JPH07279908A - 油圧回路のヒート装置 - Google Patents

油圧回路のヒート装置

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JPH07279908A
JPH07279908A JP6066234A JP6623494A JPH07279908A JP H07279908 A JPH07279908 A JP H07279908A JP 6066234 A JP6066234 A JP 6066234A JP 6623494 A JP6623494 A JP 6623494A JP H07279908 A JPH07279908 A JP H07279908A
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JP
Japan
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pilot
valve
oil
pressure
hydraulic circuit
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JP6066234A
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English (en)
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Yoshimi Saotome
吉美 早乙女
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイロットラインの油温を高めるためのヒー
ト回路の構成を簡略化し、コストを安くする。 【構成】 主巻用操作弁16とパイロット切換式の主巻
弁11とを結ぶパイロットライン16a,16b、およ
び補巻用操作弁17とパイロット切換式の補巻弁14と
を結ぶパイロットライン17a,17bの圧力のうち、
高圧側、すなわち操作された操作弁のパイロット圧をシ
ャトル弁18,19,20によって選択し、この選択さ
れたパイロットラインの油を合流制御用パイロットライ
ン21、合流制御弁7のスプールに設けられた絞り付き
の油逃し通路を介してタンク1に逃し、同ラインに新た
な油を補充して油のヒート作用を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のパイロット式切換
弁とこの各切換弁を制御する操作弁(リモコン弁)とを
備えた油圧回路において、操作弁と切換弁とを結ぶパイ
ロットラインの油を昇温させるためのヒート装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】リモコン式の油圧回路、すなわち、パイ
ロット式切換弁(たとえばアクチュエータを制御するコ
ントロールバルブ)を操作弁によって操作する油圧回路
においては、寒冷時に、操作弁とコントロールバルブと
を結ぶパイロットライン中の油の温度が低下して粘度が
高くなり、それだけ流動性が低くなって応答性が悪化す
るという問題があった。
【0003】そこで従来、このパイロットラインの油温
を上昇させる手段として、実開平5−10803号に示
すように、パイロットラインと並列にサブパイロットラ
インを設け、操作弁が操作されないときに、このサブパ
イロットラインを通じてポンプ油をパイロットラインに
供給し、代わりに同ライン中の油をタンクに落すことに
より、温度の高い油に入れ替えるようにした技術が提案
された。
【0004】また、実開平5−27308号に示されて
いるように、パイロットラインとタンクとの間に、バネ
付きチェック弁を備えた油循環路を設け、操作弁の操作
時に、切換弁が切換わり作動した後、上記チェック弁を
開いてパイロットライン中の油を油循環路を介してタン
クに逃しながらパイロットラインに新たな油を供給する
ようにした技術も提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この両公知
技術では、いずれも各パイロットラインごとに別々にヒ
ート回路(サブパイロットライン、油循環路)を設け、
別々にヒート作用を行わせる構成としているため、切換
弁および操作弁が複数設けられた通常の油圧回路(たと
えばクレーンの油圧回路)において回路構成が複雑とな
り、コストが高くつくという欠点があった。
【0006】そこで本発明は、複数のパイロット式切換
弁に対してヒート回路が一つですみ、回路構成が簡単で
