JPH0658747U - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH0658747U
JPH0658747U JP733293U JP733293U JPH0658747U JP H0658747 U JPH0658747 U JP H0658747U JP 733293 U JP733293 U JP 733293U JP 733293 U JP733293 U JP 733293U JP H0658747 U JPH0658747 U JP H0658747U
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JP
Japan
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wire frame
pad material
seat
frame
vehicle seat
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沢 治 文 寺
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池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用シートのワイヤーフレームからなるシ
ートフレームとパッド材とを簡易に分離することがで
き、車両用シートを簡易迅速に解体する。資源リサイク
ルを簡単に行い、作業能率を著しく向上させる。 【構成】 シート形状に対応させてワイヤーフレームか
らなるシートフレーム12を形成する。パッド材13に
前記ワイヤーフレーム12を嵌合させる溝部16を形成
する。パッド材13の溝部16の長手方向の複数箇所に
溝部16を横断する形状の凹部17を形成する。前記ワ
イヤーフレーム12を溝部16に嵌合させた状態で前記
凹部17にワイヤーフレーム12の押え部材19を挿入
固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シートに関し、更に詳細に説明すると、シート形状に対応して 枠状に形成されたワイヤーフレームからなるシートフレームと、該シートフレー ムと一体化されるパッド材と、該パッド材の外周を被覆する表皮材とからなる車 両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用シート1は、図3及び図4に示す如く、シート形状に対応し て枠状に形成されたワイヤーフレームからなるシートフレーム2と、このシート フレーム2と一体発泡成形されたパッド材3と、このパッド材3の表面を被覆す る表皮材4とから形成されている。
【0003】 ワイヤーフレームからなるシートフレーム2とパッド材3とを、パッド材3の 発泡成形の際に一体化することにより、生産性の向上を図っている。これらの構 成はシートクッション及びシートバックの何れにも用いられている。尚図3及び 図4中、符号6,7はワイヤーフレームからなるシートフレーム2に形成された 取付部である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、これら従来の車両用シート1はシートフレーム2とパッド材3とが 強固に接合された状態にあるので、これらの車両用シートを解体し、資源リサイ クルを行う場合には、ワイヤーフレームからなるシートフレーム2をパッド材3 より分離しなければならず、この分離作業が困難で、車両用シートを簡易迅速に 解体することができず、解体作業が煩雑となっていた。
【0005】 本考案の目的は、ワイヤーフレームからなるシートフレームとパッド材とを簡 易に分離することができ、車両用シートを簡易迅速に解体することができ、資源 リサイクルを簡単に行うことができ、作業能率を著しく向上させることができる 経済性に優れた車両用シートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、シート形状に対応して枠状に 形成されたワイヤーフレームからなるシートフレームと、該シートフレームと一 体化されるパッド材と、該パッド材の外周を被覆する表皮材とからなる車両用シ ートにおいて、前記パッド材に前記ワイヤーフレームを嵌合し得る溝部が形成さ れ、且つパッド材の溝部の長手方向の複数箇所に溝部を横断する形状の凹部が形 成され、前記ワイヤーフレームを溝部に嵌合させた状態で前記凹部にワイヤーフ レームの押え部材が挿入固着されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案に依れば、パッド材にワイヤーフレームを嵌合し得る溝部が形成され、 且つパッド材の溝部の長手方向の複数箇所に溝部を横断する形状の凹部が形成さ れ、前記ワイヤーフレームを溝部に嵌合させた状態で前記凹部にワイヤーフレー ムの押え部材が挿入固着されているので、ワイヤーフレームとパッド材とを強固 に一体化することができ、また車両用シートの解体時には複数個の押え部材をカ ットし、または剥離させることにより、パッド材よりワイヤーフレームを抜き出 すことができ、簡易迅速に車両用シートを解体することができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案に係わる車両用シートを図面を参照して詳述する。 図1及び図2には本考案に係る車両用シートの一実施例の概略が夫々示されて をり、図1に示す如く、この車両用シート11は本実施例ではシートクッション に適用した場合として示されているが、同様にシートバックにも適用することが できるものである。
