JPH065723U - 絞りプレス型装置 - Google Patents

絞りプレス型装置

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Publication number
JPH065723U
JPH065723U JP4984292U JP4984292U JPH065723U JP H065723 U JPH065723 U JP H065723U JP 4984292 U JP4984292 U JP 4984292U JP 4984292 U JP4984292 U JP 4984292U JP H065723 U JPH065723 U JP H065723U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press type
mold
holders
lower tension
tension
Prior art date
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Pending
Application number
JP4984292U
Other languages
English (en)
Inventor
陽明 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP4984292U priority Critical patent/JPH065723U/ja
Publication of JPH065723U publication Critical patent/JPH065723U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素材を強制的に引張しながら絞り加工するこ
とで、絞り深さが浅い場合においても製品の表面に対す
るしわや歪みの発生を防止する。 【構成】 上型15と、下型1のシワ押え体5との相互
には素材25の周縁部を挟持するアッパ、ロアの両テン
ションホルダ10,20がそれぞれ配設される。アッ
パ、ロアの両テンションホルダ10,20は、それぞれ
弾性体7,17によって支持されるとともに、素材25
を引張する方向に摺動可能に上型15とシワ押え体5と
にそれぞれ組付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は絞りプレス型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、絞りプレス型装置は、図5に示すように、下型(ポンチ)1′の周囲に 設けられたシワ押え体5′上面のしわ押え面と、上型15′の周縁部下面とによ り素材25′の周縁部を挟持した後、図6に示すように、下型1′に対し上型1 5′が下死点まで下降されることで、素材25′が絞り加工され、製品が成形さ れるようになっているのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来のプレス型装置は図5に示すように、シワ押え体5′ と上型15′の周縁部下面との間に素材25′の周縁部を挟持してから、図6に 示すように上型15′が下死点まで下降する間において、素材25′を強制的に 引張する機能をもっておらず、絞り深さが浅い場合には素材25′を塑性変形さ せて絞り加工することが困難となり、製品の表面にしわや歪みが発生する不具合 があった。
【0004】 この考案の目的は、前記した従来の問題点に鑑み、素材を強制的に引張しなが ら絞り加工することで、絞り深さが浅い場合においても製品の表面に対するしわ や歪みの発生を防止することができる絞りプレス型装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、上型と、下型のシワ押え体との相互 には素材の周縁部を挟持するアッパ、ロアの両テンションホルダがそれぞれ配設 され、 前記アッパ、ロアの両テンションホルダは、それぞれ弾性体によって支持され るとともに、前記素材を引張する方向に摺動可能に前記上型と前記シワ押え体と にそれぞれ組付けられている。
【0006】
【作用】
前記したように構成される絞りプレス型装置において、下型のシワ押え体のロ アテンションホルダ上に素材が載置された後、上型が下降されることで、素材の 周縁部がアッパ、ロアの両テンションホルダによって挟持される。 引続く上型の下降動作にともないアッパ、ロアの両テンションホルダが弾性体 を圧縮させながら摺動し、これら両テンションホルダの摺動に基づいて素材が引 張される。 このようにして、アッパ、ロアの両テンションホルダによって素材が引張され た後、上型が下死点まで下降され、素材が絞り加工されることで、製品が成形さ れる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図4にしたがって説明する。 絞りプレス型装置を縦断面で表した図1において、下型1は、ポンチホルダ2 、絞りポンチ3、シワ押え体5及びロアテンションホルダ10を主体として構成 されている。
【0008】 シワ押え体は、絞りポンチ3の周囲に沿ってリング状をなして昇降可能に配設 され、その下面が周知のようにクッションピン4によって支承されている。 シワ押え体5の上面には、凹部6が形成されている。この凹部6にはロアテン ションホルダ10が弾性体7によって支持された状態でかつガイドプレート8に 案内されて斜め下方へ摺動可能に組付けられている。
