JPH0656716A - m−及び−p−ジクロルベンゼン混合物の分離法 - Google Patents
m−及び−p−ジクロルベンゼン混合物の分離法Info
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- JPH0656716A JPH0656716A JP5156319A JP15631993A JPH0656716A JP H0656716 A JPH0656716 A JP H0656716A JP 5156319 A JP5156319 A JP 5156319A JP 15631993 A JP15631993 A JP 15631993A JP H0656716 A JPH0656716 A JP H0656716A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/38—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C17/389—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by adsorption on solids
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- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 p−ジクロルベンゼンをm−ジクロルベンゼ
ンを含む混合物から極めて選択的に分離できる方法の提
供。 【構成】 m−及びp−ジクロルベンゼンの混合物を液
相中においてゼオライトで処理することにより分離する
に当つて、混合物を、炭素数5〜15の環式飽和炭化水
素、炭素数8〜12のアルキル置換芳香族炭化水素、及
び炭素数6〜10及びハロゲン原子数1〜3のハロゲン
置換芳香族炭化水素の群からの溶媒中において、20〜
250℃下に、交換しうるカチオンとしてプロトン、メ
ンデレーフ元素周期律表の第I及びII主族のカチオン
又は希土類金属のカチオンを含有するペンタシルゼオラ
イトで処理し、濃縮されたm−ジクロルベンゼンを濾液
として除去し、そしてp−ジクロルベンゼンをペンタシ
ルゼオライトからの脱着によつて得る、m−及びp−ジ
クロルベンゼン混合物の分離法。
ンを含む混合物から極めて選択的に分離できる方法の提
供。 【構成】 m−及びp−ジクロルベンゼンの混合物を液
相中においてゼオライトで処理することにより分離する
に当つて、混合物を、炭素数5〜15の環式飽和炭化水
素、炭素数8〜12のアルキル置換芳香族炭化水素、及
び炭素数6〜10及びハロゲン原子数1〜3のハロゲン
置換芳香族炭化水素の群からの溶媒中において、20〜
250℃下に、交換しうるカチオンとしてプロトン、メ
ンデレーフ元素周期律表の第I及びII主族のカチオン
又は希土類金属のカチオンを含有するペンタシルゼオラ
イトで処理し、濃縮されたm−ジクロルベンゼンを濾液
として除去し、そしてp−ジクロルベンゼンをペンタシ
ルゼオライトからの脱着によつて得る、m−及びp−ジ
クロルベンゼン混合物の分離法。
Description
【0001】本発明は、m−及びp−ジクロルベンゼン
の混合物からp−ジクロルベンゼンを分離し且つ濃縮さ
れたm−ジクロルベンゼンを除去するというそのような
混合物の分離法に関する。
の混合物からp−ジクロルベンゼンを分離し且つ濃縮さ
れたm−ジクロルベンゼンを除去するというそのような
混合物の分離法に関する。
【0002】ベンゼン又はジクロルベンゼンのジクロル
ベンゼンへの塩素化では、一般に3種の異性体ジクロル
ベンゼンの混合物が生成する。このジクロルベンゼンを
含有する画分は、塩素化混合物中の他の成分例えば出発
物質及び高度塩素化生成物から、沸点及び融点の相違の
ために容易に分離することができる。しかしながらこの
画分中の個々のジクロルベンゼン異性体の分離は困難で
あり、非常に複雑である。最初に副生物を含まないジク
ロルベンゼン画分をすべて蒸留し、m−及びp−ジクロ
ルベンゼンを塔頂生成物として得、またo−ジクロルベ
ンゼンを塔底生成物として得る。m−及びp−ジクロル
ベンゼンは同程度の沸点を有するから、更なる分離は分
別結晶で行わねばならない。この場合には大部分のp−
ジクロルベンゼンが純粋な形で得られ、m−ジクロルベ
ンゼンが後に残る。後者は結晶化の程度に依存してm−
ジクロルベンゼンを70〜80重量%及びp−ジクロル
ベンゼンを30〜80重量%の量で含有する(ヨーロツ
パ特許第012,891号)。更にジクロルベンゼン混
合物の分離又は更なる分離のための、モレキユラー・シ
ーブを用いる吸着法も本質的に公知である。例えばヨー
ロツパ特許第334,025号は、ハロゲン化芳香族
の、芳香族炭化水素の存在下における種々のゼオライト
の分離について記述している。しかしながらm−及びp
−ジクロルベンゼンのペンタシル(pentasil)ゼオライ
トでの分離はこの記述に開示されていない。ヨーロツパ
特許第278,680号、特公昭62−175,433号
及び米国特許第4,996,380号は、m−ジクロルベ
ンゼンの、o−及びp−ジクロルベンゼンとの混合物か
らの、流出剤を用いない分離について記述している。こ
れらの方法は少量のm−ジクロルベンゼンを、主にo−
及びp−ジクロルベンゼンからなる混合物から分離する
のには適している。しかしながら、m−ジクロルベンゼ
ン濃厚物は、工業用ジクロルベンゼン生成物混合物の、
単なる蒸留及び結晶化工程による処理で容易に得られる
が、この工程からのp−ジクロルベンゼン含有残渣は時
間とエネルギーを消費する蒸留及び結晶化工程で始めて
