JPH0649498Y2 - 無限軌道車両の移動方向表示装置 - Google Patents
無限軌道車両の移動方向表示装置Info
- Publication number
- JPH0649498Y2 JPH0649498Y2 JP1986107990U JP10799086U JPH0649498Y2 JP H0649498 Y2 JPH0649498 Y2 JP H0649498Y2 JP 1986107990 U JP1986107990 U JP 1986107990U JP 10799086 U JP10799086 U JP 10799086U JP H0649498 Y2 JPH0649498 Y2 JP H0649498Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- display
- angle sensor
- lower traveling
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,油圧シヨベル等の無限軌道車両の移動方向表
示装置に関するものである。
示装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の油圧シヨベルを第4図により説明すると,(1)
が上部旋回体,(2)が下部走行体,(3)が上記上部
旋回体(1)のセンタージヨイント,(4)が上記上部
旋回体(1)に設けた操縦室,(5)が同操縦室(4)
内に設けた操縦レバー,(6)が上記下部走行体(2)
の走行モータで,操縦室(4)内の操縦席にいる操縦者
が操作レバー(5)を操作し,作業機を作動して,掘
削,積込み等の作業を行う。また操作レバー(5)を操
作して,圧油を上部旋回体(1)に設けた油圧供給源
(図示せず)から下部走行体(2)の走行モータ(6)
へ送り,同走行モータ(6)を駆動して,油圧シヨベル
を走行させるようになっている。
が上部旋回体,(2)が下部走行体,(3)が上記上部
旋回体(1)のセンタージヨイント,(4)が上記上部
旋回体(1)に設けた操縦室,(5)が同操縦室(4)
内に設けた操縦レバー,(6)が上記下部走行体(2)
の走行モータで,操縦室(4)内の操縦席にいる操縦者
が操作レバー(5)を操作し,作業機を作動して,掘
削,積込み等の作業を行う。また操作レバー(5)を操
作して,圧油を上部旋回体(1)に設けた油圧供給源
(図示せず)から下部走行体(2)の走行モータ(6)
へ送り,同走行モータ(6)を駆動して,油圧シヨベル
を走行させるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記第4図に示す従来の油圧シヨベルでは,通常の走行
時,操作レバー(5)を前方に倒せば,前進し,後方に
倒せば,後進するようになっているが,上部旋回体
(1)が旋回する作業中には,操作レバー(5)の前後
方向と下部走行体(2)の前後方向とが一致しないの
で,操作レバー(5)を前方に徐々に倒して,下部走行
体(2)の移動方向(前後方向)を確認するか,或いは
操縦室(4)から走行車輪がどの方向を向いているかを
目視により確認した後,油圧シヨベルを移動させるよう
にしている。
時,操作レバー(5)を前方に倒せば,前進し,後方に
倒せば,後進するようになっているが,上部旋回体
(1)が旋回する作業中には,操作レバー(5)の前後
方向と下部走行体(2)の前後方向とが一致しないの
で,操作レバー(5)を前方に徐々に倒して,下部走行
体(2)の移動方向(前後方向)を確認するか,或いは
操縦室(4)から走行車輪がどの方向を向いているかを
目視により確認した後,油圧シヨベルを移動させるよう
にしている。
しかしこの確認作業は,操縦者にとり面倒である。
また下部走行体(2)の移動方向(前後方向)を確認で
きない作業時,例えば下部走行体(2)が水中に没した
状態で河川,沼地等を掘削する改修作業時には,油圧シ
ヨベルを少し移動させて,前後方向を知らなければなら
ず,作業状態によっては油圧シヨベルの移動方向の確認
に危険を伴うという問題があった。
きない作業時,例えば下部走行体(2)が水中に没した
状態で河川,沼地等を掘削する改修作業時には,油圧シ
ヨベルを少し移動させて,前後方向を知らなければなら
ず,作業状態によっては油圧シヨベルの移動方向の確認
に危険を伴うという問題があった。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その
目的とする処は,無限軌道車両の移動方向を容易に,安
全に確認できる。また高価な機器を不用にできて,製作
コストを低減できる無限軌道車両の移動方向表示装置を
提供しようとする点にある。
目的とする処は,無限軌道車両の移動方向を容易に,安
全に確認できる。また高価な機器を不用にできて,製作
コストを低減できる無限軌道車両の移動方向表示装置を
提供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために,本考案は,操縦レバーを
上部旋回体の操縦室に設け,同上部旋回体を走行装置を
有する下部走行体に旋回可能に取付けた油圧シヨベル等
の無限軌道車両において,センタージヨイントを,ケー
スと同ケース内に回転可能に嵌挿したシヤフトとにより
構成し,同ケースを前記上部旋回体に固定し,同シヤフ
トを前記下部走行体に固定し,同シヤフトと同ケースと
の相対旋回角度を検出する角度センサを上記ケースに取
付け,前記操縦室に前記下部走行体の旋回位置を表す表
示板を設け,上記角度センサにデコーダ等の分配器を介
して複数のダイオード等の表示器を接続するとともに同