コストが安くてすむ油圧回路のヒート装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のパイロット式切換弁と、この各切換弁のパイロットポ
ートにパイロット圧を供給する複数の操作弁とを備えた
油圧回路において、上記各操作弁と切換弁とを結ぶパイ
ロットラインの圧力のうち高圧を選択する高圧選択手段
と、この高圧選択手段によって選択された高圧側のパイ
ロットラインの油をタンクに逃す油逃し通路とを具備す
るものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、油逃し通路に絞りが設けられたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、高圧選択手段によって選択されたパイロッ
ト圧によって作動するパイロット式の逃し弁が設けら
れ、この逃し弁のスプールに、パイロット圧供給時にタ
ンクに通じる油逃し通路が設けられたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、逃し弁による油逃し作用が、操作弁の操作範囲のう
ち一次圧をそのまま二次側に導く非圧力制御範囲の圧力
で行われるように、逃し弁のストローク/パイロット圧
特性が設定されたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3または4の構
成において、油圧回路が、第1の油圧源に接続された第
1の回路と、第2の油圧源に接続された第2の回路と、
パイロット圧が供給された状態で上記第1の回路を流れ
る油を上記第2の回路に合流させるパイロット式の合流
制御弁とを具備し、上記合流制御弁のスプールに、同制
御弁の合流位置で同制御弁のパイロットポートをタンク
に連通させる油逃し通路が設けられて同制御弁が逃し弁
を兼ねるように構成されたものである。
【0012】
【作用】上記構成によると、複数の操作弁のパイロット
ラインうち、高圧側、すなわち操作された操作弁のパイ
ロットラインの油が油逃し通路を介してタンクに逃さ
れ、同ラインに新たな油が補充されて油の交換(ヒート
作用)が行われる。
【0013】従って、複数の操作弁に対してヒート回路
(油逃し通路)が一つでよいため、複数の切換弁を備え
たクレーン等の油圧回路において回路構成が簡単とな
り、コストが安くてすむ。
【0014】また、操作弁の操作時にヒート作用を行わ
せる構成であるため、実開平5−10803号に示され
た公知技術のように操作弁が操作されないときにヒート
作用を行わせる構成とした場合と比較して、よく使用さ
れる操作弁(パイロットラインの油温を高く保つ必要が
ある操作弁)ほど、そのパイロットラインのヒート作用
が頻繁に行われ、高い油温が維持される。
【0015】さらに、請求項2の構成によると、油逃し
通路に絞りが設けられているため、ヒート作用時にパイ
ロットラインの油がこの絞りによって緩やかに交換され
る。すなわち、油逃し通路が全開状態となってパイロッ
トラインの油が一気に抜かれることによってパイロット
圧が急激に低下し、切換弁の制御が不安定となるという
弊害が生じない。
【0016】この場合、パイロット式の逃し弁に油逃し
通路が設けられた請求項3の構成によると、油逃し通路
がタンクに通じるパイロット圧(ヒート作用が行われる
パイロット圧)を自由に設定できるため、切換弁の制御
安定性を確保することが容易となる。
【0017】また、請求項4の構成によると、逃し弁に
よる油逃し作用が、操作弁の非制御域、すなわちパイロ
ットラインの油が抜かれても切換弁の動作に影響を与え
ない圧力域で行われるため、切換弁の制御安定性を確実
に維持することができる。
【0018】一方、請求項5の構成によると、合流制御
弁が逃し弁を兼ねるため、合流機能を備えた油圧回路の
回路構成が簡単となり、コストが安くてすむ。
【0019】
【実施例】
第1実施例(図1〜図5参照) この実施例では、適用対象としてクレーンの油圧回路を
例にとっている。
【0020】この油圧回路においては、第1の油圧源
(油圧ポンプ)P1とタンク1との間にメイン油路Mが
設けられ、このメイン油路Mに沿って、第1の油圧源P
1側から順に圧力補償付き流量制御弁2、ブーム起伏シ
リンダ3を制御するパイロット切換式のブーム起伏弁
4、ブーム伸縮シリンダ5を制御するパイロット切換式
のブーム伸縮弁6、パイロット切換式の合流制御弁7、
逆止弁8、圧力補償付き流量制御弁9、主巻ウィンチモ
ータ10を制御するパイロット切換式の主巻弁11、圧
力補償付き流量制御弁12、補巻ウィンチモータ13を
