JPH0658385A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

ベルト式無段変速機

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JPH0658385A
JPH0658385A JP4233015A JP23301592A JPH0658385A JP H0658385 A JPH0658385 A JP H0658385A JP 4233015 A JP4233015 A JP 4233015A JP 23301592 A JP23301592 A JP 23301592A JP H0658385 A JPH0658385 A JP H0658385A
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gear
planetary gear
gear mechanism
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pulley
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Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Shuzo Moroto
脩三 諸戸
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/04Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism
    • F16H63/06Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions
    • F16H63/062Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions electric or electro-mechanical actuating means

Abstract

(57)【要約】 【目的】プーリの軸力をシャフトにて担持する間に介在
するスラストベアリング31,32,53,55を、非
変速状態にあって一体回転にして、伝達効率を向上する
と共にコンパクト化を図る。 【構成】非変速操作状態にあっては、プーリ5,6の回
転が可動シーブ7,33と一体の雄ネジ部22,45か
らプラネタリギヤ機構66,71のキャリヤC1,C2
に伝達され、停止状態にあるサンギヤS1 ,S2 に基づ
き、リングギヤR1 ,R2 を介して雌ネジ部23,46
に伝達される。この際、雄ネジ部と雌ネジ部は同一回転
にてプーリと一体に回転する。変速用モータMにてシャ
フト57,59を介してサンギヤS1 ,S2 を回転する
ことにより、雄ネジ部及び雌ネジ部は相対回転して変速
操作する。この際、非円形ギヤ61,62により、可動
シーブのストロークにボールネジ装置のストロークを整
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ2個のシーブ
からなるプライマリ及びセカンダリプーリにベルトを巻
掛けてなるベルト式無段変速機(CVT)、特に自動車
に搭載されて好適なベルト式無段変速機に係り、詳しく
は、プライマリ及びセカンダリプーリを変速操作する変
速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、燃料消費率の向上及び運転性能の
向上等の要求により、自動車のトランスミッションとし
てベルト式無段変速装置を組込んだ自動変速機が注目さ
れている。
【0003】従来、本出願人は、例えば特開昭62−1
3853号公報、特開昭62−159847号公報、特
開昭62−159848号公報及び特開平2−1548
48号公報に示すように、プライマリ及びセカンダリの
両プーリの可動シーブを軸方向に移動するアクチュエー
タとしてボールネジ装置等の機械式アクチュエータを用
いると共に、これら両プーリに、達トルクに対応したベ
ルト挟持力を付与する調圧カム機構を設け、そしてこれ
らプライマリ及びセカンダリの両アクチュエータをギヤ
等の動力伝達装置を介して互いに連動すると共に、該動
力伝達装置に変速操作手段を連結して、プライマリ及び
セカンダリ側のアクチュエータを相対回転して変速する
ベルト式無段変速機を提案している。
【0004】特に、特開昭62−159847号公報記
載のVベルト式無段変速機は、プライマリ側ボールネジ
装置の雄ネジ部をプライマリプーリの可動シーブに形成
し、かつ該雄ネジ部をプラネタリギヤ機構のキャリヤを
介してセカンダリ側のボールネジ装置の雄ネジ部に連結
し、またプライマリ側ボールネジ装置の雌ネジ部をプラ
ネタリギヤ機構のリングギヤを介してセカンダリ側ボー
ルネジ装置の雌ネジ部に連結し、そして変速操作手段を
プラネタリギヤ機構のサンギヤに連結している。
【0005】これにより、非変速状態にあっては、プラ
イマリ側ボールネジ装置はプーリと一体回転し、更に該
ボールネジ装置の雄ネジ部及び雌ネジ部の回転はプラネ
タリギヤ機構の各要素を介してセカンダリ側ボールネジ
装置の雄ネジ部及び雌ネジ部にそれぞれ伝達され、所定
変速状態に維持され、そして変速操作手段の操作に基づ
き、プラネタリギヤ機構のサンギヤを回転することによ
り、プライマリ側及びセカンダリ側のボールネジ装置を
相対回転して、所望変速値を得ている。
【0006】従って、該Vベルト式無段変速機は、プラ
イマリプーリとセカンダリプーリとが1対1の関係、即
ち等速回転にあっては、セカンダリ側プーリとボールネ
ジ装置とは、プライマリ側と同様に同速状態にあり、プ
ーリの軸力をシャフトにて担持する間に介在する複数の
スラストベアリングは一体回転状態にあり、またプライ
マリプーリとセカンダリプーリとが1対1の関係にない
場合も、ボールネジ装置の雄ネジ部及び雌ネジ部のいず
れか一方が回転阻止されているものに比し、その相対回
転は小さく、ベアリングの負荷容量は小さくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記Vベルト式無段変
