JPH02121727A - 山形パネル製品の絞り成形装置 - Google Patents
山形パネル製品の絞り成形装置Info
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- JPH02121727A JPH02121727A JP63275816A JP27581688A JPH02121727A JP H02121727 A JPH02121727 A JP H02121727A JP 63275816 A JP63275816 A JP 63275816A JP 27581688 A JP27581688 A JP 27581688A JP H02121727 A JPH02121727 A JP H02121727A
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、山形パネル製品の絞り成形装置に関するもの
である。
である。
[従来の技術]
従来、例えば、第9図に示すような、宅配型のような車
両1のフードパネルアウター2として、絞り部3をもつ
山形パネル製品が採用されることがある。
両1のフードパネルアウター2として、絞り部3をもつ
山形パネル製品が採用されることがある。
このようなフードパネルアウター2に用いられる山形パ
ネル製品は、パネル材料であるパネル材料をプレス成形
することによって得られる。なお、第8図に示された山
形パネル製品10は、中央部に山形状の絞り部11を有
するもので、その絞り部11は前後の端面縦壁部12及
び左右の側面縦壁部13を介して山形状に絞り成形され
ている。
ネル製品は、パネル材料であるパネル材料をプレス成形
することによって得られる。なお、第8図に示された山
形パネル製品10は、中央部に山形状の絞り部11を有
するもので、その絞り部11は前後の端面縦壁部12及
び左右の側面縦壁部13を介して山形状に絞り成形され
ている。
なお、図中、aは絞り部11の端面縦壁部12の最大高
さ、bは絞り部11の側面w1壁部13の高さ、αは折
曲げ角度がそれぞれ示されている。
さ、bは絞り部11の側面w1壁部13の高さ、αは折
曲げ角度がそれぞれ示されている。
上記した山形パネル製品10を絞り成形する場合、その
成形上、折曲げ角αが約15°以上となるような急激な
折曲げを回避しなければならないという制約を受けるこ
とから、次のような問題があった。
成形上、折曲げ角αが約15°以上となるような急激な
折曲げを回避しなければならないという制約を受けるこ
とから、次のような問題があった。
すなわち、通常、絞り部11を絞るためにパネル材料が
その端縁部から流入されることにより、パネル全体(山
形パネル製品10)の張り剛性が不足し、歪みが発生し
やすい。また、特に端面縦壁部12では高さが大きいた
め、カジリ傷ができやすい。また、このような理由から
、材料寸法が大きくなり、歩留りが低下する。また、パ
ネル材料を急激に折曲げられない理由としては、材料つ
かみ時、すなわち絞り部11の絞り成形時におけるしわ
押え時に、第10図に示すように、パネル材料17の中
央部17aが自重により撓んで、折れしわが発生し、製
品として不適格となること等が挙げられる。
その端縁部から流入されることにより、パネル全体(山
形パネル製品10)の張り剛性が不足し、歪みが発生し
やすい。また、特に端面縦壁部12では高さが大きいた
め、カジリ傷ができやすい。また、このような理由から
、材料寸法が大きくなり、歩留りが低下する。また、パ
ネル材料を急激に折曲げられない理由としては、材料つ
かみ時、すなわち絞り部11の絞り成形時におけるしわ
押え時に、第10図に示すように、パネル材料17の中
央部17aが自重により撓んで、折れしわが発生し、製
品として不適格となること等が挙げられる。
なお、側面縦壁部13については問題が絶対ないという
ことではないが、その高さbG、11品として必要な寸
法であり、通常、許容範囲内の寸法に設定される。また
、端面縦壁部12については、製品として必要な寸法が
側面縦壁部13の高ざbの寸法にほぼ等しいにも拘らず
、絞り成形の都合から、高さbより6大きな高さaに余
分に絞り込まれることにより、前記したような不具合が
生じる。
ことではないが、その高さbG、11品として必要な寸
法であり、通常、許容範囲内の寸法に設定される。また
、端面縦壁部12については、製品として必要な寸法が
側面縦壁部13の高ざbの寸法にほぼ等しいにも拘らず
、絞り成形の都合から、高さbより6大きな高さaに余
分に絞り込まれることにより、前記したような不具合が
生じる。
そこで、従来では、パネル材料を第11図(イ)に示す
ように予め断面山形状の山形パネル18に折曲げる予備
折曲げ加工を行なった後、その加二[に用いた型設備と
は別の型設備によって、前記山形パネル18に前記絞り
部11を絞り成形して、第11図(ロ)に示す山形パネ
