JPH0660659U - 車両の走行方向表示装置 - Google Patents

車両の走行方向表示装置

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JPH0660659U
JPH0660659U JP843493U JP843493U JPH0660659U JP H0660659 U JPH0660659 U JP H0660659U JP 843493 U JP843493 U JP 843493U JP 843493 U JP843493 U JP 843493U JP H0660659 U JPH0660659 U JP H0660659U
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JP
Japan
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traveling
display device
vehicle
traveling direction
upper revolving
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Application number
JP843493U
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English (en)
Inventor
周 蓬田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部旋回体と下部走行体とよりなる車両の、
上部旋回体に対する下部走行体の向き(走行方向)を明
示し、オペレータの走行誤操作をなくす。 【構成】 上部旋回体にリミットスイッチ22、23、
24を互いに90°の位置に固着し、下部走行体に突起
部13を有するフランジ12を固着する。リミットスイ
ッチ22、23、24とコントローラ25とを接続し、
コントローラ25と表示器30の表示ランプ31、3
2、33、34とを接続する。表示器30は走行レバー
のノブ等に装着する。走行レバーを前に操作した場合、
車両が上部旋回体に対し前方に走行するときは表示ラン
プ31が点灯し、上部旋回体を旋回して車両が右方向に
走行するときは表示ランプ32が点灯し、後進するとき
は表示ランプ33が点灯し、左方向に走行するときは表
示ランプ34が点灯し、オペレータに下部走行体の向き
を明示して誤操作を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は運転席を備えた上部旋回体と下部走行体とよりなる車両、特には上部 旋回体を備えた装軌式車両の走行方向の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は油圧パワーショベルの全体図であり、1は運転室2を備えた上部旋回 体、3は作業機装置、4は下部走行体、5は誘導輪、6は起動輪である。運転室 2には左右の走行レバー7が装着されており、走行レバー7を前に倒せば下部走 行体4は誘導輪5の方向に走行し、走行レバー7を後に倒せば下部走行体4は起 動輪6の方向に走行するようになっている。上部旋回体1を下部走行体4に対し て任意の角度旋回させた状態で走行する場合には、オペレータは下部走行体4の 向きを見ながら走行レバー7を操作して走行する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、上部旋回体1の方向と下部走行体4の誘導輪5の向いている方向 とが一致している場合には、走行レバー7の操作方向と車両の進行方向とは一致 する。しかしながら、上部旋回体1を任意の角度旋回した状態で走行する場合に は、かならずしも走行レバー7の操作方向と車両の進行方向とは一致するとは限 らず、上部旋回体1を180°旋回させた状態で走行レバー7を前に倒すと車両 は誘導輪5の方向に走行、すなわち、後進し、走行レバー7を後に倒すと車両は 前進する。運転室2から誘導輪5の方向を確認することは困難であり、そのため オペレータは操作方向を誤る恐れがある。
【0004】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、運転席における下部走行体 の向きを確認できるようにして、誤操作の恐れのない車両の走行方向表示装置を 提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的達成のため、本考案に係る車両の走行方向表示装置の第1の考案に おいては、運転席を備えた上部旋回体と下部走行体とよりなる車両において、前 記上部旋回体が、前記上部旋回体に対する前記下部走行体の走行方向を、常時、 前後左右の4方向に分類して表示する表示装置を具備せることを特徴としており 、第2の考案においては、前記表示装置が走行方向検出装置と表示器とにより構 成されることを特徴としており、第3の考案においては、前記運転席に装着され た走行レバーのノブが、前記表示器を備えたことを特徴としており、第4の考案 においては、前記運転席に装着されたパームレストが前記表示器を備えたことを 特徴としており、第5の考案においては、前記運転席に装着されたモノレバーの ノブが、前記表示器を備えたことを特徴としており、第6の考案においては、前 記運転席に装着されたモニタ装置が、前記表示器を備えたことを特徴としている 。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、上部旋回体に対する下部走行体の走行方向を、常時、前後 左右の4方向に分類して表示する表示装置を、走行方向検出装置と表示器とによ り構成し、表示器を走行レバーのノブ、または、パームレスト、または、モノレ バーのノブ、または、モニタ装置に備えたため、オペレータは常に上部旋回体に 対する下部走行体の走行方向を認識することができる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案に係る車両の走行方向表示装置の実施例について、油圧パワー ショベルの例について、図面を参照して説明する。図1は油圧パワーショベルの 側面図であり、1は上部旋回体、3は作業機、4は下部走行体、10は旋回中心 に装着された、上部旋回体1と下部走行体4との油圧回路を接続するスイベルジ ョイントである。
