JPH08338050A - 建設機械の前後進誤操作防止装置 - Google Patents

建設機械の前後進誤操作防止装置

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JPH08338050A
JPH08338050A JP17020995A JP17020995A JPH08338050A JP H08338050 A JPH08338050 A JP H08338050A JP 17020995 A JP17020995 A JP 17020995A JP 17020995 A JP17020995 A JP 17020995A JP H08338050 A JPH08338050 A JP H08338050A
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JP
Japan
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backward
construction machine
lower traveling
preventing device
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Application number
JP17020995A
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English (en)
Inventor
Satoshi Miyaoka
諭 宮岡
Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08338050A publication Critical patent/JPH08338050A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の一実施例前後進誤操作防止装置で
は、上部旋回体と下部走行体の相互向き関係を検出する
手段として複数個の検出スイッチを配置している。この
検出スイッチではオンオフ切換耐用度数に限度があり、
またそのメンテナンスにわずらわしさがあった。また表
示器に表示される画像を目視判断するのに若干時間がか
かり、具合が悪かった。上記の問題点を解決する。 【構成】 本発明の建設機械の前後進誤操作防止装置で
は,上部旋回体と下部走行体の相互向き関係を検出する
手段として近接センサを設け、その近接センサからの信
号を電気回路を介して出力せしめ、ランプの点灯により
上部旋回体と下部走行体の相互向き関係を表示器に表示
せしめるようにした。そしてその表示はシンボル画像に
文字を付加したもの、又は文字だけで表示するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル、クレー
ンなど上部旋回式建設機械、作業車両の前後進誤操作防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、特開平5−330449号公
報に記載の前後進誤操作防止装置の構成を示すブロック
図である。上記前後進誤操作装置では、図示していない
が下部走行体上に、上部旋回体の旋回中心と同心に平面
視が所定の半径の半円周状の凸カム部を設け、また上部
旋回体の下面側に、旋回中心と同心で上記所定の半径と
同半径の位置における前部側と後部側にそれぞれ検出ス
イッチ1,2を設け、上記複数個の検出スイッチ1,2
からの信号に基いてコントローラ3で判断し、少なくと
も上部旋回体が下部走行体の前進方向に対して後向きに
なっている場合に、その後向きシンボル画像を表示器4
に表示するようにしている。図15は、上記表示器4に
表示される一実施例後向きシンボル画像を示す図であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来技術
の一実施例前後進誤操作防止装置では、上部旋回体と下
部走行体のそれぞれ前方の相互向き関係を検出する手段
として複数個の検出スイッチを配置している。この検出
スイッチではオンオフ切換耐用度数に限度があり、また
そのメンテナンスにわずらわしさがあった。また図15
に示す一実施例表示画像では下部走行体に対する上部旋
回体の向きを示すシンボル画像に、その向きを示す符号
たとえばRが付加されているので、上記向きの判断に若
干時間がかかり、具合が悪かった。本発明は、上記の問
題点を解決できる前後進誤操作防止装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、下部走行体
上に運転席を有する上部旋回体を搭載した建設機械にお
いて、上部旋回体と下部走行体のそれぞれ前方の相互向