ル製品10を得ることが一般的に行なわれている。
ように予め断面山形状の山形パネル18に折曲げる予備
折曲げ加工を行なった後、その加二[に用いた型設備と
は別の型設備によって、前記山形パネル18に前記絞り
部11を絞り成形して、第11図(ロ)に示す山形パネ
ル製品10を得ることが一般的に行なわれている。
[発明が解決しようとする課題1
しかしながら、上記した予備折曲げ加工を行なう方策で
は、二種の型設備を必要とするため、それに要する型設
備費用、及び加工費用がかかるため、加工コストが高く
付(ことになった。また、製品の取り回しの点では、予
備折曲げ工程から絞り成形工程への山形パネル18の搬
送時に、不要な折曲がり等が発生し、製品品質が低下さ
れるという問題があった。
は、二種の型設備を必要とするため、それに要する型設
備費用、及び加工費用がかかるため、加工コストが高く
付(ことになった。また、製品の取り回しの点では、予
備折曲げ工程から絞り成形工程への山形パネル18の搬
送時に、不要な折曲がり等が発生し、製品品質が低下さ
れるという問題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術における問題点を解
決し、前記予備折曲げ加工のような加工工程を増やすこ
となく、高品質の製品を得ることのできる、山形パネル
製品の絞り成形装置を提供することにある。
決し、前記予備折曲げ加工のような加工工程を増やすこ
となく、高品質の製品を得ることのできる、山形パネル
製品の絞り成形装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段〕
上記した課題を解決する本発明の山形パネル製品の絞り
成形装置は、 パネル材料をその前後方向に山形状断面をなす山形パネ
ルに折曲げた復、その山形パネルの端縁部を拘束する下
型クッション及び上型ダイと、前記山形パネルの拘束後
、下型クッション内から突出して前記山形パネルに絞り
部を形成する下型ポンチと、 前記下型クッションの左右に隣接して固定配置された固
定カムと、 前記上型ダイに取付けられ、前記山形パネルの拘束をな
すまでの上型ダイの下降時において前記固定カムによっ
てそれぞれ対向方向へ[1案内されることにより前記パ
ネル材料の両端を対向方向に押圧する左右の受動カムと
、 を備えたものである。
成形装置は、 パネル材料をその前後方向に山形状断面をなす山形パネ
ルに折曲げた復、その山形パネルの端縁部を拘束する下
型クッション及び上型ダイと、前記山形パネルの拘束後
、下型クッション内から突出して前記山形パネルに絞り
部を形成する下型ポンチと、 前記下型クッションの左右に隣接して固定配置された固
定カムと、 前記上型ダイに取付けられ、前記山形パネルの拘束をな
すまでの上型ダイの下降時において前記固定カムによっ
てそれぞれ対向方向へ[1案内されることにより前記パ
ネル材料の両端を対向方向に押圧する左右の受動カムと
、 を備えたものである。
[作用]
上記した手段によれば、下型クッション上にパネル材料
を置いた状態で上型ダイを型合わせすることにより、パ
ネル材料が山形状断面の山形パネルに折曲げられる。こ
のとき、固定カムによって受動カムがそれぞれ対向方向
へ摺動案内されることによりパネル材料の両端が対向方
向に押圧されることによって、パネル材料は無理な伸び
を生じることなく折曲げられる。そして、下型クッショ
ンと上型ダイとで前記山形パネルの端縁部が拘束された
後、引続き上型ダイが下降されることにより、下型クッ
ション内から下型ポンチが突出し、前記山形パネルに絞
り部が絞り形成され、これによって山形パネル製品が作
られる。
を置いた状態で上型ダイを型合わせすることにより、パ
ネル材料が山形状断面の山形パネルに折曲げられる。こ
のとき、固定カムによって受動カムがそれぞれ対向方向
へ摺動案内されることによりパネル材料の両端が対向方
向に押圧されることによって、パネル材料は無理な伸び
を生じることなく折曲げられる。そして、下型クッショ
ンと上型ダイとで前記山形パネルの端縁部が拘束された
後、引続き上型ダイが下降されることにより、下型クッ
ション内から下型ポンチが突出し、前記山形パネルに絞
り部が絞り形成され、これによって山形パネル製品が作
られる。
し実施例]
以下、本発明の一実施例を第1〜7図にしたがって説明
する。なお、本例では、前記した宅配車のフードパネル
アウターに用いられる絞り部11をもつ山形パネル製品
10の絞り成形装置について述べる。ついては、山形パ
ネル製品10、パネル材料17及び山形パネル18の各
種符号は、そのまま流用する。
する。なお、本例では、前記した宅配車のフードパネル
アウターに用いられる絞り部11をもつ山形パネル製品
10の絞り成形装置について述べる。ついては、山形パ
ネル製品10、パネル材料17及び山形パネル18の各
種符号は、そのまま流用する。
山形パネル製品の絞り成形装置を断面で示した第1図に