分離することができるので、p−ジクロルベンゼンの、
m−ジクロルベンゼン濃縮物からの経済的な分離を可能
にする方法は非常に望ましい。
ベンゼンへの塩素化では、一般に3種の異性体ジクロル
ベンゼンの混合物が生成する。このジクロルベンゼンを
含有する画分は、塩素化混合物中の他の成分例えば出発
物質及び高度塩素化生成物から、沸点及び融点の相違の
ために容易に分離することができる。しかしながらこの
画分中の個々のジクロルベンゼン異性体の分離は困難で
あり、非常に複雑である。最初に副生物を含まないジク
ロルベンゼン画分をすべて蒸留し、m−及びp−ジクロ
ルベンゼンを塔頂生成物として得、またo−ジクロルベ
ンゼンを塔底生成物として得る。m−及びp−ジクロル
ベンゼンは同程度の沸点を有するから、更なる分離は分
別結晶で行わねばならない。この場合には大部分のp−
ジクロルベンゼンが純粋な形で得られ、m−ジクロルベ
ンゼンが後に残る。後者は結晶化の程度に依存してm−
ジクロルベンゼンを70〜80重量%及びp−ジクロル
ベンゼンを30〜80重量%の量で含有する(ヨーロツ
パ特許第012,891号)。更にジクロルベンゼン混
合物の分離又は更なる分離のための、モレキユラー・シ
ーブを用いる吸着法も本質的に公知である。例えばヨー
ロツパ特許第334,025号は、ハロゲン化芳香族
の、芳香族炭化水素の存在下における種々のゼオライト
の分離について記述している。しかしながらm−及びp
−ジクロルベンゼンのペンタシル(pentasil)ゼオライ
トでの分離はこの記述に開示されていない。ヨーロツパ
特許第278,680号、特公昭62−175,433号
及び米国特許第4,996,380号は、m−ジクロルベ
ンゼンの、o−及びp−ジクロルベンゼンとの混合物か
らの、流出剤を用いない分離について記述している。こ
れらの方法は少量のm−ジクロルベンゼンを、主にo−
及びp−ジクロルベンゼンからなる混合物から分離する
のには適している。しかしながら、m−ジクロルベンゼ
ン濃厚物は、工業用ジクロルベンゼン生成物混合物の、
単なる蒸留及び結晶化工程による処理で容易に得られる
が、この工程からのp−ジクロルベンゼン含有残渣は時
間とエネルギーを消費する蒸留及び結晶化工程で始めて
分離することができるので、p−ジクロルベンゼンの、
m−ジクロルベンゼン濃縮物からの経済的な分離を可能
にする方法は非常に望ましい。
【0003】少量のp−ジクロルベンゼンの、主にm−
ジクロルベンゼンからなる混合物からの、モレキユラー
シーブを用いるそのような分離は、従来法によると満足
には解決されていない。
ジクロルベンゼンからなる混合物からの、モレキユラー
シーブを用いるそのような分離は、従来法によると満足
には解決されていない。
【0004】米国特許第4,571,441号及び特公昭
58−131924号は、それぞれ交換しうるカチオン
として銀、銅、ナトリウム又はカリウム或いはこれらの
複数を含有するフアウジヤサイトX及びフアウジヤサイ
トYを用いるp−ジクロルベンゼンの、o−及びm−ジ
クロルベンゼンを含む混合物からの分離について記述し
ている。この時置換芳香族炭化水素が脱着剤として使用
される。これらの方法で達成される選択性は非常に低
く、工程の経済性を保証しない。
58−131924号は、それぞれ交換しうるカチオン
として銀、銅、ナトリウム又はカリウム或いはこれらの
複数を含有するフアウジヤサイトX及びフアウジヤサイ
トYを用いるp−ジクロルベンゼンの、o−及びm−ジ
クロルベンゼンを含む混合物からの分離について記述し
ている。この時置換芳香族炭化水素が脱着剤として使用
される。これらの方法で達成される選択性は非常に低
く、工程の経済性を保証しない。
【0005】今回、m−及びp−ジクロルベンゼンの混
合物を液相中においてゼオライトで処理することにより
そのような混合物を分離するに当つて、混合物を、炭素
数5〜15の環式飽和炭化水素、炭素数8〜12のアル
キル置換芳香族炭化水素、及び炭素数6〜10及びハロ
ゲン原子数1〜3のハロゲン置換芳香族炭化水素、又は
これらの複数の混合物の群からの、但し溶媒エチルベン
ゼン、クロルベンゼン、p−キシレン、p−クロルトル
エン及びジクロルベンゼンを除く溶媒中において、20
〜250℃下に、交換しうるカチオンとしてプロトン、
メンデレーフ元素周期律表の第I及びII主族のカチオ
ン、希土類金属のカチオン又はこれらの複数の混合物を
含有するペンタシルゼオライトで処理し、濃縮されたm
−ジクロルベンゼンを濾液として除去し、そしてp−ジ
クロルベンゼンをペンタシルゼオライトからの脱着によ
つて得る、m−及びp−ジクロルベンゼン混合物の分離
法が発見された。
合物を液相中においてゼオライトで処理することにより
そのような混合物を分離するに当つて、混合物を、炭素
数5〜15の環式飽和炭化水素、炭素数8〜12のアル
キル置換芳香族炭化水素、及び炭素数6〜10及びハロ
ゲン原子数1〜3のハロゲン置換芳香族炭化水素、又は
これらの複数の混合物の群からの、但し溶媒エチルベン
ゼン、クロルベンゼン、p−キシレン、p−クロルトル
エン及びジクロルベンゼンを除く溶媒中において、20
〜250℃下に、交換しうるカチオンとしてプロトン、
メンデレーフ元素周期律表の第I及びII主族のカチオ
ン、希土類金属のカチオン又はこれらの複数の混合物を
含有するペンタシルゼオライトで処理し、濃縮されたm
−ジクロルベンゼンを濾液として除去し、そしてp−ジ
クロルベンゼンをペンタシルゼオライトからの脱着によ
つて得る、m−及びp−ジクロルベンゼン混合物の分離
法が発見された。
【0006】この結果、p−ジクロルベンゼンを、m−
ジクロルベンゼンを含む混合物から非常に選択的に分離
しうる方法が提供される。本発明による方法は、間断的