き関係を検出する手段を設け、その相互向き関係検出手
段からの出力信号によって、上記相互向き関係を表示す
るようにした。上記の発明の一つの実施例前後進誤操作
防止装置として、上部旋回体と下部走行体のうちいずれ
か一方に旋回中心を中心として所定の半径の位置に検出
器を設け、他方に上記旋回中心と同心で所定の半径と同
半径の円周上の半円周の部分にわたって被検出部材を配
設し、かつその半円周部分の中央部を、旋回中心を中心
として上記検出器と相対応する反対の側の位置に設定し
た。この場合、下部走行体と上部旋回体との間に介設さ
れている旋回軸受の内輪と外輪のうちいずれか一方の一
面部に被検出部材を配設し、かつ他方を固定した側の車
体に検出器を取付けた。あるいはまた、下部走行体と上
部旋回体との間に介設されている旋回軸受の取付部付近
の上部旋回体下面部に支持レバーを垂設し、その支持レ
バーに検出器を取付け、かつ下部走行体の旋回軸受支持
用円筒ドラム部の上記検出器の位置に対応する外周部に
被検出部材を配設した。そして上記検出器を近接センサ
に設定し、その近接センサからの信号を電気回路を介し
て出力せしめ、ランプの点灯により上部旋回体と下部走
行体の相互向き関係を表示するようにした。そして上記
電気回路として近接センサの出力側に抵抗を接続し、そ
の抵抗に、下部走行体の前方方向に対して上部旋回体が
前向きになっている状態を表示する前向表示用ランプ
と、下部走行体の前方方向に対して上部旋回体が後向き
になっている状態を表示する後向表示用ランプを並列に
それぞれトランジスタを介して接続し、後向表示用ラン
プに通じる電路には抵抗とトランジスタとの連通電路に
インバータを介設せしめて構成した。
【0005】また本発明の他の実施例前後進誤操作防止
装置では、上部旋回体の油圧回路と下部走行体の油圧回
路とを接続しているスイベルジョイントにおける内部ジ
ョイントと外部ジョイントの相対回転角度を検出する手
段を設け、その手段からの出力信号によりコントローラ
を介して、上部旋回体の向きを表示するようにした。こ
の場合上記相対回転角度を検出する手段としスイベルジ
ョイントの軸心に穴を開穿し、その穴に伝動軸を挿通
し、またスイベルジョイントの内部ジョイントと外部ジ
ョイントのうち一方の側に回転角センサを取付け、その
回転角センサの出力軸と上記伝動軸を連結し、かつ他方
の側に上記伝動軸を固定せしめ、上記回転角センサから
の出力信号によりコントローラを介して、上部旋回体の
向きを表示するようにした。
【0006】本発明の前後進誤操作防止装置には表示器
を設けているが、その表示器に表示する上部旋回体の下
部走行体の前方方向に対する向きを示したシンボル画像
に文字を付加せしめ、ランプ点灯するようにした。ある
いはまた、表示器に表示する上部旋回体の下部走行体の
前方方向に対する向きを文字で示し、ランプ点灯するよ
うにした。
【0007】
【作用】本発明の一つの実施例前後進誤操作防止装置で
は、上部旋回体と下部走行体のうちいずれか一方に検出
器を設け、かつ他方に被検出部材を設けた。そして上記
検出器として近接センサを取付け、その近接センサから
の信号を電気回路を介して出力せしめ、ランプ点灯によ
る表示をするようにしている。したがって近接センサか
らの検出信号が直接電気回路に入力され、その電気回路
が通電してランプ点灯するので、ランプ点灯制御用のコ
ントローラを必要としない。また近接センサを検出器と
して用いているので、スイッチのようなオンオフ切換作
動がなく、かなり長期の検出耐用寿命を保持することが
できる。
【0008】また本発明の他の実施例前後進誤操作防止
装置では、スイベルジョイントにおける内部ジョイント
と外部ジョイントの相対回転角度を検出する手段として
回転角センサを取付けている。上記内部ジョイントは上
部旋回体側に、また外部ジョイントは下部走行体側にそ
れぞれ固定されているので、上部旋回体が旋回作動する
ことにより回転角センサからの検出信号はコントローラ
に入力される。コントローラでは上記信号に基づき、下
部走行体に対する上部旋回体の相互向き角度を演算処理
する。そして算出加工された相互向き角度に基づく画像
表示指令信号を表示器に対して出力する。したがって表
示器では、下部走行体に対する上部旋回体の相互向き角
度に応じた方向位置を表示することができる。
【0009】また本発明では、表示器に表示する画像と
して建設機械の平面視シンボル画像又は側面視シンボル
画像に下部走行体の向きを示す「前」及び「後」の文字
を付加せしめている。したがって、下部走行体の前後方
向の向きに対する上部旋回体の向きを明確に目視確認す
ることができる。また表示器の表示面に、「前向」又は
「後向」という文字を表示するようにしている。それに
