JPH0660507U - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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JPH0660507U
JPH0660507U JP006998U JP699893U JPH0660507U JP H0660507 U JPH0660507 U JP H0660507U JP 006998 U JP006998 U JP 006998U JP 699893 U JP699893 U JP 699893U JP H0660507 U JPH0660507 U JP H0660507U
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drip flange
lip
recess
fitted
elastic contact
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昌博 小島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリップフランジに容易に嵌着することが出
来て、しかも嵌着後は正しい姿勢を保持することが出来
るうえ、抜け落ちることがないウエザーストリップを提
供する。 【構成】 ドリップフランジ20に嵌着する基底部50
に突設することによりボデイパネル10,ドア上部及び
ルーフパネル30と弾接させるようにした下外リップ7
0,上外リップ60及び上内リップ80或いは上内中空
シール部85を備え、前記基底部50がドリップフラン
ジ20に嵌着可能に形成してあり、奥で鈎状に折れ曲が
ったくぼみ51を備え、更に該くぼみ51の開口部にド
リップフランジ20の上面と弾接させる小リップ53を
突設してなるウエザーストリップであって、下外リップ
70の付け根においてドリップフランジ20の下面と弾
接する面を断面円弧状R1に形成すると共にそれに続い
たくぼみ51の折れ曲がり部近傍を肉抜きSし、周辺部
分に比較して薄肉にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボデイ開口縁上部に取付けたドア上部並びにボデイパネルとそれぞ れ弾接させる2片のリップ及びルーフパネルと弾接させる或はモールに先端を嵌 着する中空シール部をそれぞれ備えたドリップウエザーストリップに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図1乃至図3を参考にして説明する。従来、ボデイ開口縁上部に取付けてドア 上部並びにボデイパネル10とそれぞれ弾接させる2片のリップ60,70、さ らにルーフパネル30と弾接させる上内リップ80或はモール31に先端を嵌着 する上内中空シール部85をそれぞれ備えたドリップウエザーストリップが使用 されている。
【0003】 すなわち、図1において、10はボデイパネル、20はそのボデイパネル10 を略水平に外側に向かって突設したドリップフランジであって、その先端は上方 に折り曲げてL字状鈎部21を形成してある。30はルーフパネル、31はモー ル、40はドリップウエザーストリップであって前記ドリップフランジ20に嵌 着する基底部50、及びその基底部50にそれぞれ突設したリップ60,70, 80よりなり、それぞれドア上部(図示省略)、ボデイパネル10、及びルーフ パネル30と弾接させる如く構成してある。また、図3においては、図1のルー フパネル30と弾接させる上内リップ80の代わりに、モール31に嵌着させる くぼみ86を持つ上内中空シール部85を設けてある。なお、87,88はくぼ み86を形成する段部である。基底部50は、いずれも先端にL字状鈎状部21 を設けたドリップフランジ20に嵌着可能に形成してあり、奥が鈎状に折れ曲が ったくぼみ51を設けると共にドリップフランジ装入用の開口部にはドリップフ ランジ20の上面と弾接させる小リップ53を設けてある。
【0004】 上記従来のウエザーストリップ40は、ドリップフランジ20へ挿入方向Fへ 押すことによって容易に嵌着することが出来ること、しかも嵌着後は正しい姿勢 を保持することが出来ること、抜け落ちることがないこと等を全て満足させる必 要があるが、基底部50のくぼみ51・小リップ53の断面形状(図3参照)・ 車両構造・部品等のバラツキYがあって、容易に嵌着することが出来るようにく ぼみ51等に十分余裕を与えると、転び・抜け、接触時のズレ等が起こり、反対 に嵌着後の姿勢の保持・抜け防止を完全にしようと余裕を少なくすると、嵌着し 難くなると言う問題点がある。特に図3において、上内中空シール部85のくぼ み86をモール31に嵌着する等、形状が複雑になると、挿入時の制約が多く、 一層嵌着困難になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、上記従来のウエザーストリップ40はドリップフ ランジ20へ嵌着するに当たって、基底部50のくぼみ51・小リップ53を容 易に嵌着することが出来ること、しかも嵌着後は正しい姿勢を保持することが出 来ること、抜け落ちることがないこと等を全て満足させることが出来ないことで ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図4乃至図7を参考にして説明する。第1の考案は、ボデイパネル10を略水 平に外側に向かって突設し、且つ先端にL字状鈎部21を有するドリップフラン ジ20に嵌着する基底部50、その基底部50の車外側P下部及び上部及び車内 側Q上部にそれぞれ突設し、ボデイパネル10,ドア上部及びルーフパネル30 と弾接させる如く構成した下外リップ70,上外リップ60及び上内リップ80 或いは上内中空シール部85を備えて前記基底部50がドリップフランジ20に 嵌着可能に形成してあり、奥で鈎状に折れ曲がったくぼみ51を備え、更に該く ぼみ51の開口部にドリップフランジ20の上面と弾接させる小リップ53を突 設してなるウエザーストリップであって、下外リップ70の付け根においてドリ ップフランジ20の下面と弾接する面を断面円弧状R1に形成すると共にそれに 続いたくぼみ51の折れ曲がり部近傍を肉抜きSし、周辺部分に比較して薄肉に してある。