過程のバツチ式で及び向流過程での連続式で行えるとい
う利点をもつ。これらの2つの工程の実施に対する本質
及び態様は同業者には明白であり、従つて本発明の主題
ではない。
ジクロルベンゼンを含む混合物から非常に選択的に分離
しうる方法が提供される。本発明による方法は、間断的
過程のバツチ式で及び向流過程での連続式で行えるとい
う利点をもつ。これらの2つの工程の実施に対する本質
及び態様は同業者には明白であり、従つて本発明の主題
ではない。
【0007】本発明の方法において、p−ジクロルベン
ゼンは、同業者にとつて本質的に公知如き吸着条件下
に、ジクロルベンゼンの異性体混合物をペンタシル型の
ゼオライトと液相で接触させることにより、m−ジクロ
ルベンゼンとの混合物から非常に選択的に分離される。
ゼンは、同業者にとつて本質的に公知如き吸着条件下
に、ジクロルベンゼンの異性体混合物をペンタシル型の
ゼオライトと液相で接触させることにより、m−ジクロ
ルベンゼンとの混合物から非常に選択的に分離される。
【0008】ゼオライトは一般に実験式
【0009】
【化1】 M2/nO・Al2O3・xSiO2・yH2O (I) [式中、Mは交換しうるカチオン又はその複数の混合物
を示し、nは交換しうるカチオンの電荷を示し、xは2
〜2000の整数を示し、そしてyは吸着水の量であ
る]によつて記述することができる。吸着水相yH2O
はゼオライト骨格の構造を失わさせずに可逆的に除去し
うる。
を示し、nは交換しうるカチオンの電荷を示し、xは2
〜2000の整数を示し、そしてyは吸着水の量であ
る]によつて記述することができる。吸着水相yH2O
はゼオライト骨格の構造を失わさせずに可逆的に除去し
うる。
【0010】同業者には公知の多数のゼオライトの中
で、本発明ではペンタシル構造のものが使用される。
で、本発明ではペンタシル構造のものが使用される。
【0011】次のペンタシル構造種が好適に使用され
る:ZSM 5、ZSM 11、ZSM8、ZSM 5/
ZSM 11−中間体、ゼータ1、ゼータ3、ZBM 1
0、ウルトラシル(Ultrasil)、ウルトラゼツト(Ultr
azet)、TZ−01、NU−4、NU−5、AZ−1。
ペンタシルゼオライト及び特に列挙した構造種は、同業
者には公知であり、多くの刊行物、例えばヨーロツパ特
許第54,386号、第65,401号、第34,727
号、第57,016号及び第113,116号に記述され
ている。特に好適に使用されるペンタシルゼオライトは
ZSM 5、ZSM 8、ZSM 11及びZSM 5/Z
SM 11−中間体である。最も特に好適なものは、Z
SM 5及びZSM 11のペンタシルゼオライトであ
り、そのSiO2/Al2O3比には何の制限もない。
る:ZSM 5、ZSM 11、ZSM8、ZSM 5/
ZSM 11−中間体、ゼータ1、ゼータ3、ZBM 1
0、ウルトラシル(Ultrasil)、ウルトラゼツト(Ultr
azet)、TZ−01、NU−4、NU−5、AZ−1。
ペンタシルゼオライト及び特に列挙した構造種は、同業
者には公知であり、多くの刊行物、例えばヨーロツパ特
許第54,386号、第65,401号、第34,727
号、第57,016号及び第113,116号に記述され
ている。特に好適に使用されるペンタシルゼオライトは
ZSM 5、ZSM 8、ZSM 11及びZSM 5/Z
SM 11−中間体である。最も特に好適なものは、Z
SM 5及びZSM 11のペンタシルゼオライトであ
り、そのSiO2/Al2O3比には何の制限もない。
【0012】交換しうるカチオンMとして、ペンタシル
ゼオライトは上述したカチオンを含有することができ
る。その例は次の元素:H、Li、Na、K、Mg、C
a、La、Ce、Pr、Nd、好ましくはH、Li、N
a、K及びMgのカチオンである。交換しうるカチオン
Meの導入は同業者には公知である。水性金属塩溶液を
ゼオライトと接触させるイオン交換法はしばしば使用さ
れる[D.W.ブレツク著、「ゼオライト・モレキユラー
シーブ、構造、化学と用途」、J.ウイリー・アンド・
サンズ(Wiley & Sons,New York)、1974年]。
ゼオライトは上述したカチオンを含有することができ
る。その例は次の元素:H、Li、Na、K、Mg、C
a、La、Ce、Pr、Nd、好ましくはH、Li、N
a、K及びMgのカチオンである。交換しうるカチオン
Meの導入は同業者には公知である。水性金属塩溶液を
ゼオライトと接触させるイオン交換法はしばしば使用さ
れる[D.W.ブレツク著、「ゼオライト・モレキユラー
シーブ、構造、化学と用途」、J.ウイリー・アンド・
サンズ(Wiley & Sons,New York)、1974年]。
【0013】本発明の方法でペンタシルゼオライトを使
用する前に、100〜500℃で焼成して吸着水相yH
2Oを除去する。
用する前に、100〜500℃で焼成して吸着水相yH
2Oを除去する。
【0014】本発明による方法は、異性体ジクロルベン
ゼン(DCB)が適当な溶媒中に液相として存在するよ
うに行われる。用いる溶媒が簡単な蒸留によつてジクロ
ルベンゼンから分離しうることは本方法の経済性にとつ
て重要である。個々の異性体の含量は広範囲に変化して
いてもよい。しかしm−DCBを少くとも50重量%含
んでなる混合物は好適であり、m−DCBを70重量%
以上含有する混合物は特に好適である。
ゼン(DCB)が適当な溶媒中に液相として存在するよ
うに行われる。用いる溶媒が簡単な蒸留によつてジクロ
ルベンゼンから分離しうることは本方法の経済性にとつ
て重要である。個々の異性体の含量は広範囲に変化して
いてもよい。しかしm−DCBを少くとも50重量%含
