JP4652508B2 - ホイールクレーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーン作業と車両走行の両方の運転を兼用できる兼用運転室を備えたホイールクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ホイールクレーンは、クレーン作業と車両走行の両方の運転を兼用できる兼用運転室と伸縮ブームとを備えた旋回体が走行車体上に旋回自在に搭載されて成る。このようなホイールクレーンは、小さな旋回半径で方向転換が行なえ且つ幅寄せ等が容易に行なえるよう、一般的には、前輪と後輪の両者を操向操作できるように構成されている。
【0003】
前輪と後輪の両者を操向操作する形態は、ステアリングハンドルのみによって前輪の操向と前輪および後輪の同時操向とを行なうタイプのものと、前輪操向はステアリングホイールによって行ない後輪操向はステアリングハンドルとは独立した別の操作子によって行なうタイプのものとに大別される。ホイールクレーンは、特に狭い道路を進んで作業現場に到達する場合が多いため、前輪と後輪の両者の操向操作が可能であれば、図18に示されるように、前輪202,202のみの操向操作で走行している時に狭い道路の角を曲がり切れない場合であっても、後輪203,203の向きを変えることで、走行が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ステアリングハンドルのみによって前輪の操向と前輪および後輪の同時操向とを行なう前者のタイプでは、後輪のみを独立して操向操作できないため、以下のような不具合がある。
【0005】
すなわち、図18の(a)に示されるように、ホイールクレーンが前輪202,202の操向操作のみで狭い道路を作業現場に向かって走行中、曲がり角で曲がり切れないことが判った場合、その時点から後輪203,203を操向するように切り換えても、前輪202および後輪203が同期して操向操作されるようになっているため、後輪203,203の操向角は途中まで操向された前輪202,202の残りの操向角の範囲でしか向きを変えられない。そのため、後輪203,203の操向角の変化が少なく、結果として曲がり切れなくなるといった事態が生じ得る。また、後輪203,203の操向角を大きく確保したい場合には、一旦前輪202,202を真っ直ぐに切り直し、その状態で前後同時操向に切り換えて操向操作する必要があるため、操作が面倒となる。
【0006】
これに対し、前輪操向と後輪操向とをそれぞれ独立した操作系統で操縦できる後者のタイプでは、後輪の操向角が前輪の操向角によって制約されないため、前者のタイプのような不具合がない。しかし、前輪操向と後輪操向とを同時に行なう場合には、前輪用のステアリングハンドルと後輪用の操作子とを別々に操作しなければならないため、操向操作のみに両手が奪われ、クレーン作業のレバーを操作する手がなくなってしまう。すなわち、一般に、クレーンによって荷を吊上げながら走行するいわゆる荷吊り走行時には、走行操作と同時にクレーン操作を行なう必要があるが、こうした場合、走行操作のみに両手が奪われていると、クレーン操作を行なうことができなくなる。
【0007】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、前輪操向と後輪操向とを車両走行時に前輪を操向操作するためのステアリングハンドルによる操作とは別に前輪と後輪との操向操作を行なえるステアリング操作子を設けて前輪と後輪を操向し易くしたホイールクレーンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、クレーン作業と車両走行の両方の運転を兼用できる兼用運転室を備えた旋回体が旋回ベアリングを介して車体上に旋回可能に搭載されて成るホイールクレーンにおいて、前記兼用運転室内には、前輪を操向操作するためのステアリングハンドルと、このステアリングハンドルによる操向操作とは別に独立して前輪と後輪との操向操作が可能なステアリング操作子とが設けられ、前記ステアリング操作子によって行われる前輪及び後輪の操向動作モードの種類を選択する操舵切換スイッチを設け、更に、前記兼用運転室が車幅内に収まる走行位置と、兼用運転室が前記走行位置よりも前記旋回体の回転中心側に近づきかつ前記走行位置よりも後側に位置する作業位置との間で前記兼用運転室を前記旋回体に対し移動させる移動機構を備え、前記兼用運転室が後側の作業位置に位置されているときは前記ステアリングハンドルと前輪側のステアリング機構との連結が外れ、前記兼用運転室が走行位置に位置されたときは前記ステアリングハンドルと前輪側のステアリング機構とが連結して前記ステアリングハンドルにより前輪を操向操作可能であり、前記兼用運転室が作業位置にあるときには前記操舵切換スイッチによる前輪と後輪との操向操作が可能であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