各表示器を前記表示板の旋回表示位置に取付けている。
上部旋回体の操縦室に設け,同上部旋回体を走行装置を
有する下部走行体に旋回可能に取付けた油圧シヨベル等
の無限軌道車両において,センタージヨイントを,ケー
スと同ケース内に回転可能に嵌挿したシヤフトとにより
構成し,同ケースを前記上部旋回体に固定し,同シヤフ
トを前記下部走行体に固定し,同シヤフトと同ケースと
の相対旋回角度を検出する角度センサを上記ケースに取
付け,前記操縦室に前記下部走行体の旋回位置を表す表
示板を設け,上記角度センサにデコーダ等の分配器を介
して複数のダイオード等の表示器を接続するとともに同
各表示器を前記表示板の旋回表示位置に取付けている。
(作用) 本考案の無限軌道車両の移動方向表示装置は前記のよう
に構成されており,角度センサが上部旋回体と下部旋回
体との相対旋回角度を検出し,同角度センサからの検出
信号をデコーダ等の分配器を介し操縦室に設けた表示板
の表示器へ送って,上部旋回体を基準とした下部走行体
の向き(移動方向)を表示器により表示する。
に構成されており,角度センサが上部旋回体と下部旋回
体との相対旋回角度を検出し,同角度センサからの検出
信号をデコーダ等の分配器を介し操縦室に設けた表示板
の表示器へ送って,上部旋回体を基準とした下部走行体
の向き(移動方向)を表示器により表示する。
(実施例) 次に本考案の無限軌道車両の移動方向表示装置を第1図
乃至第3図に示す一実施例により説明すると,第1図の
(1)が上部旋回体,(2)が下部走行体,(3)がセ
ンタージヨイントで,同センタージヨイント(3)は,
ケース(11)と,同ケース(11)内に回転可能に嵌挿さ
れたシヤフト(8)とにより構成され,ケース(11)が
上部旋回体(1)に固定され,シヤフト(8)が回り止
め(12)を介して下部走行体(2)に固定されている。
乃至第3図に示す一実施例により説明すると,第1図の
(1)が上部旋回体,(2)が下部走行体,(3)がセ
ンタージヨイントで,同センタージヨイント(3)は,
ケース(11)と,同ケース(11)内に回転可能に嵌挿さ
れたシヤフト(8)とにより構成され,ケース(11)が
上部旋回体(1)に固定され,シヤフト(8)が回り止
め(12)を介して下部走行体(2)に固定されている。
(7)が上記ケース(11)と上記シヤフト(8)との相
対旋回角度を検出する角度センサで,同角度センサ
(7)は,ケース(11)の頂部に取付けられている。
対旋回角度を検出する角度センサで,同角度センサ
(7)は,ケース(11)の頂部に取付けられている。
なお同角度センサ(7)には,ポテンシヨメータ,エン
コーダ,歯車による近接センサ等の何れかを使用する
が,相対角度を検出できるものであれば,他のものを使
用しても差し支えない。
コーダ,歯車による近接センサ等の何れかを使用する
が,相対角度を検出できるものであれば,他のものを使
用しても差し支えない。
第2図は,絶対角度を測定できるアブソリユートエンコ
ーダの例を示しており,(12)がデコーダ,(13)が複
数の表示器(本実施例では発光ダイオード)で,角度セ
ンサ(7)からの検出信号をデコーダ(12)へ送り,ま
たこの検出信号を同デコーダ(12)から複数の表示器
(13)へ分配するようになっている。
ーダの例を示しており,(12)がデコーダ,(13)が複
数の表示器(本実施例では発光ダイオード)で,角度セ
ンサ(7)からの検出信号をデコーダ(12)へ送り,ま
たこの検出信号を同デコーダ(12)から複数の表示器
(13)へ分配するようになっている。
第3図の(14)が操縦室(第4図の(4)参照)に設け
た表示板で,上記各表示器(13)が同表示板(14)の旋
回表示位置(前後左右位置)に取付けられている。なお
上記各表示器(13)は上記表示板(14)に必要な分解能
(例えば10°ピツチ)で取付けてもよい。
た表示板で,上記各表示器(13)が同表示板(14)の旋
回表示位置(前後左右位置)に取付けられている。なお
上記各表示器(13)は上記表示板(14)に必要な分解能
(例えば10°ピツチ)で取付けてもよい。
次に前記第1図乃至第3図に示す無限軌道車両の移動方
向表示装置の作用を具体的に説明する。角度センサ
(7)が上部旋回体(1)と下部走行体(2)との相対
旋回角度を検出し,同角度センサ(7)からの検出信号
をデコーダ(12)を介し操縦室に設けた表示板(14)の
表示器(13)へ送って,上部旋回体(1)を基準とした
下部走行体(2)の向き(移動方向)を表示器(13)に
より表示する。
向表示装置の作用を具体的に説明する。角度センサ
(7)が上部旋回体(1)と下部走行体(2)との相対
旋回角度を検出し,同角度センサ(7)からの検出信号
をデコーダ(12)を介し操縦室に設けた表示板(14)の
表示器(13)へ送って,上部旋回体(1)を基準とした
下部走行体(2)の向き(移動方向)を表示器(13)に
より表示する。
(考案の効果) 本考案の無限軌道車両の移動方向表示装置は前記のよう
に角度センサが上部旋回体と下部走行体との相対旋回角
度を検出し,同角度センサからの検出信号をデコーダ等
の分配器を介し操縦室に設けた表示板の表示器へ送っ
て,上部旋回体を基準とした下部走行体の向き(移動方
向)を表示器により表示するので,操作レバーを前方に
徐々に倒して,下部走行体の移動方向(前後方向)を確
認したり,下部走行体が水中に没した状態で車両を少し
移動させて,車両の移動方向を知る必要がなくて,無限
軌道車両の移動方向を容易に,安全に確認できる。
に角度センサが上部旋回体と下部走行体との相対旋回角
度を検出し,同角度センサからの検出信号をデコーダ等