んでなる混合物は好適であり、m−DCBを70重量%
以上含有する混合物は特に好適である。
【0015】特許請求する方法に適当な溶媒は、上述し
た群からの溶媒1種又はそれ以上である。その例はシク
ロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、イソ
プロピルシクロヘキサン、メンタン、デカリン、テトラ
リン、o−キシレン、m−キシレン、イソプロピルベン
ゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、クロルトルエン、異性体ジクロルトルエン及び異性
体トリクロルベンゼンである。
た群からの溶媒1種又はそれ以上である。その例はシク
ロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、イソ
プロピルシクロヘキサン、メンタン、デカリン、テトラ
リン、o−キシレン、m−キシレン、イソプロピルベン
ゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、クロルトルエン、異性体ジクロルトルエン及び異性
体トリクロルベンゼンである。
【0016】本発明の方法に好適な溶媒は、炭素数5〜
12の環式脂肪族炭化水素、それぞれの場合に炭素数1
〜3であるが合計して高々4であるアルキル基1〜3つ
を含むアルキル置換芳香族炭化水素、及び更に炭素数6
〜8及び塩素数1〜3の塩素化ベンゼン誘導体に属する
が、エチルベンゼン、クロルベンゼン及びジクロルベン
ゼンを除くものとする。特に好適な溶媒はシクロヘキサ
ン、o−キシレン、m−キシレン、メシチレン、1,2,
4−トリクロルベンゼン及び3,4−ジクロルトルエン
である。
12の環式脂肪族炭化水素、それぞれの場合に炭素数1
〜3であるが合計して高々4であるアルキル基1〜3つ
を含むアルキル置換芳香族炭化水素、及び更に炭素数6
〜8及び塩素数1〜3の塩素化ベンゼン誘導体に属する
が、エチルベンゼン、クロルベンゼン及びジクロルベン
ゼンを除くものとする。特に好適な溶媒はシクロヘキサ
ン、o−キシレン、m−キシレン、メシチレン、1,2,
4−トリクロルベンゼン及び3,4−ジクロルトルエン
である。
【0017】溶媒又は複数の溶媒の混合物は、ジクロル
ベンゼン混合物の重量に基づいて50〜250重量%、
好ましくは50〜100重量%の量で用いられる。
ベンゼン混合物の重量に基づいて50〜250重量%、
好ましくは50〜100重量%の量で用いられる。
【0018】分離すべきジクロルベンゼン混合物の、ペ
ンタシルゼオライトの量に基づく量は意図する分離効果
によつて制限される。即ちその分離工程及び段階当りの
効果は、ジクロルベンゼン混合物の量が多ければ多い程
低くなる。一般にペンタシルゼオライトの単位量当り
0.05〜2、好ましくは0.1〜1、特に好ましくは
0.2〜0.8単位量のジクロルベンゼンが使用される。
ンタシルゼオライトの量に基づく量は意図する分離効果
によつて制限される。即ちその分離工程及び段階当りの
効果は、ジクロルベンゼン混合物の量が多ければ多い程
低くなる。一般にペンタシルゼオライトの単位量当り
0.05〜2、好ましくは0.1〜1、特に好ましくは
0.2〜0.8単位量のジクロルベンゼンが使用される。
【0019】本発明の方法は20〜250℃、好ましく
は20〜200℃の温度で行われる。圧力は本発明の方
法に対して厳密でなく、従つて一般に反応装置を簡単化
するために反応は常圧で行われる。しかしながら本方法
は、溶媒をその沸点以上の反応温度で用いるならば加圧
下に行うこともできる。
は20〜200℃の温度で行われる。圧力は本発明の方
法に対して厳密でなく、従つて一般に反応装置を簡単化
するために反応は常圧で行われる。しかしながら本方法
は、溶媒をその沸点以上の反応温度で用いるならば加圧
下に行うこともできる。
【0020】上述した溶媒の1つに溶解したm−及びp
−ジクロルベンゼンの混合物を、粉末又は粒状形のペン
タシルゼオライトと接触させる。この混合物から、より
強く吸着される成分のp−ジクロルベンゼンを高選択的
に除去する。吸着の終了後に、液相をゼオライトから分
離する。この液相は非常に濃縮された形でm−ジクロル
ベンゼンを含有する。この液相(溶媒及び残存ジクロル
ベンゼン異性体)をそのまま処理する。吸着されたp−
ジクロルベンゼンは公知の脱着法によりペンタシルゼオ
ライトから除去することができる。
−ジクロルベンゼンの混合物を、粉末又は粒状形のペン
タシルゼオライトと接触させる。この混合物から、より
強く吸着される成分のp−ジクロルベンゼンを高選択的
に除去する。吸着の終了後に、液相をゼオライトから分
離する。この液相は非常に濃縮された形でm−ジクロル
ベンゼンを含有する。この液相(溶媒及び残存ジクロル
ベンゼン異性体)をそのまま処理する。吸着されたp−
ジクロルベンゼンは公知の脱着法によりペンタシルゼオ
ライトから除去することができる。
【0021】吸着されたp−ジクロルベンゼンはそれを
ゼオライトから除去することにより得られる。この工程
において、ゼオライトは同時に再生され、本発明の方法
に再使用できる。脱着は所望により、圧力及び/又は温
度を変えることにより或いは置換作用を有する補助剤を
用いることにより行える。使用しうる補助剤は例えば水
素、窒素或いはアルカン例えばメタン又はエタンであ
る。またベンゼン、トルエン、p−キシレン、エチルベ
ンゼン及び更にクロルベンゼン及びp−クロルトルエ
ン、また極性溶媒、例えばアルコール例えばメタノー
ル、エタノール及びプロパノール、エーテル例えばジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、エステル例えば酢