おいて、この絞り成形装置は、大別すると、プレス機の
ボルスタ20上に配置される下型部21と、同プレス機
のラム22に取付られる上型部23とからなる。
おいて、この絞り成形装置は、大別すると、プレス機の
ボルスタ20上に配置される下型部21と、同プレス機
のラム22に取付られる上型部23とからなる。
まず、下型部21において、前記ボルスタ20上には下
型ポンチ24が設置される。下型ポンチ24は、台座部
25の中央部上に、四角柱状をなしかつ上端部が前後方
向に断面山形状をなしているポンチ部26が突出されて
なる。前記台座部25にはポンチ部26に隣接するビン
孔27が開けられており、このビン孔27に前記プレス
機のクッションピン28が上方に向けて挿通されている
。
型ポンチ24が設置される。下型ポンチ24は、台座部
25の中央部上に、四角柱状をなしかつ上端部が前後方
向に断面山形状をなしているポンチ部26が突出されて
なる。前記台座部25にはポンチ部26に隣接するビン
孔27が開けられており、このビン孔27に前記プレス
機のクッションピン28が上方に向けて挿通されている
。
なお、クッションビン28は、適数本、例えば左右3〜
5本ずつ左右対称状に配設されている。
5本ずつ左右対称状に配設されている。
下型ポンチ24の台座部25の上方には、矩形リング状
の下型クッション30が前記ボンデ部26に外嵌した状
態で配置され、前記クッションピン28上に支持されて
いる。下型クッション30は、その前後部に山形状に突
出する凸状曲げ型部31を有している。さらに、下型ク
ツシコン30の左右部の上面は、しわ押え而32となっ
ており、ビード部33が突設されている。なお、前記下
型ポンチ24のポンチ部26の上端部は、通常下型クッ
ション30内にあり、下型クッション30がクッション
ビン28に抗して下降されたときに、同下型クッション
30上に突出される。
の下型クッション30が前記ボンデ部26に外嵌した状
態で配置され、前記クッションピン28上に支持されて
いる。下型クッション30は、その前後部に山形状に突
出する凸状曲げ型部31を有している。さらに、下型ク
ツシコン30の左右部の上面は、しわ押え而32となっ
ており、ビード部33が突設されている。なお、前記下
型ポンチ24のポンチ部26の上端部は、通常下型クッ
ション30内にあり、下型クッション30がクッション
ビン28に抗して下降されたときに、同下型クッション
30上に突出される。
前記上型部23において、前記ラム22の下側には上型
ダイ35が取付けられる。上型ダイ35は、台座部36
の中央部に、四角柱状をなしかつ下端部が前後方向に断
面山形状をなしている型部37が突出されてなる。型部
37の下面中央部には、前記下型ポンチ24のポンチ部
26の上面に対応する型面を形成する凹型部38が形成
されるとと゛もに、前記下型クッション30の曲げ型部
31の上面に対応する凹状曲げ型部39及びしわ押え面
32に対応するしね押え面40が形成されている。なお
。このしわ押え而40は前記ビード部33に対応するビ
ード凹部41を有する。
ダイ35が取付けられる。上型ダイ35は、台座部36
の中央部に、四角柱状をなしかつ下端部が前後方向に断
面山形状をなしている型部37が突出されてなる。型部
37の下面中央部には、前記下型ポンチ24のポンチ部
26の上面に対応する型面を形成する凹型部38が形成
されるとと゛もに、前記下型クッション30の曲げ型部
31の上面に対応する凹状曲げ型部39及びしわ押え面
32に対応するしね押え面40が形成されている。なお
。このしわ押え而40は前記ビード部33に対応するビ
ード凹部41を有する。
しかして、前記下型ポンチ24の台座部25上には、前
記下型クッション30の左右に隣接する左右の固定カム
43が適数個、本例では左右部3個ずつ設けられている
。固定カム43の上端部には、下方に向かって内側に傾
斜する傾斜カム面44とその傾斜カム面44の下端から
真下に向う垂直カム面45が形成されている。なお、左
右の各固定カム43のうち、前後のカムは前記下型クッ
ション30の曲げ型部31の側方部位に(Dli!され
、また中央のカムは前後の両カム間のほぼ中央部位に位
置されている。
記下型クッション30の左右に隣接する左右の固定カム
43が適数個、本例では左右部3個ずつ設けられている
。固定カム43の上端部には、下方に向かって内側に傾
斜する傾斜カム面44とその傾斜カム面44の下端から
真下に向う垂直カム面45が形成されている。なお、左
右の各固定カム43のうち、前後のカムは前記下型クッ
ション30の曲げ型部31の側方部位に(Dli!され
、また中央のカムは前後の両カム間のほぼ中央部位に位
置されている。
また、前記上型ダイ35の台座部36には、前記各固定
カム43の上方にそれぞれ位置する部分に段付状の凹溝
部47が形成されている。この凹溝部47内に、左右の
