JP2006262959A - シートのトリムカバー - Google Patents

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Takeshi Yumoto
剛 湯元
Seiichiro Miyazaki
誠一郎 宮崎
Ikuo Sakamoto
郁雄 坂本
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Abstract

【課題】 シートの皮革製トリムカバーにおいて、所定の強度を有すると共に感触が良く折れ皺が発生しないようにすることである。
【手段】 皮革1及びこの皮革1の裏面に全面接着した発泡体製上部ワディング2とからなる外層部Aと、下部ワディング3からなる内層部Bとからなり、内層部Bの周縁を外層部Aに接着又は縫着により結合したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車などの車両用シート(座席)の外表面を構成する天然皮革製トリムカバーに関する。
皮革を使用したトリムカバーは感触を向上させるために、その裏面全体にウレタンフォームのスラブ材などからなるワディングを接着している(例えば、特許文献1、2)。
特開平8ー309048号公報 特開平6ー47853号公報
以上のように、皮革にワディングを全面接着すると、トリムカバーの強度は一定に保持される。そして、ワディングが薄いため、トリムカバーは接着により硬化することがないが、ワディングの厚さが薄いため、感触感が悪い不具合がある。
斯る不具合を除去するために、厚いワディングを皮革の全面接着すると、トリムカバー全体が硬くなり、折れ皺が発生する。
また、厚いワディングを使用し、そのワディングの周縁部のみを接着剤で皮革に接着すると、ワディングの厚みが厚いため、感触感が良く、接着による硬化はないが、前記ワディングの全面を接着したものに比べ、トリムカバーの強度が劣る不具合がある。
そこで、本発明は皮革製トリムカバーにおいて、強度が保持され、しかも、感触感が良いトリムカバーを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明に係るシートのトリムカバーは、所定形状に裁断した皮革及びこの皮革の裏面全体に渉って接着した発泡体製上部ワディングとからなる外層部と、この表層部に積層し表層部の周縁に接着又は縫着した下部ワディングからなる内層部とする。
また、前記上部ワディングと下部ワディングとの間に、上部ワディングカバーを介在させることにより、上、下部ワディングの摩耗を防止できる。
更に、前記下部ワディングの外面に、下部ワディングカバーを設けることにより、トリムカバーを被せるシートのクッション体に対する接触による下部ワディングの摩耗を防止できる。
本請求項1の発明によれば、二枚のワディングを使用しているため、各ワディングの厚みを薄くすることができ、外層部の上部ワディングが皮革に全面接着されている。従って、薄いワディングのため折れ皺が発生することがないし強度を保持できる。
また、下部ワディングからなる内層部の周縁が外層部に接着又は縫着されているため、硬化することがないし、また、上部ワディングと下部ワディングとによって厚いワディングを使用した場合と同様の感触感が得られる。しかも、このトリムカバーに、同一構造の他のトリムカバーを接ぎ合わせるための縫製の作業性も損なわれない。
本請求項2の発明によれば、上、下部ワディングの接触による摩耗を防止できることは勿論、上部ワディングカバーがトリムカバーの補強材となし得る。
本請求項3の発明によれば、下部ワディングカバーが下部ワディングの保護とトリムカバーの補強材とになる。
以下、本発明に係る皮革製トリムカバーの一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は外層部Aを内層部Bに接着又は縫着する前の状態を示し、外層部Aは天然皮革(牛、馬革)を所定の形状に裁断した皮革1と、この皮革1の裏面全体に渉って接着剤6で全面接着した発泡体製上部ワディング2とから構成されている。
上部ワディング2は従来この種のトリムカバーのワディングとして利用されているシート状のウレタンフォームのスラブ材であるが、従来の厚いワディングに対して略半分の厚さ(例えば、5ミリ)に形成されている。
そして、図示するものは接着した上部ワディング2の外面に一体にワディングカバー5が設けてある。
一方、内層部Bは前記上部ワディング2と同一の材質、厚さ等からなる下部ワディング3から構成されている。
そして、この下部ワディング3の外面には、下部ワディングカバー4が一体に設けてある。
この下部ワディングカバー4と前記上部ワディングカバー5は、いずれも、ナイロンハーフや不織布で、接着剤またはフレームラミネート法によって、上部ワディング2、下部ワディング3に固着されている。
なお、上部ワディングカバー5は、上部ワディング2に固着せずに下部ワディング3側に固着してもよい。
以上のように、上、下部ワディングカバー4、5を設けることにより、上、下部ワディング2、3間及び下部ワディング3とトリムカバーを被せる発泡体製クッション体との摩耗による摩耗を防止できるし。また、上、下部ワディングカバー4、5はトリムカバーの補強材となり得る。
図2は外層部Aと内層部Bとを接着又は縫着してトリムカバーを形成した状態を示す。 内層部Bは図1に示すように、周縁に接着剤7を塗布して外層部Aを接着しても良いし、内層部Bと外層部Aを重ね合わせて両周縁を縫着によって一体に連結しても良い。
従って、外層部Aと内層部Bとは周縁を除く部分が一体化されていないため、トリムカバーの感触が良好となる。
また、周縁は一体に接着又は縫着されて結合されているため、他の所定形状に裁断した同一構造のトリムカバーなどを接ぎ合わせる際に、その縫製の作業性が良いし、この接ぎ合わせた部分は、自動車用などのシートの輪郭など配設されるため、感触が損なわれることがない。
産業上の利用分野
本発明に係る皮革製トリムカバーは車両のシートの他にアームレスト、ヘッドレストなどのトリムカバーに利用できる。
本発明に係る皮革製トリムカバーの分解断面図である。 本発明に係る皮革製トリムカバーの断面図である。
符号の説明
1…皮革、2…上部ワディング、3…下部ワディング、4…下部ワディングカバー、5…上部ワディングカバー、A…外層部、B…内層部。

Claims (3)

  1. 所定形状に裁断した皮革及びこの皮革の裏面全体に渉って接着した発泡体製上部ワディングとからなる外層部と、この表層部に積層し表層部の周縁に接着又は縫着した下部ワディングからなる内層部と
    から構成するシートのトリムカバー・
  2. 前記上部ワディングと下部ワディングとの間に、上部ワディングカバーを介在させてなる請求項1記載のシートのトリムカバー。
  3. 前記下部ワディングの外面に、下部ワディングカバーを設けてなる請求項1記載のシートのトリムカバー。
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