より、下部走行体の前方方向に対して上部旋回体の向き
が前向きであるか後向きであるかを明確に目視確認する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の第1実施例前後進誤操作防
止装置をそなえている油圧ショベル(全体図は図示して
いない)の旋回軸受5の要部たて断面図である。図にお
いて、6は下部走行体、7は上部旋回体、8は下部走行
体6側に締付固定した旋回軸受5の内輪、9は上部旋回
体7側に締付固定した旋回軸受5の外輪、10は上部旋
回体7の下面板に固定して取付けた検出器である近接セ
ンサ、11は内輪8の上面溝部に装填したたとえばウレ
タンなど合成樹脂材である被検出部材、aは近接センサ
10の検出面側に嵌着した異物侵入防止用のワイパ筒
体、bは近接センサ10に接続されているハーネスであ
る。図2は、図1のA−Aより見た近接センサ10と被
検出部材11の関係を示す図であるが下部走行体6と上
部旋回体7の前方方向向きを一致させている場合であ
る。図において、符号0は上部旋回体7の旋回中心であ
る。図3は、第1実施例前後進誤操作防止装置の電気回
路図である。図において、12,13はそれぞれトラン
ジスタ、14はトランジスタ12(13)のベース端子
側と近接センサ10との間の電路に介設した抵抗、15
は抵抗14とトランジスタ13のベース側端子との間に
介設したインバータ、16は近接センサ10が被検出部
材11の非検出状態時に点灯するランプ、17は近接セ
ンサ10が被検出部材11の検出状態持に点灯するラン
プ、18は電源である。
【0011】次に、本発明の第1実施例前後進誤操作防
止装置の構成及び作用を図1〜図3について述べる。本
発明では、上部旋回体7の下面板(図1に示す符号イの
板)で、旋回中心0(図2に示す)を中心として所定の
半径Rの位置に近接センサ13を設け、下部走行体6の
上面板ハ側に締付固定した内輪8の上面部に、上記旋回
中心0と同心で所定の半径Rと同半径の円周の半円周の
部分にわたって図2に示すように被検出部材11を配設
した。しかも下部走行体6と上部旋回体7の前方方向向
きの一致状態時に上記半円周部分の中央部(図2に示す
符号ロの部分)を、旋回中心0を中心として上記近接セ
ンサ10と相対応する反対の側の位置に設定した。そし
て上記近接センサ10からの信号を入力させる電気回路
として、近接センサ10の出力側に抵抗14を接続し、
その抵抗14に、下部走行体6の前方方向に対して上部
旋回体7が前向きになっている状態を表示する前向き表
示用ランプ16と、下部走行体6の前方方向に対して上
部旋回体7が後向きになっている状態を表示する後向表
示用ランプ17を並列にそれぞれトランジスタ12,1
3を介して接続し、後向表示用ランプ17に通じる電路
には抵抗14と、トランジスタ13のベース端子との連
通電路にインバータ15を介設せしめて構成した。それ
により近接センサ10からの検出信号が直接電気回路に
入力され、その電気回路が通電してランプ点灯するの
で、ランプ点灯制御用のコントローラを必要としない。
また近接センサ10を検出器として用いているので、ス
イッチのようなオンオフ切換作動がなく、かなり長期の
検出耐用寿命を保持することができる。なお、ランプ1
6,17の点灯によって明示される表示画像及び文字の
表示は後述する。
【0012】次に図4は、本発明の第2実施例前後進誤
操作防止装置にそなえている油圧ショベルの旋回軸受5
a周辺の要部たて断面図である。図において、19は上
部旋回体7aの旋回駆動を行う旋回モータ、20は上部
旋回体7aの油圧回路(図示していない)と下部走行体
6aの油圧回路(図示していない)とを接続しているス
イベルジョイント、21は下部走行体6aの旋回軸受支
持用円筒ドラム部である。この図4に示す第2実施例前
後進誤操作防止装置では、上部旋回体7aの下面板(符
号ハで示す板)に支持レバー22を垂設し、その支持レ
バー22に近接センサ10aを取付け、かつ下部走行体
6aの旋回軸受支持用円筒ドラム部21の、上記近接セ
ンサ10aの位置に対応する外周部に、その平面視半円
周の部分にわたって被検出部材11aを配設した。なお
第2実施例前後進誤操作防止装置の電気回路は図示して
いないが、第1実施例前後進誤操作防止装置の電気回路
(図3に示す)と同じである。したがって上記第2実施
例前後進誤操作防止装置の作用は、第1実施例前後進誤
操作防止装置の場合と同様である。
【0013】次に図5は、本発明の第3実施例前後進誤
操作防止装置にそなえている油圧ショベルの旋回軸受5
b周辺の要部たて断面図である。図において、19’は
上部旋回体7bの旋回駆動を行う旋回モータ、20’は
上部旋回体7bの油圧回路(図示していない)と下部走