受動カム50が次のようにそれぞれ左右方向に活動可能
に配設される。第1゜2図に示すように、前記凹溝部4
7の前後の段付面48には、ガイドレール51が平行状
に取付けられ、このガイドレール51間に受動カム50
の前後の突出部52が摺動可能に係合されている。
カム43の上方にそれぞれ位置する部分に段付状の凹溝
部47が形成されている。この凹溝部47内に、左右の
受動カム50が次のようにそれぞれ左右方向に活動可能
に配設される。第1゜2図に示すように、前記凹溝部4
7の前後の段付面48には、ガイドレール51が平行状
に取付けられ、このガイドレール51間に受動カム50
の前後の突出部52が摺動可能に係合されている。
受動カム50の下端部には、下方に向かって内側に傾斜
する傾斜カム面53とその傾斜カム面53の上端から真
上に向う垂直カム面54が形成されるとともに、その内
側に下端に係止突起56を有するパネル押圧面55が形
成されている。さらに、受動カム50の上面にばね座5
7が取付けられ、このばね座57とそれに対向する前記
凹溝部47の壁面との間にはカム戻し用スプリング58
が介装されている。このスプリング58の弾性によって
、受動カム50が常には外方へ付勢される。なお、本例
のスプリング5日は、2本が平行をなすように並設され
たダブルタイプのものが採用されている。
する傾斜カム面53とその傾斜カム面53の上端から真
上に向う垂直カム面54が形成されるとともに、その内
側に下端に係止突起56を有するパネル押圧面55が形
成されている。さらに、受動カム50の上面にばね座5
7が取付けられ、このばね座57とそれに対向する前記
凹溝部47の壁面との間にはカム戻し用スプリング58
が介装されている。このスプリング58の弾性によって
、受動カム50が常には外方へ付勢される。なお、本例
のスプリング5日は、2本が平行をなすように並設され
たダブルタイプのものが採用されている。
これら受動カム50は、前記固定カム43に対応して配
置されることにより、パネル材料17の前後端部及び中
央部において、パネル材料17の左右両端に対向される
(第7図参照)。
置されることにより、パネル材料17の前後端部及び中
央部において、パネル材料17の左右両端に対向される
(第7図参照)。
しかして、左右の受動カム50は、前記ラム22の下降
に伴う上型ダイ35の下降時において、同上型ダイ35
が下型クッション30に型合わせするまでの間において
、その傾斜カム面53が当該固定カム43の傾斜カム面
44に衝合して摺動することにより、スプリング58の
弾性に抗して対向方向へ摺動案内され(第1.3図参照
)、さらに上型ダイ35が下降すると、両カム43゜5
0の垂直カム面45.54が衝合して摺動することによ
り、スプリング58の弾性に抗して受動カム50が摺動
位置に保持される(第5.6図参照)。
に伴う上型ダイ35の下降時において、同上型ダイ35
が下型クッション30に型合わせするまでの間において
、その傾斜カム面53が当該固定カム43の傾斜カム面
44に衝合して摺動することにより、スプリング58の
弾性に抗して対向方向へ摺動案内され(第1.3図参照
)、さらに上型ダイ35が下降すると、両カム43゜5
0の垂直カム面45.54が衝合して摺動することによ
り、スプリング58の弾性に抗して受動カム50が摺動
位置に保持される(第5.6図参照)。
なお、下型クッション30には、前記各受動カム50の
介入を許容する凹部60がそれぞれ形成されている。
介入を許容する凹部60がそれぞれ形成されている。
次に、上記した山形パネル製品の絞り成形¥R置におい
て、パネル材料17を山形パネル製品10に絞り成形す
る作動について、第1図の他、第3〜6図を参照して詳
述する。
て、パネル材料17を山形パネル製品10に絞り成形す
る作動について、第1図の他、第3〜6図を参照して詳
述する。
まず、下型クッション30上に平板状パネル材料17が
置かれる。パネル材料17は、下型クッション30の手
簡の大きさとほぼ等しい、本例では僅かに小さい四角形
をなしている。
置かれる。パネル材料17は、下型クッション30の手
簡の大きさとほぼ等しい、本例では僅かに小さい四角形
をなしている。
その後、プレス機のラム22が作動され、上型ダイ35
が下降される。上型ダイ35が下降していくと、固定カ
ム43の傾斜カム面44に受動カム50の傾斜カム面5
3が衝合し、左右の受動カム50がスプリング58の弾
性に抗して対向方向へ摺動案内され、その受動カム50
のパネル押圧面55の間に前記パネル材料17が挟み込
まれる(第3図参照)。
が下降される。上型ダイ35が下降していくと、固定カ
ム43の傾斜カム面44に受動カム50の傾斜カム面5
3が衝合し、左右の受動カム50がスプリング58の弾
性に抗して対向方向へ摺動案内され、その受動カム50
のパネル押圧面55の間に前記パネル材料17が挟み込
まれる(第3図参照)。
続いて、上型ダイ35が下降していくに伴い、下型クッ