速機は、ボールネジ装置等の機械式アクチュエータがプ
ライマリ及びセカンダリプーリと共に回転しないものに
比して、スラストベアリングの負荷容量は小さくなる
が、それでも、セカンダリ側には、プーリの軸力をシャ
フトにて担持する間に介在する複数のスラストベアリン
グを、相対回転負荷を許容する容量以上にする必要があ
り、該ベアリングのスピンロス分無段変速機の伝達効率
を低下する共に、大きなベアリングスペースを必要とし
て、コンパクト化の支障となっている。
【0008】更に、プライマリ側及びセカンダリ側の両
ボールネジ装置は、常に連動状態にあって回転を伝達し
ているため、その間に非線形伝動手段を介在することが
できない。従って、各トルク比において、ベルトにて規
定されているプライマリ側可動シーブとセカンダリ側可
動シーブのストローク差を、ボールネジ装置の操作移動
量にて吸収することができず、このため、上記無段変速
機では、上記ストローク差を調圧カム機構にて吸収する
ことになるが、エンジンブレーキ等の負トルク伝達等の
正負トルク伝達の切換え時、調圧カム機構が大きくスト
ロークし、トルク変動を生じると共に調圧カム機構等の
耐久性及び性能を低下してしまう。
【0009】そこで、本発明は、プライマリ側及びセカ
ンダリ側の両機械式アクチュエータをプライマリ及びセ
カンダリプーリと共に回転し、プーリの軸力をシャフト
にて担持する間に介在するスラストベアリングを非変速
状態にあっては一体回転状態にして、伝達効率を向上す
ると共にコンパクト化を図り、更に両機械式アクチュエ
ータとの間に非線形伝動手段を介在して、可動シーブの
ストロークに機械式アクチュエータのストロークを整合
し、もって上述課題を解決したベルト式無段変速機を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、それぞれシャフト(2)
(3)支持されかつ軸方向に相対移動し得る2個のシー
ブ(7)(9),(33)(35)からなるプライマリ
プーリ(5)及びセカンダリプーリ(6)と、これら両
プーリに巻掛けられるベルト(B)と、第1の部材(2
4)(45)及び第2の部材(23)(46)からなり
これら両部材の相対回転に基づき前記両プーリの可動シ
ーブ(7)(33)を軸方向に移動する機械式アクチュ
エータ(21)(50)と、前記プーリの少なくとも一
方に伝達トルクに対応した軸力を付与する調圧機構(1
1)(43)と、を備えてなるベルト式無段変速機
(1)において、前記プライマリプーリ(5)の可動シ
ーブ(17)を固定シーブ(9)に対して軸方向に移動
自在にかつ相対回転不能に連結すると共に、これら可動
シーブ及び固定シーブのいずれか一方(7)を、前記プ
ライマリ側の機械式アクチュエータ(21)の第1及び
第2の部材のいずれか一方(22)に一体に回転するよ
うに連結し、前記セカンダリプーリ(6)の可動シーブ
(33)を固定シーブ(35)に対して軸方向に移動自
在にかつ相対回転不能に連結すると共に、これら可動シ
ーブ及び固定シーブのいずれか一方(33)を、前記セ
カンダリ側の機械式アクチュエータ(50)の第1及び
第2の部材のいずれか一方(45)に一体に回転するよ
うに連結し、それぞれ第1の要素(C1 )(C2 )、第
2の要素(R1 )(R2 )及び第3の要素(S1 )(S
2 )を有するプライマリ側及びセカンダリ側のプラネタ
リギヤ機構(66)(71)を配設し(図1参照)、前
記プライマリ側プラネタリギヤ機構(66)の第1の要
素(C1 )を前記プライマリ側機械式アクチュエータの
第1の部材及び第2の部材のいずれか一方(22)に連
結すると共に、前記プラネタリギヤ機構の第2の要素
(R1 )を前記機械式アクチュエータ(21)の他方
(23)に連結して、前記プラネタリギヤ機構の第3の
要素(S1 )が停止状態にある場合、前記機械式アクチ
ュエータの第1及び第2の部材(22)(23)が同一
回転数にて回転するように構成し、前記セカンダリ側プ
ラネタリギヤ機構(71)の第1の要素(C2 )を前記
セカンダリ側機械式アクチュエータの第1の部材及び第
2の部材のいずれか一方(45)に連結する共に、前記
プラネタリギヤ機構の第2の要素(R2 )を前記機械式
アクチュエータ(50)の他方(46)に連結して、前
記プラネタリギヤ機構の第3の要素(S2 )が停止状態
にある場合、前記機械式アクチュエータの第1及び第2
の部材(45)(46)が同一回転数にて回転するよう
に構成し、前記プライマリ側プラネタリギヤ機構(6
6)の第3の要素(S1 )と前記セカンダリ側プラネタ
リギヤ機構(71)の第3の要素(S2 )とを互いに連
結すると共に、該第3の要素に変速操作手段(M)を連
結してなる、ベルト式無段変速機にある。
【0011】また、好ましくは、前記プライマリ側プラ
ネタリギヤ機構(66)の第3の要素(S1 )と前記セ
カンダリ側プラネタリギヤ機構(71)の第3の要素
(S2)とを、非線形動力伝達手段(64)を介して連
結する。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、プライマリプーリ(5)の
回転はベルト(B)を介してセカンダリプーリ(6)に
伝達される。そして、非変速操作状態にあっては、プー
リ(5)(6)の回転が可動シーブ(7)(33)と一
体の一方の部材(22)(45)からプラネタリギヤ機
構(66)(71)の第1の要素(C1 )(C2)に伝
達され、更に停止状態にある第3の要素(S1 )(S
2 )に基づき、第2の要素(R1 )(R2 )を介して他
方の部材(23)(46)に伝達される。この際、一方
の部材と他方の部材とは同回転速度で回転し、機械式ア
クチュエータ(21)(50)は第1及び第2の部材の
相対回転のない所定位置に保持されて、プライマリ及び
セカンダリプーリ(5)(6)は所定有効径を維持す
る。また、調圧機構(11)(43)に基づき、プーリ
(5)(6)にベルト挟持力を付与すべく作用する軸力
は、機械式アクチュエータ(21)(50)及びスラス
トベアリング(26)(32)(55)(53)を介し
てシャフト(2)(3)にて担持されるが、これらスラ