行体6bの油圧回路(図示していない)とを接続してい
るスイベルジョイント、23はスイベルジョイント2
0’の内部ジョイント、24は内部ジョイント23の上
面部に固定され軸心を旋回中心0−0と同心に取付けて
いる回転角センサ、25は外部ジョイントである。図6
は、図5のB部拡大図である。図において、26は内部
ジョイント23の軸心0−0(中心線0−0は旋回中心
でもある)に開穿した穴、27は回転角センサ24の出
力軸、28は伝動軸、b’は回転角センサ24に接続さ
れているハーネスである。図7は、この第3実施例前後
進誤操作防止装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、30はコントローラ、31は表示器である。
【0014】次に、本発明の第3実施例前後進誤操作防
止装置の構成を図5〜図7について述べる。なお本実施
例では、スイベルジョイント20’の内部ジョイント2
3を上部旋回体7b側に固定し、また外部ジョイント2
5を下部走行体6b側に固定している。本発明では、内
部ジョイント23の軸心0−0に穴26を開穿し、その
穴26に伝動軸28を挿通し、また内部ジョイント23
の上面部に回転角センサ24を取付け、その回転角セン
サ24の出力軸27と、上記伝動軸28の上部を連結
し、かつ下部走行体6b側に上記伝動軸28の下部を固
定せしめ、上記回転角センサ24からの出力信号により
コントローラ30を介して、下部走行体6bに対する上
部旋回体7bの向きを表示器31に表示するように構成
した。なおコントローラ30の機能を発揮するために、
コントローラ30には予め表示画像パターンを入力する
画像データ記憶器32と、回転角センサ24から入力さ
れた信号を演算する回転角演算器33と、回転角演算器
33かの算出信号と画像データ記憶器32のメモリに応
じて処理を行う画像データの加工装置34と、表示器3
1に対して画像データの表示を指令する出力装置35が
そなえられている。
【0015】次に、本発明の第3実施例前後進誤操作防
止装置の作用について述べる。図5及び図6に示す上部
旋回体7bが旋回作動することにより回転角センサ24
からの信号はコントローラ30に入力される。コントロ
ーラ30では上記信号に基づき、下部走行体6bに対す
る上部旋回体7bの相互向き角度を演算処理する。そし
て算出加工された相互向き角度に基づく画像表示指令信
号を表示器31に対して出力する。したがって表示器3
1では、下部走行体6bに対する上部旋回体7bの相互
向き角度に応じた方向位置を表示することができる。な
お表示器31に表示される表示画像については、後述す
る。
【0016】本発明の前後進誤操作防止装置では下部走
行体の前方方向に対する上部旋回体の向きを表示器に表
示するようにしているが、図8及び図9は上記第1実施
例及び第2実施例前後進誤操作防止装置に装備されてい
る表示器31aの表示例を示す図である。図8及び図9
に示す表示器31aでは、油圧ショベルの側面視シンボ
ル画像に下部走行体6の向きを示す「前」及び「後」の
文字36及び37を付加せしめ、その文字36又は37
に対してそれぞれランプ16又は17(図3に示す)を
点灯するようにしている。したがって、下部走行体6の
前後方向の向きに対する上部旋回体7の向きを明確に目
視確認することができる。また図10及び図11は、第
1実施例及び第2実施例前後進誤操作防止装置に装備さ
れている他実施例表示器31bの表示例を示す図であ
る。図10及び図11に示す表示器31bでは、表示器
31bの表示面に、「前向」又は「後向」という文字3
8又は39を表示してランプ点灯するようにしている。
それにより、下部走行体6の前方方向に対して上部旋回
体7の向きが前向きであるか後向きであるかを明確に目
視確認することができる。
【0017】次に図12及び図13は、上記第3実施例
前後進誤操作防止装置に装備されている表示器31(図
7に示す)の表示例を示す図である。図12及び図13
に示す表示器31では、油圧ショベルの平面視シンボル
画像に下部走行体6bの向きを示す「前」及び「後」の
文字40又は41に対していずれか一方(図12,図1
3ではともに上部旋回体7bが前向きであるので文字4
0)をランプ点灯するようにしている。なおこの第3実
施例前後進誤操作防止装置では図7に示すように回転角
センサ24及びコントローラ30をそなえているので、
下部走行体6bに対する上部旋回体7bの相互向き角度
(図13に示す角度θ)に応じた方向位置を表示するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の一つの実施例前後進誤操作防止
装置では、上部旋回体と下部走行体のうちいずれか一方
に近接センサを、かつ他方に被検出部材を設け、上記近