ション30の曲げ型部31の頂部、及び上型ダイ35の
左右しわ押え面40がパネル材料17の当該部位に当接
して、同パネル材料17が前後方向に断面山形状となる
ように次第に折曲げられていく。このとき、前記上型ダ
イ35の下降に伴い、両カム43.50の傾斜カム面4
4.53の摺動を介して左右の受動カム50がスプリン
グ58の弾性に抗して対向方向へ摺動案内されることに
より、パネル材料17の左右両端が対向方向に次第に押
圧されていく(第7図中矢印参照)。
ション30の曲げ型部31の頂部、及び上型ダイ35の
左右しわ押え面40がパネル材料17の当該部位に当接
して、同パネル材料17が前後方向に断面山形状となる
ように次第に折曲げられていく。このとき、前記上型ダ
イ35の下降に伴い、両カム43.50の傾斜カム面4
4.53の摺動を介して左右の受動カム50がスプリン
グ58の弾性に抗して対向方向へ摺動案内されることに
より、パネル材料17の左右両端が対向方向に次第に押
圧されていく(第7図中矢印参照)。
よって、パネル材料17は無理な伸びを生じることなく
折曲げられる(第4図参照)。
折曲げられる(第4図参照)。
さらに、上型ダイ35が下降して下型クッション30に
型合わせられることにより、パネル材料17が山形パネ
ル18に折曲げられとともに、その端縁部が下型クッシ
ョン30と上型ダイ35との相互のしわ押え面32.4
0によって拘束される(第5図参照)。
型合わせられることにより、パネル材料17が山形パネ
ル18に折曲げられとともに、その端縁部が下型クッシ
ョン30と上型ダイ35との相互のしわ押え面32.4
0によって拘束される(第5図参照)。
引続き、上型ダイ35が下降されることにより、下型ク
ッション30が上型ダイ35とで前記山形パネル18を
拘束した状態で、クッションビン28に付勢に抗して下
降することによって、下型ボンデ24が下型クッション
30内から突出し、そのポンチ部26が上型ダイ35の
凹型部38に型合わせされる(第6図参照)。これによ
り、前記山形パネル18に絞り部11が絞り形成され、
第8図に示される山形パネル製品10が得られる。
ッション30が上型ダイ35とで前記山形パネル18を
拘束した状態で、クッションビン28に付勢に抗して下
降することによって、下型ボンデ24が下型クッション
30内から突出し、そのポンチ部26が上型ダイ35の
凹型部38に型合わせされる(第6図参照)。これによ
り、前記山形パネル18に絞り部11が絞り形成され、
第8図に示される山形パネル製品10が得られる。
なお、成形完了後、上型ダイ35が上昇されていくに伴
い、受動カム50はスプリング58の弾性によって原状
位置へと戻される。
い、受動カム50はスプリング58の弾性によって原状
位置へと戻される。
上記した山形プレス製品の絞り成形装置によると、パネ
ル材料17が山形状断面に折曲されるときに、固定カム
43によって摺動案内される受動カム50によって、パ
ネル材料17の両端が対向方向に次第に押圧されるため
、パネル材料17は無理な伸びを生じることなく折曲げ
られたうえで、絞り部11が絞り成形されることから、
山形パネル製品10の張り剛性の不足が防止され、歪み
も発生しにくい。また、山形パネル製品10の端面縦壁
部12にもカジリ傷ができにくい。また、このような理
由から、歩留りも向上される。
ル材料17が山形状断面に折曲されるときに、固定カム
43によって摺動案内される受動カム50によって、パ
ネル材料17の両端が対向方向に次第に押圧されるため
、パネル材料17は無理な伸びを生じることなく折曲げ
られたうえで、絞り部11が絞り成形されることから、
山形パネル製品10の張り剛性の不足が防止され、歪み
も発生しにくい。また、山形パネル製品10の端面縦壁
部12にもカジリ傷ができにくい。また、このような理
由から、歩留りも向上される。
従って、高品質の山形パネル製品10を得ることができ
る。
る。
また、従来の予備折曲げ工程と絞り成形工程とを別々に
行なう方策と異なり、それらの工程が連続的に行なわれ
ることから、−式の望構造によってパネル材料17を山
形パネル製品に一工程で成形することができる。
行なう方策と異なり、それらの工程が連続的に行なわれ
ることから、−式の望構造によってパネル材料17を山
形パネル製品に一工程で成形することができる。
従って、従来の方策に比し、型構造に要する型設備費用
、及び加工費用等の加工コストが低廉化される。
、及び加工費用等の加工コストが低廉化される。
また、従来の方策と責なり、成形過程の途中で山形パネ
ル18を搬送する必要もないため、その搬送による製品
品質の低下もない。
ル18を搬送する必要もないため、その搬送による製品
品質の低下もない。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能で
ある。