ストベアリング(26)(32)(55)(53)は一
体回転状態にある。変速操作手段(M)を回転すると、
プライマリ及びセカンダリ側のプラネタリギヤ機構(6
6)(71)の第3の要素(S1 )(S2 )が回転し
て、機械式アクチュエータ(21)(50)の第1の部
材(22)(36)及び第2の部材(23)(46)を
相対回転し、これにより可動シーブ(7)(33)を移
動してプーリ(5)(6)の有効径を変更する。この
際、変速操作手段(M)の回転は、一方のプラネタリギ
ヤ機構(71)の第3の要素(S2 )には、例えば非線
形伝動手段(64)を介して伝達され、プライマリ及び
セカンダリプーリ(5)(6)の移動ストロークをベル
ト(B)にて規定される非線形ストロークに合致する。
【0013】なお上述カッコ内の符号は、、図面(特に
図1)と対照するためのものであるが、何等本発明の構
成を限定するものではない。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0015】第1の実施例によるベルト式無段変速機1
は、図1に示すように、エンジン側に連動しているプラ
イマリシャフト2及び車輪側に連動しているセカンダリ
シャフト3を有しており、プライマリシャフト2にはプ
ライマリプーリ5が装着され、またセカンダリシャフト
3にはセカンダリプーリ6が装着されており、かつこれ
ら両プーリ5,6の間に無端ベルトBが巻掛けられてい
る。そして、プライマリプーリ5は軸方向に相対移動す
る可動シーブ7及び固定シーブ9からなり、固定シーブ
9のボス部9aはシャフト2に回転及び摺動自在に嵌合
されていると共に、可動シーブ7のボス部7aをボール
スプライン10を介して摺動のみ自在に嵌合している。
また、該固定シーブ9の背面による環状の鍔部9bが突
出して形成されており、該鍔部9bにラジアルコロベア
リング8が装着されて、ケース(図示せず)に支持され
ている。更に、該固定シーブ9の背面における前記鍔部
9b内には調圧カム機構11が介在している。該調圧カ
ム機構11は固定シーブ背面に設けられた可動レース1
2、シャフト2に固定された固定レース13及び複数の
テーパコロ15からなり、両レース12,13の対向す
る端面は波状に凹凸形成されており、該端面間にコロ1
5が挟持され、従って両レース12,13の間の伝達ト
ルクに基づき、シーブ9に作用する軸力を発生する。
【0016】また、シャフト2の先端部分は段付膨径部
2aが一体に形成されており、該膨径部2aのシャフト
先端部はベアリング20によりケースに支持されてい
る。そして、該膨径部2aと可動シーブ7のフランジ部
背面との間には機械式アクチュエータを構成するボール
ネジ装置21が介在している。ボールネジ装置21は第
1の部材を構成する雄ネジ部22、第2の部材を構成す
る雌ネジ部23そしてこれらの間に介在する多数のボー
ル25を有しており、雄ネジ部22は可動シーブ7のボ
ス部7aに一体に形成されている。また、前記固定シー
ブボス部9aの先端部分にはボールスプライン溝に嵌合
してギヤ24が一体に固定されており、また、雌ネジ部
23は該ギヤ24より大径のギヤ26を一体に有して
る。そして、両ギヤ24,26の間にスラストベアリン
グ31が介在していると共に、ギヤ24と膨径部2aと
の間にスラストベアリング32が介在しており、常時作
用するベルトBによる可動シーブ7拡き方向の力に基づ
き、シャフト2に形成された膨径部2aとの間に挟持さ
れ、ギヤ24及び雌ネジ部23と一体のギヤ26は軸方
向の移動を阻止された所定位置にて回転のみ自在に支持
されている。
【0017】一方、セカンダリプーリ6も2個のシーブ
33,35からなり、固定シーブ35のボス部35aは
シャフト3に回転及び摺動自在に嵌合されていると共
に、可動シーブ33のボス部33aをボールスプライン
36を介して摺動のみ自在に嵌合している。そして、プ
ライマリプーリ5と同様に、固定シーブ35のフランジ
部背面には環状の鍔部35bが突出して形成されてお
り、該鍔部にラジアルコロベアリング34が装着されて
ケース(図示せず)に支持されている。更に、該固定シ
ーブ35の背面における前記鍔部35b内にはシャフト
3先端にナット38で固定されている固定レース39、
該固定シーブ35に固定されている可動レース40及び
これら両レースの波状端面に介在しているコロ41から
なる調圧カム機構43が介在している。また、可動シー
ブ33のフランジ部背面とのボス部33aの外周には雄
ネジ部45が形成されており、該雄ネジ部には多数のボ
ール48を介して雌ネジ部46が螺合されており、機械
式アクチュエータとなるボールネジ装置50が構成され
ている。更に、雌ネジ部46は前記プライマリ側雌ネジ
部23のギヤ26と同一歯数からなるギヤ51を一体に
有しており、また前記固定シーブボス部35aの先端部
分にはボールスプライン溝に嵌合してギヤ52が固定さ
れており、該ギヤ52は前記プライマリ側雄ネジ部22
と一体に回転するギヤ24と同一歯数からなる。更に、
シャフト3には段付膨径部3aが一体に形成されてお
り、該膨径部3aと前記ギヤ52との間にスラストベア
リング53が介在していると共に両ギヤ51,52の間
にスラストベアリング55が介在しており、また該膨径
部3aから基端側のシャフト3にはスラストベアリング
54を介してケース(図示せず)に支持されている。従
って、調圧カム機構43の軸力に起因してギヤ52及び
雌ネジ部45と一体のギヤ51は軸方向において所定位
置に位置決めされている。
【0018】そして、プライマリ及びセカンダリシャフ
ト2,3とで3角形を構成する部位には変速操作装置5
6が配設されている。該変速操作装置56は平行軸から
なるプライマリ側及びセカンダリ側のカウンタシャフト
57,59を有しており、これらシャフト57,59は
それぞれベアリング60…を介してケースに支持されて
いると共に、非円形ギヤ61,62がそれぞれ固定され
て、これら非円形ギヤ61,62は互いに噛合して非線
形伝動手段64を構成している。また、プライマリ側カ
ウンタシャフト57の一端には大径ギヤ63が固定され
ており、該ギヤ63は変速用モータMの出力軸に固定さ
