JPH0660110A - ベクトル演算回路 - Google Patents

ベクトル演算回路

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JPH0660110A
JPH0660110A JP21272592A JP21272592A JPH0660110A JP H0660110 A JPH0660110 A JP H0660110A JP 21272592 A JP21272592 A JP 21272592A JP 21272592 A JP21272592 A JP 21272592A JP H0660110 A JPH0660110 A JP H0660110A
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JP
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JP21272592A
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Tatsuya Nagasawa
達也 長沢
Hidetoshi Nakahara
英利 中原
Seiji Suetake
清次 末武
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベクトルレジスタを用いて多くのデータで構
成されたベクトルデータを連続的に処理するベクトル演
算回路に関し、出来るだけ無駄な演算を省いて処理サイ
クルを短縮することを目的とする。 【構成】 マスクレジスタに書き込まれた比較結果に従
って2つのベクトルデータについて有効データのみを残
す圧縮を行いベクトルレジスタに別途書き込んでおき、
この圧縮された有効データについてその他の所定の演算
が演算器で行われたときにこの演算結果をベクトルレジ
スタに書き込むと共に、その演算結果をベクトルレジス
タの元のアドレスに戻すようにした圧縮・伸長器を演算
器に並列に設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベクトル演算回路に関
し、特にベクトルレジスタを用いて多くのデータで構成
されたベクトルデータを連続的に処理するベクトル演算
回路に関するものである。
【0002】ベクトル演算とは1つの命令で一組の演算
を行うスカラ演算に対し、1つの命令で複数組の演算を
行うものであり、例えば下記の表1に示すようなFOR
TRANプログラムを例にとると、スカラ演算の場合、
A=B+Cを1回の計算で処理出来るとすれば、ベクト
ル演算の場合はA(i)=B(i)+C(i)の計算を
100回繰り返さなければならない。
【0003】
【表1】
【0004】これをベクトル演算処理機能を司るベクト
ルレジスタを使用して処理すれば、1回の演算命令で配
列要素1〜100の全データを処理できる為、ループ制
御のような余分な処理を行わなくて済む。
【0005】このようなベクトル演算を活用できるアプ
リケーションは科学技術計算分野を中心に数多く存在
し、ベクトル演算処理機能を計算機システムに取り込む
ことでデータ処理能力を大幅に向上させることが期待さ
れている。
【0006】
【従来の技術】図10は上記のような従来のベクトル演
算機能を有する従来のベクトル演算回路を示したもの
で、1は予め複数のベクトルデータを書き込んでおくベ
クトルレジスタ、2はこのベクトルレジスタ1に書き込
まれている2組のベクトルデータについて比較演算やそ
の他の所定の演算を行う演算器、3は演算器2での比較
演算による比較結果を各データ毎に書き込むと共に演算
器2で演算された比較結果以外の演算結果をベクトルレ
ジスタ1に書き込むか否かの制御を司るマスクレジスタ
である。
【0007】また、6はベクトルレジスタ1に対する書
込(W)アドレスを制御する書込アドレス制御部であ
り、7はベクトルレジスタ1からデータを読み出すとき
の読出(R)アドレスを制御する読出アドレス制御部で
ある。また、8はマスクレジスタ3に書き込まれた内容
に従ってベクトルレジスタ1への書き込み制御を実際に
司る書込イネーブル制御部である。尚、R1〜R5はそ
れぞれ、データのタイミングを遅らせる為のレジスタで
ある。
【0008】図10に示したベクトルレジスタ1及びマ
スクレジスタ3の構成例が図11に示されており、同図
(a) に示すベクトルレジスタの場合には、64組のベク