【0010】
図1に示されるように、本実施形態のホイールクレーン(ラフテレーンクレーン)1は、クレーン作業と車両走行の両方の運転を兼用できる兼用運転室(以下、キャブという。)14を備えている。また、ホイールクレーン1は、前輪2および後輪3によって走行する走行車体としてのキャリア10を備えており、キャリア10上には旋回ベアリング12を介して旋回台16が旋回自在に搭載されている。また、旋回台16上には、キャブ14と伸縮ブーム18とが設けられている。すなわち、キャブ14と伸縮ブーム18は旋回台16とともに旋回する上部旋回体15を構成している。
【0011】
伸縮ブーム18は、複数のブームがテレスコープ状に連結されて成り、図示しない伸縮シリンダによって伸縮可能であるとともに、旋回台16と基端側ブーム18aの下面との間に掛け渡された起伏シリンダ(図示せず)により起伏動作されるようになっている。なお、キャリア10の後部にはエンジン19が搭載されている。
【0012】
また、本実施形態において、キャブ14は旋回台16上で前後に移動できるようになっている。具体的には、キャブ14は、後述する移動機構により、キャブ14の前端がキャリア10の前端に位置される前側位置(以下、走行位置という。…図1参照)と、キャブ14の後端部が旋回ベアリング12の位置と重なる後側位置(以下、作業位置という。…図2参照)との間で移動される。
【0013】
図3〜図5には、キャブ14を前後に移動させるための前記移動機構が示されている。これらの図から分かるように、移動機構は、平行リンク機構であり、キャブ14の底面と旋回台16とを連結する複数のリンク22,22,23,23によって構成される。以下、この平行リンク機構について詳細に説明する。
【0014】
キャブ14の底面の前側には、キャブ14の略全幅にわたって延びる第1の取付プレート20が斜めに取付けられている。この第1の取付プレート20には、互いに平行な一対の第1のリンク22,22の一端がブラケット26,26を介して回動可能に連結されている。また、各リンク22,22の他端は、前側ブラケット24,24を介して旋回台16に回動可能に連結されている。
【0015】
また、キャブ14の底面の後側には、キャブ14の略全幅にわたって延びる第2の取付プレート21が斜めに取付けられている。この第2の取付プレート21には、互いに平行な一対の第2のリンク23,23の一端がブラケット28,28を介して回動可能に連結されている。第2のリンク23,23は、前側に位置する第1のリンク22,22と平行に延びており、その他端が後側ブラケット29,29を介して旋回台16に回動可能に連結されている。
【0016】
また、旋回台16には、一対の支持部30,30が、後側ブラケット29,29よりも後方に位置して設けられている。これらの支持部30,30には互いに平行に延びる油圧シリンダ25,25が回動可能に取付けられており、各油圧シンリンダ25,25のロッド部25aは対応する第2のリンク23,23の途中部にブラケット27を介して回動可能に連結されている。
【0017】
このように構成されるリンク機構は、油圧シリンダ25のロッド部25aが伸縮動作されることにより、キャブ14を走行位置と作業位置との間で斜め前後に移動させるとともに、走行位置ではキャブ14を車幅内に収め(図1の(a)参照)、また、作業位置ではブーム18とキャブ14とが干渉しないようにキャブ14の一部を車幅外に突出させる(図2の(a)参照)。なお、図2の(a)に示されるように、作業位置で車体の側方に張り出すキャブ14の突出量Hは、旋回体15の旋回半径が大きくならないように、ブーム18とキャブ14とが干渉しない最小限の量に設定されている。
【0018】
また、キャブ14とキャリア10とにはそれぞれ、キャブ14を前側の走行位置と後側の作業位置とに位置決めするための位置決め手段が設けられている。この位置決め手段は、キャブ14の底面に設けられた柱状の係合凸部とキャリア10上に設けられた管状の係合凹部とからなる。具体的には、図4および図5に示されるように、キャブ14の底面には第1の係合凸部40,40が前後に位置して設けられている。また、キャリア10上には第1の係合凹部41,41が前後に位置して設けられている。これらの係合凹部41,41は、キャブ14が前側の走行位置に位置された状態で第1の係合凸部40,40と係合するように配置されている。また、キャブ14の底面の前後には第2の係合凸部42,42が設けられ、旋回台16上には第2の係合凹部43,43が前後に位置して設けられている。そして、第2の係合凸部42と第2の係合凹部43は、キャブ14が後側の作業位置に位置された状態で互いに係合するようになっている。