酸エチル、酢酸ブチル、或いは脂肪族アミン例えばトリ
エチルアミンも本発明の方法に対して好適である。好適
な補助剤は窒素、ベンゼン、トルエン、p−キシレン、
エチルベンゼン、クロルベンゼン、p−クロルトルエン
及びメタノールである。特に好適には窒素、ベンゼン、
トルエン、p−キシレン及びクロルベンゼンである。補
助剤は20〜300℃の温度で使用しうる。室温下に液
体である補助剤を脱着に使用する場合、p−異性体は流
出物から蒸留によつて分離される。吸着剤と反応しない
補助剤だけが流出剤として適当であることは明白であ
る。
ゼオライトから除去することにより得られる。この工程
において、ゼオライトは同時に再生され、本発明の方法
に再使用できる。脱着は所望により、圧力及び/又は温
度を変えることにより或いは置換作用を有する補助剤を
用いることにより行える。使用しうる補助剤は例えば水
素、窒素或いはアルカン例えばメタン又はエタンであ
る。またベンゼン、トルエン、p−キシレン、エチルベ
ンゼン及び更にクロルベンゼン及びp−クロルトルエ
ン、また極性溶媒、例えばアルコール例えばメタノー
ル、エタノール及びプロパノール、エーテル例えばジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、エステル例えば酢
酸エチル、酢酸ブチル、或いは脂肪族アミン例えばトリ
エチルアミンも本発明の方法に対して好適である。好適
な補助剤は窒素、ベンゼン、トルエン、p−キシレン、
エチルベンゼン、クロルベンゼン、p−クロルトルエン
及びメタノールである。特に好適には窒素、ベンゼン、
トルエン、p−キシレン及びクロルベンゼンである。補
助剤は20〜300℃の温度で使用しうる。室温下に液
体である補助剤を脱着に使用する場合、p−異性体は流
出物から蒸留によつて分離される。吸着剤と反応しない
補助剤だけが流出剤として適当であることは明白であ
る。
【0022】本方法は同業者には公知の、吸着を用いる
分離に通常の装置で行うことができる。連続式又は回分
式操作を可能にする装置は適当である。この吸着装置の
形及び大きさは随意のものであり、本発明の主題ではな
い。以下の実施例において吸着性の定量性は次のように
定義される吸着選択性αによつて示される。
分離に通常の装置で行うことができる。連続式又は回分
式操作を可能にする装置は適当である。この吸着装置の
形及び大きさは随意のものであり、本発明の主題ではな
い。以下の実施例において吸着性の定量性は次のように
定義される吸着選択性αによつて示される。
【0023】
【数1】 ジクロルベンゼン異性体の中で選択的に吸着される成分
p−ジクロルベンゼンをAで示し且つそれより良く吸着
されない成分m−ジクロルベンゼンをBで示すならば、
αA/B の値が高ければ高い程分離は良好である。
p−ジクロルベンゼンをAで示し且つそれより良く吸着
されない成分m−ジクロルベンゼンをBで示すならば、
αA/B の値が高ければ高い程分離は良好である。
【0024】本方法の利点はp−ジクロルベンゼンの分
離に対する非常に高い選択性にある。
離に対する非常に高い選択性にある。
【0025】
【実施例】実施例1〜4 吸着選択性を決定するために、それぞれの場合m−ジク
ロルベンゼン(m−DCB)75重量%及びp−ジクロ
ルベンゼン25重量%の混合物の、1,2,4−トリクロ
ルベンゼン中10%溶液5gを、粉末ゼオライト2.5
gと接触させ、25℃で1時間撹拌した。次いで溶液を
ゼオライトから分離し、クロルベンゼンを内部標準とし
て添加した後にガスクロマトグラフイーにかけた。結果
を表1に示す。
ロルベンゼン(m−DCB)75重量%及びp−ジクロ
ルベンゼン25重量%の混合物の、1,2,4−トリクロ
ルベンゼン中10%溶液5gを、粉末ゼオライト2.5
gと接触させ、25℃で1時間撹拌した。次いで溶液を
ゼオライトから分離し、クロルベンゼンを内部標準とし
て添加した後にガスクロマトグラフイーにかけた。結果
を表1に示す。
【0026】対照実施例1 この目的のために米国特許第4,571,441号に従
い、フアウジヤサイトK−Y及びAg、K−Y型の2種
のゼオライトを準備した。n−ノナン、p−DCB、m
−DCB及びo−ジクロルベンゼン(o−DCB)の液
相混合物2.5gを、1:1:3:3の比で各吸着剤2
gに添加した。上澄液のない湿つた吸着物を得、従つて
米国特許第4,571,441号に特定されるガスクロマ
トグラフイーの分析は可能でなかつた。
い、フアウジヤサイトK−Y及びAg、K−Y型の2種
のゼオライトを準備した。n−ノナン、p−DCB、m
−DCB及びo−ジクロルベンゼン(o−DCB)の液
相混合物2.5gを、1:1:3:3の比で各吸着剤2
gに添加した。上澄液のない湿つた吸着物を得、従つて
米国特許第4,571,441号に特定されるガスクロマ
トグラフイーの分析は可能でなかつた。
【0027】対照実施例2及び3 この目的のために、対照実施例1からのゼオライトを、
実施例1〜4の方法に従い吸着選択性に関して検討し
た。結果は表1のV2及びV3を参照。
実施例1〜4の方法に従い吸着選択性に関して検討し
た。結果は表1のV2及びV3を参照。
【0028】対照実施例4及び5 ヨーロツパ特許第334,025号に記述されるものと
同様の方法で調製したLiX型ゼオライトを、そのp−
DCBに関する選択性を決定するために、実施例1〜4
による静的試験に供した。しかしながら本発明による実
施例と違つて、ヨーロツパ特許第334,025号で使
用された溶媒トルエンを1,2,4−トリクロルベンゼン
の代りに用いた。この静的試験を25℃(V4)及び8
0℃(V5)で行つた。結果を表1に示す。このように