トルデータVR0〜VR63がそれぞれ「00」〜「9
9」(これは上記の表1のパラメータi=1〜100に
対応させたものである)のベクトル長を持っており、こ
れらのベクトルデータVR0〜VR63は上位アドレス
「00」〜「3F」によって指定されると共に各ベクト
ルデータの下位アドレスは「00」〜「99」によって
指定され、上位アドレスと下位アドレスとによって指定
される1つのデータは64ビットで構成されている。
【0009】また同図(b) に示すように、マスクレジス
タ3の場合も同様に16組のマスクデータMR0〜MR
15が上位アドレス「0」〜「F」によって指定される
と共に各マスクデータの下位アドレスが同図(a) に示す
ベクトルレジスタのベクトル長に対応して「00」〜
「99」で指定され、上位アドレスと下位アドレスによ
って指定される1つのデータは1ビットで構成されてい
る。
【0010】このような従来のベクトル演算回路の動作
を、図12に示したベクトルの演算処理のフローチャー
ト及び図13に示したベクトル演算のタイムチャートを
参照して以下に説明する。
【0011】先ず図13に示すように図10の各ブロッ
クは制御系(図示せず)からの制御信号PSTXが図示
のようにアサート(Lレベル)されたとき、これと同時
に制御信号μCMDをラッチし、それぞれこの制御信号
μCMDの情報に従って動作するようになっている。
【0012】そして、ベクトルレジスタ1はこの制御信
号μCMDを受けると同時に読出アドレス制御部7によ
り読出イネーブル状態となり、これと共に読出アドレス
制御部7によって図12のステップS1で条件判断され
るベクトルデータとしてのA(i)とB(i)(i=1
〜100)とがベクトルレジスタ1からデータR・DA
TA及びとして読み出される。
【0013】この読出動作は、読出アドレス制御部7が
図13に示す読出アドレスR・ADR及びR・ADR
で指定される上位アドレスにより2組のベクトルデー
タA(i)及びB(i)が指定される為であり、この例
では図11(a) に示すように上位アドレス「02」及び
「04」が指定されることによりベクトルデータA
(i)及びB(i)がそれぞれベクトルデータVR2及
びVR4として選択されると共に、この内のパラメータ
iが図示のように「00」から「99」までに変化する
ことで100個のデータを次々に読出データR・DAT
A,として読み出すことを示している。
【0014】このようにしてベクトルレジスタ1から読
み出されたベクトルデータはレジスタR4を経由して演
算器2に送られ、ここで図12のステップS1に示す条
件判断、即ち比較演算が行われる。この比較結果はレジ
スタR1を経由してマスクレジスタ3の例えば上位アド
レス「0」のマスクデータMR0として格納される。
尚、この各マスクデータMR0〜MR15においても下
位アドレス「00」〜「99」の各ビットに、上記のベ
クトルデータA(i)及びB(i)の比較結果(“1”
又は“0”)が図13に示すデータMR−W・DATA
として書き込まれるようになっている。
【0015】このようにして図12のステップS1は下
位アドレス「00」〜「99」の全データについて全て
の演算が終わった段階で制御信号RENDXが読出終了
を示すこととなり、この後、制御信号CENDXも命令
終了を示すこととなり演算器2からマスクレジスタ3へ
の比較演算結果の書込終了を示すこととなる。
【0016】このようにステップS1の比較演算が終わ
った後、次にステップS2又はS20における演算が実
行されるわけであるが、この演算に必要なベクトルデー
タA(i)及びB(i)は既に演算器2に読み込まれて
いるので、演算器2ではステップS2又はS20に示す
共通の減算を行い、この演算結果をベクトルデータC
(i)としてレジスタR5を介してベクトルレジスタ1
に送る(ステップS3)。尚、図13の例ではベクトル
データC(i)は上位アドレスが「09」であるベクト
ルデータVR9に書き込まれることを示している。
【0017】しかしながら、ベクトルデータC(i)と
して書き込まれるのはステップS1においてベクトルデ
ータA(i)>ベクトルデータB(i)のとき(YE
S)だけである(ステップS3)。これはステップS1
における比較結果が「NO」であったときにマスクレジ
スタ3において例えば“1”がマスクデータとして書き
込まれているので、このマスクデータがレジスタR2及