【0019】
図6にはキャブ14内の各種操作子の配置状態が示されている。図6中、51はキャブ14内の前端に設けられたメータパネルである。また、運転席59の前方には床から立ち上がるようにコラム58が設けられている。このコラム58には、前輪2を操向操作するためのステアリングハンドル35が設けられている。
【0020】
運転席59の左側には、シフトレバー61と、旋回レバー62と、ブーム伸縮レバー63とがそれぞれ配置されており、また、右側には、チルトレバー64と、ウインチレバー65と、デリックレバー66と、ドラムクラッチ主巻きドラムレバー67と、ドラムクラッチ補巻きドラムレバー68と、前輪2と後輪3とを独立して操向操作可能なステアリング操作子としてのステアリングスイッチ(操舵SW)69とがそれぞれ設けられている。
【0021】
図から分かるように、ステアリングスイッチ69は、ステアリングハンドル35よりも後方で且つ運転席59の右側に位置して配置されており、ステアリングハンドル35よりも十分小さく形成されている。また、ステアリングハンドル35とステアリングスイッチ69は共に運転席59から操作可能な位置に配置されている。
【0022】
また、図6には示されていないが、キャブ14内には、前輪2と後輪3の操向動作を同期させたり或いは独立させたりするために使用される操舵切換スイッチ(SW)71(図7参照)が、例えばステアリングスイッチ69に隣接して設けられている。なお、後述するが、操舵切換スイッチ71は、後輪3の操向動作をロックするためのリヤステロックモードを有していても良い。
【0023】
図7には、ステアリングスイッチ69によってステアリング機構を動作させて車輪2,3を操向操作するための電気回路および油圧回路が示されている。図示のように、車輪2,3の操向操作に関与するナックルアーム5を動作させるために、ナックルアーム5と車軸との間には油圧シリンダ6A,6B,6C,6Dが架設されている。すなわち、油圧シリンダ6A,6B,6C,6Dのロッドを伸縮動作させることによりナックルアーム5を動作させて車輪2,3の操向操作を行な得るようになっている。
【0024】
後輪3の操向動作をロックするために、後輪3の車軸側から延びるブラケット75にはエアシリンダ74が取付けられている。このエアシリンダ74はエア供給管路72と電磁弁73とを介して図示しないエア供給源に接続されている。エアシリンダ74にエアーが供給されると、エアシリンダ74のロッドが伸長してナックルアーム5に形成された穴に係合し、ナックルアーム5の動作すなわち後輪3の操向動作がロックされる。
【0025】
油圧回路は、オイルタンクTから油圧ポンプPを介して圧油を供給する圧油供給管路11と、オイルタンクT内に圧油を戻す戻し管路8と、油圧シリンダ6A,6B,6C,6Dのロッド側チャンバに接続された第1の接続管路17と、油圧シリンダ6A,6B,6C,6Dのヘッド側チャンバに接続された第2の接続管路13とを有している。前輪2側の油圧シリンダ6A,6Bに接続された第1および第2の接続管路13,17は、前輪2に対応して設けられた電磁式の第1の方向切換弁7Aを介して、圧油供給管路11と戻し管路8とにそれぞれ接続されている。また、後輪3側の油圧シリンダ6C,6Dに接続された第1および第2の接続管路13,17は、後輪3に対応して設けられた電磁式の第2の方向切換弁7Bを介して、圧油供給管路11と戻し管路8とにそれぞれ接続されている。すなわち、方向切換弁7A,7Bによって接続管路13,17とタンクT側の管路8,11との接続状態が切り換えられるようになっている。
【0026】
方向切換弁7A,7Bと電磁弁73は、制御部70に電気的に接続されており、制御部70からの制御信号によりその弁方向が切換えられるようになっている。また、制御部70にはステアリングスイッチ(操舵スイッチ)69と操舵切換スイッチ71とが電気的に接続されている。さらに、制御部70には、前輪2および後輪3の操向角を独立して検知するポテンションメータ等の操向角検知センサ4と、後輪3の操向動作のロックを検知する操向ロック検知センサ76とが電気的に接続されている。
【0027】
このような電気回路では、各スイッチ69,71が操作されると、その操作に対応した操作信号が制御部70に入力される。制御部70は、この入力された操作信号と検知センサ4,76からの検知情報とに基づいて制御信号を形成してこれを方向切換弁7A,7Bと電磁弁73とにそれぞれ送信する。
【0028】