、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能で
ある。
[発明の効果]
本発明によれば、下へ11クツシヨンに上型ダイを型合
わせすることにより、パネル材料を山形状断面の山形パ
ネルに折曲げるときに、固定カムによって受動カムがそ
れぞれ対向方向へ摺動案内され、これによりパネル材料
の両端が対向方向に押圧されることによって、パネル材
料は無理な伸びを生じることなく折曲げられたうえで、
下型クッションと上型ダイとで前記山形パネルの端縁部
が拘束された状態で、下型ポンチの突出によって前記山
形パネルに絞り部を絞り形成するものであるから、山形
パネル製品の張り剛性の不足による歪みの発生、カジリ
傷の発生、及び歩留りの低)等の不具合が防止され、山
形パネル製品の品質が向上される。
わせすることにより、パネル材料を山形状断面の山形パ
ネルに折曲げるときに、固定カムによって受動カムがそ
れぞれ対向方向へ摺動案内され、これによりパネル材料
の両端が対向方向に押圧されることによって、パネル材
料は無理な伸びを生じることなく折曲げられたうえで、
下型クッションと上型ダイとで前記山形パネルの端縁部
が拘束された状態で、下型ポンチの突出によって前記山
形パネルに絞り部を絞り形成するものであるから、山形
パネル製品の張り剛性の不足による歪みの発生、カジリ
傷の発生、及び歩留りの低)等の不具合が防止され、山
形パネル製品の品質が向上される。
また、従来の予備折曲げ工程と絞り成形り程とを別々に
行なう方策と異なり、それらの工程が連続的に行なわれ
ることから、−式の型構造によってパネル材料を山形パ
ネル製品に一工程で成形できることから、型構造に要す
る型設備費用、及び加工費用等の加工コストが低廉化さ
れる。また、従来の方策と異なり、成形過程の途中で山
形パネルを搬送する必要がないため、その搬送による製
品品質の低下も生じない。
行なう方策と異なり、それらの工程が連続的に行なわれ
ることから、−式の型構造によってパネル材料を山形パ
ネル製品に一工程で成形できることから、型構造に要す
る型設備費用、及び加工費用等の加工コストが低廉化さ
れる。また、従来の方策と異なり、成形過程の途中で山
形パネルを搬送する必要がないため、その搬送による製
品品質の低下も生じない。
第1〜7図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
山形パネル製品の絞り成形装置の断面図、第2図は第1
図の■−■線断面図、第3〜6図は成形装置の作動を過
程類に示すもので、左半部は曲げ型部分の断面図、右半
部は絞り型部分の断面図、第7図は受動カムの配置を説
明するパネル材料の斜視図である。第8〜11図は従来
例を示すもので、第8図は山形パネル製品の斜視図、第
9図は宅配型の斜視図、第10図は折れしわのできたパ
ネル材料の斜視図、第11図(イ)は山形パネルの斜視
図、第11図(ロ)は山形パネル製品の斜視図である。 17・・・パネル材料 24・・・下型ポンチ 30・・・下型クッション 35・・・上型ダイ 43・・・固定カム 50・・・受動カム 出 願 人 アラコ株式会社
山形パネル製品の絞り成形装置の断面図、第2図は第1
図の■−■線断面図、第3〜6図は成形装置の作動を過
程類に示すもので、左半部は曲げ型部分の断面図、右半
部は絞り型部分の断面図、第7図は受動カムの配置を説
明するパネル材料の斜視図である。第8〜11図は従来
例を示すもので、第8図は山形パネル製品の斜視図、第
9図は宅配型の斜視図、第10図は折れしわのできたパ
ネル材料の斜視図、第11図(イ)は山形パネルの斜視
図、第11図(ロ)は山形パネル製品の斜視図である。 17・・・パネル材料 24・・・下型ポンチ 30・・・下型クッション 35・・・上型ダイ 43・・・固定カム 50・・・受動カム 出 願 人 アラコ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 パネル材料をその前後方向に山形状断面をなす山形パネ
ルに折曲げた後、その山形パネルの端縁部を拘束する下
型クッション及び上型ダイと、前記山形パネルの拘束後
、下型クッション内から突出して前記山形パネルに絞り
部を形成する下型ポンチと、 前記下型クッションの左右に隣接して固定配置された固
定カムと、 前記上型ダイに取付けられ、前記山形パネルの拘束をな
すまでの上型ダイの下降時において前記固定カムによつ
てそれぞれ対向方向へ摺動案内されることにより前記パ