【0009】 ロアテンションホルダ10上面には素材25の周縁部に対する押え面11が水 平状に形成され、該押え面11の中央部にはビード溝12が凹設されている。さ らにロアテンションホルダ10の上面には、その押え面11の外側に位置して上 下方向のガイドピン13が固着状態で立設されている。
【0010】 一方、上型15の下面周縁部には、凹部16が形成されている。この凹部16 には、アッパテンションホルダ20が、弾性体17によって支持された状態でか つガイドプレート18に案内されて斜め上方へ摺動可能に組付けられている。
【0011】 アッパテンションホルダ20の下面には、ロアテンションホルダ10の押え面 11と協働して素材25の周縁部を挟持する押え面21が水平状に形成され、該 押え面21の中央部には、ビート溝12に対応するビード22が突設されている 。さらに、アッパテンションホルダ20の下面には、その押え面21の外側に位 置して前記ガイドピン13が、相対移動可能に嵌挿されるガイド穴23が形成さ れている。
【0012】 この実施例は上述したように構成される。したがって素材25を絞り加工する 場合、まず、図1に示すように、下型1のロアテンションホルダ10の押え面1 1上に素材25が載置される。
【0013】 ここで、上型15が図示しないプレス装置によって下降される。 上型15が図2に示す位置まで下降されると、アッパ、ロアの両テンションホ ルダ10,20の各押え面11,21によって素材25の周縁部が挟持される。 この間において、ガイドピン13がガイド穴23に嵌挿される。
【0014】 引き続く上型15の下降にともない、アッパ、ロアの両テンションホルダ10 ,20はガイドピン13によって同期されかつそれぞれの弾性体7,17を圧縮 させながら各ガイドプレート8,18に沿って摺動する。そして、アッパ、ロア の両テンションホルダ10,20の摺動に基づいて素材25が引張される。
【0015】 アッパ、ロアの両テンションホルダ10,20が図3に示すように摺動端まで 摺動されると、これと略同時に素材25の下面が下型1の絞りポンチ3上面に当 接される。そして図4に示すように上型15が下死点まで下降されることで、素 材25が絞り加工される。
【0016】 その後、上型15が元の位置まで上昇され、下型1の絞りポンチ3から製品が 取出されることで、絞り加工の1サイクルが完了する。
【0017】 このようにして、素材25が絞り加工される前に、素材25に張力を付与する ことで、絞り深さが浅い場合においても、素材25を確実に塑性変形させて絞り 加工することができる。この結果、製品の表面に対するしわや歪みの発生が防止 され外観美麗な製品が得られる。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、素材が絞り加工させる前に、素材に張 力を付与することで、絞り深さが浅い場合においても、素材を確実に塑性変形さ せて絞り加工することができ、表面にしわや歪みがない外観美麗な製品が得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の絞りプレス型装置を示す
断面図である。
【図2】同じくアッパ、ロアの両テンションホルダによ
って素材が挟持された状態を示す断面図である。
【図3】同じく両テンションホルダによって素材が引張
された状態を示す断面図である。
【図4】同じく上型が下死点まで下降され素材が絞り加
工された状態を示す断面図である。
【図5】従来の絞りプレス型装置を示す断面図である。
【図6】同じく上型が下死点まで下降され素材が絞り加
工された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 下型 5 シワ押え体 6 凹部 7 弾性体 10 ロアテンションホルダ 15 上型 16 凹部 17 弾性体 20 アッパテンションホルダ 25 素材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と、下型のシワ押え体との相互には
    素材の周縁部を挟持するアッパ、ロアの両テンションホ
    ルダがそれぞれ配設され、 前記アッパ、ロアの両テンションホルダは、それぞれ弾
    性体によって支持されるとともに、前記素材を引張する
    方向に摺動可能に前記上型と前記シワ押え体とにそれぞ
    れ組付けられていることを特徴とする絞りプレス型装
    置。
JP4984292U 1992-06-22 1992-06-22 絞りプレス型装置 Pending JPH065723U (ja)

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JP4984292U JPH065723U (ja) 1992-06-22 1992-06-22 絞りプレス型装置

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ID=12842333

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