なお、前輪2の操向操作を行なうステアリングハンドル35は、ステアリングギアを介して前輪2側のタイロッドとナックルアーム5とに機械的にのみ連結されるようになっている。具体的には、キャブ14が前側の走行位置に位置された時にのみ、ステアリングハンドル35と前輪2側のステアリング機構とが機械的に連結されるようになっている。したがって、作業位置ではステアリングハンドル35による前輪2の操向操作はできない。また、走行位置では、前輪2がステアリングスイッチ69とステアリングハンドル35の両者によって操向可能となるが、本実施形態では、安全のため、走行位置でステアリングハンドル35による操向操作がステアリングスイッチ69の操向操作よりも優先するようになっている。
【0029】
次に、ステアリングスイッチ69の各種形態について説明する。
【0030】
本実施形態において、ステアリングスイッチ69は、基本的には、上下左右に設定された操作経路に沿って移動可能な1本のスティックレバーとして形成されている。また、ステアリングスイッチ69は、択一的にシフト操作可能であるとともに瞬時的に転倒操作可能である。すなわち、ステアリングスイッチ69は、瞬時的な操作経路では、例えばバネ力に抗した操作力で転倒操作可能であるとともに、操作力が解除されるとバネ力によって初期位置に自動的に復帰されるようになっている。また、ステアリングスイッチ69は、択一的な操作経路では、シフトした位置に保持されるようになっている。
【0031】
図8にはステアリングスイッチ69の操作経路の一設定例が示されている。なお、図中、ステアリングスイッチ69の操作経路が一点鎖線と実線とで示されている。この場合、実線は択一的にシフト操作可能な操作経路を、また、一点鎖線は瞬時的に転倒操作可能な操作経路をそれぞれ示している。また、図中、黒丸●は操作経路の終端に設けられた電気接点部であり、ステアリングスイッチ69がこの電気接点部に接触すると、対応する操作信号が制御部70に入力されるスイッチON状態となる。この場合、車輪2,3の操向角はステアリングスイッチ69の接点を電気接点部に接触させている時間によって決まる(無論、スイッチ69を倒している角度や倒す時間に比例して車輪2,3の操向角が変化するようになっていても良い)。一方、図中、白丸◯は電気接点部を有さないスイッチOFF状態のニュートラル位置である。また、白丸◯同士の間を延びる択一的な操作経路(実線部)は電気的に不感帯の領域(ニュートラル領域)として設定されている。
【0032】
この図8の設定例では、例えば、ステアリングスイッチ69を前輪2側のニュートラル位置イにシフトした状態で右側に倒すと、その倒している時間だけ、対応する操作信号が制御部70に入力され、制御部70は前輪2側に対応する第1の方向切換弁7Aに制御信号を出力する。これにより、方向制御弁7Aの弁方向が切り換わり、オイルタンクTからの圧油が油圧シリンダ6A,6Bに流れ、ステアリングスイッチ69の転倒時間に対応する角度だけ前輪2が右側に操向操作される。左側および後輪3側の場合も同様である。
【0033】
図9には、ステアリングスイッチ69の操作経路の他の設定例と操舵切換スイッチ71の切換モード設定例とが示されている。この例では、操作切換スイッチ71と組み合わせてステアリングスイッチ69が使用される。また、操作切換スイッチ71によって、前輪2と後輪とを独立して操向操作できる「2輪操舵」モードと、前輪2の操向操作に同期させて後輪3を前輪2の向きと反対の向きに操向操作する「カウンタ」モードと、前輪2の操向操作に同期させて後輪3を前輪2の向きと同じ向きに操向操作する「クラブ」モードとに切換可能である。
【0034】
具体的には、例えば操舵切換スイッチ71が「2輪操舵」モードに切り換えられた状態で、ステアリングスイッチ69を前輪2側のニュートラル位置で右側に倒すと、その倒している時間に対応する角度だけ前輪2が右側に操向操作される。左側および後輪3側の場合も同様である。これに対し、「カウンタ」「クラブ」両モードでは、ステアリングスイッチ69が前輪2のニュートラル位置と後輪3のニュートラル位置との間に位置された同期位置に位置されている時にのみ操作が可能となる。すなわち、「カウンタ」モードでステアリングスイッチ69を同期位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3が左側に操向操作される。また、「クラブ」モードでステアリングスイッチ69を同期位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3も右側に操向操作される。
【0035】
図10に示される設定例では、操舵切換スイッチ71に「リヤステロック」モードが設けられている。この「リヤステロック」モードに設定されると、前述した機構(図7参照)によって、後輪3の操向動作がロックされる。したがって、この状態でステアリングスイッチ69を後輪3側の操作経路で操作しても後輪3は操向操作されない。