【0009】 車両用シート11は、図1に示す如く、シート形状に対応させて枠状に形成さ れたワイヤーフレームからなるシートフレーム(以下ワイヤーフレームと言う) 12を備え、該ワイヤーフレーム12がパッド材13の裏面側に形成された溝部 16に嵌合している。前記ワイヤーフレーム12の前端側及び後端側には略U字 状の取付部21が形成されている。
【0010】 パッド材13は発泡ウレタン等から発泡成形されているが、ワイヤーフレーム 12とは一体発泡成形されていない。このパッド材13の表面が表皮材14によ り被覆されている。尚パッド材13は表皮材14と一体発泡成形することができ る。
【0011】 また、前記パッド材14の裏面側に形成された溝部16はワイヤーフレーム1 2の外形形状に対応して形成され、溝部16の深さは約10mmであり、また溝部 16の幅は、ワイヤーフレーム12の太さと略同一に形成されている。尚、一例 としてワイヤーフレーム12の太さは4.5mmに形成されている。
【0012】 前記溝部16の長手方向の複数箇所に適宜の間隔で、前記溝部16を横断する 形状の凹部17が形成されている。この凹部17は略四角形状に形成されている が、略円形状であってもよい。
【0013】 前記凹部17の深さは溝部16に嵌合されるワイヤーフレーム12の上端位置 まであればよく、このワイヤーフレーム12の上端位置より浅く形成することが でき、また必要に応じて深く形成することもできる。
【0014】 図2に拡大して示す如く、パッド材13の凹部17には、パッド材13と一体 に形成された押え部材19が挿入固着されるようになされている。この押え部材 19は本実施例ではパッド材13と一体に形成され、パッド材13と同一の材質 より形成されているが、別体の異なる材質のものを用いてもよい。
【0015】 この押え部材19はパッド材13の凹部17の一側部より上方に延びて形成さ れ、押え部材19をパッド材13の凹部17に嵌合させることができる大きさに 形成されている。尚、押え部材19をパッド材13の凹部17に通常時挿入され る方向、即ち横方向に延ばして形成することもできる。
【0016】 従って、パッド材14の裏面側に形成された溝部16にワイヤーフレーム12 を嵌合させ、次いでパッド材13の複数の凹部17に夫々押え部材19を接着剤 20等を用いて接合させれば、ワイヤーフレーム12がパッド材13に埋設され た状態を得ることができる。尚、押え部材19によるワイヤーフレーム12の押 え強度を向上させるために溝部16より凹部17を深く形成し、押え部材19を 断面逆U字状に形成し、ワイヤーフレーム12をまたがる状態で押えることもで きる。
【0017】
【考案の効果】
以上が本考案に係る車両用シートの一実施例の構成であるが、斯る構成に依れ ば、パッド材にワイヤーフレームを嵌合し得る溝部が形成され、且つパッド材の 溝部の長手方向の複数箇所に溝部を横断する形状の凹部が形成され、前記ワイヤ ーフレームを溝部に嵌合させた状態で前記凹部にワイヤーフレームの押え部材が 挿入固着されているので、ワイヤーフレームとパッド材とを強固に一体化するこ とができ、また車両用シートの解体時には複数個の押え部材をカットし、または 剥離させることにより、パッド材よりワイヤーフレームを抜き出すことができ、 簡易迅速に車両用シートを解体することができ、資源リサイクルを簡単に行うこ とができ、作業能率を著しく向上させることができる経済性に優れた車両用シー トを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用シートの裏面分解斜視図。
【図2】本考案に係る車両用シートの一部拡大断面図。
【図3】従来の車両用シートを示す斜視図。
【図4】従来の車両用シートの断面図。
【符号の説明】
11 車両用シート 12 ワイヤーフレーム 13 パッド材 14 表皮材 16 溝部 17 凹部 19 押え部材 20 接着剤 21 取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート形状に対応して枠状に形成された
    ワイヤーフレームからなるシートフレームと、該シート
    フレームと一体化されるパッド材と、該パッド材の外周
    を被覆する表皮材とからなる車両用シートにおいて、 前記パッド材に前記ワイヤーフレームを嵌合し得る溝部
    が形成され、且つパッド材の溝部の長手方向の複数箇所
    に溝部を横断する形状の凹部が形成され、前記ワイヤー
    フレームを溝部に嵌合させた状態で前記凹部にワイヤー
    フレームの押え部材が挿入固着されていることを特徴と
    する車両用シート。
JP1993007332U 1993-02-02 1993-02-02 車両用シート Expired - Lifetime JP2591763Y2 (ja)

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