び書込イネーブル制御部8及びレジスタR3を経由して
ベクトルレジスタ1に与えられることによりステップS
20での演算結果はベクトルレジスタ1に書き込まれな
いようになっている。
【0018】同様にしてステップS4の演算に対応して
ステップS40の演算も演算器2において実行されるこ
ととなるが、ベクトルレジスタ1にその演算結果である
ベクトルデータD(i)として書き込まれるのはステッ
プS1においてベクトルデータA(i)がB(i)より
大きいときだけである(ステップS5)。
【0019】このようにして図12のステップS1〜S
5及びステップS20及びS40に示す比較演算及びそ
の他の所定の演算が実行されるが、この演算はステップ
S1の比較結果が逆の場合にも行われなければならず、
この為、同様にしてステップS6〜S10並びにステッ
プS70及びS90が実行されるようになっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のベク
トル演算回路においては、図12に示したように例えば
ステップS1における比較演算の結果、ステップS20
及びステップS40に示すような所定の演算が必要ない
場合でもベクトルレジスタ1から読み出されて演算器2
において演算されるものの、ベクトルレジスタ1の書込
イネーブル信号によりベクトルレジスタ1には書き込ま
れないので、図13に示すように読出データR・DAT
A,が下位アドレス「02」,「03」及び「0
7」のときのようにマスクデータM−W・DATAによ
ってベクトルレジスタ1への書き込みが禁止される場合
でも演算が実行されてしまい、このようなマスク付演算
が増えれば増える程無駄なサイクルが多くなってしまう
という問題点があった。
【0021】従って本発明は、出来るだけ無駄な演算を
省いて処理サイクルを短縮することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るベクトル演算回路は、図1に原理的に
示すように、予め複数のベクトルデータを書き込んでお
くベクトルレジスタ1と、2組のベクトルデータについ
て比較演算及びその他の所定の演算を行う演算器2と、
該演算器2での該比較演算による比較結果を各データ毎
に書き込むマスクレジスタ3と、該マスクレジスタ2に
書き込まれた該比較結果に従って該2つのベクトルデー
タについて有効データのみを残す圧縮を行って該ベクト
ルレジスタに別途書き込み、該圧縮された有効データに
ついて該その他の所定の演算が該演算器2で行われたと
き該演算結果をベクトルレジスタ1へ書き込むと共に該
演算結果を該ベクトルレジスタ1の元のアドレスに伸長
する圧縮・伸長器4と、制御系からの切替信号により該
演算器2と該圧縮・伸長器4との切替を行うスイッチ5
とを設けている。
【0023】
【作用】図1に示した本発明に係るベクトル演算回路の
作用を、図2に示した本発明によるベクトル演算処理の
フローチャートと、この図2には示されていない圧縮及
び伸長処理をそれぞれ示した図3及び図4を参照して以
下に説明する。尚、図2のフローチャート例は図12の
従来例に対応して示されている。
【0024】先ず本発明においては、図2のステップS
1において図12の場合と同様にしてベクトルデータ
A’(i)とB’(i)とをベクトルレジスタ1から読
み出し、演算器2において両者の比較演算を行った後、
この比較結果をマスクデータとしてマスクレジスタ3に
格納する。このマスクデータは図3及び図4に示すよう
なデータである。
【0025】このようにしてマスクレジスタ3にマスク
データを書き込んだ後、本発明ではステップS2以降を
実行する前に図3に示すような圧縮処理を実行する。
【0026】即ち、圧縮・伸長器4においてはマスクレ
ジスタ3に書き込んだステップS1の比較結果に基づき
ステップS1におけるベクトルデータA’(i)及び
B’(i)をベクトルレジスタ1から読み出し図3に示
すようにマスクデータが“0”の所だけ取り出して、制
御系(図示せず)からの切替信号により圧縮・伸長器4
の側に切り替えられているスイッチ5を介してベクトル
レジスタ1に戻して格納することにより図3に示す如く
圧縮されたベクトルデータ(A0,A3,A5)のみが
得られる。
【0027】従って、図2のステップS2〜S5の演算
処理においては演算器2は、図3に示す圧縮されたベク
トルデータ(A0,A3,A5)のみを取り出し、図2