行つた静的試験は、上述したように同業者が分離に適当
な吸着剤/溶媒系を見出す補助として役立ち、この結果
が例えばヨーロツパ特許第334,025号に記述され
るように連続式又は回分式工程に利用される。選択した
吸着剤/溶媒系が静的試験において分離効果を示さない
ならば、同業者はこの系を連続式又は回分式工程に用い
る考慮はしないであろう。
同様の方法で調製したLiX型ゼオライトを、そのp−
DCBに関する選択性を決定するために、実施例1〜4
による静的試験に供した。しかしながら本発明による実
施例と違つて、ヨーロツパ特許第334,025号で使
用された溶媒トルエンを1,2,4−トリクロルベンゼン
の代りに用いた。この静的試験を25℃(V4)及び8
0℃(V5)で行つた。結果を表1に示す。このように
行つた静的試験は、上述したように同業者が分離に適当
な吸着剤/溶媒系を見出す補助として役立ち、この結果
が例えばヨーロツパ特許第334,025号に記述され
るように連続式又は回分式工程に利用される。選択した
吸着剤/溶媒系が静的試験において分離効果を示さない
ならば、同業者はこの系を連続式又は回分式工程に用い
る考慮はしないであろう。
【0029】
【表1】 表 1 実施例 吸着剤 m-DCB重量% pDCB重量% αA/B 1 H-ZSM 5 99.6 0.4 1618 2 Na-ZSM 5 99.8 0.2 755 3 K-ZSM 99.2 0.8 68 4 Mg-ZSM 5 97.5 2.5 93 V1 Ag、K-Y ガスクロマトグラフイーでの 分析不能(本文参照) V2 K-Y 76.3 23.7 2 V3 Ag、K-Y 75.1 24.9 〜1 V4 Li-X 75.0 25.0 1 V5 Li-X 75.0 25.0 1 対照実施例2及び3は、僅かに1と異なる分離係数を示
す。異性体ジクロルベンゼンの分離はAg、K−Yを用
いて達成されず、K−Yの場合に非常に僅かなp−異性
体の分離が達成された。本発明による吸着剤/溶媒組合
せ物を用いて達成された分離係数は、対照実施例におい
て記述した材料系で達成されたものより数桁も大きかつ
た。またLiX及び溶媒(V4及びV5)としてのトル
エンを用いる場合には異性体ジクロルベンゼンの分離は
達成されなかつた。
す。異性体ジクロルベンゼンの分離はAg、K−Yを用
いて達成されず、K−Yの場合に非常に僅かなp−異性
体の分離が達成された。本発明による吸着剤/溶媒組合
せ物を用いて達成された分離係数は、対照実施例におい
て記述した材料系で達成されたものより数桁も大きかつ
た。またLiX及び溶媒(V4及びV5)としてのトル
エンを用いる場合には異性体ジクロルベンゼンの分離は
達成されなかつた。
【0030】実施例5〜9及び対照実施例6 溶媒に依存する吸着選択性を決定するために、m−DC
B 75重量%及びp−DCB 25重量%の混合物の5
%溶液10gを、それぞれの場合粉末形のNa−ZSM
5の2gと一緒に25℃で1時間撹拌した。次いでこ
の溶液をゼオライトから分離し、内部標準の添加後にガ
スクロマトグラフイーで検討した。
B 75重量%及びp−DCB 25重量%の混合物の5
%溶液10gを、それぞれの場合粉末形のNa−ZSM
5の2gと一緒に25℃で1時間撹拌した。次いでこ
の溶液をゼオライトから分離し、内部標準の添加後にガ
スクロマトグラフイーで検討した。
【0031】結果を表2に示す。
【0032】
【表2】 表 2 実施例 溶媒 m-DCB重量% p-DCB重量% αp/m 5 シクロヘキサン 98.8 1.2 876 6 o-キシレン 96.5 3.5 26 7 m-キシレン 99.2 0.8 664 8 メシチレン 99.6 0.4 710 9 3,4-ジクロルトルエ 99.3 0.7 129 V6 クロルベンゼン 75.0 25.0 1 表2は本方法で用いた溶媒の、分離結果に及ぼす影響を
明白に示している。クロルベンゼンを溶媒として用いる
場合、これは異性体ジクロルベンゼンの分離に適当な溶
媒として米国特許第4,571,441号に記述されてい
るものであるが、2つの異性体のいずれもが吸着され
ず、分離係数は1であつた。
明白に示している。クロルベンゼンを溶媒として用いる
場合、これは異性体ジクロルベンゼンの分離に適当な溶
媒として米国特許第4,571,441号に記述されてい
るものであるが、2つの異性体のいずれもが吸着され
ず、分離係数は1であつた。
【0033】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る: 1.m−及びp−ジクロルベンゼンの混合物を液相中に
おいてゼオライトで処理することによりそのような混合
物を分離するに当つて、混合物を、炭素数5〜15の環
式飽和炭化水素、炭素数8〜12のアルキル置換芳香族
炭化水素、及び炭素数6〜10及びハロゲン原子数1〜
3のハロゲン置換芳香族炭化水素、又はこれらの複数の
混合物の群からの、但し溶媒エチレンベンゼン、クロル
ベンゼン、p−キシレン、p−クロルトルエン及びジク
ロルベンゼンを除く溶媒中において、20〜250℃下
に、交換しうるカチオンとしてプロトン、メンデレーフ
元素周期律表の第I及びII主族のカチオン、希土類金
属のカチオン又はこれらの複数の混合物を含有するペン
タシル(pentasil)ゼオライトで処理し、濃縮されたm−
ジクロルベンゼンを濾液として除去し、そしてp−ジク
ロルベンゼンをペンタシルゼオライトからの脱着によつ
て得る、m−及びp−ジクロルベンゼン混合物の分離
法。
る: 1.m−及びp−ジクロルベンゼンの混合物を液相中に
おいてゼオライトで処理することによりそのような混合
物を分離するに当つて、混合物を、炭素数5〜15の環