の分配器を介し操縦室に設けた表示板の表示器へ送っ
て,上部旋回体を基準とした下部走行体の向き(移動方
向)を表示器により表示するので,操作レバーを前方に
徐々に倒して,下部走行体の移動方向(前後方向)を確
認したり,下部走行体が水中に没した状態で車両を少し
移動させて,車両の移動方向を知る必要がなくて,無限
軌道車両の移動方向を容易に,安全に確認できる。
また上記のように無限軌道車両の移動方向表示装置を,
センタージヨイント(ケース及びシヤフト)と,角度セ
ンサと,複数の表示器とにより構成しており,従来装置
(例えば特開昭56-28185号公報に記載の従来装置)で不
可欠としている歯輪機構,演算回路,ドライバ回路,極
性反転回路等の高価な機器を不用にできて,無限軌道車
両の移動方向表示装置の製作コストを低減できる効果が
ある。
センタージヨイント(ケース及びシヤフト)と,角度セ
ンサと,複数の表示器とにより構成しており,従来装置
(例えば特開昭56-28185号公報に記載の従来装置)で不
可欠としている歯輪機構,演算回路,ドライバ回路,極
性反転回路等の高価な機器を不用にできて,無限軌道車
両の移動方向表示装置の製作コストを低減できる効果が
ある。
第1図は本考案の無限軌道車両の移動方向表示装置の一
実施例を示す縦断側面図,第2図はその電気回路図,第
3図は表示器及び表示板を示す正面図,第4図は従来の
油圧シヨベルを示す側面図である。 (1)……上部旋回体,(2)……下部走行体,(3)
……センタージヨイント,(7)……角度センサ,
(8)……シヤフト,(11)……ケース,(13)……表
示器,(14)……表示板。
実施例を示す縦断側面図,第2図はその電気回路図,第
3図は表示器及び表示板を示す正面図,第4図は従来の
油圧シヨベルを示す側面図である。 (1)……上部旋回体,(2)……下部走行体,(3)
……センタージヨイント,(7)……角度センサ,
(8)……シヤフト,(11)……ケース,(13)……表
示器,(14)……表示板。
Claims (1)
- 【請求項1】操縦レバーを上部旋回体の操縦室に設け,
同上部旋回体を走行装置を有する下部走行体に旋回可能
に取付けた油圧シヨベル等の無限軌道車両において,セ
ンタージヨイントを,ケースと同ケース内に回転可能に
嵌挿したシヤフトとにより構成し,同ケースを前記上部
旋回体に固定し,同シヤフトを前記下部走行体に固定
し,同シヤフトと同ケースとの相対旋回角度を検出する
角度センサを上記ケースに取付け,前記操縦室に前記下
部走行体の旋回位置を表す表示板を設け,上記角度セン
サにデコーダ等の分配器を介して複数のダイオード等の
表示器を接続するとともに同各表示器を前記表示板の旋
回表示位置に取付けたことを特徴とする無限軌道車両の
移動方向表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107990U JPH0649498Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 無限軌道車両の移動方向表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107990U JPH0649498Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 無限軌道車両の移動方向表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6314467U JPS6314467U (ja) | 1988-01-30 |
JPH0649498Y2 true JPH0649498Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=30984769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986107990U Expired - Lifetime JPH0649498Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 無限軌道車両の移動方向表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649498Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991018153A1 (en) * | 1990-05-22 | 1991-11-28 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Traveling direction indicator for hydraulic excavator |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5628185A (en) * | 1979-08-06 | 1981-03-19 | Komatsu Mfg Co Ltd | Car advancing direction annunctator for rafter line crane |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP1986107990U patent/JPH0649498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6314467U (ja) | 1988-01-30 |
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