れている小径ギヤ65に噛合している。
【0019】そして、プライマリ側カウンタシャフト5
7にはプラネタリギヤ機構66が配設されており、該ギ
ヤ機構66は、カウンタシャフト57にニードルベアリ
ングを介して回転自在に支持されているリングギヤR1
(第2の要素を構成)、該シャフト57にニードルベア
リングを介して回転自在に支持されているキャリヤC1
(第1の要素を構成)、及びシャフト57に形成された
サンギアS1 (第3の要素を構成)、そしてキャリヤC
1 に支持されかつ前記リングギヤR1 及びサンギヤS1
に噛合するピニオンP1 を有する。また、リングギヤR
1 を形成したカップ状部材67の外周部にはギヤ67a
が形成されており、該外周ギヤ67aは前記雌ネジ部2
3と一体のギヤ26に噛合している。また、前記キャリ
ヤC1 となるピニオンピンを支持しているフランジ状部
材70の外周部にはギヤ70aが形成されており、該ギ
ヤ70aは前記雄ネジ部22と一体に回転するギヤ24
に噛合している。
【0020】一方、セカンダリ側カウンタシャフト59
にも上述したものと同様なプラネタリギヤ機構71が配
設されており、該ギヤ機構は、カウンタシャフト59に
回転自在に支持されているリングギヤR2 (第2の要素
を構成)、該シャフト59に回転自在に支持されている
キャリヤC2 (第1の要素を構成)、及びシャフト59
に形成されたサンギヤS2 (第3の要素を構成)、そし
てピニオンP2 を有する。また、リングギヤR2 を形成
したカップ状部材72の外周部には前記ギヤ67aと同
様なギヤ72aが形成されており、該ギヤ72aは前記
雌ネジ部46と一体のギヤ51に噛合している。また、
前記キャリヤC2 となるピニオンピンを支持しているフ
ランジ部材75の外周部には前記ギヤ70aと同様なギ
ヤ75aが形成されており、該ギヤ75aは前記雄ネジ
部45と一体に回転するギヤ52と噛合している。
【0021】なお、前記プライマリ側及びセカンダリ側
のプラネタリギヤ機構66,71及びギヤ24,26,
70a,67a,51,52,75a,72aは、サン
ギヤS1 ,S2 が固定状態になる場合、ボールネジ装置
21,50の雄ネジ部22,45及び雌ネジ部23,4
6が同一回転数にて回転するように設定されている。
【0022】本実施例は、以上のような構成からなるの
で、エンジン出力に基づくプライマリシャフト2の回転
は、調圧カム機構11の固定レース13に伝達され、更
にコロ15及び可動レース12を介してプライマリプー
リ5のシーブ9に伝達される。この際、調圧カム機構1
1の固定レース13と可動レース12との相対回転に基
づき、シャフト2に作用する入力トルクに対応した軸力
がシーブ9の背面に作用する。また、ボールスプライン
10を介して一体に回転するプーリ5のトルクはベルト
Bを介してセカンダリプーリ6に伝達され、更に調圧カ
ム機構43を介してセカンダリシャフト3に伝達され
る。この際、調圧カム機構43に基づき、セカンダリシ
ャフト3へ伝達する出力トルクに対応した軸力がシーブ
35に作用する。
【0023】一方、プライマリプーリ5の回転は、該プ
ーリの可動シーブ7と一体の雄ネジ部22に伝達され、
更に該雄ネジ部22と一体回転するギヤ24及び該ギヤ
と噛合するギヤ70aを介してプラネタリギヤ機構66
のキャリヤC1 に伝達される。更に、該キャリヤC1
回転はピニオンP1 を介してリングギヤR1 に伝達さ
れ、そしてギヤ67a及び26を介して雌ネジ部23に
伝達される。同様に、セカンダリプーリ6の回転は、該
プーリの可動シーブ33と一体の雄ネジ部45に伝達さ
れ、更に該雄ネジ部45と一体に回転するギヤ52及び
該ギヤと噛合するギヤ75aを介してプラネタリギヤ機
構71のキャリヤC2 に伝達される。更に、該キャリヤ
2 の回転はピニオンP2 を介してリングギヤR2 に伝
達され、そしてギヤ72a及び51を介して雌ネジ部4
6に伝達される。
【0024】この際、変速用モータMによる変速操作が
行われていない場合、各プラネタリギヤ機構及びギヤ
は、雄ネジ部及び雌ネジ部が同回転数にて回転するよう
に設定されているので、プライマリ側及びセカンダリ側
のボールネジ装置21,50は雄ネジ部及び雌ネジ部が
相対回転することなく、かつプライマリ及びセカンダリ
プーリ5,6と一体に回転して、所定トルク比状態を保
持する。また、ボールネジ装置21,50は一体に回転
しているので、プーリに作用する軸力をシャフト2,3
にて担持する間に介在するスラストベアリング31,3
2,55,53は一体に回転する。またこの際、プライ
マリ側及びセカンダリ側プラネタリギヤ機構66,71
のサンギヤS1 ,S2 にはベルトBに対する挟持力に起
因するトルクが作用するが、これらサンギヤS1 ,S2
をそれぞれ有するシャフト57,59は非円形ギヤ6
1,62を介して互いに連結されており、上記トルクは
互いに打消され、従ってカウンタシャフト57,59は
大きな力で保持することなく、例えば変速用モータM等
の保持力のみのによって所定停止状態に保持される。
【0025】そして、運転者のアクセル操作等により変
速用モータMを例えば増速方向に回転すると、減速ギヤ
を構成するギヤ65,63を介してプライマリ側カウン
タシャフト57を所定方向に回転し、更に非円形ギヤ6
1,62を介してセカンダリ側カウンタシャフト59を
反対方向にする。すると、これらカウンタシャフト5
7,59に形成されたサンギヤS1 ,S2 もそれぞれ回
転し、プラネタリギヤ機構66,71のキャリヤC1
2 及びリングギヤR1 ,R2 の回転数を相対的に変化
する。これにより、各ボールネジ装置21,50の雄ネ
ジ部及び雌ネジ部は相対回転して、プライマリ側ボール
ネジ装置21は伸長すると共に、セカンダリ側ボールネ
ジ装置50は収縮して、無段変速機1は増速方向に変速
される。また、変速用モータを逆方向に回転すると、同
様に各ボールネジ装置の雄ネジ部及び雌ネジ部が相対回
転して、プライマリ側ボールネジ装置21が収縮すると
共に、セカンダリ側ボールネジ装置50が伸長して、無
段変速機1は減速方向に変速される。
【0026】なおこの際、プライマリ側ボールネジ装置