【0007】 第2の考案は、上記第1の考案の下外リップ70のドリップフランジ20の下 面と弾接する面を断面円弧状R1に形成し、それに続く基底部50のくぼみ51 の折れ曲がり部近傍には肉抜きを設けず、小リップ53の車内側表面及びくぼみ 51の折れ曲がり部の車外側表面を断面円弧状R2,R3にすると共に、くぼみ5 1の小リップ53寄り上面を肉抜きし、円弧状くぼみ54を形成すると共にドリ ップフランジ20に取付けた状態においては小リップ53の車外側表面と折れ曲 がり部の車外側表面とが連続した円弧部R4を形成する如く構成してある。
【0008】
【実施例】
実施例について説明すると、10はボデイパネル、20はそのボデイパネル1 0を略水平に外側に向かって突設したドリップフランジ、21はその先端に形成 したL字状鈎部、30はボデイパネル10の車外側Pのドリップフランジ20上 方に設けたルーフパネル、40は前記ドリップフランジ20に嵌着したウエザー ストリップである。
【0009】 50はドリップフランジ20に嵌着する基底部、60はその基底部50の車外 側Pに突設したリップであって、図示されないドア上部と弾接させてある。70 は基底部50の車内側Q下部に向って突設した下外リップであってボデイパネル 10と弾接させてある。80及び85は基底部50の車内側Q上部にそれぞれ突 設したリップまたは上内中空シール部であって、いずれもルーフパネル30と弾 接させてある。なお、上内中空シール部85は、ルーフパネル30のモール31 に嵌着可能に形成してあり、先端にくぼみ86を形成する段部87,88を突設 してある。
【0010】 さらに詳細に説明すると、基底部50はドリップフランジ20に嵌着可能に形 成してあり、奥で鈎状に折れ曲がったくぼみ51を備え、更にその開口部にドリ ップフランジ20の上面と弾接させる小リップ53を突設してある。
【0011】 しかも、図4乃至図7に示す第1の考案においては、下外リップ70の付け根 でドリップフランジ20の下面と弾接する面を断面円弧状に形成すると共にそれ に続いたくぼみ51の折れ曲がり部近傍を肉抜きし、周辺部分に比較して薄肉に してある。
【0012】 図8及び図9に示す第2の考案においては、上記第1の考案の下外リップ70 のドリップフランジ20の下面と弾接する面を断面円弧状R1に形成してそれに 続く基底部50のくぼみ51の折れ曲がり部近傍を肉抜きすることなく、小リッ プ53の車内側表面及びくぼみ51の折れ曲がり部寄り上面を断面円弧状R3, R2にすると共に、くぼみ51の小リップ53寄り上面を円弧状に肉抜きし、円 弧状くぼみ54を形成してある。
【0013】 なお、第1の考案と第2の考案を組み合わせてもよい。
【0014】 作用について説明すると、図4乃至図7に示す第1の考案は、くぼみ51の折 れ曲がり部近傍を肉抜きし周辺部分に比較して薄肉にしてあり、下外リップ70 を下方に開き、くぼみ51の開口部を図6に示す如く大きく開くことが出来て、 しかも、前記下外リップ70の付け根近傍を断面円弧状部分及び肉抜き部分がド リップフランジ20の鈎部21のコーナーを順次案内するため、くぼみ51への ドリップフランジ20の挿入が著しく容易になる。
【0015】 また、図8及び図9に示す第2の考案は、先ず小リップ53の外面を断面円弧 状R3にしてあるため、ドリップフランジ20への挿入時、その表面を小リップ 53が摺動する際に滑り易い。次にくぼみ51の折れ曲がり部寄り表面を断面円 弧状R2にし、且つくぼみ51の小リップ53寄り上面を円弧状に肉抜きし、円 弧状くぼみ54を形成してあるため、小リップ53が鈎部21に押されて車外側 Pに折り曲げられ、くぼみ54に収納されると共にくぼみ51の折れ曲がり部寄 りの円弧状表面に重なり、両者が一体の断面円弧状の面が形成されるため、鈎部 21が進入し易く、さらに奥の折れ曲がり部への進入も難なく行われる。
【0016】 上記構成は、上内中空シール部85のくぼみ86をモール31に嵌着すること を含む等、形状が複雑で挿入時の制約が多い場合に特に有効である。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されるため、第1の考案は、下外リップ70を下方 に開いてくぼみ51の開口部を容易に開くことが出来て、しかも前記下外リップ 70の付け根近傍を断面円弧状部分及び肉抜き部分がドリップフランジ20のL 字状鈎部21のコーナーを案内し、たとえ基底部50のくぼみ51・小リップ5 3の断面形状・車両構造・部品等に若干のバラツキがあっても、基底部50をド リップフランジ20に適正且つ容易に嵌着することが出来る。