式飽和炭化水素、炭素数8〜12のアルキル置換芳香族
炭化水素、及び炭素数6〜10及びハロゲン原子数1〜
3のハロゲン置換芳香族炭化水素、又はこれらの複数の
混合物の群からの、但し溶媒エチレンベンゼン、クロル
ベンゼン、p−キシレン、p−クロルトルエン及びジク
ロルベンゼンを除く溶媒中において、20〜250℃下
に、交換しうるカチオンとしてプロトン、メンデレーフ
元素周期律表の第I及びII主族のカチオン、希土類金
属のカチオン又はこれらの複数の混合物を含有するペン
タシル(pentasil)ゼオライトで処理し、濃縮されたm−
ジクロルベンゼンを濾液として除去し、そしてp−ジク
ロルベンゼンをペンタシルゼオライトからの脱着によつ
て得る、m−及びp−ジクロルベンゼン混合物の分離
法。
【0034】2.次の構造種:ZSM 5、ZSM 1
1、ZSM 8、ZSM 5/ZSM11−中間体、ゼー
タ1、ゼータ3、ZBM 10、ウルトラシル、ウルト
ラゼツト、TZ−01、NU−4、NU−5、AZ−1
をペンタシルゼオライトとして用いる上記1の方法。
1、ZSM 8、ZSM 5/ZSM11−中間体、ゼー
タ1、ゼータ3、ZBM 10、ウルトラシル、ウルト
ラゼツト、TZ−01、NU−4、NU−5、AZ−1
をペンタシルゼオライトとして用いる上記1の方法。
【0035】3.次の構造種:ZSM 5、ZSM 8、
ZSM 11及びZSM 5/ZSM11−中間体をペン
タシルゼオライトとして用いる上記2の方法。
ZSM 11及びZSM 5/ZSM11−中間体をペン
タシルゼオライトとして用いる上記2の方法。
【0036】4.次の構造種:ZSM 5及びZSM 1
1をペンタシルゼオライトとして用いる上記3の方法。
1をペンタシルゼオライトとして用いる上記3の方法。
【0037】5.m−ジクロルベンゼンを少くとも50
重量%含有する混合物を用いる上記1の方法。
重量%含有する混合物を用いる上記1の方法。
【0038】6.m−ジクロルベンゼンを70重量%以
上含有する混合物を用いる上記5の方法。
上含有する混合物を用いる上記5の方法。
【0039】7.炭素数5〜12の環式飽和炭化水素、
炭素数8〜10及びそれぞれ炭素数3までであるが、合
計して4より多くないアルキル基1〜3を有するアルキ
ル置換ベンゼン、及び炭素数6〜8及び塩素数1〜3の
塩素化ベンゼン誘導体の群からの、但しエチルベンゼ
ン、クロルベンゼン及びジクロルベンゼンを除く溶媒1
種又はそれ以上を用いる上記1の方法。
炭素数8〜10及びそれぞれ炭素数3までであるが、合
計して4より多くないアルキル基1〜3を有するアルキ
ル置換ベンゼン、及び炭素数6〜8及び塩素数1〜3の
塩素化ベンゼン誘導体の群からの、但しエチルベンゼ
ン、クロルベンゼン及びジクロルベンゼンを除く溶媒1
種又はそれ以上を用いる上記1の方法。
【0040】8.シクロヘキサン、o−チシレン、m−
キシレン、メシチレン、1,2,4−トリクロルベンゼ
ン、3,4−ジクロルトルエン又は複数のこれらの混合
物を用いる上記7の方法。
キシレン、メシチレン、1,2,4−トリクロルベンゼ
ン、3,4−ジクロルトルエン又は複数のこれらの混合
物を用いる上記7の方法。
【0041】9.ペンタシルゼオライトの量単位当り
0.05〜2、好ましくは0.1〜1、特に好ましくは
0.2〜0.8量単位のジクロルベンゼン混合物を用いる
上記1の方法。
0.05〜2、好ましくは0.1〜1、特に好ましくは
0.2〜0.8量単位のジクロルベンゼン混合物を用いる
上記1の方法。
【0042】10.20〜200℃で行う上記1の方
法。
法。
フロントページの続き (72)発明者 ロター・プツペ ドイツ連邦共和国デー5093ブルシヤイト・ アムバイアー10アー (72)発明者 カイ・レールク ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユグ ラートバツハ2・オーデンタラーマルクベ ーク36 (72)発明者 ロルフ・グロサー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・ゲレルトシユトラーセ9 (72)発明者 ハンス−インゴルフ・パウル ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ハー ネンベーク3
Claims (1)
- 【請求項1】 m−及びp−ジクロルベンゼンの混合物
を液相中においてゼオライトで処理することによりその
ような混合物を分離するに当つて、混合物を、炭素数5
〜15の環式飽和炭化水素、炭素数8〜12のアルキル
置換芳香族炭化水素、及び炭素数6〜10及びハロゲン
原子数1〜3のハロゲン置換芳香族炭化水素、又は複数
のこれらの混合物の群からの、但し溶媒エチルベンゼ
ン、クロルベンゼン、p−キシレン、p−クロルトルエ
ン及びジクロルベンゼンを除く溶媒中において、20〜
250℃下に、交換しうるカチオンとしてプロトン、メ
ンデレーフ元素周期律表の第I及びII主族のカチオ
ン、希土類金属のカチオン又は複数のこれらの混合物を
含有するペンタシルゼオライトで処理し、濃縮されたm
−ジクロルベンゼンを濾液として除去し、そしてp−ジ
クロルベンゼンをペンタシルゼオライトからの脱着によ
つて得る、m−及びp−ジクロルベンゼン混合物の分離
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4218841.5 | 1992-06-09 | ||