ネル材料の両端を対向方向に押圧する左右の受動カムと を備えたことを特徴とする山形パネル製品の絞り成形装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275816A JPH02121727A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 山形パネル製品の絞り成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275816A JPH02121727A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 山形パネル製品の絞り成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02121727A true JPH02121727A (ja) | 1990-05-09 |
Family
ID=17560824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63275816A Pending JPH02121727A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 山形パネル製品の絞り成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02121727A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002263751A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-17 | Komatsu Ltd | 板材の成形加工方法およびその加工型 |
WO2007039817A1 (en) * | 2005-10-05 | 2007-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for press forming of a panel part having a bent portion and press forming device |
GB2451612B (en) * | 2006-06-29 | 2011-06-22 | Lotus Car | A method of fabrication of automobile parts |
JP2014076455A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Toyota Motor Corp | パネル部品の成形方法 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63275816A patent/JPH02121727A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002263751A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-17 | Komatsu Ltd | 板材の成形加工方法およびその加工型 |
JP4651210B2 (ja) * | 2001-03-09 | 2011-03-16 | 株式会社小松製作所 | 板材の成形加工方法およびその加工型 |
WO2007039817A1 (en) * | 2005-10-05 | 2007-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for press forming of a panel part having a bent portion and press forming device |
JP2007098443A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Toyota Motor Corp | プレス成形方法及びプレス成形装置 |
US7900492B2 (en) | 2005-10-05 | 2011-03-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for press forming of a panel part having a bent portion and press forming device |
GB2451612B (en) * | 2006-06-29 | 2011-06-22 | Lotus Car | A method of fabrication of automobile parts |
WO2008001120A3 (en) * | 2006-06-29 | 2019-01-31 | Lotus Cars Limited | METHOD FOR MANUFACTURING AUTOMOTIVE PARTS |
JP2014076455A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Toyota Motor Corp | パネル部品の成形方法 |
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