に示すようなステップS2〜S5の比較演算以外の所定
の演算を行ってスイッチ5(このときにはスイッチ5は
演算器2の側に切り替えられている)を介してベクトル
レジスタ1の別のアドレスに格納される。尚、図2にお
いては、既に圧縮済のデータの演算を行うので、パラメ
ータi=1〜100−αである。
【0028】そして、図4に示すようにベクトルレジス
タ1に圧縮格納された演算済のベクトルデータ(A0,
A3,A5)をやはりマスクレジスタ3に書き込まれて
いるマスクデータに従って元のアドレスに伸長してスイ
ッチ5(このときのスイッチ5は図示のように圧縮・伸
長器4の側に切り替えられている)を経由してベクトル
レジスタ1の元のアドレス位置に書き込まれることとな
る。
【0029】このようにして圧縮された命令だけを実行
するので、演算は必要なデータだけになっておりこの演
算を実行することにより高速化が実現出来ることとな
る。
【0030】
【実施例】図5は本発明に係るベクトル演算回路の実施
例を示したもので、図1のブロック図の全体構成を示し
たものであり、図10に示した従来例に加えて圧縮・伸
長器4を演算器2と並列に接続すると共に圧縮・伸長器
4と演算器2との切替えを行う為のスイッチ5を設けた
ものである。また、この圧縮・伸長器4にはマスクレジ
スタ3からのマスクデータが与えられており、圧縮・伸
長器4からは書込イネーブル制御部8に対して書込制御
信号を与えている。
【0031】図6は上記の圧縮・伸長器4の実施例を示
したもので、各ブロックには制御系(図示せず)からの
クロック(1)が与えられており、更に制御信号PST
X(2),RENDX(3),μCMD(4)が制御部
61に与えられている。この制御部61には更にマスク
レジスタ3からのマスクデータ(6)がフリップフロッ
プ62及び63を介して信号(8)及び(9)として与
えられており、その出力信号として書込イネーブル(W
E)制御部8への書込イネーブル信号(14)と読出ア
ドレス制御部7への読出イネーブル信号(15)と書込
アドレスカウンタ64へのイネーブル(EN)信号(1
6)と読出アドレスカウンタ65へのイネーブル信号
(17)とメモリ66への書込イネーブル信号(18)
とが発生されるようになっている。
【0032】またメモリ66のデータはベクトルレジス
タ1から入力データ(5)としてフリップフロップ67
を経由してデータ(7)が与えられており、このメモリ
66の書込アドレスは書込アドレスカウンタ64の出力
信号(10)より与えられている。更にこのメモリ66
の読出アドレスはアドレスカウンタ65の出力信号(1
1)によって与えられており、このメモリ66から読み
出されたデータ(12)はフリップフロップ68を経由
して出力データ(13)としてスイッチ5に送られるよ
うになっている。
【0033】次に上記の本発明の実施例の動作を、上述
した図2のフローチャートと図7に示したベクトル演算
のタイムチャートと図8に示した圧縮時のタイムチャー
トと図9に示した伸長時のタイムチャートとを参照して
以下に説明する。
【0034】先ず、本発明では従来例と同様にステップ
S1で実行したベクトルデータA’(i)とB’(i)
との比較演算を行ってマスクレジスタ3に格納してお
く。これは、図13の場合と同様にしてベクトルレジス
タ1からデータR・DATA,がその下位アドレス
に対応して読み出され、レジスタR4を経由して演算器
2において比較演算が行われることにより、その比較結
果がレジスタR1を介してマスクレジスタ2に書込デー
タM−W・DATAとして書き込まれることとなる。こ
れは図7に示した下位アドレス「00」〜「99」の全
てのデータ(64ビット)について行われることとな
る。
【0035】このようにしてマスクレジスタ3にステッ
プS1の比較結果が書き込まれた後、本発明は図8に示
す圧縮時の処理を行う為、制御系から与えられる切替信
号がスイッチ5を演算器2の側から圧縮・伸長器4の側
に切り替える。
【0036】この圧縮動作においては、先ず出力するデ
ータは入力データ(マスクされていないデータ)を4つ
溜めてクロックCLK(1)の上に記してあるスロット
Cでデータを出力し始めるものとする。
【0037】先ず、図13において説明したように制御
系からの制御信号PSTXがアサート(Lレベル)され
ると、同じく制御系からの制御信号μCMD(4)を図
6の制御部61に取り込んで処理を実行開始する。