制御するパイロット切換式の補巻弁14が直列に設けら
れている。
【0021】また、メイン油路Mにおける逆止弁8と流
量制御弁9との間に第2の油圧源P2が接続され、流量
制御弁2、ブーム起伏弁4、ブーム伸縮弁6等によって
第1の油圧源P1をもつ第1の制御回路C1が構成さ
れ、流量制御弁9、主巻弁11、流量制御弁12、補巻
弁14等によって第2の油圧源P2をもつ第2の制御回
路C2が構成されている。
【0022】合流制御弁7は片側にパイロットポート7
aを有し、このパイロットポート7aにパイロット圧が
供給されない状態で図下側の非合流位置イにあり、パイ
ロット圧が供給された状態で図上側の合流位置ロに切換
わる。
【0023】そして、非合流位置イでは、メイン油路M
をブロックして、第1の制御回路C1を流れる油を戻り
油路15に逃し、合流位置ロではメイン油路Mを開通さ
せ、第1の制御回路C1を流れる油を第2の油圧源P2
からの油と合流させて第2の制御回路C2に供給するよ
うに構成されている。
【0024】この合流制御弁7を制御するリモコン回路
構成を説明する。
【0025】P3はパイロット油圧源としての第3の油
圧源で、この第3の油圧源P3からの圧油が、主巻弁1
1を制御する主巻用操作弁16、および補巻弁14を制
御する補巻用操作弁17の一次側に供給され、主巻用操
作弁16の二次圧がパイロットライン16a,16bを
介して主巻弁11のパイロットポート11a,11b
に、補巻用操作弁17の二次圧がパイロットライン17
a,17bを介して補巻弁14のパイロットポート14
a,14bにそれぞれ供給される。
【0026】また、これら両操作弁16,17それぞれ
のパイロットライン間に第1の高圧選択手段としてのシ
ャトル弁18,19、このシャトル弁18,19間に第
2の高圧選択手段としてのシャトル弁20がそれぞれ設
けられ、さらにこのシャトル弁20の出口側が合流制御
用パイロットライン21を介して合流制御弁7のパイロ
ットポート7aに接続されている。
【0027】こうして、 シャトル弁18,19により、両操作弁16,17
において巻上側と巻下側のうち操作された側の二次圧が
選択され、 シャトル弁20により、両操作弁16,17の二次
圧のうち高圧側(操作された操作弁)の二次圧が選択さ
れ、 この選択された二次圧によって合流制御弁7が制御
されるように構成されている。
【0028】この構成によると、両操作弁16,17の
いずれもが操作されない状態では、合流制御弁7にパイ
ロット圧が供給されないため、同制御弁7が非合流位置
イにセットされ、第1の制御回路C1を流れた油は、直
接、戻り油路15経由でタンク1に戻される。
【0029】一方、両操作弁16,17の少なくとも一
方が操作されると、その二次圧が合流制御弁7にパイロ
ット圧として供給されて同制御弁7が合流位置ロに切換
わる。この状態では、第1および第2両油圧源P1,P
2の油が合流して第2の制御回路C2に供給されるた
め、大流量の油による主巻、補巻両モータ10,13の
高速回転が可能となる。
【0030】この実施例では、主巻および補巻両操作弁
16,17の操作時に、そのパイロットライン16a,
16b,17a,17bの油が合流制御弁7を介して入
れ替えられるように構成されている。
【0031】合流制御弁7の構成を図2,3によって詳
述すると、両図において22は同制御弁7のスプール
で、パイロットポート7aに供給されるパイロット圧に
よりこのスプール22がストローク作動して、図1の非
合流位置イと合流位置ロとの間で切換わる。Aは入口ポ
ート、Bは出口ポート、Tは図1のタンク1に接続され
たタンクポートである。
【0032】このスプール22のパイロットポート7a
側の端部に絞り23付きの油逃し通路24が設けられ、
図3に示すようにスプール22のストロークエンドでこ
の油逃し通路24がタンクポートTに連通し、これによ
り、操作された操作弁のパイロットラインの油が油逃し
通路24経由でタンク1に逃され、その分、新たな油が
補充されて油の入替えが行われるように構成されてい
る。
【0033】このパイロットラインの油の入替えによ
り、主巻弁11と補巻弁14のうち、操作された側のパ
イロットラインの油の温度が高められる。
【0034】この場合、この油の入替え(ヒート作用)
によって合流制御弁7のパイロットポート7aの圧力が
低下するが、油通路24に設けられた絞り23の絞り作
用によって圧力低下が小さく抑えられる。
【0035】また、上記ヒート作用によって合流制御弁
7の制御安定性が悪くならないように、同制御弁7のス