接センサからの信号を電気回路を介して出力せしめ、ラ
ンプ点灯による表示をするようにしている。したがって
近接センサからの検出信号が直接電気回路に入力され、
その電気回路が通電してランプ点灯するので、ランプ点
灯制御用のコントローラを必要としない。また近接セン
サを検出器として用いているので、スイッチのようなオ
ンオフ切換作動がなく、かなり長期の検出耐用寿命を保
持することができる。また本発明の他の実施例前後進誤
操作防止装置では、スイベルジョイントにおける内部ジ
ョイントと外部ジョイントの相対回転角度を検出する手
段として回転角センサを取付けている。上記内部ジョイ
ントは上部旋回体側に、また外部ジョイントは下部走行
体側にそれぞれ固定されているので、上部旋回体が旋回
作動することにより回転角センサからの検出信号はコン
トローラに入力される。コントローラでは上記信号に基
づき演算処理し、画像表示指令信号を表示器に対して出
力する。したがって表示器では、下部走行体に対する上
部旋回体の相互向き角度に応じた方向位置を表示するこ
とができる。また本発明では、表示器に表示する画像と
して建設機械の平面視シンボル画像又は側面視シンボル
画像に下部走行体の向きを示す「前」及び「後」の文字
を付加せしめている。したがって、下部走行体の前後方
向の向きに対する上部旋回体の向きを明確に目視確認す
ることができる。また表示器の表示面に、「前向]又は
「後向」という文字を表示するようにしている。それに
より、下部走行体の前方方向に対して上部旋回体の向き
が前向きであるか後向きであるかを明確に目視確認する
ことができる。したがって本発明の前後進誤操作防止装
置をそなえた上部旋回式建設機械、作業車両では、走行
始動時における進行方向の表示を運転者が容易に目視確
認できるとともに、前後進誤操作防止装置のメンテナン
ス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例前後進誤操作防止装置の要
部たて断面図である。
【図2】図1のA−Aより見た近接センサと被検出部材
の関係を示す図である。
【図3】第1実施例前後進誤操作防止装置の電気回路図
である。
【図4】第2実施例前後進誤操作防止装置の要部たて断
面図である。
【図5】第3実施例前後進誤操作防止装置の要部たて断
面図である。
【図6】図5のB部拡大図である。
【図7】第3実施例前後進誤操作防止装置の構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図9】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図10】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図11】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図12】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図13】本発明における表示器の表示例を示す図であ
る。
【図14】従来技術の一実施例前後進誤操作防止装置の
構成を示すブロック図である。
【図15】図14における表示器に表示される一実施例
後向きシンボル画像を示す図である。
【符号の説明】
3,30 コントローラ 4,31,31a,31b 表示器 5,5a,5b 旋回軸受 6,6a,6b 下部走行体 7,7a,7b 上部旋回体 10,10a 近接センサ 11,11a 被検出部材 12,13 トランジスタ 15 インバータ 16,17 ランプ 20,20’スイベルジョイント 22 支持レバー 23 内部ジョイント 24 回転角センサ 25 外部ジョイント 26 穴 27 出力軸 28 伝動軸 36,37,38,39,40,41 文字

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に運転席を有する上部旋回
    体を搭載した建設機械において、上部旋回体と下部走行
    体のそれぞれ前方の相互向き関係を検出する手段を設
    け、その相互向き関係検出手段からの出力信号によっ
    て、上記相互向き関係を表示するようにしたことを特徴
    とする建設機械の前後進誤操作防止装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、上部旋回体と下部旋
    回体のうちいずれか一方に旋回中心を中心として所定の
    半径の位置に検出器を設け、他方に上記旋回中心と同心
    で所定の半径と同半径の円周上の半円周の部分にわたっ
    て被検出部材を配設し、かつその半円周部分の中央部