【0038】また、制御部61にはマスクレジスタ3か
らのマスクデータ(6)がフリップフロップ62を経て
マスクデータ(8)として与えられており、このマスク
データ(8)は制御部61から出力信号(18)として
メモリ66に書込イネーブル信号として与えられるの
で、ベクトルレジスタ1からの入力データ(5)はフリ
ップフロップ67で1クロック分遅らされた後、データ
(7)としてメモリ66に与えられるが、マスクデータ
(8)がネゲート(Hレベル)されているときにはメモ
リ66に書き込まれないようになっており、これに対応
して制御部61からの出力信号(16)(これは圧縮時
は信号(8)と同じである)をイネーブル信号として受
ける書込アドレスカウンタ64からの出力信号(10)
も図示のように書込アドレスを発生するようになってい
る。
【0039】従って、読出アドレスカウンタ60は制御
部61からの出力信号(17)をイネーブル信号として
受けることによりその出力カウント値(11)がメモリ
66に読出アドレスとして与えられると、メモリ66か
ら読み出されるデータ(12)は図7及び図8に示すよ
うに、マスクデータ(8)がネゲートされている下位ア
ドレス「02」,「03」,「05」,「06」,…の
データが除去された形で出力され、フリップフロップ6
8を経由して出力データ(13)としてスイッチ5へ与
えられるようになっている。
【0040】また、このとき制御部61からは書込イネ
ーブル制御部8に対して書込イネーブル信号(14)が
与えられるので、出力データ(13)はスイッチ5を経
由し且つレジスタR5を通ってベクトルレジスタ1に与
えられて書き込まれることとなる。但し、この場合、格
納される場所は、図11(a) に示すように予め格納され
ているベクトルデータA(i)及びB(i)とは別の上
位アドレスに指定される。
【0041】このように図2のステップS1に示した比
較演算結果に基づき図12のステップS20及びS40
並びにS70及びS90に示したような余分なステップ
を省略する為に、ステップS1での比較演算結果が「Y
ES」の場合のみ行われるように予め不必要なデータを
取り除く圧縮作業を行っておき、図7に示すベクトル演
算を実行する。
【0042】即ち、この図7に示したベクトル演算は図
13に示した従来のベクトル演算と同様のタイムチャー
トになるが、図13と異なる点は既に演算を行うベクト
ルデータを圧縮しているのでマスクレジスタのデータ
(下位アドレス「02」,「03」,「05」,「0
6」,…のデータ)は不必要となる点であり、且つ図2
の例えばステップS2〜S5は圧縮してベクトルレジス
タ1に格納したデータについては全て実行される。
【0043】即ち、ベクトルレジスタ1のアドレスR・
ADR及びR・ADRに対応するデータとして読み
出されたデータR・DATA,が演算器2において
例えばステップS2の演算を実行することにより得られ
るベクトルデータC’(i)をスイッチ5を経由してベ
クトルレジスタ1の上位アドレス「09」のベクトルデ
ータVR9に書込データW・DATAとして書き込むこ
ととなる。従って、ベクトルレジスタ1の書込イネーブ
ル信号WE(14)は全てのクロックタイミングにおい
て発生しており、無駄な演算が除去されていることが分
かる
【0044】このようにして圧縮されたデータを元にベ
クトル演算を行ってベクトルレジスタ1に格納されたデ
ータは図9に示す伸長時のタイムチャートに従ってデー
タを元の下位アドレスに戻す作業が実行される。
【0045】即ち、ベクトルレジスタ1からの入力デー
タ(5)は図示のように下位アドレス「00」,「0
1」,「04」,「07」,「08」,「09」,「1
0」,「11」というように圧縮された形で入力されて
おり、これに対してマスクレジスタ3からのマスクデー
タ(6)は図8の圧縮時と同じタイムチャートであるの
で、これらのデータをフリップフロップ67,62並び
に63を経由することにより図示のようにデータ(7)
〜(9)が得られる。
【0046】この内、データ(9)が制御部61を経由
してメモリ66ヘの書込イネーブル信号(18)及び書
込アドレスカウンタ61からのメモリ書込アドレスWE
を示す出力信号(10)となって入力データ(7)をメ
モリ66にそのまま書き込む。
【0047】このようなマスクデータ(9)を受けて制
御部61から出力された信号(17)をイネーブル信号
ENとして受ける読出アドレスカウンタ65は、メモリ