プールストローク/パイロット圧特性が次のように設定
されている。
【0036】図4は一般的な操作弁のストローク/二次
圧特性を示している。
【0037】操作弁の二次圧は、プッシュロッドのスト
ロークエンド近くのP点(たとえば22Kgf/c
2、以下、この数値の場合で説明する)まではストロ
ークに比例して増加し、このP点までの区間S1で切換
弁の操作が行われる。すなわち、この区間S1が圧力制
御域であり、P点で切換弁がストロークエンドに達する
ように構成される。
【0038】また、このP点から、二次圧が最高値(た
とえば45Kgf/cm2)となるストロークエンドま
での区間S2は、圧力制御が行われずに一次圧がそのま
ま二次圧として出力される非制御域となる。
【0039】従って、この操作弁の制御域S1の圧力
(22Kgf/cm2以下)のもとで合流制御弁7がス
トロークエンドに達し、ヒート作用が行われてパイロッ
ト圧が低下すると、同制御弁7のスプール22が変動
し、同制御弁7の制御動作が不安定となる。
【0040】そこで、図2,3に示すように、合流制御
弁7のバネ室25に、基準バネ26に加えて補助バネ2
7が設けられ、この両バネ26,27により、同制御弁
7のストローク/パイロット圧特性が、図5の実線(破
線は基準バネ26のみの場合の特性を示す)で示すよう
に、スプール22がストロークエンドに達する前のX点
以降の区間aで上記制御域S1の最高圧力(22Kgf
/cm2)以上の圧力となり、この区間aでヒート作用
が行われるように構成されている。
【0041】こうすれば、合流制御弁7が、操作弁1
6,17の制御域S1(22Kgf/cm2以下)では
ストロークエンドに達せず、非制御域S2(22Kgf
/cm2以上)でのみヒート作用が行われる。このた
め、ヒート作用によってパイロット圧が変化してもスプ
ール22は変動せず、合流制御弁7の制御安定性が崩れ
るおそれがない。
【0042】第2実施例(図6参照) 第2実施例では、高圧選択手段として、複数の操作弁の
パイロットラインに接続したチェック弁28付きのパイ
ロット圧導入ライン29…を逃し管路30に合流させ、
この逃し管路30をパイロット式の逃し弁31のパイロ
ットポート31aに接続している。
【0043】また、逃し弁31のスプール32に絞り3
3付きの油逃し通路34を設け、パイロット圧の導入に
よるスプール32のストローク作動時に、この油逃し通
路34がタンクポートTに連通するように構成してい
る。35はバネ室、36はバネ、37はバネ室35をタ
ンクポートTに連通させるための通路である。
【0044】この構成によっても、複数の操作弁のう
ち、操作された操作弁のパイロット圧が選択され、その
パイロットラインの油がパイロット圧導入ライン29、
逃し管路30、油逃し通路34を介してタンクに戻さ
れ、新たな油が補充されるというヒート作用が行われ
る。
【0045】なお、油温が十分高くなる夏季等はヒート
作用が不要となるため、図6中に仮想線で示すように逃
し管路30(第1実施例の場合は合流制御用パイロット
ライン21)に電磁式等の開閉弁38を設け、この開閉
弁38によって逃し管路30を遮断するように構成して
もよい。
【0046】この場合、開閉弁35を電磁弁とし、クレ
ーンのキャビンを冷房するクーラーの始動スイッチと連
動させてもよい。
【0047】また、第1実施例では、合流制御弁7をヒ
ート用の逃し弁として兼用する構成をとったために、主
巻弁11および補巻弁14のパイロットラインのみにつ
いて高圧選択、油入替え作用を行わせる構成をとった
が、第2実施例の構成の場合、および第1実施例におい
て専用の逃し弁(または油逃し通路)を設ける場合に
は、すべてのパイロット式切換弁のパイロットラインに
ついて上記同様の高圧選択、油入替え作用を行わせるよ
うにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、複数
の操作弁とパイロット式切換弁とを結ぶパイロットライ
ンの圧力のうち、高圧側、すなわち操作された操作弁の
パイロット圧を高圧選択手段によって選択し、この選択
された高圧側のパイロットラインの油を油逃し通路を介
してタンクに逃し、同ラインに新たな油を補充して油の
交換(ヒート作用)を行うように構成したから、複数の
操作弁に対してヒート回路(油逃し通路)が一つです
む。
【0049】このため、複数の切換弁を備えたクレーン
等の油圧回路において回路構成が簡単となり、コストが
安くてすむ。
【0050】また、操作弁の操作時にヒート作用を行わ
せる構成であるため、よく使用される操作弁(パイロッ