【0036】
また、操舵切換スイッチ71が「2輪操舵」モードに切り換えられた状態で、ステアリングスイッチ69を前輪2側のニュートラル位置で右側に倒すと、その倒している時間に対応する角度だけ前輪2が右側に操向操作される。左側および後輪3側の場合も同様である。これに対し、「カウンタ」「クラブ」両モードでは、ステアリングスイッチ69が前輪2のニュートラル位置に位置されている時にのみ操作が可能となる。すなわち、「カウンタ」モードでステアリングスイッチ69を前輪2側のニュートラル位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3が左側に操向操作される。また、「クラブ」モードでステアリングスイッチ69を前輪2側のニュートラル位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3も右側に操向操作される。
【0037】
図11に示される設定例は、図10の設定例の変形例であり、ステアリングスイッチ69の操作経路に「後輪直進」のための電気接点部が設けられている。この電気接点部は後輪3側のニュートラル位置から後方に延びる択一的な操作経路の終端に設けられており、この電気接点部にステアリングスイッチ69の接点が接触すると、後輪3が直進方向に方向付けられる。なお、それ以外の構成は図10と同一である。
【0038】
図12に示される設定例は、図11の設定例の変形例であり、ステアリングスイッチ69の操作経路に「全輪直進」のための電気接点部が設けられている。この電気接点部は前輪2側のニュートラル位置から前方に延びる択一的な操作経路の終端に設けられており、この電気接点部にステアリングスイッチ69の接点が接触すると、前輪2と後輪3の両者が直進方向に方向付けられる。なお、それ以外の構成は図11と同一である。
【0039】
図13に示される設定例は、図10の設定例の変形例であり、操舵切換スイッチ71の代わりにリヤステロックスイッチ77が設けられ、このリヤステロックスイッチ77とステアリングスイッチ69とを組み合わせて使用することにより前輪2と後輪3とを操向操作するようになっている。この形態では、リヤステロックスイッチ77がロック位置に切り換えられると、前述した機構(図7参照)によって、後輪3の操向動作がロックされる。したがって、この状態でステアリングスイッチ69を操作しても後輪3は操向操作されない。また、リヤステロックスイッチ77が解除位置に切り換えられると、後輪3のロック状態が解除され、図10の「2輪操舵」モードと同様、前輪2と後輪3の操向操作が可能になる。なお、それ以外の構成は図10と同一である。
【0040】
図14に示される設定例は、図11の設定例の変形例であり、操舵切換スイッチ71の代わりにリヤステロックスイッチ77が設けられ、このリヤステロックスイッチ77とステアリングスイッチ69とを組み合わせて使用することにより前輪2と後輪3とを操向操作するようになっている。なお、それ以外の構成は図11と同一である。
【0041】
図15に示される設定例は、図12の設定例の変形例であり、操舵切換スイッチ71の代わりにリヤステロックスイッチ77が設けられ、このリヤステロックスイッチ77とステアリングスイッチ69とを組み合わせて使用することにより前輪2と後輪3とを操向操作するようになっている。また、「全輪直進」のための電気接点部が「前輪直進」のための電気設定部に置き換わっている。なお、それ以外の構成は図12と同一である。
【0042】
図16に示される設定例では、操舵切換スイッチ71とリヤステロックスイッチ77とステアリングスイッチ69とを組み合わせて使用することにより前輪2と後輪3とを操向操作するようになっている。この場合、ステアリングスイッチ69には、左右に延びる1本の瞬時的な操作経路のみが設けられている。この瞬時的な操作経路の左右両端にはその方向に対応した車輪の操向操作に関与する電気接点部が設けられ、また、瞬時的な操作経路の中央にはニュートラル位置が設けられている。また、操舵切換スイッチ71には、「カウンタ」モードと「クラブ」モードの他、前輪2の操向操作のみが行なえる「前輪操舵」モードと、後輪3の操向操作のみが行なえる「後輪操舵」モードとが設けられている。
【0043】
