプール13がパイロツト液圧室14aの液
圧に押されて右方向に移動しランド12aがライ
ンポート15bをライン液圧室16から仕切るた
め、双方向圧力補償弁9が全閉状態となる。
続いて、方向制御弁10のスプール21を更に
左方向に移動すると、ポンプポートPが負荷接続
ポートC2に連通すると共に負荷接続ポートC1
がタンクポートTに連通し、負荷接続ポートC2
より液圧シリンダ1の下降用シリンダ室1bに供
給され、このときパイロツトチエツク弁4が操作
圧力の供給で開いているため、上昇用シリンダ室
1aの液が双方向圧力補償弁9にパイロツトチエ
ツク弁4を介して供給される。そのため、全閉状
態にある双方向圧力補償弁9は方向制御弁10に
おける負荷接続ポートC1とタンクポートTとの
前後差圧を一定に保つようにスプール13を移動
して徐々にバルブ流路を開き、切換シヨツクを起
こすことなく滑らかな液圧シリンダ1の下降駆動
を開始する。また、液圧シリンダ1の下降駆動中
は、双方向圧力補償弁9が方向制御弁10におけ
る負荷接続ポートC1とタンクポートTの前後差
圧を一定に保つようにスプール13の動きによる
絞り作用を果たし、液圧シリンダ1からのタンク
23に対する戻り流量が常に一定に保たれるた
め、液圧シリンダ1は一定速度で負荷2を下降駆
動するようになる。
勿論、下降駆動の途中で方向制御弁10のスプ
ール21を図示の中立位置に戻せば、液圧シリン
ダ1のロツク状態が得られ、任意の下降駆動位置
で負荷2を停止保持することができる。尚、シリ
ンダを単動形、即ちラム形シリンダを用いること
は勿論であり、その場合、負荷接続ポートC2は
閉鎖すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示した液圧回路図、第
2図は本考案の実施例を示した回路説明図、第3
図は従来の液圧回路図である。 1:液圧シリンダ、2:負荷、4:パイロツト
チエツク弁、9:双方向圧力補償弁、10:方向
制御弁、P:ポンプポート、T:タンクポート、
C1,C2:負荷接続ポート、P:第1のパイロ
ツトポート、P:第2のパイロツトポート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主ラインの液圧切換により負荷を昇降駆動する
    液圧シリンダと、 中立、上昇及び下降の各切換位置に応じてポン
    プポート及びタンクポートと前記液圧シリンダに
    対する負荷接続ポートとの間を切換制御する方向
    制御弁と、 前記液圧シリンダと方向制御弁との間の一方の
    液圧系統に設けられ液圧シリンダからの戻りライ
    ン圧力を受けて閉鎖すると共にパイロツト圧力の
    供給で開放するパイロツトチエツク弁と、 該パイロツトチエツク弁に直列接続されると共
    に前記方向制御弁の前後差圧をセンシング圧力と
    して入力し、前記方向制御弁の上昇または下降切
    換位置においてその前後差圧を一定に保つように
    作動する双方向圧力補償弁とを備え、 更に前記方向制御弁に、上昇位置への切換直前
    からポンプポートを前記双方向圧力補償弁の一方
    のセンシングポートに連通する共に下降位置への
    切換で前記センシングポートをタンクポートに連
    通する第1のパイロツトポートと、上昇位置への
    切換で前記パイロツトチエツク弁のパイロツトポ
    ートをタンクポートに連通すると共に下降位置へ
    の切換直前からポンプポートを前記パイロツトチ
    エツク弁のパイロツトポートに連通する第2のパ
    イロツトポートを設けたことを特徴とする昇降装
    置の液圧回路。
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