トラインの油温を高く保つ必要がある操作弁)ほど、そ
のパイロットラインのヒート作用が頻繁に行われ、油温
を高く維持することができる。
【0051】さらに、請求項2の発明によると、油逃し
通路に絞りを設けているため、ヒート作用時に、この絞
りによってパイロットラインの圧力変動を小さく抑える
ことができる。
【0052】この場合、パイロット式の逃し弁に油逃し
通路を設けた請求項3の発明によると、油逃し通路がタ
ンクに通じるパイロット圧(ヒート作用が行われるパイ
ロット圧)を自由に設定することができる。このため、
切換弁の制御安定性を確保することが容易となる。
【0053】また、請求項4の発明によると、逃し弁に
よる油逃し作用が、操作弁の非制御域、すなわちパイロ
ットラインの油が抜かれても切換弁の動作に影響を与え
ない圧力域で行われるため、切換弁の制御安定性を確実
に維持することができる。
【0054】一方、請求項5の発明によると、合流制御
弁が逃し弁を兼ねるため、合流機能を備えた油圧回路の
回路構成が簡単となり、コストが安くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるクレーンの油圧回
路図である。
【図2】同回路に設けられた合流制御弁の断面図であ
る。
【図3】図2の状態からスプールがストローク作動した
状態の断面図である。
【図4】一般的な操作弁のストローク/二次圧特性を示
す図である。
【図5】合流制御弁のストローク/パイロット圧特性を
示す図である。
【図6】本発明の第2実施例にかかるヒート装置の構成
図である。
【符号の説明】
11,14 パイロット式切換弁 16,17 操作弁 18,19,20 高圧選択手段としてのシャトル弁 7 逃し弁を兼ねる合流制御弁 C1 第1の制御回路 C2 第2の制御回路 24 合流制御弁に設けられた油逃し通路 23 油逃し通路の絞り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパイロット式切換弁と、この各切
    換弁のパイロットポートにパイロット圧を供給する複数
    の操作弁とを備えた油圧回路において、上記各操作弁と
    切換弁とを結ぶパイロットラインの圧力のうち高圧を選
    択する高圧選択手段と、この高圧選択手段によって選択
    された高圧側のパイロットラインの油をタンクに逃す油
    逃し通路とを具備することを特徴とする油圧回路のヒー
    ト装置。
  2. 【請求項2】 油逃し通路に絞りが設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の油圧回路のヒート装置。
  3. 【請求項3】 高圧選択手段によって選択されたパイロ
    ット圧によって作動するパイロット式の逃し弁が設けら
    れ、この逃し弁のスプールに、パイロット圧供給時にタ
    ンクに通じる油逃し通路が設けられたことを特徴とする
    請求項1または2記載の油圧回路のヒート装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の油圧回路のヒート装置に
    おいて、逃し弁による油逃し作用が、操作弁の操作範囲
    のうち一次圧をそのまま二次側に導く非圧力制御範囲の
    圧力で行われるように、逃し弁のストローク/パイロッ
    ト圧特性が設定されたことを特徴とする油圧回路のヒー
    ト装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の油圧回路のヒー
    ト装置において、油圧回路が、第1の油圧源に接続され
    た第1の回路と、第2の油圧源に接続された第2の回路
    と、パイロット圧が供給された状態で上記第1の回路を
    流れる油を上記第2の回路に合流させるパイロット式の
    合流制御弁とを具備し、上記合流制御弁のスプールに、
    同制御弁の合流位置で同制御弁のパイロットポートをタ
    ンクに連通させる油逃し通路が設けられて同制御弁が逃
    し弁を兼ねるように構成されたことを特徴とする油圧回
    路のヒート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002317802A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd パイロット操作制御弁のエア抜き構造
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