    を、旋回中心を中心として上記検出器と相対応する反対
    の側の位置に設定したことを特徴とする建設機械の前後
    進誤操作防止装置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項2記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、下部走行体と上部旋
    回体との間に介設されている旋回軸受の内輪と外輪のう
    ちいずれか一方の一面部に被検出部材を配設し、かつ他
    方を固定した側の車体に検出器を取付けたことを特徴と
    する建設機械の前後進誤操作防止装置。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項2記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、下部走行体と上部旋
    回体との間に介設されている旋回軸受の取付部付近の上
    部旋回体下面部に支持レバーを垂設し、その支持レバー
    に検出器を取付け、また下部走行体の旋回軸受支持用円
    筒ドラム部の上記検出器の位置に対応する外周部に被検
    出部材を配設したことを特徴とする建設機械の前後進誤
    操作防止装置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、前記検出器を近接セ
    ンサに設定し、その近接センサからの信号を電気回路を
    介して出力せしめ、ランプの点灯により上部旋回体と下
    部走行体の相互向き関係を表示するようにしたことを特
    徴とする建設機械の前後進誤操作防止装置。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項5記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、前記電気回路として
    近接センサの出力側に抵抗を接続し、その抵抗に、下部
    走行体の前方方向に対して上部旋回体が前向きになって
    いる状態を表示する前向表示用ランプと、下部走行体の
    前方方向に対して上部旋回体が後向きになっている状態
    を表示する後向表示用ランプを並列にそれぞれトランジ
    スタを介して接続し、後向表示用ランプに通じる電路に
    は抵抗とトランジスタとの連通電路にインバータを介設
    せしめたことを特徴とする建設機械の前後進誤操作防止
    装置。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、上部旋回体の油圧回
    路と下部走行体の油圧回路とを接続しているスイベルジ
    ョイントにおける内部ジョイントと外部ジョイントの相
    対回転角度を検出する手段を設け、その手段からの出力
    信号によりコントローラを介して、上部旋回体の向きを
    表示するようにしたことを特徴とする建設機械の前後進
    誤操作防止装置。
  8. 【請求項8】 特許請求の範囲請求項7記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、前記相対回転角度を
    検出する手段としスイベルジョイントの軸心に穴を開穿
    し、その穴に伝動軸を挿通し、またスイベルジョイント
    の内部ジョイントと外部ジョイントのうち一方の側に回
    転角センサを取付け、その回転角センサの出力軸と上記
    伝動軸を連結し、かつ他方の側に上記伝動軸を固定せし
    めたことを特徴とする建設機械の前後進誤操作防止装
    置。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の前後進誤操作防止装置において、前記相互向き関係を
    表示するために表示器を設け、その表示器に表示する上
    部旋回体の下部走行体の前方方向に対する向きを示した
    シンボル画像に文字を付加せしめ、ランプ点灯するよう
    にしたことを特徴とする建設機械の前後進誤操作防止装
    置。
  10. 【請求項10】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機
    械の前後進誤操作防止装置において、前記相互向き関係
    を表示するために表示器を設け、その表示器に表示する
    上部旋回体の下部走行体の前方方向に対する向きを文字
    で示し、ランプ点灯するようにしたことを特徴とする建
    設機械の前後進誤操作防止装置。
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