66に対して読出アドレス信号(11)を図18の圧縮
時において間引かれているデータを挿入出来るようにア
ドレス生成されるので、メモリ66から読み出されるデ
ータ(12)は図示のようにデータ「04」と「07」
とが3つのデータ分だけ伸長された形になるので、この
出力データ(13)がスイッチ5を介してベクトルレジ
スタ1に戻されると、ベクトルレジスタ1においては元
の上位アドレスにおける元の下位アドレス「04」,
「07」,…の位置にこのデータ(13)を書き込み、
下位アドレス「02」,「03」,「05」,「0
6」,…の所にはそれぞれ別の無関係なデータが入り込
むこととなり、図2に従って演算されたデータは所定の
アドレスに再び正しく格納されることとなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るベクト
ル演算回路によれば、マスクレジスタに書き込まれた比
較結果に従って2つのベクトルデータについて有効デー
タのみを残す圧縮を行いベクトルレジスタに別途書き込
んでおき、この圧縮された有効データについてその他の
所定の演算が演算器で行われたときにこの演算結果をベ
クトルレジスタに書き込むと共に、その演算結果をベク
トルレジスタの元のアドレスに戻すようにした圧縮・伸
長器を演算器に並列に設けたので、マスク付演算をさせ
たいデータを演算させる前に圧縮してから演算しその後
演算を伸長するので、同一のマスクデータを使用するベ
クトル演算を行う場合に高速化を実現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベクトル演算回路を原理的に示し
たブロック図である。
【図2】本発明によるベクトル演算の処理(圧縮・伸長
処理は別)を示したフローチャート図である。
【図3】本発明における圧縮処理の概念を説明した図で
ある。
【図4】本発明における伸長処理の概念を説明した図で
ある。
【図5】本発明の実施例を示した全体構成ブロック図で
ある。
【図6】本発明に用いる圧縮・伸長器の実施例を示した
ブロック図である。
【図7】本発明によるベクトル演算のタイムチャート図
である。
【図8】本発明による圧縮動作例を示したタイムチャー
ト図である。
【図9】本発明による伸長動作例を示したタイムチャー
ト図である。
【図10】従来の回路構成例を示したブロック図であ
る。
【図11】ベクトルレジスタ及びマスクレジスタの構成
例を示した図である。
【図12】従来のベクトル演算の処理を示したフローチ
ャート図である。
【図13】従来のベクトル演算のタイムチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 ベクトルレジスタ 2 演算器 3 マスクレジスタ 4 圧縮・伸長器 5 スイッチ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め複数のベクトルデータを書き込んで
    おくベクトルレジスタ(1) と、 2組のベクトルデータについて比較演算及びその他の所
    定の演算を行う演算器(2) と、 該演算器(2) での該比較演算による比較結果を各データ
    毎に書き込むマスクレジスタ(3) と、 該マスクレジスタ(3) に書き込まれた該比較結果に従っ
    て該2つのベクトルデータについて有効データのみを残
    す圧縮を行って該ベクトルレジスタに別途書き込み、該
    圧縮された有効データについて該その他の所定の演算が
    該演算器(2) で行われたとき該演算結果をベクトルレジ
    スタ(1) へ書き込むと共に該演算結果を該ベクトルレジ
    スタ(1) の元のアドレスに伸長する圧縮・伸長器(4)
    と、 制御系からの切替信号により該演算器(2) と該圧縮・伸
    長器(4) との切替を行うスイッチ(5) と、 を設けたことを特徴とするベクトル演算回路。
JP21272592A 1992-08-10 1992-08-10 ベクトル演算回路 Withdrawn JPH0660110A (ja)

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JPH0660110A true JPH0660110A (ja) 1994-03-04

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