【0008】 図2は従来のスイベルジョイント10の斜視図であり、外筒20にフランジ3 0を有する内筒11が挿入されている。フランジ30は下部走行体4にボルトで 締着されており、外筒20のボス21は図示しないリンクを介して上部旋回体1 に連結される。上部旋回体1を旋回させると、外筒20は内筒11を軸として回 転する。31は油圧配管である。
【0009】 図3は本発明に係るスイベルジョイント10に装着された走行方向検出装置の 側面図であり、図4は下面図である。外筒20には互いに90°の角度をなす位 置に3個のリミットスイッチ(SW1)22、(SW2)23、(SW3)24 がブラケット25を介して装着されている。リミットスイッチ22、23、24 の先端は回転中心Oから距離Rの位置にある。内筒11のフランジ12は円弧状 の突起部13を有しており、突起部13の外周半径はRであり、円弧長さは90 °の範囲である。突起部以外のフランジ部分はRよりも小さいr、もしくはそれ 以下の寸法で、リミットスイッチ22、23、24の先端との間に隙間Sを有し ている。
【0010】 図5は走行方向表示装置の第1実施例の系統図であり、フランジ12の突起部 13の方向は上部旋回体1の前方に一致している。リミットスイッチ22、23 、24はコントローラ25に接続しており、コントローラ25は表示器30の前 、右、後、左に配設された表示ランプ31、32、33、34に接続している。 図5は、上部旋回体と下部走行体とが共に前方を向いている状態を示し、従っ てフランジ12の突起部13は下部走行体4の誘導輪方向(矢印方向)に一致し ている。したがって、リミットスイッチ(SW1)22はONの状態にあり、他 の信号はOFFの状態にある。この信号を受信したコントローラ25は表示器3 0に制御信号を送り前方の表示ランプ31を点灯させる。
【0011】 次に走行方向表示装置の作用について説明する。図6は上部旋回体1と下部走 行体4との関係位置(ポジション)と、走行レバー7を前に倒したときの車両の 進行方向と、その場合の各リミットスイッチSWのON−OFFの状況と、表示 ランプの点灯位置との関係を示す図表である。
【0012】 下部走行体4が上部旋回体1の前方90°の範囲に向いているときは、走行レ バー7を前方に操作すると車両は前方90°の範囲の矢印方向に進行し、リミッ トスイッチ(SW1)22はONとなり、前方の表示ランプ31は点灯する。下 部走行体4が右横90°の範囲に向いているときは車両は右90°の範囲の矢印 方向に進み、リミットスイッチSW2がONとなり、右側の表示ランプ32が点 灯する。下部走行体4が後方90°の範囲に向いているときは車両は後方90° の範囲の矢印方向に進み、リミットスイッチSW3がONとなり、後方の表示ラ ンプ33が点灯する。下部走行体4が左横90°の範囲に向いているときは車両 は左横90°の範囲の矢印方向に進み、リミットスイッチSWはすべてOFFと なり、左側の表示ランプ34が点灯する。
【0013】 図7は表示装置30の装着位置の第1実施例を示し、走行レバー7のノブ8に 装着してある。図8は表示装置30の装着位置の第2実施例を示し、作業機操作 レバー40の後方に設けられたパームレスト41の上面に装着してある。図9は 表示装置30の装着位置の第3実施例を示し、モノレバーノブ42に装着してあ る。表示装置30の装着位置の第4実施例は、図には示さないが、運転室にある モニタ装置に装着する。
【0014】 図10は走行方向表示装置の第2実施例の系統図であり、フランジ12の外周 の前、右、後、左には互いに90°の角度でリミットスイッチ(SW1)22、 (SW2)23、(SW3)24、(SW4)25が装着され、それぞれ表示装 置30の表示ランプ31、32、33、34と接続している。この場合にはコン トローラを介することなく、リミットスイッチがONになると接続している表示 ランプが点灯する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したごとく、本考案は運転席を有する上部旋回体と下部走行体とより なる車両の、走行レバーノブか、パームレストか、モノレバーノブか、モニタ装 置かに、上部旋回体に対する下部走行体の進行方向を、常時、前後左右の4方向 に分類して表示する表示ランプを設けたため、オペレータは常に、走行レバーを 前方に操作したときの下部走行体の進行方向を認識することができる。したがっ て、オペレータの位置から見える下部走行体の向きと、表示ランプとを確認する ことにより、誤りなく進みたい方向に走行することのできる走行方向表示装置が 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧パワーショベルの構成図である。
【図2】スイベルジョイントの斜視図である。
【図3】本考案の走行方向検出装置の正面図である。
【図4】本考案の走行方向検出装置の下面図である。
【図5】本考案の走行方向表示装置の第1実施例の系統
図である。
【図6】本考案の走行方向表示装置の作用を示す図表で
ある。
【図7】本考案の表示器を装着した走行レバーノブの斜
視図である。
【図8】本考案の表示器を装着したパームレストの斜視
図である。
【図9】本考案の表示器を装着したモノレバーノブの斜
視図である。
【図10】本考案の走行方向表示装置の第2実施例の系
統図である。
【図11】油圧パワーショベルの全体側面図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体 24 リミットス
イッチSW3 2 下部走行体 25 リミットス
イッチSW4 7 走行レバー 30 表示器 8 ノブ 31、32、3
3、34 表示ランプ 10 スイベルジョイント 40 作業機レバ
ー 12 フランジ 41 パームレス
ト 13 突起部 42 モノレバー
ノブ 20 外筒 22 リミットスイッチSW1 23 リミットスイッチSW2