21は、変速用モータMから各円形ギヤを介して相対回
転が与えられるので、モータMの回転角に対して線形に
変化するが、セカンダリ側ボールネジ装置50は非円形
ギヤ61,62を介して相対回転が与えられるため、モ
ータMの回転角に対して非線形に変化する。これによ
り、セカンダリプーリ6の可動シーブ33は各トルク比
に亘って、プライマリプーリ5の可動シーブ7に対して
非線形に移動して、両可動シーブ7,33のベルトBに
て規定される非線形ストロークに整合して操作される。
また、前述したように両カウンタシャフト57,59に
は相殺する方向のトルクが作用しているので、変速用モ
ータMによる変速操作力は、両プーリ5,6のベルト挟
圧力の差だけの極めて僅かなトルクで足り、各走行信号
に応じて素早くかつ正確に制御できると共に、ベルトB
に過度の挟圧力を付与することなく、ベルトの耐久性及
び伝達効率を損なうことはない。更に、ボールネジ装置
21,50の雄ネジ部22,45及び雌ネジ部23,4
6の相対回転に基づき、スラストベアリング31,3
2,55,53も相対回転するが、この量は僅かであ
り、かつその時間も、全体の動力伝達時間に比して僅か
である。
【0027】なお、上述説明は、エンジンから車輪方向
へトルクを伝達する正トルク伝達時について説明した
が、エンジンブレーキ時等の車輪からエンジン方向へト
ルクを伝達する負トルク伝達時においても、セカンダリ
側が入力側となりかつプライマリ側が出力側となって、
同様に伝達トルクに対応して軸力にて動力伝達を行い得
る。そして、正トルクから負トルク伝達時へ又はオイル
その逆の切換えに際して、回転方向が異なるため、調圧
カム機構11,43が逆転により瞬時的に遊び状態を生
ずるが、非線形動力伝達装置64に基づく両プーリ5,
6のベルト整合性により、該遊び状態の現出が極めて僅
かであって、ベルト挟圧力を常に維持することができ
る。
【0028】ついで、図2及び図3に沿って、本発明の
第2の実施例について説明する。なお、先の実施例と同
一部分は、同一符合を符して説明を省略する。
【0029】先の実施例では、雄ネジ部22,45と一
体に回転するギヤ24,52が、固定シーブボス部9
a,35aに固定されていたが、本実施例では、雄ネジ
部22,45を一体に形成した可動シーブ7,33の背
面に鍔部7b,33bを形成し、該鍔部に幅広のギヤ2
4,52が形成されている。
【0030】なお、本実施例のプラネタリギヤ機構66
2 (712 )は、雄ネジ部22(45)にギヤ24,6
7a(52,72a)を介して連結している部材がリン
グギヤR1 ′(R2 ′)となり、また雌ネジ部23(4
6)にギヤ26,70a(51,75a)を介して連結
している部材がキャリヤC1 ′(C2 ′)となる。従っ
て、本実施例では第1の要素がリングギヤ、第2の要素
がキャリヤとなるが、作動は先の第1の実施例と同様で
ある。
【0031】また、本実施例による非線形伝動手段64
は減速装置を介して互いにサンギヤS1 ,S2 に連結さ
れている。即ち、プライマリ側カウンタシャフト57に
は大ギヤ90が一体に形成されていると共に、非円形ギ
ヤ61が固定されており、更にプラネタリギヤ機構66
のサンギヤS1 のボス部に小ギヤ92aを固定したスリ
ーブ92が回転自在に支持されている。一方、セカンダ
リ側カウンタシャフト59には大ギヤ93が一体に形成
されていると共に、非円形ギヤ62が固定されており、
更にプラネタリギヤ機構71のサンギヤS2 のボス部に
小ギヤ95aを固定したスリーブ95が回転自在に支持
されている。そして、両非円形ギヤ61,62が互いに
噛合すると共に、大ギヤ90,93と小ギヤ92a,9
5aが互いに噛合している。
【0032】更に、図3に詳示するように、セカンダリ
側シャフト59の大ギヤ93には減速ギヤ列96を介し
て変速用モータMが連動している。即ち、ケース100
に支持された2本のシャフト97,99にはそれぞれ大
小のギヤ97a,97b,99a,99bが設けられて
おり、第1のシャフト97の大ギヤ97aがモータ出力
軸に固定された小ギヤ103に噛合し、そして第2のシ
ャフト99の小ギヤ99bがカウンタシャフト59の大
ギヤ93に噛合している。
【0033】本実施例は以上の構成からなるので、変速
用モータMの回転は、減速ギヤ列96を介して大幅にト
ルクを増大され、ギヤ93からセカンダリ側カウンタシ
ャフト59に伝達されると共に、小ギヤ92aを介して
大幅に減速されてプライマリ側プラネタリギヤ機構66
のサンギヤS1 に伝達される。これにより、プライマリ
側ボールネジ装置21の雄ネジ部22及び雌ネジ部23
を相対回転してプーリ5の有効径が変化される。一方、
セカンダリ側カウンタシャフト59の回転は非円形ギヤ
62,61を介して非線形回転となり、更にプライマリ
側カウンタシャフト57、大ギヤ90及び小ギヤ95a
を介して大幅に減速され、セカンダリ側プラネタリギヤ
機構71のサンギヤS2 に伝達される。これにより、セ
カンダリ側ボールネジ装置50の雄ネジ部45及び雌ネ
ジ部46を相対回転して、かつ前記非線形回転に基づき
ベルトBにて規定される非線形ストロークに合致して、
プーリ6の有効径が変化される。
【0034】この際、構造上から、非円形ギヤ61,6
2の回転は1回転以内に規制されるが、該非円形ギヤの
回転は大ギヤ90,93及び小ギヤ92a,95aによ
り互いに大幅に減速されてサンギヤS1 ,S2 に伝達さ
れるので、カウンタシャフト57,59の回転は1回転
以内でありながら、サンギヤS1 ,S2 は多数回転とな
り、これによりボールネジ装置21,50の多数回転が
可能となって、ボールネジ装置が所定リードにて所定ス
トロークを得ることができる。
【0035】ついで、図4に沿って本発明の第3の実施
例について説明する。なお、本実施例は、第2の実施例
に対して、プラネタリギヤ機構のみが相違するので、こ
の部分のみを説明し、またプライマリ側及びセカンダリ
側は同じ構成からなるのでプライマリ側のみ説明する。
【0036】プラネタリギヤ機構664 ,(714
は、キャリヤC3 のピン101に支持されているピニオ