【0018】 また、第2の考案は、小リップ53の外面が滑り易く、また小リップ53がL 字状鈎部21に押されて車外側Pに折り曲げられてくぼみ54に収納され、くぼ み54の表面が全体として断面円弧状R4に形成されてL字状鈎部21が進入し 易くなり、第1の考案同様たとえウエザーストリップ40・車両構造・部品等に 若干のバラツキがあっても、基底部50をドリップフランジ20に適正且つ容易 に嵌着することが出来る。
【0019】 そのうえ上記構成は、くぼみ86をモール31に嵌着する上内中空シール部8 5を備えた場合等、挿入時の制約が多い場合に特に有効である。
【0020】 しかも嵌着後は、正しい姿勢を保持することが出来ると共に抜け落ちもなくな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のウエザーストリップをドリップフラン
ジに嵌着した状態を示す断面図である。
【図2】図1のドリップフランジの先端回わりの拡大図
である。
【図3】別の従来例のウエザーストリップをドリップフ
ランジに嵌着する状態を示す断面図である。
【図4】本考案の第1の実施例のウエザーストリップを
ドリップフランジに嵌着した状態を示す断面図である。
【図5】嵌着した状態を示す図4の要部拡大図である。
【図6】挿入初期の状態を示す図4の要部拡大図であ
る。
【図7】挿入末期の状態を示す図4の要部拡大図であ
る。
【図8】本考案の第2の実施例のウエザーストリップを
ドリップフランジに嵌着した状態を示す断面図である。
【図9】挿入初期の状態を示す図7の要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 ボデイパネル 20 ドリップフランジ 21 L字状鈎部 30 ルーフパネル 31 モール 40 ウエザーストリップ 50 基底部 51 くぼみ 53 小リップ 54 くぼみ 60 上外リップ 70 下外リップ 80 上内リップ 85 上内中空シール部 86 くぼみ 87,88 段部 F 挿入方向 H 高さ P 車外側 Q 車内側 R1 下外リップの曲率半径 R2 基底部表面の曲率半径 R3 小リップ車内側表面の曲率半径 R4 基底部と小リップで形成した曲率半径 S 肉抜き Y バラツキ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイパネル(10)を略水平に外側に
    向かって突設し、且つ先端にL字状鈎部(21)を有す
    るドリップフランジ(20)に嵌着する基底部(5
    0)、その基底部(50)の車外側(P)下部及び上部
    及び車内側(Q)上部にそれぞれ突設し、ボデイパネル
    (10),ドア上部及びルーフパネル(30)と弾接さ
    せる如く構成した下外リップ(70),上外リップ(6
    0)及び上内リップ(80)或いは上内中空シール部
    (85)を備えて前記基底部(50)がドリップフラン
    ジ(20)に嵌着可能に形成してあり、奥で鈎状に折れ
    曲がったくぼみ(51)を備え、更に該くぼみ(51)
    の開口部にドリップフランジ(20)の上面と弾接させ
    る小リップ(53)を突設してなるウエザーストリップ
    において、下外リップ(70)の付け根においてドリッ
    プフランジ(20)の下面と弾接する面を断面円弧状
    (R1)に形成すると共にそれに続いたくぼみ(51)
    の折れ曲がり部近傍を肉抜き(S)し、周辺部分に比較
    して薄肉にしてなるウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 ボデイパネル(10)を略水平に外側に
    向かって突設し、且つ先端にL字状鈎部(21)を有す
    るドリップフランジ(20)に嵌着する基底部(5
    0)、その基底部(50)の車外側(P)下部及び上部
    及び車内側(Q)上部にそれぞれ突設し、ボデイパネル
    (10),ドア上部及びルーフパネル(30)と弾接さ
    せる如く構成した下外リップ(70),上外リップ(6
    0)及び上内リップ(80)或いは上内中空シール部を
    備えて前記基底部(50)がドリップフランジ(20)
    に嵌着可能に形成してあり、奥で鈎状に折れ曲がったく
    ぼみ(51)を備え、更に該くぼみ(51)の開口部に
    ドリップフランジ(20)の上面と弾接させる小リップ
    (53)を突設してなるウエザーストリップにおいて、
    前記下外リップ(70)のドリップフランジ(20)の
    下面と弾接する面を断面円弧状(R1)に形成し、それ
    に続く基底部(50)のくぼみ(51)の折れ曲がり部
    近傍には肉抜きを設けず、小リップ(53)の車内側表
    面及びくぼみ(51)の折れ曲がり部の車外側表面を断
    面円弧状(R2,R3)にすると共にくぼみ(51)の小
    リップ(53)寄り上面を肉抜きし、円弧状くぼみ(5
    4)を形成すると共にドリップフランジ(20)に取付
    けた状態においては小リップ(53)の車外側表面と折
    れ曲がり部の車外側表面とが連続して円弧部(R4)を
    形成する如く構成してなるウエザーストリップ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329918A (ja) * 2004-05-17 2005-12-02 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用ドアのシール部材

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