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席を備えた上部旋回体と下部走行体
    とよりなる車両において、前記上部旋回体が、前記上部
    旋回体に対する前記下部走行体の走行方向を、常時、前
    後左右の4方向に分類して表示する表示装置を具備せる
    ことを特徴とする車両の走行方向表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置が、走行方向検出装置と表
    示器とにより構成されることを特徴とする請求項1の車
    両の走行方向表示装置。
  3. 【請求項3】 前記運転席に装着された走行レバーのノ
    ブが、前記表示器を備えたことを特徴とする請求項2の
    車両の走行方向表示装置。
  4. 【請求項4】 前記運転席に装着されたパームレスト
    が、前記表示器を備えたことを特徴とする請求項2の車
    両の走行方向表示装置。
  5. 【請求項5】 前記運転席に装着されたモノレバーのノ
    ブが、前記表示器を備えたことを特徴とする請求項2の
    車両の走行方向表示装置。
  6. 【請求項6】 前記運転席に装着されたモニタ装置が、
    前記表示器を備えたことを特徴とする請求項1の車両の
    走行方向表示装置。
JP843493U 1993-02-05 1993-02-05 車両の走行方向表示装置 Pending JPH0660659U (ja)

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JP843493U JPH0660659U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 車両の走行方向表示装置

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JPH0660659U true JPH0660659U (ja) 1994-08-23

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JP843493U Pending JPH0660659U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 車両の走行方向表示装置

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JP (1) JPH0660659U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091758A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Denso Corp 車両用表示装置
US11781290B2 (en) 2017-12-27 2023-10-10 Sumitomo Construction Machinery Co., Ltd. Shovel and output device of shovel

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JP2012091758A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Denso Corp 車両用表示装置
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