DE4218841A DE4218841A1 (de) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | Verfahren zur Trennung von Gemischen von m- und p-Dichlorbenzol |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656716A true JPH0656716A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=6460626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5156319A Pending JPH0656716A (ja) | 1992-06-09 | 1993-06-03 | m−及び−p−ジクロルベンゼン混合物の分離法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5386067A (ja) |
JP (1) | JPH0656716A (ja) |
DE (1) | DE4218841A1 (ja) |
FR (1) | FR2691964B1 (ja) |
IT (1) | IT1261700B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4325484A1 (de) * | 1993-07-29 | 1995-02-02 | Bayer Ag | Verfahren zur Trennung von Gemischen von m- und p-Dichlorbenzol |
CN101891586B (zh) * | 2010-08-19 | 2012-12-26 | 江苏隆昌化工有限公司 | 一种从固废氯化苯焦油中提取高纯度间二氯苯工艺 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2855940C2 (de) * | 1978-12-23 | 1980-08-21 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Auftrennung von Dichlorbenzol enthaltenden Isomerengemischen unter Gewinnung von ortho-, meta- und/oder para-Dichlorbenzol |
JPS59122433A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-14 | Toray Ind Inc | 3,5−キシレノ−ルの分離回収方法 |
JPS61268636A (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-28 | Toray Ind Inc | ジクロルベンゼン異性体の分離方法 |
JPS62175433A (ja) * | 1986-01-28 | 1987-08-01 | Hodogaya Chem Co Ltd | ジクロロベンゼン異性体の分離方法 |
JPS63196530A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-15 | Hodogaya Chem Co Ltd | m−ジクロロベンゼンの選択的分離法 |
EP0334025B2 (en) * | 1988-02-26 | 1995-12-20 | Toray Industries, Inc. | Process for the separation of halogenated benzene derivatives |
US4996380A (en) * | 1989-11-08 | 1991-02-26 | Uop | Process for extracting meta-dichlorobenzene from isomer mixtures with mixed alkali metal exchanged X zeolite adsorbents |
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1992
- 1992-06-09 DE DE4218841A patent/DE4218841A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-06-03 IT ITRM930369A patent/IT1261700B/it active IP Right Grant
- 1993-06-03 JP JP5156319A patent/JPH0656716A/ja active Pending
- 1993-06-08 FR FR9306842A patent/FR2691964B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-06-01 US US08/252,154 patent/US5386067A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2691964B1 (fr) | 1995-01-06 |
ITRM930369A1 (it) | 1994-12-03 |
US5386067A (en) | 1995-01-31 |
ITRM930369A0 (it) | 1993-06-03 |
FR2691964A1 (fr) | 1993-12-10 |
DE4218841A1 (de) | 1993-12-16 |
IT1261700B (it) | 1996-05-29 |
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