ンP3 が大ギヤ102及び小ギヤ103を有する。そし
て、該小ギヤ103には第1のサンギヤS3 が噛合し、
大ギヤ102には第2のサンギヤS4 が噛合しており、
かつキャリヤC3 はシャフトに回転自在に支持されてい
る。そして、第1のサンギヤS3 はシャフト57に回転
自在に支持されていると共にギヤ67aが一体に形成さ
れており、該ギヤ67aは雌ネジ部23に一体に形成さ
れたギヤ26に噛合している。また、第2のサンギヤS
4 は小ギヤ92aを有するスリーブ92に一体に形成さ
れており、該小ギヤ92aは大ギヤ93を介して非線形
伝動手段64に連結している。更に、キャリヤC3 を構
成するフランジの外周にはギヤ70aが形成されてお
り、該ギヤ70aは可動シーブ7に一体に形成されたギ
ヤ24に噛合している。従って、該プラネタリギヤ機構
664は、キャリヤC3 が第1の要素を構成し、第1の
サンギヤS3 が第2の要素を構成し、かつ第2のサンギ
ヤS4 が第3の要素を構成する。
【0037】本実施例は以上のような構成からなるの
で、プーリ5の回転は可動シーブ7と一体のギヤ24及
びギヤ70aを介してキャリヤC3 に伝達され、更に固
定状態にある第2のサンギヤS4 に基づき、第1のサン
ギヤS3 からギヤ67a,26を介して雌ネジ部23に
伝達される。非変速操作状態にあっては、第2のサンギ
ヤS4 が固定状態にあって、雄ネジ部22及び雌ネジ部
23は同一回転速度にて回転し、プーリ5は所定変速位
置に保持される。
【0038】また、変速用モータの回転に基づき、第2
のサンギヤS4 が回転すると、第1のサンギヤS3 及び
キャリヤC3 を介して雄ネジ部22及び雌ネジ部23が
相対回転して、ボールネジ装置21が伸縮し、トルク比
が変更される。
【0039】ついで、図5に沿って、本発明の第4の実
施例について説明する。なお、本実施例についても、プ
ライマリ側の変速操作装置についてのみ説明する。
【0040】プラネタリギヤ機構665 (715 )は、
雄ネジ部22にギヤ24,70aを介して連結している
キャリヤC5 (第1の要素)と、雌ネジ部23にギヤ2
6,67aを介して連結しているリングギヤR5 (第2
の要素)と、カウンタシャフト57に形成されているサ
ンギヤS5 とを備えている。キャリヤC5 はシャフト5
7に回転自在に支持されているボス部105を有してお
り、またリングギヤR5 はドラム部106を有してお
り、そしてボス部105とドラム部106との間には、
2列のボールベアリングからなり、ラジアル方向及びス
ラスト方向の力を支持し得るベアリング107が介在し
ている。
【0041】従って、非変速操作時、ボールネジ装置2
1の雄ネジ部22及び雌ネジ部23は、先の第1の実施
例と同様に、プラネタリギヤ機構665 を介して同回転
数にて回転する。この際、雄ネジ部22からギヤ24,
70aを介してキャリヤC5に伝達される動力伝達系
と、雌ネジ部23からギヤ26,67aを介してリング
ギヤR5 に伝達される動力伝達系とにそれぞれ作用する
ギヤスラスト力及びラジアル力は、ベアリング107を
介して一部相殺される。
【0042】一方、非線形動力伝達手段64を構成する
非円形ギヤ61,62はそれぞれカウンタシャフト57
及び59に回転自在に支持されており、かつプライマリ
側非円形ギヤ61には円形ギヤ109が一体に連結さ
れ、またセカンダリ側非円形ギヤ62にはボス部110
を介して円形ギヤ110aが一体に連結されている。更
に、プライマリ側カウンタシャフト57にはギヤ111
が一体に連結されていると共に、大ギヤ112a及び小
ギヤ112bからなるギヤユニット112が回転自在に
支持されている。一方、セカンダリ側カウンタシャフト
59には小ギヤ113が固定されていると共に、小ギヤ
115a及び大ギヤ115bからなるギヤユニット11
5が回転自在に支持されている。
【0043】これにより、非線形伝動手段64の回転は
それぞれ2段に減速されてプライマリ及びセカンダリ側
カウンタシャフト57,59に伝達される。即ち、非円
形ギヤ61の回転は、大ギヤ109、ギヤユニット11
5の小ギヤ115a及び大ギヤ115bそしてギヤ11
1を介してプライマリ側カウンタシャフト57に伝達さ
れる。また、非円形ギヤ62の回転は大ギヤ110a、
ギヤユニット112の小ギヤ112b及び大ギヤ112
aそして小ギヤ113を介してセカンダリ側カウンタシ
ャフト59に伝達される。
【0044】従って、非円形ギヤ61,62の1回転以
内の回転によりサンギヤS5 に多数回転を伝達し、ボー
ルネジ装置21,50に多数回転による充分なストロー
クを与える。
【0045】ついで、図6(a) ,(b) に沿って、図5に
示す第4の実施例を一部変更した第5の実施例について
説明する。
【0046】第4の実施例では、非円形ギヤ61と円形
ギヤ109とを一体に連結したが、本実施例では相対位
置を調整し得るように連結する。即ち、円形ギヤ109
のボス部109aにストッパリング117により抜止め
して非円形ギヤ61を装着する。また、円形ギヤ109
の側面に2個の円錐孔109b,109cを穿設し、ま
た非円形ギヤ61の側面に、上記円錐孔の間隔より僅か
に狭い間隔で先端にテーパ面a,bを有するピン11
9,120をネジ結合する。
【0047】従って、両ピン119,120を回転・螺
合してそのテーパ面a,bの突出量を調整することによ
り、これらテーパ面a,bの円錐孔109b,109c
への嵌合深さが調整されて、円形ギヤ109に対する非
円形ギヤ61の位相が調整される。これにより、プライ
マリ側ボールネジ装置21及びセカンダリ側ボールネジ
装置50の相対位置が調整され、ベルトBの張力等を調
整し得る。
【0048】ついで、図7に沿って、第4の実施例を更
に変更した第6の実施例について説明する。なお、本実
施例においても、先の実施例と同一部分は同一符号を符
して説明を省略すると共に、プライマリ側のみを説明し
て同一構成からなるセカンダリ側の説明を省略する。
【0049】固定シーブ9のボス部9aは長目に構成さ
れており、該ボス部にはボールスプライン10を介して
可動シーブ7のボス部7a及びギヤ24のボス部24a
