JP2624113B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2624113B2
JP2624113B2 JP6102493A JP6102493A JP2624113B2 JP 2624113 B2 JP2624113 B2 JP 2624113B2 JP 6102493 A JP6102493 A JP 6102493A JP 6102493 A JP6102493 A JP 6102493A JP 2624113 B2 JP2624113 B2 JP 2624113B2
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JP
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pad material
shaped spring
hook
vehicle seat
pad
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JP6102493A
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Inventor
沢 治 文 寺
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートに関し、更
に詳細に説明すると、シートフレームにS字状ばねが張
設され、該S字状ばねの前面側または上面側にパッド材
が配設され、該パッド材の表面が表皮材により被覆され
て形成された車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シートは、図4及び図
5に示す如く、シートフレーム1にS字状ばね2が張設
され、このS字状ばね2の前面側または上面側にパッド
材3が配設され、このパッド材3の表面が表皮材5によ
り被覆されて形成されている。
【0003】また表皮材5に引き部材6を取付け、この
引き部材6の先端に取付けられた引きワイヤー7をシー
トフレーム1側またはパッド材3側に埋設されたスリッ
トワイヤー、または前記S字状ばね2等にクリップ8止
めすることにより、所定の形状やパターンを形成するよ
うになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、これら従来
の車両用シートはS字状ばね2の形状や配設位置によ
り、表皮材5の引き部材6の形成位置が限定され、引き
位置の自由度がなく、また表皮材5に引き部材6を取付
け、この引き部材6の先端に取付けられた引きワイヤー
7をS字状ばね2等にクリップ8止めしなければなら
ず、これらの組付作業が煩雑であり、部品点数も多く経
済性欠けるものであった。
【0005】また、表皮材5に引き部材6を取付けない
場合には、表皮材5とパッド材3が接着により一体化さ
れている場合においても、パッド材3とS字状ばね2と
が遊離し、パッド材3を安定感よく支持することができ
ず、着座時や車両の走行時に異音が発生する虞れを有し
ていた。
【0006】更に、パッド材3に引き部材6用の穴を設
ける場合には、パッド材3の成形型の加工が複雑とな
り、成形型の製造コストが上昇する欠点を有するもので
あった。また、車両用シートを解体し、資源リサイクル
を行う場合には、クリップ8を鉄線切り、プライヤー等
の工具を用いて切断しなければならず、車両用シートを
簡易迅速に解体するのが困難で、作業が煩雑となる欠点
を有している。
【0007】本発明の目的は、S字状ばねの形状や配設
位置により、表皮材の引き部材の形成位置が限定され
ず、引き位置の自由度を向上させることができ、且つ組
付作業能率を著しく向上させることができ、またパッド
材と、S字状ばねとが遊離することがなく、着座時や車
両の走行時に異音が発生するのを防止することができ、
更に車両用シートを簡易迅速に解体することができ、資
源リサイクルを簡単に行うことができる経済性に優れた
車両用シートを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、シートフレームにS字状ばねが
張設され、該S字状ばねの前面側または上面側にパッド
材が配設され、該パッド材の表面が表皮材により被覆さ
れて形成された車両用シートにおいて、前記パッド材が
発泡合成樹脂材を発泡成形して形成され、該パッド材の
発泡成形の際にパッド材の背面側に第1の面ファスナー
が取付けられ、前記S字状ばねが第2の面ファスナーに
より被覆され、前記第1及び第2の面ファスナーを相互
に係止させることにより、前記パッド材とS字状ばねと
が連結されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に依れば、パッド材の背面側に第1の面
ファスナーが取付けられ、S字状ばねに第2の面ファス
ナーが取付けられ、前記第1及び第2の面ファスナーを
相互に係止させることにより、前記パッド材とS字状ば
ねとを連結することができ、表皮材に引き部材を設ける
必要がなく、S字状ばねの形状や配設位置に係わらず、
パッド材をS字状ばねに簡易迅速に連結することがで
き、パッド材と、S字状ばねとが遊離することがなく、
着座時や車両の走行時に異音を発生させる虞れがない。
【0010】
【実施例】以下本発明に係わる車両用シートを図面を参
照して詳述する。図1乃至図3には本発明に係る車両用