このような形態では、操舵切換スイッチ71が「前輪操舵」モードに切り換えられている状態でステアリングスイッチ69をニュートラル位置から右側に倒すと、その倒している時間に対応する角度だけ前輪2が右側に操向操作される。左側も同様である。また、操舵切換スイッチ71が「後輪操舵」モードに切り換えられている状態でステアリングスイッチ69をニュートラル位置から右側に倒すと、その倒している時間に対応する角度だけ後輪3が右側に操向操作される。左側も同様である。また、「カウンタ」モードでステアリングスイッチ69をニュートラル位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3が左側に操向操作される。また、「クラブ」モードでステアリングスイッチ69をニュートラル位置から右側に倒すと、前輪2が右側に操向操作されるとともに後輪3も右側に操向操作される。また、リヤステロックスイッチ77がロック側に切り換えられている状態では、ステアリングスイッチ69によって前輪操舵しか行なえない。
【0044】
図17に示される設定例は、図16の変形例であり、ステアリングスイッチ69の操作経路に「操舵軸直進」のための電気接点部が設けられている。この電気接点部はニュートラル位置から後方に延びる択一的な操作経路の終端に設けられており、この電気接点部にステアリングスイッチ69の接点が接触すると、現在操向操作がなされている車輪のみが直進方向に方向付けられる。なお、それ以外の構成は図16と同一である。
【0045】
次に、上記構成のホイールクレーン1の作用について簡単に説明する。
【0046】
キャブ14内の所定のキャブ移動スイッチが例えばOFFされている状態では、図1および図4に示されるように、キャブ14は、その前端がキャリア10の前端に位置される前側の走行位置に位置されている。この走行位置は、キャブ14の底面に設けられた第1の係合凸部40,40がキャリア10上の第1の係合凹部41,41と係合することにより(図4参照)、保持される。また、この走行位置では、キャブ14が車幅内に収められるとともに、ステアリングハンドル35と前輪2側のステアリング機構とが機械的に連結される。したがって、前輪2をステアリングハンドル35により、また、後輪をステアリングスイッチ69によりそれぞれ独立して操向操作でき、狭い曲がり角の走行が容易となる。
【0047】
作業現場に到着してキャブ移動スイッチを例えばON操作すると、リンク機構が動作して、キャブ14は、図2および図5に示されるように、その後端部が旋回ベアリング12の位置と重なる後側の作業位置へと移動される。この時、ステアリングハンドル35と前輪2側のステアリング機構との機械的な連結が解除される。したがって、作業位置では、ステアリングハンドル35による前輪2の操向操作はできない。その代わり、ステアリングスイッチ69によって前輪2および後輪3の操向操作を片手で行なえる。
【0048】
また、作業位置は、キャブ14の底面に設けられた第2の係合凸部42がキャリア10上の第2の係合凹部43と係合することにより(図5参照)、保持される。また、この作業位置では、ブーム18とキャブ14とが干渉しないようにキャブ14の一部が車幅外に突出される。
【0049】
このようにキャブ14が後側の作業位置に位置されると、旋回体15の旋回半径が小さくなるため、旋回体15が障害物と干渉したり車体の後部に固定的に設置されたエンジン(エンジンカバー)と干渉したりすることを回避できる。また、クレーン作業時のブーム18の起伏角度が大きい場合でも、キャブ14の前方斜め上でブーム18により荷が吊り上げられる状態となるため、作業視界が極めて良好である。
【0050】
以上説明したように、本実施形態のホイールクレーン1では、前輪操舵用のステアリングハンドル35とは別に、前輪2と後輪3とを独立して操向操作するためのステアリングスイッチ69が設けられている。しかも、ステアリングスイッチ69は、上下左右に設定された操作経路に沿って移動可能な1本のスティックレバーとして形成されている。そのため、ステアリングスイッチ69を片手で操作するだけで、前輪2と後輪3の同時操向を行なえる。したがって、クレーン作業用のレバーを操作する手が空くため、一方の手で前後輪同時操向操作を行ない他方の手でクレーン操作を行なうといった複雑な荷吊り走行も1人の作業者で行なうことができるようになる。
【0051】
また、前輪操向と後輪操向とをそれぞれ独立して行なえるため、後輪3の操向角が前輪2の操向角によって制約されず、狭い曲がり角を容易に曲がることができるようになる。
【0052】
なお、本実施形態のように、高速で走行することがない作業位置では、機械的な連結を解除して電気的な接続(ステアリングスイッチ69の操作)でステアリング機構を油圧作動させるようにすれば(本実施形態の場合)、作業位置でステアリングハンドル35と車輪側のステアリング機構とを新たに機械的に接続するよりも構造が簡単となり有益である。
【0053】