が摺動自在に支持されている。また、ギヤボス部24a
にはギヤ26が回転自在に支持されており、該ギヤ26
は雌ネジ部23と一体に回転するように結合されてお
り、更にギヤ24及び26はシャフト膨出部2aと雌ネ
ジ部23の端面との間にスラストベアリング32,31
を介して挟持されて軸方向位置が所定位置に保持されて
いる。
【0050】また、プラネタリギヤ機構667 (71
7 )は、雄ネジ部22と一体に回転するギヤ24にギヤ
70aを介して連結してるキャリヤC7 (第1の要素)
と、雌ネジ部23と一体に回転するギヤ26にギヤ67
aを介して連結してるリングギヤR7 (第2の要素)
と、カウンタシャフト57に形成されているサンギヤS
7(第3の要素)とを備えている。そして、ギヤ70a
は長いボス部105を介してキャリヤC7 に連結してお
り、またギヤ67aはドラム部106を介してリングギ
ヤR7 に連結している。これらボス部105とドラム部
106との間には先の実施例と同様にベアリング107
が介在しており、更にボス部105はベアリング120
を介してケースに支持されている。
【0051】従って、先の実施例と同様に、雄ネジ部系
と雌ネジ部系との2系統等のギヤスラスト力及びラジア
ル力がベアリング107を介して相殺され、更にベアリ
ング120を介してプラネタリ機構667 が安定支持さ
れる。
【0052】ついで、図8に沿って、本発明の第7の実
施例につて説明する。なお、本実施例においても、プラ
イマリ側のみを説明して、同一構成からなるセカンダリ
側の説明を省略する。
【0053】本実施例にあっては、プラネタリギヤ機構
668 (718 )が、可動シーブ(33)の背面にネジ
装置21´(50´)と共に配設されている。また、ネ
ジ装置21′は、プラネタリギヤ機構がその外径上に重
ねて配置される関係上、径方向寸法に制限があり、この
ため3角ネジ、角ネジまたは台形ネジ等の送りネジ装置
からなる。
【0054】プラネタリギヤ機構668 は、第1のリン
グギヤR8 (第1の要素)、第2のリングギヤR9 (第
2の要素)、第1のサンギヤS8 (第3の要素)、更に
第2のサンギヤS9 、第1及び第2のピニオンP8 、P
9 を支持しているキャリヤC8 からなる。そして、第1
のリングギヤR8 は雌ネジ部22とボールスプライン1
0及び固定シーブボス部9aを介して一体に連結してい
るギヤボス部24aに結合されており、第2のリングギ
ヤR9 は雄ネジ部23に連結されている。更に、第2の
サンギヤS9 は雌ネジ部23上をニードルベアリングを
介して回転自在に支持されていると共に、かつ所定角度
に亘って形成されたウォームホィール130が一体に形
成されており、該ウォームホィール130にはベルト張
力等の調整手段であるウォーム131が噛合している。
また、第1のサンギヤS8 は第2のサンギヤS9 のボス
部に回転自在に支持されていると共に、大ギヤ132が
一体に連結されている。そして、キャリヤC8 の第1の
ピニオンP8 は第1のリングギヤR8 と第1のサンギヤ
8 に噛合し、また第2のピニオンP9 は第2のリング
ギヤR9 と第2のサンギヤS9 に噛合している。
【0055】また、プライマリ側及びセカンダリ側カウ
ンタシャフト57,59にはそれぞれ非円形ギヤ61,
62が結合されており、また減速ギヤユニット115,
112が回転自在に支持されている。更に、プライマリ
側カウンタシャフト57には大ギヤ133a及び小ギヤ
133bからなる減速ギヤユニット133が回転自在に
支持されていると共に大ギヤ109が固定されており、
またセカンダリ側カウンタシャフト59にも大ギヤ13
5a及び小ギヤ135bからなる減速ギヤユニット13
5が回転自在に支持されていると共に大ギヤ110aが
固定されている。
【0056】本実施例は以上のような構成からなるの
で、プーリ5と一体に回転する雄ネジ部22の回転はボ
ス部24aを介して第1のリングギヤR8 に伝達され、
更に、固定状態にある第1及び第2のサンギヤS8 ,S
9 に基づき、キャリヤC8 を介して一体回転として第2
のリングギヤR9 に伝達され、従って非変速操作時、雌
ネジ部23は雄ネジ部22と一体に回転する。
【0057】そして、変速操作手段を操作して非円形ギ
ヤ61,62を回転すると、ギヤ61の回転は、大ギヤ
109、減速ギヤユニット115,133を介して大幅
に減速されて大ギヤ132に伝達され、第1のサンギヤ
8 を回転して、第1及び第2のリングギヤR8 ,R9
に相対回転を与えることにより、雄ネジ部22及び雌ネ
ジ部23を相対回転してネジ装置21′を軸方向に調整
する。同様に、非円形ギヤ62の回転は、大ギヤ110
a、減速ギヤユニット122,135を介してセカンダ
リプラネタリギヤ機構718 の第1のサンギヤに伝達さ
れる。
【0058】また、調整手段であるウォーム131を回
転すると、第2のサンギヤS9 を回転してプライマリ側
のネジ装置21´のみ調整され、プライマリ側可動シー
ブ7を移動して、ベルト張力及びベルト走行線等を調整
し得る。同様に、セカンダリ側のウォーム131′を回
転すると、セカンダリ側可動シーブ33を移動し得る。
従って、これら両調整用ウォーム131,131′を適
宜回転して、最適なベルト張力及びベルト走行線を得る
ことができる。
【0059】なお、上述実施例は、機械式アクチュエー
タとしてボールネジ装置及びネジ装置を用いたが、これ
に限らず、静圧を作用した台形又は角ネジからなるネジ
装置又はカム機構等の、回転運動を軸方向運動に変換す
る他の装置でもよい。
【0060】また、上述の実施例においては、両可動シ
ーブのベルトにて規定される非線形ストロークに整合さ
せるために非線形動力伝達装置を用いたが、ベルトに当
接されるシーブの接触面を曲面にすることにより非線形
動力伝達装置をなくすことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
プライマリ側及びセカンダリ側の両機械式アクチュエー
タは、その第1の部材及び第2部材をプラネタリギヤ機
構の所定要素に連結してプーリと共に回転するので、プ
ライマリ及びセカンダリの両プーリの軸力をシャフトに