シートの一実施例の概略が夫々示されており、図1に示
す如く、この車両用シート11は本実施例ではシートバ
ックに適用した場合として示されているが、同様にシー
トクッションにも適用することができるものである。
【0011】車両用シート11は、図1に示す如く、略
四角形状または逆U字状に形成されたシートフレーム1
2を備え、該シートフレーム12に複数のS字状ばね1
3が横方向に延びて張設されている。このシートフレー
ム12及びS字状ばね13の表面側にはパッド材14が
配設され、このパッド材14の表面が表皮材により被覆
されている。
【0012】また、前記パッド材14の裏面側には粗毛
布等からなるサポータ材を取付けることができる。前記
パッド材14は発泡合成樹脂材を発泡成形して形成さ
れ、該パッド材14の発泡成形の際にパッド材14の背
面側に第1の面ファスナー16が取付けられている。
【0013】前記第1の面ファスナー16はシートフレ
ーム12に張設された複数のS字状ばね13と対向する
位置に設けられ、本実施例では帯状の第1の面ファスナ
ー16が横方向に延びて複数設けられている。尚シート
フレーム12に張設された複数のS字状ばね13の全て
に対して帯状の第1の面ファスナー16を設けなくても
よい。
【0014】パッド材14を発泡合成樹脂材より発泡成
形する場合に、第1の面ファスナー16を予め発泡成形
型に配設し、第1の面ファスナー16の裏面側に発泡合
成樹脂材の原液を含浸させることにより一体化すること
ができる。
【0015】尚、サポータ材を第1の面ファスナー16
とすることができ、また第1の面ファスナー16は接着
材等により接合させるものであってもよい。更にパッド
材14の表面を被覆する表皮材は、前記パッド材14の
発泡成形の際に一体に発泡成形することができる。
【0016】図2に示す如く、前記S字状ばね13は第
2の面ファスナー18により被覆されている。この第2
の面ファスナー18は本実施例では、S字状ばね13の
太さに対応させて筒状に形成された第2の面ファスナー
18より形成され、この第2の面ファスナー18をS字
状ばね13のS字に沿って被覆させている。
【0017】また、図3に示す如く、S字状ばね13の
S字の上下方向の長さに対応する筒状の第2の面ファス
ナー19をS字状ばね13の全体を被覆するように形成
することもできる。更に、複数のS字状ばね13を第2
の面ファスナー19により被覆することもでき、この場
合に第2の面ファスナー19を筒状に形成するものに限
定されるものではない。
【0018】前記第1及び第2の面ファスナー16,1
8、または第1及び第2の面ファスナー16,19とを
相互に係止させることにより、前記パッド材14とS字
状ばね13とが連結される。
【0019】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの一実
施例の構成であるが、斯る構成に依れば、パッド材の背
面側に第1の面ファスナーが取付けられ、S字状ばねに
第2の面ファスナーが取付けられ、前記第1及び第2の
面ファスナーを相互に係止させることにより、前記パッ
ド材とS字状ばねとが連結されているので、パッド材と
S字状ばねとを簡易迅速に係合させることができ、表皮
材に引き部材を設ける必要がなく、組付作業能率を著し
く向上させることができ、然もパッド材とS字状ばねと
が遊離することがなく、着座時や車両の走行中に異音が
発生するのを防止することができ、更にシートを簡易迅
速に解体することができ、資源リサイクルを簡単に行う
ことができる経済性に優れた車両用シートを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの分解斜視図。
【図2】本発明に係るシートのS字状ばねに設けた第2
の面ファスナーの斜視図。
【図3】本発明に係る第2の面ファスナーの異なる実施
例を示す斜視図。
【図4】従来の車両用シートを示す断面図。
【図5】従来の車両用シートの表皮材の引き部材を示す
一部斜視図。
【符号の説明】
11 車両用シート 12 シートフレーム 13 S字状ばね 14 パッド材 16 第1の面ファスナー 18 第2の面ファスナー 19 第2の面ファスナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームにS字状ばねが張設さ
    れ、該S字状ばねの前面側または上面側にパッド材が配
    設され、該パッド材の表面が表皮材により被覆されて形
    成された車両用シートにおいて、前記パッド材が発泡合
    成樹脂材を発泡成形して形成され、該パッド材の発泡成
    形の際にパッド材の背面側に第1の面ファスナーが取付
    けられ、前記S字状ばねが第2の面ファスナーにより被
    覆され、前記第1及び第2の面ファスナーを相互に係止
    させることにより、前記パッド材とS字状ばねとが連結
    されていることを特徴とする車両用シート。
JP6102493A 1993-02-25 1993-02-25 車両用シート Expired - Lifetime JP2624113B2 (ja)

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JPH06245845A JPH06245845A (ja) 1994-09-06
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