なお、本実施形態では、キャブ14が前後に移動する形態のホイールクレーンが示されているが、キャブ14が前後に移動しない形態のホイールクレーンについても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両走行時に前輪を操向操作するためのステアリングハンドルによる操作とは別に、ステアリング操作子により前輪と後輪を操向するのでその操作がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るホイールクレーン(キャブが走行位置に位置された状態)の平面図、(b)は(a)のホイールクレーンの側面図である。
【図2】(a)は本発明の一実施形態に係るホイールクレーン(キャブが作業位置に位置された状態)の平面図、(b)は(a)のホイールクレーンの側面図である。
【図3】図1のホイールクレーンのキャブを前後に移動させる移動機構の平面図である。
【図4】移動機構によってキャブが走行位置に位置された状態を示す要部拡大図である。
【図5】移動機構によってキャブが作業位置に位置された状態を示す要部拡大図である。
【図6】キャブ内の各種操作子の配置状態を示す平面図である。
【図7】ステアリングスイッチによってステアリング機構を動作させて車輪を操向操作するための電気回路および油圧回路を示す図である。
【図8】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例を示す図である。
【図9】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図10】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図11】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図12】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図13】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例とリヤステロックスイッチとを示す図である。
【図14】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例とリヤステロックスイッチとを示す図である。
【図15】ステアリングスイッチの操作経路の一設定例とリヤステロックスイッチとを示す図である。
【図16】リヤステロックスイッチと組み合わされるテアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図17】リヤステロックスイッチと組み合わされるテアリングスイッチの操作経路の一設定例と操舵切換スイッチのモード設定例とを示す図である。
【図18】(a)は前輪のみを操向操作して曲がり角を走行しようとする状態を示す図、(b)は前輪と後輪の両者を操向操作して曲がり角を走行しようとする状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ホイールクレーン
2…前輪
3…後輪
10…キャリア(車体)
12…旋回ベアリング
14…キャブ(兼用運転室)
15…旋回体
35…ステアリングハンドル
69…ステアリングスイッチ(ステアリング操作子)

Claims (1)

  1. クレーン作業と車両走行の両方の運転を兼用できる兼用運転室を備えた旋回体が旋回ベアリングを介して車体上に旋回可能に搭載されて成るホイールクレーンにおいて、
    前記兼用運転室内には、前輪を操向操作するためのステアリングハンドルと、このステアリングハンドルによる操向操作とは別に独立して前輪と後輪との操向操作が可能なステアリング操作子とが設けられ、
    前記ステアリング操作子によって行われる前輪及び後輪の操向動作モードの種類を選択する操舵切換スイッチを設け、
    更に、前記兼用運転室が車幅内に収まる走行位置と、兼用運転室が前記走行位置よりも前記旋回体の回転中心側に近づきかつ前記走行位置よりも後側に位置する作業位置との間で前記兼用運転室を前記旋回体に対し移動させる移動機構を備え、
    前記兼用運転室が後側の作業位置に位置されているときは前記ステアリングハンドルと前輪側のステアリング機構との連結が外れ、前記兼用運転室が走行位置に位置されたときは前記ステアリングハンドルと前輪側のステアリング機構とが連結して前記ステアリングハンドルにより前輪を操向操作可能であり、前記兼用運転室が作業位置にあるときには前記操舵切換スイッチによる前輪と後輪との操向操作が可能であることを特徴とするホイールクレーン。
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