て担持する間に介在するスラストベアリングは、非変速
状態では一体回転し、ベアリングのスピンロスをなくし
て伝達効率を向上すると共に、ベアリングのスペースを
小さくしてコンパクト化特に軸方向の短縮化を図ること
ができる。
【0062】また、変速操作時は、変速操作手段によ
り、プライマリ及びセカンダリ側の両プラネタリギヤ機
構の第3の要素を回転すればよく、かつ両第3の要素は
互いに連結して、プライマリプーリ及びセカンダリプー
リから作用するトルクを打消すように作用しているの
で、所定トルク比を維持する状態にあっては、変速操作
手段を軽い力で停止・保持していれば足り、また変速操
作時には、変速操作手段を軽い力で素早くかつ正確に操
作することができる。
【0063】更に、前記両第3の要素は、非線形伝動手
段を介して連結しているので、プライマリ及びセカンダ
リの両プーリをベルトにて規定された非線形ストローク
に合せて移動操作することができ、トルク比に拘りなく
ベルト挟持力を常に最適に保持し得ると共に、トルク伝
達方向の切換え時のトルク変動を小さくして、伝動ショ
ックを軽減すると共に、変速機の耐久性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図3】該第2の実施例の変速操作部分を示す断面図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第4の実施例を示す断面図。
【図6】該第4の実施例を一部変更した非円形ギヤの位
相調整装置(第5の実施例)を示す図で、(a) は縦断面
図、(b) は円周に沿う部分断面図。
【図7】上記第4の実施例を変更した第6の実施例を示
す断面図。
【図8】本発明の第7の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ベルト式無段変速機 2 (プライマリ)シャフト 3 (セカンダリ)シャフト 5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ 7 可動シーブ 9 固定シーブ 10 ボールスプライン 11 調圧(カム)機構 21 機械式アクチュエータ(ボールネジ装置) 22 第1の部材(雄ネジ部) 23 第2の部材(雌ネジ部) 26,32 スラストベアリング 33 可動シーブ 35 固定シーブ 36 ボールスプライン 43 調圧(カム)機構 45 第1の部材(雄ネジ部) 46 第2の部材(雌ネジ部) 50 機械式アクチュエータ(ボールネジ装置) 53,55 スラストベアリング 61 非円形ギヤ 62 非円形ギヤ 64 非線形伝動手段 66,662 ,664 ,665 ,667 ,668 プラ
ネタリギヤ機構 71,712 ,714 ,715 ,717 ,718 プラ
ネタリギヤ機構 C1 ,C2 ,R′1 ,R′2 ,C3 ,C5 ,C7 ,R8
第1の要素 R1 ,R2 ,C′1 ,C′2 ,S3 ,R5 ,R7 ,R9
第2の要素 S1 ,S2 ,S4 ,S5 ,S7 ,S8
第3の要素 M 変速用モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれシャフトに支持されかつ軸方向
    に相対移動し得る2個のシーブからなるプライマリプー
    リ及びセカンダリプーリと、これら両プーリに巻掛けら
    れるベルトと、第1の部材及び第2の部材からなりこれ
    ら両部材の相対回転に基づき前記両プーリの可動シーブ
    を軸方向に移動する機械式アクチュエータと、前記プー
    リの少なくとも一方に伝達トルクに対応した軸力を付与
    する調圧機構と、を備えてなるベルト式無段変速機にお
    いて、 前記プライマリプーリの可動シーブを固定シーブに対し
    て軸方向に移動自在にかつ相対回転不能に連結すると共
    に、これら可動シーブ及び固定シーブのいずれか一方
    を、前記プライマリ側の機械式アクチュエータの第1及
    び第2の部材のいずれか一方に一体に回転するように連
    結し、 前記セカンダリプーリの可動シーブを固定シーブに対し
    て軸方向に移動自在にかつ相対回転不能に連結すると共
    に、これら可動シーブ及び固定シーブのいずれか一方
    を、前記セカンダリ側の機械式アクチュエータの第1及
    び第2の部材のいずれか一方に一体に回転するように連
    結し、 それぞれ第1の要素、第2の要素及び第3の要素を有す
    るプライマリ側及びセカンダリ側のプラネタリギヤ機構
    を配設し、 前記プライマリ側プラネタリギヤ機構の第1の要素を前
    記プライマリ側機械式アクチュエータの第1の部材及び
    第2の部材のいずれか一方に連結すると共に、前記プラ
    ネタリギヤ機構の第2の要素を前記機械式アクチュエー
    タの他方に連結して、前記プラネタリギヤ機構の第3の
    要素が停止状態にある場合、前記機械式アクチュエータ
    の第1及び第2の部材が同一回転数にて回転するように
    構成し、 前記セカンダリ側プラネタリギヤ機構の第1の要素を前
    記セカンダリ側機械式アクチュエータの第1の部材及び
    第2の部材のいずれか一方に連結する共に、前記プラネ
    タリギヤ機構の第2の要素を前記機械式アクチュエータ
    の他方に連結して、前記プラネタリギヤ機構の第3の要
    素が停止状態にある場合、前記機械式アクチュエータの
    第1及び第2の部材が同一回転数にて回転するように構
    成し、 前記プライマリ側プラネタリギヤ機構の第3の要素と前
    記セカンダリ側プラネタリギヤ機構の第3の要素とを互
    いに連結すると共に、該第3の要素に変速操作手段を連
    結してなる、 ベルト式無段変速機。
  2. 【請求項2】 前記プライマリ側プラネタリギヤ機構の
    第3の要素と前記セカンダリ側プラネタリギヤ機構の第
    3の要素とを、非線形動力伝達手段を介して連結してな
    る、 請求項1記載のベルト式無段変速機。
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